JP2007044919A - 難燃性遮音材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 成形性に優れるとともに、軽量化でき、リン系難燃剤等の他の難燃剤をポリウレタン発泡体に含ませる必要がなく、エンジンルーム内の高温環境に耐え、火に晒されても延焼することがない難燃性遮音材を提供する。
【解決手段】
遮音材10は、ポリウレタン発泡体12の少なくとも互いに反対方向の2面に対して自己消化性の不織布14が積層されている。ポリウレタン発泡体12は膨張黒鉛を含有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、難燃性遮音材に関するものである。
近年、自動車の振動、騒音に対する制御技術は、車の室内外の静粛性、快適性を確保する上で重要な技術となっている。特許文献1では、このような技術として、トランクルームや、ルームトリム等の内装材として、ポリウレタン発泡体(ウレタンフォーム)に対して表皮材として不織布を貼着した構成により、遮音して静粛性を得ることができる技術が提案されている。このように、ポリウレタン発泡体(ウレタンフォーム)を使用することにより、近年の燃費改善要求に対応するために軽量化ができるとともに、遮音できる利点がある。
ところで、エンジンフードサイレンサ等のようにエンジンルーム内で使用されているサイレンサに使用されている遮音材では、従来は、ガラス繊維を用いている。しかし、ガラス繊維は、難燃性を示すものの、重量があるため、より軽量であるウレタンフォームを使用したエンジンフードサイレンサ等の登場が望まれている。そこで、軽量化のために、上記特許文献1の技術を転用することも考えられるが、エンジンルーム内で使用される遮音材としては、難燃性であることが要求される。従って、特許文献1の技術を単にエンジンフードサイレンサ等のエンジンルーム内に使用される遮音材に適用しようとしても、高温環境に対する対策が施されていないため、簡単に転用できない問題がある。
そこで、本出願人は、難燃性遮音材として、ウレタンフォーム(ポリウレタン発泡体)に対して、膨張黒鉛とリン系難燃剤を含有させたものを提案している(特許文献2)。
特開2003−245969号公報 特開2004−43747号公報
ところが、特許文献2で得られる難燃性遮音材は、成形性が乏しい問題があった。又、特許文献2のポリウレタン発泡体の表裏側面は、露出して使用することが前提となっており、そのために、膨張黒鉛の他に、リン系難燃剤を含有させて、難燃性効果を上げる必要があった。
本発明の目的は、成形性に優れるとともに、軽量化でき、リン系難燃剤等の他の難燃剤をポリウレタン発泡体に含有させる必要がなく、エンジンルーム内の高温環境に耐え、火に晒されても延焼することがない難燃性遮音材を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ポリウレタン発泡体の少なくとも互いに反対方向の2面に対して自己消化性の不織布が積層され、前記ポリウレタン発泡体が膨張黒鉛を含有することを特徴とする難燃性遮音材を要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記不織布は、接着剤が含浸されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記接着剤は、熱硬化性樹脂からなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記不織布は難燃処理されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項において、前記ポリウレタン発泡体における膨張黒鉛の含有量は、100質量部のポリオール類に対して、7〜80質量部であることを特徴とする。
(作用)
請求項1によれば、ポリウレタン発泡体に含まれた膨張黒鉛は、不織布が設けられていない面が火に晒されて熱を受けると、その面において、膨張して炭化層が形成されるとともに、前記火に晒された面から膨張して出た炭化層が不織布の表面を覆うため、延焼が防止される。このようにして、請求項1の発明では、難燃化されているため、エンジンルーム内の高温環境に耐え、火に晒されても延焼することがない。
請求項2の発明によれば、不織布に接着剤が予め含浸されていると、不織布をポリウレタン発泡体に固着させる際の接着剤の付与工程が不要となり、成形性、作業性を向上させる。
請求項3の発明によれば、接着剤を熱硬化性樹脂にすると、遮音材の使用環境により温度が上昇して高温となった際、熱硬化が生ずる。この結果、難燃性遮音材の耐熱性が増し、高温環境下における使用に耐え、不織布がポリウレタン発泡体からの剥離が生ずることがなくなる。
請求項4の発明によれば、難燃処理された不織布は、火に晒された際、低燃焼であり、火に晒されなくなると、自己消化する。
請求項5の発明によれば、ポリウレタン発泡体における膨張黒鉛の含有量を、5重量部以上とするため、膨張黒鉛の膨張を好適に行わせることができるとともに、80質量部以下とするとコストも適切に抑制する。
請求項1の発明によれば、成形性に優れるとともに、リン系難燃剤等の他の難燃剤をポリウレタン発泡体に含ませる必要がなく、エンジンルーム内の高温環境に耐え、火に晒されても延焼することがない難燃性遮音材を提供できる。又、請求項1の発明によれば、軽量材であるポリウレタン発泡体を使用することにより軽量化ができて、燃費向上に寄与できる。
請求項2の発明によれば、不織布に接着剤が予め含浸されていることにより、不織布をポリウレタン発泡体に固着させる際の接着剤の付与工程が不要となり、成形性、作業性が向上する。
請求項3の発明によれば、接着剤を熱硬化性樹脂にすることにより、遮音材の使用環境により温度が上昇して高温となった際、熱硬化するため、軟化溶融することがない。この結果、難燃性遮音材の耐熱性が増し、高温環境下における使用に耐え、不織布がポリウレタン発泡体からの剥離が生じない。
請求項4の発明によれば、難燃処理された不織布は、火に晒された際、低燃焼であり、火に晒されなくなると、自己消化性を発揮できる。
請求項5の発明によれば、ポリウレタン発泡体における膨張黒鉛の含有量を、5重量部以上とすると、膨張黒鉛の膨張を好適に行わせることができるとともに、80質量部以下とするとコストも適切に抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の、遮音材10は図1に示すように、コア材として、ポリウレタン発泡体12が平板状に形成されており、ポリウレタン発泡体12の表裏面には、不織布14が接着剤により貼着されることにより積層されている。
ポリウレタン発泡体は以下のようにして製造される。すなわち、ポリオール類、ポリイソシアネート類、発泡剤、触媒、金属触媒及び膨張黒鉛等を含有するポリウレタン発泡体原料を、反応させ発泡及び硬化させることにより製造される。
ここで、本実施形態のポリウレタン発泡体12は、連続気泡構造を有する。
まず、ポリウレタン発泡体12の原料について説明する。
ポリウレタン発泡体12の原料としては、主原料であるポリオール類およびイソシアネート類と、これら主原料に対して必要に応じて所定量添加されるアミン触媒、錫触媒等の重合触媒および発泡剤等の添加剤とが挙げられる。また前記添加剤については、必要に応じて架橋剤、整泡剤、鎖延長剤、酸化防止剤、老化防止剤、充填剤、可塑剤等が使用される。そして前記架橋剤としては、使用される主原料に合致する従来公知の物質が何れも使用可能である。
(ポリオール類)
主原料の1つとして使用される前記ポリオール類としては、一般にポリオールと呼称される水酸基を2個以上有する化合物、例えばポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオールが好適であるがこれらに限定されるものではない。
ポリエーテルポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトール、シュークロース等の多価アルコール、またはその多価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したポリエーテルポリオールを挙げることができる。
ポリオール類は、その官能基数が2〜4の範囲であることが好ましく、水酸基価が20〜500(mgKOH/g)の範囲であることが好ましい。但し、官能基数又は水酸基価の異なる複数のポリオールを用いる場合には、平均官能基数又は平均水酸基価が上記の範囲にあることが好ましい。平均官能基数又は平均水酸基価は、各ポリオールの官能基数又は水酸基価を配合率に応じて平均した値である。このような官能基数と水酸基価を有するポリオール類を用いることにより、ポリオール類とポリイソシアネート類との反応性に優れ、発泡と架橋とがバランス良く進行し、目的とするポリウレタン発泡体を得ることができる。
ポリオール類の官能基数が2未満の場合には、架橋反応が十分に行われず、ポリウレタン発泡体の強度が低下する傾向を示す。一方、官能基数が4を越える場合には、発泡が円滑に行われず、セルの連通性が悪く、連続気泡構造のポリウレタン発泡体を得ることが難しくなる。さらに、ポリオール類の水酸基価が20(mgKOH/g)未満の場合には、水酸基価が小さくなり過ぎ、ポリウレタン発泡体の架橋密度が低くなって発泡体の強度が低下しやすくなる傾向を示す。一方、水酸基価が500(mgKOH/g)を越える場合には、架橋密度が高くなり過ぎて発泡体が硬くなり、セルの連通性も低下する。
(ポリイソシアネート類)
ポリイソシアネート類としては、一般に軟質ポリウレタンフォームの製造に使用されるものを用いることができる。該ポリイソシアネート類はイソシアネート基を複数個有する化合物であって、具体的には4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、変性MDI、ポリメリックMDI等が好ましい。
ポリオール類としてポリエーテルポリオールを使用する場合、耐摩耗性、引張強度及び引裂強度等の観点から特にMDIが好ましい。また、MDIを使用すれば、トリレンジイソシアネート(TDI)を使用した場合に比較してセル径が過度に大きくならずにすむ。殊に、MDIは、泡化反応に比べて樹脂化反応が優先的に起こることで、セル径が細かいポリウレタン発泡体が得られる。一方、MDIを使用すると、ハードセグメント量が増えることでTDIに比べて独立気泡が多く、高硬度の発泡体となる。又、MDIの使用により低通気度となる傾向にあるが、連通であることに変わりはなく、むしろ、適度な連通構造と細かいセル構造により、音の入射と減衰が効率的に行われ、遮音性に優れる。又、MDIを原料として得られるポリウレタン発泡体は、TDIを原料とした場合のポリウレタン発泡体よりも、熱プレス成形ができる。
このMDIとしては、通常、粗MDI[純MDI(ジフェニルメタン4,4'−ジイソシアネート)を精留により除去した残部であり、2核体と多核体との混合物である。]が用いられるが、純MDIであってもよい。経済的な観点からは粗MDIが好ましい。
(発泡剤)
上記発泡剤はポリウレタン樹脂を発泡させてポリウレタン発泡体とするためのもので、例えば水のほかペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、炭酸ガス等が用いられる。これらの発泡剤うち、ポリイソシアネート類と速やかに反応して十分な炭酸ガスを発生でき、取扱いが良好である点から水が好ましい。
(触媒)
触媒はポリオール類とポリイソシアネート類とのウレタン化反応を促進するためのものである。触媒として具体的には、トリエチレンジアミン、ジメチルエタノールアミン、N,N´,N´−トリメチルアミノエチルピペラジン等の3級アミン、オクチル酸スズ(スズオクトエート)等の有機金属化合物、酢酸塩、アルカリ金属アルコラート等が単独、或いは混合して用いられる。触媒の合計量は0.3〜1.5質量部の範囲とすることが好ましい。
(膨張黒鉛)
膨張黒鉛は、公知のものを使用することができる。原料の黒鉛に特に制限はないが、天然黒鉛、キッシュ黒鉛、熱分解黒鉛等のように高度に結晶が発達した黒鉛が好ましい。得られる特性と経済性のバランスから、中でも天然黒鉛が好ましい。
例えば、天然黒鉛としては、天然鱗片状の黒鉛があり、この天然鱗片の層の間に、ガスの発生が可能な化学品が挿入されている。そして、熱が加わると前記化学品からガスを発生することにより、鱗片状の黒鉛が膨張して、熱や化学品に対して安定した層(炭化層)を形成して、この炭化層が絶縁層として働き、熱の移行を妨げることにより、固相で、発煙性を低く抑えることができ、難燃効果をもたらす。
膨張黒鉛の膨張開始温度は、使用されているガスを発生する化学品により、異なっている(例えば150〜300℃の範囲)。例えば、硫酸等の硫化系の酸処理を行ったものの膨張開始温度は、250℃程度まで調整できる。又、窒素系、有機酸系で処理を行ったものは、150℃である。
この中で、本実施形態で使用する膨張黒鉛としては、ウレタン発泡体形成時の発熱温度及び熱プレスの加熱温度よりも高い膨張開始温度を有するものが選択される。例えば、前述した硫酸等の硫化系の酸処理を行った膨張黒鉛の膨張開始温度は、250℃程度まで調整できるため、ウレタン発泡体形成時の発熱温度が150℃程度や、熱プレスの加熱温度が200℃程度である場合、使用するに好ましい膨張黒鉛である。又、膨張黒鉛としては、熱をかけたとき、g当たり、100cc以上に膨張するものが好ましい。
又、膨張黒鉛は、100質量部のポリオール類に対して、7質量部以上が好ましい。7質量部未満であると、膨張黒鉛の量が少ないため、熱によって含有している化学品がガスを発生して膨張しても、形成される炭化層が少なく、難燃性に乏しくなる。100質量部のポリオール類に対して、7〜80質量部であると、熱によって含有している化学品がガスを発生して膨張した際、形成される炭化層は、多くなるため、難燃性を発揮する。一方、膨張黒鉛が、100質量部のポリオール類に対して、80質量部を超える場合、膨張黒鉛はコストが高いため、商業ベースでの採算がとりにくくなり好ましくない。
その他、必要に応じて、ポリウレタン発泡体の製造時に添加するものを下記に挙げる。整泡剤としては、ポリシロキサン/アルキレンオキサイド共重合体等が挙げられる。無機充填剤としては、クレー、タルク、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム等がある。軟化剤としては、プロセス油、パラフィン、コールタール、ワセリン、流動パラフィン、ヒマシ油、アマニ油、ヤシ油等がある。可塑剤としては、フタル酸エステル類、アジピン酸エステル類、燐酸エステル類等がある。
(ポリウレタン発泡体の製造)
ポリウレタン発泡体の製造は、下記のように行う。
ポリウレタン発泡体を製造する場合には、ポリオール類とポリイソシアネート類とを直接反応させるワンショット法、或いはポリオール類とポリイソシアネート類とを事前に反応させて末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを得、それにポリオール類を反応させるプレポリマー法のいずれも採用される。
いずれの場合も、膨張黒鉛をポリオール類に配合して十分に攪拌した混合液にするものとする。そして、前記ポリオール類を含む混合液とポリイソシアネート類の混合液、或いはプレポリマーと、前記ポリオールを含む混合液に、発泡剤を混和し、触媒、金属触媒や、必要に応じて整泡剤等を添加することにより、発泡させる。
ポリウレタン発泡体としては、常温、大気圧下で反応硬化して成形される軟質スラブ発泡体が、量産性のある低密度発泡体からなるシートを得るのに好ましい。ポリウレタン発泡体は混合攪拌された反応原料(反応混合液)をベルトコンベア上に吐出し、該ベルトコンベアが移動する間に反応原料が常温、大気圧下で自然発泡し、硬化することで得られる。その後、乾燥炉内で硬化(キュア)し、所定形状に裁断される。スラブポリウレタン発泡体として得られたものを、適宜の形状に裁断する。
ポリウレタン発泡体の密度は、8〜50kg/m、より好ましくは、10〜27kg/mが好ましい。密度が8kg/mよりも少ない物は、ウレタン形成できず、反対に密度が50kg/mを超えると、目付(g/m)が増えて、遮音材の軽量化ができなくなる。
(不織布)
次に、不織布14について説明する。不織布14の繊維は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン、アラミド等のポリアミド繊維、アクリル等のポリアクリロニトリル繊維、ビニロン等のポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリウレタン系繊維等を使用することができる。これらの繊維をそれぞれ単独で、又は、2種以上混合して使用することができる。
このような繊維は、難燃処理されて難燃繊維にされた上で、不織布に形成される。この難燃処理は、リン、ハロゲン或いはアンチモン系等の公知の難燃剤を該繊維に対して固着することにより行われる。ここで、難燃性繊維とは、単独では、燃焼が継続しない自己消化性を有するもので、小さい炎を繊維に接している間は、燃え続けるが、炎を遠ざけると、数十秒以内に消えるという性能を有しているものをいう。
不織布は、乾式、湿式のいずれであってもよく、乾式であれば、前記難燃繊維を積層、加熱圧縮等の公知の方法により製造される。すなわち、不織布としては、ニードルパンチ不織布、カーディング法サーマルボンド又はレジンボンド不織布、エアレイド不織布、湿式法による不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布等のいずれであってもよい。
(接着剤)
不織布をポリウレタン発泡体に対して接着させるために使用される接着剤は、遮音材の使用環境から、高温により、軟化溶融することがない、熱硬化性樹脂タイプの接着剤が好ましい。又、接着剤は、予め不織布に含浸されているものが好ましいが、ポリウレタン発泡体に対して接着する不織布の一側面に別途塗布してもよい。熱硬化性樹脂タイプの接着剤としては、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂(DFK)、メラミン樹脂等が使用できる。
(熱プレス)
ポリウレタン発泡体の互いに反対側面のそれぞれに対して、図1に示すように不織布を接着固定した後、熱プレスして、エンジンフードサイレンサとなるように所定形状に形成する。この場合、ポリウレタン発泡体は、所望の複雑形状に応じて、非圧縮の部分から1/2〜1/10程度に圧縮される部分まで適宜設計に応じて熱プレスされる。この熱プレスは、膨張黒鉛の膨張開始温度よりも低い加熱温度の下で行う。このように熱プレスされた場合は、遮音材は引張強度、引裂強度等が向上する。更に、熱プレスによりポリウレタン発泡体のセル径が小さくなり、ポリウレタン発泡体の密度が高くなり、遮音材の成形性が高まる。
このように、熱プレスにて設計された遮音材は、エンジンルーム内の遮音材(本実施形態では、エンジンフードサイレンサ)として使用される。
以上の実施形態によって発揮される効果について、以下にまとめて記載する。
・ 実施形態は、リン系難燃剤等の他の難燃剤をポリウレタン発泡体に含ませる必要がなく、エンジンルーム内の高温環境に耐え、火に晒されても延焼することがない難燃性遮音材となる。
・ 又、実施形態では、遮音材10は、ポリウレタン発泡体12の互いに反対側面に位置するように接着された不織布14を備えているため、熱プレスにより所望の形状に成形できる。
・ 実施形態では、軽量材であるポリウレタン発泡体を使用することにより軽量化ができて、燃費向上に寄与できる。
・ 実施形態では、熱プレスされるため、遮音材10の引張強度、引裂強度等が向上でき、セル径が小さくなり、ポリウレタン発泡体の密度を高くすることができる。
・実施形態では、不織布14に接着剤が予め含浸されていることにより、不織布をポリウレタン発泡体に固着させる際の接着剤の付与工程が不要となり、成形性、作業性を向上できる。
・ 実施形態では、接着剤を熱硬化性樹脂にしているため、遮音材10の使用環境により温度が上昇して高温となった際、熱硬化して、軟化溶融することがない。この結果、難燃性遮音材の耐熱性が増し、エンジンルーム内の高温環境下における使用に耐え、不織布14がポリウレタン発泡体から剥離することがない。
・ 実施形態では、難燃繊維を含む不織布は、火に晒された際、低燃焼であり、火に晒されなくなると、自己消化性を発揮できる。
・ 実施形態では、ポリウレタン発泡体12における膨張黒鉛の含有量を、5重量部以上とすると、膨張黒鉛の膨張を好適に行わせることができるとともに、80質量部以下とするとコストも適切に抑制することができる。
・ 実施形態の遮音材は、ポリウレタン発泡体12が連続気泡構造を有することから、隔壁等に設置した場合、音の伝達を遮るとともに、音を吸収、減衰させる吸音特性もあわせもつことができる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて、前記実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1〜3並びに比較例1〜4)
まず、各実施例及び比較例で用いたポリオール類、ポリイソシアネート類、発泡剤、整泡剤、触媒、金属触媒よりなるポリウレタン発泡体原料を表1及び下記に示す。
Figure 2007044919
表1中、ポリオール類については、2つを使用しているため、ポリオールP1,P2とする。
ポリオールP1:ポリエーテルポリオール:商品名;FA703、官能基数3、水産基価34(mgKOH/g)、分子量5000、三洋化成工業(株)製。
ポリオールP2:ポリエーテルポリオール:商品名;G700、官能基数3、水産基価225(mgKOH/g)、分子量700、旭電化工業(株)製。
発泡剤:水。
膨張黒鉛:中央化成工業製黒鉛 (800℃×30秒にて、100cc/g以上に発泡)。
整泡剤:ゴールドシュミット製シリコン整泡剤。
第3級アミン触媒: 商品名;LV33、中央油脂製第3級アミン触媒。
ポリイソシアネート:商品名;44V20、住友バイエルウレタン製ポリメリックMDI。
以上のポリオール、発泡剤、膨張黒鉛、整泡剤、第3級アミン、ポリイソシアネートの各欄の数値は、質量部を表している。
なお、密度は、JISK7222−1999に準じて測定した。
又、イソシアネートインデックスとは、ポリウレタン発泡体原料中のポリオール等が有する全ての活性水素と反応するポリイソシアネートの化学量論により算出される必要量に対する実際の配合量の百分率を意味する。例えば、イソシアネートインデックス30とは、ポリウレタン発泡体原料中のポリオール等が有する全ての活性水素と反応するのに必要な化学量論的な必要量に対して、質量百分率で30%に相当するポリイソシアネートが配合されていることを意味する。
A法,B法は、JISK6911(熱硬化性プラスチック試験方法:95年)に準じた燃焼試験である。A法は水平試験、B法は垂直試験である。
表2は、不織布の試験結果を示す。ここで、不織布1は、ポリエステル繊維不織布であり、フェノール樹脂を接着剤として、含浸したものであり、難燃処理を行っていないものである。不織布2は、難燃処理されたポリエステル繊維繊維腐食に、フェノール樹脂を接着剤として、含浸したものである。
Figure 2007044919
ここで、A法,B法は、JISK6911(熱硬化性プラスチック試験方法:95年)に準じた燃焼試験である。A法は水平試験であり、B法は垂直試験である。
Figure 2007044919
表3は、実施例1〜3、比較例1〜4の結果である。各実施例1〜3及び比較例1,2の試料は、元厚t20mmのポリウレタン発泡体の互いに反対側面に不織布をセットし、ポリウレタン発泡体の厚みが10mmになるように熱プレス(温度200℃×30秒)し、作成した。又、比較例3,4は、ポリウレタン発泡体の代わりに、フェルト及び、ガラス繊維をコアとして、互いに反対側面に不織布2を接着し、元厚t20mmのポリウレタン発泡体の互いに反対側面に不織布をセットし、ポリウレタン発泡体の厚みが10mmになるように熱プレス(温度200℃×30秒)し、作成した。評価は、JISK6911 B法(垂直試験)にて行った。
表3に示すように、実施例1〜3と、比較例3,4では目付量が、半分以下となり、軽量化が図られていることが分かる。又、不織布2,3は、B法では、いずれも不合格となっているが、不織布2,3を使用した、実施例1〜3では、合格となっている。これは、図1において、遮音材10を垂直にした状態で、下方の端部に炎に触れさせると、ポリウレタン発泡体12に含まれる膨張黒鉛が、該端部の面において、膨張して炭化層が形成され、前記炎(火)に晒された面から膨張して出た炭化層が不織布の下部表面を覆うためであると推測される。この結果、延焼が防止される。
又、実施例3は、膨張黒鉛がポリオールの100質量部に対して、膨張黒鉛が80重量部含まれる場合の実施例であり、この場合においても、十分に難燃性の効果を上げることができたことが示されている。
なお、本実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 整泡剤として、ノニオン系界面活性剤、フッ素系整泡剤等を併用することもできる。
・ ポリウレタン発泡体原料にはその他必要に応じて、架橋剤、充填剤、安定剤、着色剤、可塑剤等を配合することもできる。
・ 本発明の難燃性遮音材は、エンジンフードサイレンサ以外にも、シリンダヘッドカバーサイレンサ、エンジンアンダカバーサイレンサ、ダッシュアウタサイレンサ、フェンダライナサイレンサ等の自動車エンジンルーム内の各種吸遮音部品として使用できる。又、これ以外の遮音が要求される自動車以外の車両等の部位に使用できることはもちろんである。又、本発明の難燃性遮音材は、吸音材としても使用できる。
・ 前記実施形態では、不織布をポリウレタン発泡体の互いに反対側面、すなわち、2面にそれぞれ貼着したが、この2面に限定されるものではなく、3面や、4面以上の面にそれぞれ難燃処理した不織布を貼着してもよい。
難燃性遮音材の断面図。
符号の説明
10…遮音材、12…ポリウレタン発泡体、14…不織布。

Claims (5)

  1. ポリウレタン発泡体の少なくとも互いに反対方向の2面に対して自己消化性の不織布が積層され、
    前記ポリウレタン発泡体が膨張黒鉛を含有することを特徴とする難燃性遮音材。
  2. 前記不織布は、接着剤が含浸されていることを特徴とする請求項1に記載の難燃性遮音材。
  3. 前記接着剤は、熱硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項2に記載の難燃性遮音材。
  4. 前記不織布は難燃処理されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の難燃性遮音材。
  5. 前記ポリウレタン発泡体における膨張黒鉛の含有量は、100質量部のポリオール類に対して、7〜80質量部であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の難燃性遮音材。
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