JP2007050473A - ガラス板の加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガラス板を精度よく滑らかに直進搬送させることができて、ガラス板に対して精度の高い加工を施すことができるガラス板の加工装置を提供すること。
【解決手段】 ガラス板の加工装置1は、加工されるべき矩形状のガラス板2をX方向に直進搬送する搬送手段3と、搬送手段3による直進搬送においてガラス板2を加工する加工手段6と、搬送手段3の支持ベルト14及び15のX方向に直交するY方向における相互の位置を調節する位置調節手段7とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶用、家具用、建築用等のガラス板の両縁部の直線縁等又は前後隅部に研削加工、隅取り加工(コーナーカット)を施すガラス板の加工装置に関する。
特開2002−331449号公報
特許文献1においては、駆動プーリ及び従動プーリに掛け回された無端ベルトを駆動プーリの回転駆動により走行させることによって当該無端ベルトに支持されているガラス板を直進搬送する搬送手段と、この搬送手段に搬送されるガラス板に研削加工、隅取り加工を施す加工手段とを具備したガラス板の加工装置が提案されている。
ところで、斯かるガラス板の加工装置では、駆動プーリの回転駆動により無端ベルトを走行させるために、無端ベルト自体に伸びや縮みが生じ易くなる虞があり、無端ベルトに伸びや縮みが生じるとガラス板を精度よく滑らかに直進搬送させ難く、ガラス板に対して精度の高い加工を施すことが困難である。
本発明は前記諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガラス板を精度よく滑らかに直進搬送させることができて、ガラス板に対して精度の高い加工を施すことができるガラス板の加工装置を提供することにある。
本発明のガラス板の加工装置は、加工されるべきガラス板を直進搬送する搬送手段と、この搬送手段による直進搬送においてガラス板を加工する加工手段とを具備しており、搬送手段は、加工されるべきガラス板を水平にして支持する無端の支持ベルトと、この支持ベルトを直進搬送方向において走行させる走行手段とを具備しており、走行手段は、支持ベルトの走行方向に沿って並んで当該支持ベルトに設けられた複数の突起と、回転により複数の突起を直進搬送方向に移動させるべく当該複数の突起に接する螺旋状凸部を周面に有した回転軸とを具備している。
本発明のガラス板の加工装置によれば、特に、走行手段は、支持ベルトの走行方向に沿って並んで支持ベルトに設けられた複数の突起と、回転により複数の突起を直進搬送方向に移動させるべく当該複数の突起に接する螺旋状凸部を周面に有した回転軸とを具備しているために、複数の突起を介して支持ベルトに走行力を与えることができ、支持ベルト自体に伸びや縮みを生じさせないように当該支持ベルトを走行させることができて、ガラス板を精度よく滑らかに直進搬送させることができ、ガラス板に対して精度の高い加工を施すことができる。
本発明のガラス板の加工装置の好ましい例では、複数の突起は、夫々互いに等しい間隔をもって配されている。このような好ましい例では、支持ベルトに部分的な伸びや縮みを生じさせずにガラス板をより精度よく滑らかに直進搬送させ得る。
本発明のガラス板の加工装置の好ましい例では、複数の突起は、支持ベルトの裏面に装着された軸部と、この軸部に回転自在に取り付けられていると共に螺旋状凸部に当接する当接部とを夫々具備している。このような好ましい例では、回転される回転軸の螺旋状凸部に当接した当接部が当該螺旋状凸部に沿って回転されるので、支持ベルトを走行させる際の抵抗力を減少させることができ、而して、支持ベルトにより所望の搬送速度、搬送距離等をもってガラス板を直進搬送させ得る。また、本発明のガラス板の加工装置の好ましい例では、支持ベルトは、タイミングベルトからなり、複数の突起は、タイミングベルトに形成された歯部からなっている。
本発明のガラス板の加工装置の好ましい例では、回転軸は、螺旋状凸部が支持ベルトのガラス板を支持する部位に位置する複数の突起に接するように配されている。
本発明のガラス板の加工装置の好ましい例では、搬送手段は、支持ベルトの上方に配されていると共に支持ベルトと協働してガラス板を挟持するように当該支持ベルト上のガラス板に当接する当接ベルトを具備している。
本発明によれば、ガラス板を精度よく滑らかに直進搬送させることができて、ガラス板に対して精度の高い加工を施すことができるガラス板の加工装置を提供し得る。
次に、本発明の実施の形態の例を、図に示す例に基づいて更に詳細に説明する。尚、本発明はこれらの例に何等限定されないのである。
図1から図8において、本例のガラス板の加工装置1は、加工されるべき矩形状のガラス板2を直進搬送方向X(以下、X方向と称する)に直進搬送する搬送手段3と、搬送手段3による直進搬送においてガラス板2を加工する加工手段6と、搬送手段3の支持ベルト14及び15のX方向に直交するY方向における相互の位置を調節する位置調節手段7とを具備している。
搬送手段3は、ガラス板2の搬送路11のY方向における両側部において当該ガラス板2を水平にして夫々支持する一対の無端の支持ベルト14及び15と、支持ベルト14及び15をX方向において走行させる走行手段16と、支持ベルト14及び15の上方に夫々配されていると共に支持ベルト14及び15の夫々と協働してガラス板2を挟持するように当該支持ベルト14及び15上のガラス板2に当接する一対の無端の当接ベルト18及び19と、支持ベルト14が掛け回された回転自在な一対のプーリ20及び21と、支持ベルト15が掛け回された回転自在な一対のプーリ24及び25と、当接ベルト18が掛け回された回転自在な一対のプーリ22及び23と、当接ベルト19が掛け回された回転自在な一対のプーリ26及び27と、プーリ20及び24がY方向に移動自在に取り付けられたY方向に伸びたスプライン軸28と、走行手段16による支持ベルト14及び15の走行を当接ベルト18及び19に伝達する伝達手段29とを具備している。
支持ベルト14は、搬送路11の一方の側部にX方向に伸びて配されており、当接ベルト18は、支持ベルト14の上方にX方向に伸びて配されている。支持ベルト15は、搬送路11の他方の側部にX方向に伸びて配されており、当接ベルト19は、支持ベルト15の上方にX方向に伸びて配されている。支持ベルト14は支持ベルト15に対して、当接ベルト18は当接ベルト19に対して、プーリ20及び21はプーリ24及び25に対して、プーリ22及び23はプーリ26及び27に対して、Y方向において夫々対向して配されている。支持ベルト14は、X方向において互いに対向して回転自在に配された一対のプーリ20及び21によって走行自在に張設されており、支持ベルト15は、X方向において互いに対向して回転自在に配された一対のプーリ24及び25によって走行自在に張設されており、当接ベルト18は、X方向において互いに対向して回転自在に配された一対のプーリ22及び23によって走行自在に張設されており、当接ベルト19は、X方向において互いに対向して回転自在に配された一対のプーリ26及び27によって走行自在に張設されている。尚、支持ベルト14、当接ベルト18及びプーリ20から23は、支持ベルト15、当接ベルト19及びプーリ24から27と夫々同様に構成されているので、以下、支持ベルト14、当接ベルト18及びプーリ20から23について詳細に説明し、支持ベルト15、当接ベルト19及びプーリ24から27については図に符号aを適宜付してこれらの詳細な説明を省略する。
可撓性を有した支持ベルト14及び当接ベルト18は、夫々互いに協働してガラス板2を弾性的に挟持することができるように当該支持ベルト14及び当接ベルト18の夫々の厚み方向に関して弾性を有している。
本例の支持ベルト14の裏面32には、プーリ20及び21に歯合する歯31が形成されている。裏面32の走行方向Aに沿って伸びた中央部では、歯31は取り除かれて複数の突起61が設けられている。
当接ベルト18の裏面34には、プーリ22及び23に歯合する歯33が形成されている。当接ベルト18の張り具合は、可動台92に立設された支柱41及び43に支持されたX方向に伸びた上下一対の支持体44及び45のうちの上側の支持体44に取り付けられた転動体35の位置調節によって適宜調整される。
断面略コ字状の上側の支持体44は、特に図2、図4及び図5に示すように、調整ねじ36が螺合されたスライダ37を介して支柱41及び43に取り付けられたX方向に伸びた本体板58と、本体板58に一体的に設けられていると共に当接ベルト18を支える支え板59及び60とを具備している。支持体44の位置は、調整ねじ36の回転により上下方向Zにおいて下側の支持体45に対して調整されるようになっており、当接ベルト18の位置もまた、調整ねじ36の回転により上下方向Zにおいて支持ベルト14に対して調整されるようになっている。支え板59及び60は、上下方向Zにおいて互いに対向して配されており、当接ベルト18の歯33に滑接している。斯かる支持体44は、当接ベルト18を走行自在に支持している。
下側の支持体45は、特に図2、図4及び図5に示すように、支柱41及び43に取り付けられたX方向に伸びた本体板67と、本体板67に一体的に設けられていると共に支持ベルト14を支える支え部68及び69と、支え部68及び69間に形成されたX方向に伸びたスリット79とを具備している。支え部69は、連結板部80を介して本体板67に一体的に設けられている。支え部68及び69は、Y方向において互いに対向して配されており、支持ベルト14の歯31に滑接している。スリット79には、複数の突起61が配されている。連結板部80には、回転軸64が取り付けられている。斯かる支持体45は、支持ベルト14を走行自在に支持している。尚、ガラス板の加工装置1は、支持体44及び45と同様に形成されており、固定台91に立設された支柱41a及び43aに支持されていると共に支持ベルト15及び当接ベルト19を支持する支持体44a及び45aをも具備している。
プーリ20は、搬送路11の上流側の支柱41にブラケット42を介して回転自在に支持されており、プーリ21は、搬送路11の下流側における支持体45の端部にブラケット46を介して回転自在に支持されている。プーリ22は、支柱41にブラケット42を介して回転自在に支持されており、プーリ23は、下流側における支持体44の端部にブラケット46を介して回転自在に支持されている。
プーリ20は、特に図2及び図5から図7に示すように、支持ベルト14の歯31に歯合する中空の一対の歯付き円板部47と、一対の歯付き円板部47に一体的に固定された中空の小径円板部48と、一方の歯付き円板部47に一体的に固定された円筒部49とを具備しており、一対の歯付き円板部47、小径円板部48及び円筒部49は、スプライン軸28が挿入される貫通孔を画しており、当該貫通孔には、プーリ20に固着されていると共にスプライン軸28の溝82にY方向に移動自在に嵌合した嵌合突部83が配されており、一対の歯付き円板部47は、小径円板部49の径よりも大きな径を夫々有しており、小径円板部49は、当該小径円板部49の外周面50が一対の対の歯付き円板部47の対向側面39間に配される突起61の先端面75に接する程度の径を有している。プーリ21もまた、プーリ20と略同様(円筒部49及び嵌合突部83を除く)に形成されているので、以下、プーリ21については、図にプーリ20と同符号を適宜付してその詳細な説明を省略する。尚、プーリ21は、支持体45に固定されているブラケット46に取り付けられた軸部材12に回転自在に装着されている。プーリ22は、当接ベルト18の歯33に歯合する歯付き円板部51と、歯付き円板部51に一体的に固定された円柱部52とを具備している。プーリ23は、当接ベルト18の歯33に歯合する中空の歯付き円板体53からなり、支持体44に固定されているブラケット46に取り付けられた軸部材13に回転自在に装着されている。
走行手段16は、支持ベルト14をX方向において走行させる走行装置55と、Y方向において走行装置55に対向して配されており、支持ベルト15をX方向において走行させる走行装置56とを具備している。走行装置55及び56は、夫々互いに同様に構成されているので、以下、走行装置55について詳細に説明し、走行装置56については図に符号aを適宜付してその詳細な説明を省略する。
走行装置55は、支持ベルト14の走行方向Aに沿って並んで当該支持ベルト14に設けられた複数の突起61と、R方向の回転により複数の突起61をX方向に移動させるべく当該複数の突起61に接する螺旋状凸部62を周面63に有したX方向に伸びた回転軸64と、回転軸64にプーリ、ベルト等からなる連結機構65を介して連結された駆動源としての電動モータ66とを具備しており、電動モータ66の作動により回転軸64を図2に示す軸心90を中心としてR方向に回転させ、この回転により螺旋状凸部62を複数の突起61に当接させて当該複数の突起61に図10に示すX方向の移動力Fを与え、この移動力Fにより複数の突起61を介して支持ベルト14に走行力を与えて当該支持ベルト14を走行方向Aに走行させるようになっている。尚、走行装置56の電動モータ66aは、電動モータ66と同期して作動されるようになっており、走行装置56の回転軸64aもまた、回転軸64と同期的に回転されるようになっている。
複数の突起61は、特に図2に示すように、走行方向Aにおいて夫々互いに等しい間隔Sをもって配されている。複数の突起61は、特に図8の(a)及び(b)に示すように、支持ベルト14の裏面32に装着板70を介して装着された軸部71と、軸部71に回転自在に取り付けられていると共に螺旋状凸部62に当接する中空円板状の当接部72とを夫々具備している。装着板70は、ピン73により支持ベルト14に取り付けられてもよいが、例えば支持ベルト14に接着されてもよい。当接部72は、図10に示すように、その中空部に軸受等を介して挿着された軸部71に対してC方向に回転自在である。当接部72の周面74は螺旋状凸部62に当接するようになっている。突起61は、当該突起61付近の歯31がプーリ20又は21に歯合している際には、一対の歯付き円板部47の対向側面39と小径円板部49の外周面50とに画されている環状部40に配され且つ当該突起61の先端面75が外周面50に接するようになっている。
尚、走行装置55は、複数の突起61に代えて、例えば図9の(a)及び(b)に示すように支持ベルト14に一体的に形成された複数の突起76を具備していてもよく、斯かる突起76は、螺旋状凸部62に滑接するようになっている。
回転軸64は、X方向においてプーリ20及び21間に配されており、螺旋状凸部62が支持ベルト14のガラス板2を支持する部位77に位置する複数の突起61に当接するように配されている。螺旋状凸部62のX方向におけるピッチ幅Pは、本例では図10に示すように、当接部72の径よりも長く、螺旋状凸部62と突起61との間には、若干の隙間Tが形成されている。
回転軸64は支持体45の連結板部80に回転自在に支持されており、電動モータ66は支持体45の本体板67に取り付け部材78を介して取り付けられている。
スプライン軸28は、Y方向に伸びた軸本体81と、軸本体81にY方向に伸びて形成された溝82とを具備しており、溝82には、プーリ20及び24に設けられた嵌合突部83及び83aがY方向に移動自在に嵌合されている。軸本体81の両端は、基台10に固定された支持部材84に回転自在に支持されている。斯かるスプライン軸28は、プーリ20及び24の回転を互いに機械的に同期させるようになっている。
伝達手段29は、支持ベルト14の走行を当接ベルト18に伝達する伝達機構85と、Y方向において伝達機構85に対向して配されていると共に支持ベルト15の走行を当接ベルト19に伝達する伝達機構86とを具備している。伝達機構85及び86は、夫々互いに同様に構成されているので、以下、伝達機構85について詳細に説明し、伝達機構86については図に符号aを適宜付してその詳細な説明を省略する。
伝達機構85は、プーリ20の円筒部49に固着された歯車87と、歯車87に歯合していると共にプーリ22の円柱部52に固着された歯車88とを具備しており、支持ベルト14の走行方向Aの走行によって回転されるプーリ20の回転を歯車87及び88を介してプーリ22に伝達するようになっている。当接ベルト18は、前述のプーリ22の回転により支持ベルト14の走行方向Aの走行と同時的に走行方向Bに走行される。
位置調節手段7は、基台10に固着された固定台91と、Y方向において固定台91に対向して配された可動台92と、可動台92に取り付けられたスライダ93と、基台10に固着されていると共にスライダ93と嵌合したY方向に伸びたレール94及び95と、基台10に回転自在に支持されていると共に可動台92に螺合部96を介して螺合したY方向に伸びたねじ軸97及び98と、基台10に取り付けられていると共にねじ軸97及び98に傘歯車等を有した連結機構を介して連結された回転シャフト99と、基台10に固定されていると共に回転シャフト99に連結された電動モータ100とを具備しており、電動モータ100の作動により回転シャフト99を介してねじ軸97及び98を回転させ、この回転により可動台92をレール94及び95に沿ってY方向に固定台91に対して相対的に移動させ、この移動により支持ベルト14及び15のY方向における相互の位置を調節するようになっている。
加工手段6は、可動台92に設けられていると共にガラス板2のX方向に伸びた一方の縁部4を研削加工する研削加工装置101と、研削加工装置101よりも下流側に配されて可動台92に設けられていると共に研削加工装置101により研削加工されたガラス板2の縁部4を仕上げ研磨加工する研磨加工装置102と、固定台91に設けられていると共にガラス板2のX方向に伸びた他方の縁部5を研削加工する研削加工装置103と、研削加工装置103よりも下流側に配されて固定台91に設けられていると共に研削加工装置103により研削加工されたガラス板2の縁部5を仕上げ研磨加工する研磨加工装置104とを具備している。研削加工装置101はY方向において研削加工装置103に対向して配されており、研磨加工装置103はY方向において研磨加工装置104に対向して配されている。
研削加工装置101及び103並びに研磨加工装置102及び104は、研削加工装置101及び103には研削砥石(研削ホイール)が用いられ、研磨加工装置102及び104には研磨砥石(研磨ホイール)が用いられる点を除いて、夫々互いに同様に構成されているので、以下、研削加工装置101について詳細に説明し、研削加工装置103並びに研磨加工装置102及び104については図に同符号を適宜付してこれらの詳細な説明を省略する。
研削加工装置101は、可動台92に固定された支持体105と、支持体105にY方向に移動自在に設けられたスライダ106と、回転により支持体105に対するスライダ106のY方向における位置を調節する調節ねじ107と、スライダ106にブラケット108を介して上下動自在に設けられたスライダ109と、回転によりブラケット108に対するスライダ109の上下方向Zにおける位置を調節する調節ねじ110と、スライダ109に取り付けられた電動モータ111と、電動モータ111の出力回転軸に取り付けられた研削ホイール112とを具備している。尚、研磨加工装置102は、研削ホイール112に代えて、研磨ホイール113を具備している。
研削加工装置101は、調節ねじ107及び110を有した研削ホイール用位置調節機構によってガラス板2の縁部4に接触するように位置決めされた研削ホイール112を電動モータ111の作動により回転させ、当該研削ホイール112を、搬送手段3によりX方向に直進搬送されるガラス板2の縁部4に接触させ、而して、ガラス板2の縁部4を研削するようになっている。
以上のガラス板の加工装置1によりガラス板2を加工する場合、まず、電動モータ66の作動により回転軸64をR方向に回転させ、この回転により螺旋状凸部62を複数の突起61の当接部72に当接させてX方向への移動力Fを与え、移動力Fが与えられた複数の突起61のX方向の移動により支持ベルト14を走行方向Aに走行させる一方、電動モータ66aもまた、電動モータ66と同期的に作動されて支持ベルト15を支持ベルト14と同期的に走行方向Aに走行させる。当接ベルト18及び19は、支持ベルト14及び15の前記走行により伝達手段29を介して走行力が伝達されて走行方向Bに走行される。
次に、支持ベルト14及び当接ベルト18間並びに支持ベルト15及び当接ベルト19間に、ガラス板の加工装置1の上流端から加工されるべきガラス板2を搬入し、当該ガラス板2を支持ベルト14及び当接ベルト18により徐々に挟持すると同時に支持ベルト15及び当接ベルト19により徐々に挟持しながら水平にしてX方向に直進搬送する。
加工されるべきガラス板2の直進搬送中、ガラス板2の縁部4及び5を研削加工装置101及び103の研削ホイール112により研削加工し、この研削加工された縁部4及び5を研磨加工装置102及び104の研磨ホイール113により仕上げ研磨加工する。研磨加工されたガラス板2は、支持ベルト14及び当接ベルト18による挟持並びに支持ベルト15及び当接ベルト19による挟持が徐々に解除されながら、ガラス板の加工装置1の下流端から搬出される。
本例のガラス板の加工装置1によれば、加工されるべきガラス板2を直進搬送する搬送手段3と、搬送手段3による直進搬送においてガラス板2を加工する加工手段6とを具備しており、搬送手段3は、加工されるべきガラス板2を水平にして支持する無端の支持ベルト14及び15と、支持ベルト14及び15をX方向において走行させる走行手段16とを具備しており、走行手段16は、支持ベルト14及び15の走行方向Aに沿って並んで当該支持ベルト14及び15に夫々設けられた複数の突起61及び61aと、R方向の回転により複数の突起61及び61aをX方向に移動させるべく当該複数の突起61及び61aに接する螺旋状凸部62及び62aを周面63及び63aに夫々有した回転軸64及び64aとを具備しているために、複数の突起61及び61aを介して支持ベルト14及び15に走行力を与えることができ、支持ベルト14及び15自体に伸びや縮みを生じさせないように当該支持ベルト14及び15を走行方向Aに走行させることができて、ガラス板2を精度よく滑らかにX方向に直進搬送させることができ、ガラス板2に対して精度の高い加工を施すことができる。
ガラス板の加工装置1によれば、複数の突起61及び61aは、夫々互いに等しい間隔Sをもって配されているために、支持ベルト14及び15に部分的な伸びや縮みを生じさせずにガラス板2をより精度よく滑らかに直進搬送させ得る。
ガラス板の加工装置1によれば、複数の突起61及び61aは、支持ベルト14及び15の裏面32及び32aに装着された軸部71及び71aと、軸部71及び71aにC方向に回転自在に取り付けられていると共に螺旋状凸部62及び62aに当接する当接部72及び72aとを夫々具備しているために、回転される回転軸64及び64aの螺旋状凸部62及び62aに当接した当接部72及び72aが当該螺旋状凸部62及び62aに沿ってC方向に回転されるので、支持ベルト14及び15を走行させる際の抵抗力を減少させることができ、而して、支持ベルト14及び15により所望の搬送速度、搬送距離等をもってガラス板2を直進搬送させ得る。
ガラス板の加工装置1では、ガラス板2の縁部4及び5を研削加工及び仕上げ研磨加工するようにしたが、これに代えて、研削加工及び仕上げ研磨加工のうちのいずれか一方のみでもよく、更には、ガラス板2の前側隅部121及び122並びに後側隅部123及び124を隅取り加工するようにしてもよい。隅取り加工の場合には、研磨加工装置102及び104を省略し、研削加工装置101及び103を隅取り加工形状に対応してY方向に自動的に移動させるようにするとよい。
尚、ガラス板の加工装置1は、支持ベルト14及び複数の突起61に代えて、例えば図11に示すように、タイミングベルトからなる無端の支持ベルト131と、支持ベルト131に形成された歯部132からなる複数の突起133とを具備していてもよく、斯かる場合には、プーリ20及び21に代えて、プーリ22及び23と夫々略同様に形成された歯付きのプーリ(図示せず)を具備して支持ベルト131を張設することができ、而して、ガラス板の加工装置1自体をより簡単な構成にし得る。また、支持ベルト131の裏面134の幅方向(Y方向と同方向である)における両端部135及び136は、例えば図12に示すように、平坦に形成されていてもよく、斯かる場合には、両端部135及び136を支え部68及び69によって好適に支え得る。ガラス板の加工装置1は、上記同様に、支持ベルト15及び複数の突起61aに代えて、タイミングベルトからなる無端の支持ベルト(図示せず)と、この支持ベルトに形成された歯部からなる複数の突起(図示せず)とを具備していてもよい。
支持ベルト131の複数の突起133としての歯部132は、図13及び図14の(a)若しくは(b)に示すように、当該歯部132の夫々の螺旋状凸部62に面接触するように、Y方向に伸びる線141に対して傾斜していてもよく、斯かる場合には、支持ベルト131が掛け回されるプーリの歯は、歯部132に対して相補的な形状とされる。
本発明の実施の形態の例の平面説明図である。 図1に示す例の縦断面説明図である。 図1に示す例のIII−III線矢視説明図である。 図1に示す例のIV−IV線断面矢視説明図である。 図1に示す例のV−V線断面説明図である。 図1に示す例のVI−VI線矢視説明図である。 図1に示す例のVII−VII線断面矢視説明図である。 (a)及び(b)は、図1に示す例の主に支持ベルトの一部拡大説明図である。 (a)及び(b)は、図1に示す例の主に他の支持ベルトの一部拡大説明図である。 図1に示す例の主に走行手段の動作説明図である。 図1に示す例の主に他の支持ベルト及び走行手段の説明図である。 図1に示す例の主に他の支持ベルト及び走行手段の説明図である。 図1に示す例の主に他の支持ベルト及び回転軸の説明図である。 (a)及び(b)は、図1に示す例の主に他の支持ベルトの説明図である。
符号の説明
1 ガラス板の加工装置
2 ガラス板
3 搬送手段
6 加工手段
14、15、131 支持ベルト
16 走行手段
18、19 当接ベルト
61、61a、76、133 突起
62、62a 螺旋状凸部
63、63a、74 周面
64、64a 回転軸

Claims (6)

  1. 加工されるべきガラス板を直進搬送する搬送手段と、この搬送手段による直進搬送においてガラス板を加工する加工手段とを具備しており、搬送手段は、加工されるべきガラス板を水平にして支持する無端の支持ベルトと、この支持ベルトを直進搬送方向において走行させる走行手段とを具備しており、走行手段は、支持ベルトの走行方向に沿って並んで当該支持ベルトに設けられた複数の突起と、回転により複数の突起を直進搬送方向に移動させるべく当該複数の突起に接する螺旋状凸部を周面に有した回転軸とを具備しているガラス板の加工装置。
  2. 複数の突起は、夫々互いに等しい間隔をもって配されている請求項1に記載のガラス板の加工装置。
  3. 複数の突起は、支持ベルトの裏面に装着された軸部と、この軸部に回転自在に取り付けられていると共に螺旋状凸部に当接する当接部とを夫々具備している請求項1又は2に記載のガラス板の加工装置。
  4. 支持ベルトは、タイミングベルトからなり、複数の突起は、タイミングベルトに形成された歯部からなる請求項1又は2に記載のガラス板の加工装置。
  5. 回転軸は、螺旋状凸部が支持ベルトのガラス板を支持する部位に位置する複数の突起に接するように配されている請求項1から4のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
  6. 搬送手段は、支持ベルトの上方に配されていると共に支持ベルトと協働してガラス板を挟持するように当該支持ベルト上のガラス板に当接する当接ベルトを具備している請求項1から5のいずれか一項に記載のガラス板の加工装置。
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