JP2007048098A

JP2007048098A - プリンタドライバ及び印刷システム

Info

Publication number: JP2007048098A
Application number: JP2005232657A
Authority: JP
Inventors: Shinichiro Watase; 慎一郎渡瀬
Original assignee: Kyocera Mita Corp
Current assignee: Kyocera Document Solutions Inc
Priority date: 2005-08-10
Filing date: 2005-08-10
Publication date: 2007-02-22
Anticipated expiration: 2025-08-10
Also published as: JP4286818B2

Abstract

【課題】元のプリンタドライバに無い印刷機能を特定の印刷ジョブ単位で逐次追加して実現することができるプリンタドライバを提供する。
【解決手段】複数の外部モジュール７〜９を有するプリンタドライバ１であって、外部モジュール７〜９の作動条件、モジュール名、引数をモジュールごとに登録するための登録用ＡＰＩ４と、作動条件等を記憶する管理データベース５と、印刷開始時に出力される印刷情報に基づいて所定の印刷処理を実行する印刷制御手段６とを備え、該印刷制御手段６は、印刷情報に、管理データベース５の登録情報の作動条件が含まれているか否かを判断し、含まれていると判断した場合に、モジュール名に対応する外部モジュールを起動して、該モジュールの印刷処理を付加した印刷情報を印刷装置２に送信する構成としてある。
【選択図】図１

Description

本発明は、各種印刷装置を駆動するプリンタドライバ及び印刷システムに関する。

印刷装置にネットワーク回線やＵＳＢケーブル等の通信回線を介して接続された端末では、アプリケーション等で編集された文書やイメージ等の画像を印刷装置に印刷させる際に、プリンタドライバの操作画面を呼び出して、該操作画面上で各種設定を行った後、印刷開始ボタン等をクリックする。これにより、プリンタドライバを搭載した端末から印刷装置に所定の印刷情報が送信され、その印刷情報に基づいて印刷装置が所定の印刷処理を実行する。

また、プリンタドライバにおいて、複数の外部モジュールをリンクさせて、ジョブ名、印刷元アプリケーション及び印刷媒体の種類等によって印刷設定や印刷処理を切り替える技術が提案されている（例えば、特許文献１及び特許文献２参照。）。
特許第３５３０７０８号公報特開２００２−２９７３４３号公報

しかしながら、上記特許文献１及び特許文献２においては、元のプリンタドライバが備えていない機能（例えば、特定フッタ情報印刷、送付状ページ挿入等）についてはジョブ単位で実現することができず、何らかの条件がアプリケーション種別、媒体種別等に固定され、柔軟性に欠けるという問題がある。

本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、元のプリンタドライバに無い印刷機能を特定の印刷ジョブ単位で逐次追加して実現することができるプリンタドライバ及び印刷システムを提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、請求項１に係る発明は、複数の外部モジュールを有するプリンタドライバであって、前記外部モジュールの作動条件及びモジュール情報をモジュールごとに登録するための登録用インタフェイスと、該登録用インタフェイスを利用して登録された登録情報を記憶する管理データベースと、印刷開始時に出力される印刷情報に基づいて所定の印刷処理を実行する印刷制御手段とを備え、該印刷制御手段は、前記印刷情報に、前記管理データベースに記憶された登録情報の作動条件が含まれているか否かを判断するとともに、含まれていると判断した場合に、前記モジュール情報に対応する前記外部モジュールを起動して、該外部モジュールの印刷処理を付加した印刷情報を印刷装置へ送信する構成としてある。

上記構成によれば、印刷開始時に出力される印刷情報に、予め管理データベースに記憶管理された登録情報の作動条件が含まれている場合に、該登録情報のモジュール情報に対応する外部モジュールを起動して、該外部モジュールの印刷処理を付加した印刷情報を印刷装置に送信するため、元のプリンタドライバに無い印刷機能を特定の印刷ジョブ単位で実現することができる。

また、登録用インタフェイスを利用して、外部モジュールの作動条件及びモジュール情報をモジュールごとに登録することができるので、元のプリンタドライバに無い印刷機能を特定の印刷ジョブ単位で逐次追加することができるとともに、印刷ジョブを実行する前に、これから印刷するジョブ専用の設定を登録することができる。

請求項２に係る発明は、請求項１において、前記モジュール情報は、モジュール名及びモジュール起動時の引数を含む構成としてある。

請求項３に係る発明は、請求項１又は２において、前記登録用インタフェイスは、登録用ＡＰＩ（Application Program Interface ）としてある。

請求項４に係る発明は、請求項１〜３のいずれか一項において、前記登録用インタフェイスは、アプリケーション又は外部プログラムから登録可能な構成としてある。

請求項５に係る発明は、プリンタドライバが搭載された装置と、該装置に通信回線を介して接続された印刷装置とを備えた印刷システムであって、前記プリンタドライバとして、請求項１〜４のいずれか一項に記載したプリンタドライバを用いた構成としてある。

本発明によれば、元のプリンタドライバに無い印刷機能を特定の印刷ジョブ単位で逐次追加して実現することができるという効果が得られる。

以下、本発明の実施の形態の一例を図を参照して説明する。図１は本発明の実施の形態の一例であるプリンタドライバを説明するためのブロック図、図２はプリンタドライバの動作の一例を説明するためのフローチャート図である。
本発明の実施の形態の一例であるプリンタドライバ１は、図１に示すように、印刷装置２にネットワーク回線やＵＳＢケーブル等の通信回線３を介して接続されたユーザ端末（装置）１０に搭載されており、登録用ＡＰＩ（Application Program Interface ）４、管理データベース（記憶手段）５及び印刷制御手段６を備えている。
なお、ユーザ端末１０と印刷装置２とを併せて「印刷システム」という。

また、ユーザ端末１０には、プリンタドライバ１の他に、例えば、ＤＬＬ（ダイナミックリンクライブラリ）ファイル等からなる複数の外部モジュール７〜９が印刷制御手段６にリンクして配置されている。そして、ユーザ端末１０のアプリケーション１１上で編集した文書やイメージ等の画像を印刷する際には、プリンタドライバ１の操作画面を呼び出して、該操作画面上で各種設定を行った後、印刷開始ボタン等をクリックすることにより、プリンタドライバ１から印刷装置２に所定の印刷情報が送信され、これにより、その印刷情報に基づいて印刷装置２が所定の印刷処理を実行する。

登録用ＡＰＩ４は、外部モジュール７〜９の作動条件Ａ〜Ｃ、モジュール名Ａ１〜Ｃ１（モジュールを識別するもの。例えば、ＤＬＬファイル名）及びモジュール起動時の引数Ａ２〜Ｃ２をモジュールごとに登録するためのものであり、例えば、アプリケーション１１やモジュール情報登録ユーティリティ（外部プログラム）１２から設定登録画面を呼び出して、ユーザの入力により設定登録される。登録された情報（作動条件、モジュール名、引数）は、管理データベース５にエントリ順に記憶管理される。この管理データベース５は、作動条件、モジュール名及び引数を組にした内容を単位とする表形式のデータベースである。

登録用ＡＰＩ４を利用して登録する内容としては、例えば、次に示すものが挙げられる。
（例１）
作動条件Ａ＝「プロセスＩＤ＝１００のアプリケーションの発行した印刷ジョブで、かつ、用紙サイズがＡ４ならば」
モジュール名Ａ１＝「Header.dll」(ページ上端に文字列を印刷するプログラム)
引数Ａ２＝「(社外秘)」(「印刷する内容は(社外秘)である」という意味。)

（例２）
作動条件Ｂ＝「ジョブ名が（領収書）で始まる場合」
モジュール名Ｂ１＝「Signature.dll」（使用者の社員番号をヘッダ印刷するプログラム)
引数Ｂ２＝「なし」（引数を取らない仕様のモジュールがあってもよい）

印刷制御手段６は、印刷開始時にアプリケーション１１から印刷命令と共に出力される印刷情報に基づいて所定の印刷処理を実行するものであり、この実施の形態では、管理データベース５を検索して、出力印刷情報に、該管理データベース５に記憶管理された登録情報の作動条件が含まれているか否かを判断する。
そして、出力印刷情報に作動条件（例えば、「作動条件Ａ」）が含まれていると判断した場合に、モジュール名（例えば、「Ａ１」）に対応する外部モジュール（例えば、外部モジュール７）を起動して、該外部モジュール７の印刷処理を付加した印刷情報を印刷装置２に送信する。なお、出力印刷情報に複数の作動条件が含まれる場合は、それぞれのモジュール名に対応する複数の外部モジュールを起動して、同様の処理を実行する。

また、外部モジュール７〜９は、印刷制御手段６にロードされたときに、管理データベース５に登録された引数を受け取り、所定の解釈を行なう。上記の例１では、印刷すべき文字列が引数になっているが、引数の解釈については外部モジュールに任されている。更に、印刷制御手段６は、必要に応じて外部モジュール７〜９にイベントを通知し、外部モジュール７〜９側はその都度必要な処理(付加的な印刷命令挿入等)を行なう。

次に、図２を参照して、上記のように構成されたプリンタドライバ１の動作の一例を説明する。ここで、ステップＳ１〜ステップＳ６は印刷制御手段６に対応する。
まず、ステップＳ１で、アプリケーション１１から印刷命令と共に印刷情報が出力されると、ステップＳ２に移行し、ステップＳ２では、管理データベース５の登録情報をエントリ数分検索する。

次いで、ステップＳ３では、前記出力印刷情報に、管理データベース５の登録情報の中の作動条件が含まれるか否かを判断し、含まれると判断した場合は、ステップＳ４に移行し、含まれないと判断した場合は、ステップＳ６に移行する。
ステップＳ６では、通常の印刷情報を印刷装置２に送信し、一方、ステップＳ４では、検索された作動条件の組のモジュール名に対応する外部モジュールをロード、起動してステップＳ５に移行し、ステップＳ５では、外部モジュールの印刷処理を付加した印刷情報を印刷装置２に送信する。

上記の説明から明らかなように、この実施の形態では、印刷開始時に出力される印刷情報に、予め管理データベース５に記憶管理された登録情報の作動条件が含まれている場合に、該登録情報のモジュール名に対応する外部モジュールを起動して、該外部モジュールの印刷処理を付加した印刷情報を印刷装置２に送信する。このため、例えば、プロセスＩＤ＝１００のアプリケーションの発行した印刷ジョブで、かつ、用紙サイズがＡ４ならば、ページ上端に「社外秘」の文字列を印刷したり、或いはジョブ名が（領収書）で始まる場合は、使用者の社員番号をヘッダ印刷したりする等のように、元のプリンタドライバに無い印刷機能を特定の印刷ジョブ単位で実現することができる。

また、登録用ＡＰＩ４を利用して、外部モジュール７〜９の作動条件、モジュール名及び引数をモジュールごとに登録することができるので、元のプリンタドライバに無い印刷機能を特定の印刷ジョブ単位で逐次追加することができ、更には、印刷ジョブを実行する前（例えば、直前）に、これから印刷するジョブ専用の設定を登録することができる。

なお、本発明の通信回線、印刷装置、外部モジュール、登録用インタフェイス、管理データベース、印刷制御手段等は、上記実施の形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。

本発明の実施の形態の一例であるプリンタドライバを説明するためのブロック図である。プリンタドライバの動作の一例を説明するためのフローチャート図である。

符号の説明

１プリンタドライバ
２印刷装置
３通信回線
４登録用ＡＰＩ（登録用インタフェイス）
５管理データベース
６印刷制御手段
７〜９外部モジュール
１１アプリケーション
１２モジュール情報登録ユーティリティ（外部プログラム）

Claims

複数の外部モジュールを有するプリンタドライバであって、
前記外部モジュールの作動条件及びモジュール情報をモジュールごとに登録するための登録用インタフェイスと、
該登録用インタフェイスを利用して登録された登録情報を記憶する管理データベースと、
印刷開始時に出力される印刷情報に基づいて所定の印刷処理を実行する印刷制御手段とを備え、
該印刷制御手段は、前記印刷情報に、前記管理データベースに記憶された登録情報の作動条件が含まれているか否かを判断するとともに、含まれていると判断した場合に、前記モジュール情報に対応する前記外部モジュールを起動して、該外部モジュールの印刷処理を付加した印刷情報を印刷装置へ送信する
ことを特徴とするプリンタドライバ。
前記モジュール情報は、モジュール名及びモジュール起動時の引数を含む
ことを特徴とする請求項１に記載したプリンタドライバ。
前記登録用インタフェイスは、登録用ＡＰＩである
ことを特徴とする請求項１又は２に記載したプリンタドライバ。
前記登録用インタフェイスは、アプリケーション又は外部プログラムから登録可能である
ことを特徴とする請求項１〜３のいずれか一項に記載したプリンタドライバ。
プリンタドライバが搭載された装置と、該装置に通信回線を介して接続された印刷装置とを備えた印刷システムであって、
前記プリンタドライバとして、請求項１〜４のいずれか一項に記載したプリンタドライバを用いた
ことを特徴とする印刷システム。