JP2007042885A - 半導体製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 取り扱いが容易で、下地層との高い選択性を有するハードマスクを用いた半導体製造方法を提供する。
【解決手段】 Si基板1上又は前記Si基板上に形成されたSiを含む下地膜2、3上に、SiOC膜を形成する工程と、前記SiOC膜に、アッシング処理を施す工程と、前記アッシング処理を施したSiOC膜4’を、Fを含むウエット処理により選択的に除去する工程を備える。
【選択図】 図4
【解決手段】 Si基板1上又は前記Si基板上に形成されたSiを含む下地膜2、3上に、SiOC膜を形成する工程と、前記SiOC膜に、アッシング処理を施す工程と、前記アッシング処理を施したSiOC膜4’を、Fを含むウエット処理により選択的に除去する工程を備える。
【選択図】 図4
Description
本発明は、例えばハードマスクを用いた加工工程を備える半導体製造方法に関する。
半導体製造工程において、半導体基板や、その上層に形成された熱酸化膜、TEOS(Tetra Ethoxy Silane)膜、窒化膜などの下地層を加工する際、ハードマスクとして、下地層に対してウエット処理の選択性を有するBSG(Boron Silicate Glass)膜が用いられている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、通常CVD(Chemical Vapor Deposition)法で成膜されるBSG膜は、吸湿性が高く、膜中のボロンが表面に析出するなどから、取り扱いが難しく、異物の除去などを要するために工程が増加するといった問題を生じていた。
特開2002−246378号公報
本発明は、取り扱いが容易で、下地層との高い選択性を有するハードマスクを用いた半導体製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明の一態様によれば、Si基板上又は前記Si基板上に形成されたSiを含む下地膜上に、SiOC膜を形成する工程と、前記SiOC膜に、アッシング処理を施す工程と、前記アッシング処理を施したSiOC膜を、Fを含むウエット処理により選択的に除去する工程を備えることを特徴とする半導体製造方法が提供される。
本発明の一実施態様によれば、半導体製造方法において、取り扱いが容易で、下地層との高い選択性を有するハードマスクを用いることが可能となる。
以下本発明の実施形態について、図を参照して説明する。
(実施形態1)
本実施形態の半導体製造工程における素子分離領域形成工程を図1〜5に示す。
本実施形態の半導体製造工程における素子分離領域形成工程を図1〜5に示す。
先ず、図1に示すように、シリコン基板1上にシリコン酸化膜2、CVDシリコン窒化膜3を順次形成した後、C含有量12wt%のSiOC膜4を形成する。さらにレジスト膜を塗布し、リソグラフィー技術によりパターニングしてレジストパターン5を形成する。
次いで、図2に示すように、レジストパターン5をマスクとして、RIE(Reactive Ion Etching)技術によりSiOC膜4、シリコン窒化膜3、シリコン酸化膜2をパターニングする。そして、図3に示すように、酸素プラズマによりレジストパターン5を剥離するとともに、SiOC膜4をアッシング処理する(SiOC膜4’)。
次いで、図4に示すように、アッシング処理されたSiOC膜4’をハードマスクとして、RIE技術によりシリコン基板1をパターニングし、素子分離領域となるトレンチ6を形成する。
そして、例えば希釈したHFやNH4FなどFを含むウエット処理を施す。SiOC膜4’は、アッシング処理によりCが抜けて膜密度が低くなっているため、Fを含むウエット処理により、図5に示すように、シリコン基板1、シリコン酸化膜2、シリコン窒化膜3に対して選択的に除去される。
このように、アッシング処理されたSiOC膜は、シリコン基板や、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜といった下地に対して、Fを含むウエット処理において十分な選択比を有することから、基板、下地を加工後、サイドエッチングなどの不具合を生ずることなく除去することができる。したがって、従来の取り扱いが難しいBSG膜に替えて、半導体製造工程を通して低誘電率膜として用いられるSiOC膜をハードマスクとして用いることが可能となる。
また、本実施形態においては、素子分離領域の形成工程に適用しているが、これに限定されるものではなく、その他ハードマスクを用いた加工に適宜用いることが可能である。
(実施形態2)
本実施形態の半導体製造工程におけるLDD(Light Doped Drain)構造形成工程を図6〜11に示す。
本実施形態の半導体製造工程におけるLDD(Light Doped Drain)構造形成工程を図6〜11に示す。
先ず、図6に示すように、シリコン基板11上にシリコン酸化膜12を形成し、ポリシリコン膜を形成後、RIE技術によりパターニングし、ゲート電極13を形成する。そして、イオン・インプランテーション技術により、不純物イオンを注入し、低濃度領域14を形成する。
次いで、図7に示すように、全面にC含有量17wt%のSiOC膜15を形成する。そして、図8に示すように、RIE技術によりエッチバックを行い、SiOC側壁15’を形成する。
次いで、図9に示すように、イオン・インプランテーション技術により、不純物イオンを注入してソース・ドレイン領域16を形成し、LDDゲート構造を構成する。そして、図10に示すように、酸素プラズマによりSiOC側壁15’をアッシング処理する(SiOC膜15”)。
次いで、例えば希釈したHFやNH4FなどFを含むウエット処理を施す。SiOC側壁15”は、アッシング処理によりCが抜けて膜密度が低くなっているため、Fを含むウエット処理により、図11に示すように、シリコン酸化膜12、ゲート電極13に対して選択的に除去される。
このように、アッシング処理されたSiOC側壁は、シリコン酸化膜、ポリシリコン膜といった下地に対して、Fを含むウエット処理において十分な選択比を有することから、イオン注入後、サイドエッチングなどの不具合を生ずることなく除去することができる。
また、本実施形態においては、LDD形成工程に適用しているが、これに限定されるものではなく、その他イオン注入工程に適宜用いることが可能である。
これら実施形態において、SiOC膜のC含有量を、12wt%、17wt%としたが、C含有量は、10〜50wt%であることが必要である。10wt%未満であると、アッシング後の膜密度が高く、Fを含むウエット処理において選択比5以上の十分な選択比を取ることができず、50wt%を超えると、アッシングにより膜密度が低くなりすぎ、下地を加工する際にマスク耐性がなくなり、マスク材として十分に機能しなくなってしまうためである。より好ましくは12〜17wt%である。
また、下地としてシリコン酸化膜、シリコン窒化膜、ポリシリコン膜を用いているが、シリコン酸化膜としては、例えばシリコン熱酸化膜やLPCVD(Low Pressure CVD)によるTEOS膜などが挙げられる。
また、アッシング処理においてはO2を含むガスが用いられるが、H2、H2OなどH原子、O原子を含むガスを混合していても良い。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。その他要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1、11 シリコン基板
2、12 シリコン酸化膜
3 シリコン窒化膜
4、15 SiOC膜
5 レジストパターン
6 トレンチ
13 ゲート電極
14 低濃度領域
16 ソース・ドレイン領域
2、12 シリコン酸化膜
3 シリコン窒化膜
4、15 SiOC膜
5 レジストパターン
6 トレンチ
13 ゲート電極
14 低濃度領域
16 ソース・ドレイン領域
Claims (5)
- Si基板上又は前記Si基板上に形成されたSiを含む下地膜上に、SiOC膜を形成する工程と、
前記SiOC膜に、アッシング処理を施す工程と、
前記アッシング処理を施したSiOC膜を、Fを含むウエット処理により選択的に除去する工程を備えることを特徴とする半導体製造方法。 - 前記SiOC膜中のC含有量が10〜50wt%であることを特徴とする請求項1に記載の半導体製造方法。
- 前記Siを含む下地膜は、シリコン酸化膜、シリコン窒化膜、ポリシリコン膜の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体製造方法。
- 前記SiOC膜を、パターニングする工程と、
前記パターニングされたSiOC膜をマスクとして、前記Siを含む下地膜を除去する工程を備えることを特徴とする請求項1乃至3に記載の半導体製造方法。 - 前記SiOC膜を、パターニングする工程と、
前記パターニングされたSiOC膜をマスクとして、前記Si基板にイオン注入を施す工程を備えることを特徴とする請求項1乃至3に記載の半導体製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005225711A JP2007042885A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 半導体製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005225711A JP2007042885A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 半導体製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007042885A true JP2007042885A (ja) | 2007-02-15 |
Family
ID=37800587
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JP2005225711A Pending JP2007042885A (ja) | 2005-08-03 | 2005-08-03 | 半導体製造方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2007042885A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105304554A (zh) * | 2014-07-28 | 2016-02-03 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 互连结构的形成方法 |
-
2005
- 2005-08-03 JP JP2005225711A patent/JP2007042885A/ja active Pending
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