JP2007044362A - 血圧脈波検査用カフ - Google Patents

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Abstract

【課題】 単一のカフで血圧測定と脈波の伝播速度の測定とを可能にすること
【解決手段】 カフ40は、メインカフ42と一対の第1および第2サブカフ44,46とを有している。メインカフ42は、大容量に形成されていて、被験者の動脈Xの阻血を行うものである。第1および第2サブカフ44,46は、被験者の動脈Xの流れ方向の上流側と下流側とに、所定の間隔を隔てて配置される小容量のものである。メインカフ42から検出される脈波に基いて、被験者の血圧を測定するとともに、第1および第2サブカフ44,46から検出される脈波に基いて、当該脈波の伝播速度を求めるようにした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、血圧などの測定に用いられる血圧脈波検査用カフに関し、特に、血圧と、血管壁の硬さの指標となる脈波の伝播速度の双方の測定ができるカフに関するものである。
非観血式の血圧測定では、被験者の上腕に捲回されるカフを用いることが知られている。血圧を測定する際には、カフに空気を送り込んで、動脈を阻血状態として、カフの圧力と動脈の変動する脈波とを重畳した圧力信号を取り出して、最高血圧または最低血圧を測定している。
血管の弾性は血管内膜の弾性繊維と筋性繊維の量に依存しており、大動脈から末梢動脈に移行するにつれて筋性繊維が主体になり弾性が失われる。従って、中枢動脈、大動脈、末梢細動脈の各部位で血管の弾性は異なっており、動脈硬化の進展の度合いも異なる。大動脈の動脈硬化が従来注目されてきたが、最近は四肢の脈波伝搬速度が容易に測定出来るようになり、末梢動脈も着目されはじめた。
血管コンプライアンスは、動脈血管壁の柔らかさを直接表しており、その測定は、動脈圧の血圧測定と超音波画像診断機によるMモードによる、血圧の脈動による血管径の計測による測定で可能であるが、装置が高価であること、測定が難しいことにより、ごく少数の医療機関でわずかに実施されているにすぎない。このため動脈硬化を間接的に反映していて、比較的容易に測定できる、脈波伝搬速度が専ら動脈硬化の指標として使われてきた。
四肢での脈波伝搬速度の計測は簡便であるが、大動脈と末梢動脈を含んだ長距離の伝搬速度を測定している。ところで、近時、近距離間の動脈の脈波の伝播速度を測定することにより、血管壁の硬さの指標とする提案が、例えば、特許文献1において開示されている。この特許文献1に開示されている脈波の伝播速度の測定は、上腕部の場合カフの内面側に一対のPVDFやインジウムガリウムセンサを、所定の間隔を隔てて配置し、圧脈波を各センサで検出して、脈波の伝播速度を求めるものである。しかしながら、このような構成の従来のカフには、以下の発明が解決する課題に説明する技術的な課題があった。
特表2003−529434
すなわち、特許文献1に開示されているカフでは、センサで動脈の脈波を検出するが、一対のセンサを動脈の所定位置に正確に位置決めすることが難しく、同特許文献1には、このような問題に対処すべく、多数のセンサを列状に配置したものを、所定の間隔を隔てて配置した構成も提案されているが、このような構成のカフにおいては、多数の脈波信号が抽出されるので、伝播速度を求める際に、どの信号を選択するなどの問題もあって、構成が非常に複雑になる。
また、特許文献1に開示されているカフでは、血圧測定ができないので、血圧の測定を行いたい場合には、伝播速度の測定用カフと血圧測定用のカフとを準備し、これを取り替えて装着することになり、取扱いも面倒なものとなっていた。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、1つのカフで血圧測定と脈波の伝播速度の測定とが可能になる構成の比較的簡単な血圧脈波検査用カフを提供することにある。
2)血圧測定用カフに比べて脈波伝搬速度及び血管コンプライアンス測定用外圧負荷用カフは幅がより広い方が精度が高い。本発明は両者を兼用する血圧測定用カフでも精度良く脈波伝搬速度及び血管コンプライアンスを測定できる構造を提供することにある。
3)血管コンプライアンスの測定には血圧測定による最高血圧と最低血圧の動脈圧(圧脈波の最大値と最小値)と定量的な容積脈波の測定が必要である。即ち圧脈波から容積脈波への変換に血管コンプライアンスが対応する。本発明は定量的な容積脈波検出部を血圧測定及び又は外圧負荷用カフ下に構成することにある。
4)脈波伝搬測定用脈波検出部は圧脈波センサが一般的だが、本発明は血管コンプライアンス測定用容積脈波検出と兼用して、より簡便なカフシステムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、全体形状が帯状に形成され、被験者に捲回されるカフにおいて、前記カフは、前記被験者の動脈の阻血を行う大容量のメインカフと、前記動脈の流れ方向の上流側と下流側とに、所定の間隔を隔てて配置される小容量の第1および第2サブカフとを備え、前記メインカフから検出される脈波に基いて、前記被験者の血圧を測定するとともに、前記第1および第2サブカフから検出される脈波に基いて、当該脈波の伝播速度を求めるようにした。
このように構成した血圧脈波検査用カフによれば、被験者の動脈の阻血を行う大容量のメインカフと、動脈の流れ方向の上流側と下流側とに、所定の間隔を隔てて配置される小容量の第1および第2サブカフとを備え、メインカフから検出される脈波に基いて、被験者の血圧を測定するとともに、第1および第2サブカフから検出される脈波に基いて、当該脈波の伝播速度を求めるので、1つのカフにより血圧測定と脈波の伝播速度の測定とが可能になり、面倒な取り替えが不要になる。
前記メインカフには、血圧測定と脈波伝搬速度及び血管コンプライアンス測定用外部負加圧の静圧に対する測定中の固定端として外側にアウターカバーのコアを配置し、メインカフの膨らみが内側にのみ作用させることができる。
前記第1および第2サブカフは、前記メインカフの幅方向の両端側に配置され、前記各サブカフと前記メインカフとの間に圧力ダンパーを介装して固着することができる。 前記圧力ダンパーは、合成樹脂製の薄いフィルムから構成することができる。
前記サブカフは、前記圧力ダンパーを介して前記メインカフの静圧を受け動脈を前記メインカフと共に加圧することができる。前記圧力ダンパーは、動脈圧の脈動に伴う前記サブカフ及び前記メインカフの動圧の固定端として作用し、前記サブカフ及び前記メインカフ内の圧力の脈動を互いにアイソレーションすることができ、前記サブカフ下の動脈圧の圧脈波にともなう容積変動のみを検出することができる。
この作用により、前記サブカフにより得られる容積脈波の立ち上がり点から精度良く脈波伝搬速度を測定できる。前記サブカフは、前記サブカフ下の動脈の全周をカバーし動脈圧の圧脈波にともなう容積変動を全検出する。また前記アイソレーション効果により、前記サブカフにより得られる容積脈波の外部に対する損失を無くし、容積脈波の定量化が達成できる。
前記動脈の下流側に設置される第2サブカフには、所定の既知容量の圧力変動を、当該第2サブカフに対して加える定容量脈波発生ユニットが測定圧力により容量変化の生じない硬さのチューブにより接続され、前記定容量脈波発生ユニットの駆動時に検出される脈波の振幅値と前記既知容量値とに基づいて前記第2サブカフの感度Sを算出し、前記感度Sと脈波の振幅値ΔPとに基づいて、血管内圧が増加したときに血管の単位長さ当り増加する血管内容積を示す容積脈波ΔVを算出して、前記容積脈波ΔVと前記血管内圧の変動分である最高血圧値SBPと最低血圧値DBPの差分値に基づいて、動脈硬化の指標である血管コンプライアンスKを算出することができる。
本発明にかかる血圧脈波検査用カフによれば、1つのカフで血圧測定と脈波の伝播速度の測定とが可能になるので、面倒な装着を繰り返す必要もなくなる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1から図3は、本発明にかかる血圧脈波検査用カフの一実施例を示している。これらの図に示されたカフ40は、全体形状が帯状に形成され、血圧や脈波の伝播速度を測定する際には、被験者の上腕に捲回されるものであって、図1に被験者の上腕に捲回装着した状態の断面図が示されている。
本実施例のカフ40は、メインカフ42と一対の第1および第2サブカフ44,46とを有している。メインカフ42は、被験者の動脈Xの阻血を行うために、大容量に形成されていて、気密性の可撓性袋体42aを備え、袋体42aの背面側には、変形防止用のアウターカバー42bが、外周面を覆うようにして設けられている。
一対の第1および第2サブカフ44,46は、被験者の動脈Xの流れ方向の上流側と下流側とに、所定の間隔を隔てて配置される小容量のものであり、本実施例の場合、第1および第2サブカフ44,46は、同一の容量に設定されていて、メインカフ42の幅方向の両端側にあって、カフ40の装着状態においては、被験者の上腕の外周面に当接して、これを周回するように環状に形成される。
なお、第1および第2サブカフ44,46間の距離は、例えば、90mm(カフの中心から中心まで)程度が好適である。また、各サブカフ44,46の容量は、必ずしも同一に設定する必要はない。
第1および第2サブカフ44,46は、可撓性の小袋体44a,46aを有していて、各小袋体44a,46aは、メイカンカフ42の袋体42aと間に、合成樹脂製等の圧力ダンパー42cを介して、固着されている。
この圧力ダンパー42cは、各第1および第2サブカフ44,46で検出される脈波が相互に干渉することなく、正しい脈波を抽出できるように隔離するためのものであり、例えば、厚さが0.3mm程度のPPフィルムを好適に用いることができる。
メインカフ42の背面側には、図3に示すように、アウターカバー42bの外面に突出する給排気口42dが設けられ、この給排気口42dは、袋体42a内に連通している。また、アウターカバー42bの外面には、第1,第2サブカフ44,46の各小袋体44a,46a内に連通する給排気口44b,46bが設けられている。
次に、上記構成のカフ40の使用方法について説明する。本実施例のカフ40は、血圧測定,脈波の伝播速度PWVの測定,血管のコンプライアンスKの測定に使用することができる。
本実施例のカフ40を用いて、これらの各測定を行う場合には、カフ40には、図4に示す血管脈波検査装置1が接続される。血管脈波検査装置1は、一般的なオシロメトリック方式の血圧計が有する構成であるところの制御部10と、表示/スイッチ部11と、メモリ12とを備えている。制御部10は、血圧検出手段10aと、PWV算出手段10bと、K算出手段10cとを備えている。
被験者の上腕に巻回され血流を一時的に阻止するメインカフ42には、袋体42a内に空気を供給するポンプ13が、給排気経路14を介して給排気口42dに接続され、ポンプ13を駆動させるポンプ駆動回路15は、制御部10からの制御信号により駆動,停止される。
給排気経路14には、メインカフ42内の空気を排気する排気弁16と、メインカフ40内の圧力(カフ圧)を検出するメイン側センサ17とが接続される。排気弁16は、排気弁駆動回路18により開弁ないしは閉弁され、駆動回路18には、制御部10から制御信号が送出される。メイン側センサ17の検出信号は、そのまま制御部10に取り込まれるとともに、メイン側脈波抽出回路19を介して制御部10に取り込まれる。
一方、動脈Xの上流側に配置される第1サブカフ44は、上流側電磁弁20を介して給排気経路14に接続されるとともに、第1サブカフ44内の圧力を検出する上流側センサ21が接続され、センサ21の検出信号は、上流側脈波抽出回路22に入力され、回路22で抽出された脈波が制御部10に取り込まれる。なお、本実施例の場合、上流流側電磁弁20,上流側センサ21,上流側脈波抽出回路22は、上流側脈波検出部23を構成している。
また、動脈Xの下流側に配置される第2サブカフ46には、下流側脈波検出部24が接続されている。この下流側脈波検出部24は、下流側センサ25と、定容量脈波発生ユニット26とを備え、これらは第2サブカフ46に接続されている。
下流側センサ25は、第1サブカフ44内の圧力を検出するものであって、その検出信号は、直接制御部10に入力されるとともに、下流側脈波抽出回路27に入力され、回路27で抽出された脈波が制御部10に取り込まれる。
定容量脈波発生ユニット26は、脈波発生駆動回路28からの制御指示に基づいて、第2サブカフ46内に、微小な所定容量の空気を、拍(脈波)毎に送り込む手段であり、いわゆる定容量ポンプないしはピストンである。
図5は、定容量脈波発生ユニッ26の断面図である。同図に示した定容量脈波発生ユニット26は、下流側に配置された第2サブカフ46に接続される給気口26aと、給排気経路14に接続される背圧吸気口26bとを備えている。
これらの給気口26aと背面吸気口26bは、カバー26cに設けられている。カバー26cは、カップ状に形成されたボデー26dの開口端にシール材26eを介在させて固設されており、カバー26cとボデー26dにより気密空間が設けられている。
この気密空間は、カバー26cの内面に外周縁が当接する可撓性のダイヤフラム26fにより第1および第2閉塞空間26g,26hに区画されており、第1閉塞空間26gは、背圧吸気口26bと連通し、第2閉塞空間26hは、給気口26aと連通している。
ダイヤフラム26fは、パラボラアンテナ状に形成されたものであって、その中心部が可動フランジ26iに支持されている。可動フランジ26iの下方には、ホールピース26j,磁石26k,ヨーク26lが積層配置され、ホールピース26jの側面に設けられたコイル26mに通電すると、ダイヤフラム26fが屈曲振動をするようになっている。
ダイヤフラム26fを屈曲振動させると、給気口26aから下流側に配置された第2サブカフ46に第2閉塞空間26h内の所定容量の空気が供給される。なお、給気口26aと背圧吸気口26bとは、図4に示すように、第1下流側電磁弁26nを介して接続され、この電磁弁26nを駆動して閉弁すると、給気口26aと背圧吸気口26bとが分離するようになっている。
また、給気口26aは、第2下流側電磁弁26oと回路保護用のエアー抵抗26pとを介して、給排気経路14と接続されている。この構成によれば、第2下流側電磁弁26oを開弁させた状態では、メインカフ42と第2サブカフ46とが連通するが、この連通経路には、エアー抵抗26pが介装されているので、微小変動の伝達がなく、静的には、メインカフ42と第2サブカフ46とが同一圧力になる。
以上の構成により本実施例では、ポンプ13によって給排気口42c,44b,46bを介して加圧される部分は、メインカフ42,第1サブカフ44,第2サブカフ46の全てであり、下流側に配置される第2サブカフ46のみが、定容量脈波発生ユニット26からも加圧されることになる。
より具体的に説明すると、電磁弁20,26n,26oがともに開弁しており、かつ、定容量脈波発生ユニット26が駆動停止している時は、給気口26aと背圧吸気口26bとが連通状態となり、全てのカフ42,44,46が、給排気経路14を介して連通状態となるので、ポンプ13で加圧すると、同一圧力に維持される。
一方、第1下流側電磁弁26nを閉弁すると、定容量脈波発生ユニット26の給気口26aとメインカフ42との間、メインカフ42と第2サブカフ46との間が、それぞれ独立状態となるので、この時に、定容量脈波発生ユニット26を駆動すると、第1閉塞空間26g内の所定容量の空気を確実に第2サブカフ46内に給気することができる。
次に、上記構成の血管脈波検査装置1で、(1)血圧測定,(2)脈波伝播速度,(3)血管コンプライアンスをそれぞれ測定する場合の方法について説明する。
(1)血圧測定
被験者の血圧を測定する際には、表示/スイッチ部11を操作して血圧測定を開始すると、制御部10は、血圧測定開始とともに、メインカフ42内の内圧が被験者の体内の血管内圧より高くなるように、ポンプ駆動回路15に制御信号を送出して、ポンプ13を駆動して、メインカフ42内に空気を送り込む。
これによりメインカフ42が測定部位を圧迫し、体内の血流を阻止したところで、制御部10は、空気の送出を停止させ、排気弁駆動回路18及び排気弁16を介して、メインカフ42内の空気を排気して、カフ圧を徐々に低下させる。
測定部位がメインカフ42によって圧迫され、直下にある動脈が押しつぶされている状態から、カフ圧を徐々に低下させていく過程で、血液は、最高血圧値付近で流れ始め、最低血圧値付近ではカフ圧による影響を受けることなくスムーズに流れ始めることが知られている。
制御部10の血圧算出手段10aは、このカフ圧を変化させていく過程で、心臓の拍動に同期した血管壁の振動がメインカフ42の内部に及ぼす微小な空気変動であるところの脈波を、メイン側脈波抽出回路19においてメイン側センサ17から抽出し、この脈波に基づいて最高血圧値、最低血圧値、平均血圧値を判定する。
なお、センサ17からは、ポンプ13から加圧しているカフ圧に、脈波分の圧力が重畳した圧力波形が得られるため、脈波成分を抽出するためには、センサ17から得られた圧力波形から、カフ圧を差し引けばよい。
この際の判定方法は、脈波の振幅(脈波毎の圧力の最大値−最小値。脈圧ともいう)が急激に増大するポイントにおけるカフ圧を最大血圧値SBPとし、脈波の振幅が急激に減少するポイントにおけるカフ圧を最低血圧値DBPとし、脈波の振幅が最も大きくなるポイントにおけるカフ圧を平均血圧値MBPとする方法を採用するとこができる。
判定結果としてのこれら血圧値はメモリ12に記憶され、また、表示/スイッチ部11の表示画面に表示される。このような血圧測定方法は、一般的なオシロメトリック方式の動作原理に基いている。このような血圧測定においては、脈波信号は、第1および第2サブカフ44,46からも抽出することができる。
(2)脈波伝播速度PWVの測定
制御部10に設けられているPWV算出手段10bは、メインカフ42のカフ圧を変化させる過程で、所定のカフ圧毎、又は、所定の時間間隔毎、又は、所定の脈波検出毎に、上流側に配置されている第1サブカフ44で検出された上流側脈波と、下流側に配置されている第2サブカフ46で検出された下流側脈波とを、同じ拍同士で比較し、両脈波が上流から下流に伝搬するのにかかった時間(伝搬時間)を脈波波形から算出し、この伝搬時間の逆数を、上流−下流間の距離(第1および第2サブカフ44,46間の距離値であって、既知)で除算して脈波伝搬速度PWVを算出する。
ところで、脈波伝播速度PWVは、血管壁の硬さの指標となるものであるが、図6に示した動脈硬化度別のPWV−血圧特性を表すグラフからも分かるように、圧力依存性(測定時の被験者の血圧値やTP値(血管内圧値と血管外圧値の差分)によってその数値が変わること)があることが知られている。
脈波伝播速度PWVは、また、動脈硬化度によってのみならず、血圧値によっても変化することから、動脈硬化度の評価を行なうためには、所定の血圧値におけるPWV値に換算する必要があった。
ところが、本発明では、メインカフ42の下面側にあって、上流側と下流側に所定距離だけ離間して設けられた第1および第2サブカフ44,46に接続された上流側および下流側センサ21,25からそれぞれ脈波を検出して、これら脈波間の伝搬時間と、既知の距離に基づいて脈波伝播速度PWVを求めるので、測定用カフ40以外の装置を被験者の体に取付ける必要がなく、センサ間の距離を実測する必要がない。この場合、第1および第2サブカフ44,46間の距離は短いため、脈波伝播速度PWVの算出精度の向上が期待される。
また、メインカフ42のカフ圧を変化させる過程で、脈波伝播速度PWVを求めることもできるので、脈波伝播速度PWVの圧力特性を同時に求めることができる。従って、所定の血圧値における脈波伝播速度PWVに換算することなく、PWVと圧力値との関係を表すグラフをそのまま動脈硬化度の評価に用いることができるようになる。もちろん、このグラフから、特定の圧力値における脈波伝播速度PWVを求めることも可能である。
このような脈波伝播速度PWVの測定において、本実施例の場合には、各第1および第2サブカフ44,46で検出される脈波が相互に干渉することをなくすために、圧力ダンパー42bを介装している。
図7は、本実施例の圧力ダンパー42cを厚さ0.3mmのPPフィルムで形成して、メインカフ42のカフ圧を30,50,100,200,300mmHgのそれぞれに維持した状態で、メインカフ42のみに所定振幅の信号を加え、その周波数を1Hz〜40Hzまで変化させた場合、その信号を下流側の第2サブカフ46の下流側センサ25で検出した時の、減衰特性である。
図7からから分かるように、下流側センサ25で検出される信号は、メインカフ42に実際に与えられた信号の1/1000以下の振幅に減衰されており、もはやノイズレベルと言える。
従って、この圧力ダンパー42cによってカフ間の相互干渉の影響がほとんどなくなったといえ、カフ46から正しい脈波を検出することが出来るので測定精度が向上する。
(3)血管コンプライアンスKの測定
血管コンプライアンスKは、血管内圧がΔPだけ増加したときに血管の単位長さ当り増加する血管内容積をΔV(以下、これを容積脈波という)とした時、K=ΔV/ΔPで求められる係数であり、この値は、従来から動脈硬化の指標として用いられている。
なお、血管内では、体内に血液を循環させるために、心臓の鼓動と同期して、最低血圧値と最高血圧値を定期的に繰り返すようにして圧力が発生しており、この繰り返し周期が、拍と呼ばれるものであり、脈波の抽出単位でもある。
つまり、血管内圧の増加量ΔPは、最低血圧値と最高血圧値の差分であり、K=ΔV/(SBP−DBP)で求められる。尚、ここでのΔPは、以降に登場する脈波振幅を表すΔPやΔPとは異なる。
ここで、血管コンプライアンスKを求めるために必要な血管内容積の増加量ΔVは、血圧測定用のカフを用いた場合には、直接測定することができず、従来は、血圧測定装置以外の別途の装置を用いるか、例えば、特開2004−313605号公報に記載されているように、血圧計のセンサから検出された脈波の振幅値にカフの感度(カフの体積変化に対する圧力変化の割合)を適用して、圧力値から体積値へ単位変換することで求めていた。
しかし、カフの感度は、加圧状態(加圧値)のみならず、被験者の状態、測定時間帯、カフの個体差等によっても特性が異なってくるため、上記特許公報に開示されている発明においては、正確な増加量ΔV、ひいては、血管コンプライアンスKを求めることができなかった。
そこで、本実施例では、メインカフ42のカフ圧を変化させる過程で、定容量脈波発生ユニット26が、動脈Xの下流側に配置される第2サブカフ46に、所定の既知容量の給気を行い、所定のカフ圧毎又は所定の時間毎又は所定の脈波検出毎にカフの感度(カフ内容積が既知容量分変化した時のカフ圧の変化量)を実際に測定して、このカフの感度に基づいて容積増加量ΔVを算出するようにし、これによりより正確な血管コンプライアンスKの圧力特性を求められるようにした。
なお、ここでいう「圧力特性」における圧力とは、測定時の被験者の血圧値や血管外圧値(カフ圧)やTP値(血管内圧値と血管外圧値の差分)を指す。
第2サブカフ46に加えられる所定の既知容量は、カフ46が、被験者である人間の血管壁の変動を検出するのに必要な容量であればよく、カフ46の大きさによっても、所定の既知容量の割合は変化するが、0.1〜0.5cc程度の微小容量が好適である。
以下に、より具体的な血管コンプライアンスKの測定方法について説明する。
図8〜図10は、血管コンプライアンスKを測定する際の手順を示したフローチャート図である。手順がスタートすると、制御部10は、表示/スイッチ部11のスイッチ部等からの指令に基づいて、血圧測定を開始する(S100)。
制御部10は、メインカフ42への加圧を制御するため、まず、排気弁駆動回路18に排気弁16の閉塞を指示する(S105)。そして、ポンプ駆動回路15にポンプ駆動を指示し、メインカフ42への加圧を開始する(S110)。ここでの加圧値は、表示/スイッチ部11の表示画面に表示される(S115)。
制御部10は、加圧値が設定値に達するまで、ポンプ駆動回路15にポンプ駆動を指示し(S120)、設定値に達した時点で、ポンプ駆動回路15にポンプ停止を指示する(S125)。
ポンプ13による加圧が停止したところで、制御部10は、電磁弁26nを閉弁する。これにより、定容量脈波発生ユニット26の給気口26aと背圧吸気口26bとが非連通状態となり、ポンプ13からの給気が、下流側の第2サブカフ46に流入することが防止される。
制御部10は、排気弁駆動回路18に排気弁16の開閉制御を指示する(S135)。具体的には、1秒間に数mmHg程度(例えば、4mmHg)の割合で、メインカフ42が減圧されるよう排気弁16の制御を行なう。
制御部10が、S135でメインカフ42内のカフ圧を徐々に減圧させていく過程で、制御部10は、S140で容積脈波ΔVの測定を行う。この測定の詳細ステップを図9に示ししている。
容積脈波ΔVの測定では、下流側脈波抽出回路27は、下流側センサ25から検出されるカフ圧を常時監視し、脈波に相当する部分を抽出して、これをメモリ12に記憶するとともに、カフ圧が所定値P(i=1〜n)になるか、否かが判断される(S145)。
尚、S140の容積脈波測定の詳細である、S145〜S195までのフローは、カフ圧の減圧過程で、後述するS210でカフ圧がK測定下限値以下になったかどうかの判断が行なわれた結果、K測定下限値以下でない場合には、再び、同じフローが繰り返されるようになっている。そのため、所定値Pのiは、1から順次、加算更新されることになる。
本実施例で、所定値Pは、被験者の1脈波毎に1の値が決定されるものである。つまり、脈波に対応した数だけ所定値Pが存在する。制御部10は、例えば、カフ圧波形を常時、時間微分し、微分値(波形の傾き)が負から正に変化したポイントにおけるカフ圧P=P1と定め、メモリ12に記憶する。微分値が負から正に変化するということは、新たな脈波が発生したということであり、これによって脈波が認識される(S150)。
脈波が認識されると、下流側脈波抽出回路27は、先に決定された所定値P1からの圧力差で求められる振幅が、最大となる脈波ピーク点Pを認識し、その脈波ピーク点Pにおける脈波振幅値ΔP(P1)を脈波毎の振幅値としてメモリ12に記憶しておく(S155)。
次に、制御部10は、脈波ピーク点Pを認識してから所定時間Δtが経過するのを待ち(S160)、Δt経過後、電磁弁26oを閉弁する(S165)。これは、メインカフ42と下流側の第2サブカフ46とを完全に絶縁するためである。なお、Δtの値は、次の脈動が開始するまでの期間ならいつでもよい、本実施例では、Δt=200msとしている。また、脈波の振幅値が、脈波ピーク点Pにおける脈波振幅値ΔP(P)の50%になった時にΔtが設定されてもよい。
更にその直後、制御部10は、脈波発生駆動回路28に指令を出し、定容量脈波発生ユニット26のコイル26mに所定時間通電して、既知容量であるΔV(0.15cc)だけ下流側の第2サブカフ46内の容積が増えるようする(S170)。なお、本実施例では、ΔV=0.15ccとしているが、脈波毎に異なっていてもよく、その場合には、コイル26mに与える電流値を制御すればよい。
これにより、第2サブカフ46のカフ圧は、ΔV分の容量増加に伴い上昇することになる。下流側脈波抽出回路27は、この時の脈波の圧力変動量ΔP(P1)を下流側センサ25から検出し、メモリ12に記憶させる(S175)。
なお、定容量脈波発生ユニット26の駆動を、脈波のピークが過ぎてからΔt後としているのは、仮に脈波のピーク時等に駆動した場合に、ΔV分の容量増加に伴う脈波の圧力変動量ΔP(P1)が、ピーク波形に重畳して表れるため、変動分を正確に測定することが困難となるため、これを確実に防止するためである。
次いで、電磁弁26oを開弁(S180)し、これによって、再び、メインカフ42と第2サブカフ46との静的圧力が同一にされる。図11は、S145〜S180の過程が繰り返し行なわれ、下流側センサ25で検出されたカフ圧波形を、カフ圧PiがP1,P2,P3となった時の計3脈波分記録したものを示し、そのうちの1脈波(カフ圧PiがP1の時の脈波)の拡大波形を図12に示している。図12において、カフ圧PがP1となるポイントから脈波ピーク点Pを迎え、脈波ピーク点PからΔt経過したところに表れている略矩形状の波形が、所定の既知容量ΔVを第2サブカフ46に給気した時の、脈波の圧力変動量ΔP(P1)である。
本実施例では、略矩形状のカフ圧波形が表れるような電流をコイル26mに供給しているが、必ずしも、略矩形状の波形を発生させる必要はない。脈波の圧力変動量ΔP(P1)が下流側センサ25から検出された後、K算出手段10cは、ΔP(P1)とΔVの値に基づいて、カフの感度S(P1)を計算する(S185)。カフの感度S(P)とは、カフ圧がPの時のカフ内容積が既知容量分変化した時のカフ圧の変化量を表すものであり、S(P)=ΔP(P)/ΔVで求められる。
さらに、K算出手段10cは、脈波振幅値ΔP(P1)と、カフの感度S(P1)に基づいて、容積脈波ΔV(P1)を計算する(S190)。容積脈波ΔV(P)は、圧力単位である脈波振幅値ΔP(P)をカフの感度S(P)に基づいて、容積単位に換算したものであるから、ΔV(P)=ΔP(P)/S(P)で求められる。K算出手段10cで求められた容積脈波ΔV(P1)をメモリ30に記憶しておく(S195)。
一方、メイン側脈波抽出回路19は、S135で排気制御が開始された時から常時、メインカフ42側の脈波を抽出し、脈波毎の振幅値とともに、これをメモリ12に記憶蓄積しておく。そして、血圧算出手段10aは、カフ圧が予め定められた血圧判定可能圧値(例えば、低血圧の人の最低血圧値40mmHg)に達した時点(S200)で、メモリ12に蓄積された脈波の振幅値に基づき、最高血圧値SBP,最低血圧値DBP,平均血圧値MBPの判定を行い(S205)、得られたこれらの各値をメモリ12に記憶しておく。
本実施例では、S135〜S195の過程は、メインカフ42のカフ圧が予め定められたK測定下限値以下になるまで、脈波毎に繰り返し行なわれる(S210)。つまり、メインカフ42のカフ圧の減圧過程において、K測定下限値に達するまでに発生した脈波の数nだけ、容積脈波ΔV(P)が算出されることになる。S210において、カフ圧がK測定下限値以下になっていない場合は、Pのiの値が1更新され、例えば、前回のS135〜S195のフローでP=P1の時の脈波について容積脈波ΔVが求められた場合には、次回はP=P2の時の脈波について容積脈波ΔVが求められる。
なお、本実施例では、脈波の数nだけ、容積脈波ΔV(P)が算出されるようにしているが、血管コンプライアンスKの測定精度をそれ程要求されない場合や、制御部10の処理能力、メモリ12の記憶容量に限界があるような場合には、例えば、2脈波毎というように飛ばして容積脈波ΔV(P)が算出されてもよい。また、Pを予め決定しておいて(例えば、P=5mmHg毎)、カフ圧が決定したPに到達した時に発生した脈波に対する容積脈波を算出するようにしてもよい。
カフ圧がこのフローにおけるK測定下限値以下になったら(S210)、容積脈波ΔV(P)の測定は終了し、制御部10は、排気弁16、電磁弁26nをそれぞれ開放する制御を行なう(S220)。K算出手段10cは、S140で脈波毎に求められた容積脈波ΔV(P)と、S205で求められた血圧値に基づいて、脈波毎の血管コンプライアンスK(P)を算出する(S220)。血管内圧の変化分は、SBP−DBPで求められるから、K(P)=ΔV(P)/(SBP−DBP)で求められる。求められたK(P)は、メモリ12に記憶される(S225)。
本実施例の場合には、通常の血圧計に定容量脈波発生ユニット26と脈波発生駆動回路28を追加し、ユニット26で第2サブカフ46に微小容量を加えて、第2サブカフ46の圧力を常時計測するとともに、計測した圧力値から脈波を検出することで、血管コンプライアンスKの圧力特性を測定することが可能となる。
本発明の血圧脈波検査用カフによれば、単一のもので、複数の血液に関する特性の測定が可能になるので、利便性が向上し、医学などの分野で有効に活用される。
本発明にかかる血圧脈波検査用カフの一実施例を示す断面説明図である。 図1の縦断面図である。 図1に示したカフの平面図と側面図である。 本発明にかかる血圧脈波検査用カフを使用する際に、カフに接続される測定装置のブロック図である。 図4に示した定容量脈波発生ユニットの機械的部分の断面図である。 脈波伝搬速度と血圧の関係を、動脈硬化度別に示すグラフである。 図1に示したカフの圧力ダンパーの周波数に対する減衰率を示す図である。 血圧、血管コンプライアンスを測定するフローを示す図である。 容積脈波を測定するフローを示す図である。 血圧、血管コンプライアンスを測定するフローを示す図である。 第2サブカフのセンサで検出されたカフ圧波形を3脈波分記録したグラフである。 図11のグラフ中、1脈波を拡大したグラフである。
符号の説明
40 カフ
42 メインカフ
42a 袋体
42b アウターカバー
42c 圧力ダンパー
42d 給排気口
44 第1サブカフ
46 第2サブカフ

Claims (4)

  1. 全体形状が帯状に形成され、被験者に捲回されるカフにおいて、
    前記カフは、前記被験者の動脈の阻血を行う大容量のメインカフと、前記動脈の流れ方向の上流側と下流側とに、所定の間隔を隔てて配置される小容量の第1および第2サブカフとを備え、
    前記メインカフから検出される脈波に基いて、前記被験者の血圧を測定するとともに、
    前記第1および第2サブカフから検出される脈波に基いて、当該脈波の伝播速度を求めることを特徴とする血圧脈波検査用カフ。
  2. 前記第1および第2サブカフは、前記メインカフの幅方向の両端側に配置され、前記各サブカフと前記メインカフとの間に圧力ダンパーを介装して固着されることを特徴とする請求項1記載の血圧脈波検査用カフ。
  3. 前記圧力ダンパーは、合成樹脂製の薄いフィルムからなることを特徴とする請求項2記載の血圧脈波検査用カフ。
  4. 前記動脈の下流側に設置される第2サブカフには、所定の既知容量の圧力変動を、当該第2サブカフに対して加える定容量脈波発生ユニットが接続され、
    前記定容量脈波発生ユニットの駆動時に検出される脈波の振幅値と前記既知容量値とに基づいて前記第2サブカフの感度Sを算出し、前記感度Sと脈波の振幅値ΔPとに基づいて、血管内圧が増加したときに血管の単位長さ当り増加する血管内容積を示す容積脈波ΔVを算出して、前記容積脈波ΔVと前記血管内圧の変動分である最高血圧値SBPと最低血圧値DBPの差分値に基づいて、動脈硬化の指標である血管コンプライアンスKを算出するK算出手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の血圧脈波検査用カフ。

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