JP2007045080A - 樹脂乾燥方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹脂乾燥に関し、乾燥樹脂の流動化を高めることにある。
【解決手段】 成層状態の粒状又は粉状の樹脂を減圧下で加熱し、樹脂から水分を除去する樹脂乾燥方法及びその装置であって、樹脂(樹脂ペレット6)を減圧下で加熱する乾燥処理槽18と、この乾燥処理槽に成層状態で装填された樹脂中に回転可能に設置される羽根86と、この羽根を回転させる回転機構部85とを備え、回転機構部により樹脂中の羽根を回転させ、羽根が通過する部分の樹脂を上下動させる構成である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂乾燥に関し、特に、成形前に樹脂からの水分除去に用いられる、樹脂乾燥方法及びその装置に関する。
射出成形等の樹脂成形に用いられる樹脂が湿っていると、その水分が成形品に色調変化等を生じさせ、成形不良の原因になるので、水分を除去するための対策として樹脂乾燥が不可欠である。水分を除去するには樹脂を加熱すればよいが、樹脂を高温下にさらすと、樹脂を劣化させるので、樹脂を減圧状態の雰囲気に置くことで水分の沸点を下げるという低温加熱による乾燥方法が採用されてきた。
斯かる樹脂乾燥に関し、ヒータユニットの放熱面と樹脂との間隔を一定にすることにより、ヒータユニットから樹脂への伝導熱を均一化するもの(特許文献1)、揺動させることにより樹脂の膠着を防止し、成形機に対する乾燥樹脂の安定供給を実現したもの(特許文献2)等がある。
特開2001−322119号公報 特開2001−150436号公報
ところで、液晶ポリマー(LCP)等の樹脂では、ペレット状の粒体が乾燥処理槽内で膠着して団粒状態となり、乾燥処理槽から成形機側への樹脂搬送を不安定化させる。故障や清掃、金型交換等、何らかの理由で成形機が停止すると、樹脂の乾燥処理槽内での滞留時間が長くなり、樹脂膠着が発生し易い。また、樹脂搬送の不安定化は、成形機側の成形処理に影響し、異常原因となる。
樹脂搬送の不安定化を回避する処理としては、乾燥前、乾燥中又は乾燥後、樹脂を揺動させて樹脂膠着を防止し、流動性を維持する方法がある。例えば、樹脂を揺動させ、樹脂を攪拌させ、又は樹脂に機械振動又は音響振動等を付与する方法である。
循環管路やポンプを用いて樹脂を揺動させる方法では、樹脂を循環搬送させる装置が高価になり、また、短時間で団粒状態になる液晶ポリマー等では、頻繁に循環させることが必要であるが、未乾燥状態で樹脂が成形機に搬送されるおそれがある。低温乾燥では水分除去にある程度の時間を必要とするからである。処理槽の上層側に供給された樹脂は順次に下層側に段階的に移動して乾燥処理が行われるが、未乾燥の樹脂が処理槽上部から処理槽最下部に陥没して排出口から排出され、これが成形機に搬送される場合がある。また、短時間で団粒化する樹脂では、このような循環揺動では対応しきれない場合がある。
樹脂を撹拌させる方法では、処理槽内に投入される樹脂の先後に関係なく、処理槽内の全樹脂を撹拌してしまうため、先入れ先出しが崩れ、処理槽と別個に乾燥後の樹脂を貯蔵する保温貯蔵槽が必要となる。これはコスト高とともに、装置の設置面積を拡大させてしまう。
そこで、本発明の第1の目的は、樹脂乾燥に関し、乾燥樹脂の流動性を高めることにある。
また、本発明の第2の目的は、樹脂乾燥に関し、保温貯留手段等を用いることなく、また、樹脂の処理槽に対する先入れ先出しを損なうことなく、需要機器に対し、乾燥樹脂の安定供給を実現することにある。
上記第1又は第2の目的を達成するため、本発明の第1の側面は、成層状態の粒状又は粉状の樹脂を減圧下で加熱し、前記樹脂から水分を除去する樹脂乾燥方法であって、成層状態の樹脂中で羽根を回転させ、前記羽根が通過する部分の前記樹脂を上下動させる処理を含む構成である。
上記第1又は第2の目的を達成するため、本発明の第2の側面は、成層状態の粒状又は粉状の樹脂を減圧下で加熱し、前記樹脂から水分を除去する樹脂乾燥装置であって、前記樹脂を減圧下で加熱する乾燥処理槽と、この乾燥処理槽に成層状態で装填された樹脂中に回転可能に設置される羽根と、この羽根を回転させる回転機構部とを備え、前記回転機構部により前記樹脂中の前記羽根を回転させ、前記羽根が通過する部分の前記樹脂を上下動させる構成である。
上記第1又は第2の目的を達成するため、前記樹脂乾燥装置において、前記羽根は、前記回転機構部により回転する回転軸と、前記回転軸に取り付けられる垂直羽根部と、前記垂直羽根部から延長されて回転方向に対し所定の角度を成す傾斜羽根部とを備えた構成としてもよい。
上記第1又は第2の目的を達成するため、前記樹脂乾燥装置において、前記羽根を取り付けた軸部に前記樹脂の成層状態を維持する成層保持手段を備える構成としてもよい。
上記第1又は第2の目的を達成するため、前記樹脂乾燥装置において、前記回転機構部を制御する制御手段を備え、前記羽根に任意の回転数を付与し、その連続回転、又は所定の周期で断続回転させる構成としてもよい。
本発明の樹脂乾燥方法によれば、成層状態が維持されながら、減圧下で加熱されて水分を除去する際に、羽根の回転により樹脂を上下動させるので、団塊化を防止でき、流動性を持つ乾燥樹脂を得ることができる。
また、本発明の樹脂乾燥装置によれば次の効果が得られる。
(1) 成層状態が維持されながら、減圧下で加熱されて水分を除去する際に、羽根の回転により樹脂を上下動させるので、団塊化を防止でき、流動性を持つ乾燥樹脂を得ることができる。短時間に団塊状態になる液晶ポリマー等の樹脂であっても、流動性を持つ乾燥樹脂を得ることができる。
(2) 先入れの樹脂を下層部、後入れの樹脂を上層部とする乾燥処理槽の成層状態を損なうことなく、乾燥中の樹脂を羽根の回転により上下動させて流動性を得るので、乾燥処理槽から乾燥樹脂のみを下層部から取り出すことができる。樹脂乾燥の信頼性を高めることができる。
(3) 羽根が垂直羽根部と傾斜羽根部とを備える構成とすれば、樹脂の成層状態を損なうことなく、羽根の通過部分の樹脂のみを上下動させ、乾燥樹脂の流動化を図ることができる。
(4) 羽根を取り付けた軸に成層保持手段を備えれば、羽根の回動による樹脂の上下動と相俟って樹脂の成層状態の維持が高められ、流動性の高い乾燥樹脂が得られるとともに、乾燥処理槽から未乾燥樹脂の取出しを防止することができる。
(5) 羽根を駆動する回転機構部を制御する制御手段を備えて羽根の回転を制御すれば、樹脂や樹脂の形態等に応じて羽根を回転させ、樹脂に無関係に流動化を図ることができる。
本発明の樹脂乾燥方法及びその装置について、図1、図2、図3及び図4を参照して説明する。図1は、射出成形機に接続された樹脂乾燥装置を示す図、図2は、乾燥処理部、補給ホッパ、導入筒等の具体的な構成例を示す図、図3は、樹脂乾燥装置の樹脂ペレット揺動部を示す図、図4は、樹脂ペレットの揺動を示す図である。各図を通し、共通部分には同一符号を付してある。
樹脂乾燥装置2は、ペレットタンク4から樹脂ペレット6を取り出して乾燥し、射出成形機8に供給する構成を備える。そこで、この樹脂乾燥装置2には、樹脂ペレット6の補給部10、乾燥処理部12、乾燥した樹脂ペレット6の射出成形機8に対する供給部14が備えられている。成形用樹脂の形態には、粒状、粉状又はペレット状等の各種のものがあるが、この実施の形態では、樹脂ペレット6を例示している。そして、この樹脂乾燥装置2において、乾燥処理部12にはペレット揺動部16が備えられ、樹脂ペレット6を全体的に攪拌しない程度に部分的に揺動させることにより、樹脂ペレット6の団塊化を防止している。
〔樹脂ペレット6の補給部10等の構成及び機能〕
乾燥処理部12には乾燥処理槽18が設置されており、この乾燥処理槽18の上部には樹脂ペレット6の補給ホッパ20が設置されている。ペレットタンク4の樹脂ペレット6を補給ホッパ20に流し込むため、補給ホッパ20には管路22、24が連結され、管路22はペレットタンク4に挿入され、管路24には吸引手段であるブロワ26が連結され、開閉弁28及びフィルタ30が設置されている。ブロワ26には管路32が連結されており、管路32には開閉弁34が設けられているとともに、管路36が分岐され、管路36は開閉弁38を介して外気に開放されている。また、管路24には管路40が分岐され、開閉弁42が設置されている。従って、開閉弁34、42を閉じ、開閉弁28、38を開いてブロワ26を駆動すると、補給ホッパ20の空気が管路22、24、32、36を通じて外気に放出されるので、補給ホッパ20が減圧され、ペレットタンク4から樹脂ペレット6が管路000通じて補給ホッパ20内に吸引されて流れ込み、補給される。補給ホッパ20には管路24側にフィルタ44が設置されているので、樹脂ペレット6と吸引空気とが分離され、樹脂ペレット6の管路24側への流出が防止されている。また、フィルタ30により、塵埃のブロワ26への進入が防止されている。
補給ホッパ20と乾燥処理槽18との間には、補給ホッパ20から乾燥処理槽18に樹脂ペレット6を導く導入筒46が設けられており、この導入筒46にはシャッタ装置48とともに、樹脂検出部として例えば、近接スイッチ50が設置されている。シャッタ装置48は導入筒46を開閉する開閉手段であって、補給ホッパ20の補給口52を開閉するシャッタ板54を備え、このシャッタ板54の開閉は駆動手段であるシリンダ装置56によって行われる。また、近接スイッチ50は、樹脂ペレット6の有無を検出する手段であって、樹脂ペレット6が所定の高さまで装填されているか否かを電気的又は光学的に検出している。従って、近接スイッチ50が樹脂ペレット6の不足を検出すると、シャッタ装置48を駆動して補給口52が開かれ、補給ホッパ20から所定量の樹脂ペレット6が乾燥処理槽18に補給される。
〔乾燥処理部12の構成及び機能〕
乾燥処理槽18は、樹脂ペレット6から水分を除去するための乾燥処理手段であって、この乾燥処理には、乾燥処理槽18の密閉及び減圧とともに、加熱手段による加熱を併用する。この乾燥処理槽18は、同径部91及び漏斗部93を備え、同径部91を開閉及び密閉する蓋58が設けられ、この蓋58には管路60を介して減圧手段である真空ポンプ62が連結されている。管路60にはフィルタ64が設置されているとともに、圧力スイッチ66及び真空破壊バルブ68が接続されている。従って、蓋58及びシャッタ装置48で密閉された乾燥処理槽18は真空ポンプ62によって減圧され、乾燥処理される樹脂ペレット6は減圧状態(所謂真空状態)下に維持される。
また、この乾燥処理槽18には、その外壁部に、加熱手段として複数のヒータ70が配設されているとともに、その加熱温度を検出する温度センサ72が設けられ、また、その内部に、加熱手段としてセラミックヒータ等の複数のヒータユニット74が設置されている。これら複数のヒータユニット74は、均一な伝導熱分布を得るため、蓋58に位置決めされて垂下状態で着脱可能に取り付けられている。従って、乾燥処理槽18に装填されて減圧状態に維持された樹脂ペレット6は、ヒータ70及びヒータユニット74により均一に加熱され、減圧下で沸点が低下して水蒸気化した水分が真空ポンプ62に吸引されて外気に放出されることにより乾燥される。
〔ペレット揺動部16の構成及び機能〕
ペレット揺動部16は、乾燥処理槽18の下層部に設置されて樹脂ペレット6を部分的に揺動させて団塊化を阻止し、樹脂ペレット6の流動性を維持させる。そこで、開閉する蓋58の中心部には、シール部76によってシールされるとともに、軸受78により回転可能に回転シャフト80が立設されている。この回転シャフト80には、回転連結部82を介してモータ84の回転を付与する回転機構部85が連結されている。この回転連結部82は例えば、かさ歯車で構成され、ギア比によって減速可能に構成する。回転シャフト80の下部には揺動羽根として例えば、2枚構成の羽根86が取り付けられている。各羽根86は、回転シャフト80を中心に、回転シャフト80とともに回転するが、各羽根86と接触する樹脂ペレット6を上下動させる。
この場合、乾燥処理槽18を閉じる蓋58には、シール部76に隣接して樹脂ペレット6の供給口87が形成されている(図2)。乾燥処理槽18には、ブロワ26の駆動により搬送された未乾燥の樹脂ペレット6が供給口87から装填される。
各羽根86は例えば、図3に示すように、鎌形状であって、回転シャフト80のボス部88に直交方向に配置されてねじ90により固定される垂直羽根部92と、この垂直羽根部92から所定角度例えば、45度方向に折り曲げられた傾斜羽根部94とを備えており、傾斜羽根部94の外側部96は乾燥処理槽18の漏斗部93の内壁面100と平行に設定されている。従って、図4に示すように、回転する2枚の羽根86の通過により、樹脂ペレット6が上下動し、部分的に揺動を生じ、これにより、樹脂ペレット6がほぐされ、団塊化が防止される。図4において、矢印Aは羽根86の回動、矢印B、Cは羽根86の回動に伴う樹脂ペレット6の部分的な上方移動、矢印Dはその下方移動を示す。
〔樹脂ペレット6の成層保持部101の構成及び機能〕
回転シャフト80には、図3に示すように、成層保持部101が備えられており、具体的には、各羽根86の上部側に円錐傘様の成層保持ガイド102が取り付けられているとともに、この成層保持ガイド102の上部側に筒体104が取り付けられている。成層保持ガイド102は、樹脂ペレット6の成層状態を維持し、排出時、中央部分の陥没排出等を抑制する役割を果たし、筒体104は成層保持ガイド102の上部側の樹脂ペレット6の部分揺動の役割を果たす。従って、成層保持ガイド102により、樹脂ペレット6の成層が維持され、樹脂ペレット6のペレット揺動部16による揺動が生じても、羽根86の通過する近傍部分にその揺動が抑えられ、他の部分への波及が抑制されるので、筒体104によりその上部の揺動を促し、樹脂ペレット6の全体的な揺動を生じることなく、団塊化を防止できるとともに、乾燥処理槽18に対する樹脂ペレット6の先入れ先出しを損なうことがない。
〔樹脂ペレット6の供給部14の構成及び機能〕
乾燥処理槽18の下部には乾燥した樹脂ペレット6を貯留する貯留槽106が設置され、この貯留槽106と乾燥処理槽18との間にはシャッタ装置108が設置されている。シャッタ装置108はシャッタ板109、110を備え、各シャッタ板109、110をシリンダ装置112、114を以て開閉させることにより、所定量の樹脂ペレット6を乾燥処理槽18の排出口116から貯留槽106に装填させる。117はリークバルブである。
この貯留槽106には、既述の管路32を介してブロワ26が接続されているとともに、管路118を介して射出成形機8側の供給ホッパ120が接続され、この供給ホッパ120には既述の管路40を介してブロワ26が連結されている。供給ホッパ120には空気と樹脂ペレット6とを分離するフィルタ122が設置され、供給ホッパ120と射出成形機8との間に設置された樹脂供給部124には近接スイッチ126が設置され、この近接スイッチ126によって樹脂供給部124内の樹脂ペレット6の供給状態を監視している。従って、樹脂供給部124内の樹脂ペレット6が不足すると、開閉弁28、38が閉じられるとともに、開閉弁34、42が開かれてブロワ26が駆動され、供給ホッパ120内の空気がブロワ26に流れ、ブロワ26から空気が貯留槽106を介して供給ホッパ120に循環することにより、その空気とともに樹脂ペレット6が貯留槽106から供給ホッパ120に供給される。
このような樹脂乾燥装置2によれば、乾燥処理槽18で乾燥される樹脂ペレット6をペレット揺動部16の羽根86の回動により上下方向に揺動させるので、流動状態に維持され、乾燥中の膠着や、団塊化を防止できる。しかも、樹脂ペレット6は攪拌されることがないので、乾燥処理槽18内に成層状態で維持され、乾燥処理槽18に先入れされた樹脂ペレット6は乾燥後、後入れものに先立って貯留槽106に排出され、未乾燥の樹脂ペレット6が排出されることはない。
次に、乾燥処理部12、ペレット揺動部16、成層保持部101の具体的な構成例について、図5を参照して説明する。図5は、乾燥処理部12の乾燥処理槽18、ペレット揺動部16、成層保持部101を示す図である。図5において、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してある。
乾燥処理部12の乾燥処理槽18には排出口116側を小径とした漏斗部93が形成されており、乾燥した樹脂ペレット6がその流動性と重力により、排出口116に導かれるように構成されている。乾燥処理槽18の中心軸方向には乾燥処理槽18の同径部91から漏斗部93にかけて回転シャフト80が配置され、その下端部側に設けられたボス部88に羽根86が取り付けられ、この羽根86の上方には成層保持部101の成層保持ガイド102がボス部88を包囲して設置されているとともに、回転シャフト80と直交方向に成層保持ガイド102の直径より短い筒体104が取り付けられている。また、回転シャフト80を包囲する空間部には複数のヒータユニット74が配置されて垂下され、その下端部はペレット揺動部16の羽根86の近傍まで延長されている。
羽根86の傾斜羽根部94は、漏斗部93の内壁の近傍部分の空間部に配置されており、乾燥処理槽18の内壁面100とヒータユニット74との間で回転する構成である。
乾燥処理槽18には、その排出口116がシャッタ装置108で閉塞されているものとすれば、上方から装填された樹脂ペレット6が成層状態で保持され、減圧状態を維持されながら、ヒータユニット74等で加熱される。その際、回転シャフト80を回転すると、羽根86が成層状態にある樹脂ペレット6内で回動し、羽根86の通過部分で樹脂ペレット6を上下動させる。この実施の形態では、2枚の羽根86が存在しているので、樹脂ペレット6の上下動部分は2箇所となる。このような樹脂ペレット6の揺動とは別に、回転シャフト80を中心にし、成層保持ガイド102及び筒体104が回転し、成層保持ガイド102が回転シャフト80の近傍部分から樹脂ペレット6が下降するのを防止する機能を果たす。従って、ペレット揺動部16で団塊化が防止されるとともに、乾燥によって流動化を促進した樹脂ペレット6は、成層保持部101の成層保持機能により成層状態が維持され、全体的な攪拌が防止される。この結果、乾燥処理槽18に先入れされた樹脂ペレット6は、漏斗部93側に維持され、シャッタ装置108のシャッタ板109、110が開かれると、排出口116から貯留槽106(図1)に導かれるが、成層保持ガイド102により、上下流動を阻止するとともに、乾燥処理槽18の中央部分の樹脂ペレット6が排出口116に落下してしまう等の部分的な成層破壊を防止でき、後入れの樹脂ペレット6が連鎖的に漏斗部93に下降することとなる。
次に、回転シャフト80の変形例について、図6を参照して説明する。図6は、乾燥処理槽18、ペレット揺動部16、成層保持部101を示す図である。図6において、図1及び図2と同一部分には同一符号を付してある。
回転シャフト80を排出口116の近傍まで延長するとともに、その先端から一定長さだけ後退した部分を屈曲させ、回転屈曲部128を形成してもよい。この回転屈曲部128は、回転により円錐状回転面を形成し、樹脂ペレット6を揺動させる機能を果たす。
次に、乾燥処理槽18内のヒータユニット74について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、乾燥処理槽18内のヒータユニット74の構成例を示す図、図8は、ヒータユニット74の位置決め構造を示す図である。図7及び図8において、図1、図2及び図5と同一部分には同一符号を付してある。
断面円形の乾燥処理槽18の中央に配置された回転シャフト80を中心にし、複数のヒータユニット74が所定の角度間隔を以て回転シャフト80及び乾燥処理槽18の内壁面100と同心円状に配置されている。各ヒータユニット74には、発熱部130を中心に複数枚の放熱フィンとして3枚の放熱フィン132、134、136が形成され、各放熱フィン132は回転シャフト80の中心方向に延長され、また、各放熱フィン134、136は例えば、60度間隔を以てV字形を成し、放熱フィン132と反対方向に形成されている。各ヒータユニット74の放熱面間の近接間隔又は近接距離が同一又はほぼ同一に設定されている。
この場合、ヒータユニット74の下端部側は、図8に示すように、回転シャフト80に取り付けられた環状のヒータ保持ガイド81に保持されており、ヒータ保持ガイド81に所定の角度間隔を以て形成された保持凹部83にヒータユニット74の放熱フィン132が固定されて位置決めされ、各ヒータユニット74の放熱面間の各近接間隔又は近接距離が全長に亘って同一又はほぼ同一に設定されている。
このようなヒータユニット74の配置形態によれば、放熱面間の各近接間隔又は近接距離が同一又はほぼ同一に設定されているので、ヒータユニット74を同時の給電により、破線で示すように、これらヒータユニット74の周囲部に樹脂ペレット6に対する伝導熱分布138が形成される。ここで、この伝導熱分布138は、伝導熱によって各樹脂ペレット6の加熱に必要な熱量が得られる範囲を示している。即ち、ヒータユニット74の各伝導熱分布138が乾燥処理槽18内の空間の全域をカバーし、この結果、乾燥処理槽18に装填された樹脂ペレット6は、この伝導熱分布138を以て均一に加熱される。
次に、乾燥処理槽18の電熱制御部について、図9を参照して説明する。図9は、乾燥処理槽18の電熱制御部を示す図である。図9において、図1及び図5と同一部分には同一符号を付してある。
電熱制御部140では、ヒータ70、ヒータユニット74には駆動回路141の切替回路142を介して電源回路144が接続され、切替回路142及び電源回路144には後述の制御装置146(図10)の制御演算部148が接続されている。切替回路142は、ヒータ70、ヒータユニット74の配置パターンに対応し、給電対象の選択により所望の伝導熱分布138を得るために、給電すべきヒータ70又はヒータユニット74と電源回路144との電気的な接続を切り替えるスイッチであって、リレー等で構成される。電源回路144は、直流電源、交流電源又はパルス電源等で構成される。制御演算部148は、シーケンス制御回路やプログラム制御回路で構成でき、マイクロコンピュータ等で構成される。
このような構成とすれば、乾燥処理槽18の容量や乾燥すべき樹脂ペレット6の形態等、種々の条件に対応した伝導熱分布138を形成でき、例えば、ヒータユニット74を1つ置きに給電して伝導熱分布138を形成できる。この結果、乾燥処理槽18内の樹脂ペレット6を偏ることなく乾燥させることができ、効率的な処理が行える。
次に、制御装置146について、図10を参照して説明する。図10は、制御装置146を示す図である。図10において、図1及び図9と同一部分には同一符号を付してある。
制御装置146は、マイクロコンピュータで構成された制御演算部148を含む制御部150とともに、操作部152を備えている。制御演算部148には、演算処理を行うCPU(Central Processing Unit )154、記憶手段として各種検出出力等の制御情報を記憶するRAM(Random-Access Memory)156、制御プログラムや固定データ等を記憶するROM(Read-Only Memory)158、停電等による制御情報の消失を防止するための記憶手段であるEEPROM160、時間設定のためのTIMER162が設けられているとともに、検出入力や制御入力を取り込むための入力ポート164、制御出力を取り出すための出力ポート166が設けられている。制御部150は、この制御演算部148とともに複数の検出回路168、170、172、174、駆動回路141、176、178、180、182、184、186及び音声回路188が備えられている。
温度センサ72の検出温度は検出回路168、モータ84の回転を検出する回転検出センサ190の検出出力は検出回路170、近接スイッチ50、126の検出出力は検出回路172、圧力スイッチ66の検出出力は検出回路174から入力ポート164を介してCPU154等に取り込まれる。また、制御演算部148の制御出力は出力ポート166から各駆動回路141、176〜186及び音声回路188に加えられ、ブロワ26、真空ポンプ62、ヒータ70、ヒータユニット74、シリンダ装置56、112、114、開閉弁28、34、38、42、真空破壊バルブ68、モータ84及びスピーカ192が駆動される。
操作部152はパネルスイッチであって、マイクロコンピュータで構成され、演算処理を行うCPU194、記憶手段として各種検出出力等の制御情報を記憶するRAM196、制御プログラムや固定データ等を記憶するROM198、画像メモリ200、検出入力や制御入力を取り込むための入力回路202、制御出力を取り出すための出力回路204、表示器206を駆動するための液晶駆動回路208、スイッチ210からのスイッチ入力を検出する検出回路212等を備えている。この操作部152の入力回路202が制御部150の制御演算部148の出力ポート166に接続され、出力回路204が入力ポート164に接続され、操作部152と制御部150が連携されている。
この制御装置146の処理及び制御は、乾燥処理槽18の温度制御、樹脂ペレット6の補給、排出及び供給、減圧処理制御、表示制御等の各種制御に及ぶ。例えば、温度センサ72の検出温度を制御情報としてヒータ70、ヒータユニット74の駆動制御を行い、乾燥処理槽18の内部を所定温度に制御する。近接スイッチ50、126による樹脂ペレット6の検出に基づき、樹脂ペレット6の補給ホッパ20への補給、供給ホッパ120への供給等を行う。スイッチ210からの減圧指令入力に基づき、真空ポンプ62を駆動し、圧力スイッチ66により乾燥処理槽18内が所定圧力に到達したかを検出することができる。そして、スイッチ210による樹脂ペレット6の予め設定した揺動指令入力に基づき、モータ84を駆動させ、羽根86による乾燥処理槽18内の樹脂ペレット6の部分的な揺動処理を行う。その他、ブロワ26、ヒータ70、ヒータユニット74、シリンダ装置56、112、114の選択的な駆動、開閉弁28、34、38、42の選択的な開閉操作、真空破壊バルブ68の開閉、表示器206、スピーカ192からの告知出力の発生等を行う。
次に、操作部152の構成例について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、操作部152を示す図、図12は、タッチパネル部に材料グレード選択画面を表示させた操作部152を示す図である。図11及び図12において、図10と同一部分には同一符号を付してある。
操作部152にはタッチパネル部214が備えられ、このタッチパネル部214には表示器206とともに、スイッチ216を備えている。このスイッチ216から各種の入力処理(揺動の有無及び揺動の条件の設定)を行うとともに、表示器206にスイッチ216の機能や動作内容等の表示が行われる。
また、この操作部152には、電源スイッチ218、切替スイッチ220、起動スイッチ222が備えられている。
そこで、表示器206にスイッチ216に含まれる材料グレードスイッチ224を表示させ、これをタッチすることにより、図12に示すように、材料グレード選択画面226が表示される。この材料グレード選択画面226には、ポリカーボネート(PC)、PPS、液晶ポリマー等が選択肢として表示されている。
次に、タッチパネル部214の操作及び動作について、図13を参照して説明する。図13は、タッチパネル部214の操作手順を示すフローチャートである。
電源スイッチ218を押すと、ランプ228が点灯し、初期画面が立ち上がり、初期設定の後、揺動の選択画面が展開される。揺動の有無について、無し(ステップS1)を選択すると、羽根86の回転は行わない。有り(ステップS2)を選択すると、連続(ステップS3)、断続(ステップS4)又は材料グレード(ステップS5)を選択する。連続の選択の後、起動スイッチ222を押すと、運転が開始され、揺動が開始される。再び起動スイッチ222を押すと、運転が停止される。即ち、起動スイッチ222が操作されるまで、羽根86の回転が継続する。
断続を選択すると、回転時間のタイマー162による設定モード(ステップS6)となり、テンキー入力(ステップS7)により時間を入力し、その設定(ステップS8)を確定させることにより、回転時間が設定される。停止時間(ステップS9)も同様に、テンキー入力(ステップS10)により時間を入力し、その設定(ステップS11)を確定することにより、設定された回転時間及び停止時間で羽根86が回転する。
材料グレードスイッチ224により材料グレードを選択すると、材料グレード選択画面226(図12)に切り替わる(ステップS5)。番号ボタン1〜6を選択し(ステップS12)、例えば、『1』を選択すれば、「ポリカーボネート」が選択され、ポリカーボネートに適した揺動動作(回転時間、停止時間)が設定される。材料に対応した回転時間及び停止時間は、予め検量線に基づいて設定される。
次に、揺動処理について、図14を参照して説明する。図14は、揺動を設定しない場合の処理手順を示すフローチャートである。
揺動選択を『無』にセットした場合には、起動スイッチ222をONにすると、初期充填か否かを判定し(ステップS21)、初期充填の場合には、初期樹脂補給モードを実行する(ステップS22)。即ち、近接スイッチ50が樹脂ペレット6を検出していない場合には、初期樹脂補給モードに移行し、開閉弁38を開き、ブロワ26を駆動することにより、ペレットタンク4から樹脂ペレット6を補給ホッパ20に補給する。この補給の後、シリンダ装置56を駆動してシャッタ装置48のシャッタ板54を開き、樹脂ペレット6を乾燥処理槽18に装填し、近接スイッチ50が樹脂ペレット6の制止状態を検出したとき、この補給モードを解除し、ブロワ26の駆動を停止する。
減圧乾燥モードに移行し(ステップS23)、乾燥処理槽18内の樹脂ペレット6を減圧下に保持して乾燥処理を行う。ステップS21で初期充填でない場合にも、ステップS23に移行して乾燥処理を行う。即ち、シリンダ装置56、112、114を駆動してシャッタ板54、109、110を閉じ、真空ポンプ62を駆動して圧力スイッチ66が所定の減圧を検出するまで減圧処理を行い、ヒータ70、ヒータユニット74を駆動して設定温度での加熱処理を行う。この結果、乾燥処理槽18の樹脂ペレット6に含まれる水分が蒸発し、樹脂ペレット6が乾燥する。
この減圧乾燥モードが終了すると、乾燥処理槽18に樹脂ペレット6が滞留し、樹脂供給指令があったか否かを判定する(ステップS24)。そして、樹脂供給指令が発せられている場合には、樹脂供給モードを実行する(ステップS25)。樹脂供給指令がない場合には、減圧乾燥モードに戻る(ステップS23)。
樹脂供給モードでは、乾燥処理槽18を大気に復帰させた後、シャッタ装置108のシャッタ板109、110を開いて乾燥した樹脂ペレット6を乾燥処理槽18から貯留槽106に落とし込む。そして、開閉弁38を閉じるとともに、開閉弁34を開き、ブロワ26を駆動すると、管路118を通じて供給ホッパ120に流動化した樹脂ペレット6を安定供給することができる。
樹脂供給モードに入ると、乾燥処理槽18内の樹脂ペレット6の量が減少するため、乾燥処理槽18の貯留量が基準以上あるか否かを監視する(ステップS26)。乾燥処理槽18の貯留量が基準以下の場合には、樹脂補給モードに移行する(ステップS27)。この樹脂補給モードでは、シャッタ装置48のシャッタ板54を閉じるとともに、開閉弁28、38を開き、ブロワ26を駆動することにより、樹脂ペレット6をペレットタンク4から管路22を通して補給ホッパ20に補給する。そして、樹脂補給が終了すると、ステップS21に戻る。なお、補給ホッパ20に補給された樹脂ペレット6はシャッタ板54を開くことにより、乾燥処理層18に装填される。
次に、揺動処理について、図15を参照して説明する。図15は、揺動を連続に設定した場合の処理手順を示すフローチャートである。
揺動選択について、『有』及び『連続』に設定した場合である。揺動選択を『連続』にセットすると、起動スイッチ222をONしてからOFFするまでモータ84及び羽根86が回転を続ける(ステップS31)。ステップS32〜S38は、ステップS21〜S27(図14)と同一であるので、その説明を省略する。
次に、揺動処理について、図16を参照して説明する。図16は、揺動を断続に設定した場合の処理手順を示すフローチャートである。
揺動選択について、『有』及び『断続』に設定した場合である。初期充填(ステップS41)、初期樹脂補給モード(ステップS42)、減圧乾燥モード(ステップS43)、樹脂供給指令の有無の判断処理(ステップS44)、樹脂供給モード(ステップS47)、乾燥処理槽18の貯留量の基準以上の判断処理(ステップS48)、樹脂補給モード(ステップS49)は、既述のステップS21〜S27(図14)と同様である。
ステップS43の減圧乾燥モードの終了の後、乾燥処理槽18に樹脂ペレット6が滞留し、樹脂の供給指令があるか否かを判定すると同時に、滞留時間の計測を開始する(ステップS44)。これは、滞留時間を所定時間例えば、5分が経過した場合、又は揺動時間の停止時間を例えば、5分に設定した場合に5分以内に樹脂供給指令が発せられなかった場合には、モータ84がONになり(ステップS45)、設定された揺動時間例えば1分間だけ、羽根86を回転させ、樹脂ペレット6を揺動させる。設定された時間が経過すると、モータ84を停止させ(ステップS46)、再びステップS43に戻り、樹脂供給指令を待つ。
ステップS44で所定時間内に樹脂供給指令が発せられている場合には、樹脂供給モードを実行する(ステップS47)。樹脂供給モードに入ると、乾燥処理槽18内の樹脂ペレット6の量が減少するため、乾燥処理槽18の貯留量が基準以上あるか否かを監視し(ステップS48)、乾燥処理槽18の貯留量が基準以下になったときには、樹脂補給モードに移行する(ステップS49)。そして、樹脂供給が終了すると、ステップS41の初期充填に戻る。
以上説明したように、樹脂ペレット6の揺動及び乾燥は、乾燥させる樹脂の種類に応じ、予め入力セットした回転数、又はマニュアル設定した回転数で連続又は断続的に回転させることができ、合理的な乾燥処理を実現することができる。
なお、図13〜図16の処理に関し、起動スイッチ222を操作すると、揺動の有無が判断され、揺動が無い場合には図14に示す処理が実行され、揺動が有る場合には、材料グレードの選択があるか否かが判断され、材料グレードの選択が有る場合には材料に対応して予め設定された揺動処理が実行され、処理を終了する。また、材料グレードの選択が無い場合には、揺動は連続か断続かが判断され、連続の場合には図15に示す処理が実行され、断続の場合には図16に示す処理が実行される構成としてもよい。
〔その他の実施の形態〕
ペレット揺動部16の構成について、例えば、図17に示すように、羽根86と長さの異なる羽根87とを取り付け、羽根87の傾斜羽根部94の長さを漏斗部93の幅に対応した大きさに設定することにより、回転屈曲部128(図6)を省略してもよい。図17において、図1、図5及び図6と同一部分には同一符号を付して、その説明を省略する。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、粒状又は粉状等の樹脂を減圧下で加熱し、水分を除去する樹脂乾燥に関し、樹脂の成層状態を損なうことなく揺動させ、乾燥樹脂の流動化を図り、団塊化を防止でき、有用である。
本発明の樹脂乾燥方法及びその装置の実施の形態を示す図である。 乾燥処理槽、補給ホッパ等を示す図である。 ペレット揺動部及び成層保持部の構成例を示す図である。 樹脂ペレットの揺動状態を示す図である。 乾燥処理槽、ペレット揺動部及び成層保持部の構成例を示す図である。 乾燥処理槽、ペレット揺動部及び成層保持部の他の構成例を示す図である。 ヒータユニットの構成例を示す図である。 ヒータユニットの位置決め構造等を示す図である。 電熱制御部を示す図である。 制御装置の構成例を示す図である。 操作部の構成例を示す図である。 選択樹脂を示した操作部の構成例を示す図である。 動作態様を示すフローチャートである。 揺動を設定しない場合の処理手順を示すフローチャートである。 連続揺動を設定した場合の処理手順を示すフローチャートである。 断続揺動を設定した場合の処理手順を示すフローチャートである。 ペレット揺動部の他の構成例を示す図である。
符号の説明
2 樹脂乾燥装置
6 樹脂ペレット
12 乾燥処理部
16 ペレット揺動部
18 乾燥処理槽
80 回転シャフト
85 回転機構部
86 羽根
92 垂直羽根部
94 傾斜羽根部
101 成層保持部
146 制御装置

Claims (5)

  1. 成層状態の粒状又は粉状の樹脂を減圧下で加熱し、前記樹脂から水分を除去する樹脂乾燥方法であって、
    成層状態の樹脂中で羽根を回転させ、前記羽根が通過する部分の前記樹脂を上下動させる処理を含むことを特徴とする樹脂乾燥方法。
  2. 成層状態の粒状又は粉状の樹脂を減圧下で加熱し、前記樹脂から水分を除去する樹脂乾燥装置であって、
    前記樹脂を減圧下で加熱する乾燥処理槽と、
    この乾燥処理槽に成層状態で装填された樹脂中に回転可能に設置される羽根と、
    この羽根を回転させる回転機構部と、
    を備え、前記回転機構部により前記樹脂中の前記羽根を回転させ、前記羽根が通過する部分の前記樹脂を上下動させることを特徴とする樹脂乾燥装置。
  3. 請求項2に記載の樹脂乾燥装置において、
    前記羽根は、前記回転機構部により回転する回転軸と、
    前記回転軸に取り付けられる垂直羽根部と、
    前記垂直羽根部から延長されて回転方向に対し所定の角度を成す傾斜羽根部と、
    を備えたことを特徴とする樹脂乾燥装置。
  4. 請求項2に記載の樹脂乾燥装置において、
    前記羽根を取り付けた軸部に前記樹脂の成層状態を維持する成層保持手段を備えることを特徴とする樹脂乾燥装置。
  5. 請求項2に記載の樹脂乾燥装置において、
    前記回転機構部を制御する制御手段を備え、前記羽根に任意の回転数を付与し、その連続回転、又は所定の周期で断続回転させることを特徴とする樹脂乾燥装置。
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