JP2007050857A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホイールや車体への取付用のねじ孔の強度、疲れ強さが向上し、車両旋回時等の繰り返し発生する高応力に対して耐久性に優れ、より大荷重に耐え、ねじ孔の雌ねじの摩耗も減少できて、ボルトの軸力低下・緩みを抑制できる車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】 車輪取付用フランジ17のホイール取付孔18、または車体取付用フランジ12の車体取付孔13がねじ孔とされた車輪用軸受装置に適用される。前記ねじ孔の内面を非標準組織の部分30とする。前記ねじ孔を設けたハブ14または外方部材2等の部品は鋼材の熱間鍛造品であり、その母材部分が標準組織である。前記非標準組織は、微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうちの2種類以上の混合組織とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、乗用車用や貨物車用等の高強度化を図った車輪用軸受装置に関する。
車輪用軸受装置において、ハブの車輪取付用フランジにタップ孔であるねじ孔を設け、このねじ孔にねじ込むホイールボルトでホイールや制動部品を取付けるようにしたものがある。また、外輪の車体取付用フランジに設けられる車体取付孔をねじ孔とし、車体の懸架装置のナックル等に、前記ねじ孔に螺着したボルトで取付けるものがある。
このような車輪取付用フランジや車体取付用フランジにねじ孔を設けたものでは、その雌ねじが、車両旋回時の繰り返し疲労に耐え、また縁石等の側面衝突時などの大荷重に耐える必要がある。
そのため、車輪取付用フランジおよび車体取付用フランジのねじ孔の強化を図ることを試みた。従来、ねじ孔の強化対策ではないが、疲労強度を上げるために、部品全体を調質し、硬度を高める方法が提案されている(例えば特許文献1)。
図14は、従来の第3世代型の車輪用軸受装置におけるハブの一般的な製造方法の例を示す。同図(A)に示すバー材W0を所定寸法に切断して、1個のハブの素材となるビレットW1を得る(同図(B))。ビレットW1は、熱間鍛造の工程として、複数の工程(鍛造1パス、鍛造2パス、鍛造3パス)を経て、次第にハブの形状に近づけ、最終鍛造工程でハブのおおまかな形状となる鍛造仕上がり品W4を得る(同図(C)〜(E))。
鍛造仕上がり品W4は、スケール落としのためのショットブラストを行い、必要に応じて焼準または調質を行い(同図(F))、その後、旋削(同図(G))、および軌道面等の高周波熱処理(同図(H))を行う。必要なものは、フランジ面等の二次旋削を行う(同図(I))。この後、研削を行ってハブ14を仕上げ、車輪用軸受装置として組み立てる。
特開2005−003061号公報
しかし、部品全体の調質を行う場合、車輪用軸受装置の製造工程として熱処理工程が増加し、生産に手間がかかるという課題がある。また、硬度アップにより全体の加工性、例えば、被削性や、加締め加工などの冷間加工性が低下するという問題がある。また、鍛造が完了して冷却された後に再度の加熱を行うことになるため、消費エネルギも多くなる。
図14に示した従来方法では、ハブ14の全体の疲れ強さの向上のために、焼準または調質を行うが、これら焼準または調質の工程の増加のために、生産に手間が掛かるうえ、鍛造が完了して冷却された後に再度の加熱を行うことになるため、消費エネルギも多くなる。
また、近年、燃費の向上、環境への負荷の低減のために、車輪用軸受装置においても、小型、軽量化が強く望まれており、疲れ強さ、寿命を維持しながら、小型、軽量化を図ることが必要となる。
この発明の目的は、ホイールや車体の取付用のねじ孔の強度、疲れ強さが向上し、自動車の旋回時等の繰り返し発生する高応力に対して耐久性に優れ、より大荷重に耐え、ねじ孔の雌ねじの摩耗も減少できて、ボルトの軸力低下・緩みを抑制できる車輪用軸受装置を提供することである。
この発明の車輪用軸受装置は、複列の転動体を介して互いに回転自在な内方部材および外方部材を有し、前記内方部材および外方部材の一部または全体を構成するいずれかの部品に、車輪取付用または車体取付用のフランジを有し、いずれかのフランジに、内面に雌ねじが形成されたねじ孔を有する車輪用軸受装置において、前記ねじ孔が設けられたフランジを有する部品が鋼材の熱間鍛造品であり、この部品は母材部分が標準組織であって、この部品の前記ねじ孔の内面が非標準組織の部分とされ、前記非標準組織が、微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうちの2種類以上の混合組織であることを特徴とする。
前記非標準組織は、例えば、熱間鍛造の工程中または工程の最後に冷却して自己復熱させるかまたは復熱保持焼戻しをすることで得られた組織である。
具体的には、前記微細フェライト・パーライト組織は、前記熱間鍛造工程の最後に、前記部品に冷媒を浴びせることで部分的に冷却することにより得られる。または、熱間鍛造工程が複数段階の鍛造工程からなる場合に、最終段階の鍛造工程の前に冷却を行い、その後に最終段階の鍛造工程を行うことで得られる。前記焼戻マルテンサイト組織は、熱間鍛造工程の最後に、前記部品を部分的に、マルテンサイト・スタート・ポイント以下まで冷却し、その後、復熱焼戻しを行うことで得られる。前記上部ベイナイト組織および下部ベイナイト組織は、熱間鍛造工程の最後に、所定の冷却速度に制御し、室温程度まで冷却することで得られる。下部ベイナイト組織は、上部ベイナイト組織の場合よりも冷却速度を遅くすることで得られる。
この発明の車輪用軸受装置は、前記内方部材が、車輪取付用フランジを有するハブと、このハブの外周に嵌合した内輪とでなり、前記車輪取付用フランジに前記ねじ孔が設けられ、前記ハブの前記ねじ孔の内面が前記非標準組織の部分とされたものであっても良い。
また、この発明の車輪用軸受装置は、前記外方部材が車体取付用フランジを有し、前記外方部材の車体取付用フランジに前記ねじ孔が設けられ、前記外方部材の前記ねじ孔の内面が前記非標準組織の部分とされたものであっても良い。
この構成の車輪用軸受装置によると、次の作用が得られる。上記微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうちの2種類以上の混合組織の非標準組織の部分は、標準組織からなる母材部分に比べて組織が微細であり、また硬度が同等以上のものとなる。このような組織微細化や硬度アップにより、ねじ孔における強度、疲れ強さが向上し、自動車の旋回時等の高応力が繰り返し発生するときに、車輪取付用フランジまたは車体取付用フランジのねじ孔に亀裂が発生することが抑えられる。つまり、亀裂発生→応力発生部位の変位増加→車両の振動増加→ねじ孔の設けられた車輪用軸受装置の部品の耐久性低下・ボルトの抜けが抑えられる。また、非標準組織による硬度アップにより、大荷重時のねじ孔の損傷が抑えられて、より高荷重まで耐えることができる。さらにねじ孔の雌ねじの摩耗が減少でき、ボルトの軸力の低下・緩みが抑制できる。
このように、高強度化され、長寿命化できる。そのため、通常の標準組織の車輪用軸受装置に比べて、小型化、および軽量化が図れる。したがって、車輪用軸受装置の製品製作の投入重量が削減されて、コストの削減が図れ、安価に提供することが可能となる。
前記非標準組織の部分は、熱間鍛造の工程中または工程の最後に部分的に冷却することで得られるため、簡易な処理の追加で済み、工程増による生産性の低下が抑えられる。また、熱間鍛造の熱を利用するため、組織の改質のための処理に用いるエネルギが削減できる。
前記非標準組織とする部分は、ねじ孔周辺の必要箇所のみであるため、被削性などの加工性の低下が最小限に抑えられる。
この発明の前記各構成の車輪用軸受装置において、非標準組織の部分、および標準組織の部分の硬さは、適宜設定すれば良いが、例えば、非標準組織の硬さを20〜40HRCとし、母材部分の硬さを13〜25HRCとしても良い。
非標準組織の部分の硬さの下限は、硬度アップによる疲れ強さ向上のために、母材硬さの中央程度の値となる20HRC以上、できれば25HRC以上とすることが好ましい。非標準組織の部分の硬さの上限は、被削性確保のために40HRC以下であることが好ましい。
使用材料は炭素鋼(C量0.4〜0.8%)であるが、S53Cの場合、標準部分の硬さは、13〜25HRCとなる。加締等の冷間加工を行う場合や、ハブボルトを圧入する部分等を考慮すると、最大で25HRCとすることが好ましい。
なお、前記各構成の車輪用軸受装置において、熱間鍛造工程の最後に冷却することで得られる組織としたものは、通常の熱間鍛造品を再加熱したものを冷却しても良い。
この発明の車輪用軸受装置は、複列の転動体を介して互いに回転自在な内方部材および外方部材を有し、前記内方部材および外方部材の一部または全体を構成するいずれかの部品に、車輪取付用または車体取付用のフランジを有し、いずれかのフランジに、内面に雌ねじが形成されたねじ孔を有する車輪用軸受装置において、前記ねじ孔が設けられたフランジを有する部品が鋼材の熱間鍛造品であり、この部品は母材部分が標準組織であって、この部品の前記ねじ孔の内面が非標準組織の部分とされ、前記非標準組織が、微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうちの2種類以上の混合組織であり、また、熱間鍛造の工程の工程中または工程の最後に部分的に冷却して自己復熱させることで得られた組織であるため、ホイールや車体への取付用のねじ孔の強度、疲れ強さが向上し、自動車の旋回時等の繰り返し発生する高応力に対して耐久性に優れ、より大荷重に耐え、ねじ孔の雌ねじの摩耗も減少できて、ボルトの軸力低下・緩みを抑制できるという効果が得られる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図1は車輪用軸受装置の一例を示しており、この例は第3世代型の駆動輪支持用に適用するものである。この車輪用軸受装置は、複列の転動体3を介して互いに回転自在な内方部材1および外方部材2を有し、転動体3は各列毎に保持器4により保持されている。ここで言う複列とは、2列以上のことを言い、3列以上であっても良いが、図示の例では2列とされている。内方部材1および外方部材2は、それぞれ複列の軌道面6,7および軌道面8,9を有している。この車輪用軸受装置は、複列アンギュラ玉軸受型とされていて、転動体3はボールからなり、軌道面6,7は、接触角が外向きとなるように形成されている。内方部材1と外方部材2との間の軸受空間の両端は、シール10,11により密封されている。
外方部材2は軸受外輪となるものであって、全体が一体の一つの部品からなり、幅方向の任意の位置に車体取付用フランジ12が設けられている。外方部材2の車体取付用フランジ12よりもインボード側の外径面部分は、車体の懸架装置となるナックル(図示せず)が嵌合する面となる。なお、この明細書で、車体に取付けた状態で車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車幅方向の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。車体取付用フランジ12の円周方向の複数箇所には、内面が雌ねじとなるねじ孔からなる車体取付孔13が設けられている。
内方部材1は、ハブ14と、このハブ14の軸部14aのインボード側端の外周に嵌合した内輪15との2つの部品で構成される。これらハブ14および内輪15に、内方部材1側の上記各軌道面6,7がそれぞれ形成されている。ハブ14の軸部14aの外周におけるインボード側端には、段差を持って小径となる内輪嵌合面16が設けられ、この内輪嵌合面16に内輪15が嵌合している。ハブ14の中心部には、等速ジョイントの外輪のステム部(図示せず)を挿通させる貫通孔21が設けられている。
ハブ14は、軸部14aのアウトボード側端の外周に車輪取付用フランジ17を有しており、この車輪取付用フランジ17の円周方向複数箇所に、内面が雌ねじとなるねじ孔からなるホイール取付孔18が設けられている。各ホイール取付孔18には、ホイールボルト(図示せず)がねじ込まれ、車輪取付用フランジ17のアウトボード側の側面に重ねられたホイール(図示せず)が前記ホイールボルトで固定される。
ハブ14の車輪取付用フランジ17の根元部からは、ハブ14と同心の円環状のパイロット部20が突出している。パイロット部20は、車輪取付用フランジ17のアウトボード側の側面に重ねて取付けられるブレーキディスクを案内する部分となるブレーキパイロット20aと、このブレーキパイロット20aよりもアウトボード側に突出するホイールパイロット20bとからなる。なお、パイロット部20は、円周方向複数箇所に切欠が設けられて複数個に分割されたものであっても良い。
なお、従動輪用の車輪用軸受装置では、図6に示すように、ハブ14は図1の例における貫通孔21を有しないものとされる。また、図6の例の従動輪用の車輪用軸受装置では、内輪15は、ハブ14の軸部14aのインボード側端を外径側へ加締めた加締部14bによって、ハブ14に対して軸方向に固定されている。
図1,図2,図6において、内方部材1を構成する部品であるハブ14、内輪15、および外方部材2は、いずれも鋼材の熱間鍛造品である。このうち、ハブ14の車輪取付用フランジ17のねじ孔からなるホイール取付孔18の内面が非標準組織の部分30とされている。また、外方部材2の車体取付用フランジ12におけるねじ孔からなる車体取付孔13の内面が非標準組織の部分30とされている。ハブ14の母材部分は標準組織である。これら非標準組織の部分30は、ハブ14または外方部材2に局部的に設けられたものであり、各フランジ17,12におけるホイール取付孔18または車体取付孔13の配列の内径側付近から先端までの範囲が、非標準組織の部分30とされている。非標準組織の部分30は、ホイール取付孔18または車体取付孔13のの周辺のみとしても良い。
非標準組織部分30の非標準組織は、熱間鍛造工程の途中または最後に、冷媒を浴びせることで、ハブ14を局部的に冷却することなどで得た組織であり、例えば、微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうちの2種類以上の混合組織とされる。
図3は、ハブ14の製造工程のうち、熱間鍛造工程を示し、図4はハブ14の熱間鍛造後の製造工程を示す。なお、図3,図4は、図6に示した従動輪用の車輪用軸受装置を例として示しているが、図1の駆動輪用の車輪用軸受装置においても、従動輪用の場合と同様である。
図3(A)に示すように、ハブ14の1個分の素材となるビレットW1が、バー材(図示せず)を定寸に切断することで準備される。このビレットW1は、熱間鍛造の工程として、複数の工程、ここでは鍛造1パス、鍛造2パス、鍛造3パスを経て、次第にハブの形状に近づけ、最終鍛造工程(鍛造3パス)で、ハブ14のおおまかな形状となる鍛造仕上がり品W4を得る(同図(B)〜(D))。
鍛造仕上がり品W4は、図4(A)のように旋削され、軌道面6および内輪嵌合面16が高周波熱処理される(同図(B))。この後、軌道面6などの研削が行われる(同図(D))。必要なものは、研削の前に車輪取付用フランジ17の表面等の二次旋削が行われる(同図(C))。軌道面の研削の完了したハブ14は、車輪用軸受装置に組み立てられる(同図(E))。
ハブ14の前記非標準組織の部分30は、図3(D)に示すように、鍛造工程の終了時に、改質対象箇所に冷媒を部分的に吹き付けることにより改質され、または図3(C)のように最終鍛造工程(鍛造3パス)の前の鍛造工程(鍛造2パス)の終了後に、改質対象箇所に冷媒を部分的に吹き付けることにより改質される。
冷媒は、液体、そのミストや気体、例えば、油、または低温エアー等が用いられる。また、冷媒には、用途に応じて、潤滑剤、メディア、防錆剤などを混入し、素材の潤滑・離型効果、金型の摩耗防止、冷却効果、鍛造後のショットブラスト等によるスケール落としの省略、防錆効果等を得るようにしても良い。
冷媒の吹き付け時は、全周に均一に冷却が行われるように、ハブ14となる素材W3,W4を、その軸心回りに回転させながら、冷媒を吹き付けても良い。また、素材W3,W4は回転させずに、冷媒吹付け装置(図示せず)を回転させても良い。
冷媒の吹き付けは、噴出し孔を多数開けたリング状の冷却ジャケット(図示せず)を使用しても良いし、またハブ14となる素材W3,W4を回転させるのであれば、1箇所のノズルから吹き付けるものであっても良い。
冷却時にハブ14となる素材W3,W4を回転させる場合は、縦軸,横軸のどちらでも良い。また、冷媒の噴出し方向も、回転縦軸のときに上向き,下向きのいずれとしても良く、回転横軸のときに横向きの他、いずれの方向としても良い。
冷却時のハブ14となる素材W3,W4の保持方法は、冷却部が均一に冷却されるのを阻害しなければ良く、軸部14aの保持、車輪取付用フランジ17の外径部の保持、パイロット部20の外径部の保持としても良い。ハブ14が、駆動輪用のように中心に貫通孔21を有するものである場合は、この貫通孔21をガイドとしてセンタリング保持するようにしても良い。
冷却により、非標準組織部分30の組織を、前記微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうちの2種類以上の混合組織にするかは、図5と共に示すように、冷却方法によって選択することができる。
図5において、横軸は時間の経過を、縦軸は温度を示す。図中のA3 は、A3 変態点となる温度、A1 はA1 変態点となる温度である。Ms はマルテンサイト・スタート・ポイント(以下「Ms 点」と称す)であり、Mf はマルテンサイト・フィニッシュ・ポイント(以下「Mf 点」と称す)である。
素材となる鋼材は、例えばS53C等のC量が0.4〜0.8%の炭素鋼である。
図5において、曲線(0) に示すように、部品を鍛造温度T1(A3 変態点よりも高い)から単に空冷すると、従来の鍛造による組織である標準組織、すなわちフェライト・パーライト組織となる。
曲線(1) は、非標準組織として微細フェライト・パーライト組織を得る場合の冷却曲線である。熱間鍛造工程の最後、つまり熱間鍛造を終えて冷却されるまでの間に、図3(D)のように冷媒を浴びせることで改質対象の部品(素材)を部分的に冷却し、冷却時間を制限して、冷却後に自己復熱させることにより、前記非標準組織として微細フェライト・パーライト組織が得られる。微細フェライト・パーライト組織は、焼準によって得られる組織、つまり焼準組織である。
曲線(2) は、非標準組織として微細フェライト・パーライト組織を得る場合の別の冷却曲線を示す。この場合、図3のように熱間鍛造工程が複数段階の鍛造工程からなるときに、最終段階の鍛造工程(図3(D))の前(図3(C))に、部品(素材W3)の一部または全体の冷却を行い、その後に最終段階の鍛造工程(図3(D))を行う。最終鍛造工程は、前記冷却の後の自己復熱の途中などで行われる。これにより、冷却後に鍛造工程の一つが加わることで、動的な歪みが与えられ、微細フェライト・パーライト組織が得られる。
曲線(3) ,(4) は、それぞれ非標準組織として、調質組織である焼戻マルテンサイト組織を得る場合の冷却曲線を示す。熱間鍛造工程の最後に部品を部分的にMs 点以下でMf 点以上の範囲まで冷却し、その後、所定温度範囲内で復熱焼戻しを行うことで、非標準組織として調質組織、すなわち焼戻マルテンサイト組織が得られる。復熱焼戻しの温度を約500〜600℃程度とすると、組織はソルバイトとなる。復熱焼戻しの温度を約350〜400℃程度とすると、組織はトルースタイトとなる。
曲線(5) ,(6) は、それぞれ非標準組織として上部ベイナイトおよび下部ベイナイトを得る場合の冷却曲線を示す。熱間鍛造工程の最後に、制御冷却として、焼入れの冷却速度(マルテンサイトが生成する冷却速度)よりややゆっくり冷却することで、組織は上部ベイナイトとなる。この冷却速度よりもさらにゆっくりとした冷却速度の焼入れを行うと、組織は下部ベイナイトとなる。
なお、図5では各種の冷却方法を述べたが、図1の例における車輪取付用フランジ17または車体取付用フランジ12のねじ孔であるホイール取付孔18または車体取付孔13の付近等のように局部的に非標準組織の部分30を設ける場合は、図5の各曲線(1) 〜(6) で示す冷却方法のうち、曲線(1) 〜(4) に示す方法が好ましい。部品の全体の表面を非標準組織の部分30とする場合は、冷却曲線(5) , (6) に示す方法であってもよい。
この構成の車輪用軸受装置によると、次の作用効果が得られる。上記微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうちの2種類以上の混合組織の非標準組織の部分30は、標準組織からなる母材部分に比べて組織が微細であり、また硬度が同等以上のものとなる。このような組織微細化や硬度アップにより、ねじ孔であるホイール取付孔18や車体取付孔13における強度、疲れ強さが向上し、自動車の旋回時等の高応力が繰り返し発生するときに、車輪取付用フランジ17または車体取付用フランジ12のねじ孔であるホイール取付孔18や車体取付孔13に亀裂が発生することが抑えられる。つまり、亀裂発生→応力発生部位の変位増加→車両の振動増加→ねじ孔の設けられた車輪用軸受装置の部品の耐久性低下・ボルトの抜けが抑えられる。また、非標準組織による硬度アップにより、大荷重時のホイール取付孔18や車体取付孔13の損傷が抑えられて、より高荷重まで耐えることができる。さらにホイール取付孔18や車体取付孔13の雌ねじの摩耗が減少でき、ホイールボルトや車体取付ボルトの軸力の低下・緩みが抑制できる。
このように、高強度化され、長寿命化できる。そのため、通常の標準組織の車輪用軸受装置に比べて、小型化、および軽量化が図れる。したがって、車輪用軸受装置の製品製作の投入重量が削減されて、コストの削減が図れ、安価に提供することが可能となる。
前記非標準組織の部分30は、熱間鍛造の工程中または工程の最後に部分的に冷却することで得られるため、簡易な処理の追加で済み、工程増による生産性の低下が抑えられる。また、熱間鍛造の熱を利用するため、組織の改質のための処理に用いるエネルギが削減できる。
前記非標準組織とする部分30は、ホイール取付孔18や車体取付孔13の周辺の必要箇所のみであるため、被削性などの加工性の低下が最小限に抑えられる。
なお、上記実施形態では、ホイール取付孔18および車体取付孔13の両方をねじ孔とし、これらねじ孔の内面を非標準組織の部分30としたが、ホイール取付孔18および車体取付孔13のいずれか片方のみをねじ孔としてその内面を非標準組織の部分30としても良い。例えば、ホイール取付孔18についてはボルト圧入孔としてセレーションを有するハブボルトを圧入するものとし、車体取付孔13をねじ孔としてその内面を非標準組織の部分30としても良い。車体取付孔13を雌ねじを有しないボルト挿通孔とし、ホイール取付孔18をねじ孔としてその内面を非標準組織の部分30としても良い。
図6ないし図13は、それぞれこの発明の他の実施形態を示す。これらの各実施形態においても、各ねじ孔からなるホイール取付孔18または車体取付孔13の内面を非標準組織の部分30とすることで、その組織微細化や硬度アップにより、強度や疲れ強さが向上し、長寿命化できる。また、硬度アップにより、これらホイール取付孔18または車体取付孔13の雌ねじの摩耗が軽減され、ホイールボルトや車体取付ボルトの軸力の低下・緩みが抑制できる。
なお、これらの各実施形態において、特に説明した事項の他は、図1ないし図5と共に説明した第1の実施形態と同じであり、対応部分には同一符号を付してその重複する説明を省略する。また、これらの各実施形態においても、車輪取付用フランジ17および車体取付用フランジ12の両方を有するもの(図6、図7、図8、図12の各実施形態)においては、そのいずれか片方の孔、つまりホイール取付孔18または車体取付孔13のいずれか片方のみをねじ孔としてそのねじ孔の内面を非標準組織の部分30としても良い。
図6は、図1の実施形態における車輪用軸受装置を、従動輪支持用としたものである。この実施形態では、ハブ14が中心部に貫通孔21を有していない。その他の構成は、図1の例と同様である。
図7の車輪用軸受装置は、駆動輪支持用の円すいころ軸受型のものであって、内方部材1が、ハブ14と、このハブ14の軸部14aの外周に嵌合した複列の内輪15とからなる。ハブ14は車輪取付用フランジ17を有している。内輪15は各列毎に設けられている。外方部材2は一つの1体の部品からなり、車体取付用フランジ12を有している。この車輪用軸受装置は、内輪15、外方部材2、および転動体3等からなる複列軸受からなる完成品の軸受とは別部品としてハブ14が設けられている。
図8は、図7の例の車輪用軸受装置を従動輪支持用としたものであり、ハブ14は中央の貫通孔21を有しないものとされている。また、内輪15は、ハブ14の加締部14bによってハブ14に固定されている。その他の構成は、図8の例と同じである。
図9の車輪用軸受装置は、駆動輪支持用のアンギュラ玉軸受型のものであって、内方部材1が、ハブ14と、このハブ14の軸部14aの外周に嵌合した複列の内輪15とからなる。内輪15は各列毎に設けられていて、インボード側の内輪15の方が、アウトボード側の内輪15よりも、厚さおよび軸方向寸法が大きいものとされている。また、内輪15は、ハブ14に設けられた加締部14bでハブ14に軸方向に固定されている。外方部材2は、一つの一体の部品からなり、外径面は全体に渡って円筒状面とされ、図1の例における車体取付用フランジ12は有していない。
図10は、図9の例の車輪用軸受装置を従動輪支持用としたものであり、ハブ14は中央の貫通孔21を有しないものとされている。その他の構成は図8の例と同じである。
図11の車輪用軸受装置は、図9の車輪用軸受装置と同じく、内方部材1が、ハブ14と、このハブ14の軸部14aの外周に嵌合した複列の内輪15とからなる。外方部材2は一つの一体の部品からなるものであって、車体取付用フランジ12を有しないものとされている。この例では、2個の内輪15は同じ大きさとされ、内輪15のハブ14に対する軸方向の固定は、加締によらずに、ハブ14に結合される等速ジョイント(図示せず)で行われる。
図12の車輪用軸受装置は、第4世代型のものであり、内方部材1が、ハブ14と、等速ジョイント31の一方の継手部材である継手外輪32とで構成され、ハブ14および継手外輪32に各列の軌道面6,7が形成されている。外方部材2は一つの部品からなり、車体取付用フランジ12を有している。
図13の車輪用軸受装置は、第2世代型の外輪回転タイプのものであり、外方部材2が車輪取付用フランジ17を有しており、内方部材1は、複列の内輪15からなる。
なお、前記各実施形態で、熱間鍛造工程の最後を冷却することで得られるとしたものは通常の熱間鍛造品を加熱したものを冷却しても良い。
この発明の第1の実施形態に係る車輪用軸受装置を示す断面図である。 同車輪用軸受装置のハブの断面図である。 同車輪用軸受装置のハブの鍛造工程の工程説明図である。 同車輪用軸受装置のハブの鍛造後の工程の工程説明図である。 熱間鍛造された部品の各種非標準組織を得る冷却曲線の説明図である。 この発明の他の実施形態に係る車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受装置の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態に係る車輪用軸受装置の断面図である。 従来の車輪用軸受装置のハブの鍛造工程およびその後の工程を示す工程説明図である。
符号の説明
1…内方部材
2…外方部材(部品)
3…転動体
6〜9…軌道面
12…車体取付用フランジ
13…車体取付孔(ねじ孔)
14…ハブ(部品)
14a…軸部
14b…加締部
15…内輪(部品)
17…車輪取付用フランジ
18…ホイール取付孔(ねじ孔)
30…非標準組織となる部分

Claims (4)

  1. 複列の転動体を介して互いに回転自在な内方部材および外方部材を有し、前記内方部材および外方部材の一部または全体を構成するいずれかの部品に、車輪取付用または車体取付用のフランジを有し、いずれかのフランジに、内面に雌ねじが形成されたねじ孔を有する車輪用軸受装置において、
    前記ねじ孔が設けられたフランジを有する部品が鋼材の熱間鍛造品であり、この部品は母材部分が標準組織であって、この部品の前記ねじ孔の内面が非標準組織の部分とされ、前記非標準組織が、微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうちの2種類以上の混合組織であることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 複列の転動体を介して互いに回転自在な内方部材および外方部材を有し、前記内方部材および外方部材の一部または全体を構成するいずれかの部品に、車輪取付用または車体取付用のフランジを有し、いずれかのフランジにねじ孔が設けられた車輪用軸受装置において、
    前記ねじ孔が設けられたフランジを有する部品が鋼材の熱間鍛造品であり、この部品は母材部分が標準組織であって、この部品の前記ねじ孔の内面が非標準組織の部分とされ、前記非標準組織が、熱間鍛造の工程の工程中または工程の最後に部分的に冷却して自己復熱させることで得られた組織である車輪用軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記内方部材が、車輪取付用フランジを有するハブと、このハブの外周に嵌合した内輪とでなり、前記車輪取付用フランジに前記ねじ孔が設けられ、前記ハブの前記ねじ孔の内面が前記非標準組織の部分とされた車輪用軸受装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、前記外方部材が車体取付用フランジを有し、前記外方部材の車体取付用フランジに前記ねじ孔が設けられ、前記外方部材の前記ねじ孔の内面が前記非標準組織の部分とされた車輪用軸受装置。
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