JP2007048140A - 棚札管理装置、棚札管理方法およびプログラム - Google Patents

棚札管理装置、棚札管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】 単位時間当たりにより多くの電子棚札の商品情報を更新することができる棚札管理装置を提供する。
【解決手段】 サーバ10に含まれる制御部S11は、商品情報の送信先の各電子棚札にそれぞれの電子棚札IDを、1つの受信機から送信する。自分の電子棚札IDを受信した電子棚札は、応答情報を返信する。複数の受信機のうち、応答情報を受信した受信機は、受信した応答情報をサーバ10に送る。制御部S11は、いずれか1つの受信機から応答情報を受け取ると、電子棚札が送信された電子棚札IDを受け取ったことを認識することができる。制御部S11は、応答情報が返信された電子棚札IDと、その電子棚札IDを送信した送信機の送信機IDとを対応付けて、記憶部S12に記憶し、商品情報を送信する際、送信先の電子棚札IDに対応する送信機IDの送信機に、商品情報を送信させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子棚札に商品情報を表示させる棚札管理装置、棚札管理方法およびプログラムに関する。
近年、スーパーマーケットあるいは百貨店などでは、商品名あるいは価格などの商品情報を電子的に表示することができる電子棚札が用いられる。この電子棚札は、商品の種類毎に設置され、棚札管理装置から有線あるいは無線によって送られてくる新たな商品情報に更新することができるので、人手によって値札を付け替える作業などを省くことができる。
図20は、従来の技術による棚札管理装置を含む電子棚札システム2の構成を示す。電子棚札システム2は、棚札管理装置であるサーバJ50、送信機V61v〜送信機X61x、受信機V62v〜受信機X62x、ならびに電子棚札V70vおよび電子棚札W70wを含む。
電子棚札システム2は、たとえばスーパーマーケットあるいは百貨店などの店舗に設置され、店舗をサブセルと呼ばれる複数の区域に分けて管理する。店舗内をサブセルに分けて管理するのは、この電子棚札システム2が高周波の電波を用いて通信を行うので、複数の送信機から同時に送信すると、送信された電波が反射あるいは回折し、マルチパスによる通信不可能領域が生じることを回避するためである。したがって、サブセル毎に1つの送信機を設け、送信機からの送信はサブセル毎に順次行う。
サーバJ50は、各サブセルに配置されている電子棚札を予め記憶している。1つの電子棚札の商品情報を更新する場合、その電子棚札が属するサブセルに、商品情報を更新するために新たな商品情報を送信する。商品情報を受け取ったことを示すACK(
Acknowledge)情報つまり応答情報が、電子棚札から返信されると、サーバJ50は電子棚札に表示されている商品情報が更新されたことを認識することができる。
電子棚札システム2は、サーバJ50が商品情報を送信したにもかかわらず、そのサブセルでACK情報が返信されないときは、順次他のサブセルに商品情報を送信し、ACK情報が返信されるまで商品情報の送信を繰り返す方式を取っている。この方式の場合、商品情報を送信した送信機の属するサブセルに属する受信機のみがACK情報を受信することができ、他のサブセルに属する受信機がACK情報を受信しても、サーバJ50はそのACK情報を認識することができず、エラーとなる。
図20に示した電子棚札システム2では、送信機V61vと受信機V62vとが第1のサブセル40vに属し、送信機W61wと受信機W62wとが第2のサブセル40wに属し、送信機X61xと受信機X62xとが第3のサブセル40xに属している。電子棚札V70vは、第1のサブセル40vに属する送信機V61vからの商品情報を受け取ると、ACK情報を返信する。返信されたACK情報は、同じサブセルに属する受信機V62vによって受信され、サーバJ50は、ACK情報を認識し、通信が完了する。
電子棚札W70wは、第2のサブセル40wに属する送信機W61wからの商品情報を受け取ると、ACK情報を返信する。何らかの原因で同じサブセルに属する受信機W62wがACK情報を受信することができなかったとき、たとえ第3のサブセルに属する受信機X62xがACK情報を受信したとしても、サーバJ50はACK情報を認識することができず、電子棚札W70wは、エラーとなる。エラーとなった電子棚札に対しては、ハンディタイプの送信機などを用いて、その電子棚札の近くから商品情報を送信することによって更新する必要がある。
電子棚札は、商品棚に設置されるので、お客様が触って、電子棚札の位置あるいは向きが変わることがあり、あるいは商品の配置換えに伴って、電子棚札が設置されている棚位置が変更されることがある。したがって、電子棚札システムが指向性のある通信手段あるいは反射を起こす通信手段を用いている場合、送信機と同じサブセルに属する受信機にACK情報を返せない事態が生じることがある。
他の従来の技術として、棚札管理装置である価格ラベルシステムサーバを用いる価格ラベル通信システムがある。この価格ラベル通信システムは、商品情報などの価格ラベル情報を表示する価格ラベルつまり電子棚札と、通信プロトコルを使用して通信するトランシーバを含む。予め定められた数のトランシーバから構成されるサブセル毎に、使用すべき通信プロトコルを規定する通信プロファイルを規定しておく。この通信プロファイルは、価格ラベルを規定する価格ラベルタイプ、サブセル内の価格ラベルが設置される環境、あるいはシステムの構成要素などによって決定される。価格ラベルシステムサーバは、サブセルに対応した通信プロファイルを用いて、価格ラベル情報をそのサブセルの価格ラベルに送信することによって、価格ラベル通信システムの性能を向上させるものである(たとえば特許文献1参照)。
さらに他の従来技術として、電子棚札である電子値札の通信に関する問題の診断方法がある。この診断方法は、電子値札からコンピュータへの応答メッセージを受信するアンテナ毎に、信号強度を測定することによって電子値札の位置を決める。次に各電子値札をメッセージの再送信回数に基づくグループに割り当てる。さらに高い再送信回数のグループに属する電子値札の位置に基づいて、メッセージをうまく受信することができないエリアを特定することによって、通信に関する問題の原因を特定しようとするものである(たとえば特許文献2参照)。
特表2004−503847号公報 特開平9−305512号公報
スーパーマーケットあるいは百貨店などでは、商品棚に置かれている商品の種類の数は、数千種類から数万種類までに及び、すべての電子棚札に表示する商品情報を更新するためには、多くの時間が必要になり、この更新時間の改善が求められている。しかしながら、上述した従来の技術は、送信機と同じサブセルに属する受信機で応答情報を受信することができないとき、他のサブセルに属する送信機から、新たに商品情報を送信するので、その電子棚札の商品情報を更新するために倍以上の時間がかかり、記憶されているサブセルで応答情報を受信することができない電子棚札の数が多いと、単位時間当たりに更新することができる電子棚札の数が少なくなるという問題がある。
本発明の目的は、送信機と同じサブセルに属する受信機で応答情報を受信することができなくても、単位時間当たりにより多くの電子棚札の商品情報を更新することができる棚札管理装置、棚札管理方法およびプログラムを提供することである。
本発明は、商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置に、各電子棚札識別情報を順次送信させる送信手段と、
送信装置から送信された電子棚札識別情報に対して各電子棚札から返信された応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報を受け取る受信手段と、
情報を記憶するための記憶手段と、
受信手段によって受信装置から応答情報を受け取ると、電子棚札識別情報が送信された送信装置を識別するための送信装置識別情報と、その電子棚札識別情報とを対応付けて記憶手段に記憶させ、さらに、商品情報を電子棚札に送信する際、記憶手段に記憶させた送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報を抽出し、抽出した送信装置識別情報の送信装置に、送信手段によって商品情報を送信させる制御手段とを含むことを特徴とする棚札管理装置である。
本発明に従えば、送信手段によって、商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置に、各電子棚札識別情報を順次送信させ、受信手段によって、送信装置から送信された電子棚札識別情報に対して各電子棚札から返信された応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報が受け取られる。
さらに、制御手段によって、受信手段によって受信装置から応答情報が受け取られると、電子棚札識別情報が送信された送信装置を識別するための送信装置識別情報と、その電子棚札識別情報とが対応付けられて記憶手段に記憶され、さらに商品情報を電子棚札に送信する際、記憶手段に記憶された送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報が抽出され、抽出された送信装置識別情報の送信装置から、送信手段によって商品情報が送信される。
このように、各電子棚札に対して、1つの送信装置から各電子棚札識別情報を送信し、受信装置のうちいずれの受信装置でも応答情報を受信するので、いずれか1つの受信装置が応答情報を受信すれば、電子棚札識別情報を送信することができた送信装置を特定することができ、さらに電子棚札識別情報を送信することができた送信装置とその電子棚札とを対応付けて記憶しておき、商品情報を送信する際、その対応付けに基づいた送信装置から商品情報を送信するので、商品情報の更新の失敗を減らすことができる。
また本発明は、前記制御手段は、送信装置から送信された電子棚札識別情報に対する応答情報を、受信装置から受信手段によって受け取らなかったとき、その電子棚札識別情報の電子棚札に対して、電子棚札識別情報を送信した送信装置を除いた送信装置のうちの1つの送信装置に、その電子棚札識別情報を、送信手段によって新たに送信させることを特徴とする。
本発明に従えば、送信した電子棚札識別情報に対する応答情報が返信されなかった電子棚札に対して、他の送信装置から、その電子棚札識別情報を新たに送信するので、各電子棚札に商品情報を送信することができる送信装置を特定することができる可能性を高くすることができる。
また本発明は、前記制御手段は、各電子棚札へそれぞれの電子棚札識別情報を、送信手段によって送信装置に送信させる際、各電子棚札に表示させるための商品情報とともに送信させることを特徴とする。
本発明に従えば、送信装置から電子棚札へ、電子棚札識別情報を送信する際に、商品情報を付加して送信するので、電子棚札は、電子棚札識別情報を受信したときに、商品情報を更新することができる。
また本発明は、商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置に、その送信装置を識別するための送信装置識別情報と、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報とを組にして順次送信させる送信手段と、
送信装置から送信された電子棚札識別情報に対して電子棚札から返信された、電子棚札が受信した送信装置識別情報と電子棚札識別情報とを含む応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報を受け取る受信手段と、
情報を記憶するための記憶手段と、
受信手段によっていずれか1つの受信装置から応答情報を受け取ると、受け取った応答情報に含まれる送信装置識別情報と電子棚札識別情報とを対応付けて記憶手段に記憶させ、さらに、商品情報を電子棚札に送信する際、記憶手段に記憶させた送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報を抽出し、抽出した送信装置識別情報の送信装置に、送信手段によって商品情報を送信させる制御手段とを含むことを特徴とする棚札管理装置である。
本発明に従えば、送信手段によって、商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置に、その送信装置を識別するための送信装置識別情報と、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報とを組にして順次送信させ、受信手段によって、送信装置から送信された電子棚札識別情報に対して各電子棚札から返信された応答情報であって、各電子棚札が受信した送信装置識別情報と電子棚札識別情報とを含む応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報が受け取られる。
さらに、制御手段によって、受信手段によっていずれか1つの受信装置から応答情報が受け取られると、受け取られた応答情報に含まれる送信装置識別情報と電子棚札識別情報とが対応付けて記憶手段に記憶され、さらに商品情報を電子棚札に送信する際、記憶手段に記憶された送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報が抽出され、抽出された送信装置識別情報の送信装置から、送信手段によって商品情報が送信される。
このように、送信装置から電子棚札へ、電子棚札識別情報を送信する際に、その送信装置の送信装置識別情報を付加して送信し、電子棚札は、応答情報に、受信した電子棚札識別情報と送信装置識別情報とを含めて返信するので、棚札管理装置は、応答情報を受信したときに、その応答情報が、どの送信装置からどの電子棚札に送信された電子棚札識別情報に対する応答情報であるかを認識することができる。
また本発明は、前記制御手段は、各電子棚札へそれぞれの電子棚札識別情報および送信装置識別情報を組にして、送信手段によって送信装置に送信させる際、電子棚札に表示させるための商品情報とともにも送信させることを特徴とする。
本発明に従えば、送信装置から電子棚札へ、電子棚札識別情報を送信する際に、その送信装置の送信装置識別情報と、商品情報とを付加して送信し、電子棚札は、電子棚札識別情報を受信したとき、商品情報を更新するとともに、応答情報に、受信した電子棚札識別情報と送信装置識別情報とを含めて返信するので、棚札管理装置は、応答情報を受信したとき、その応答情報が、どの送信装置からどの電子棚札に送信された電子棚札識別情報に対する応答情報であるかを認識することができる。
また本発明は、商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置から、各電子棚札識別情報を順次送信する送信工程と、
送信工程で送信された電子棚札識別情報に対して各電子棚札から返信された応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報を受け取る受信工程と、
受信工程で受信装置から応答情報を受け取ると、送信工程で電子棚札識別情報を送信した送信装置を識別するための送信装置識別情報と、その電子棚札識別情報とを対応付けて記憶装置に記憶する記憶工程と、
商品情報を電子棚札に送信する際、記憶工程で記憶装置に記憶された送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報を抽出し、抽出した送信装置識別情報の送信装置から、商品情報を送信する商品情報送信工程とを含むことを特徴とする棚札管理方法である。
本発明に従えば、送信工程では、商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置から、各電子棚札識別情報を順次送信し、受信工程では、送信工程で送信された電子棚札識別情報に対して各電子棚札から返信された応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報を受け取る。
さらに、記憶工程では、受信工程で受信装置から応答情報を受け取ると、送信工程で電子棚札識別情報を送信した送信装置を識別するための送信装置識別情報と、その電子棚札識別情報とを対応付けて記憶装置に記憶し、商品情報送信工程では、商品情報を電子棚札に送信する際、記憶工程で記憶装置に記憶された送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報を抽出し、抽出した送信装置識別情報の送信装置から、商品情報を送信する。
このように、各電子棚札に対して、1つの送信装置から各電子棚札識別情報を送信し、受信装置のうちいずれの受信装置でも応答情報を受信するので、いずれか1つの受信装置が応答情報を受信すれば、電子棚札識別情報を送信することができた送信装置を特定することができ、さらに電子棚札識別情報を送信することができた送信装置とその電子棚札とを対応付けて記憶しておき、商品情報を送信する際、その対応付けに基づいた送信装置から商品情報を送信するので、商品情報の更新の失敗を減らすことができる。
本発明によれば、いずれか1つの受信装置が応答情報を受信すれば、電子棚札識別情報を送信することができる送信装置を特定することができ、さらに商品情報の更新の失敗を減らすことができるので、送信装置と同じサブセルに属する受信装置で応答情報を受信することができなくても、単位時間当たりにより多くの電子棚札の商品情報を更新することができる。
また本発明によれば、各電子棚札に商品情報を送信することができる送信装置を特定することができる可能性を高くすることができるので、すべての電子棚札に対する商品情報の更新時間を短くすることができる。
また本発明によれば、電子棚札は、電子棚札識別情報を受信したときに、商品情報を更新することができるので、電子棚札の位置あるいは向きなどが変わっていなければ、各電子棚札への情報の送信回数を2回から1回にすることができ、商品情報の更新時間を短縮することができる。
また本発明によれば、棚札管理装置は、応答情報を受信したときに、その応答情報が、どの送信装置からどの電子棚札に送信された電子棚札識別情報に対する応答情報であるかを認識することができるので、他の電子棚札へのあるいは他の送信装置からの送信を、応答情報を受信するまで抑止する必要がなく、短い間隔で送信することができ効率的である。
また本発明によれば、電子棚札は、電子棚札識別情報を受信したとき、商品情報を更新するので、電子棚札の位置あるいは向きなどが変わっていなければ、各電子棚札への情報の送信回数を2回から1回にすることができ、商品情報の更新時間を短縮することができる。さらに棚札管理装置は、応答情報を受信したとき、その応答情報が、どの送信装置からどの電子棚札に送信された電子棚札識別情報に対する応答情報であるかを認識することができるので、他の電子棚札へのあるいは他の送信装置からの送信を、応答情報を受信するまで抑止する必要がなく、短い間隔で送信することができ効率的である。
また本発明によれば、いずれか1つの受信装置が応答情報を受信すれば、電子棚札識別情報を送信することができる送信装置を特定することができ、さらに商品情報の更新の失敗を減らすことができるので、送信装置と同じサブセルに属する受信装置で応答情報を受信することができなくても、単位時間当たりにより多くの電子棚札の商品情報を更新することができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるサーバ10を含む電子棚札システム1の概略の構成を示す。電子棚札システム1は、各電子棚札に表示させるための商品情報を管理する棚札管理装置であるサーバ10、無線通信を行うアンテナ部A20a〜アンテナ部M20m、および商品情報を表示する複数の電子棚札、たとえば電子棚札A30a〜電子棚札N30nを含む。
サーバ10は、制御部S11、記憶部S12、電源部S13、出力部S14、入力部S15、および通信部S16を含む。制御部S11は、たとえば情報を処理するCPU(
Central Processing Unit)およびCPUによって実行されるプログラムを記憶する半導体メモリなどのメモリによって構成され、電子棚札に表示させるための商品情報を管理するために、各電子棚札に対応付けられた商品情報などの情報を記憶部S12に記憶させ、出力部S14、入力部S15、および通信部S16を制御する。記憶部S12は、たとえば半導体メモリあるいは磁気ディスク装置などの記憶装置によって構成され、制御部S11が管理する情報を記憶する。電源部S13は、たとえば商用電源からの電力を直流に変換し、制御部S11、記憶部S12、出力部S14、入力部S15、および通信部S16に電力を供給する。
出力部S14は、たとえば液晶ディスプレイなどの出力装置によって構成され、サーバ10を操作する操作者のために、制御部S11から指示された情報を出力する。入力部S15は、たとえばキーボードあるいはマウスなどの入力装置によって構成され、操作者が入力した情報を制御部S11に与える。通信部S16は、たとえばLAN(Local Area
Network)などの通信回線によって通信するための電子回路から構成され、制御部S11から指示された情報を、アンテナ部A20a〜アンテナ部M20mのうち、制御部S11から指示されたアンテナ部に送る。通信部S16は、さらに各アンテナ部から送られた情報を制御部S11に与える。
アンテナ部A20a〜アンテナ部M20mの各アンテナ部は、LANなどの通信回線によってサーバ10の通信部S16と通信し、各電子棚札とは無線通信、たとえば指向性のある赤外線通信によって通信する。各アンテナ部は、たとえばスーパーマーケットあるいは百貨店などの店舗に分散して配置され、電波が届く範囲内に設置されている電子棚札へ商品情報を送信する。
各アンテナ部は、電子棚札に情報を送信するための送信装置である送信機、および電子棚札からの情報を受信するための受信装置である受信機を含み、たとえばアンテナ部A20aは、送信機A21aおよび受信機A22aを含む。制御部S11から指示されたアンテナ部は、そのアンテナ部に含まれる送信機に、制御部S11から指示された電子棚札へ、制御部S11から指示された情報、たとえばその電子棚札を識別するための電子棚札識別情報あるいは商品情報を送信する。
各アンテナ部に含まれる受信機は、各アンテナ部に含まれる送信機によって送信された電子棚札識別情報に応答する応答情報を受信すると、応答情報を受信した受信機のアンテナ部は、受信した応答情報を、制御部S11に送る。電子棚札識別情報を送信した送信機のアンテナ部以外のアンテナ部に含まれる受信機が応答情報を受信したときであっても、応答情報を受信した受信機のアンテナ部は、受信した応答情報を制御部S11に送る。
電子棚札A30a〜電子棚札N30nの各電子棚札は、アンテナ部に含まれる送信機から送信された電子棚札識別情報を受信すると、その電子棚札識別情報が自分の電子棚札識別情報と一致しているか否か判定し、一致しているとき、送信された電子棚札識別情報に応答する応答情報を返信する。
制御手段は、たとえば制御部S11であり、記憶手段は、たとえば記憶部S12であり、送信手段は、たとえば通信部S16であり、および受信手段は、たとえば通信部S16である。
サーバ10に含まれる制御部S11は、商品情報の送信先の各電子棚札に対して、電子棚札を識別するためのそれぞれの電子棚札識別情報(以下電子棚札IDという)を、通信部S16を介して、1つのアンテナ部の受信機に送り、その受信機から送信する。自分の電子棚札IDを受信した電子棚札は、応答情報を返信する。複数のアンテナ部に含まれる受信機のうち、応答情報を受信した受信機は、受信した応答情報をサーバ10に送る。
通信部S16は、いずれか1つの受信機から応答情報を受け取ると、受け取った応答情報を制御部S11に与える。制御部S11は、通信部S16から応答情報が与えられると、電子棚札が送信された電子棚札IDを受け取ったことを認識することができる。制御部S11は、通信部S16によって応答情報を受け取らなかったとき、通信部S16によって、同じ電子棚札IDを他のアンテナ部に含まれる送信機から送信させる。制御部S11は、応答情報が返信された電子棚札の電子棚札IDと、その電子棚札IDを送信した送信機を識別するための送信装置識別情報(以下送信機IDという)とを対応付けて、記憶部S12に記憶させる。
電子棚札に表示させる商品情報を送信する際は、制御部S11は、記憶部S12に記憶されている送信機IDの中から、送信先の電子棚札の電子棚札IDに対応付けられた送信機IDを抽出し、抽出した送信機IDの送信機に、通信部S16によって商品情報を送信させる。
このように、電子棚札識別情報を送信した送信機のアンテナ部以外のアンテナ部に含まれる受信機が応答情報を受信したときも、その応答情報が制御部S11に送られるので、電子棚札識別情報を送信した送信機のアンテナ部に含まれる受信機が応答情報を受信することができなくても、電子棚札が電子棚札識別情報を受信したことを知ることができる。したがって、他のアンテナ部に含まれる送信機に、同じ電子棚札識別情報を新たに送信させる必要がなく、電子棚札に商品情報を送信することができる送信機をより短い時間で特定することができる。
図2は、図1に示した電子棚札30の概略の構成を示す。電子棚札30は、制御部T31、記憶部T32、電源部T33、出力部T34、送信機T35、および受信機T36を含む。制御部T31は、たとえば情報を処理するCPUおよびCPUによって実行されるプログラムを記憶する半導体メモリなどのメモリによって構成され、自分の電子棚札IDあるいは受信した商品情報などの情報を記憶部T32に記憶させ、出力部T34、送信機T35、および受信機T36を制御する。記憶部T32は、たとえば半導体メモリあるいは磁気ディスク装置などの記憶装置によって構成され、制御部T31が管理する情報を記憶する。電源部T33は、たとえば蓄電池などによって構成され、制御部T31、記憶部T32、出力部T34、送信機T35、および受信機T36に電力を供給する。
出力部T34は、たとえば液晶ディスプレイなどの出力装置によって構成され、制御部T31から指示された商品情報、たとえば商品名あるいは価格などの情報を出力する。送信機T35は、たとえば無線通信によって情報を送信するための電子回路から構成され、制御部T31から指示された情報、たとえば受信された電子棚札IDに応答する応答情報を送信する。受信機T36は、たとえば無線通信によって情報を受信するための電子回路から構成され、アンテナ部から送信された情報、たとえば電子棚札IDあるいは商品情報を受信すると、受信した情報を制御部T31に送る。
図3は、図2に示した電子棚札30の外観の一例を示す。電子棚札30は、電子棚札に表示される商品情報に対応する商品が陳列されている棚に、商品と対応付けられて設置される。図3に示した電子棚札30には、出力部T34、送信機T35、および受信機T36が示されている。出力部T34には、商品情報「お買得品 ヘアケアシャンプー 500ml 通常価格980円 598円 100mlあたり119.6円」が出力されている。
図4は、図1に示したサーバ10が処理するフローチャートを示す。このフローチャートは、サーバ10に含まれる制御部S11によって処理される。電子棚札に、商品情報を送信するときに、ステップA1に移る。
ステップA1では、電子棚札IDの中から送信先の電子棚札IDを1つ選択する。ステップA2では、テーブルに送信機IDの控えがあるか否かを判定する。すなわち記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルに、選択された電子棚札に対応する送信機の送信機IDが記憶されているか否かを判定する。送信機IDがないとき、ステップA3に進み、送信機IDがあるとき、ステップA9に進む。送信機は、アンテナ部に含まれる送信機である。商品情報テーブルは、各電子棚札に対応する商品名および価格、ならびにその電子棚札の電子棚札IDおよびその電子棚札に対応付けられた送信機の送信機IDなどの情報を含み、詳細は後述する。
ステップA3では、複数のアンテナ部に含まれる送信機の送信機IDの中から1つの送信機IDを選択する。ステップA4では、選択した送信機IDの送信機から電子棚札IDを送信する。ステップA5では、すべての受信機で応答を待つ。すなわちすべてのアンテナ部に含まれる受信機で応答情報が返信されるのを待つ。ステップA6では、ACK(
Acknowledge)応答があったか否か、すなわちいずれかの受信機が応答情報を受信したか否かを判定する。ACK応答があったとき、ステップA13に進み、ACK応答がなかったとき、ステップA7に進む。
ステップA7では、別の送信機があるか否か、すなわち電子棚札IDを送信した送信機のアンテナ部と別のアンテナ部の送信機があるか否かを判定する。別の送信機があるとき、ステップA8に進み、別の送信機がないとき、ステップA10に進む。ステップA8では、ACK応答がなかった電子棚札IDを新たに送信するために、次の送信機の送信機IDを選択し、ステップA4に戻る。ステップA9では、送信機IDに控えの送信機IDを選択、つまり記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルから、選択された電子棚札に対応する送信機の送信機IDを選択し、ステップA4に進む。
ステップA10では、選択した電子棚札に対する通信をエラーとして記録する。すなわちすべての送信機から電子棚札IDを送信してもACK応答がなかった電子棚札に対する通信がエラーであることを、たとえば記憶部S12に記憶する。
ステップA11では、次の電子棚札、つまり送信先の電子棚札のうち、まだ電子棚札IDを送信していない電子棚札があるか否かを判定する。電子棚札IDを送信していない電子棚札があるとき、ステップA12に進み、電子棚札IDを送信していない電子棚札がないとき、すなわち商品情報の送信先のすべての電子棚札に電子棚札IDを送信したとき、終了する。
ステップA12では、送信先として次の電子棚札IDを選択して、ステップA2に戻る。ステップA13では、選択した送信機の送信機IDと、電子棚札IDとを対応させてテーブルに記録し、ステップA11に進む。すなわち電子棚札IDを送信した送信機の送信機IDと、送信された電子棚札IDとを対応付けて、記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルに記録し、ステップA11に進む。
すべての電子棚札に各電子棚札IDを送信し、各電子棚札に商品情報を送信する送信機を特定した後、サーバ10は、商品情報を送信する際、記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルから、送信先の電子棚札の電子棚札IDに対応する送信機IDを抽出し、抽出した送信機IDの送信機に、商品情報を送信させる。
商品情報テーブルに記録されている送信機は、電子棚札IDを送信することができた送信機であり、商品情報をその電子棚札IDの電子棚札に送信することができる可能性は非常に高い。すなわち電子棚札IDを送信してから、商品情報を送信するまでの間に、その電子棚札に、向きを変えられること、移動させられること、あるいは故障が発生することなどの変化がない限り、商品情報を送信することができる。
図5は、図2に示した電子棚札30が処理するフローチャートである。このフローチャートは、電子棚札30に含まれる制御部T31によって処理される。電子棚札30の電源がオンとなり、電子棚札30が動作可能状態になると、ステップB1に移る。
ステップB1では、データ受信を待つ。すなわちいずれかのアンテナ部に含まれる送信機から電子棚札IDが送信されて受信するのを待つ。ステップB2では、サーバからデータがあるか否か、つまりサーバ10から、電子棚札IDを受信したか否かを判定する。電子棚札IDを受信したとき、ステップB3に進み、電子棚札IDを受信しなかったとき、ステップB1に戻る。
ステップB3では、データを自身の電子棚札IDと比較、つまり受信した電子棚札IDが、記憶部T32に記憶されている自分の電子棚札IDと比較する。ステップB4では、比較が一致するか否かを判定する。比較が一致するとき、つまり自分の電子棚札IDを受信したとき、ステップB5に進み、比較が一致しないとき、つまり受信した電子棚札IDが自分の電子棚札IDではないとき、ステップB1に戻る。ステップB5では、ACKつまり応答情報を返信して、ステップB1に戻る。
図6は、図1に示したサーバ10が送受信する情報を模式的に示す。図6(a)は、サーバ10が送信機M21mから電子棚札N30nへ送信する送信データ例を示し、サーバ10が電子棚札N30nへ送信する情報「電子棚札ID=N」が示されている。図6(b)は、電子棚札N30nが電子棚札IDを正常に受信したとき、電子棚札N30nからサーバ10へ返信される返信データ例を示し、電子棚札N30nがサーバ10に返信する応答情報「ACK」が示されている。
図7は、図1に示したサーバ10が管理する商品情報テーブルの一例を示す。商品情報テーブルは、記憶部S12に記憶されるテーブルであり、「電子棚札ID」欄、「送信機ID」欄、および「商品情報」欄を含む。商品情報欄には、各電子棚札に対応する商品名および価格が示される。送信機IDは、その送信機が送信した電子棚札IDに対する応答情報がサーバ10に受け取られた送信機の送信機IDである。
たとえば電子棚札IDが「A」の電子棚札に対する送信機IDは「A」であり、その商品名は「シャンプー」および価格は「300円」である。電子棚札IDが「B」および「C」の電子棚札に対する送信機IDは、ともに「B」であり、商品名および価格は、それぞれ「リンス」および「300円」、ならびに「シャンプー」および「250円」である。
図8は、図1に示したサーバ10と電子棚札30との情報の送受信を示すタイムチャートである。上段にサーバ10の動作、中段に電子棚札A30aの動作、および下段に電子棚札B30bの動作を示す。
最初に、サーバ10は、電子棚札A30aに対して、送信機A21aから、「電子棚札ID=A」の情報を送信する。電子棚札A30aは、「電子棚札ID=A」の情報を受信すると、電子棚札ID「A」が自分の電子棚札IDであるので、応答情報「ACK」を返信する。サーバ10は、応答情報「ACK」を受信すると、商品情報テーブルの電子棚札IDが「A」に対応する送信機IDを「A」とする。
次に、サーバ10は、電子棚札B30bに対して、送信機A21aから、「電子棚札ID=B」の情報を送信する。「電子棚札ID=B」の情報が電子棚札B30bに到達せず、応答情報「ACK」が返信されないと、サーバ10は、電子棚札B30bに対して、次の送信機つまり送信機B21bから、「電子棚札ID=B」の情報を送信する。電子棚札B30bは、「電子棚札ID=B」の情報を受け取ると、電子棚札ID「B」が自分の電子棚札IDであるので、応答情報「ACK」を返信する。サーバ10は、応答情報「ACK」を受信すると、商品情報テーブルの電子棚札IDが「B」に対応する送信機IDを「B」とする。
このように、各電子棚札に対して、1つの送信機つまり送信装置から各電子棚札IDつまり各電子棚札識別情報を送信し、受信機つまり受信装置のうちいずれの受信装置でも応答情報を受信するので、いずれか1つの受信装置が応答情報を受信すれば、電子棚札識別情報を送信することができた送信装置を特定することができ、さらに電子棚札識別情報を送信することができた送信装置とその電子棚札とを対応付けて記憶しておき、商品情報を送信する際、その対応付けに基づいた送信装置から商品情報を送信するので、商品情報の更新の失敗を減らすことができる。したがって、送信装置と同じサブセルに属する受信装置で応答情報を受信することができなくても、単位時間当たりにより多くの電子棚札の商品情報を更新することができる。
さらに、送信した電子棚札IDつまり電子棚札識別情報に対する応答情報が返信されなかった電子棚札に対して、他の送信機つまり送信装置から、その電子棚札識別情報を新たに送信するので、各電子棚札に商品情報を送信することができる送信装置を特定することができる可能性を高くすることができる。したがって、すべての電子棚札に対する商品情報の更新時間を短くすることができる。
図9は、本発明の実施の第2の形態であるサーバが処理するフローチャートである。この実施の第2の形態であるサーバおよびそのサーバを含む電子棚札システムは、図1に示したサーバ10および電子棚札システム1と同じ構成であり、説明は省略する。このフローチャートは、サーバ10に含まれる制御部S11によって処理される。電子棚札に、商品情報を送信するときに、ステップC1に移る。
ステップC1では、電子棚札IDの中から送信先の電子棚札IDを1つ選択する。ステップC2では、テーブルに送信機IDの控えがあるか否かを判定する。すなわち記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルに、選択された電子棚札に対応する送信機の送信機IDが記憶されているか否かを判定する。送信機IDがないとき、ステップC3に進み、送信機IDがあるとき、ステップC10に進む。送信機は、アンテナ部に含まれる送信機である。商品情報テーブルは、たとえば図7に示したテーブルを用いる。
ステップC3では、複数のアンテナ部に含まれる送信機の送信機IDの中から1つの送信機IDを選択する。ステップC4では、電子棚札IDに棚札制御用データつまり商品情報を付加した送信データを作成する。ステップC5では、ステップC3で選択した送信機IDの送信機から、ステップC4で作成した送信データ、つまり電子棚札IDおよび商品情報を送信する。ステップC6では、すべての受信機で応答を待つ。すなわちすべてのアンテナ部に含まれる受信機で応答情報が返信されるのを待つ。
ステップC7では、正常受信応答つまりACK応答があったか否か、すなわちいずれかの受信機が応答情報を受信したか否かを判定する。正常受信応答があったとき、ステップC14に進み、正常受信応答がなかったとき、ステップC8に進む。ステップC8では、別の送信機があるか否か、すなわち電子棚札IDを送信した送信機のアンテナ部と別のアンテナ部の送信機があるか否かを判定する。別の送信機があるとき、ステップC9に進み、別の送信機がないとき、ステップS11に進む。
ステップC9では、正常受信応答がなかった電子棚札IDを新たに送信するために、次の送信機の送信機IDを選択し、ステップC4に戻る。ステップC10では、送信機IDに控えの送信機IDを選択、つまり記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルから、選択された電子棚札に対応する送信機の送信機IDを選択し、ステップC4に進む。
ステップC11では、選択した電子棚札に対する通信をエラーとして記録する。すなわちすべての送信機から電子棚札IDを送信しても正常受信応答がなかった電子棚札に対する通信がエラーであることを、たとえば記憶部S12に記憶する。
ステップC12では、次の電子棚札、つまり送信先の電子棚札のうち、まだ電子棚札IDを送信していない電子棚札があるか否かを判定する。電子棚札IDを送信していない電子棚札があるとき、ステップC13に進み、電子棚札IDを送信していない電子棚札がないとき、すなわち商品情報の送信先のすべての電子棚札に電子棚札IDを送信したとき、終了する。
ステップC13では、送信先として次の電子棚札IDを選択して、ステップC2に戻る。ステップC14では、送信した送信機の送信機IDと、電子棚札IDとを対応させてサーバに記録して、ステップC12に進む。すなわち電子棚札IDを送信した送信機の送信機IDと、送信された電子棚札IDとを対応付けて、記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルに記録し、ステップC12に進む。
サーバ10は、新たに商品情報を送信する際、記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルから、送信先の電子棚札の電子棚札IDに対応する送信機IDを抽出し、抽出した送信機IDの送信機に、商品情報を送信させる。
図10は、図9に示したサーバと通信を行う電子棚札が処理するフローチャートである。この電子棚札は、図9に示した実施の第2の形態であるサーバを含む電子棚札システムに含まれ、その電子棚札の構成は、図2に示した電子棚札30の構成と同じであり、説明は省略する。このフローチャートは、電子棚札30に含まれる制御部T31によって、処理される。電子棚札30の電源がオンとなり、電子棚札30が動作可能状態になると、ステップD1に移る。
ステップD1では、データ受信を待つ。すなわちいずれかのアンテナ部に含まれる送信機から電子棚札IDが送信されて受信するのを待つ。ステップD2では、サーバからデータがあるか否か、つまりサーバ10から、電子棚札IDを受信したか否かを判定する。電子棚札IDを受信したとき、ステップD3に進み、電子棚札IDを受信しなかったとき、ステップD1に戻る。
ステップD3では、受信したデータに含まれる電子棚札IDと、自身の電子棚札IDつまり記憶部T32に記憶されている自分の電子棚札IDとを比較する。ステップD4では、比較が一致するか否かを判定する。比較が一致するとき、つまり自分の電子棚札IDを受信したとき、ステップD5に進み、比較が一致しないとき、つまり受信した電子棚札IDが自分の電子棚札IDでないとき、ステップD1に戻る。
ステップD5では、受信したデータに含まれる制御用データを処理、つまり受信したデータに含まれる商品情報を、出力部T34に出力する。ステップD6では、正常受信応答であるACKつまり応答情報を返信して、ステップD1に戻る。
図11は、図9に示したサーバが送受信する情報を模式的に示す。図11(a)は、サーバ10が送信機M21mから電子棚札N30nへ送信する送信データの第2の例を示し、サーバ10が電子棚札N30nへ送信する情報「電子棚札ID=N」および「電子棚札制御用データ」が示されている。電子棚札制御用データは、商品情報である。図6(b)は、電子棚札N30nが送信データを正常に受信したとき、電子棚札N30nからサーバ10へ返信される返信データの第2の例を示し、電子棚札N30nがサーバ10に返信する応答情報「ACK」が示されている。
このように、送信機つまり送信装置から電子棚札へ、電子棚札IDつまり電子棚札識別情報を送信する際に、商品情報を付加して送信するので、電子棚札は、電子棚札識別情報を受信したときに、商品情報を更新することができる。したがって、電子棚札の位置あるいは向きなどが変わっていなければ、各電子棚札への情報の送信回数を2回から1回にすることができ、商品情報の更新時間を短縮することができる。
図12は、本発明の実施の第3の形態であるサーバが処理するフローチャートである。この実施の第3の形態であるサーバおよびそのサーバを含む電子棚札システムは、図1に示したサーバ10および電子棚札システム1と同じ構成であり、説明は省略する。このフローチャートは、サーバ10に含まれる制御部S11によって処理される。電子棚札に、商品情報を送信するときに、ステップE1に移る。
ステップE1では、電子棚札IDの中から送信先の電子棚札IDを1つ選択する。ステップE2では、テーブルに送信機IDの控えがあるか否かを判定する。すなわち記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルに、選択された電子棚札に対応する送信機の送信機IDが記憶されているか否かを判定する。送信機IDがないとき、ステップE3に進み、送信機IDがあるとき、ステップE9に進む。送信機は、アンテナ部に含まれる送信機である。商品情報テーブルは、各電子棚札に対応する商品名および価格、ならびにその電子棚札の電子棚札IDおよびその電子棚札に対応付けられた送信機の送信機IDなどの情報を含み、詳細は後述する。
ステップE3では、複数のアンテナ部に含まれる送信機の送信機IDの中から1つの送信機IDを選択する。ステップE4では、選択した送信機IDの送信機から、電子棚札IDとその送信機の送信機IDとを送信する。ステップE5では、すべての受信機で応答を待つ。すなわちすべてのアンテナ部に含まれる受信機で応答情報が返信されるのを待つ。
ステップE6では、正常受信応答つまりACK応答があったか否か、すなわちいずれかの受信機が応答情報を受信したか否かを判定する。正常受信応答があったとき、ステップE13に進み、正常受信応答がなかったとき、ステップE7に進む。ステップE7では、別の受信機があるか否か、すなわち電子棚札IDを送信した送信機のアンテナ部と別のアンテナ部の送信機があるか否かを判定する。別の送信機があるとき、ステップE8に進み、別の送信機がないとき、ステップE10に進む。
ステップE8では、正常受信応答がなかった電子棚札IDを新たに送信するために、次の送信機の送信機IDを選択し、ステップE4に戻る。ステップE9では、送信機IDに控えの送信機IDを選択、つまり記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルから、選択された電子棚札に対応する送信機の送信機IDを選択し、ステップE4に進む。
ステップE10では、選択した電子棚札に対する通信をエラーとして記録する。すなわちすべての送信機から電子棚札IDを送信しても正常受信応答がなかった電子棚札に対する通信がエラーであることを、たとえば記憶部S12に記憶する。
ステップE11では、次の電子棚札、つまり送信先の電子棚札のうち、まだ電子棚札IDを送信していない電子棚札があるか否かを判定する。電子棚札IDを送信していない電子棚札があるとき、ステップE12に進み、電子棚札IDを送信していない電子棚札がないとき、すなわち商品情報の送信先のすべての電子棚札に電子棚札IDを送信したとき、終了する。
ステップE12では、送信先として次の電子棚札IDを選択して、ステップE2に戻る。ステップE13では、受信データ中の送信機IDと電子棚札IDとを対応させてテーブルに記録して、ステップE11に進む。すなわち受信した正常受信応答つまり応答情報に含まれる送信機IDと電子棚札IDとを対応付けて、記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルに記録して、ステップE11に進む。
すべての電子棚札に各電子棚札IDを送信し、各電子棚札に商品情報を送信する送信機を特定した後、サーバ10は、商品情報を送信する際、記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルから、送信先の電子棚札の電子棚札IDに対応する送信機IDを抽出し、抽出した送信機IDの送信機に、商品情報を送信させる。
図13は、図12に示したサーバと通信を行う電子棚札が処理するフローチャートである。この電子棚札は、図12に示した実施の第3の形態であるサーバを含む電子棚札システムに含まれ、その電子棚札の構成は、図2に示した電子棚札30の構成と同じであり、説明は省略する。このフローチャートは、電子棚札30に含まれる制御部T31によって、処理される。電子棚札30の電源がオンとなり、電子棚札30が動作可能状態になると、ステップF1に移る。
ステップF1では、データ受信を待つ。すなわちいずれかのアンテナ部に含まれる送信機から電子棚札IDが送信されて受信するのを待つ。ステップF2では、サーバからデータがあるか否か、つまりサーバ10から、電子棚札IDを受信したか否かを判定する。電子棚札IDを受信したとき、ステップF3に進み、電子棚札IDを受信しなかったとき、ステップF1に戻る。
ステップF3では、データを自身の電子棚札IDと比較、つまり受信した電子棚札IDが、記憶部T32に記憶されている自分の電子棚札IDと比較する。ステップF4では、比較が一致するか否かを判定する。比較が一致するとき、つまり自分の電子棚札IDを受信したとき、ステップF5に進み、比較が一致しないとき、つまり受信した電子棚札IDが自分の電子棚札IDではないとき、ステップF1に戻る。
ステップF5では、正常受信応答であるACK返信データに、受信した送信機IDと自身の電子棚札IDを付加した返信データを作成する。つまりACK情報に、受信した送信機IDおよび電子棚札IDを付加した応答情報を作成する。ステップF6では、返信データつまり応答情報を返信して、ステップF1に戻る。
図14は、図12に示したサーバが送受信する情報を模式的に示す。図14(a)は、サーバ10が送信機M21mから電子棚札N30nへ送信する送信データの第3の例を示し、サーバ10が電子棚札N30nへ送信する情報「電子棚札ID=N」および「送信機ID=M」が示されている。図14(b)は、電子棚札N30nが送信データを正常に受信したとき、電子棚札N30nからサーバ10へ返信される返信データの第3の例を示し、「ACK」情報に、情報「電子棚札ID=N」および「送信機ID=M」が付加された返信データつまり応答情報が示されている。
図15は、図12に示したサーバが管理する商品情報テーブルの第2の例を示す。商品情報テーブルは、記憶部S12に記憶されるテーブルであり、「電子棚札ID」欄、「送信機ID」欄、および「商品情報」欄を含む。商品情報欄には、各電子棚札に対応する商品名および価格が示される。送信機IDは、その送信機が送信した電子棚札IDに対する応答情報がサーバに受け取られた送信機の送信機IDである。
たとえば電子棚札IDが「A」の電子棚札に対する送信機IDは「A」であり、その商品名は「シャンプー」および価格は「300円」である。電子棚札IDが「B」および「C」の電子棚札に対する送信機IDは、ともに「B」であり、商品名および価格は、それぞれ「リンス」および「300円」、ならびに「シャンプー」および「250円」である。
図16は、図12に示したサーバと図13に示した電子棚札との情報の送受信を示すタイムチャートである。上段にサーバ10の動作、および下段に電子棚札A30aの動作を示す。
最初に、サーバ10は、電子棚札A30aに対して、送信機A21aから、「電子棚札ID=A」および「送信機ID=A」の情報を送信する。電子棚札A30aは、「電子棚札ID=A」および「送信機ID=A」の情報を受信すると、その情報に含まれる電子ID「A」が自分の電子IDであるので、「ACK」に「電子棚札ID=A」および「送信機ID=A」を付加した応答情報を返信する。
次に、サーバ10は、送信機A21aから送信した情報に対する応答情報の有無に係わらず、送信機B21bから、電子棚札A30aに対して、「電子棚札ID=A」および「送信機ID=B」の情報を送信する。その後、サーバ10は、応答情報を受け取ったとき、「電子棚札ID=A」および「送信機ID=A」の情報が応答情報に含まれるので、「送信機ID=A」の送信機から、「電子棚札ID=A」の電子棚札宛に送信した情報に対する応答であることを認識することができる。
このように、送信機つまり送信装置から電子棚札へ、電子棚札IDつまり電子棚札識別情報を送信する際に、その送信装置の送信機IDつまり送信装置識別情報を付加して送信し、電子棚札は、応答情報に、受信した電子棚札識別情報と送信装置識別情報とを含めて返信するので、棚札管理装置は、応答情報を受信したときに、その応答情報が、どの送信装置からどの電子棚札に送信された電子棚札識別情報に対する応答情報であるかを認識することができる。したがって、他の電子棚札へのあるいは他の送信装置からの送信を、応答情報を受信するまで抑止する必要がなく、短い間隔で送信することができ効率的である。
図17は、本発明の実施の第4の形態であるサーバが処理するフローチャートである。この実施の第4の形態であるサーバおよびそのサーバを含む電子棚札システムは、図1に示したサーバ10および電子棚札システム1と同じ構成であり、説明は省略する。このフローチャートは、サーバ10に含まれる制御部S11によって処理される。電子棚札に商品情報を送信するときに、ステップG1に移る。
ステップG1では、電子棚札IDの中から送信先の電子棚札IDを1つ選択する。ステップG2では、テーブルに送信機IDの控えがあるか否かを判定する。すなわち記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルに、選択された電子棚札に対応する送信機の送信機IDが記憶されているか否かを判定する。送信機IDがないとき、ステップG3に進み、送信機IDがあるとき、ステップG9に進む。送信機は、アンテナ部に含まれる送信機である。商品情報テーブルは、たとえば図15に示したテーブルを用いる。
ステップG3では、複数のアンテナ部に含まれる送信機の送信機IDの中から1つの送信機IDを選択する。ステップG4では、選択した送信機IDの送信機から、電子棚札IDとその送信機の送信機IDとを、棚札制御データつまり商品情報とともに送信する。ステップG5では、すべての受信機で応答を待つ。すなわちすべてのアンテナ部に含まれる受信機で応答情報が返信されるのを待つ。
ステップG6では、正常受信応答つまりACK応答があったか否か、すなわちいずれかの受信機が応答情報を受信したか否かを判定する。正常受信応答があったとき、ステップG13に進み、正常受信応答がなかったとき、ステップG7に進む。ステップG7では、別の受信機があるか否か、すなわち電子棚札IDを送信した送信機のアンテナ部と別のアンテナ部の受信機があるか否かを判定する。別の送信機があるとき、ステップG8に進み、別の受信機がないとき、ステップG10に進む。
ステップG8では、正常受信応答がなかった電子棚札IDを新たに送信するために、次の送信機の送信機IDを選択し、ステップG4に戻る。ステップG9では、送信機IDに控えの送信機IDを選択、つまり記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルから、選択された電子棚札に対応する送信機の送信機IDを選択し、ステップG4に進む。
ステップG10では、選択した電子棚札に対する通信をエラーとして記録する。すなわちすべての送信機から電子棚札IDを送信しても正常受信応答がなかった電子棚札に対する通信がエラーであることを、たとえば記憶部S12に記憶する。
ステップG11では、次の電子棚札、つまり送信先の電子端札のうち、まだ電子棚札IDを送信していない電子棚札があるか否かを判定する。電子棚札IDを送信していない電子棚札があるとき、ステップG12に進み、電子棚札IDを送信していない電子棚札がないとき、すなわち商品情報の送信先のすべての電子棚札に電子棚札IDを送信したとき、終了する。
ステップG12では、送信先として次の電子棚札IDを選択して、ステップG2に戻る。ステップG13では、受信データ中の送信機IDと電子棚札IDとを対応させてテーブルに記録して、ステップG11に進む。すなわち受信した正常受信応答つまり応答情報に含まれる送信機IDと電子棚札IDとを対応付けて、記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルに記録して、ステップG11に進む。
サーバ10は、新たに商品情報を送信する際、記憶部S12に記憶されている商品情報テーブルから、送信先の電子棚札の電子棚札IDに対応する送信機IDを抽出し、抽出した送信機IDの送信機に、商品情報を送信させる。
図18は、図17に示したサーバと通信を行う電子棚札が処理するフローチャートである。この電子棚札は、図17に示した実施の第4の形態であるサーバを含む電子棚札システムに含まれ、その電子棚札の構成は、図2に示した電子棚札30の構成と同じであり、説明は省略する。このフローチャートは、電子棚札30に含まれる制御部T31によって、処理される。電子棚札30の電源がオンとなり、電子棚札30が動作可能状態になると、ステップH1に移る。
ステップH1では、データ受信を待つ。すなわちいずれかのアンテナ部に含まれる送信機からから電子棚札IDが送信されて受信するのを待つ。ステップH2では、サーバからデータがあるか否か、つまりサーバ10から、電子棚札IDを受信したか否かを判定する。電子棚札IDを受信したとき、ステップH3に進み、電子棚札IDを受信しなかったとき、ステップH1に戻る。
ステップH3では、データを自身の電子棚札IDと比較、つまり受信した電子棚札IDが、記憶部T32に記憶されている自分の電子棚札IDと比較する。ステップH4では、比較が一致するか否かを判定する。比較が一致するとき、つまり自分の電子棚札IDを受信したとき、ステップH5に進み、比較が一致しないとき、つまり受信した電子棚札IDが自分の電子棚札IDではないとき、ステップH1に戻る。
ステップH5では、受信したデータに含まれる制御用データを処理、つまり受信したデータに含まれる商品情報を、出力部T34に出力する。ステップH6では、正常受信応答であるACK返信データに、受信した送信機IDと自分の電子棚札IDを付加した返信データを作成する。つまりACK情報に、受信した送信機IDおよび電子棚札IDを付加した応答情報を作成する。ステップH7では、返信データつまり応答情報を返信して、ステップH1に戻る。
図19は、図17に示したサーバが送受信する情報を模式的に示す。図19(a)は、サーバ10が送信機M21mから電子棚札N30nへ送信する送信データの第4の例を示し、サーバ10が電子棚札N30nへ送信する情報「電子棚札ID=N」、「送信機ID=M」、および「電子棚札制御用データ」が示されている。図19(b)は、電子棚札N30nが送信データを正常に受信したとき、電子棚札N30nからサーバ10に返信される返信データの第4の例を示し、「ACK」情報に、情報「電子棚札ID=N」および「送信機ID=M」が付加された返信データつまり応答情報が示されている。
このように、送信機つまり送信装置から電子棚札へ、電子棚札IDつまり電子棚札識別情報を送信する際に、その送信装置の送信機IDつまり送信装置識別情報と、商品情報とを付加して送信し、電子棚札は、電子棚札識別情報を受信したとき、商品情報を更新するとともに、応答情報に、受信した電子棚札識別情報と送信装置識別情報とを含めて返信するので、棚札管理装置は、応答情報を受信したとき、その応答情報が、どの送信装置からどの電子棚札に送信された電子棚札識別情報に対する応答情報であるか、および商品情報が更新されたことを認識することができる。したがって、電子棚札の位置あるいは向きなどが変わっていなければ、各電子棚札への情報の送信回数を2回から1回にすることができ、商品情報の更新時間を短縮することができる。さらに他の電子棚札へのあるいは他の送信装置からの送信を、応答情報を受信するまで抑止する必要がなく、短い間隔で送信することができ効率的である。
図4、図9、図12、および図17に示したフローチャートは、それぞれ本発明の実施の他の形態である棚札管理方法の処理工程を示すフローチャートでもある。いずれの棚札管理方法も図1に示した棚札管理装置であるサーバ10の制御部S11によって処理される。
このように、各電子棚札に対して、1つの送信機つまり送信装置から各電子棚札IDつまり各電子棚札識別情報を送信し、受信機つまり受信装置のうちいずれの受信装置でも応答情報を受信するので、いずれか1つの受信装置が応答情報を受信すれば、電子棚札識別情報を送信することができた送信装置を特定することができ、さらに電子棚札識別情報を送信することができた送信装置とその電子棚札とを対応付けて記憶しておき、商品情報を送信する際、その対応付けに基づいた送信装置から商品情報を送信するので、商品情報の更新の失敗を減らすことができる。したがって、送信装置と同じサブセルに属する受信装置で応答情報を受信することができなくても、単位時間当たりにより多くの電子棚札の商品情報を更新することができる。
サーバ10の制御部S11に含まれるメモリに記憶されているプログラムであって、図4、図9、図12、および図17に示したフローチャートの処理手順を実行するプログラムは、それぞれ本発明の実施のさらに他の形態であるプログラムとして提供することができる。このプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよく、プログラムをその記録媒体からコンピュータに読み取らせ、コンピュータにそのプログラムを実行させてもよい。コンピュータにそのプログラムを実行させることによって、コンピュータを棚札管理装置であるサーバ10として機能させることができる。
このように、コンピュータを棚札管理装置として機能させるためのプログラムとして提供することができる。
本発明の実施の一形態であるサーバ10を含む電子棚札システム1の概略の構成を示す。 図1に示した電子棚札30の概略の構成を示す。 図2に示した電子棚札30の外観の一例を示す。 図1に示したサーバ10が処理するフローチャートである。 図2に示した電子棚札30が処理するフローチャートである。 図1に示したサーバ10が送受信する情報を模式的に示す。 図1に示したサーバ10が管理する商品情報テーブルの一例を示す。 図1に示したサーバ10と電子棚札30との情報の送受信を示すタイムチャートである。 本発明の実施の第2の形態であるサーバが処理するフローチャートである。 図9に示したサーバと通信を行う電子棚札が処理するフローチャートである。 図9に示したサーバが送受信する情報を模式的に示す。 本発明の実施の第3の形態であるサーバが処理するフローチャートである。 図12に示したサーバと通信を行う電子棚札が処理するフローチャートである。 図12に示したサーバが送受信する情報を模式的に示す。 図12に示したサーバが管理する商品情報テーブルの第2の例を示す。 図12に示したサーバと図13に示した電子棚札との情報の送受信を示すタイムチャートである。 本発明の実施の第4の形態であるサーバが処理するフローチャートである。 図17に示したサーバと通信を行う電子棚札が処理するフローチャートである。 図17に示したサーバが送受信する情報を模式的に示す。 従来の技術による棚札管理装置を含む電子棚札システム2の構成を示す。
符号の説明
1,2 電子棚札システム
10,50 サーバ
11,31 制御部
12,32 記憶部
13,33 電源部
14,34 出力部
15 入力部
16 通信部
20 アンテナ部
21,35,61 送信機
22,36,62 受信機
30,70 電子棚札
40 サブセル

Claims (6)

  1. 商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置に、各電子棚札識別情報を順次送信させる送信手段と、
    送信装置から送信された電子棚札識別情報に対して各電子棚札から返信された応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報を受け取る受信手段と、
    情報を記憶するための記憶手段と、
    受信手段によって受信装置から応答情報を受け取ると、電子棚札識別情報が送信された送信装置を識別するための送信装置識別情報と、その電子棚札識別情報とを対応付けて記憶手段に記憶させ、さらに、商品情報を電子棚札に送信する際、記憶手段に記憶させた送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報を抽出し、抽出した送信装置識別情報の送信装置に、送信手段によって商品情報を送信させる制御手段とを含むことを特徴とする棚札管理装置。
  2. 前記制御手段は、送信装置から送信された電子棚札識別情報に対する応答情報を、受信装置から受信手段によって受け取らなかったとき、その電子棚札識別情報の電子棚札に対して、電子棚札識別情報を送信した送信装置を除いた送信装置のうちの1つの送信装置に、その電子棚札識別情報を、送信手段によって新たに送信させることを特徴とする請求項1に記載の棚札管理装置。
  3. 前記制御手段は、各電子棚札へそれぞれの電子棚札識別情報を、送信手段によって送信装置に送信させる際、各電子棚札に表示させるための商品情報とともに送信させることを特徴とする請求項1または2に記載の棚札管理装置。
  4. 商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置に、その送信装置を識別するための送信装置識別情報と、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報とを組にして順次送信させる送信手段と、
    送信装置から送信された電子棚札識別情報に対して電子棚札から返信された、電子棚札が受信した送信装置識別情報と電子棚札識別情報とを含む応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報を受け取る受信手段と、
    情報を記憶するための記憶手段と、
    受信手段によっていずれか1つの受信装置から応答情報を受け取ると、受け取った応答情報に含まれる送信装置識別情報と電子棚札識別情報とを対応付けて記憶手段に記憶させ、さらに、商品情報を電子棚札に送信する際、記憶手段に記憶させた送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報を抽出し、抽出した送信装置識別情報の送信装置に、送信手段によって商品情報を送信させる制御手段とを含むことを特徴とする棚札管理装置。
  5. 前記制御手段は、各電子棚札へそれぞれの電子棚札識別情報および送信装置識別情報を組にして、送信手段によって送信装置に送信させる際、電子棚札に表示させるための商品情報とともにも送信させることを特徴とする請求項4に記載の棚札管理装置。
  6. 商品に関する商品情報を表示するための各電子棚札へ、電子棚札を識別するための電子棚札識別情報および商品情報を含む情報を送信するための複数の送信装置のうちの1つの送信装置から、各電子棚札識別情報を順次送信する送信工程と、
    送信工程で送信された電子棚札識別情報に対して各電子棚札から返信された応答情報を受信するための少なくとも1つの受信装置から、その受信装置が受信した応答情報を受け取る受信工程と、
    受信工程で受信装置から応答情報を受け取ると、送信工程で電子棚札識別情報を送信した送信装置を識別するための送信装置識別情報と、その電子棚札識別情報とを対応付けて記憶装置に記憶する記憶工程と、
    商品情報を電子棚札に送信する際、記憶工程で記憶装置に記憶された送信装置識別情報の中から、送信先の電子棚札の電子棚札識別情報に対応付けられた送信装置識別情報を抽出し、抽出した送信装置識別情報の送信装置から、商品情報を送信する商品情報送信工程とを含むことを特徴とする棚札管理方法。
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