JP2007042996A - 半導体装置の製造方法および半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007042996A
JP2007042996A JP2005227894A JP2005227894A JP2007042996A JP 2007042996 A JP2007042996 A JP 2007042996A JP 2005227894 A JP2005227894 A JP 2005227894A JP 2005227894 A JP2005227894 A JP 2005227894A JP 2007042996 A JP2007042996 A JP 2007042996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
push
semiconductor
semiconductor chip
chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005227894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4664150B2 (ja
Inventor
Hideyuki Suga
秀幸 須賀
Toshihiro Shiotsuki
敏弘 塩月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Technology Corp
Original Assignee
Renesas Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Technology Corp filed Critical Renesas Technology Corp
Priority to JP2005227894A priority Critical patent/JP4664150B2/ja
Publication of JP2007042996A publication Critical patent/JP2007042996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4664150B2 publication Critical patent/JP4664150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Die Bonding (AREA)
  • Dicing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

【課題】 ダイシングテープに貼り付けた極めて薄いチップを、割れや欠けが生じることなく速やかに剥離する。
【解決手段】 ダイシングテープに貼り付けられたチップを剥離する吸着駒の中心部には、ダイシングテープを上方に突き上げる3個のブロック107〜109が組み込まれている。ブロック107〜109は、直径が最も大きい第1のブロック107の内側に、それよりも径の小さい第2のブロック108が配置され、さらにその内側に最も径の小さい第3のブロック109が配置されている。第1のブロック107の4つのコーナー部には、ブロック107と一体に形成され、チップのコーナー部方向に延在する突起110aが設けられている。
【選択図】 図10

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、ダイシングテープに貼り付けた半導体ウエハをダイシングして複数の半導体チップに分割した後、それぞれの半導体チップをダイシングテープから剥離する工程に適用して有効な技術に関する。
半導体チップ(以下、単にチップという)を配線基板やリードフレームなどの実装ベースに搭載してパッケージを組み立てる工程の一部に、半導体ウエハ(以下、単にウエハという)からチップを分割する工程と、分割したチップを実装ベース上に搭載するペレット付け工程とがある。チップをウエハから分割してから実装ベースに搭載するまでの工程は、ダイボンディング工程とも呼ばれている。
上記ダイボンディング工程では、まず前工程(ウエハプロセス)が完了したウエハの裏面にダイシングテープを貼り付けた状態でダイシングを行い、ウエハを複数個のチップに分割する。次に、これらのチップをダイシングテープから1個ずつ剥離し、コレットと呼ばれる吸着治具を使って実装ベース上に搬送する。実装ベースのチップ搭載領域には、あらかじめディスペンサと呼ばれるペースト塗布装置を使ってペースト(接着剤)を塗布しておき、このペーストを介してチップを実装ベース上に接着する。
ウエハから分割したチップをダイシングテープから1個ずつ剥離するには、ダイシングテープの裏面側から突き上げ治具を使ってチップを上方に突き上げると同時に、チップの上面をコレットで真空吸着してピックアップする。この突き上げ治具としては、先端に多数の針を立てたマルチニードル方式の治具が一般的に使用されている。
近年、半導体装置の高密度実装を推進する目的で、パッケージの薄型化が進められているが、このような薄型パッケージを実現するためには、パッケージに封止するチップも薄くしなければならない。チップの厚さを薄くするには、前工程(ウエハプロセス)が完了したウエハの裏面を研磨してその厚さを薄くした後、チップに分割する。
ところが、薄いウエハから分割したチップをマルチニードル方式の突き上げ治具を使用してダイシングテープから剥離しようとすると、テープの粘着力に比べてチップの剛性が低いために、チップがテープから剥がれる途中で割れてしまうという不具合が発生する。
その対策として、例えば特開2003−124290号公報(特許文献1)に記載されているような多段ブロック方式の突き上げ治具が開発されている。この文献に記載された突き上げ治具は、径の大きい第1の突き上げブロックの内側に径の小さい第2の突き上げブロックを配置した二段突き上げ機構を備えている。第1の突き上げブロックと第2の突き上げブロックは、互いに独立して上下動するように構成されており、初期状態では、2つの突き上げブロックの上面が同じ高さになっている。
上記した多段ブロック方式の突き上げ治具を使ってチップをダイシングテープから剥離する際には、まず2つの突き上げブロックの上面をダイシングテープの裏面に密着させる。このとき、突き上げブロックは、その中心がチップの中心と一致するように位置決めする。また、第1の突き上げブロックは、突き上げの対象となるチップよりも僅かに径が小さいものを使用する。
次に、2つの突き上げブロックの上面を同時に上方に突き上げることによって、チップの周辺部をダイシングテープから剥離する。次に、径の小さい第2の突き上げブロックを第1の突き上げブロックよりもさらに上方に突き上げる。このようにすると、チップの剥離が周辺部から中心部に向かって段階的に進行するので、薄いチップを割ることなくダイシングテープから剥離することができる。
また、ウエハの厚さが薄くなると、ウエハの強度が弱くなり、その後のダイシング工程へ搬送する際、割れる問題が生じる。そこで、ウエハとダイシングテープとの間にダイアタッチフィルム(Die Attach Film)と呼ばれるフィルム状の接着材料を貼り付けることによって、ウエハの強度を確保することができる。
ウエハとダイシングテープとの間にダイアタッチフィルムを介在させた場合は、ダイシング工程でウエハを複数個のチップに分割する際、ダイアタッチフィルムもダイシングする。そして、分割されたチップをダイアタッチフィルムと共にダイシングテープから剥離してペレット付け工程に搬送し、ダイアタッチフィルムを介してチップを実装ベースに接着する。
特開2003−124290号公報
近年、携帯電話に代表される移動体通信機器の分野では、ICカードの薄型化とメモリ容量の増加を推進する目的で、ICカードの配線基板上に複数枚のチップを三次元的に実装する積層パッケージが実用化されている。このような積層パッケージを組み立てるに際しては、パッケージ厚の増加を防ぐために、チップの厚さを90μm以下、例えば50〜60μm程度まで薄くすることが要求される。
ところが、チップの厚さが90μm以下になると、ダイシングテープの粘着力に比べてチップの剛性が極めて低くなる。そのため、前述した多段ブロック方式の突き上げ治具を使ってチップをダイシングテープから剥離しようとしても、図24に示すように、チップ1の外周部がダイシングテープ5から剥離し難くなる。その結果、突き上げブロック120を上方に突き上げた際、チップ1の外周部が変形して割れてしまう。
その対策として、例えば図25に示すように、チップ1のサイズと同等のサイズ、またはチップ1のサイズよりも大きい突き上げブロック121を使用した場合は、剥離の対象となるチップ1に隣接した他のチップ1も持ち上がって剥がれてしまう。これを避けるために、ウエハのスクライブラインの幅を広げてチップ1とチップ1の間隔を広くすると、一枚のウエハから取得できるチップ数が減少してしまう。また、突き上げブロック121のサイズがチップ1のサイズよりも大きくなると、チップ1の外周部に剥離の起点が存在しなくなるので、チップ1の外周部がダイシングテープ5から剥離し難くなる。
特に、チップとダイシングテープとの間に前述したダイアタッチフィルムが介在している場合は、ダイアタッチフィルムとダイシングテープの接着力がチップとダイシングテープの接着力よりも強いために、チップの剥離が一層困難となる。
本発明の目的は、ダイシングテープに貼り付けた極めて薄いチップを、割れや欠けが生じることなく、速やかに剥離することができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の半導体装置の製造方法は、(a)半導体ウエハの裏面にダイシングフィルムを貼り付ける工程と、(b)前記工程(a)の後、前記半導体ウエハをダイシングすることによって、前記半導体ウエハを複数個の半導体チップに分割する工程と、(c)前記工程(b)の後、前記ダイシングフィルムに貼り付けられた前記複数の半導体チップのうち、剥離の対象となる第1半導体チップの下方の前記ダイシングフィルムに上向きの荷重を加えることにより、前記第1半導体チップを前記ダイシングフィルムから剥離する工程とを含み、前記工程(c)は、(c1)前記第1半導体チップよりもサイズが小さい第1平面と、前記第1平面のコーナー部に設けられ、その先端が前記第1半導体チップのコーナー部に延在する突出部を備えた第1の突き上げブロック、および前記第1平面よりもサイズが小さい第2平面を有し、前記第1の突き上げブロックの内側に配置された第2の突き上げブロックを有する突き上げ機構を準備する工程と、(c2)前記第1の突き上げブロックの第1平面と、前記第2の突き上げブロックの第2平面とを前記ダイシングフィルムの下面に同時に突き当て、前記ダイシングフィルムを上方に突き上げることによって、前記第1半導体チップと前記ダイシングフィルムとを前記第1半導体チップのコーナー部から中心側に向かって剥離する工程と、(c3)前記第2の突き上げブロックの第2平面を前記第1の突き上げブロックの第1平面よりもさらに上方に押し上げことによって、前記第1半導体チップと前記ダイシングフィルムとの剥離をさらに進行させる工程とを含んでいる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
第1の突き上げブロックの第1平面のコーナー部に、その先端が半導体チップのコーナー部に延在する突出部を設けることにより、この突出部を起点として半導体チップとダイシングフィルムとの剥離が容易に開始されるので、極めて薄いチップであっても、割れや欠けが生じることなく、速やかにダイシングフィルムから剥離することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態による積層パッケージの製法方法を図1〜図21を参照しながら工程順に説明する。
まず、図1に示すような単結晶シリコンからなるウエハ1Aの主面に周知の製造プロセスに従って不揮発性メモリ回路を形成した後、格子状のスクライブラインによって区画された複数のチップ領域1A’のそれぞれの電気試験を行い、その良否を判別する。チップ領域1A’の形状は長方形であり、一方の短辺の近傍には、複数のボンディングパッド2が一列に配置されている。
上記ウエハ1Aの厚さは、90μm以下、例えば50μm〜60μm程度である。ウエハ1Aを50μm〜60μm程度まで薄くするには、まずウエハ1Aの主面に集積回路保護用のバックグラインドテープ(図示せず)を貼り付けて裏面側をグラインダで研削する。続いて、研削によって発生したダメージ層を、ウエットエッチング、ドライポリッシング、プラズマエッチングなどの方法によって除去する。
次に、図2に示すように、ウエハ1Aの裏面にダイアタッチフィルム(Die Attach Film)4を貼り付け、さらにダイアタッチフィルム4の裏面にダイシングテープ5を貼り付ける。ダイアタッチフィルム4は、ウエハ1Aのダイシングによって得られるチップを配線基板や他のチップに搭載する際の接着層となる、厚さ20〜100μm程度のフィルム状接着剤である。また、ダイシングテープ5は、ポリオレフィン(PO)、ポリ塩化ビニル(PVC)などからなるテープ基材の片面に紫外線硬化型感圧粘着剤などを塗布して粘着性(tackness)を持たせた厚さ90μm〜120μm程度のテープである。
次に、図3に示すように、ダイシングテープ5の周辺部にウエハリング6を接着した後、ダイシングブレード7を使ってウエハ1Aをダイシングすることにより、前記複数のチップ領域1A’のそれぞれをチップ1に分割する。このとき、ダイアタッチフィルム4も切断することが望ましいが、一部を残して切断してもよい。一方、ダイシングテープ5は切断しないようにする。
次に、図4および図5に示すように、複数のチップ1が接着された上記ダイシングテープ5をピックアップ装置10の支持リング11上に水平に位置決めし、ダイシングテープ5の周辺部に接着されたウエハリング6をエキスパンドリング12で保持する。図4は、ピックアップ装置10の外観斜視図、図5は、ピックアップ装置10の主要部を示す概略断面図である。図4に示すように、支持リング11の内側には、チップ1を上方に突き上げるための吸着駒102が配置されている。吸着駒102は、図示しない駆動機構によって、水平および上下方向に移動するようになっている。
図6は、吸着駒102の斜視図、図7は、吸着駒102の上面近傍の拡大斜視図、図8は、図6のA−A線に沿った吸着駒102の断面図、図9は、吸着駒102の上面近傍の拡大断面図である。
吸着駒102の上面の周辺部には、複数の吸引口103および同心円状に形成された複数の溝104が設けられている。吸引口103および溝104のそれぞれの内部は、吸着駒102を上昇させてその上面をダイシングテープ5の裏面に接触させた際、図示しない吸引機構によって減圧され、ダイシングテープ5の裏面が吸着駒102の上面に密着するようになっている。
吸着駒102の中心部には、ダイシングテープ5を上方に突き上げる3個のブロック107〜109が組み込まれている。3個のブロック107〜109は、最もサイズが大きい第1のブロック107の内側に、それよりもサイズの小さい第2のブロック108が配置され、さらにその内側に最もサイズの小さい第3のブロック109が配置されている。
図9に拡大して示すように、吸着駒102の周辺部と外側のブロック107との間、および3個のブロック107〜109の間には、隙間(S)が設けられている。これらの隙間(S)の内部は、図示しない吸引機構によって減圧されるようになっており、吸着駒102の上面にダイシングテープ5の裏面が接触すると、ダイシングテープ5が下方に吸引され、ブロック107〜109の上面に密着する。
3個のブロック107〜109は、外側のブロック107と中間のブロック108との間に介在する第1の圧縮コイルばね111a、中間のブロック108と内側のブロック109との間に介在し、上記第1の圧縮コイルばね111aよりもばね定数の大きい第2の圧縮コイルばね111b、および内側ブロック109に連結され、図示しない駆動機構によって上下動するプッシャ112に連動して上下動するようになっている。
図10は、上記吸着駒102に組み込まれたブロック107〜109の拡大平面図、図11は、剥離の対象となるチップ1のサイズと外側のブロック107のサイズを比較した平面図である。
外側のブロック107の形状は、剥離の対象となるチップ1と同じく長方形であり、そのサイズは、チップ1のサイズよりも僅かに小さい。ブロック107のサイズがチップ1のサイズに比べて小さ過ぎる場合は、ダイシングテープ5の裏面をブロック107〜109で突き上げてもチップ1の外周部がダイシングテープ5から剥離し難くなる。これは、チップ1が90μm以下と薄く、チップ1の剛性が極めて低いためであり、図24に示すように、湾曲した状態となって、チップ1が割れてしまう恐れがある。他方、ブロック107のサイズがチップ1のサイズと同等またはそれ以上である場合には、剥離の対象となるチップ1に隣接している他のチップ1も同時に持ち上がってしまう恐れがある。そこで、本実施の形態1では、チップ1の外周部からブロック107の外周部までの好ましい距離L(図11参照)は、例えば0.5mm〜0.75mmとするものである。また、ブロック107の一辺は、チップ1に形成されたボンディングパッド2とほぼ重なる位置にある(図11参照)ことが好ましい。
外側のブロック107の4つのコーナー部には、ブロック107と一体に形成され、チップ1のコーナー部方向に延在する突起(第1の突起、第1の突出部)110aが設けられている。突起110aの先端部110bは、チップ1のコーナー部と同じか、それよりも僅かに内側に位置していることが望ましい。詳細に説明すると、突起110aの先端部110bが、短辺側に配置されたパッド列の延長線Aよりもチップのコーナー部側に位置していることが望ましい。(図面11、突起、先端部の符号修正)突起110aの先端部110bがチップ1のコーナー部よりも外側に延在していると、剥離の対象となるチップ1に隣接している他のチップ1も同時に持ち上がる恐れがある。また、突起110aの先端部110bが図11に示す延長線Aよりもチップ1の中心側に位置していると、図24に示すように、チップ1の外周部がダイシングテープ5から剥離し難くなる。
ブロック107の内側に配置されたブロック108のサイズは、ブロック107のサイズよりも1mm〜3mm程度小さい。また、ブロック108の内側に配置されたブロック109のサイズは、ブロック108よりもさらに1mm〜3mm程度小さい。本実施の形態では、加工の容易さなどを考慮して、ブロック108、109の形状を長方形にしたが、これに限定されるものではなく、例えば楕円形にしてもよい。
なお、チップ1が正方形である場合、外側のブロック107は、チップ1よりも僅かに小さい正方形とし、かつ4つのコーナー部に突起110aを設ける。内側のブロック108、109は、例えば正方形または円形とする。
上記した3個のブロック107〜109のそれぞれの上面の高さは、初期状態(ブロック107〜109の非動作時)においては互いに等しく、また吸着駒102の上面周辺部の高さと等しくなっている。
次に、上記のようなブロック107〜109を備えた吸着駒102を使って、チップ1をダイシングテープ5から剥離する方法を説明する。
まず、前記図4および図5に示したピックアップ装置10に位置決めされているダイシングテープ5に紫外線を照射する。これにより、ダイシングテープ5に塗布された粘着剤が硬化してその粘着性が低下するので、ダイシングテープ5とダイアタッチフィルム4との界面が剥離し易くなる。
次に、図12に示すように、ピックアップ装置10のエキスパンドリング12を下降させることによって、ダイシングテープ5の周辺部に接着されたウエハリング6を下方に押し下げる。このようにすると、ダイシングテープ5が、その中心部から周辺部に向かう強い張力を受けて水平方向に弛みなく引き伸ばされる。
次に、図13に示すように、剥離の対象となる1個のチップ1(同図の中央部に位置するチップ1)の真下に吸着駒102の中心部(ブロック107〜109)を移動させると共に、このチップ1の上方に吸着コレット105を移動させる。図示しない移動機構に支持された吸着コレット105の底面の中央部には、内部が減圧される吸着口106が設けられており、剥離の対象となる1個のチップ1のみを選択的に吸着、保持できるようになっている。
次に、図14に示すように、吸着駒102を上昇させてその上面をダイシングテープ5の裏面に接触させると共に、前述した吸引口103、溝104および隙間(S)の内部を減圧する。これにより、剥離の対象となるチップ1の下方のダイシングテープ5がブロック107〜109の上面に密着する。また、このチップ1に隣接する他のチップ1の下方のダイシングテープ5が吸着駒102の上面周辺部に密着する。一方、吸着駒102の上昇とほぼ同時に吸着コレット105を下降させ、その底面を剥離の対象となるチップ1の上面に接触させることによって、チップ1を吸着すると共に下方に軽く押さえ付ける。
次に、図15に示すように、3個のブロック107〜109を同時に上方に突き上げてダイシングテープ5の裏面に荷重を加え、チップ1をダイシングテープ5と共に押し上げる。このとき、外側のブロック107のコーナー部に設けられた突起110aもブロック107と同時に上方に突き上がるため、チップ1のコーナー部も荷重が加えられる。3個のブロック107〜109のうち、外側のブロック107のみ上方に突き上げると、本実施の形態1で使用するチップ1の厚さは90μm以下と薄く、チップ1の剛性が極めて低いことから、チップ1の中心付近がブロックの方向(チップの裏面方向)に突出するように湾曲した状態となり、ダイシングテープ5との剥離が始まらない。また、3個のブロック107〜109のうち、内側のブロック108、109のみ上方に突き上げると、上記したように、チップ1の外周部がダイシングテープ5から剥離しにくくなり、チップ1が割れてしまう恐れがある。これに対し、本実施の形態1の場合、チップ1のコーナー部、すなわちブロック107の突起110aと接触している箇所が剥離の起点となり、そこからダイアタッチフィルム4とダイシングテープ5との剥離が始まる。このとき、剥離の対象となるチップ1に隣接する他のチップ1の下方のダイシングテープ5を下方に吸引し、吸着駒102の上面周辺部に密着させておくことにより、他のチップ1の剥離を防ぐことができる。
3個のブロック107〜109を同時に上方に突き上げるには、前記図8に示すプッシャ112を上方に押し上げることによって、プッシャ112に連結された内側のブロック109を押し上げる。これにより、内側ブロック109と中間のブロック108との間に介在する圧縮コイルばね111bのばね力によって中間のブロック108が押し上げられ、外側のブロック107と中間のブロック108との間に介在する圧縮コイルばね111aのばね力によって外側のブロック107が押し上げられるので、3個のブロック107〜109が同時に押し上げられる。そして、外側のブロック107の一部が吸着駒102の周辺部(溝104が形成されている部分と反対側の内面)と接触することによって、ブロック107〜109の上昇が停止する。
ブロック107〜109の突き上げ量は、チップ1のサイズに応じて増減することが望ましい。すなわち、チップ1のサイズが大きい場合は、ダイアタッチフィルム4との接触面積が大きく、従って粘着力も大きいので、突き上げ量を増やす必要がある。他方、チップ1のサイズが小さい場合は、ダイアタッチフィルム4との接触面積が小さく、従って粘着力も小さいので、突き上げ量を少なくしても容易に剥離する。なお、ダイシングテープ5に塗布されている感圧粘着剤は、製造元や品種によって粘着力に差があるので、チップ1のサイズが同じ場合であっても、感圧粘着剤の粘着力に応じてブロック107〜109の突き上げ量を変える必要がある。
次に、図16に示すように、ブロック107の内側に配置された2個のブロック108、109を同時に上方に突き上げてダイシングテープ5をさらに押し上げると、ダイアタッチフィルム4とダイシングテープ5との剥離がチップ1の中心方向へ進行する。
2個のブロック108、109を同時に上方に突き上げるには、前記図8に示すプッシャ112をさらに押し上げることによって、プッシャ112に連結されたブロック109を押し上げる。このとき、圧縮コイルばね111bのばね力によって中間のブロック108が押し上げられるので、2個のブロック108、109が同時に押し上げられる。ここで、図15に示したように、外側のブロック107が内側のブロック108、109と同時に押し上げられないのは、外側のブロック107と中間のブロック108との間に介在する圧縮コイルばね111aのばね定数(ばね力)が内側ブロック109と中間のブロック108との間に介在する圧縮コイルばね111bのばね定数(ばね力)よりも高いためである。そして、中間のブロック108の一部が外側のブロック107の一部と接触した時点でブロック108、109の上昇が停止する。
2個のブロック108、109を上方に突き上げる際には、チップ1の剥離を促進させるために、ブロック107〜109の隙間(S)の内部を減圧することによって、チップ1の下方のダイシングテープ5を下方に吸引しておく。また、溝104の内部を減圧し、吸着駒102の上面周辺部に接するダイシングテープ5を吸着駒102の上面に密着させておく。
次に、図17に示すように、最も内側のブロック109をさらに上方に突き上げてダイシングテープ5の裏面を押し上げると、ダイアタッチフィルム4とダイシングテープ5との剥離がチップ1の中心部まで進行する。ブロック109を上方に突き上げるには、前記図8に示す圧縮コイルばね111bが収縮するような強い力でブロック109を押し上げる。
そして、図18に示すように、ブロック109を下方に引き下げると共に、吸着コレット105を上方に引き上げることにより、ダイアタッチフィルム4がダイシングテープ5から完全に剥離する。なお、ブロック109の上面は、前記図17に示す工程でブロック109を上方に突き上げた際、吸着コレット105の吸引力によってダイアタッチフィルム4がダイシングテープ5から剥離される程度に面積を小さくしておく必要がある。ブロック109の上面の面積が大きいと、ダイアタッチフィルム4とダイシングテープ5との接触面積も大きくなり、両者の粘着力が大きくなるので、吸着コレット105がチップ1を吸引する力ではダイアタッチフィルム4をダイシングテープ5から剥離できない。
一方、ブロック109の上面の面積を小さくした場合は、ブロック109がダイシングテープ5に突き当たった際、チップ1の狭い領域(中央部分)に強い荷重が集中的に加わるので、極端な場合にはチップ1が割れる恐れがある。そこで、ブロック109を突き上げる際は、突き上げ速度を遅くしたり、ブロック109がダイシングテープ5と接触する時間を短くしたり、ブロック109の突き上げ量を少なく(例えば0.2mm〜0.4mm程度)したりすることによって、チップ1の狭い領域に強い荷重が加わらないようにすることが望ましい。好ましくは、吸着コレット105の径よりも小さく、吸着コレット105の吸着口106よりも大きい面積である。
また、吸着コレット105がチップ1を下方に押さえ付けている状態でブロック109を下方に引き下げると、吸着コレット105が下方に移動するために、チップ1がブロック109に当たって割れる恐れがある。従って、ブロック109を下方に引き下げる際は、その直前に吸着コレット105を引き上げるか、少なくとも吸着コレット105が下方に移動しないように、固定しておくことが望ましい。
このようにして、ダイアタッチフィルム4と共にダイシングテープ5から剥離されたチップ1は、吸着コレット105に吸着、保持されて次工程(ペレット付け工程)に搬送される。そして、チップ1を次工程に搬送した吸着コレット105がピックアップ装置10に戻ってくると、前記図13〜図18に示した手順に従って、次のチップ1がダイシングテープ5から剥離され、以後同様の手順に従ってダイシングテープ5から1個ずつチップ1が剥離される。
ペレット付け工程に搬送されたチップ1は、図19に示すように、ダイアタッチフィルム4を介して配線基板14上に実装され、Auワイヤ15を介して配線基板14の電極16と電気的に接続される。続いて、図20に示すように、配線基板14上に実装されたチップ1の上にダイアタッチフィルム4を介して第2のチップ1が積層され、Auワイヤ15を介して配線基板14の電極16と電気的に接続される。第2のチップ1は、前述した方法でダイシングテープ5から剥離された後、ペレット付け工程に搬送されてチップ1の上に積層される。その後、配線基板14をモールド工程に搬送し、2個のチップ1とAuワイヤ15とをモールド樹脂(図示せず)で封止することによって、積層パッケージが完成する。
以上、本発明者によってなされた発明を前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば図21に示すように、ブロック107の長辺の中途部に補助的な突起(第2の突起、第2の突出部)113を設けることにより、チップとダイシングテープとの剥離を促進させることができる。また、例えば図22に示すように、ブロック107の一部に内部が減圧される吸引口114を設けたり、例えば図23に示すように、ブロック107の一部に内部が減圧される切り欠き溝115を設けたりしてもよい。これにより、剥離の対象となる1個のチップのみを選択的に吸着、保持できるので、チップとダイシングテープとの剥離を促進させることができる。
前記実施の形態では、3個のブロックを使ってチップを剥離する方法を説明したが、ブロックの数は3個に限定されるものではなく、剥離の対象となるチップのサイズが大きい場合には、4個以上のブロックを使ってもよい。また、剥離の対象となるチップのサイズが非常に小さい場合には、2個のブロックを使ってもよい。
前記実施の形態においては、厚さが90μm以下の薄いチップに適用した場合について説明したが、90μmを超える厚いチップに対して本発明を適用してもよい。また、ウエハとダイシングテープとの間にダイアタッチフィルムを介在させない場合にも適用することができる。
本発明は、半導体製造工程のうち、ダイシングテープに貼り付けた半導体ウエハをダイシングして複数の半導体チップに分割した後、それぞれの半導体チップをダイシングテープから剥離する工程に適用して有効な技術である。
本発明の一実施の形態である半導体装置の製造に用いる半導体チップの平面図である。 半導体ウエハの研削工程を示す側面図である。 半導体ウエハのダイシング工程を示す側面図である。 ピックアップ装置の斜視図である。 半導体ウエハおよびダイシングテープをウエハリングに固定し、その上方に押さえ板を配置すると共に、下方にエキスパンドリングを配置した状態を示す平面図である。 ピックアップ装置の吸着駒を示す斜視図である。 吸着駒の上面近傍の拡大斜視図である。 図6のA−A線に沿った吸着駒の断面図である。 吸着駒の上面近傍の拡大断面図である。 吸着駒に組み込まれたブロックの拡大平面図である。 剥離の対象となるチップのサイズと外側のブロックのサイズを比較した平面図である。 ダイシングテープをウエハリングを押さえ板とエキスパンドリングで挟むことによってダイシングテープの張力を与えた状態を示す断面図である。 半導体チップの剥離方法を説明する吸着駒の上面近傍の断面図である。 半導体チップの剥離方法を説明する吸着駒の上面近傍の断面図である。 半導体チップの剥離方法を説明する吸着駒の上面近傍の断面図である。 半導体チップの剥離方法を説明する吸着駒の上面近傍の断面図である。 半導体チップの剥離方法を説明する吸着駒の上面近傍の断面図である。 半導体チップの剥離方法を説明する吸着駒の上面近傍の断面図である。 半導体チップのペレット付け工程を示す配線基板の断面図である。 半導体チップのペレット付け工程を示す配線基板の断面図である。 吸着駒に組み込まれたブロックの他の例を示す拡大平面図である。 吸着駒に組み込まれたブロックの他の例を示す拡大平面図である。 吸着駒に組み込まれたブロックの他の例を示す拡大斜視図である。 従来の多段ブロック式突き上げ治具の問題点を説明する断面図である。 従来の多段ブロック式突き上げ治具の問題点を説明する断面図である。
符号の説明
1 半導体チップ
1A 半導体ウエハ
1A’ チップ領域
2 ボンディングパッド
4 ダイアタッチフィルム
5 ダイシングテープ
6 ウエハリング
7 ダイシングブレード
10 ピックアップ装置
11 支持リング
12 エキスパンドリング
13 接着剤
14 配線基板
15 Auワイヤ
16 電極
102 吸着駒
103 吸引口
104 溝
105 吸着コレット
106 吸着口
107〜109 ブロック
110a 突起(第1の突出部)
110b 先端部
111a、111b 圧縮コイルばね
112 プッシャ
113 突起(第2の突出部)
114 吸引口
115 切り欠き溝
120、121 突き上げブロック
S 隙間

Claims (17)

  1. (a)半導体ウエハの裏面にダイシングフィルムを貼り付ける工程と、
    (b)前記工程(a)の後、前記半導体ウエハをダイシングすることによって、前記半導体ウエハを複数個の半導体チップに分割する工程と、
    (c)前記工程(b)の後、前記ダイシングフィルムに貼り付けられた前記複数の半導体チップのうち、剥離の対象となる第1半導体チップの下方の前記ダイシングフィルムに上向きの荷重を加えることにより、前記第1半導体チップを前記ダイシングフィルムから剥離する工程とを含む半導体装置の製造方法であって、
    前記工程(c)は、
    (c1)前記第1半導体チップよりもサイズが小さい第1平面と、前記第1平面のコーナー部に設けられ、その先端が前記第1半導体チップのコーナー部に延在する突出部を備えた第1の突き上げブロック、および前記第1平面よりもサイズが小さい第2平面を有し、前記第1の突き上げブロックの内側に配置された第2の突き上げブロックを有する突き上げ機構を準備する工程と、
    (c2)前記第1の突き上げブロックの第1平面と、前記第1の突き上げブロックの前記突出部と、前記第2の突き上げブロックの第2平面とを前記ダイシングフィルムを介して前記第1の半導体チップの裏面に同時に突き当て、前記ダイシングフィルムを上方に突き上げることによって、前記第1半導体チップと前記ダイシングフィルムとを前記第1半導体チップのコーナー部から中心側に向かって剥離する工程と、
    (c3)前記第2の突き上げブロックの第2平面を前記第1の突き上げブロックの第1平面よりもさらに上方に押し上げことによって、前記第1半導体チップと前記ダイシングフィルムとの剥離をさらに進行させる工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体ウエハと前記ダイシングフィルムとの間にダイアタッチフィルムを介在させ、前記第1半導体チップとその裏面の前記ダイアタッチフィルムとを前記ダイシングフィルムから剥離することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体チップの厚さは、90μm以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1の突き上げブロックの第1平面と、前記第2の突き上げブロックの第2平面との間には、隙間が設けられており、前記第1半導体チップに前記上向きの荷重を加える際、前記隙間の内部を減圧することによって、前記第1半導体チップの裏面の前記ダイシングフィルムを下方に吸引することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1半導体チップに前記上向きの荷重を加える際、前記第1半導体チップに隣接する他の半導体チップの裏面の前記ダイシングフィルムを下方に吸引することを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体チップは、縦と横の長さが異なる長方形であり、前記第1の突き上げブロックの第1平面は、縦と横の長さが異なる長方形であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記工程(c)で前記ダイシングフィルムに前記上向きの荷重を加える際、前記第1半導体チップの上面に吸着コレットを押し付けることによって、前記第1半導体チップに下向きの荷重を加えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1の突き上げブロックの第1平面のコーナー部以外の領域に、その先端が前記第1半導体チップの外周部に延在する第2の突出部を設けたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1の突き上げブロックの第1平面の一部に切り欠き溝を設けたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記半導体チップに不揮発性メモリが形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  11. ダイシングフィルムに貼り付けられた複数の半導体チップのうち、剥離の対象となる第1半導体チップの下方の前記ダイシングフィルムに上向きの荷重を加えることにより、前記第1半導体チップを前記ダイシングフィルムから剥離する突き上げ機構を備えた半導体製造装置であって、
    前記突き上げ機構は、前記第1半導体チップよりもサイズが小さい第1平面と、前記第1平面のコーナー部に設けられ、その先端が前記第1半導体チップのコーナー部に延在する突出部を備えた第1の突き上げブロック、および前記第1平面よりもサイズが小さい第2平面を有し、前記第1の突き上げブロックの内側に配置された第2の突き上げブロックを有することを特徴とする半導体製造装置。
  12. 前記第1平面のコーナー部以外の領域において、前記第1平面の外周部から前記第1半導体チップの外周部までの距離は、0.5mm〜0.75mmであることを特徴とする請求項11記載の半導体製造装置。
  13. 前記第1平面の一辺は、前記第1半導体チップに形成されたボンディングパッドと重なる位置にあることを特徴とする請求項11記載の半導体製造装置。
  14. 前記第1の突き上げブロックの第1平面と、前記第2の突き上げブロックの第2平面との間に隙間が設けられており、前記第1半導体チップに前記上向きの荷重を加える際には、前記隙間の内部が減圧され、前記第1半導体チップの裏面の前記ダイシングフィルムが下方に吸引されることを特徴とする請求項11記載の半導体製造装置。
  15. 前記第1の突き上げブロックの第1平面のコーナー部以外の領域には、その先端が前記第1半導体チップの外周部に延在する第2の突出部が設けられていることを特徴とする請求項11記載の半導体製造装置。
  16. 前記第1の突き上げブロックの第1平面の一部には、内部が減圧される切り欠き溝が設けられていることを特徴とする請求項11記載の半導体製造装置。
  17. 前記第1の突き上げブロックの第1平面の一部には、内部が減圧される吸引口が設けられていることを特徴とする請求項11記載の半導体製造装置。
JP2005227894A 2005-08-05 2005-08-05 半導体装置の製造方法および半導体製造装置 Active JP4664150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005227894A JP4664150B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 半導体装置の製造方法および半導体製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005227894A JP4664150B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 半導体装置の製造方法および半導体製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007042996A true JP2007042996A (ja) 2007-02-15
JP4664150B2 JP4664150B2 (ja) 2011-04-06

Family

ID=37800675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005227894A Active JP4664150B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 半導体装置の製造方法および半導体製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4664150B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188157A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Panasonic Corp チップ剥離装置およびチップ剥離方法ならびにチップピックアップ装置
JP2010056466A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Shibaura Mechatronics Corp 半導体チップのピックアップ装置及びピックアップ方法
WO2011125492A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-13 古河電気工業株式会社 半導体装置の製造方法
JP2013172042A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Mitsubishi Electric Corp チップピックアップ装置
US8561664B2 (en) 2010-06-17 2013-10-22 Hitachi High-Tech Instruments Co., Ltd. Die bonder, pickup method, and pickup device
US8727202B2 (en) 2011-09-19 2014-05-20 Hitachi High-Tech Instruments Co., Ltd. Die bonder and bonding method
US9343338B2 (en) 2011-03-23 2016-05-17 Fasford Technology Co., Ltd. Pick-up method of die bonder and die bonder
JP2018063967A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 チップのピックアップ方法
JP2018182278A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 芝浦メカトロニクス株式会社 半導体チップのピックアップ装置及び実装装置
KR101932167B1 (ko) 2018-07-31 2019-03-20 위재우 다이 픽업장치
JP2019047089A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 ファスフォードテクノロジ株式会社 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JP2019121775A (ja) * 2018-01-09 2019-07-22 力成科技股▲分▼有限公司 チップ突き上げニードル装置及びチップ突き上げニードル設備
KR102177863B1 (ko) * 2020-08-07 2020-11-11 변영기 칩 필름 단계적 박리장치
CN112530834A (zh) * 2019-09-17 2021-03-19 捷进科技有限公司 芯片贴装装置、剥离单元、筒夹及半导体器件的制造方法
JP2022125244A (ja) * 2018-09-19 2022-08-26 ファスフォードテクノロジ株式会社 ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
JP7443183B2 (ja) 2020-07-22 2024-03-05 キヤノンマシナリー株式会社 ピックアップ装置およびピックアップ方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005117019A (ja) * 2003-09-17 2005-04-28 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005117019A (ja) * 2003-09-17 2005-04-28 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009188157A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Panasonic Corp チップ剥離装置およびチップ剥離方法ならびにチップピックアップ装置
JP2010056466A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Shibaura Mechatronics Corp 半導体チップのピックアップ装置及びピックアップ方法
WO2011125492A1 (ja) * 2010-03-31 2011-10-13 古河電気工業株式会社 半導体装置の製造方法
JP2011216529A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 半導体装置の製造方法
CN102822946A (zh) * 2010-03-31 2012-12-12 古河电气工业株式会社 半导体装置的制造方法
TWI427691B (zh) * 2010-03-31 2014-02-21 Furukawa Electric Co Ltd Manufacturing method of semiconductor device
US8561664B2 (en) 2010-06-17 2013-10-22 Hitachi High-Tech Instruments Co., Ltd. Die bonder, pickup method, and pickup device
US9343338B2 (en) 2011-03-23 2016-05-17 Fasford Technology Co., Ltd. Pick-up method of die bonder and die bonder
US8727202B2 (en) 2011-09-19 2014-05-20 Hitachi High-Tech Instruments Co., Ltd. Die bonder and bonding method
JP2013172042A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Mitsubishi Electric Corp チップピックアップ装置
JP2018063967A (ja) * 2016-10-11 2018-04-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 チップのピックアップ方法
JP2018182278A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 芝浦メカトロニクス株式会社 半導体チップのピックアップ装置及び実装装置
JP2019047089A (ja) * 2017-09-07 2019-03-22 ファスフォードテクノロジ株式会社 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JP2019121775A (ja) * 2018-01-09 2019-07-22 力成科技股▲分▼有限公司 チップ突き上げニードル装置及びチップ突き上げニードル設備
KR101932167B1 (ko) 2018-07-31 2019-03-20 위재우 다이 픽업장치
JP2022125244A (ja) * 2018-09-19 2022-08-26 ファスフォードテクノロジ株式会社 ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
JP7284328B2 (ja) 2018-09-19 2023-05-30 ファスフォードテクノロジ株式会社 ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法
CN112530834A (zh) * 2019-09-17 2021-03-19 捷进科技有限公司 芯片贴装装置、剥离单元、筒夹及半导体器件的制造方法
JP7443183B2 (ja) 2020-07-22 2024-03-05 キヤノンマシナリー株式会社 ピックアップ装置およびピックアップ方法
KR102177863B1 (ko) * 2020-08-07 2020-11-11 변영기 칩 필름 단계적 박리장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4664150B2 (ja) 2011-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4664150B2 (ja) 半導体装置の製造方法および半導体製造装置
JP4574251B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7285864B2 (en) Stack MCP
JP4864816B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
US8499813B2 (en) System for separating a diced semiconductor die from a die attach tape
KR20130000211A (ko) 기판 가공 방법
KR20040086359A (ko) 반도체 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
JP2000164534A (ja) ウェ―ハの分離装置及び方法
US10490531B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device and semiconductor device
JP2004304066A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2006032506A (ja) 半導体ウェハの剥離方法および剥離装置
JP2008159724A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2001060591A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2013065628A (ja) ダイボンダ並びにダイピックアップ装置及びダイピックアップ方法
JP2005166807A (ja) 半導体素子の製造方法および基板の個片化方法
JPH11135574A (ja) 超音波ボンディング用コレットおよびボンディング方法
JP5647308B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JP5337226B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
TWI719896B (zh) 黏晶裝置,剝離單元,夾頭及半導體裝置的製造方法
JP2009267179A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4043720B2 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2003086612A (ja) ダイボンディング方法
WO2010052760A1 (ja) チップ剥離方法、半導体装置の製造方法、及びチップ剥離装置
KR100533748B1 (ko) 반도체 다이 접착용 픽업 툴
KR100907185B1 (ko) 토크 방식의 플란자 핀을 갖는 반도체 칩 접착 장비 및반도체 칩 접착방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100528

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4664150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250