JP2007043386A - 電子撮像装置、電子撮像装置の制御方法及び画像処理装置 - Google Patents

電子撮像装置、電子撮像装置の制御方法及び画像処理装置 Download PDF

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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders

Abstract

【課題】出力画像の画質を落とすことなく、撮影者が電子ビューファインダで出力範囲外を確認できるようにすること。
【解決手段】カメラ10は、被写体画像を撮像する撮像素子14と、該撮像素子14から出力された画像信号の画像領域全体の内、画像中心部を切り出す画像切出部16と、該画像切出部16で切り出した画像を記録する記録部18と、上記撮像素子14から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換するVF表示用画像処理部22と、該VF表示用画像処理部22から出力された解像度変換された画像信号を表示する電子ビューファインダ24と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像を撮像する電子撮像装置及びその制御方法、並びに、そのような電子撮像装置に使用される画像処理装置に関する。
近年、電子撮像装置においては、電子ビューファインダが用いられるようになってきている。この電子ビューファインダは、実際の記録用画像を撮像するための撮像素子でとらえた画像を表示するので、実際の撮影範囲を知ることができるという特徴を有している。
しかしながら、映画やテレビ番組等の撮影に用いるプロ用の電子撮像装置では、光学ビューファインダのように、実際の撮影範囲外も撮影者に見えることが好ましい。例えば、撮影者は、音声担当者が人物の動きに合わせてその人物近傍位置に設定操作するマイクロフォンが撮影されてしまうことがないように、電子撮像装置の(録画画面)を設定しなければならない。このような場合に、実際の撮影範囲内しか撮影者が確認することができないと、そのような設定は不可能に近い。
そこで、特許文献1は、撮影範囲外を確認可能なカメラ装置を提案している。これは、図12に示すように、撮影画像1をそのままビューファインダ表示画像2として使用するものであるが、出力(記録)に関しては、撮影画像1から例えば中央部を切り出し、得られた切り出し画像3を拡大して、その拡大画像4を出力画像5として出力するものである。
これにより、撮影者は、出力(記録)される出力画像5よりも広い範囲を撮影したビューファインダ表示画像2を観察できる。
特開平5−83605号公報
上記特許文献1に開示の手法では、CCD等の撮像素子解像度、出力(記録)画像解像度、ビューファインダ解像度が同じであり、出力(記録)範囲外をビューファインダに表示するために、出力画像5は撮影画像1からの切り出し画像3を拡大して出力している。そのため、出力画像5の画質は劣化してしまう。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、出力画像の画質を落とすことなく、撮影者が電子ビューファインダで出力範囲外を確認可能な電子撮像装置、電子撮像装置の制御方法及び画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の電子撮像装置の一態様は、
被写体画像を撮像する撮像素子と、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体の内、画像中心部を記録する記録手段と、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換する信号処理手段と、
上記信号処理手段から出力された解像度変換された画像信号を表示する電子ビューファインダと、
を具備することを特徴とする。
また、本発明の電子撮像装置の制御方法の一態様は、
被写体画像を撮像する撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体の内、画像中心部を記録メディアに記録させると共に、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換し、その解像度変換された画像信号を電子ビューファインダに表示させる、
ことを特徴とする。
また、本発明の画像処理装置の一態様は、
被写体画像を撮像する撮像素子から出力された画像信号を受信し、その画像信号の画像領域全体の内の画像中心部を記録用画像の信号として出力する記録用画像信号作成手段と、
上記撮像素子から出力された画像信号を受信し、その画像信号の画像領域全体を解像度変換して、表示用画像の信号として出力する表示用画像信号作成手段と、
を具備することを特徴とする。
本発明によれば、出力画像の画質を落とすことなく、撮影者が電子ビューファインダで出力範囲外を確認可能な電子撮像装置、電子撮像装置の制御方法及び画像処理装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る電子撮像装置としてのカメラ10の構成を示す図である。このカメラ10は、被写体の光学像を結像するレンズ12と、その結像した被写体の光学像を撮像する撮像素子14と、該撮像素子14から読み出した画像信号の画像中心部を記録用画像として切り出す画像切出部16と、該画像切出部16で切り出した記録用画像をテープやディスク等の記録メディアに記録する記録部18と、上記記録用画像を記録用の外部機器に出力するための記録用画像出力端子20と、上記撮像素子14から読み出した画像信号の画像領域全体を圧縮処理して表示用画像を作成するVF表示用画像処理部22と、該VF表示用画像処理部22から出力された画像領域全体の表示用画像を表示する電子ビューファインダ(EVF)24と、上記表示用画像を表示用の外部機器に出力するための表示用画像出力端子26と、を有している。
ここで、撮像素子14の解像度は、記録用画像の解像度よりも高く、且つ、電子ビューファインダ24の解像度よりも高いものである。撮像素子14は、単板あるいは4板のベイヤ配列方式でも、プリズム分光する3板方式でも構わない。
例えば、図1(B)に示すように、電子ビューファインダ24としてはハイビジョン相当の1920×1080画素の解像度を持つものを、また、撮像素子14としてはハイビジョンの4倍となる3840×2160画素の解像度を持つものを採用した場合、水平・垂直方向EVF表示マージン率を120%で設計すれば、記録用画像の解像度は3200×1800画素となる。なお、水平・垂直方向EVF表示マージン率は、
水平方向EVF表示マージン率(%) = 撮像素子水平方向解像度 / 水平方向記録用画像画素数×100
垂直方向EVF表示マージン率(%) = 撮像素子垂直方向解像度 / 素直方向記録用画像画素数×100
である。
このような構成のカメラ10において、画像切出部16は、撮像素子14で3840×2160画素の解像度で撮像された画像信号から、3200×1800画素分に相当する画像中心部を記録用画像として切り出す。画像切出部16では、画像の切り出しのみを行っても、ベイヤ補間処理(ベイヤ配列方式の場合のみ)や、カラー画像処理など通常の画像処理を合わせて行っても構わない。そして、その切り出した3200×1800画素の解像度である記録用画像を記録部18に記録したり、記録用画像出力端子20から図示しない記録用の外部機器に出力する。
また、VF表示用画像処理部22は、撮像素子14で3840×2160画素の解像度で撮像された画像信号から、その画像領域全体を圧縮処理して1920×1080画素の解像度を持つ表示用画像を作成する。そして、その作成した1920×1080画素の解像度である表示用画像を電子ビューファインダ24に表示したり、表示用画像出力端子26から図示しない表示用の外部機器に出力する。
なお、上記VF表示用画像処理部22における圧縮処理は、本実施形態では、解像度変換処理である。そのため、上記VF表示用画像処理部22は、図1(C)に示すように、上記撮像素子14から読み出した読み出し画像の解像度を変換して表示用画像を得る解像度変換部22Aを有している。この解像度変換部22Aは、例えばDSPにより構成されるもので、上記撮像素子14及び電子ビューファインダ24の解像度が例えば上記のようなものであったとすれば、図2(A)に示すように、読み出し画像の2×2画素から表示用画像の1画素を算出することで、表示用画像の解像度を読み出し画像の解像度の1/4にするものである。なお、その算出方法については、例えば4画素の平均を取るものであっても良いが、本実施形態は特にそれに限定するものではなく、画像処理の分野で一般的な技術を適宜採用し得るものである。
このような解像度変換部22Aによる解像度変換処理により、電子ビューファインダ24内では、図1(D)に示すように、該電子ビューファインダ24の表示エリア全体に相当する画像表示エリア28内に、撮像素子14で撮像している画像領域全体が表示され、実際の出力(記録)範囲である記録エリア30は、その画像表示エリア28内の中央部となる。この場合、画像表示エリア28は、記録エリア30の120%の大きさを持つ。
なお、実際の該カメラ10の使用に当たっては、上記記録エリア30が撮影者によって識別できなければならない。そこで、本実施形態では、上記VF表示用画像処理部22に、上記解像度変換部22Aによって解像度が変換された表示用画像に、実際の出力(記録)範囲である記録エリア30を撮影者に提示するための表示を加えるための画像処理部22Bを設けている。即ち、この画像処理部22Bでは、例えば、記録エリア30を示すフレームを表示用画像に重畳表示する処理を行う。あるいは、記録エリア30の内外の明るさを変えて表示するような処理を行っても良いし、記録エリア30の内側をカラー表示にし、外側をモノクロ表示にするような処理を行っても良い。その他、識別可能にするのであれば、どのような処理を行うものであっても構わない。
以上のような本第1実施形態によれば、撮像素子14から読み出された画像の中から、画像の中心部を含む領域のみを選択して記録部18に記録することにより、画像の画質を劣化させることなく記録でき、また記録部18の記録領域が少なくて済む。
更に、電子ビューファインダ24にはVF表示用画像処理部22を通して圧縮された画像全体が送られ、記録部18に記録される画像の外側の領域も電子ビューファインダ24内で見ることができる。従って、電子ビューファインダ24に、記録される画像の外側の領域が表示されるので、撮影者は被写体を捕らえ易くなり、画角合わせが容易になる。
また、記録用画像出力端子20を有しているので、上記記録用画像を外部出力して、より大容量の記録メディアに記録することが可能となっている。
更に、表示用画像出力端子26を有しているので、電子ビューファインダ24に表示されているのと同一の表示用画像を外部に出力して、より大画面のモニタ等で確認可能となっている。また、この表示用画像出力端子26から出力される表示用画像を記録メディアに記録することも可能である。
[第2実施形態]
図3(A)は、本発明の第2実施形態に係る電子撮像装置としてのカメラ10における画像信号の流れを示す図であり、図3(B)は該カメラ10の構成を示す図である。
本実施形態においては、レンズ12で結像した被写体の光学像を撮像する撮像素子14として、CMOSセンサ等の、読み出し画素数を変更可能な撮像素子を用いるものである。そして、上記第1実施形態に係るカメラの構成に加えて、読み出し方法を設定するための読み出し方法設定部32と、該読み出し方法設定部32での設定に従って上記撮像素子14、画像切出部16、記録部18及びVF表示用画像処理部22を制御する制御部34とを、更に備えている。
また、上記VF表示用画像処理部22は、図3(C)に示すように、上記第1実施形態におけるそれの構成に加えて、オフセット加算部22Cを有している。
即ち、上記読み出し方法設定部32は、撮影者が専用ボタンの操作あるいは電子ビューファインダ24に表示するオンスクリーンメニューに対する選択用のボタン操作に従って、読み出し方法を設定するものである。この読み出し方法として設定する項目は、撮像素子14の読み出し解像度及び画素位置、記録用画像の解像度及び画素位置、表示用画像の解像度及び画素位置、EVF表示マージン率、等を含む。
これらの項目は操作者が一つずつ設定するものであっても良いし、例えば図2(B)に示すように、予め記憶された幾つかの設定値セットの中からを選択するものであっても良い。なお、この図2(B)の例は、撮像素子14の解像度を3840×2160画素、電子ビューファインダ24の解像度を1920×1080画素とした場合の例である。
ここで、第1設定値セットが選択された場合には、制御部34は、図4(A)及び(B)に示すように、撮像素子14の(0,0)の画素位置から3840×2160画素の画像を読み出して、画像切出部16及びVF表示用画像処理部22に入力させる。また、画像切出部16に、読み出し方法設定パラメータとしてオフセット位置と解像度の情報を与え、上記読み出し画像の(320,180)の画素位置から3200×1800画素の画像を切り出させる。そして、記録部18に、読み出し方法設定パラメータとして解像度の情報を与え、3200×1800画素の解像度で記録用画像を記録させる。また、制御部34は、VF表示用画像処理部22に、読み出し方法設定パラメータとして、オフセット位置と解像度及びEVF表示マージン率の情報を与える。これにより、VF表示用画像処理部22の解像度変換部22Aでは、上記読み出し画像を1920×1080画素の解像度に圧縮(解像度変換)した後、オフセット加算部22Cにて、オフセットを加える。但し、この第1設定値セットでは、表示用画像画素位置がX=0,Y=0であるので、オフセットされることはなく、電子ビューファインダ24の表示エリアの(0,0)の画素位置から1920×1080画素分全てが画像表示エリア28となる。そして、画像処理部22Bにて、EVF表示マージン率に従ったサイズの記録エリア30が識別できる表示となるよう、表示用画像に画像処理を施して、電子ビューファインダ24に表示する。この場合、記録エリア30は、電子ビューファインダ24上では、1600×900画素のサイズとなる。
また、第2設定値セットが選択された場合には、制御部34は、図5(A)及び(B)に示すように、撮像素子14の(192,108)の画素位置から3456×1944画素の画像を読み出して、画像切出部16及びVF表示用画像処理部22に入力させる。また、画像切出部16に、読み出し方法設定パラメータとしてオフセット位置と解像度の情報を与え、撮像素子14の(0,0)の画素位置から(480,270)となる、上記読み出し画像の(288,162)の画素位置から2880×1620画素の画像を切り出させる。そして、記録部18に、読み出し方法設定パラメータとして解像度の情報を与え、2880×1620画素の解像度で記録用画像を記録させる。また、制御部34は、VF表示用画像処理部22に、読み出し方法設定パラメータとして、オフセット位置と解像度及びEVF表示マージン率の情報を与える。これにより、VF表示用画像処理部22の解像度変換部22Aでは、上記読み出し画像を1728×972画素の解像度に圧縮(解像度変換)した後、オフセット加算部22Cにて、オフセットを加える。この第2設定値セットでは、表示用画像画素位置がX=96,Y=54であるので、電子ビューファインダ24の表示エリアの(0,0)の位置からその分のオフセットを加えることになる。これにより、画像表示エリア28は、電子ビューファインダ24の表示エリアの(96,54)の画素位置から1728×972画素分の大きさが取られる。そして、画像処理部22Bにて、EVF表示マージン率に従ったサイズの記録エリア30が識別できる表示となるよう、表示用画像に画像処理を施して、電子ビューファインダ24に表示する。この場合、記録エリア30は、電子ビューファインダ24上では、1440×810画素のサイズとなる。また、画像処理部22Bは、電子ビューファインダ24の表示エリアの残りの部分については、例えば黒画像を表示する等のマスク表示36が行われるような画像処理も同時に施す。なお、図5(B)における撮像素子14上の未使用画素とは、画像が読み出されない画素のことである。
また、第3設定値セットが選択された場合には、制御部34は、図6(A)及び(B)に示すように、撮像素子14の(768,432)の画素位置から2304×1296画素の画像を読み出して、画像切出部16及びVF表示用画像処理部22に入力させる。また、画像切出部16に、読み出し方法設定パラメータとしてオフセット位置と解像度の情報を与え、撮像素子14の(0,0)の画素位置から(960,540)となる、上記読み出し画像の(192,108)の画素位置から1920×1080画素の画像を切り出させる。そして、記録部18に、読み出し方法設定パラメータとして解像度の情報を与え、1920×1080画素の解像度で記録用画像を記録させる。また、制御部34は、VF表示用画像処理部22に、読み出し方法設定パラメータとして、オフセット位置と解像度及びEVF表示マージン率の情報を与える。これにより、VF表示用画像処理部22の解像度変換部22Aでは、上記読み出し画像を1652×648画素の解像度に圧縮(解像度変換)した後、オフセット加算部22Cにて、オフセットを加える。この第3設定値セットでは、表示用画像画素位置がX=480,Y=270であるので、電子ビューファインダ24の表示エリアの(0,0)の位置からその分のオフセットを加えることになる。これにより、画像表示エリア28は、電子ビューファインダ24の表示エリアの(480,270)の画素位置から1652×648画素分の大きさが取られる。そして、画像処理部22Bにて、EVF表示マージン率に従ったサイズの記録エリア30が識別できる表示となるよう、表示用画像に画像処理を施して、電子ビューファインダ24に表示する。この場合、記録エリア30は、電子ビューファインダ24上では、960×540画素のサイズとなる。また、画像処理部22Bは、電子ビューファインダ24の表示エリアの残りの部分については、例えば黒画像を表示する等のマスク表示36が行われるような画像処理も同時に施す。
図7は、各設定値セットでの撮像素子14と電子ビューファインダ24との関係を示す図である。同図に示すように、何れの設定値セットにおいても、撮像素子14からの読み出し画像と電子ビューファインダ24で表示される表示用画像とは、解像度は1/4になるものの位置関係は保たれる。同様に、撮像素子14からの読み出し画像と電子ビューファインダ24で表示される表示用画像と記録部18で記録される記録用画像とも、位置関係が保たれる。
以上のように、本第2実施形態によれば、任意の読み出し方法、電子ビューファインダ表示方法を設定可能とする電子撮像装置を提供できる。
なお、各設定値セットにおける水平方向、垂直方向のEVF表示マージン率は一定としているが、設定値セットごとに異なるようにしても勿論構わない。また、撮影者が撮影の内容に応じてその都度、EVF表示マージン率を変更できるようにしても構わない。
更に、設定値セットの個々の設定項目を任意に設定できるようにしても良いことは勿論である。
なお、記録用画像の解像度を変更可能とすることは、記録メディアに記録できる時間(撮影時間)や、後処理(ポストプロダクション)に流すデータ量を変更できるというメリットとなる。
[第3実施形態]
図8(A)は、本発明の第3実施形態に係る電子撮像装置としてのカメラ10における画像信号の流れを示す図であり、図8(B)は該カメラ10の構成を示す図である。
本実施形態は、上記第2実施形態と同様の構成であるが、スローモーション撮影や特殊効果撮影を可能にするため、撮像素子14として、読み出し画素数とフレームレートを変更可能な撮像素子を用いている。
従って、本実施形態において、読み出し方法設定部32で設定する項目としては、撮像素子14の読み出し解像度及び画素位置とフレームレート、記録用画像の解像度及び画素位置、表示用画像の解像度及び画素位置、EVF表示マージン率、等である。
この場合、記録部18での記録速度(記録処理能力)の制限から、フレームレートを高くすればするほど、記録用画像の解像度を低くする必要がある。
そこで、本実施形態では、図9に示すように、フレームレートが1fps〜60fpsの低速モード時には、その設定されたフレームレートで撮像素子14の(0,0)の画素位置から3840×2160画素の画像を読み出して、その読み出し画像から3200×1800画素の解像度分を切り出して記録部18に記録すると共に、1920×1080画素の解像度で読み出し画像全体を電子ビューファインダ24に表示する。
また、フレームレートが61fps〜74fpsの中速モード時には、その設定されたフレームレートで撮像素子14の(768,432)の画素位置から2304×1296画素の画像を読み出して、その読み出し画像から2880×1620画素の解像度分を切り出して記録部18に記録すると共に、1728×972画素の解像度で読み出し画像全体を電子ビューファインダ24に表示する。
そして、フレームレートが75fps〜150fpsの高速モード時には、その設定されたフレームレートで撮像素子14の(0,0)の画素位置から3840×2160画素の画像を読み出して、その読み出し画像から1920×1080画素の解像度分を切り出して記録部18に記録すると共に、1652×648画素の解像度で読み出し画像全体を電子ビューファインダ24に表示する。
以上のように、本第3実施形態によれば、バリアブルフレームレートの電子撮像装置を提供できる。
[第4実施形態]
図10(A)は、本発明の第4実施形態に係る電子撮像装置としてのカメラ10の構成を示す図であり、前述した第2実施形態と同様の構成である。但し、本実施形態においては、VF表示用画像処理部22の構成が異なっている。
即ち、VF表示用画像処理部22は、上記第2実施形態では解像度変換部22Aを1つしか有していなかったが、本実施形態においては、図10(B)に示すように、第1解像度変換部22A1,第2解像度変換部22A2及び第3解像度変換部22A3の3つの解像度変換部を持ち、制御部34の制御(読み出し方法設定パラメータ)に従って使用する解像度変換部を選択的に切り換えるための切換部22Dを更に備えている。
ここで、上記第1乃至第3解像度変換部22A1,22A2,22A3はそれぞれ異なる圧縮アルゴリズムで読み出し画像を圧縮するDSPである。例えば、第1解像度変換部22A1は、上記第2実施形態における解像度変換部22Aと同様に、読み出し画像の2×2画素から表示用画像の1画素を求める圧縮アルゴリズムにより、約800万画素の読み出し画像から約200万画素の表示用画像を作成するものである。また、第2解像度変換部22A2は、例えば、図10(C)に示すように、約470万画素の解像度で読み出された読み出し画像の9×9画素から表示用画像の1画素を求める圧縮アルゴリズムにより、約470万画素の読み出し画像から約200万画素の表示用画像を作成するものである。そして、第3解像度変換部22A3は、例えば、約200万画素の解像度で読み出された読み出し画像をそのまま圧縮することなく出力する圧縮アルゴリズムにより、約200万画素の読み出し画像から約200万画素の表示用画像を作成するものである。
このような第1乃至第3解像度変換部22A1,22A2,22A3を、読み出し方法設定部32での設定に応じて、制御部34からの読み出し方法設定パラメータにより切換部22Dで選択的に切り換えることにより、図11に示すように、常に電子ビューファインダ24の表示エリアの全領域が画像表示エリア28として使用される、つまりフルに画像が表示されるようにすることができる。
なおこの場合、電子ビューファインダ24の表示は常にフル画像表示であるので、その表示状態からでは、現在の読み出し画像(及び記録用画像)の解像度を撮影者が知ることができない。従って、電子ビューファインダ24の表示エリア内に、例えば「8M」等の現在の解像度を示す表示を行うことが望ましい。また、その表示は、できるだけ撮影の邪魔にならない位置が好ましいので、記録エリア30外とすることが望ましい。
以上のように、VF表示用画像処理部22に複数の解像度変換部(アルゴリズム)を持つことで、上記第2実施形態では撮像素子14からの読み出し画素数を少なくした場合に例えば図7に示すように電子ビューファインダ24の表示エリアの一部しか画像表示エリア28として使用されないが、本実施形態によれば、そのような場合にも、電子ビューファインダ24の表示エリアの全領域が画像表示エリア28として使用される、つまりフルに画像が表示されるようにすることができる。
なお、本実施形態は、上記第2実施形態に対応する構成で説明したが、上記第3実施形態に対しても同様に適用可能である。
また、VF表示用画像処理部22が3つの解像度変換部を持つものとして説明したが、その数はそれに限定されるものではない。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
(付記)
前記の具体的実施形態から、以下のような構成の発明を抽出することができる。
(1) 被写体画像を撮像する撮像素子と、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体の内、画像中心部を記録する記録手段と、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換する信号処理手段と、
上記信号処理手段から出力された解像度変換された画像信号を表示する電子ビューファインダと、
を具備することを特徴とする電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(1)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、撮像素子14が上記撮像素子に、画像切出部16及び記録部18が上記記録手段に、VF表示用画像処理部22が上記信号処理手段に、電子ビューファインダ24が上記電子ビューファインダに、それぞれ対応する。
(作用効果)
この(1)に記載の電子撮像装置によれば、出力(記録)画像の画質を落とすことなく、撮影者が電子ビューファインダで出力範囲外を確認可能となる。即ち、電子ビューファインダには、信号処理手段を通して圧縮された画像全体が送られ、記録手段で記録される画像の外側の領域もファインダ内で見ることができる。従って、被写体を捕らえ易くなり、画角合わせが容易になる。
また、撮像素子から読み出された画像の中から、画像の中心部を含む領域のみを選択して記録手段に記録することにより、記録メディアの記録領域が少なくて済む。
(2) 上記撮像素子は、画素の読み出し領域を可変に出力可能な撮像素子であり、
上記電子撮像装置は、
上記撮像素子の画素の読み出し領域を設定する設定手段と、
上記設定手段による設定に従った読み出し領域で上記撮像素子から画像信号を出力させる制御手段と、
を有することを特徴とする(1)に記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(2)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第2及び第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、読み出し方法設定部32が上記設定手段に、制御部34が上記制御手段に、それぞれ対応する。
(作用効果)
この(2)に記載の電子撮像装置によれば、任意の読み出し方法、電子ビューファインダ表示方法を設定可能とする電子撮像装置を提供できる。
(3) 上記撮像素子は、更に、フレームレートが可変な撮像素子であり、
上記設定手段は、更に、上記撮像素子のフレームレートを設定し、
上記制御手段は、更に、上記設定手段による設定に従ったフレームレートで上記撮像素子から画像信号を出力させる、
ことを特徴とする(2)に記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(3)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第3実施形態が対応する。
(作用効果)
この(3)に記載の電子撮像装置によれば、バリアブルフレームレートの電子撮像装置を提供できる。
(4) 上記設定手段は、予め複数設定された上記撮像素子の画素の読み出し領域及び/又はフレームレートの中から選択する手段を含むことを特徴とする(2)又は(3)に記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(4)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第2乃至第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(4)に記載の電子撮像装置によれば、一つ一つ設定項目を設定選択する手間を省くことができる。
(5) 上記信号処理手段は、上記電子ビューファインダに、上記記録手段に記録される画像領域の範囲を表示させる記録画像領域表示手段を有することを特徴とする(1)乃至(3)の何れかに記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(5)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、画像処理部22Bが上記記録画像領域表示手段に対応する。
(作用効果)
この(5)に記載の電子撮像装置によれば、記録手段に記録される画像領域の範囲を撮影者が容易に知ることができるようになる。
(6) 上記信号処理手段は、上記設定手段での設定にかかわらず同一のアルゴリズムで上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換する手段を有することを特徴とする(2)又は(3)に記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(6)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第2及び第3実施形態が対応する。それらの実施形態において、解像度変換部22Aが上記画像領域全体を解像度変換する手段に対応する。
(作用効果)
この(6)に記載の電子撮像装置によれば、構成が簡単で、また、電子ビューファインダ上の表示を見るだけでどのような解像度及び位置に設定されているかを確認できる。
(7) 上記アルゴリズムは、上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体に対し2×2画素を1画素に変換する処理を含むことを特徴とする(6)に記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(7)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第2及び第3実施形態が対応する。
(作用効果)
この(7)に記載の電子撮像装置によれば、一般的な画像処理の手法で解像度変換を実行できる。
(8) 上記信号処理手段は、上記設定手段での設定に従って、異なるアルゴリズムで上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換する手段を有することを特徴とする(2)又は(3)に記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(8)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第4実施形態が対応する。その実施形態において、第1解像度変換部22A1,第2解像度変換部22A2及び第3解像度変換部22A3が上記画像領域全体を解像度変換する手段に対応する。
(作用効果)
この(8)に記載の電子撮像装置によれば、撮像素子からの読み出し画像の解像度によらず常に電子ビューファインダの表示エリアの全領域を画像表示エリアとして使用する、つまりフルに画像を表示することができる。
(9) 上記アルゴリズムは、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体に対し2×2画素を1画素に変換する処理と、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体に対し9×9画素を1画素に変換する処理と、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体をそのまま出力する処理と、
を含むことを特徴とする(8)に記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(9)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(9)に記載の電子撮像装置によれば、一般的な画像処理の手法で解像度変換を実行できる。
(10) 上記信号処理手段から出力された解像度変換された画像信号を外部に出力する外部出力端子を更に具備することを特徴とする(1)乃至(3)の何れかに記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(10)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、表示用画像出力端子26が上記外部出力端子に対応する。
(作用効果)
この(10)に記載の電子撮像装置によれば、電子ビューファインダに表示されているのと同一の表示用画像を外部に出力して、より大画面のモニタ等で確認したり、別の記録メディアに記録するこが可能となる。
(11) 上記記録手段が記録する信号を外部に出力する外部出力端子を更に具備することを特徴とする(1)乃至(3)の何れかに記載の電子撮像装置。
(対応する実施形態)
この(11)に記載の電子撮像装置に関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、記録用画像出力端子20が上記外部出力端子に対応する。
(作用効果)
この(11)に記載の電子撮像装置によれば、記録される画像を外部出力して、より大容量の記録メディアに記録することが可能となる。
(12) 被写体画像を撮像する撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体の内、画像中心部を記録メディアに記録させると共に、
上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換し、その解像度変換された画像信号を電子ビューファインダに表示させる、
ことを特徴とする電子撮像装置の制御方法。
(対応する実施形態)
この(12)に記載の電子撮像装置の制御方法に関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(12)に記載の電子撮像装置の制御方法によれば、出力(記録)画像の画質を落とすことなく、撮影者が電子ビューファインダで出力範囲外を確認可能となる。即ち、電子ビューファインダには、信号処理手段を通して圧縮された画像全体が送られ、記録手段で記録される画像の外側の領域もファインダ内で見ることができる。従って、被写体を捕らえ易くなり、画角合わせが容易になる。
また、撮像素子から読み出された画像の中から、画像の中心部を含む領域のみを選択して記録手段に記録することにより、記録メディアの記録領域が少なくて済む。
(13) 上記撮像素子が、画素の読み出し領域を可変に出力可能な撮像素子である場合、
上記撮像素子の画素の読み出し領域を設定し、
その設定に従った読み出し領域で上記撮像素子から画像信号を出力させる、
ことを特徴とする(12)に記載の電子撮像装置の制御方法。
(対応する実施形態)
この(13)に記載の電子撮像装置の制御方法に関する実施形態は、第2及び第4実施形態が対応する。
(作用効果)
この(13)に記載の電子撮像装置の制御方法によれば、任意の読み出し方法、電子ビューファインダ表示方法を設定可能とすることができる。
(14) 上記撮像素子が、更に、フレームレートが可変な撮像素子である場合、
上記撮像素子の画素の読み出し領域に加えて、上記撮像素子のフレームレートを設定し、
その設定に従った読み出し領域且つフレームレートで上記撮像素子から画像信号を出力させる、
ことを特徴とする(13)に記載の電子撮像装置の制御方法。
(対応する実施形態)
この(14)に記載の電子撮像装置の制御方法に関する実施形態は、第3実施形態が対応する。
(作用効果)
この(14)に記載の電子撮像装置の制御方法によれば、バリアブルフレームレートの電子撮像装置に適用できる。
(15) 被写体画像を撮像する撮像素子から出力された画像信号を受信し、その画像信号の画像領域全体の内の画像中心部を記録用画像の信号として出力する記録用画像信号作成手段と、
上記撮像素子から出力された画像信号を受信し、その画像信号の画像領域全体を解像度変換して、表示用画像の信号として出力する表示用画像信号作成手段と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(15)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第1乃至第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、画像切出部16及び記録部18が上記記録用画像信号作成手段に、VF表示用画像処理部22が上記表示用画像信号作成手段に、それぞれ対応する。
(作用効果)
この(15)に記載の画像処理装置によれば、出力(記録)画像の画質を落とすことなく、撮影者が電子ビューファインダで出力範囲外を確認可能となる。即ち、電子ビューファインダには、信号処理手段を通して圧縮された画像全体が送られ、記録手段で記録される画像の外側の領域もファインダ内で見ることができる。従って、被写体を捕らえ易くなり、画角合わせが容易になる。
また、撮像素子から読み出された画像の中から、画像の中心部を含む領域のみを選択して記録手段に記録することにより、記録メディアの記録領域が少なくて済む。
(16) 上記撮像素子が、画素の読み出し領域を可変に出力可能な撮像素子である場合、
上記撮像素子の画素の読み出し領域を設定する設定手段と、
上記設定手段による設定に従った読み出し領域で上記撮像素子から画像信号を出力させる制御手段と、
を更に具備することを特徴とする(15)に記載の画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(16)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第第2及び第4実施形態が対応する。それらの実施形態において、読み出し方法設定部32が上記設定手段に、制御部34が上記制御手段に、それぞれ対応する。
(作用効果)
この(16)に記載の画像処理装置によれば、任意の読み出し方法、電子ビューファインダ表示方法を設定可能とすることができる。
(17) 上記撮像素子が、更に、フレームレートが可変な撮像素子である場合、
上記設定手段は、更に、上記撮像素子のフレームレートを設定し、
上記制御手段は、更に、上記設定手段による設定に従ったフレームレートで上記撮像素子から画像信号を出力させる、
ことを特徴とする(16)に記載の画像処理装置。
(対応する実施形態)
この(17)に記載の画像処理装置に関する実施形態は、第3実施形態が対応する。
(作用効果)
この(17)に記載の画像処理装置によれば、バリアブルフレームレートの電子撮像装置に適用できる。
図1(A)は本発明の第1実施形態に係る電子撮像装置としてのカメラの構成を示す図、図1(B)は各部から出力される画像の解像度説明するための図、図1(C)はVF表示用画像処理部のブロック構成図であり、図1(D)は電子ビューファインダ内での見え方を説明するための図である。 図2(A)は解像度変換部の動作を説明するための図であり、図2(B)は読み出し方法の設定の設定値セットを説明するための図である。 図3(A)は本発明の第2実施形態に係る電子撮像装置としてのカメラにおける画像信号の流れを示す図、図3(B)は該カメラの構成を示す図であり、図3(C)はVF表示用画像処理部のブロック構成図である。 図4(A)は第1設定値セットが選択された場合の各部から出力される画像の解像度を説明するための図であり、図4(B)はそのときの撮像素子上の画素の使われ方と電子ビューファインダ内での見え方とを説明するための図である。 図5(A)は第2設定値セットが選択された場合の各部から出力される画像の解像度を説明するための図であり、図5(B)はそのときの撮像素子上の画素の使われ方と電子ビューファインダ内での見え方とを説明するための図である。 図6(A)は第3設定値セットが選択された場合の各部から出力される画像の解像度を説明するための図であり、図6(B)はそのときの撮像素子上の画素の使われ方と電子ビューファインダ内での見え方とを説明するための図である。 図7は各設定値セットでの撮像素子と電子ビューファインダとの関係を示す図である。 図8(A)は本発明の第3実施形態に係る電子撮像装置としてのカメラにおける画像信号の流れを示す図であり、図8(B)は該カメラの構成を示す図である。 図9はフレームレートに応じた読み出し画像の解像度を説明するための図である。 図10(A)は本発明の第4実施形態に係る電子撮像装置としてのカメラの構成を示す図、図10(B)はVF表示用画像処理部のブロック構成図であり、図10(C)は第2解像度変換部の動作を説明するための図である。 図11は各解像度変換部に切り換えた際の撮像素子と電子ビューファインダとの関係を示す図である。 図12は従来の撮影範囲外を確認可能なカメラ装置の動作を説明するためのブロック図である。
符号の説明
10…カメラ、 12…レンズ、 14…撮像素子、 16…画像切出部、 18…記録部、 20…記録用画像出力端子、 22…VF表示用画像処理部、 22A…解像度変換部、 22A1…第1解像度変換部、 22A2…第2解像度変換部、 22A3…第3解像度変換部、 22B…画像処理部、 22C…オフセット加算部、 22D…切換部、 24…電子ビューファインダ(EVF)、 26…表示用画像出力端子、 28…画像表示エリア、 30…記録エリア、 32…読み出し方法設定部、 34…制御部、 36…マスク表示。

Claims (17)

  1. 被写体画像を撮像する撮像素子と、
    上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体の内、画像中心部を記録する記録手段と、
    上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換する信号処理手段と、
    上記信号処理手段から出力された解像度変換された画像信号を表示する電子ビューファインダと、
    を具備することを特徴とする電子撮像装置。
  2. 上記撮像素子は、画素の読み出し領域を可変に出力可能な撮像素子であり、
    上記電子撮像装置は、
    上記撮像素子の画素の読み出し領域を設定する設定手段と、
    上記設定手段による設定に従った読み出し領域で上記撮像素子から画像信号を出力させる制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電子撮像装置。
  3. 上記撮像素子は、更に、フレームレートが可変な撮像素子であり、
    上記設定手段は、更に、上記撮像素子のフレームレートを設定し、
    上記制御手段は、更に、上記設定手段による設定に従ったフレームレートで上記撮像素子から画像信号を出力させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子撮像装置。
  4. 上記設定手段は、予め複数設定された上記撮像素子の画素の読み出し領域及び/又はフレームレートの中から選択する手段を含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の電子撮像装置。
  5. 上記信号処理手段は、上記電子ビューファインダに、上記記録手段に記録される画像領域の範囲を表示させる記録画像領域表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電子撮像装置。
  6. 上記信号処理手段は、上記設定手段での設定にかかわらず同一のアルゴリズムで上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換する手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子撮像装置。
  7. 上記アルゴリズムは、上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体に対し2×2画素を1画素に変換する処理を含むことを特徴とする請求項6に記載の電子撮像装置。
  8. 上記信号処理手段は、上記設定手段での設定に従って、異なるアルゴリズムで上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換する手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子撮像装置。
  9. 上記アルゴリズムは、
    上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体に対し2×2画素を1画素に変換する処理と、
    上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体に対し9×9画素を1画素に変換する処理と、
    上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体をそのまま出力する処理と、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の電子撮像装置。
  10. 上記信号処理手段から出力された解像度変換された画像信号を外部に出力する外部出力端子を更に具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電子撮像装置。
  11. 上記記録手段が記録する信号を外部に出力する外部出力端子を更に具備することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の電子撮像装置。
  12. 被写体画像を撮像する撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体の内、画像中心部を記録メディアに記録させると共に、
    上記撮像素子から出力された画像信号の画像領域全体を解像度変換し、その解像度変換された画像信号を電子ビューファインダに表示させる、
    ことを特徴とする電子撮像装置の制御方法。
  13. 上記撮像素子が、画素の読み出し領域を可変に出力可能な撮像素子である場合、
    上記撮像素子の画素の読み出し領域を設定し、
    その設定に従った読み出し領域で上記撮像素子から画像信号を出力させる、
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子撮像装置の制御方法。
  14. 上記撮像素子が、更に、フレームレートが可変な撮像素子である場合、
    上記撮像素子の画素の読み出し領域に加えて、上記撮像素子のフレームレートを設定し、
    その設定に従った読み出し領域且つフレームレートで上記撮像素子から画像信号を出力させる、
    ことを特徴とする請求項13に記載の電子撮像装置の制御方法。
  15. 被写体画像を撮像する撮像素子から出力された画像信号を受信し、その画像信号の画像領域全体の内の画像中心部を記録用画像の信号として出力する記録用画像信号作成手段と、
    上記撮像素子から出力された画像信号を受信し、その画像信号の画像領域全体を解像度変換して、表示用画像の信号として出力する表示用画像信号作成手段と、
    を具備することを特徴とする画像処理装置。
  16. 上記撮像素子が、画素の読み出し領域を可変に出力可能な撮像素子である場合、
    上記撮像素子の画素の読み出し領域を設定する設定手段と、
    上記設定手段による設定に従った読み出し領域で上記撮像素子から画像信号を出力させる制御手段と、
    を更に具備することを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
  17. 上記撮像素子が、更に、フレームレートが可変な撮像素子である場合、
    上記設定手段は、更に、上記撮像素子のフレームレートを設定し、
    上記制御手段は、更に、上記設定手段による設定に従ったフレームレートで上記撮像素子から画像信号を出力させる、
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
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