JP2007046445A - 複層型制震装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】面外座屈阻止手段を別途設けることで、継ぎ手の加工及び取付作業を容易にすることを課題とする。
【解決手段】梁14Bと梁14Aの間の梁14Cに設けられた面外座屈阻止手段としてのベアリングプレート38によって、第1アーム24と第2アーム30の連結部分が、第1アーム24と第2アーム30が構成する面の外側への移動(面外座屈)しないように規制している。これにより、第1アーム24と第2アーム30を面内で動作させることができるため、制震装置12は十分な制震効果を発揮することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、地震及び風による揺れを抑えることができる制震装置に関する。
地震及び風による構造物の振動を低減させるダンパーの効果を向上させる制震装置としては、本出願人はトグル制震装置を提案している(特許文献1)。
図12に示すように、このトグル制震装置206は、2つのアーム200,202が形成する面内でアーム200,202が円弧運動をして、構造物の変位をアーム200,202の連結部分で増幅してダンパー204の減衰効果を発揮させる機構である。しかし、アーム200,202の継ぎ手200A,202Aを連結するピン208の部分で面外座屈が生じると、力の伝達機構が損なわれ振動エネルギー吸収効果は大幅に低減される。
そこで、面外座屈を防ぐために、図13に示すように、継ぎ手200A,202Aの重ね代Aを大きくすると共に、直交方向B(面外方向)のクリアランスを小さくしている。
これにより、面外座屈が生じ始めたとしても、その重ね代部分の反力で、面外座屈に対する復元力を得て2本のアーム200,202が面内方向に移動するように設計されている。
特開2004−44755号公報
しかし、継ぎ手のクリアランスを小さくし、重ね代を大きくするには、建物に要求される精度とかけ離れた加工精度がアームの継ぎ手200A,200Bに要求されることになる。また、施工現場においても、クリアランスが小さいと取付作業が困難となる。
本発明は係る事実を考慮し、面外座屈阻止手段を別途設けることで、継ぎ手の加工及び取付作業を容易にすることを課題とする。
請求項1に記載された発明は、柱と梁で構築された建物に設けられる制震装置であって、下階の下階取付部に一端が回転自在に連結された第1アームと、前記建物へ地震力が作用すると前記下階取付部と相対変位する上階の上階取付部へ一端が回転自在に連結された第2アームと、前記第1アームの他端と前記第2アームの他端を所定の角度を持って回転自在に連結する連結部材と、前記連結部材に一端が回転自在に連結され、他端が前記上階取付部又は前記下階取付部と同じ階へ回転自在に連結されたダンパーと、前記上階取付部と前記下階取付部の間に配置された取付部材に設けられ、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への第1アームと前記第2アームの連結部分の移動を規制する面外座屈阻止手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、建物の上階取付部と下階取付部に、第1アームの一端と第2アームの一端が回転自在に連結されており、第1アームの他端と第2アームの他端を所定の角度を持って回転自在に連結部材で連結して幾何学的なトグル機構を構成している。
そして、連結部材に、一端が上階取付部又は下階取付部と同じ階へ回転自在に連結されたダンパーの他端を回転自在に連結することで、地震等による上階取付部と下階取付部の水平方向或いは鉛直方向へ相対変形が小さくても、幾何学的な特性から第1アームの他端と第2アームの他端の連結部分の大きな変形に増幅され、ダンパー、例えばオイルダンパーが大きなストロークを得る。
このため、小さい変形×大きな力=大きな変形×小さな力という関係が成立し、オイルダンパーが小さな力によって、建物の振動を抑制する。
また、上階取付部と下階取付部の間に配置された取付部材に設けられた面外座屈阻止手段によって、第1アームと第2アームの連結部分が、第1アームと第2アームが構成する面の外側への移動(面外座屈)しないように規制している。
これにより、第1アームと第2アームを面内で動作させることができるため、制震装置は十分な制震効果を発揮することができる。また、第1アームと第2アームの継ぎ手(連結部分)のクリアランスを小さくしたり、重ね代を大きくして、面外座屈を阻止する必要もなくなるため、継ぎ手の加工精度を落とすことができ、取付作業も容易となる。
請求項2に記載の発明は、前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材が、前記上階取付部と前記下階取付部の間にある梁であることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、1階を構成する柱と梁で構成される架構に制震装置を取付けるのではなく、複数階に跨って制震装置を取付けている。このため、建物が地震で揺れたとき、下階取付部と上階取付部の相対変位量が大きいので、ダンパーのストロークも大きくなる。このため、効率良く振動エネルギーを吸収することができる。
また、面外座屈阻止手段を取付ける取付部材として、梁が利用できるので、部材点数を削減することができる。
請求項3に記載の発明は、前記面外座屈阻止手段が、前記第1アームと前記第2アームの連結部分に一方の移動プレートが連結され、前記取付部材に他方の固定プレートが固定され前記連結部分の面外方向への移動を規制してスライドするベアリングプレートであることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、面外座屈阻止手段が、ベアリングプレートで構成され、第1アームと第2アームの面外座屈を規制すると共に、トグル機構の円滑な動きを保証している。
請求項4に記載の発明は、前記面外座屈阻止手段が、前記第1アームと前記第2アームの連結部分に取付けられたガイド部材と、前記取付部材に形成され前記ガイド部材が係合して移動する円弧溝と、で構成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、面外座屈阻止手段が、ガイド部材と円弧溝で構成され、第1アームと第2アームの面外座屈を規制すると共に、第1アームと第2アームの連結部分の円弧運動を保証している。
請求項5に記載の発明は、前記第1アームと前記第2アームは、鋼管と、前記鋼管に充填されたコンクリートとで構成されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、コンクリートを充填した鋼管を1アーム、第2アームとして使用することで、複層階に亘ってアームの長さが長くなっても、それに見合う軸剛性を確保することができる。
請求項6に記載の発明は、柱と梁で構築された建物に設けられる制震装置であって、下階の下階取付部に一端が回転自在に連結された第1アームと、前記建物へ地震力が作用すると前記下階取付部と相対変位する上階の上階取付部へ一端が回転自在に連結された第2アームと、前記第1アームの他端と前記第2アームの他端を所定の角度を持って回転自在に連結する連結部材と、前記連結部材に一端が回転自在に連結され、他端が前記上階取付部又は前記下階取付部と同じ階へ回転自在に連結されたダンパーと、前記上階取付部と前記下階取付部の間に配置された取付部材に設けられ、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への、前記第1アームの移動を規制する面外座屈阻止手段と、を有することを特徴とする制震装置。
請求項7に記載の発明は、柱と梁で構築された建物に設けられる制震装置であって、下階の下階取付部に一端が回転自在に連結された第1アームと、前記建物へ地震力が作用すると前記下階取付部と相対変位する上階の上階取付部へ一端が回転自在に連結された第2アームと、前記第1アームの他端と前記第2アームの他端を所定の角度を持って回転自在に連結する連結部材と、前記連結部材に一端が回転自在に連結され、他端が前記上階取付部又は前記下階取付部と同じ階へ回転自在に連結されたダンパーと、前記上階取付部と前記下階取付部の間に配置された取付部材に設けられ、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への、前記第2アームの移動を規制する面外座屈阻止手段と、を有することを特徴とする制震装置。
請求項6及び請求項7に記載の発明では、建物の上階取付部と下階取付部に、第1アームの一端と第2アームの一端が回転自在に連結されており、第1アームの他端と第2アームの他端を所定の角度を持って回転自在に連結部材で連結して幾何学的なトグル機構を構成している。
そして、連結部材に、一端が上階取付部又は下階取付部と同じ階へ回転自在に連結されたダンパーの他端を回転自在に連結することで、地震等による上階取付部と下階取付部の水平方向或いは鉛直方向へ相対変形が小さくても、幾何学的な特性から第1アームの他端と第2アームの他端の連結部分の大きな変形に増幅され、ダンパー、例えばオイルダンパーが大きなストロークを得る。
このため、小さい変形×大きな力=大きな変形×小さな力という関係が成立し、オイルダンパーが小さな力によって、建物の振動を抑制する。
また、上階取付部と下階取付部の間に配置された取付部材に設けられた面外座屈阻止手段によって、第1アーム、第2アームが、第1アームと第2アームが構成する面の外側への移動(面外座屈)しないように規制している。
これにより、第1アームと第2アームを面内で動作させることができるため、制震装置は十分な制震効果を発揮することができる。また、第1アームと第2アームの継ぎ手(連結部分)のクリアランスを小さくしたり、重ね代を大きくして、面外座屈を阻止する必要もなくなるため、継ぎ手の加工精度を落とすことができ、取付作業も容易となる。
請求項8に記載の発明は、前記面外座屈規制手段は、前記取付部材上を交差する2方向にスライド自在なスライダー機構と、前記取付部材面に直交する軸を軸心として回転自在な回転機構と、を備えることを特徴としている。
請求項8に記載の発明では、面外座屈阻止手段が、スライダ機構と回転機構とを備えているので、第1アームと第2アームの面外座屈を規制すると共に、トグル機構の円滑な動きを保証している。
請求項9に記載の発明は、前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材が、前記上階と前記下階の間にある梁、又は間柱であることを特徴としている。
請求項9に記載の発明では、1階を構成する柱と梁で構成される架構に制震装置を取付けるのではなく、複数階に跨って制震装置を取付けている。このため、建物が地震で揺れたとき、下階取付部と上階取付部の相対変位量が大きいので、ダンパーのストロークも大きくなる。このため、効率良く振動エネルギーを吸収することができる。
また、面外座屈阻止手段を取付ける取付部材として、梁、又は間柱が利用できるので、部材点数を削減することができる。
請求項10に記載の発明は、前記第1アームと前記第2アームは、鋼管と、前記鋼管に充填されたコンクリートとで構成されていることを特徴としている。
請求項10に記載の発明では、コンクリートを充填した鋼管を1アーム、第2アームとして使用することで、複層階に亘ってアームの長さが長くなっても、それに見合う軸剛性を確保することができる。
請求項11に記載の発明は、前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材は前記上階取付部と前記下階取付部の間にある床部であり、前記面外座屈阻止手段は、前記床部に形成され、前記第1アームと前記第2アームとの連結部分が挿入した貫通口の内壁面であり、前記貫通口の内壁面に前記連結部分が当接することで、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への該連結部分の移動を規制して面外座屈を阻止することを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材は前記上階取付部と前記下階取付部の間にある床部であり、前記面外座屈阻止手段は、前記床部に形成され、前記第1アームが挿入した貫通口の内壁面であり、前記貫通口の内壁面に、前記第一アームが当接することで、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への前記第1アームの移動を規制して面外座屈を阻止することを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材は前記上階取付部と前記下階取付部の間にある床部であり、前記面外座屈阻止手段は、前記床部に形成され、前記第2アームが挿入した貫通口の内壁面であり、前記貫通口の内壁面に、前記第2アームが当接することで、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への前記第2アームの移動を規制して面外座屈を阻止することを特徴としている。
請求項11から請求項13に記載の発明では、1階を構成する柱と梁で構成される架構に制震装置を取付けるのではなく、複数階に跨って制震装置を取付けている。このため、建物が地震で揺れたとき、下階取付部と上階取付部の相対変位量が大きいので、ダンパーのストロークも大きくなる。このため、効率良く振動エネルギーを吸収することができる。
そして、面外座屈阻止手段として、床部に形成した貫通口の内壁面を利用しているので、構造が非常に簡単であり、また、部材点数を大幅に削減することができる。
請求項14に記載の発明は、前記第1アームと前記第2アームは、鋼管と、前記鋼管に充填されたコンクリートとで構成されている。
請求項14に記載の発明では、コンクリートを充填した鋼管を1アーム、第2アームとして使用することで、複層階に亘ってアームの長さが長くなっても、それに見合う軸剛性を確保することができる。
本発明は上記構成としたので、継ぎ手の加工及び取付作業を容易にすることができる。
図面1〜図3を参照しながら、4階建ての建物10に取付けられた第1実施形態に係る制震装置12を説明する。なお、建物の階数や、RC造建物、SRC造建物、S造建物等の構造形式には限定されないのは無論である。
図1には、既存の4階建ての建物10の概略図が示されている。第1実施例では、2階層に亘って、左右対称に制震装置12が配置され、揺れ方向に関係なく減衰力を発揮できるようになっている。
この制震装置12では、図2に示すように、2階の柱16と梁14Bの隅部から張り出したブラケット(図示省略)にピン19で回転可能に、第1アーム24の継手板24Aが連結されている。また、基礎部14Aと柱16の隅部から張り出したブラケットには、ピン22で回転可能に第2アーム30の継手板30Aが連結されている。
第1アーム24及び第2アーム30の自由端側に設けられた継手板24B,30Bは、ピン32で回動可能に所定の角度を持って連結され、トグル機構を構成している。また、継手板30Bには、ピン34で油圧ダンパー36のロッド36Aの継手板36Cが回転可能に連結されている。油圧ダンパー36のシリンダー36Bは、基礎部14Aと柱16の隅部から張り出したブラケットにピン40で回転可能に連結され、継手板24B,30B(ピン32)の動きに追従できるようになっている。
また、図4に示すように、基礎部14Aと2階の梁14Bの間にある梁14Cの側面には、面外座屈阻止手段としてのベアリングプレート38が設けられている。このベアリングプレート38は、梁14Cの側面に固定された固定プレート40を備えている。この固定プレート40には、両側面に溝42Aが形成された第1レール42が水平に配置されている。
第1レール42には、図示しないベアリングを介在させて溝42Aにスライドブロック44が係合されており、第1レール42に沿ってスライドブロック44がスライド可能とされている。
また、固定プレート40に重ね合わされる移動プレート46には、第1レール42と直交するように第2レール48が設けられている。第2レール48には、第2レール48に沿ってスライドするスライドブロック50が取付けられている。そして、スライドブロック44とスライドブロック50を連結ブロック60で連結することで、移動プレート46は2軸方向へスライドすると共に梁14Cから離れないようになっている。
これにより、移動プレート46は、2方向へスライド可能に支持されると共に梁14Cから離れないようになっている。
また、移動プレート46には、ピン62で連結プレート64が固定されている。連結プレート64の表面中央にはボス66が立設されている。このボス66には、第1アーム24と第2アーム30を連結するピン34が連結される。
これにより、移動プレート46は連結プレート64と一体に移動し、第1アーム24と第2アーム30の連結部分が梁14Cから離れて移動しないようになっている。つまり、第1アーム24、第2アーム30の連結部分は梁に固定されたベアリングプレートに案内され、面外に動作しない構成である。
次に、第1実施形態に係る制震装置の作用を説明する。
図3に示すように、地震によって建物10が右方向へ水平変形したとすると、制震装置12を構成する第1アーム24及び第2アーム30がピン19、22を中心に回転運動を行うため、上階梁14Aと下階梁14Bのピンの相対水平変位量より、ピン32の変位量が増幅されて大きくなる。
このように、2階層離れた上階梁14Aと下階梁14Bの小さな層間変位がピン32の大きな回転変位に増幅され、小さい変位×大きな力=大きな変位×小さな力という関係が成立する。すなわち、油圧ダンパー36のロッド36Aが大きく伸張して、小さな力によって、建物10の振動が減衰され効果的に制震される。
また、単層の柱16と梁14に制震装置を取付けるのではなく、複数階に跨って制震装置を取付けている(この実施例では2階層)。このため、建物10が地震で揺れたとき、ピン32に連結された油圧ダンパー36のストロークが大きくなり、効率良く振動エネルギーを吸収することができる。
また、本実施例では、3階層を上階取付部(梁14B)とし、下階取付部(梁14A)を地上の基礎とすることで、上階取付部の振動エネルギーを直接基礎に伝達できるので、制震効果が大きくなる。
また、梁14Aと梁14Bの間にある梁14Cには、面外座屈阻止手段としてのベアリングプレート38が設けられており、第1アーム24と第2アーム30が構成する面の外側への移動(面外座屈)しないように規制している。これにより、トグル機構を面内で動作させることができるため、制震装置12は十分な制震効果を発揮することができる。
また、従来のように、継ぎ手24B、30B(連結部分)のクリアランスを小さくしたり、重ね代を大きくして、面外座屈を阻止する必要もなくなるため、継ぎ手の加工精度を落とすことができ、取付作業も容易となる。
また、図5には、面外座屈阻止手段として、ベアリングプレート38ではなく、積層ゴム支承装置76を示している。
積層ゴム支承装置76は、梁14Cに固定されたベース板74を備えている。ベース板74には、移動板70が対面している。移動板70とベース板74の間には、鉄板とゴム板が積層されて加硫された積層ゴム部18が形成されている。
移動板70の中央部には、ねじ孔71が形成されており、このねじ孔71へ第1アーム24と第2アーム30を連結するピン34が連結される。
この構成では、積層ゴム部18が変形して第1アーム24と第2アーム30の連結部分の面内での動きは拘束せず、連結部分が梁14Cから離れて面外へ移動しないようにしている。
また、図6では、面外座屈阻止手段が、ガイド部材73と円弧溝75で構成されている。ガイド部材73は、ピン32の同軸上に突設されている。ガイド部材73は、ピン32の移動軌跡(円弧状)に沿って梁14Cに設けられた円弧溝75と抜去不能な状態で係合し、円弧溝75に沿って移動できるようになっている。
このガイド部材73と円弧溝75が、第1アーム24と第2アーム30の面外座屈を規制すると共に、第1アーム24と第2アーム30の連結部分の円弧運動を保証している。
次に、第1実施形態と同様に、4階建ての建物10を例に採って第2実施形態に係る制震装置を説明する。
図7及び図8に示すように、第2実施形態の制震装置110は、基礎部の梁14Aから2階の梁14Bに、1階の梁14Cから3階の梁14Dに亘って、左右対称に配置され、揺れ方向に関係なく減衰力を発揮できるようになっている。本形態では、梁14C、14Bにベアリングプレート38が設けられており、面外座屈を阻止するようになっている。
また、図9及び図10に示すように、第3実施形態の制震装置112では、基礎部の梁14Aから3階の梁14Dに、1階の梁14Cから4階の梁14Eに亘って、1階ズラして左右に配置され、揺れ方向に関係なく減衰力を発揮できるようになっている。本形態では、梁14D、14Bにベアリングプレート38が設けられており、面外座屈を阻止するようになっている。
さらに、図11に示すように、第4実施形態の制震装置114は単層階に設けられており、梁118と梁120の間に取付部材として支柱116が配設されており、この支柱116にベアリングプレート38が設けられている。
このように、制震装置を複数階に跨って配置しなくても、架構内に柱等を設けることで、単層階であっても面外座屈阻止手段を設けることができる。
次に、第5実施形態に係る制震装置400を説明する。
図14に示すように、制震装置400は、第1アーム24の継手板24Aが柱16Bと梁14Bの隅部から張り出したブラケット80にピン19で回転可能に連結されている。また、1階の基礎部の梁14Aと柱16Aの隅部から張り出したブラケット82には、ピン22で回転可能に第2アーム30の継手板30Aが連結されている。
第1アーム24及び第2アーム30の自由端側に設けられた継手板24B,30Bは、ピン32で回動可能に所定の角度を持って連結されている。また、継手板30Bには、ピン34で油圧ダンパー36のロッド36Aの端部が回転可能に連結されている。油圧ダンパー36のシリンダー36Bの端部は、梁14Aと柱16Bの隅部から張り出したブラケット84にピン40で回転可能に連結され、継手板24B,30B(ピン32)の動きに追従できるようになっている。
梁14Aと梁14Bの間にある梁14Cの側面と、制震装置400の第1アーム24と、の間には、スライダー装置300が設けられている。
図15と図16とに示すように、スライダー装置300は、第1レール310Aを有する第1レールブロック310を備えている。この第1レールブロック310が梁14Cの側面に、第1レール310Aが水平方向となるように固定されている。
第1レールブロック310の第1レール310Aには、スライドブロック312係合されており、第1レール310Aに沿ってスライドブロック312がスライド可能となっている。
このスライドブロック312には、第2レールブロック314の第2レール314Aが係合されており、第2レール314Aに沿って第2レールブロックがスライド可能となっている。なお、第2レール314Aは、第1レール310Aと直交するように配置されている。(第2レール314Aは垂直方向となる)。
第2レールブロック314には、第1レール310A及び第2レール314Aに対して直交する軸を軸心として回転自在なクロスローラリング316が取り付けられ、このクロスローラリング316に取付ブロック318が取り付けられている。そして、この取付ブロック318に、第1アーム24が溶接や接着などによって固定されている。
よって、第1アーム24は、スライダー装置300によって、梁14Cから離れなれることなく、水平と垂直との2方向にスライド自在に支持されると共に、第1レール310A及び第2レール314Aに対して直交する軸を軸心として回転自在に支持されている。つまり、第1アーム24の、面内での動きを拘束することなく、面外へ移動しないようにしている。
次に、第5実施形態に係る制震装置400の作用を説明する。
第1の実施形態と同様に、制震装置400により、建物10の振動が減衰され効果的に制震される。
更に、制震装置400は、スライダー装置300によって、第1アーム24の面内の動作を妨げることなく、面外の移動を規制されている。
よって、力の伝達機構が損なわれらないので、振動エネルギー吸収効果が低減することなく、制震効果を十分に発揮することができる。また、従来のように、継ぎ手24B,30B(連結部分)のクリアランスを小さくしたり、重ね代を大きくして、面外座屈を阻止する必要もなくなるため、継ぎ手24B,30Bの加工精度を落とすことができ、取付作業も容易となる。
なお、本実施形態では、第1アーム24にスライダー装置300を取り付けたが、これに限定されない。図示は省略するが、第2アーム30にスライダー装置を取り付ける構成であっても良い。或いは、第1アーム24と第2アーム30の両方に取り付ける構成であっても良い。
また、スライダー装置300は、梁14Cに取付けられていたが、これに限定されない。例えば、梁14Aと梁14Bと間に設けた間柱(図示省略)であっても良い。
次に、第6実施形態に係る制震装置500について説明する。
図17に示すように、制震装置500は、第1アーム24の継手板24Aが柱16Aと梁14Bの隅部から張り出したブラケット80にピン19で回転可能に連結されている。また、下階の梁14Aと柱16Bの隅部から張り出したブラケット82には、ピン22で回転可能に第2アーム30の継手板30Aが連結されている。
第1アーム24及び第2アーム30の自由端側に設けられた継手板24B,30Bは、ピン32で回動可能に所定の角度を持って連結されている。また、継手板30Bには、ピン34で油圧ダンパー36のロッド36Aの端部が回転可能に連結されている。油圧ダンパー36のシリンダー36Bの端部は、梁14Bと柱16Bの隅部から張り出したブラケット84にピン40で回転可能に連結され、継手板24B,30B(ピン32)の動きに追従できるようになっている。
梁14Aと梁14Bの間にある床板部510には略四角形状の貫通口512が形成され、この貫通口512に、制震装置500の第2アーム30が挿入されている。
図18に示すように、貫通口512には、枠体514が嵌り、接合部材516(樹脂接着剤やモルタル等)によって接合されている。枠体514の対向する長辺の内壁には、それぞれゴムなどからなる弾性シート518が貼り付けられ、この弾性シート518には鉄板520が貼り付けられ、更にこの鉄板520にテフロン(登録商標)板522が貼り付けられている。そして、このテフロン(登録商標)板522に第2アーム30の外周面が当接する。(図19の拡大図も参照)。
対向するテフロン(登録商標)板522間は、第2アーム30の直径より僅かに狭くなっており、弾性シート518が弾性変形することで、テフロン(登録商標)板522間に第2アーム30を挟み込んでいる。
このような構成としたので、第2アーム30は、矢印Z方向(図18(A))、矢印Y方向(図18(B))の移動は拘束されない。しかし、第1アーム24と第2アーム30とで構成する面外(矢印X方向)へは、貫通口512の内壁面(テフロン(登録商標)板522)に当接するので移動しない。
つまり、第2アーム30の、面内での動きを拘束することなく、面外へ移動しないようになっている。
テフロン(登録商標)板522は摺動性を良くし、第2アーム30の、面内での動きをスムーズにする。なお、内壁面が摺動面となれば、テフロン(登録商標)以外の材質であっても良い。
次に、第6実施形態に係る制震装置500の作用を説明する。
第1の実施形態と同様に、制震装置500により、建物10の振動が減衰され効果的に制震される。
更に、制震装置500は、床板部510に形成された貫通口512に第2アーム30が挿入され、この貫通口512の内壁(テフロン(登録商標)板522)に第2アーム512が当接している。よって、第2アーム30の面内の動作を妨げることなく、面外の移動が規制されている。
よって、力の伝達機構が損なわれらないので、振動エネルギー吸収効果が低減することなく、制震効果を十分に発揮することができる。また、従来のように、継ぎ手24B,30B(連結部分)のクリアランスを小さくしたり、重ね代を大きくして、面外座屈を阻止する必要もなくなるため、継ぎ手24B,30Bの加工精度を落とすことができ、取付作業も容易となる。
なお、本実施形態では、各部材の寸法公差や取付公差を吸収しガタツキ等を防止するため、弾性シート518を貫通口512に貼り付けている。よって、正確には、弾性シート518の弾性変形分だけ第2アーム30は面外(図18(B)の矢印X方向)に移動する。しかし、弾性シート518の弾性変形分(面外への移動)は非常に僅かであるので、問題とはならない。
なお、第2アーム30を面外への移動をより正確に拘束する場合は、弾性シート518を用いなければ良い。その場合、テフロン(登録商標)板間隔(内壁面間隔)を調整する調整機溝があれば望ましい。調整機溝としては、例えば、テフロン(登録商標)板の内側に、弾性シートのかわりに剛体である調整板などを設け、この調整板の厚みや枚数を調整することで各部材の寸法公差や取付公差を吸収しガタツキ等を防止する等があげられる。
なお、本実施形態では、図17に示すように、第2アーム30が貫通口512に挿入していたが、これに限定されない。図17の想像線で示すように、第1アーム24と第2アーム30との連結部分であるピン32が、床板部(図示略)に形成された貫通口612に挿入され、ピン32(連結部分)の面外の移動を拘束しても良い。或いは、第1アーム30が床板部(図示略)に形成された貫通口712に挿入されていても良い。更に、第1アーム24、第2アーム30、ピン32(連結部分)のいずれか2つ、或いは3つ共が床板部に形成された貫通口に挿入された構成であっても良い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記第1から第6の実施形態では、いずれも油圧ダンパー36を用いているが、その他の種類のダンパーを用いても良い。例えば、弾塑性ダンパー、摩擦ダンパー、粘弾性ダンパー、質量ダンパーなども用いることだできる。更に、エネルギーを吸収できる部材であればどのようなものでも可能である。
第1実施形態に係る制震装置を示す正面図である。 第1実施形態に係る制震装置を示す拡大図である。 第1実施形態に係る制震装置が変位した状態を示す拡大図である。 面外座屈阻止手段であるベアリングプレートを示す分解斜視図である。 面外座屈阻止手段である積層ゴム支承装置を示す分解斜視図である。 面外座屈阻止手段であるガイド部材と円弧溝を示す正面図である。 第2実施形態に係る制震装置を示す正面図である。 第2実施形態に係る制震装置が変位した状態を示す正面図である。 第3実施形態に係る制震装置を示す正面図である。 第3実施形態に係る制震装置が変位した状態を示す正面図である。 第4実施形態に係る制震装置を示す正面図である。 従来の制震装置を示す正面図である。 従来のアームの継ぎ手構造を示す正面図である。 第5実施形態の制震装置を示す図である。 スライダー装置の分解斜視図である。 (a)はスライダー装置の正面図であり、(b)は(a)をb方向に見た図であり、(c)は(a)をc方向に見た図である。 第6実施形態に係る制震装置を示す斜視図である。 第6実施形態に係る制震装置の床部材に形成された貫通口を示す、(A)は断面図であり、(B)は(A)のB−B断面図である。 貫通口の要部の拡大図である。
符号の説明
12 制震装置
24 第1アーム
30 第2アーム
32 ピン(連結部材)
36 油圧ダンパー(ダンパー)
38 ベアリングプレート(面外座屈阻止手段)
76 積層ゴム支承装置(面外座屈阻止手段)
300 スライダー装置(面外座屈阻止手段)
512 貫通口
522 テフロン(登録商標)板(貫通口の内壁面)

Claims (14)

  1. 柱と梁で構築された建物に設けられる制震装置であって、
    下階の下階取付部に一端が回転自在に連結された第1アームと、
    前記建物へ地震力が作用すると前記下階取付部と相対変位する上階の上階取付部へ一端が回転自在に連結された第2アームと、
    前記第1アームの他端と前記第2アームの他端を所定の角度を持って回転自在に連結する連結部材と、
    前記連結部材に一端が回転自在に連結され、他端が前記上階取付部又は前記下階取付部と同じ階へ回転自在に連結されたダンパーと、
    前記上階取付部と前記下階取付部の間に配置された取付部材に設けられ、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への第1アームと前記第2アームの連結部分の移動を規制する面外座屈阻止手段と、
    を有することを特徴とする制震装置。
  2. 前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材が、前記上階取付部と前記下階取付部の間にある梁であることを特徴とする請求項1に記載の制震装置。
  3. 前記面外座屈阻止手段が、前記第1アームと前記第2アームの連結部分に一方の移動プレートが連結され、前記取付部材に他方の固定プレートが固定され前記連結部分の面外方向への移動を規制してスライドするベアリングプレートであることを特徴とする請求項1又請求項2に記載の制震装置。
  4. 前記面外座屈阻止手段が、前記第1アームと前記第2アームの連結部分に取付けられたガイド部材と、前記取付部材に形成され前記ガイド部材が係合して移動する円弧溝と、で構成されていることを特徴とする請求項1又請求項2に記載の制震装置。
  5. 前記第1アームと前記第2アームは、鋼管と、前記鋼管に充填されたコンクリートとで構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の制震装置。
  6. 柱と梁で構築された建物に設けられる制震装置であって、
    下階の下階取付部に一端が回転自在に連結された第1アームと、
    前記建物へ地震力が作用すると前記下階取付部と相対変位する上階の上階取付部へ一端が回転自在に連結された第2アームと、
    前記第1アームの他端と前記第2アームの他端を所定の角度を持って回転自在に連結する連結部材と、
    前記連結部材に一端が回転自在に連結され、他端が前記上階取付部又は前記下階取付部と同じ階へ回転自在に連結されたダンパーと、
    前記上階取付部と前記下階取付部の間に配置された取付部材に設けられ、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への前記第1アームの移動を規制する面外座屈阻止手段と、
    を有することを特徴とする制震装置。
  7. 柱と梁で構築された建物に設けられる制震装置であって、
    下階の下階取付部に一端が回転自在に連結された第1アームと、
    前記建物へ地震力が作用すると前記下階取付部と相対変位する上階の上階取付部へ一端が回転自在に連結された第2アームと、
    前記第1アームの他端と前記第2アームの他端を所定の角度を持って回転自在に連結する連結部材と、
    前記連結部材に一端が回転自在に連結され、他端が前記上階取付部又は前記下階取付部と同じ階へ回転自在に連結されたダンパーと、
    前記上階取付部と前記下階取付部の間に配置された取付部材に設けられ、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への前記第2アームの移動を規制する面外座屈阻止手段と、
    を有することを特徴とする制震装置。
  8. 前記面外座屈規制手段は、
    前記取付部材上を交差する2方向にスライド自在なスライダー機構と、
    前記取付部材面に直交する軸を軸心として回転自在な回転機構と、
    を備えることを特徴とする請求項6、又は請求項7に記載の制震装置。
  9. 前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材が、前記上階と前記下階の間にある梁、又は間柱であることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の制震装置。
  10. 前記第1アームと前記第2アームは、鋼管と、前記鋼管に充填されたコンクリートとで構成されていることを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の制震装置。
  11. 前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材は前記上階取付部と前記下階取付部の間にある床部であり、
    前記面外座屈阻止手段は、前記床部に形成され、前記第1アームと前記第2アームとの連結部分が挿入した貫通口の内壁面であり、
    前記貫通口の内壁面に前記連結部分が当接することで、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への該連結部分の移動を規制して面外座屈を阻止することを特徴とする請求項1に記載の制震装置。
  12. 前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材は前記上階取付部と前記下階取付部の間にある床部であり、
    前記面外座屈阻止手段は、前記床部に形成され、前記第1アームが挿入した貫通口の内壁面であり、
    前記貫通口の内壁面に、前記第一アームが当接することで、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への前記第1アームの移動を規制して面外座屈を阻止することを特徴とする請求項6に記載の制震装置。
  13. 前記第1アームと前記第2アームが複数階に跨って取付けられ、前記取付部材は前記上階取付部と前記下階取付部の間にある床部であり、
    前記面外座屈阻止手段は、前記床部に形成され、前記第2アームが挿入した貫通口の内壁面であり、
    前記貫通口の内壁面に、前記第2アームが当接することで、前記第1アームと前記第2アームが構成する面の外側への前記第2アームの移動を規制して面外座屈を阻止することを特徴とする請求項7に記載の制震装置。
  14. 前記第1アームと前記第2アームは、鋼管と、前記鋼管に充填されたコンクリートとで構成されていることを特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に記載の制震装置。
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