JP2007042281A - 情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ドライブコントローラ7は、データの上書きが可能なCD−RWディスク1のユーザデータが記録されるユーザデータ部より内周側にのみトラックの先頭アドレスを含むトラックの情報を記録し、そのトラックの情報を記録後、ホストコンピュータからアクセスがない場合、CD−RWディスク1上のトラックの先頭の記録単位から順番にブランク部に対して所定のデータを記録する。
【選択図】 図1
Description
ATIPとは、CD−Rディスク,CD−RWディスク上にある溝(「グルーブ(groove)」と呼ぶ)のことであり、その溝には細かい振動(「ワブル(wobble)」と呼ぶ)により、時間情報やディスク情報等がATIPフォーマットで記録されている。
CD−Rディスク,CD−RWディスクに対してデータを記録する手段として、トラックアットワンス方式やパケットライト方式と呼ばれる記録方式がある。
トラックの開始アドレスや終了アドレスなどの情報は、メディア上の別領域にPMA(Program Memory Area)やTOC(Table Of Contents)として記録される。
UDFとは、ハードディスクドライブ(HDD)やフロッピディスクドライブ(FDD)のように、CD−RWディスク上で、ファイル単位での記録/再生/消去が容易に行なえるファイルシステムである。
UDFでは、このようにCD−RWディスクに対してランダムにアクセスできるようにするために、一度ディスクに対してフォーマット処理を行なう必要がある。
このフォーマット処理を行なうことにより、CD−RWディスクに対してデータをランダムに記録/再生/消去することができるようになる。
(1)データの上書きが可能な記録ディスクに対して複数の記録単位からなるトラックを記録及び再生する手段を備えた情報記録再生装置において、上記記録ディスクのユーザデータが記録されるユーザデータ部より内周側にのみ上記トラックの先頭アドレスを含む上記トラックの情報を記録する手段と、上記トラックの情報を記録後、ホストコンピュータからアクセスがない場合、上記記録ディスク上の上記トラックの先頭の記録単位から順番にブランク部に対して所定のデータを記録する手段を設けた情報記録再生装置。
図1は、この発明の一実施形態のCD−RWドライブの構成を示す図である。
このCD−RWドライブは、データの上書きが可能な記録メディアであるCD−RWディスク1を任意の回転速度で回転させるモータ2と、モータ2の制御を行なう回転制御部3を備えている。
このドライブコントローラ7は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
また、記録メディアに対してデータの記録及び再生を行なっていない時、記録メディア上のフォーマット領域内に存在する全てのブランク部に対して所定のデータを記録する手段の機能も果たす。
また、記録メディア上に形成されたATIPからアドレスを検出し、その検出されたアドレスに基づいてデータを記録する機能も果たす。
CD−RWディスク1は、内周から、パワーキャリブレーション領域(Power Calibration Area:PCA)20,プログラムメモリ領域(Program Memory Area:PMA)21,リードイン領域(Lead−in Area)22,プログラムエリア(プログラム領域)23から構成される。
その領域にはテストエリア,カウントエリアがそれぞれ100個ずつあり、このCD−RWドライブは、そのCD−RWディスク1に対して初めてデータ(情報)を記録する時、PCA(当該領域)でレーザパワーキャリブレーション(OPC)を行ない、CD−RWディスク1に対してデータ記録時の適切な記録パワー値を設定する。
リードイン領域22は、セッション30の初めを示す領域であり、セッション30内のトラック情報(TOC)を記録する領域である。
セッション30は、1つもしくは複数のトラック(図ではトラック1と2を示す)とリードアウト領域(Lead−out Area)25からなる1つの単位である。
リードアウト領域25は、セッション30の終わりを示す領域である。
ATIPとは、未使用のCD−RWディスクにある溝(グルーブ)のことであり、その溝には細かい振動(ワブル)により時間情報や、ディスク情報が記録されている。図中「Minutes」「Seconds」は60進数で、「Frame」は75進数でそれぞれ表現される。
トラック40は1パケットで構成される。
トラックアットワンス方式を用いた場合には、このユーザデータブロック41は最少でも300ブロック以上なくてはならないと規定されている。
リンクブロック43は、1ブロックからなり、トラックとトラックのつなぎめを意味するブロックである。
ユーザデータブロック41は、ユーザ(ホストコンピュータ11)から転送されたデータを記録する領域である。
ランアウトブロック(Run−out Block)45は、2ブロックからなり、トラック40の最後を意味するブロックである。
パケットライト方式で記録したトラック50は、プレギャップ領域51とユーザデータ部52からなり、そのユーザデータ部52は複数のパケット53から構成されている。
パケット53は、トラック50の中に存在するセクタの固まりであり、最小単位は1セクタである。パケットライト方式では、このパケット53を1回で記録する。
ランインブロック(Run−in Block)55は、4ブロックからなり、パケット53の先頭を意味するブロックである。
ランアウトブロック(Run−out Block)57は、2ブロックからなり、パケット53の最後を意味するブロックである。
トラックアットワンス方式に比べ、パケットライト方式ではユーザデータブロック56は最少で1ブロックから記録できる。
さらにパケットライト方式には、記録方式として固定長パケットと可変長パケットの2種類があるが、公知技術なのでその詳細な説明は省略する。
ドライブコントローラ7は、ホストコンピュータ11からフォーマット処理の命令を受け付けたら、CD−RWディスク1が挿入されているかを確認し、ディスク有りか否かを判断して(S1)、CD−RWディスク1が挿入されていたら、ディスク有りと判断し、CD−RWディスク1上の記録領域のプレギャップ領域の記録を行なう(S2)。
そして、TOC領域の記録が正常に終了したか否かを判断し(S7)、TOC領域の記録が正常に終了したら、当該CD−RWディスク1に対する簡易フォーマット処理が正常に終了したとして、処理を終了する。
通常、CD−RWドライブにおけるフォーマット時はトラック領域にもデータを記録するので、記録アドレスは、記録されているサブコード(Sub Code)によって検出することができる。
ブランク部は、トラック50上に存在するパケット53を最初から再生させることによって検出される。
そのパケット番号nは、トラックの先頭からパケット番号1,2,3…nとする。
一方、S22においてホストコンピュータ11からドライブに対して最後にアクセスした状態から所定の時間内にアクセスがあったときには、この処理は実行しないで終了する。
なぜなら、UDFデータが記録されている最終アドレス以降は、Windows95(登録商標)等のOSからアクセスされないからである。
つまり、OSにとって必要なデータが記録されている最終部以降はブランク部記録処理を実施する必要がなく、かえって時間の無駄が発生する。
ドライブコントローラ7は、ホストコンピュータ11からデータの記録処理命令を受け付けたら、記録位置を設定し(S31)、CD−RWディスク1にデータを記録する(S32)。
また、当記録位置がバッファ8に記憶されている値よりも大きいときは、当記録位置をバッファ8に記憶し(S35)、この処理を終了する。
ドライブコントローラ7は、最初にパケット番号n(n=1,2,3…)の設定をする(S41)。
あるいは、パケット番号nがバッファ8に記憶されている値以上の値であったときは、この処理を終了する。
また、上記の簡易フォーマット処理の際に、トラック情報記録領域,プログラムメモリ領域のみを記録するので、フォーマット時間を大幅に短縮することができる。
さらに、上記記録メディア上に形成されたATIPからアドレスを検出し、その検出されたアドレスに基づいてデータを記録することができる。
さらにまた、上記のような簡易フォーマットの処理時、フォーマット領域内の全てのブランク部に対してでなく、フォーマット領域内に対する最終記録アドレスよりも内側にあるブランク部に対してのみ所定の内容のデータを記録する処理を行なうので、さらにフォーマット処理を早く終了することができる。
なお、上述の実施例では、CD−RWドライブにおけるこの発明に係る簡易フォーマット処理,ブランク部記録処理について説明したが、記録メディアとしては、CD−RWディスクに限らず、情報の記録再生が可能であり、情報の再記録が可能であり、且つフォーマット処理を必要とするその他の記録メディアに対する情報記録再生装置全般に適用することができる。
Claims (5)
- データの上書きが可能な記録ディスクに対して複数の記録単位からなるトラックを記録及び再生する手段を備えた情報記録再生装置において、
前記記録ディスクのユーザデータが記録されるユーザデータ部より内周側にのみ前記トラックの先頭アドレスを含む前記トラックの情報を記録する手段と、
前記トラックの情報を記録後、ホストコンピュータからアクセスがない場合、前記記録ディスク上の前記トラックの先頭の記録単位から順番にブランク部に対して所定のデータを記録する手段とを設けたことを特徴とする情報記録再生装置。 - 前記トラックの情報は、前記記録ディスクのリードイン領域に記録されることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
- 前記記録単位は、固定長の記録単位であることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録再生装置。
- 前記所定のデータを記録する手段は、前記トラックの内周側から所定のデータを記録することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報記録再生装置。
- 前記記録ディスク上に形成されたウォブルにフォーマットされた情報からアドレスを検出し、該検出されたアドレスに基づいてデータを記録するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報記録再生装置。
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JP2006308955A JP4651603B2 (ja) | 1998-09-03 | 2006-11-15 | 情報記録再生装置 |
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Family Applications (1)
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JP2006308955A Expired - Lifetime JP4651603B2 (ja) | 1998-09-03 | 2006-11-15 | 情報記録再生装置 |
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JP (1) | JP4651603B2 (ja) |
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2006
- 2006-11-15 JP JP2006308955A patent/JP4651603B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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