JP2007051530A - 防音戸車及び防音装置 - Google Patents
防音戸車及び防音装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007051530A JP2007051530A JP2005269110A JP2005269110A JP2007051530A JP 2007051530 A JP2007051530 A JP 2007051530A JP 2005269110 A JP2005269110 A JP 2005269110A JP 2005269110 A JP2005269110 A JP 2005269110A JP 2007051530 A JP2007051530 A JP 2007051530A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- soundproof
- wheel
- rail
- support frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Images
Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
【課題】 戸車の車輪と同車輪の回転軸を支承する枠体との間で発生する音を吸収し、騒音の発生を極めて少なくした防音戸車を提供すること。
【解決手段】 戸車を車輪支承枠と取付枠体とで構成し、車輪支承枠をゴム等の吸音部材を介して取付枠体に一体化したことを特徴とする。
【選択図】 図6
【解決手段】 戸車を車輪支承枠と取付枠体とで構成し、車輪支承枠をゴム等の吸音部材を介して取付枠体に一体化したことを特徴とする。
【選択図】 図6
Description
本発明は、主として引戸に取り付けられる防音戸車に関するものであり、また、防音レールとの組み合わせによって完全な防音効果が得られる防音装置に関するものである。
実用新案登録第2531227号公報
従来から、戸車からの発生騒音を防止する装置として、実用新案登録第2531227号公報公報に記載される防音戸車や図8に記載される防音レールがある。
前者の防音戸車は、レール本体の戸車転動溝を転動する戸車の戸車転動溝に接触する部分を軟質合成樹脂製の弾性環体とした構造で、各種の建具や家具等のレールに使用して戸車の転動で発生する回転音を防止するようにしたものである。
後者の防音レールは、先に本出願人が提案した防音レールであるが、上面に戸車転動部aを有し、下面にゴム等の緩衝材bを一体化したレール本体cをケーシングd内に収納した構造で、戸車用レール上を転動する戸車eから発生する音が直接床や敷居に伝わらないようにすることができるようにしたもので、建具の開閉に伴う騒音の発生を防止し、レール本体からの振動が階下に伝わることを緩和するようにしたものである。
つまり、上記防音戸車や防音レールはいずれも戸車とレールが接触する部分から発生する騒音を防止するようにしたものであった。
しかし、戸車から発生する騒音として、戸車とレールが接触する部分から発生する音だけでなく、戸車の車輪と同車輪の回転軸を支承する枠体との間で発生する音が枠体を固定する引戸に伝わって共振し、大きな音となるという問題点があり、特に、精度の悪いベアリングを使用した戸車ではこの問題点は顕著であって、この点の改良が望まれている。
本発明の第1の目的は、戸車の車輪と同車輪の回転軸を支承する枠体との間で発生する音を吸収し、騒音の発生を極めて少なくした防音戸車を提供することにある。
本発明の第2の目的は、戸車の車輪と同車輪の回転軸を支承する枠体との間で発生する音を吸収し、騒音の発生を極めて少なくした防音戸車と上面に該防音戸車が転動する戸車転動溝を有し、下面にゴム等の緩衝材を一体化したレール本体をケーシング内に収納した防音レールとを組み合わせるととによって、戸車に起因する発生騒音を略完全に防止することができる防音装置を提供することにある。
本発明に係る第1の目的を達成するための請求項1に記載する防音戸車は、戸車を車輪支承枠と取付枠体とで構成し、車輪支承枠をゴム等の吸音部材を介して取付枠体に一体化したことを特徴とするものである。
本発明に係る第2の目的を達成するための請求項2に記載する防音装置は、戸車を車輪支承枠と取付枠体とで構成し、車輪支承体をゴム等の吸音部材を介して取付枠体に一体化した防音戸車と、上面に該防音戸車が転動する戸車転動溝を有し、下面にゴム等の緩衝材を一体化したレール本体をケーシング内に収納した防音レールとを組み合わせたことを特徴とするものである。
請求項1の発明では、戸車の車輪を直接支承する車輪支承枠をゴム等の吸音部材を介して取付枠体に一体化してあるので、車輪の回転軸から発生する音が引戸に直接取り付けられる取付枠体に伝達されるまでに吸音部材に吸収されて引戸には車輪の回転軸から発生する音は伝達されない。
請求項2の発明では、請求項1の発明の防音戸車と、上面に該防音戸車が転動する戸車転動溝を有し、下面にゴム等の緩衝材を一体化したレール本体をケーシング内に収納した防音レールとを組み合わせてあるので、車輪の回転軸から発生する音と戸車用レール上を転動する戸車から発生する音が直接床や敷居に伝わらないようにすることができる。
図1は、本発明に係る防音戸車を構成する車輪を枢支した車輪支承体の正面図、図2は、同平面図、図3は、同側面図、図4は、図1の車輪支承枠を取付枠体内に吸音部材を介して収納して一体化した本発明防音戸車の正面図、図5は、同平面図、図6は、図5のA−A線における縦断正面図である。
図において、1は、本発明防音戸車、2は、同戸車を構成する車輪支承枠であって、垂直の両側板2−1、2−1の間に車輪3が回転軸3−1にて枢支されている。
4は、戸車を引戸下端に取り付けるための取付枠体であって、引戸(図示せず)に取り付けるための取付基板4−1と、前後側板4−2、4−2、左右側板4−3、4−3及び上部水平片4−4、4−4とから構成されている。
5は、ゴム、コルク、バネ等の振動や音を吸収するための吸音部材で、前記取付枠体4の取付基板4−1と上部水平片4−4との間に前記車輪支承枠2の水平片2−2を挟み込むように吸音部材5、5を介在させて車輪3を枢支した車輪支承枠2が直接取付枠体4に接触しないように吸音部材5を介して取付枠体4内に取り付けられている。
尚、本実施例では、車輪支承枠2の水平片2−2を挟み込むように吸音部材5、5を介在させているが、車輪支承枠2が直接取付枠体4に直接接触しない構造であればどのように吸音部材5を介在させてもよいことは勿論である。
本発明防音戸車は以上のような構成であるから、戸車用レールを転動する車輪3を枢支している回転軸3−1から車輪支承枠2に振動が伝わって騒音が発生しても車輪支承枠2と取付枠体4の間に吸音部材5を介在させているので、この吸音部材5に発生騒音が吸収され、車輪の支承部分からの発生騒音は防止されるものである。
図7は、本発明に係る防音装置を構成する戸車用レールを床もしくは敷居の溝に嵌め込んだ状態の縦断側面図である。
図7において、6は、本発明に係る防音装置を構成する戸車用レールであって、レール本体7、レール本体7の下面に形成された円柱状等の任意の形状の突出部7−1を嵌合することによって一体化されるゴム等の吸音、吸振材料から成る緩衝材8及び同緩衝材8を一体化したレール本体7を収納するケーシング9とで構成されている。
また、レール本体7をケーシング9に嵌め込んだときに使用状態で左右に揺れてもケーシングの内壁に接触しないようにレール本体7の両側壁は上方に向かって内側に狭まるように傾斜させてある。
ケーシング9の外側面には、床もしくは敷居に形成された溝に嵌め込むときに溝の側壁に食い込んで抜け止めがなされるように複数の鋸歯状の突条9−1が形成され、内側面の下方側には、レール本体7と一体の緩衝材7を嵌め込んだときに緩衝材8の側壁に食い込んで抜け止めがなされるように複数の鋸歯状の突条9−2が形成されている。
また、ケーシング9の左右上端には、床もしくは敷居の溝に嵌め込んだときにケーシング9と溝の間にできる隙間を隠し、塵埃などの異物が侵入することを防止するフランジ9−3、9−3が形成されている。
請求項2の本発明防音装置を構成する防音レールは以上のような構成であるから、上面に戸車転動溝を有し、下面にゴム等の緩衝材を一体化したレール本体をケーシング内に収納したものであるから、戸車用レール上を転動する戸車から発生する音が直接床や敷居に伝わらないようにすることができるものである。
従って、この防音レールと前記防音戸車を組み合わせれば、戸車に起因する発生騒音を皆無ならしめることができるものである。
以上述べたように、請求項1の本発明に係る防音戸車によれば、戸車を車輪支承体と取付枠体とで構成し、車輪支承枠をゴム等の吸音部材を介して取付枠体に一体化したものであるから、車輪の回転軸から発生する音が引戸に直接取り付けられる取付枠体に伝達されるまでに吸音部材に吸収されて引戸には車輪の回転軸から発生する音は伝達されることなく、車輪の支承部分からの発生騒音は防止されるものである。
また、請求項2の本発明に係る防音装置によれば、請求項1の発明の防音戸車と、上面に該防音戸車が転動する戸車転動溝を有し、下面にゴム等の緩衝材を一体化したレール本体をケーシング内に収納した防音レールとを組み合わせてあるので、車輪の回転軸から発生する音と戸車用レール上を転動する戸車から発生する音が直接床や敷居に伝わらないようにすることができ、戸車に起因する発生騒音を皆無ならしめることができ、引戸の開閉に伴う騒音を皆無として生活環境の向上を図ることができるものである。
1 防音戸車
2 車輪支承枠
3 車輪
4 取付枠体
5 吸音部材
6 戸車用レール
2 車輪支承枠
3 車輪
4 取付枠体
5 吸音部材
6 戸車用レール
Claims (2)
- 戸車を車輪支承枠と取付枠体とで構成し、車輪支承枠をゴム等の吸音部材を介して取付枠体に一体化したことを特徴とする防音戸車。
- 戸車を車輪支承枠と取付枠体とで構成し、車輪支承枠をゴム等の吸音部材を介して取付枠体に一体化した防音戸車と、上面に該防音戸車が転動する戸車転動溝を有し、下面にゴム等の緩衝材を一体化したレール本体をケーシング内に収納した構造とを組み合わせたことを特徴とする防音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005269110A JP2007051530A (ja) | 2005-08-19 | 2005-08-19 | 防音戸車及び防音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005269110A JP2007051530A (ja) | 2005-08-19 | 2005-08-19 | 防音戸車及び防音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007051530A true JP2007051530A (ja) | 2007-03-01 |
Family
ID=37916146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005269110A Ceased JP2007051530A (ja) | 2005-08-19 | 2005-08-19 | 防音戸車及び防音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007051530A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105587194A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-05-18 | 蒋卫振 | 一种静音滑轨轮组 |
-
2005
- 2005-08-19 JP JP2005269110A patent/JP2007051530A/ja not_active Ceased
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105587194A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-05-18 | 蒋卫振 | 一种静音滑轨轮组 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2009063792A1 (ja) | タイヤとリムの組立体 | |
RU2014137180A (ru) | Устройство для размещения пятки пользователя автотранспортного средства | |
BRPI1100576B1 (pt) | Dispositivo para a compensação de ruídos em um automóvel e uso de um dispositivo para a compensação de ruídos em um automóvel | |
JP2007063970A (ja) | 防音戸車及び防音装置 | |
JP2007051530A (ja) | 防音戸車及び防音装置 | |
JP2007077779A (ja) | 防音戸車及び防音装置 | |
WO2007146726A3 (en) | Cavity filler insert | |
CN210002290U (zh) | 一种市政道路降噪隔离带 | |
JP2004132062A (ja) | 鉄道用防音壁 | |
JP2007002631A (ja) | 戸車ユニット及び戸車ユニットの取付構造 | |
ITTO20020303A0 (it) | Barriera per abbattimento acustico dei rumori generati al piano del ferro per mezzi ferroviari e metropolitani in genere. | |
JP3221901U (ja) | 二重軸構造の車輪軸を備えたキャスター | |
JP6846803B2 (ja) | 自動ドア | |
ES2220365T3 (es) | Conjunto de frenado para rueda de vehiculo ferroviario y bogie de vehiculo ferroviario provisto de un conjunto de este tipo. | |
KR101601322B1 (ko) | 차량의 스피커의 진동 흡수 구조 | |
ES2077390T3 (es) | Cubierta de proteccion contra el ruido para una rueda de un juego de ruedas de un vehiculo sobre carriles. | |
CN213868725U (zh) | 一种隔音减振地板结构 | |
JP2531227Y2 (ja) | V型レール用防音戸車 | |
JPH06199101A (ja) | サスペンション付きのキャスター | |
JPS583682Y2 (ja) | キヤスタ | |
KR20140082210A (ko) | 자동차용 배기시스템의 진동 흡수 및 위치 제어를 위한 행거 | |
CN214799153U (zh) | 一种低噪声齿轮马达 | |
JPS6344545Y2 (ja) | ||
CN210126491U (zh) | 一种汽车用隔音内饰板 | |
DK1144236T3 (da) | Skinnekøretøj med selvbærende vognkasse |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070420 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20091008 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20091020 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application |
Effective date: 20100223 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 |