JP2007048584A - 蛍光ランプ装置および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
螺旋形状発光管の螺旋外径を大きくして発光効率を高めることが可能な蛍光ランプ装置およびこれを用いた照明装置を提供する。
【解決手段】
蛍光ランプ装置は、螺旋外径がD1の螺旋形状発光管1と、直径D2が数式D1≧D2を満足する開口部21を備え、螺旋形状発光管1の隣接する螺旋環部分の間に形成される隙間Gを利用して開口部を通過させることにより螺旋形状発光管1の少なくとも主要部を内部に収納しているグローブ2と、グローブ2の開口部21を支持するカバー3と、カバー3の内部に収納されて螺旋形状発光管1を点灯する点灯回路5と、カバー3に装着された口金6とを具備している。
【選択図】
図1

Description

本発明は、螺旋形状発光管を具備した蛍光ランプ装置およびこれを用いた照明装置に関する。
近年、電球形蛍光ランプは小形軽量化が進展し、外観および寸法が一般照明用の白熱電球のそれと近似したものになってきており、一段と普及が進んでいる。その背景には省エネルギーの必要性が高まり、発光効率の低い白熱電球を電球形蛍光ランプに置き換えていこうとする社会的な要求がある。また同時に、電球形蛍光ランプを小形化することは省資源にも寄与することとなる。
電球形蛍光ランプの小形化は、技術開発上のいくつかの克服により実現してきた。例えば、保護膜の採用による蛍光体層の負荷の増大に伴う光束維持率低下の抑制、高周波点灯による発光効率の向上および立ち消えの防止、アマルガムの採用による電球形蛍光ランプの高温下での発光効率の確保、半導体部品やコンデンサなどの電子回路部品の耐熱性および信頼性の向上がある。
一方、2重螺旋形状発光管を用いた電球形蛍光ランプが知られている(例えば、特許文献1参照。)。既知の2重螺旋形状発光管を具備した蛍光ランプ装置は、グローブの開口部の直径を2重螺旋形状発光管の螺旋外径より大きくして、蛍光ランプ装置を組み立てる際に、2重螺旋形状発光管がその螺旋の中心軸方向にグローブの開口部を通過できるように構成されている。
特開2004−071555号公報
ところが、上述の2重螺旋形状発光管を用いた電球形蛍光ランプでは、2重螺旋形状発光管の螺旋外径をグローブの開口部の直径より小さくする必要があるために、2重螺旋形状発光管の放電路長が制限される。その結果、蛍光体管壁負荷を小さくして発光効率を所望の程度に高めることができない。また、所望の螺旋外径を有する2重螺旋形状発光管を収納するためには、グローブの開口部の直径を螺旋外径より大きくしなければならないから、グローブの開口部の直径を所望の程度の寸法まで小さくすることができない。このため、電球形蛍光ランプの小形化、特に白熱電球のネック部近傍に対応する部分の小径化が困難である。
本発明は、螺旋形状発光管の螺旋外径を大きくして発光効率を高めることが可能な蛍光ランプ装置およびこれを用いた照明装置を提供することを目的とする。
本発明の蛍光ランプ装置は、螺旋外径がD1の螺旋形状発光管と;直径D2が数式D1≧D2を満足する開口部を備え、螺旋形状発光管の隣接する螺旋環部分の間に形成される隙間を利用して開口部を通過させることにより螺旋形状発光管の少なくとも主要部を内部に収納しているグローブと;グローブの開口部を支持するカバーと;カバーの内部に収納されて螺旋形状発光管を点灯する点灯回路と;カバーに装着された口金と;を具備していることを特徴としている。
本発明において、螺旋形状発光管は、少なくとも螺旋部を備えている。螺旋部は、複数の螺旋環部分が連続して形成されている。所望により螺旋部の他に直線部を備えていることが許容される。例えば、電極が封装される両端部が直線部に形成される。本発明において、螺旋外径D1とは、螺旋形状発光管における螺旋環部分の最外周面の直径をいい、したがって螺旋環部分の大きさを示す。
また、本発明において、螺旋形状発光管は、2重螺旋形状および1重螺旋形状などどのような螺旋形状であってもよい。2重螺旋形状発光管は、細長い発光管の中央部を頂点としてその両側部分を折り返して同一方向へ螺旋状に巻回して形成されている。したがって、2重螺旋形状発光管の場合は、上記両側部分のそれぞれによって形成される螺旋環部分が隣接するので、それらの螺旋環部分の間に隙間が形成される。なお、後述する隣接する螺旋環部分のピッチp1とは、上記両側部分のそれぞれによって形成され、かつ隣接する螺旋環部分間の発光管螺旋中心軸に沿った方向のピッチをいう。
これに対して、1重螺旋形状発光管は、例えば細長い発光管の一端から発光管螺旋中心軸に沿って延在し、頂部で折り返して螺旋を形成して他端が上記一端側へ向かう構造により構成されている。したがって、1重螺旋形状発光管の場合は、一本のガラス管の成形によって形成される螺旋環部分の間に隙間が形成される。
螺旋形状発光管においては、隣接する螺旋環部分の間に螺旋状の隙間が形成される。なお、上記隙間は、隣接する螺旋環部分が螺旋軸の方向に離間している部分に形成される空隙やガラス管の周囲に形成される空隙をいう。後者の空隙は、隣接する螺旋環部分が螺旋軸の方向に離間していなくても形成される。
グローブは、その内部に螺旋形状発光管を収納する部分に直径D2の開口部を備えていれば、その余の構成は問わない。なお、直径D2は、数式D1≧D2を満足するように設定されている。
そうして、隣接する螺旋環部分の間に形成される螺旋状の隙間は、その直径が螺旋外径D1より小さいので、この隙間を利用すれば、螺旋形状発光管の少なくとも主要部をグローブの開口部を通過させて内部に収納させることが可能になる。例えば、上記螺旋状の隙間をグローブの開口部の少なくとも一部に係合させるように当接するか、接近させて螺旋形状発光管をグローブに対して相対的に回転させながらグローブ内に挿入すれば、螺旋形状発光管をグローブの内部へ収納させることができる。
なお、収納作業の際に、グローブの開口部においては、螺旋形状発光管における螺旋状の隙間のうち片側のみが開口部の縁に当接するようにすれば、螺旋ピッチの如何に影響されないで螺旋形状発光管を収納できる。また、螺旋形状発光管における螺旋状の隙間のほぼ1周部分が開口部の縁に係合ないし接近するように螺旋形状発光管をグローブに対して傾斜させて回転ながら挿入することもできる。
本発明を次の態様により実施することが許容される。
1.グローブは、開口部から内部へ向かって内部空間が拡開していて、開口部から内部の軸方向へ螺旋形状発光管の隣接する螺旋環部分のピッチp1に等しい距離離間した位置における直径D3が数式D2<D3を満足する。この場合、直径D3は、グローブの開口部の直径D2の1.1〜1.5倍とするのが好ましい。
本態様によれば、螺旋形状発光管をグローブ内へ挿入する際に螺旋形状発光管がグローブの内面に接触して挿入を困難にすることがない。
2.螺旋形状発光管は、その端部から延在する長い細管を備えており、この長い細管の基端部と螺旋形状発光管の端部との接合部に硬度40以上の補強剤を施与する。
既知のように小形化された蛍光ランプ装置の点灯中における螺旋形状発光管内に封入された水銀の蒸気圧を所望値範囲内に制御するために、アマルガムをなるべく温度の低い位置に配置するのがよい。したがって、長い細管を螺旋形状発光管の少なくとも一端部から延在するように形成させると都合がよい。
ところが、長い細管は、強度的課題を内在している。特に細管径が4mm以下の場合、肉厚が0.3〜0.6mm程度の一般的な構成の場合、蛍光ランプ装置が落下するなどの衝撃を受けた際に、細管が折損したり、クラックが発生したりしやすい。この場合、上記不具合は、細管の基端部に集中して発生しやすいことが本発明者による調査の結果判明した。
本態様によれば、長い細管の強度が改善されて上記の不具合発生を効果的に抑制することができる。なお、硬度40以上の補強剤としては、例えばシリコーン接着剤を用いることができる。また、補強剤は、長い細管の基端部の全周に施与すると特に効果的である。
本発明の照明装置は、照明装置本体および蛍光ランプ装置を具備している。本発明において、照明装置は、蛍光ランプ装置を光源とする装置を全て含む概念であり、例えば照明器具、表示灯、看板灯などである。照明装置本体は、照明装置から蛍光ランプ装置を除いた残余の部分を意味する。蛍光ランプ装置は、上述の本発明を実施したものである。
本発明によれば、グローブの開口部が螺旋形状発光管の螺旋外径より小さくても螺旋形状発光管の挿入が可能な蛍光ランプ装置およびこれを用いた照明装置を提供することができる。これにより、グローブに対して螺旋外径を大きくすることができるので、放電路長の大きな螺旋形状発光管を用いるのが可能になり、その結果蛍光ランプ装置の発光効率が向上する。
また、螺旋形状発光管の放電路長が同じであれば、主にグローブの開口部付近が小形化されたグローブの使用が可能になる。
さらに、グローブの開口部の直径を小さくできるために、A形やG形のグローブを備えた一般照明用の白熱電球の形状および寸法に一層近似した蛍光ランプ装置およびこれを用いた照明装置を提供するのが容易になる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1および図2は、本発明の蛍光ランプ装置を実施するための第1の形態としての電球形蛍光ランプを示し、図1は蛍光ランプ装置全体の一部断面正面図、図2は螺旋形状発光管とグローブの関係を説明する一部断面正面図である。
本形態の蛍光ランプ装置20は、螺旋形状発光管1、グローブ2、カバー3、ランプ支持体4、点灯回路5および口金6を具備している。
螺旋形状発光管1は、螺旋外径がD1であり、螺旋形状気密容器、その内面に形成された蛍光体層(図示しない。)、螺旋形状気密容器11の両端内部に封装された一対の電極(図示しない。)および螺旋形状気密容器の内部に封入された放電媒体を含んでいる。本形態の螺旋形状発光管1は、2重螺旋形状発光管により構成されている。この2重螺旋形状発光管は、1つの螺旋部11および2つ直管部12を備えている。螺旋部11は、1本のガラス管からなる直管状部材を、その長手方向で略二等分して屈曲し、二等分した直管状部材の略中央を頂部として同一方向に巻回して形成されている。直管部12は、螺旋部11の両端に連続する短い直管部分からなる。したがって、上記直管状部材の両端部が直管部12を形成し、中間部が螺旋部11を形成している。なお、発光管1の直管部12は、図1の図示されない螺旋軸とほぼ平行に上方へ延在している。また、発光管1の図1の最下端に位置する頂部13は、最冷部を形成するための凸部を形成している。
また、螺旋形状発光管1は、透明な無鉛ガラスで管外径寸法を7〜10mm、旋回軸方向の全長を60〜90mmに構成され、内面には例えば3波長の蛍光体層が形成され、かつ適宜の放電媒体が封入されている。そして、内部に形成されている放電路の両端内部に一対の電極が封装されている。放電媒体としては、例えば水銀および希ガスを用いることができる。放電路長は、例えば500〜1000mmに形成される。ここで、放電路長は、一方の電極から、螺旋形状発光管1の管の中心を通って他方の電極に至るまでの距離である。
さらに、螺旋形状発光管1は、その一方の端部において、管内部と連通して封着された長い細管14を備えている。長い細管14は、発光管1を構成するガラスと同様の透明な無鉛ガラスで構成されている。この細管14内の先端部内には水銀蒸気供給体としての主アマルガム15を配置するようにしてもよい。そして、図1に示すように主アマルガム14を配置した長い細管14の先端部を後述する口金5の内部に位置させることにより、アマルガム15を相対的に低温状態に保持することができる。
グローブ2は、直径がD2の開口部21を備えていて、内部に螺旋形状発光管1の全体またはその少なくとも主要部を収納している。開口部21の直径D2は、図2に示すように数式D1≧D2を満足する値に形成されている。そして、螺旋形状発光管1を、その螺旋部11に形成される螺旋状の隙間Gを利用しての開口部21を通過させることにより、グローブ2の内部へ収納する。
図1に示す形態において、グローブ2は、開口部21から内部へ向かって拡開していて、図2に示すように開口部21から内部の軸方向へ螺旋形状発光管1の隣接する螺旋環部分のピッチp1に等しい距離離間した位置における直径D3が数式D2<D3を満足するように形成されている。
また、グローブ2は、少なくともその一部が透光性であり、内部に収納する螺旋形状発光管1からの発光が透光性部分を透過して外部へ導出されるように機能する。さらに、グローブ2は、その透光性部分が透明性および拡散性のいずれであってもよい。
図1に示す形態において、グローブ2は、無鉛ガラスからなるとともに、その内面にシリカなどの金属酸化物微粒子の被膜が例えば静電塗装により付着されて光拡散膜を形成している。
カバー3は、グローブ2と協働して螺旋形状発光管1の外囲器として機能する。また、カバー3は、その内部に後述する点灯回路5を収納するとともに、口金6を支持し、かつランプ支持体4を介してグローブ2を支持している。
図1に示す実施形態において、カバー3は、伏せた杯状の外形を有し、その上部の高台状の筒状部31に口金6を装着し、主として杯状の本体部32の内部に点灯回路5を収納し、下部の開口端がランプ支持体4により閉鎖されている。
ランプ支持体4は、螺旋形状発光管1を支持する手段であり、カバー3に装着されている。また、している。
図1に示す形態において、ランプ支持体4は、螺旋形状発光管1を支持するための構造として、円形の皿状をなしているとともに、皿の底の部分に離間した2つの貫通孔41と皿の内面側において貫通孔41を取り巻き、かつ貫通孔41より内径が大きい囲壁42とを一体成形により備えている。そして、螺旋形状発光管1の一対の直管部12を図1の下方から貫通孔41に挿入し、ランプ支持体4の上面から突出した直管部12と囲壁42の間にシリコーン接着剤7Aを施与して両者間を固定している。
また、ランプ支持体4は、グローブ2を支持するための構造として、上記皿状部分の外周に下向きの周溝43を備えている。そして、グローブ2の開口部21を周溝43に嵌合させ、かつシリコーン接着剤7Bを周溝43内に施与してグローブ2の開口部21を周溝43内に固定している。
点灯回路5は、高周波インバータを主体として構成される電子化されたものであり、螺旋形状発光管1を、その一対の電極間に高周波電圧を印加して点灯させる。図1に示す形態において、点灯回路5は、配線基板51に実装されている。配線基板51は、ランプ支持体4の皿状の部分に支持されている。
口金6は、点灯回路5を電源に接続するとともに、ランプソケットを介して電球形蛍光ランプ20を支持する手段であり、カバー3に装着されている。図1に示す形態において、口金6は、E26形ねじ口金であり、カバー3の高台状の筒状部31の外周に形成されたねじ溝にねじ込まれることにより、カバー3に取り付けられている
以下、図3ないし図6を参照して本発明を実施するためのその他の形態について説明する。なお、各図において、図1と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
図3は、本発明の蛍光ランプ装置を実施するための第2の形態としての電球形蛍光ランプの螺旋形状発光管1を示す正面図である。
本形態の蛍光ランプ装置20は、長い細管14の基端部と螺旋形状発光管1の端部との接合部に硬度40以上のシリコーンからなる補強剤8Aを施与している。
また、所望により長い細管14の中間部をシリコーン接着剤(図示しない。)で図1の配線基板51に固定することができる。長い細管14は、その基端部より中間部の方が強度が大きいので、上記のように構成することにより、落下衝撃が長い細管14自体に加わるようになり、細管14の強度が向上する。同様に長い細管14の先端部と図1の口金6またはカバー3の例えば筒状部31との間をシリコーン接着剤(図示しない。)で接着することもでき、強度向上に効果的である。この態様の場合、シリコーン接着剤8Aは、熱伝導率が高いので、図1に示すように細管13の先端部にアマルガム15を配置している場合、アマルガム15の温度を所望の低い値に保持しやすくなる。
また、本形態においては、螺旋形状発光管1の直管部12とこれに連続する螺旋部11との間に硬度100以下のシリコーンからなる補強材8Bを充填している。
2重螺旋形状発光管からなる螺旋形状発光管1の場合、そのガラス成形の際に直管部12の肉厚が少し薄くなることがある。成形前のガラス管の肉厚は、0.8〜1.2mm程度であるが、螺旋部11の成形時に直管部12が引き伸ばされて例えば0.6mm程度になり、さらに封止部を曲げる際に薄くなって0.3〜0.5mm程度になりやすい。この場合肉厚が0.4mm以下になると、強度が低下する。
そこで、上述のように補強材8Bを充填することにより、直管部12の強度が補強される。また、同時に補強材8Bは、落下衝撃の衝撃吸収作用を奏するので、直管部12の強度が格段に向上する。なお、補強材8Bは、第1の形態のようにグローブ2の開口部21が螺旋状の隙間Gを通過させてグローブ2を装着する場合、グローブ2の開口部21に当接しない位置に配設する必要がある。
図4は、本発明の蛍光ランプ装置を実施するための第3の形態としての電球形蛍光ランプの全体を示す一部断面正面図である。
本形態の蛍光ランプ装置20は、カバー3の高台状の筒状部31には、その長い細管14に対向する部分に切欠部31aが形成されている。また、長い細管14は、上記切欠部31aに接近した位置を通過するように屈曲させて配置されている。そして、長い細管14を口金6の内面に図示のようにシリコーン接着剤9を介して接触させている。
そうして、口金6の温度は、その内部空間の温度より低いので、本形態によれば、図1に示すように長い細管13の先端部にアマルガム15を配置する態様において、アマルガム15の温度を低く保持することができる。このため、水銀蒸気圧の高いアマルガムを使用することが可能になる。その結果、安定点灯時の光束を低下させることなく点灯瞬時の光束値を大きくすることができる。
以下、100W相当の電球形蛍光ランプにおける実施例を比較例とともに示す。
図4に示す構造でシリコーン接着剤を4g用いて長い細管14を口金6に接着した電球形蛍光ランプである。
入力電圧100V、入力電流0.378A、入力電力22.2W、ランプ電圧95V、ランプ電流0.207A、ランプ電力19.3W、アマルガム温度69℃

[比較例]
長い細管13が口金6の内部空間内に位置している構造の電球形蛍光ランプである。
入力電圧100V、入力電流0.351A、入力電力20.4W、ランプ電圧86V、ランプ電流0.210A、ランプ電力17.9W、アマルガム温度79℃

実施例によれば、比較例に対してアマルガム温度が10℃低下し、相対発光効率が3%向上し、全光束では約11%の向上が得られた。
図5は、本発明の蛍光ランプ装置を実施するための第4の形態としての電球形蛍光ランプのカバーを示す断面図である。
本形態の蛍光ランプ装置20は、カバー3の内部に金属層33が形成されている。金属層33をカバー3の内部に形成するには、成形、貼り付け、塗装など既知の各種手段を採用することができる。
そうして、本形態においては、万一点灯回路が故障して異常発熱が発生したとしても、カバー3が溶けて穴が開くようなことがない。したがって、点灯回路が燃えてもカバー3に孔が開いて大量の煙が内部から噴出したり、カバー3の樹脂が溶けて落下したりするといった危険が大いに低下する。
図6は、本発明の照明装置を実施するための一形態としての天井埋込み形ダウンライトを示す断面図である。
本形態において、天井埋込み形ダウンライトDLは、本体ケースBC、反射体Ref、ランプソケットLSおよび電球形蛍光ランプ20を具備し、天井面CPに埋め込まれている。
本体ケースBCは、下面に開口部を有する金属製の箱状をなしている。そして、上記開口部が天井面SPに形成された取付穴から露出するように天井面SPに取り付けられている。
反射体Refは、例えばステンレス等の金属板で構成され、下部周縁に飾り枠afを一体に形成している。飾り枠afは、天井面CPに形成された取付穴の周縁部を覆う。
ランプソケットLSは、反射体Refの上面部の中央に下向きに配設されている。なお、ランプソケットLSは、図示を省略している電源端子台に接続している。
電球形蛍光ランプ20は、図1ないし図5に示す本発明における各形態のものを用いることができる。そして、ランプソケットLSに支持されて電源から給電されて点灯する。
そうして、電球形蛍光ランプ20の口金をランプソケットLSにねじ込むと、電球形蛍光ランプ20は下向きに装着されて反射体Refの内部に収納される。
以上のように構成された天井埋込み形ダウンライトDLは、電球形蛍光ランプ20のサイズおよび配光特性が一般白熱電球のそれに近似しているので、初期の配光特性を備えている。
本発明の蛍光ランプ装置を実施するための第1の形態としての電球形蛍光ランプ全体の一部断面正面図 同じく螺旋形状発光管とグローブの関係を説明する一部断面正面図 本発明の蛍光ランプ装置を実施するための第2の形態としての電球形蛍光ランプの螺旋形状発光管1を示す正面図 本発明の蛍光ランプ装置を実施するための第3の形態としての電球形蛍光ランプの全体を示す一部断面正面図 本発明の蛍光ランプ装置を実施するための第4の形態としての電球形蛍光ランプのカバーを示す断面図 本発明の照明装置を実施するための一形態としての天井埋込み形ダウンライトを示す断面図
符号の説明
1…螺旋形状発光管、11…直管部、12…螺旋部、13…頂部、14…アマルガム、15…アマルガム、2…グローブ、21…開口部、3…カバー、31…筒状部、32…本体部、4…ランプ支持体、41…貫通孔、42…囲壁、43…周溝、5…点灯回路、51…配線基板、6…口金、7A、7B…シリコーン接着剤、20…蛍光ランプ装置、G…隙間

Claims (4)

  1. 螺旋外径がD1の螺旋形状発光管と;
    直径D2が数式D1≧D2を満足する開口部を備え、螺旋形状発光管の螺旋部の隣接する螺旋環部分の間に形成される隙間を利用して開口部を通過させることにより螺旋形状発光管の少なくとも主要部を内部に収納しているグローブと;
    グローブを支持するカバーと;
    カバーの内部に収納されて螺旋形状発光管を点灯する点灯回路と;
    カバーに装着された口金と;
    を具備していることを特徴とする蛍光ランプ装置。
  2. グローブは、開口部から内部へ向かって内部空間が拡開していて、開口部から内部の軸方向へ螺旋形状発光管の隣接する螺旋環部分のピッチp1に等しい距離離間した位置における直径D3が数式D2<D3を満足することを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ装置。
  3. 螺旋形状発光管は、その端部から延在する長い細管を備えており;
    長い細管の基端部と螺旋形状発光管の端部との接合部に施与された硬度40以上の補強剤を具備している;
    ことを特徴とする請求項1または2記載の蛍光ランプ装置。
  4. 照明装置本体と;
    照明装置本体に配設された請求項1ないし3のいずれか一記載の蛍光ランプ装置と;
    を具備していることを特徴とする照明装置。
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