JP2007052164A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 現像器に新たなトナーが補充されたか現像器自体が交換された可能性があると判断した場合に、現像器内をアジテータで所定時間攪拌する画像形成装置において、アジテータによる攪拌中に転写ローラに付着したトナーをクリーニングする手段を提供する。
【解決手段】 本画像形成装置1は、現像器9に新たなトナーTが補充されたか又は現像器9が他の現像器9に交換された可能性があると判断した場合に、アジテータ20で2成分現像剤Gを所定時間攪拌するものであって、アジテータ20の駆動開始から停止までの間に、転写ローラ10に対して転写バイアスが印加されるものである。
【選択図】 図3
【解決手段】 本画像形成装置1は、現像器9に新たなトナーTが補充されたか又は現像器9が他の現像器9に交換された可能性があると判断した場合に、アジテータ20で2成分現像剤Gを所定時間攪拌するものであって、アジテータ20の駆動開始から停止までの間に、転写ローラ10に対して転写バイアスが印加されるものである。
【選択図】 図3
Description
現像器に新たなトナーが補充されたか又は現像器自体が交換された可能性があると判断した場合に、現像器内をアジテータで所定時間攪拌する画像形成装置に関する。
多くのコピー機やファクシミリ機等は、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成装置として機能する。図8は、従来の画像形成装置の一例を示す模式図である。この画像形成装置70では、ユーザから印字命令が出されると、表面に感光層が形成されてなる感光ドラム71が帯電器72により帯電され、記録すべき画像データに応じた光が露光器73から照射されることで感光ドラム71上に静電潜像が形成され、該静電潜像に対して現像器74から静電潜像と逆極性に帯電されたトナーが供給されることでトナー像が形成される。一方、このようなプリント動作の開始に伴い、給紙カセット75にセットされた記録紙Pが、ピックアップローラ76によって搬送路77に順次繰り込まれる。そして、感光ドラム71と転写ローラ78が圧接されてなる転写ニップ位置79を記録紙Pが通過する際に、感光ドラム上のトナー像と逆極性の転写バイアスが転写ローラに印加されることにより、トナー像が静電力を受けて記録紙Pに転移する。その後、記録紙Pは、搬送路77を更に下流側へ搬送され、定着器80によって加熱・加圧されることで記録紙P上のトナー像が定着された後、搬送路77の最下流部に設けられた排紙ローラ81によって排紙トレイ82へと排出されるものとなっている。一方、トナー像転写後の感光ドラム71は、その表面が除電ランプ83によって除電された後、再び帯電器72によってその表面が帯電されるものとなっている。
現像器74は、図8に示すように、トナーとキャリアからなる2成分現像剤Gを収容してなるケーシング84の内部に、2成分現像剤G中のトナーを感光ドラム71に供給する現像ローラ85と、2成分現像剤Gを攪拌しながら現像ローラ85側へ搬送する一対のアジテータ86とが設けられる一方、ケーシング84の外部に、トナーTを格納したトナーホッパー87が着脱可能に設けられたものである。
このように構成される画像形成装置70では、使用に連れ2成分現像剤Gのトナー濃度が低下して画像品質が劣化することを防止するため、2成分現像剤Gのトナー濃度を常時検出し、トナー濃度の低下を検知するとトナーホッパー87から現像器74にトナーTを補充することにより、2成分現像剤Gのトナー濃度を一定に保つものとなっている。また、トナーホッパー87内のトナーTの量が少なくなるとユーザに対してトナー切れを報知し、これを受けたユーザがトナーホッパー87を取り外してトナーTの充填されたトナーホッパー87と交換することにより、トナー切れを解消することが可能となっている。ここで、トナーホッパー87が交換された可能性があると判断されると、いわゆる現像器74のイニシャライズが実行される。すなわち、アジテータ86を駆動して2成分現像剤Gを攪拌することにより補充されたトナーTを帯電させるとともに、2成分現像剤Gのトナー濃度を検出し、所定の目標濃度値に達していればアジテータ86を停止して待機状態となる。また、トナー濃度が目標濃度値に満たない場合は、目標濃度値になるまでトナーホッパー87から現像器84にトナーTを補充してからアジテータ86を停止する。一方、この現像器84のイニシャライズ実行中は、転写ローラ78には転写バイアスが印加されていない。
また、使用によって消費されたトナーTを補充する手段としては、トナーホッパー87を交換する方法以外に、現像器84自体を交換する方法もある。例えば、図に詳細は示さないが、いわゆる1成分現像方式の現像器を備える画像形成装置では、現像器が装置本体に着脱可能に設けられ、現像器内のトナー残量が少なくなると、ユーザが現像器を新品のものと交換することでトナー切れを解消するものとなっている。このような画像形成装置では、現像器が交換された可能性があると判断した場合、アジテータで現像器内を所定時間攪拌しながら、現像器内におけるトナーの有無を検出することにより、現像器が交換されたか否かを検知するものとなっている。
ところで、このように感光ドラム71と転写ローラ78の間に記録紙Pをニップする画像形成装置では、転写ローラ78が感光ドラム71に圧接されているため、転写ニップ位置79に記録紙Pが存在しない時に、感光ドラム71に付着したトナーT等の汚れが転写ローラ78に転移すると、その後の画像形成時に記録紙Pの裏面がトナーTで汚れるという問題がある。このような問題を防止する手段としては、転写ニップ位置79に記録紙Pが存在しない時に、転写ローラ78に対して所定の極性の転写バイアスを、転写ローラ78が1回転に要する時間以上に渡って印加した後、転写バイアスの極性を反転した上で同じ時間だけ印加する方法が従来用いられている(特許文献1参照)。この方法によれば、転写ローラ78に付着したトナーTのうち転写バイアスと同極性のトナーTが静電力を受けて感光ドラム71へ戻されるため、転写ローラ78をその全周に渡ってクリーニングすることができる。
しかし、従来の画像形成装置70では、トナーホッパー87の交換直後や現像器84の交換直後は現像器84内のトナーTが不安定な帯電状態にあるにも拘わらず、転写ローラ78に対して転写バイアスが印加されていないため、現像ローラ85から感光ドラム71に転移したトナーTが転写ローラ78に転移しやすく、その後のプリント動作時に記録紙Pの裏面がトナーTで汚れるという問題が生じる。より詳細に説明すると、トナーホッパー87の交換直後や現像器84の交換直後であって、アジテータ86による十分な攪拌が行われる前は、現像器84内には、正常に帯電された正規チャージトナーの他に、本来の帯電極性とは逆極性に帯電された逆チャージトナーや不安定な帯電状態にある帯電不良トナーが多く存在している。このように、トナーTが不安定な帯電状態にある時に、現像ローラ85に対して現像バイアスが印加されると、帯電不良トナーや逆チャージトナーを多く含んだトナーTが転写ローラ78から感光ドラム71へ転移し、更にこれらが転写ローラ78へ転移することにより、プリント動作時に記録紙Pの裏面がトナーTで汚れるという問題が生じる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、現像器に新たなトナーが補充されたか現像器自体が交換された可能性があると判断した場合に、現像器内をアジテータで所定時間攪拌する画像形成装置において、アジテータによる攪拌中に、不安定な帯電状態にあるトナーが現像器から感光ドラムを経て転写ローラに付着するのを防止し、且つ、転写ローラに付着したトナーをクリーニングする手段を提供する。
上記目的を達成するための請求項1記載の画像形成装置は、トナーを包含してなる現像剤を収容するとともに該現像剤を攪拌して帯電させるアジテータを備え、感光ドラム上に形成された静電潜像に帯電トナーを供給してトナー像化する現像器が、外部から新たなトナーを補充可能に又は装置本体に着脱可能に設けられる一方、前記感光ドラムに圧接されて転写ニップ位置を形成し、該転写ニップ位置を記録紙が通過する時に前記トナー像と逆極性の転写バイアスが印加されることで前記トナー像を記録紙に転写する転写ローラが設けられ、前記現像器に新たなトナーが補充されたか又は前記現像器が他の現像器に交換された可能性があると判断した場合に、前記アジテータで現像剤を所定時間攪拌する画像形成装置において、前記アジテータの駆動開始から停止までの間に、前記転写ローラに対して転写バイアスが印加されるものである。
請求項2記載の画像形成装置は、前記アジテータで現像剤を所定時間攪拌している間にトナー濃度が検出され、前記転写バイアスの印加は、現像剤のトナー濃度が所定の目標濃度値になったことを検知した後に行われるものである。
請求項3記載の画像形成装置は、トナーを収容するとともに該トナーを攪拌するためのアジテータを備え、感光ドラム上に形成された静電潜像に帯電トナーを供給してトナー像化する現像器が、装置本体に着脱可能に設けられる一方、前記感光ドラムに圧接されて転写ニップ位置を形成し、該転写ニップ位置を記録紙が通過する時に前記トナー像と逆極性の転写バイアスが印加されることで前記トナー像を記録紙に転写する転写ローラが設けられ、前記現像器が他の現像器に交換された可能性があると判断した場合に、前記アジテータを所定時間駆動する画像形成装置において、前記アジテータの駆動開始から停止までの間に、前記転写ローラに対して転写バイアスが印加されるものである。
請求項4記載の画像形成装置は、前記アジテータを所定時間駆動している間にトナー量が検出され、前記転写バイアスの印加は、前記現像器内におけるトナー量の検出が完了した後に行われるものである。
請求項5記載の画像形成装置は、前記転写バイアスの印加は、前記トナー像の転写時と同極性である正規バイアスと逆極性である逆バイアスそれぞれが、少なくとも前記転写ローラが1回転するのに要する時間ずつ印加されるものである。
請求項6記載の画像形成装置は、正規バイアスと逆バイアスのうち、少なくとも一方が複数回印加されるものである。
本発明の請求項1に係る画像形成装置によれば、トナーを包含してなる現像剤例えば2成分現像剤を現像器に収容した画像形成装置において、現像器に新たなトナーが補充された直後又は現像器自体が交換された直後であって、現像器内のトナーが不安定な帯電状態にある時に、現像器から感光ドラムへ転移したトナーが転写ローラへ転移することを防止することができるとともに、転写ローラに付着したトナーを感光ドラムへ戻すことで転写ローラをクリーニングすることができる。これにより、その後のプリント動作時に記録紙の裏面がトナーで汚れることを防止することができる。
本発明の請求項2に係る画像形成装置によれば、アジテータで十分攪拌されて現像剤中のトナーが安定した帯電状態となった後に、転写ローラのクリーニングを行うので、クリーニング終了後に感光ドラム上のトナーが転写ローラに転移するのを低減することができる。これにより、転写ローラをより確実にクリーニングすることができる。
本発明の請求項3に係る画像形成装置によれば、いわゆる1成分トナーを現像器に収容した画像形成装置において、現像器自体が交換された直後であって、現像器内のトナーが不安定な帯電状態にある時に、現像器から感光ドラムへ転移したトナーが転写ローラへ転移することを防止することができるとともに、転写ローラに付着したトナーを感光ドラムへ戻すことで転写ローラをクリーニングすることができる。これにより、その後のプリント動作時に記録紙の裏面がトナーで汚れることを防止することができる。
本発明の請求項4に係る画像形成装置によれば、現像器内のトナーが安定した帯電状態となった後に、転写ローラのクリーニングを行うので、クリーニング終了後に感光ドラム上のトナーが転写ローラに転移するのを低減することができる。これにより、転写ローラをより確実にクリーニングすることができる。
本発明の請求項5に係る画像形成装置によれば、正規バイアスと逆バイアスそれぞれが、少なくとも転写ローラが1回転するのに要する時間ずつ印加されるので、転写ローラの全周に渡って、正規チャージトナーと逆チャージトナーの両方を感光ドラムへ戻すことができる。
本発明の請求項6に係る画像形成装置によれば、1回目のバイアス印加では除去し切れずに転写ローラに残留したトナーを、2回目以降のバイアス印加によってより確実に転写ローラから除去することができる。
以下、本発明の実施例に係る画像形成装置について図面に基づいて説明する。本画像形成装置は、原稿の複写機能、ファクシミリ通信機能、インターネットファクシミリ通信機能等を備えるコピー・ファクシミリ複合機であって、原稿から読み取った画像データやファクシミリ受信した画像データに基づいて記録紙に画像を形成するものである。もちろん、コピー・ファクシミリ複合機に限られず、例えば、複写機能のみを備えるコピー専用機や、ファクシミリ通信機能のみを備えるファクシミリ専用機として本画像形成装置を構成することも可能である。
図1及び図2は、本実施例に係る画像形成装置1の画像形成部を示す図であり、図1は概略縦断面図、図2は回路構成を示す模式図である。図1に示すように、本画像形成装置1は、記録紙Pを格納するための給紙カセット2と、該給紙カセット2内の記録紙Pを搬送路3に繰り出すピックアップローラ4と、該ピックアップローラ4の下流側に配置されたレジストローラ対5と、表面に感光層が形成されモータ(不図示)によって回転駆動される感光ドラム6と、該感光ドラム6の表面を帯電させる帯電器7と、感光ドラム6の表面に光を照射する露光器8と、感光ドラム6の表面にトナーを供給する現像器9と、感光ドラム6に圧接されて搬送路3を搬送される記録紙Pを感光ドラム6との間にニップする転写ローラ10と、感光ドラム6の表面に光を照射して除電する除電ランプ11と、感光ドラム6の表面からトナーや紙粉等の異物を除去する清掃器12と、記録紙Pを加熱・加圧する定着器13と、搬送路3の最下流部に配置され記録紙Pを排紙トレイ14へ排出する排紙ローラ対15と、を具備してなるものである。
このように構成される画像形成装置1では、ユーザから印字命令が出されると、感光ドラム6の表面が帯電器7によって一様に帯電され、記録すべき画像データに応じた光を露光器8から照射して感光ドラム6上の電荷を部分的に除去することで静電潜像を形成し、該静電潜像に現像器9からトナーを供給することでトナー像を形成する。一方、このようなプリント動作の開始に伴い、給紙カセット2に格納された記録紙Pがピックアップローラ4によって最上紙から1枚ずつ取り出されて搬送路3へ繰り込まれる。この記録紙Pは、静止状態にあるレジストローラ対5に突き当たって撓むことで搬送中に生じた斜行が是正されるとともに、レジストローラ対5が回転することにより感光ドラム6での像形成にタイミングを合わせて転写ニップ位置16に送り込まれる。この転写ニップ位置16において、記録紙Pは転写ローラ10によって感光ドラム6に圧接されるが、この際、転写ローラ10に対して感光ドラム6上のトナー像の帯電極性とは逆極性の電圧を印加することにより、トナー像が記録紙Pに転写される。更に、記録紙Pは搬送路3を下流側へ搬送され、定着器13によって加熱・加圧されることにより、記録紙P上のトナー像が定着する。その後、記録紙Pは排紙ローラ対15によって排紙トレイ14へと排出される。一方、トナー像転写後の感光ドラム6は、除電ランプ11によってその表面が除電された後、表面に残留したトナーや紙粉等が清掃器12によって除去される。そして、帯電器7によって再度その表面が帯電されるものとなっている。
前記現像器9は、感光ドラム6の回転方向に向かって露光器8の下流側に設けられ、感光ドラム6上に形成された静電潜像をいわゆる2成分現像方式でトナー像化するものである。この現像器9は、図2に示すように、非磁性トナーと磁性粒子であるキャリアとからなる2成分現像剤Gを収容するためのケーシング17と、該ケーシング17に形成された開口から一部を露出させるようにして設けられた現像ローラ18と、該現像ローラ18から所定の間隔をあけて設けられたブレード19と、2成分現像剤Gを攪拌しながら現像ローラ18側へ搬送する左右一対のアジテータ20と、2成分現像剤Gのトナー濃度を検出するトナー濃度センサ21と、ケーシング17の外部に着脱可能に設けられトナーTを格納してなるトナーホッパー22と、を具備してなるものである。
現像ローラ18は、ケーシング17内の2成分現像剤Gを捕捉してそのうちトナーだけを感光ドラム6に供給することにより、感光ドラム6上に形成された静電潜像をトナー像化するものである。この現像ローラ18は、図2に示すように、マグネットからなり固定配置されたマグローラ23の周囲に金属製のスリーブ24が回転自在に設けられたものであり、マグローラ23の磁力によってスリーブ24の周囲に2成分現像剤Gを吸着保持するものとなっている。より詳細に説明すると、マグローラ23は、例えばその周方向にN極(N1),S極(S1),S極(S2),N極(N2),S極(S3)の順に5つの磁極が設けられており、同極同士であるS1とS2の接合部であって2成分現像剤Gに対する吸着力が作用しない部分がケーシング17内に位置するように固定配置されている。この現像ローラ18は、現像バイアス用電源25に接続されており、この現像バイアス用電源25の動作がプリンタコントローラ26によって制御されている。
このように構成される現像ローラ18では、スリーブ24の表面に吸着保持された2成分現像剤Gが、スリーブ24の回転によって感光ドラム6側へ搬送され、ブレード19によって薄層化される。そして、現像ローラ18に対して現像バイアスが印加されると、図に詳細は示さないが、現像ローラ18に吸着保持された2成分現像剤Gは、現像ローラ18と感光ドラム6の表面電位差によって、トナーTを保持した状態のキャリアが現像ローラ18上にキャリア穂を形成する。このキャリア穂が感光ドラム6に接触することによって、トナーTのみが感光ドラム6に供給されるものとなっている。その後、感光ドラム6に供給されることなくスリーブ24上に残留したトナーTやキャリアは、スリーブ24が回転してマグローラ23におけるS1とS2の接合部を通過する時に、スリーブ24表面から剥がれ落ちてケーシング17内に回収されるものとなっている。
アジテータ20は、ケーシング17内の2成分現像剤Gを攪拌してトナー濃度を均一化させながら現像ローラ18側へ搬送するものである。このアジテータ20は、図2に示すように、前記モータ27によって回転駆動される駆動軸28の周囲に攪拌羽根29が設けられてなるものであり、モータ27のON/OFFがプリンタコントローラ26によって制御されている。尚、本実施例では、感光ドラム6を駆動するモータ27でアジテータ20を駆動しているが、アジテータ20を駆動するモータを、感光ドラム6を駆動するモータ27と別個独立に設けることももちろん可能である。
トナー濃度センサ21は、2成分現像剤Gのトナー濃度を検出するものであって、例えば磁気センサを用いることができる。このトナー濃度センサ21の出力信号は、図2に示すように、トナーコントローラ30に入力され、これに基づいてトナーコントローラ30がトナーホッパー22の動作を制御するものとなっている。また、トナーコントローラ30は、プリンタコントローラ26によってその動作が制御されている。このような構成により、2成分現像剤Gのトナー濃度をトナー濃度センサ21で常時検出し、トナーTの消費によるトナー濃度の低下をトナー濃度センサ21が検出すると、トナーコントローラ30が、トナーホッパー22から現像器9にトナーTを補充することにより、トナー濃度を一定に保つものとなっている。また、トナーホッパー22内のトナーTの量が少なくなるとユーザに対してトナー切れが報知され、これを受けたユーザが、図に詳細は示さないが、装置本体に開閉可能に設けられた開閉カバーを開き、トナーホッパー22を取り外してトナーTの充填されたトナーホッパー22と交換することにより、トナー切れを解消することが可能となっている。ここで、図2に示すように、開閉カバーの近傍にはその開閉を検知するためのカバーセンサ31が設けられ、該カバーセンサ31の検知結果がプリンタコントローラ26に入力されている。そして、カバーセンサ31によって開閉カバーの閉止が検知されると、プリンタコントローラ26は、トナーホッパー22が交換された可能性があると判断して、現像器9のイニシャライズを実行するものとなっている。すなわち、プリンタコントローラ26は、アジテータ20を駆動して2成分現像剤Gを攪拌することにより、現像器9に新たに補充されたトナーTを帯電させるとともに、トナーコントローラ30を制御して2成分現像剤Gのトナー濃度検出を開始する。その結果、トナー濃度が所定の目標濃度値に達している場合は、プリント動作の開始に備えて待機状態となり、トナー濃度が目標濃度値に満たない場合は目標濃度値になるまでトナーホッパー22から現像器9にトナーTを補充する。尚、本発明において現像器9のイニシャライズとは、アジテータ20の駆動開始から2成分現像剤Gのトナー濃度が目標濃度値となったことを検知するまでを意味している。このような現像器9のイニシャライズを実行することにより、トナーホッパー22を交換した直後から良好な画像品質を実現することが可能となっている。
前記転写ローラ10は、図に示すように、感光ドラム6の回転方向に向かって現像器9の下流側の位置に、感光ドラム6に圧接して設けられたものである。この転写ローラ10は、図2に示すように、転写バイアス用電源32に接続され、該転写バイアス用電源32の動作がプリンタコントローラ26によって制御されている。これにより、転写ローラ10に対して正極性または負極性の転写バイアスを選択的に印加可能となっている。
本画像形成装置1は、トナーホッパー22が交換された可能性があると判断した場合に行われる現像器9のイニシャライズ実行中に或いはイニシャライズ完了後に転写ローラ10に転写バイアスを印加することを特徴としている。このように、現像器9のイニシャライズと前後して転写ローラ10に転写バイアスを印加するのは、トナーホッパー22が交換されて現像器9に新たなトナーTが補充された直後であって、2成分現像剤Gがアジテータ20で十分攪拌される前は、2成分現像剤G中には正常に帯電された正規チャージトナーの他に、本来の帯電極性とは逆極性に帯電された逆チャージトナーや不安定な帯電状態にある帯電不良トナーが多く存在している。このようにトナーTの帯電極性が不安定な状態にあるイニシャライズ中に、現像ローラ18に対して現像バイアスが印加されると、帯電不良トナーや逆チャージトナーを多く含んだトナーTが現像ローラ18から感光ドラム6へ転移し、更にこれらが転写ローラ10へ転移することにより、プリント動作時に記録紙Pの裏面がトナーで汚れるという問題が生じる。本発明は、この問題を防止すべく、現像器9のイニシャライズ実行中或いはイニシャライズ完了後に転写ローラ10に転写バイアスを印加することにより、その表面をクリーニングしている。
以下、トナーホッパー22が交換された可能性があると判断した場合の、その後の現像器9と転写ローラ10の動作制御について説明する。図3は、現像器9と転写ローラ10の動作制御の第1実施例を示すタイムチャートである。本実施例は、現像器9のイニシャライズ実行中に転写ローラ10のクリーニングを行うことを特徴としている。すなわち、図3に示すように、プリンタコントローラ26は、時刻T0に前記モータ27の動作を制御するモータ27信号をONしてアジテータ20による2成分現像剤Gの攪拌を開始するとともに、前記トナーコントローラ30を制御して2成分現像剤Gのトナー濃度の検出を開始する。一方、プリンタコントローラ26は、この時刻T0に同期して、前記転写バイアス用電源32の動作を制御する転写バイアス信号を−ONすることにより、転写ローラ10に対しトナー像転写時と逆極性である逆バイアスの印加を開始する。この逆バイアスの印加により、転写ローラ10に付着したトナーTのうち正規チャージトナーが、静電力で感光ドラム6へ戻されて図2に示す清掃器12によって回収される。また、これとは逆に、感光ドラム6に付着したトナーTのうち帯電不良トナーや逆チャージトナーは、逆バイアスの印加によって感光ドラム6から転写ローラ10に転移する。
その後、プリンタコントローラ26は、時刻T0から所定時間経過後の時刻T1に、転写バイアス信号を+ONすることにより、転写ローラ10に対しトナー像転写時と同極性である正規バイアスの印加を開始する。これにより、前記逆バイアスの印加時に感光ドラム6から転写ローラ10に転移した帯電不良トナーや逆チャージトナーが、静電力で感光ドラム6へ戻されて清掃器12によって回収される。一方、この正規バイアスの印加により、感光ドラム6に付着したトナーTのうち前記逆バイアスの印加時に回収し切れずに感光ドラム6上に残留した正規チャージトナーが、感光ドラム6から転写ローラ10に転移する。
そして、プリンタコントローラ26は、正規バイアスを時刻T2まで印加した後、転写バイアス信号を−ONして再度逆バイアスの印加を開始する。この逆バイアスの2回目の印加により、前記正規バイアスの印加時に感光ドラム6から転写ローラ10に転移した正規チャージトナーが、転写ローラ10から感光ドラム6へ戻されて清掃器12によって回収される。尚、トナー全体に占める割合が正規チャージトナーに比べて圧倒的に少ない帯電不良トナーや逆チャージトナーは、前記正規バイアスの印加時にほぼ完全に清掃器12によって回収されて感光ドラム6上には残留していないため、2回目の逆バイアスの印加によって、帯電不良トナーや逆チャージトナーが感光ドラム6から転写ローラ10に転移することはない。この逆バイアスは、図2に示すように、時刻T3まで印加される。この時刻T3は、現像器9のイニシャライズが完了する時刻、すなわち2成分現像剤Gのトナー濃度が目標濃度値となる時刻である。プリンタコントローラ26は、時刻T3にモータ信号をOFFしてアジテータ20による2成分現像剤Gの攪拌を終了するとともに、転写バイアス信号をOFFして転写ローラ10のクリーニングを終了する。これにより、現像器9と転写ローラ10は、ユーザから印字命令が発せられるのを待機した状態となる。
図4は、現像器9と転写ローラ10の動作制御の第2実施例を示すタイムチャートである。本実施例は、現像器9のイニシャライズ実行中に転写ローラ10のクリーニングを行う点で第1実施例と共通しているが、正規バイアスと逆バイアスの印加順序が第1実施例と逆になっている。すなわち、プリンタコントローラ26は、図4に示すように、時刻T0から時刻T1まで転写ローラ10に正規バイアスを印加して帯電不良トナーや逆チャージトナーを除去・回収した後、時刻T1から時刻T2まで逆バイアスを印加して正規チャージトナーを除去・回収し、最後に正規バイアスを再度印加して、1回目の正規バイアスの印加によって回収し切れなかった帯電不良トナーや逆チャージトナーを除去・回収する。それ以外の点については第1実施例と同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
図5は、現像器9と転写ローラ10の動作制御の第3実施例を示すタイムチャートである。本実施例は、現像器9のイニシャライズ実行中とイニシャライズ完了後の両方に、転写ローラ10のクリーニングを行うことを特徴としている。すなわち、プリンタコントローラ26は、図5にしめすように、時刻T0にモータ信号をONしてアジテータ20による2成分現像剤Gの攪拌を開始するとともに、トナーコントローラ30を制御して2成分現像剤Gのトナー濃度の検出を開始する。一方、プリンタコントローラ26は、モータ信号ONに同期して、転写バイアス信号を−ONして転写ローラ10に逆バイアスの印加を開始する。この逆バイアスの印加により、転写ローラ10に付着したトナーTのうち正規チャージトナーが、静電力で感光ドラム6へ戻されて清掃器12によって回収される。一方、この逆バイアスの印加によって、感光ドラム6に付着したトナーTのうち帯電不良トナーや逆チャージトナーが、感光ドラム6から転写ローラ10に転移する。プリンタコントローラ26は、時刻T0から所定時間経過後の時刻T1まで逆バイアスを印加した後、転写バイアス信号をOFFして転写バイアスの印加を停止する。
その後、プリンタコントローラ26は、図5に示すように、時刻T1から所定時間経過後の時刻T2に、転写バイアス信号を+ONして正規バイアスの印加を開始する。この時刻T2は、現像器9のイニシャライズ完了時刻であって、前述のように、2成分現像剤Gのトナー濃度が目標濃度値となったことを検知する時刻を意味している。この正規バイアスの印加により、転写ローラ10上の帯電不良トナーや逆チャージトナーが感光ドラム6へ戻されて清掃器12によって回収される一方、前記逆バイアスの印加によっては回収し切れずに感光ドラム6上に残留した正規チャージトナーが転写ローラ10に転移する。その後、プリンタコントローラ26は、時刻T3まで正規バイアスを印加した後、転写バイアス信号を−ONして逆バイアスの印加を開始する。この2回目の逆バイアスの印加によって、前記正規バイアスの印加時に感光ドラム6から転写ローラ10に転移した正規チャージトナーが、転写ローラ10から感光ドラム6へ戻されて清掃器12によって回収される。これにより、1回目の逆バイアスの印加時に転写ローラ10から除去・回収し切れなかった正規チャージトナーを確実に回収することが可能となっている。尚、前記正規バイアスの印加時に、感光ドラム6上の帯電不良トナーや逆チャージトナーはほぼ完全に回収されるため、2回目の逆バイアスの印加によって、帯電不良トナーや逆チャージトナーが感光ドラム6から転写ローラ10に転移することはない。その後、プリンタコントローラ26は、時刻T4まで逆バイアスを印加した後、転写バイアス信号をOFFして転写バイアスの印加を停止するとともに、この転写ローラ10のクリーニングの終了に同期して、モータ信号をOFFしてアジテータ20を停止させる。これにより、現像器9と転写ローラ10は、ユーザから印字命令が発せられるのを待機した状態となる。
図6は、現像器9と転写ローラ10の動作制御の第4実施例を示すタイムチャートである。本実施例は、現像器9のイニシャライズ完了後に、転写ローラ10のクリーニングを行うことを特徴としている。このように、現像器9のイニシャライズが完了して2成分現像剤G中のトナーTの帯電極性が安定した後に転写ローラ10のクリーニングを行うことにより、クリーニング終了後に現像器9から感光ドラム6にトナーTが転移して転写ローラ10が汚れることがないため、より確実に転写ローラ10のクリーニングを行うことができるという利点がある。図6に示すように、プリンタコントローラ26は、時刻T0にモータ信号をONしてアジテータ20による2成分現像剤Gの攪拌を開始するとともに、トナーコントローラ30を制御して2成分現像剤Gのトナー濃度の検出を開始する。一方、プリンタコントローラ26は、時刻T0から所定時間経過後の時刻T1に、転写バイアス信号を−ONして転写ローラ10に逆バイアスの印加を開始する。これにより、転写ローラ10上の正規チャージトナーが、感光ドラム6へ戻されて清掃器12によって回収される一方、感光ドラム6上の帯電不良トナーや逆チャージトナーが転写ローラ10に転移する。
その後、プリンタコントローラ26は、時刻T1から所定時間経過後の時刻T2に、転写バイアス信号を+ONして正規バイアスの印加を開始する。これにより、前記逆バイアスの印加時に感光ドラム6から転写ローラ10に転移した帯電不良トナーや逆チャージトナーが、転写ローラ10から感光ドラム6へ戻されて清掃器12によって回収される。一方、前記逆バイアスの印加時に回収し切れずに感光ドラム6上に残留した正規チャージトナーが、正規バイアスの印加によって感光ドラム6から転写ローラ10に転移する。更に、プリンタコントローラ26は、時刻T2から所定時間経過後の時刻T3に、転写バイアス信号を再度−ONして逆バイアスの印加を開始する。これにより、前記正規バイアスの印加時に感光ドラム6から転写ローラ10に転移した正規チャージトナーが、転写ローラ10から感光ドラム6へ戻されて清掃器12によって回収される。尚、前記正規バイアスの印加時に、感光ドラム6上の帯電不良トナーや逆チャージトナーはほぼ完全に回収されるため、2回目の逆バイアスの印加によって、帯電不良トナーや逆チャージトナーが感光ドラム6から転写ローラ10に転移することはない。その後、プリンタコントローラ26は、時刻T4まで逆バイアスを印加した後、転写バイアス信号をOFFして転写バイアスの印加を停止するとともに、この転写ローラ10のクリーニングの終了に同期して、モータ信号をOFFしてアジテータ20を停止させる。これにより、現像器9と転写ローラ10は、ユーザから印字命令が発せられるのを待機した状態となる。
上記第1実施例から第4実施例では、転写バイアスの印加回数に関しては、正規バイアスと逆バイアスのうち、少なくともいずれか一方を複数回印加している。これにより、1回の印加では除去し切れない正規チャージトナーまたは逆チャージトナーをより確実に除去することができる。もちろん、転写バイアスの印加回数は本実施例に限られず、例えば、正規バイアスと逆バイアスの双方を、それぞれ2回以上ずつ印加することも可能である。また、転写バイアスの印加時間に関しては、正規バイアスと逆バイアスのそれぞれについて、通算で転写ローラ10の1回転に要する時間以上ずつ印加している。例えば、第4実施例では、時刻T1から時刻T2まで、及び時刻T3からT4までをそれぞれ転写ローラ10の1/2回転に要する時間とすることにより、逆バイアスの印加時間を通算で転写ローラ10の1回転に要する時間としている。これにより、転写ローラ10の全周に渡って、正規チャージトナーと逆チャージトナーを除去することができる。
図7は、他の実施形態に係る画像形成装置40を示す模式図である。本画像形成装置40は、感光ドラム6の現像方式としていわゆる1成分現像方式を採用し、現像器41の構成が前記画像形成装置1とは相違している。その他の構成については画像形成装置1と同様であるため図2と同じ符号を付し、ここでは詳細な説明を省略する。現像器41は、図7に示すように、トナーTを収容するためのケーシング42と、感光ドラム6上の静電潜像にトナーTを供給する現像ローラ43と、該現像ローラ43にトナーTを供給する供給ローラ44と、現像ローラ43に付着したトナーTを薄層化するブレード45と、ケーシング42内のトナーTを攪拌しながら供給ローラ44側へ搬送するアジテータ46と、現像器41内のトナーTの有無を検知するトナー検知センサ47とを備えてなるものであり、該現像器41は装置本体に着脱可能に設けられている。
トナー検知センサ47としては、例えば透過型の光学センサを用いることが可能である。このトナー検知センサ47は、図7に示すように、その出力信号がプリンタコントローラ26に入力されている。このような構成により、現像器41内のトナーTが消費されて、トナー検知センサ47によってトナーTが検知されなくなると、プリンタコントローラ26は、ユーザに対してトナー切れを報知する。これを受けたユーザは、図に詳細は示さないが、前記開閉カバーを開き、装置本体から現像器41を取り外してトナーTの充填された現像器41と交換することにより、トナー切れを解消することが可能となっている。そして、カバーセンサ31によって開閉カバーの閉止が検知されると、プリンタコントローラ26は、現像器41が交換された可能性があると判断して、アジテータ46を駆動してトナーTの攪拌を開始するとともに、トナー検知センサ47を制御して現像器41内にけるトナーTの有無を検出する。その結果、現像器41内にトナーTが検出された場合は、現像器41が交換されたものと判断して、プリント動作の開始に備えて待機状態となり、トナーTが検出されない場合は、現像器41は交換されていないと判断して、ユーザに対するトナー切れの報知を継続するものとなっている。
本画像形成装置40では、現像器41が交換された可能性があると判断した場合に、前記画像形成装置1の第1実施例乃至第4実施例と同様にして、現像器41と転写ローラ10の動作制御が行われるものとなっている。ここで、画像形成装置1における現像器9のイニシャライズ完了時刻、具体的には、図3と図4における時刻T3、図5における時刻T2、及び図6における時刻T1それぞれが、本画像形成装置40では、現像器41内におけるトナー有無の検出が完了する時刻となる。それ以外の点は画像形成装置1と同様であり、ここでは詳細な説明を省略する。
尚、2成分現像方式を採用する前記画像形成装置1についても、使用により消費されるトナーTを補充する手段として、トナーホッパー22を着脱可能に設けることに代えて、現像器9を装置本体に着脱可能として現像器9自体を交換することも可能である。
本発明は、1成分現像方式の現像器を備える画像形成装置にも、2成分現像方式の現像器を備える画像形成装置にも適用が可能である。
1,40 画像形成装置
6 感光ドラム
9,41 現像器
10 転写ローラ
16 転写ニップ位置
20,46 アジテータ
G 2成分現像剤
P 記録紙
T トナー
6 感光ドラム
9,41 現像器
10 転写ローラ
16 転写ニップ位置
20,46 アジテータ
G 2成分現像剤
P 記録紙
T トナー
Claims (6)
- トナーを包含してなる現像剤を収容するとともに該現像剤を攪拌して帯電させるアジテータを備え、感光ドラム上に形成された静電潜像に帯電トナーを供給してトナー像化する現像器が、外部から新たなトナーを補充可能に又は装置本体に着脱可能に設けられる一方、前記感光ドラムに圧接されて転写ニップ位置を形成し、該転写ニップ位置を記録紙が通過する時に前記トナー像と逆極性の転写バイアスが印加されることで前記トナー像を記録紙に転写する転写ローラが設けられ、前記現像器に新たなトナーが補充されたか又は前記現像器が他の現像器に交換された可能性があると判断した場合に、前記アジテータで現像剤を所定時間攪拌する画像形成装置において、
前記アジテータの駆動開始から停止までの間に、前記転写ローラに対して転写バイアスが印加されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記アジテータで現像剤を所定時間攪拌している間にトナー濃度が検出され、前記転写バイアスの印加は、現像剤のトナー濃度が所定の目標濃度値になったことを検知した後に行われることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- トナーを収容するとともに該トナーを攪拌するためのアジテータを備え、感光ドラム上に形成された静電潜像に帯電トナーを供給してトナー像化する現像器が、装置本体に着脱可能に設けられる一方、前記感光ドラムに圧接されて転写ニップ位置を形成し、該転写ニップ位置を記録紙が通過する時に前記トナー像と逆極性の転写バイアスが印加されることで前記トナー像を記録紙に転写する転写ローラが設けられ、前記現像器が他の現像器に交換された可能性があると判断した場合に、前記アジテータを所定時間駆動する画像形成装置において、
前記アジテータの駆動開始から停止までの間に、前記転写ローラに対して転写バイアスが印加されることを特徴とする画像形成装置。 - 前記アジテータを所定時間駆動している間にトナー量が検出され、前記転写バイアスの印加は、前記現像器内におけるトナー量の検出が完了した後に行われることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記転写バイアスの印加は、前記トナー像の転写時と同極性である正規バイアスと逆極性である逆バイアスそれぞれが、少なくとも前記転写ローラが1回転するのに要する時間ずつ印加されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 正規バイアスと逆バイアスのうち、少なくとも一方が複数回印加されることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005236365A JP2007052164A (ja) | 2005-08-17 | 2005-08-17 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005236365A JP2007052164A (ja) | 2005-08-17 | 2005-08-17 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007052164A true JP2007052164A (ja) | 2007-03-01 |
Family
ID=37916662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005236365A Pending JP2007052164A (ja) | 2005-08-17 | 2005-08-17 | 画像形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007052164A (ja) |
-
2005
- 2005-08-17 JP JP2005236365A patent/JP2007052164A/ja active Pending
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