JP2007048771A - 基板処理装置及び基板保持具 - Google Patents

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正直 福田
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Abstract

【課題】基板処理量の基板面内均一性を向上させると共に、サイズアップすることなく、支柱とリング状プレートとの固着部の強度アップを図ることができる基板処理装置及び基板保持具を提供する。
【解決手段】ボート217は、略垂直に設けられた少なくとも3本の支柱15と、支柱15に多段に設けられて複数のウェハ200を所定の間隔で略水平に載置する複数のウェハ支持部16と、ウェハ支持部16に支持されるウェハ200に対して所定の間隔で略水平に設けられる複数のリング状プレート13と、支柱15のウェハ支持部16に支持されるウェハ200に対して略反対側に設けられ、複数のリング状プレート13の内周面を載置する複数のプレート用切欠き25とを有する。このプレート用切欠き25に、リング状プレート13が載置されて固着される。
【選択図】図1

Description

本発明は基板処理装置及び基板保持具に係り、特に基板面内の処理量の均一性と基板保持具の強度を改善したものに関する。
従来、縦型CVD装置等において、複数の基板(ウェハ)を保持する基板保持具として、リング状プレートを有するボートが用いられている(例えば、特許文献1)。このボートは、図16〜図17に示すように、垂直に設けられた4本の支柱32を持つ。支柱32はウェハの出し入れが可能なように略半円周の範囲で配設されている。これらの支柱32は、リング状プレートとしての石英製ホルダプレート33の外側に配置される。このホルダプレート33は、支柱32に設けた溝部(図示省略)に水平姿勢で多段に溶接され、ホルダプレート33の上面にはウェハを載置する基板載置部としての支持つめ部34が複数設けられている。支持つめ部34は支柱32と重ならないように、ホルダプレート33上に散在させる
このようなボートを使用してウェハ処理、例えばウェハ上に成膜を行えば、石英製ホルダプレート33がウェハ面上の処理ガスの流れを均一化することにより、ウェハ端の膜厚だけが厚くなるのを抑制することができる。また、略半円周に配設された4本の支柱32よりも内側のホルダプレート33上に設けた支持つめ部34の上に、ウェハを保持するので、支柱32とウェハとの距離が遠ざかることから、支柱32の影響が少なくなり、膜厚均一性を向上させることが可能となる。
特開平11−40509号公報(図5、図6、図7、図10)
しかし、上述した従来の基板保持具では、リング状プレートの外側に支柱を配置するので、支柱がリング状プレートからはみ出す。また、リング状プレート上に基板載置部が設けられるので、リング状プレートの外形に変形や出っぱりが生じる。このため、従来の基板保持具を使用しても、なお支柱や基板載置部が処理ガスの流れの不均一な部分を構成することとなるため、これらの支柱や基板載置部の影響を無くすことはできず、基板処理結果でも、この支柱や基板載置部に対応する基板部分における処理量が少なくなる傾向にあった。
本発明の課題は、上述した従来技術の問題点を解消して、基板保持具を構成する支柱や基板載置部などの影響による基板処理量の基板面内不均一部分を無くし、基板面内均一性を向上させることが可能で、併せて従来の基板保持具よりもサイズアップすることなく、支柱とリング状プレートとの固着部の強度が高く且つ長寿命化が可能な基板処理装置及び基板保持具を提供することにある。
第1の発明は、複数の基板を保持することが可能な基板保持具と、前記基板保持具に保持される基板を収容する処理室と、該処理室を加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱された処理室に処理ガスを供給するガス供給手段とを備え、前記基板保持具は、略垂直に設けられた少なくとも3本の支柱と、前記支柱に設けられ、前記複数の基板を所定の間隔で略水平に載置する複数の基板載置部と、前記基板載置部に支持される基板に対して所定の間隔で略水平に設けられる複数のリング状プレートと、前記支柱の前記基板載置部に支持される基板に対して略反対側に設けられ、前記複数のリング状プレートの内周面を載置する複数のリング状プレート載置部とを有し、前記リング状プレート載置部に前記リング状プレートを載置して固着したことを特徴とする基板処理装置である。
基板は基板保持具に保持された状態で、加熱手段によって加熱された処理室に収容されて処理される。ここで、基板を保持する基板保持具は、少なくとも3本の支柱を有するので、基板を安定に保持できる。また、支柱にリング状プレートが設けられているので、基板の周縁部の処理量が多くなるのを抑制できる。また、基板載置部を、リング状プレートにではなく支柱に設けることによって、支柱と基板載置部とを1つにまとめたことにより、支柱と基板載置部とが与える基板処理量への悪影響を低減することができる。したがって、基板処理量の面内均一性を改善できる。
また、リング状プレートを支柱に設けたリング状プレート載置部に固着したので、支柱とリング状プレートの固着部の強度が高く、リング状プレートが支柱から剥がれて破損しにくくなる。したがって、基板保持具の強度を改善できる。
なお、「基板に対して所定の間隔で略水平に設けられるリング状プレート」の所定の間隔とは、0値すなわち基板上面とリング状プレート上面とが一致、つまり面一になることも含む。
第2の発明は、複数の基板を保持することが可能な基板保持具であって、略垂直に設けられた少なくとも3本の支柱と、前記支柱に設けられ、前記複数の基板を所定の間隔で略水平に載置する複数の基板載置部と、前記基板載置部に支持される基板に対して所定の間隔で略水平に設けられる複数のリング状プレートと、前記基板載置部に支持される基板に対して略反対側に設けられ、前記複数のリング状プレートの内周面を載置する複数のリング状プレート載置部とを有し、前記リング状プレート載置部に前記リング状プレートを載置して固着したことを特徴とする基板保持具である。
基板を保持する基板保持具は、少なくとも3本の支柱を有するので、基板を安定に保持できる。また、支柱にリング状プレートが設けられているので、基板の周縁部の処理量が多くなるのを抑制できる。また、基板載置部を、リング状プレートにではなく支柱に設けることによって、支柱と基板載置部とを1つにまとめたことにより、支柱と基板載置部とが与える基板処理量への悪影響を低減することができる。したがって、基板処理量の面内均一性を改善できる。
また、リング状プレートを支柱に設けたリング状プレート載置部に固着したので、支柱とリング状プレートの固着部の強度が高く、リング状プレートが支柱から剥がれて破損しにくくなる。したがって、基板保持具の強度を改善できる。
なお、「基板に対して所定の間隔で略水平に設けられるリング状プレート」の所定の間隔とは、0値すなわち基板上面とリング状プレート上面とが一致、つまり面一になることも含む。
第3の発明は、第1の発明において、前記リング状プレートの前記支柱に対向する内周面が、前記支柱の周辺で切り欠いてある基板処理装置である。
リング状プレートの内周面が支柱の周辺で切り欠いてあると、支柱の周辺での処理ガスが流れやすくなり、支柱の有る部分と支柱が無い部分とで基板に対する処理ガスの流れの均一化を図ることができる。したがって、基板処理量の面内均一性を改善できる。
第4の発明は、第2の発明において、前記リング状プレートの前記支柱に対向する内周面が、前記支柱の周辺で切り欠いてある基板保持具である。
リング状プレートの内周面が支柱の周辺で切り欠いてあると、支柱の周辺での処理ガスが流れやすくなり、支柱の有る部分と支柱が無い部分とで基板に対する処理ガスの流れの均一化を図ることができる。したがって、基板処理量の面内均一性を改善できる。
第5の発明は、複数の基板を保持することが可能な基板保持具と、前記基板保持具に保持される基板を収容する処理室と、該処理室を加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱された処理室に処理ガスを供給するガス供給手段とを備え、前記基板保持具は、略垂直に設けられた少なくとも3本の支柱と、前記支柱に設けられ、前記複数の基板を所定の間隔で略水平に載置する複数の基板載置部と、前記基板載置部に支持される基板に対して所定の間隔で略水平に設けられる複数のリング状プレートと、前記基板載置部に支持される基板に対して略反対側に設けられ、前記複数のリング状プレートの内周面を載置する複数のリング状プレート載置部とを有し、前記リング状プレート載置部に前記リング状プレートを載置して固着した基板処理装置を用いた半導体装置の製造方法において、前記基板保持具の基板載置部に前記基板を載置する工程と、前記基板保持具の基板載置部に載置された基板を前記処理室に搬入する工程と、前記加熱手段により前記処理室を加熱する工程と、前記加熱された処理室に処理ガスを供給して前記基板を処理する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法である。
複数の基板は基板載置部に載置されることにより基板保持具に保持される。複数の基板を保持した基板保持具が処理室に搬入される。処理室は加熱手段によって加熱され、加熱された処理室にガス供給手段から処理ガスが供給されて、基板保持具に保持された複数の基板が処理される。ここで、基板を保持する基板保持具は、少なくとも3本の支柱を有するので、基板を安定に保持できる。また、支柱にリング状プレートが設けられているので、基板の周縁部の処理量が多くなるのを抑制できる。また、基板載置部を、リング状プレートにではなく支柱に設けることによって、支柱と基板載置部とを1つにまとめたことにより、支柱と基板載置部とが与える基板処理量への悪影響を低減することができる。したがって、基板処理量の面内均一性を改善できる。
また、リング状プレートを支柱に設けたリング状プレート載置部に固着したので、支柱とリング状プレートの固着部の強度が高く、リング状プレートが支柱から剥がれて破損しにくくなる。したがって、基板保持具の強度を改善できる。
なお、「基板に対して所定の間隔で略水平に設けられるリング状プレート」の所定の間隔とは、0値すなわち基板上面とリング状プレート上面とが一致、つまり面一になることも含む。
本発明によれば、基板保持具を構成する支柱や基板載置部などの影響による基板処理量の基板面内不均一部分を無くし、基板面内均一性を向上させることができる。また、従来の基板保持具よりもサイズアップすることなく、支柱とリング状プレートとの固着部の強度が高く且つ長寿命化を図ることができる。したがって、基板処理における歩留まり及び品質の向上を長時間確保することができる。
以下に本発明の基板処理装置及び基板保持具を、縦型炉を有する半導体製造装置に適用した実施の形態を説明する。なお、半導体製造装置では、シリコンなどの基板よりIC等の半導体素子を製造する。
図14は縦型炉を有する半導体製造装置の概略図であり、図15は縦型炉としての減圧CVD処理炉の断面図である。図14に示すように、筐体10内部の前側にカセットローダ6が位置し、カセットローダ6の後側にカセット棚1が設けられる。カセット棚1の上方にバッファカセット棚7が設けられ、カセット棚1の後側にウェハ移載機2が設けられる。ウェハ移載機2の後側にボート217を昇降させるボートエレベータ8が設けられ、ボートエレベータ8の上方に縦型炉5が設けられる。
縦型炉5は、図15に示すように、外管(以下、アウタチューブ205)と内管(以下、インナチューブ204)とを有する。アウタチューブ205は例えば石英(SiO2)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞され、下端に開口を有する円筒状の形態である。インナチューブ204は、上端及び下端の両端に開口を有する円筒状の形態を有し、アウタチューブ205内に同軸的に配置されている。アウタチューブ205とインナチューブ204との間の空間は筒状空間250を成す。インナチューブ204の上部開口から上昇したガスは、筒状空間250を通過して排気管231から排気されるようになっている。
アウタチューブ205およびインナチューブ204の下端には、例えばステンレス等よりなるマニホールド209が係合され、このマニホールド209にアウタチューブ205およびインナチューブ204が保持されている。このマニホールド209は保持手段(以下ヒータベース251)に固定される。アウタチューブ205の下端部およびマニホールド209の上部開口端部には、それぞれ環状のフランジが設けられ、両者の間が気密にシールされている。
マニホールド209には、その外側からインナチューブ204内の下方にガス供給手段としての第1のガス供給管232が挿入されて、ガスをインナチューブ204内に供給できるようになっている。
マニホールド209の下端開口部には、例えばステンレス等よりなる円盤状の蓋体(以下シールキャップ219)が気密シール可能に着脱自在に取り付けられている。シールキャップ219には、その外側からインナチューブ204内の上方にガス供給手段としての第2のガス供給管232aが挿入され、インナチューブ204内に処理ガスを導入できるようになっている。この第2のガス供給管232aには、複数のウェハ200に向けられた複数のガス孔(図示せず)が設けられ、インナチューブ204内に導入された処理ガスを各ウェハに供給できるようになっている。
シールキャップ219の上にボートキャップ211を介して基板保持具(以下ボート217)が載置されている。また、シールキャップ219には、回転手段(以下回転軸254)が連結されており、回転軸254により、ボート217及びボート217上に多段に保持されている複数のウェハ200を回転させる。又、シールキャップ219に昇降手段(図示略)が連結されていて、ボート217を昇降させる。
アウタチューブ205の外周には加熱手段(以下ヒータ207)が同軸的に配置されている。ヒータ207は、アウタチューブ205内の温度を所定の処理温度にするよう温度検出手段(以下熱電対263)により温度を検出する。前述したインナチューブ204、アウタチューブ205と、マニホールド209とで、ボート217に支持されたウェハ200を収納して処理するための処理室201を構成する。
図15に示した処理炉による減圧CVD処理方法の一例を説明すると、まず、昇降手段によりボート217を下降させる。ボート217に複数枚のウェハ200を保持する。次いで、ヒータ207により加熱しながら、処理室201内の温度を所定の処理温度にする。第1のガス供給管232により予め処理室201内を不活性ガスで充填しておき、昇降手段により、ボート217を上昇させて処理室201内に移し、処理室201の内部温度を所定の処理温度に維持する。処理室201内を所定の真空状態まで排気した後、回転軸254により、ボート217及びボート217上に保持されているウェハ200を回転させる。同時に第2のガス供給管232aから処理用のガスを供給する。供給された処理ガスは、各ウェハ200に対して均等に供給される。
減圧CVD処理中の処理室201内は、排気管231を介して排気され、所定時間減圧CVD処理を行って、ウェハ200上に薄膜を形成する。
このようにして減圧CVD処理が終了すると、次のウェハ200の減圧CVD処理に移るべく、処理室201内のガスを不活性ガスで置換するとともに、圧力を常圧にし、その後、昇降手段によりボート217を下降させて、ボート217及び処理済のウェハ200を処理室201から取り出す。処理室201から取り出されたボート217上の処理済のウェハ200は、未処理のウェハ200と交換され、再度前述同様にして処理室201内に上昇され、減圧CVD処理が成される。
上述した減圧CVD処理において、ウェハ200上に形成される薄膜の膜厚の面内均一性を向上させるためには、図16及び図17と同様な、支柱にリング状プレートを設ける構造のボートを使用する場合、好ましくは、ボート217を構成する支柱がリング状プレートから外側にはみ出さないようにすると良い。また、ボート217は回転軸254(図15参照)により回転させるため、特に支柱をリング状プレートの内側に取り付けると、支柱とガス供給管232、232a、および支柱とインナチューブ204との回転の際のすき間をより適切に保つことが可能となり、支柱とガス供給管232、232a、および支柱とインナチューブ204の内壁との擦れによるパーティクル発生等を回避できる。さらに、リング状プレート13にウェハ支持部を設けないようするのが良い。すなわち、支柱がリング状プレートからはみ出さず、またリング状プレートの外形は変形や出っぱりのないほうが良い。
そこで、本発明のプロトタイプのボート217では、上記要請に応えるために、リング状プレート13に基板載置部としてのウェハ支持部を固着するのではなく、支柱15に直接ウェハ支持部を固着するようにした。また、支柱をリング状プレート13の内側に取り付けるようにすると共に、リング状プレート13の支柱取付部を切り欠くようにした。その結果、半導体製造装置において、ウェハの面内均一性を向上させることができるようになった。特に実施の形態のような縦型炉を有するバッチ式の半導体製造装置においては、成膜速度向上(デポレート向上)、およびウェハ品質向上の要求にも対応できるようになった。
[プロトタイプ]
以下、本発明のプロトタイプのボートを図6〜図7を用いて説明する。図6はボートの全体構成図であり、図7はボートの詳細図であって、(a)は2枚のリング状プレートに着目したボートの中央縦断面図、(b)はボートの平断面図である。
ボート217は、例えば石英製であり、図6に示すように、二枚の平行な板としての底円板17及び天円板11と、底円板17と天円板11との間に略垂直に設けられた複数本、例えば3本の支柱15とを有する。リング状プレート13を安定かつシンプルに支持するためには、支柱15の数は特に3本であることが好ましいが、3本以上であっても良い。支柱15は略円柱状をしている。図示例では、支柱15のウェハ支持部16を取り付ける取付け面がカットされている。
3本の支柱15は、底円板17に略半円状に配列固定されている。天円板11は、3本の支柱15の上端部に固定されている。底円板17と天円板11との間には、所定の間隔で多段に略水平姿勢で設けられた複数のリング状プレート13が、支柱15に固着されている。リング状プレート13は石英製であり、支柱15も同じく石英製である。
各支柱15には、複数のウェハ200を垂直方向に所定の間隔で略水平に載置することが可能な複数の基板載置部としてのウェハ支持部16が多段に突設される。図7に示すように、各ウェハ支持部16は略円柱状をしており、ボート217の中心、すなわちリング状プレート13の中心に向けて突設されている。この場合、支柱15には、ウェハ1枚につきそれぞれ1つずつウェハ支持部16を設ける。すなわち、1段に3つのウェハ支持部16が突設されている。この突設された3つのウェハ支持部16上に、ウェハ200の外周を支持させることにより、ウェハ200を載置するようになっている。このウェハ支持部16は水平度が保たれているのが好ましい。水平度が保たれることにより、ウェハ搬送時にウェハがウェハ支持部16に接触する等の干渉を回避し、またボート217にウェハ200が載置された状態でのウェハ上に均一なガスの流れを確保できる。
上述したリング状プレート13は、支柱15のウェハ支持部16の各設置位置よりも下方に設置され、ウェハ支持部16に支持されるウェハ200に対して所定の間隔で略水平に設けられる。このリング状プレート13は、中央が開口した略円形に形成され、リング状プレート13の内周面に3本の支柱15を納めることにより、3本の支柱15を取り囲むようになっている。本プロトタイプのように、ウェハの全周に亘って略円形に形成されたリング状プレート13を設けることにより、ウェハの周縁部の膜厚が全周で厚くなる傾向を改善することができる。
リング状プレート13の支柱15に対向する内周面、あるいは支柱15に近接する内周面、ないしは支柱15の直近にある内周面には、3本の支柱15を挿入するために、前記支柱15の周辺で切り欠いた支柱用切欠き20が形成されている。支柱用切欠き20は、図7(b)に示すように、リング状プレート13の中心線21上のウェハの出し入れ側の反対側に1個、又中心線21に対して左右対称位置に1個ずつ計3個形成される。支柱用切欠き20は、支柱15をリング状プレート13の内側に配設するために、内側から外側に向かって切り欠かれている。支柱用切欠き20の深さは、支柱15による膜厚への悪影響を低減するために、支柱15が支柱用切欠き20内に納まる深さとするのがよい。
図8は図7(b)の丸印で囲ったA部の詳細図である。石英製のウェハ支持部16は、石英製の支柱15とは別体に設けられて、支柱15のウェハ側のカット面に設けたウェハ支持部挿入孔23に挿入され、溶着されている。これにより、従来のホルダプレート上に支持つめ部を固着したものと比べて、支柱15とウェハ支持部16との固着部の強度は高く且つ長寿命化が可能となる。なお、ウェハ支持部16は、支柱15に一体に取り付けても良い。
また、支柱用切欠き20は、リング状プレート13の内周面の支柱15の周辺で切り欠かれている。この支柱用切欠き20は、支柱15が嵌め込まれる孔としての略円形ないし略半円形の嵌込み部20aと、嵌め込み部をリング状プレート13の内周方向に開放させる開口部20bとから構成される。支柱15を嵌込み部20aに嵌めた状態で、この開口部20bを平面視して、この開口部20b上にウェハ支持部16を投影したとき、開口部20bは、ウェハ支持部16が開口部20bの中央に納まり、開口部20bの開口幅がウェハ支持部16の幅よりも大きくなっていることが好ましい。このように支柱用切欠き20にリング状プレート13の内周方向に開放する開口部20bを設けると、上方からウェハ支持部16に当たったガスが、ウェハ支持部16の両側に回り込んで、そのまま開口部20bを通過して下方に流れるので、ウェハ支持部16で乱流が生じがたくなる。したがって、ウェハ支持部付き支柱15が存在する部分と、それが存在しない部分とで、処理ガスの流れに、差異が生じなくなる。特に、図示例のように、開口部20bは前記内周面側へ扇形に開くようにすることが好ましい。開口部20bが扇形に開いていると、ウェハ支持部16で乱流が一層生じがたくなり、ウェハ支持部付き支柱15が存在する部分と、それが存在しない部分とで、処理ガスの流れに、より差異が生じなくなるからである。
リング状プレート13と支柱15とを固着する固着部18は、支柱15のウェハ支持部16に支持されるウェハに対して略反対側(背面側)に設けられる。この固着部18は、石英製の支柱15と石英製リング状プレート13とを互いに溶着して一体化した溶着部28により形成される。
図9は図7(a)の丸印で囲ったB部の詳細図である。前述したように、支柱15とリング状プレート13との固着部18は、リング状プレート13の内周面と支柱15の背面とを溶着して一体化した溶着部28により形成される。
図10は、支柱15の背面側から支柱15とリング状プレート13との固着部18を見た斜視図を示す。図8及び図9からもわかることであるが、リング状プレート13はリング状プレート13の支柱側部分を切り欠いて支柱15に固着するために、リング状プレート13の支柱用切欠きが形成されている固着部18の部分の内外径間の幅は、支柱用切欠き20の深さが深いほど、他部の幅と比べて狭くなる。
上述したボート217を製作する方法を図11を用いて説明する。図11(a)はボートの全体図、図11(b)は(a)のA部詳細図である。なお、これらの図は、説明の便宜上、横倒しにして描いてある。支柱用切欠き20を形成した複数のリング状プレート13を用意する。図11(b)に示すように、複数のリング状プレート13を、各支柱用切欠き20が互いに上下(図では左右)で合致するように揃えて積層させた状態で、リング状プレート13のピッチ[A]を規定するために、高精度に加工された櫛形の位置決め治具を用いて仮固定する。底円板17に3本の支柱15を半円状に配列して固定する。このとき、支柱15に突設したウェハ支持部16は径方向内方を向くようにする。支柱15を、仮固定した複数のリング状プレート13の支柱
用切欠き20に嵌めて、嵌めた支柱15を切欠き部分でリング状プレート13に固定する。リング状プレート13は、垂直方向に設けられた複数のウェハ支持部16間のちょうど中間位置に、それぞれ位置するように固着する。支柱15に天円板11を固定する。治具を取り外すと、多数枚のウェハを多段に積載するボート217が完成する。なお、リング状プレート13の固着を含めたボート部材間の固着は、前述した石英ガラス同士の溶着で行なう。リング状プレート材や支持材、天円板材、底円板材(つまり、ボート217を構成する部材)は、耐熱性であれば特に限定されないが、石英の他に、炭化ケイ素(SiC)、アルミナ(Al23)、セラミック等の耐熱性材料が好ましい。
本プロトタイプによれば、支柱15にウェハ支持部16を設けることによって、ウェハの膜厚に対して個々に悪影響を与えている2種類の要因であるウェハ支持部16と支柱15とを1箇所に集約させるようにしたので、ウェハ支持部16と支柱15とを散在させた場合に比べて、ウェハ支持部16と支柱15との両方の膜厚に与える悪影響を1つにまとめることができるので、ウェハの膜厚への悪影響を低減することができる。また、本プロトタイプによれば、支柱取付部のリング状プレート13の内周面を切り欠いて支柱用切欠き20を設けるようにしたので、支柱15及びウェハ支持部16の有る部分において、ガス流の支柱15及びウェハ支持部16の影響を抑制することができ、ウェハ支持部16及び支柱15の無い部分と同様な膜厚をウェハ200上に得ることができる。
この支柱用切欠き20の効用を、図12を用いて具体的に説明する。図12は、処理ガスがインナチューブを横切る場合において、処理ガスがウェハ200からリング状プレート13の方向へ流れ、下部へ排気される場合のガス流れの概念図である。図12(a)は支柱15及びウェハ支持部16が無い部分のガス流れ、図12(b)は支柱15及びウェハ支持部16が有る部分のガス流れを示す。CVD処理等において、石英表面でも処理ガスによる成膜反応が起こることは周知の事実であるが、本来ウェハ200で反応すべき処理ガスが石英表面で反応してしまうことにより、支柱15及びウェハ支持部16近傍のウェハ部へ供給される処理ガスの量が少なくなる。その結果として、支柱15及びウェハ支持部16近傍のウェハ部の膜厚が薄くなってしまう傾向にある。
プロトタイプでは、図12において、リング状プレート13に支柱用切欠き20を設けることにより、支柱15及びウェハ支持部16が有る部分の支柱15とウェハ端との距離Lbを、支柱15及びウェハ支持部16が無い部分のリング状プレート13の内周面とウェハ端との距離Laより大きくすることによりコンダクタンスを大きくする。これによって、支柱15及びウェハ支持部16が有る部分に流れる処理ガスの量を増やすことにより、支柱15及びウェハ支持部16が無い部分のウェハ周縁部Wbの膜厚と、支柱15及びウェハ支持部16が有る部分のウェハ周縁部Waとの膜厚を同等とすることができる。
なお、図12では、処理ガスがインナチューブを横切る場合において、処理ガスがウェハ200からリング状プレート13方向へ流れる場合を説明したが、処理ガスがリング状プレート13からウェハ方向へ流れる場合や、処理ガスが下から上へ流れる場合も同様である。
したがって、処理ガスがインナチューブ204を下から上に向かって流れるにせよ、インナチューブ204を横切るにせよ、膜厚のウェハ面内均一性を向上させるという前述した要請に応えることができる。また、リング状プレートは、支柱に垂直方向に複数所定の間隔で設けられるので、複数のウェハの面間の均一性も改善できる。
また、図12に示すように、リング状プレート13とウェハ200との垂直方向の距離の関係は、処理ガスは、ウェハ上面とウェハ200より上部に配置されたリング状プレート下面との間を流すように供給するため、例えばウェハ上面とウェハ200より上部に配置されたリング状プレート下面との距離がせまいと、リング状プレートに直接ガスがあたり、ガスが乱流になりやすく、膜厚均一性に悪影響を及ぼすことになってしまう。したがって、ウェハ上面とウェハ200より上部に配置されたリング状プレート下面との距離は大きくなるように配置することが好ましい。とりわけ、図13に示すように、ウェハ上面とリング状プレートの上面とが一致する、つまり面一になるように配置すると、面内膜厚均一性よりいっそう良好となる。また、高い成膜速度を維持することができ、つまり成膜速度も改善できることとなる。
また、Laの最適値を実験により評価したところ、直径300mmウェハの成膜評価においては、Laが2mm未満ではウェハ周縁部の膜厚がウェハ中心の膜厚より薄くなり、逆にLaが7mmを超えるとウェハ周縁部の膜厚がウェハ中心の膜厚より厚くなることがわかった。このことにより、ウェハ直径300mmサイズで、距離Laは2〜7mmが最適であると言える。また、Lbは、La<Lbであることが必須である。これはガス流の障害となる支柱15とウェハ支持部16の有る側のガス流路のコンダクタンスを大きくする必要があるからである。
また、プロトタイプでは、支柱15にウェハ支持部16を固着するようにしたので、ウェハ載置位置の精度を出すのは容易である。これは、支柱15とウェハ支持部16、支柱15と底円板17は、ともに機械加工されて精度の出た面をあてて溶接をすることができるからである。この点で、図17に示す従来例のものは、ウェハ載置位置の精度を出すのは難しい。これは、ホルダプレート33に支持つめ部34を接合する際に、ホルダプレート33の表面を鏡面状態に磨き上げて支持つめ部34を圧着(鏡面状態の部材同士を熱と力をかけて接合する方法)する工程を採用する場合が多い。これにともなって、ホルダプレート33は、例えば厚さ3mmの原材料から厚さ2mmの鏡面のプレートへ磨かなければならない工程が必然的に導入されるからである。 また、従来例のものは、上記工程を必要とするため、非常に製作時間がかかり、コストも高くなっていた。これに対してプロトタイプでは、支柱にウェハ支持部を固着し、このウェハ支持部を設けた支柱にウェハ支持部の存在しない単純構造のリング状プレートを接合するだけなので、上記工程を省くことができ、製作時間を大幅に短縮でき、コストダウンを実現できる。
また、支柱15にウェハ支持部16を固着していることにより、支柱15の本数を、対称形でウェハ200を保持できる最少本数である3本とすることができる。ガス流れがウェハに影響しないようにするために、リング状プレート13の中心線に対して左右対称位置に支柱15を設ける必要があるが、プロトタイプでは、図7(b)に示すように、リング状プレート13の中心線上のウェハの出し入れ側の反対側に設けたウェハ支持部16に、重ねて支柱15を設けることができるからである。したがって、支柱15にウェハ支持部16を設ける場合には、ガス流れがウェハに影響する部分を、最少の3ヶ所とすることができる。また、ウェハ支持部16を3つとすることにより、3点支持にてウェハを保持でき、安定した保持が可能となる。
また、プロトタイプのボート217は、支柱15をリング状プレート13の内側に取り付けるようにしたので、支柱15とインナチューブ204との回転の際のすき間をより適切に保つことが可能となり、支柱15とインナチューブ204の内壁との擦れによるパーティクル発生等を回避できる。また、支柱15にウェハ支持部16を設けるという簡単な構成によって、ウェハ面内の膜厚の均一性を改善できるので、ボートサイズが大きくならず、装置サイズも大きくなることがない。したがって、熱量過多でスループットが悪化するということもない。
上述したプロトタイプを用いた本発明の基板処理装置は、特に縦型装置に好適であるが、その他の基板処理装置にも適用可能である。また、基板処理装置は、成膜炉その他のアニール炉、拡散炉等にも適用可能である。また、成膜炉で成膜する対象膜種は、D−POLY膜、Si34膜、HTO膜(高温酸化膜)などの他、CVD膜全般にわたって適用可能である。
特に、本発明の基板処理装置は、CVD膜において、デポレートが従来20Å/minであったのを50Å/MlNに向上できるので、デポレートを向上させる方法として有効である。またCVD膜において、本発明の基板処理装置は、ウェハ面内、ウェハ面間、バッチ間の均一性を、ノーマルボートないしリングボートを用いる従来の基板処理装置の±3%以内から±1%以内に向上できるので、ウェハ品質を向上させる方法としても有効である。
ところで、上述したプロトタイプのボート217では、リング状プレート13の支柱側部分を切り欠くため、支柱15と石英製リング状プレート13の固着部18の内外径間の幅が他部の幅と比べて狭いため、この部分の強度が弱くなり運搬や組立て作業の際に固着部18から、リング状プレート13が剥がれてボートが破損しやすくなってしまう。
また、定期的な酸溶液でのボート洗浄の際に支柱15とリング状プレート13の固着部18の劣化が進行して、部品としての寿命が短くなってしまう。そこで前述したプロトタイプ構成のボートは改善の余地がある。
以下に説明する本実施の形態では、プロトタイプのボートを改善して、図17に示す従来のボートよりもサイズアップすることなく、強度が高く且つ長寿命化を可能にしている。
[実施の形態]
図1〜図5は、実施の形態におけるボートの説明図であって、図1は図4(a)のB部の詳細図、図2は支柱の背後側から支柱とリング状プレートとの固着部を見た斜視図、図3は、図4(b)のA部の詳細図、図4はボートの詳細図であって、(a)は2枚のリング状プレートに着目したボートの中央縦断面図、(b)はボートの平断面図である。
実施の形態は、基本的な構成はプロトタイプと同じである。異なる点は、支柱にリング状プレート載置部を設け、そのリング状プレート載置部にリング状プレートが固着されている点である。以下、詳述する。
図4において、リング状プレート載置部24は、支柱15のウェハ支持部16に支持されるウェハ200に対して略反対側に設けられて、複数のリング状プレート13の内周面を載置するようになっている。そして、このリング状プレート載置部24にリング状プレート13が固着されている。図4と対応するプロトタイプの図7と比較すると構成の違いが分かるが、図4ではB部に示されているように、リング状プレート13の内周部が支柱15に食い込んでいる。また、図4ではA部に示されているように、リング状プレート載置部24におけるリング状プレート部分の幅が広くなっている。
図3に示すように、支柱の15の背面、すなわち、支柱15のリング状プレート13に切り欠かれた嵌込み部20aと対向する面に、リング状プレート載置部としてのプレート用切欠き25を設けてある。このプレート用切欠き25に、支柱用切欠き20のために幅が狭くなっているリング状プレート13の幅狭部13aの内周部を保持させる。リング状プレート13と支柱15とを固着する固着部27は、支柱15に設けたプレート用切欠き25の部分と、このプレート用切欠き25上に載置されたリング状プレート13の部分とを互いに溶着して一体化することにより形成される。
プレート用切欠き25は図1に明瞭に示されており、支柱15の背面側に設けたプレート用切欠き25内にリング状プレート13の幅狭部の内周部が載置され、石英製の支柱15と石英製リング状プレート13とが重なった固着部27で固着されている。
図2あるいは図1、図3〜図4からわかるように、リング状プレート13が支柱15の外周部からできるだけはみ出すことなく、リング状プレート13を支柱15に固着するために、リング状プレート13の支柱側部分を切り欠いてある点は、プロトタイプと同じであるが、プロトタイプのものと比べて、プレート用切欠き25の深さの分、リング状プレート13の幅狭部を広くすることができる。
このように、実施の形態では、プロトタイプのものと比べて、プレート用切欠き25の深さの分、余計にリング状プレート13の幅を残して支柱15に固着することができるので、支柱15とリング状プレート13の固着部27の強度を上げることができる。
また、支柱15の背面に設けたプレート用切欠き25に、リング状プレート13の幅狭部の内周部を入り込ませることができるので、ボート217全体の外形寸法が大きくなることもない。
また、上述したボート217を製作する場合、プロトタイプでは、支柱とリング状プレートを溶接する際、リング状プレートのピッチ[A]を規定するため櫛形の位置決め治具を使ってリング状プレートを固定してから支柱と溶着させていたことは前述した通りである。これに対して、実施の形態では、図5(a)のボート全体図のA部の詳細である図5(b)に示すように、支柱15のプレート用切欠き25にリング状プレート13をあてがうだけで、リング状プレート13のピッチ[A]を規定することができる。このためリング状プレート13とウェハ支持部16との位置精度を出す作業がプロトタイプのものと比べてはるかに容易になる。また、プロトタイプで使っていた位置決め治具を使用することなく、支柱15とリング状プレート13を溶着することができるので、ボートの製作が容易となる。
また、支柱15に設けるプレート用切欠き25は、機械加工にて加工するため、プレート用切欠き25の設置位置を高精度に出すことができる。
このように本実施の形態のボートによれば、プロトタイプのボートと比べて次のような効果がある。
(1)リング状プレートと支柱との切欠き部同士を固着することにより、固着部においてリング状プレートが支柱からはみ出す量を抑えることができるので、従来のボートよりもサイズアップするのを防止できる。
(2)支柱側にもプレート用の切欠きを設けたことにより、リング状プレートの支柱用切欠きの深さを浅くして残りの幅を広くすることができるので、リング状プレート自体の強度をアップすることができる。
(3)リング状プレートの切欠き部を支柱側に設けたプレート用切欠き部に載置して、重なった部分を固着するようにしたので、リング状プレートと支柱との固着部の面積を増大でき、固着部の強度をアップすることができる。
(4)リング状プレートと支柱との固着部の強度アップにより、リング状プレートが支柱から剥がれて破損するということもなく、ボートの部品寿命が延び、ランニングコストが削減できる。
(5)機械加工によってプレート用切欠きを設けることにより、支柱上のウェハ支持部に対するリング状プレートの位置精度を容易に出すことができる。
図4のB部の詳細を示すボートの要部断面図である。 実施の形態におけるボートを構成する支柱の背後側から支柱とリング状プレートとの固着部を見た要部斜視図である。 図4のA部の詳細を示すボートの要部断面図である。 実施の形態におけるボートの詳細図であって、(a)は2枚のリング状プレートに着目したボートの中央縦断面図、(b)はボートの平断面図である。 実施の形態となるボートを製作する方法を説明するための図であって、(a)はボートの全体図、(b)は(a)のA部詳細図である。 実施の形態とプロトタイプとに共通した基板保持具としてのボートの全体構成図である。 本発明のプロトタイプとなるボートの詳細図であって、(a)は2枚のリング状プレートに着目したボートの中央縦断面図、(b)はボートの平断面図である。 図7(b)のA部の詳細図である。 図7(a)のB部の詳細図である。 プロトタイプとなるボートを構成する支柱の背後側から支柱とリング状プレートとの固着部を見た要部斜視図である。 プロトタイプとなるボートを製作する方法を説明するための図であって、(a)はボートの全体図、(b)は(a)のA部詳細図である。 実施の形態とプロトタイプにおけるガス流れを示す共通の説明図であって、(a)はウェハ支持部及び支柱が無い部分のガス流れを示す説明図、(b)はウェハ支持部及び支柱が有る部分のガスの流れを示す説明図である。 実施の形態とプロトタイプにおけるガス流れを示す共通の説明図であって、(a)はウェハ支持部及び支柱が無い部分のガスの流れを示す説明図、(b)ウェハ支持部及び支柱が有る部分のガスの流れを示す説明図である。 実施の形態における基板処理装置としての半導体製造装置の全体構成を示す斜視図である。 実施の形態における反応炉の縦断面図である。 従来例のホルダプレートの説明図であって、(a)は側面図、(b)は平面図である。 従来例のボートの全体構成図である。
符号の説明
15 支柱
16 ウェハ支持部(基板載置部)
13 リング状プレート
25 プレート用切欠き(リング状プレート載置部)
27 固着部
200 ウェハ(基板)
217 ボート(基板保持具)
201 処理室
207 ヒータ(加熱手段)
232 ガス供給管(ガス供給手段)
232a ガス供給管(ガス供給手段)

Claims (2)

  1. 複数の基板を保持することが可能な基板保持具と、前記基板保持具に保持される基板を収容する処理室と、該処理室を加熱する加熱手段と、前記加熱手段により加熱された処理室に処理ガスを供給するガス供給手段とを備え、
    前記基板保持具は、
    略垂直に設けられた少なくとも3本の支柱と、
    前記支柱に設けられ、前記複数の基板を所定の間隔で略水平に載置する複数の基板載置部と、
    前記基板載置部に支持される基板に対して所定の間隔で略水平に設けられる複数のリング状プレートと、
    前記支柱の前記基板載置部に支持される基板に対して略反対側に設けられ、前記複数のリング状プレートの内周面を載置する複数のリング状プレート載置部とを有し、
    前記リング状プレート載置部に前記リング状プレートを載置して固着したことを特徴とする基板処理装置。
  2. 複数の基板を保持することが可能な基板保持具であって、
    略垂直に設けられた少なくとも3本の支柱と、
    前記支柱に設けられ、前記複数の基板を所定の間隔で略水平に載置する複数の基板載置部と、
    前記基板載置部に支持される基板に対して所定の間隔で略水平に設けられる複数のリング状プレートと、
    前記基板載置部に支持される基板に対して略反対側に設けられ、前記複数のリング状プレートの内周面を載置する複数のリング状プレート載置部とを有し、前記リング状プレート載置部に前記リング状プレートを載置して固着したことを特徴とする基板保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022049675A1 (ja) * 2020-09-02 2022-03-10 株式会社Kokusai Electric 基板保持具、基板処理装置及び半導体装置の製造方法

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