JP2007042281A - 情報記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CD−RWディスク等のデータの上書きが可能なディスクのディスクフォーマットの時間を短縮する。
【解決手段】 ドライブコントローラ7は、データの上書きが可能なCD−RWディスク1のユーザデータが記録されるユーザデータ部より内周側にのみトラックの先頭アドレスを含むトラックの情報を記録し、そのトラックの情報を記録後、ホストコンピュータからアクセスがない場合、CD−RWディスク1上のトラックの先頭の記録単位から順番にブランク部に対して所定のデータを記録する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、情報の記録再生が可能で且つフォーマット処理を必要とする,CD−Rディスク,CD−RWディスク,その他の記録メディアに対する情報の記録及び再生を行なう情報記録再生装置に関する。
従来、光ディスク上でトラック内のデータ未記録のパケットを管理し、そのデータ未記録のパケットを素早く探し出せるようにし、光ディスクに対して直接パケットの記録や再生させる時の時間短縮を図った光ディスク記録装置(例えば、特許文献1参照)があった。
情報(データ)を記録することが可能なコンパクトディスク(Compact Disc:CD)には、CD−Rディスク(Compact Disc Recordable:同じ領域に対して1回のみデータの記録が可能なディスク)と、CD−RWディスク(Compact Disc Rewritable:同じ領域に対してデータの上書きが可能なディスク)がある。
上記CD−Rディスク,CD−RWディスクの特徴として、ディスク上にATIP(Absolute Time In Pre−groove)がある。
ATIPとは、CD−Rディスク,CD−RWディスク上にある溝(「グルーブ(groove)」と呼ぶ)のことであり、その溝には細かい振動(「ワブル(wobble)」と呼ぶ)により、時間情報やディスク情報等がATIPフォーマットで記録されている。
CD−Rディスク,CD−RWディスクに対してデータの記録/再生を行なうときは、時間情報により読み書きする位置を探したり、ディスク情報によりデータを記録する時のレーザ光の強さを知ることができる。
また、CD−Rディスク,CD−RWディスクで再生できる最小単位にブロックと呼ばれる単位があり、1ブロックには2048〜2352バイト(byte)のデータが含まれる。
また、記録できる最小単位にパケットと呼ばれる単位があり、1つ以上の再生可能なユーザデータブロックと、その前の5つのリンク用ブロック(1つのリンクブロック(Link Block)と4つのランインブロック(Run−in Block)とからなる)と、後ろの2つのリンク用ブロック(ランアウトブロック(Run−out Block)と呼ぶ)から成る。
このパケット内のユーザデータブロック数をパケット長と呼ぶ。
CD−Rディスク,CD−RWディスクに対してデータを記録する手段として、トラックアットワンス方式やパケットライト方式と呼ばれる記録方式がある。
トラックアットワンス方式とは、トラック(最大99個まで記録が可能な記録単位)を1パケットで一気に記録していく方式である。
トラックの開始アドレスや終了アドレスなどの情報は、メディア上の別領域にPMA(Program Memory Area)やTOC(Table Of Contents)として記録される。
1つのトラックの前には150ブロック、または225ブロックから成るプレギャップがあり、そのプレギャップ内のユーザデータフィールドには、トラック内の固定長パケットのパケット長等、そのトラックの属性に関する情報が記録されている。
パケットライト方式とは、上記トラックを複数のパケットに分割し、そのパケットごとに記録していく方式である。
記録方式として、固定長パケットライト方式と、可変長パケットライト方式の2種類があり、トラック内でパケット長が固定である方式を固定長パケットライト方式と呼び、トラック内でそれぞれのパケットのパケット長がさまざまである方式を可変長パケットライト方式と呼ぶ。
この固定長パケットを利用したファイルシステムとして、UDF(Universal Disk Format)がある。
UDFとは、ハードディスクドライブ(HDD)やフロッピディスクドライブ(FDD)のように、CD−RWディスク上で、ファイル単位での記録/再生/消去が容易に行なえるファイルシステムである。
再生はブロック単位で、記録はパケット単位でランダムに記録/再生/消去が可能であることから、ランダムUDFとも呼ばれる。
UDFでは、このようにCD−RWディスクに対してランダムにアクセスできるようにするために、一度ディスクに対してフォーマット処理を行なう必要がある。
そのフォーマット処理とは、CD−RWディスクの全面,あるいは指定領域に対して固定長パケットを記録して埋め尽くす動作のことである。
このフォーマット処理を行なうことにより、CD−RWディスクに対してデータをランダムに記録/再生/消去することができるようになる。
特開平09−288883号公報
しかしながら、上述のフォーマット処理は、CD−RWディスクの全面あるいは指定領域をパケットで埋め尽くすため、処理時間が非常に長くなるという問題があった。
例えば、CD−RWディスクの記録容量は時間表示で74分(650MByte)あるため、TOC情報なども含めると、2倍速で記録を行なっても約40分のフォーマット処理時間がかかることになる。
UDFでは、CD−RWディスクを1度フォーマット処理してしまえば、その後はランダムにデータの記録/再生/消去を行なうことができるが、ブランクディスクを使用する際には、ユーザは約40分待たなければならないことになる。
ところが、TOC情報やPMA情報によってトラックの開始アドレス及び、終了アドレスを知ることができ、またプレギャップ情報によって固定長パケットのパケット長を知ることができるため、ディスクの全面、あるいは指定領域を固定長パケットで埋め尽くさなくても、ディスクに対してランダムにアクセスすることが可能である。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、パケット単位でデータの上書きが可能なCD−RWディスク等の記録メディアに対するフォーマットの時間を短縮することを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の情報記録再生装置を提供する。
(1)データの上書きが可能な記録ディスクに対して複数の記録単位からなるトラックを記録及び再生する手段を備えた情報記録再生装置において、上記記録ディスクのユーザデータが記録されるユーザデータ部より内周側にのみ上記トラックの先頭アドレスを含む上記トラックの情報を記録する手段と、上記トラックの情報を記録後、ホストコンピュータからアクセスがない場合、上記記録ディスク上の上記トラックの先頭の記録単位から順番にブランク部に対して所定のデータを記録する手段を設けた情報記録再生装置。
(2)上記のような情報記録再生装置において、上記トラックの情報は、上記記録ディスクのリードイン領域に記録される情報記録再生装置。
(3)上記のような情報記録再生装置において、上記記録単位は、固定長の記録単位である情報記録再生装置。
(4)上記のような情報記録再生装置において、上記所定のデータを記録する手段は、上記トラックの内周側から所定のデータを記録する情報記録再生装置。
(5)上記のような情報記録再生装置において、上記記録ディスク上に形成されたウォブルにフォーマットされた情報からアドレスを検出し、その検出されたアドレスに基づいてデータを記録するようにした情報記録再生装置。
この発明による情報記録再生装置は、CD−RWディスク等のディスクのディスクフォーマット時に、必要最低限の記録処理で済むので、フォーマットの処理時間を短縮することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態のCD−RWドライブの構成を示す図である。
このCD−RWドライブは、データの上書きが可能な記録メディアであるCD−RWディスク1を任意の回転速度で回転させるモータ2と、モータ2の制御を行なう回転制御部3を備えている。
また、CD−RWディスク1にレーザ光Lを照射するピックアップ4と、ピックアップ4のレーザ光Lを駆動するレーザ駆動回路9と、ピックアップ4を半径方向に移動させたりする制御を行なうアクチュエータ制御部5と、ピックアップ4からの信号を制御する信号制御部6を備えている。
さらに、ホストコンピュータ11との各種データ,コマンドの信号のやりとりを行なう外部インタフェース10,及びホストコンピュータ11から送られてくるデータ等の一時保管場所(一時記憶領域)であるバッファ8と、このCD−RWドライブ全体の制御を司ると共にこの発明に係わる各種の処理を実行するドライブコントローラ7も備えている。
このドライブコントローラ7は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現される。
すなわち、上記ドライブコントローラ7等が、データの上書きが可能な記録メディアに対して複数のパケットからなるトラックを記録,再生,及び消去する手段と、記録メディアのフォーマット処理時、記録メディア上のユーザデータ部に対するデータの記録を省略する簡易フォーマット手段の機能を果たす。
また、記録メディアに対してデータの記録及び再生を行なっていない時、記録メディア上のフォーマット領域内に存在する全てのブランク部に対して所定のデータを記録する手段の機能も果たす。
さらに、記録メディアのフォーマット処理時、記録メディア上のユーザデータ部に対するデータの記録を省略すると共に、トラック情報記録領域(TOC領域),プログラムメモリ領域(PMA領域)のみを記録する手段の機能を果たす。
また、記録メディア上に形成されたATIPからアドレスを検出し、その検出されたアドレスに基づいてデータを記録する機能も果たす。
さらにまた、上記バッファ8が記録メディアに対するデータの記録時、記録メディア上のフォーマット領域内に対する最終記録アドレスを記憶する手段に相当し、上記ドライブコントローラ7等が、記録メディアに対してデータの記録及び再生を行なっていない時、上記手段に記憶された最終記録アドレスより内側にあるブランク部に対してのみ所定のデータを記録する手段の機能を果たす。
図2は、CD−RWディスク1のデータ記録領域のフォーマットを示す図である。
CD−RWディスク1は、内周から、パワーキャリブレーション領域(Power Calibration Area:PCA)20,プログラムメモリ領域(Program Memory Area:PMA)21,リードイン領域(Lead−in Area)22,プログラムエリア(プログラム領域)23から構成される。
PCA20は、CD−RWディスク1にデータを記録するときの記録パワーキャリブレーションを行なう領域である。
その領域にはテストエリア,カウントエリアがそれぞれ100個ずつあり、このCD−RWドライブは、そのCD−RWディスク1に対して初めてデータ(情報)を記録する時、PCA(当該領域)でレーザパワーキャリブレーション(OPC)を行ない、CD−RWディスク1に対してデータ記録時の適切な記録パワー値を設定する。
PMA21は、トラック情報を記録する領域である。
リードイン領域22は、セッション30の初めを示す領域であり、セッション30内のトラック情報(TOC)を記録する領域である。
セッション30は、1つもしくは複数のトラック(図ではトラック1と2を示す)とリードアウト領域(Lead−out Area)25からなる1つの単位である。
プログラム領域23は、ユーザデータを記録する領域であり、トラック24単位でデータを記録し、そのトラック24の先頭アドレス,終了アドレス,及びデータモード等の情報が、PMA21やリードイン領域22内にあるTOCと呼ばれる内容で記録される。そのTOCには、セッション30に含まれるトラック24の情報を記録する。
トラック24は、ユーザがファイル,音楽等のデータを記録する領域である。
リードアウト領域25は、セッション30の終わりを示す領域である。
図3は、CD−RWディスク1上にあるATIPのフォーマットを示す図である。
ATIPとは、未使用のCD−RWディスクにある溝(グルーブ)のことであり、その溝には細かい振動(ワブル)により時間情報や、ディスク情報が記録されている。図中「Minutes」「Seconds」は60進数で、「Frame」は75進数でそれぞれ表現される。
図4は、トラックアットワンス方式で情報を記録したトラックフォーマットを示す図である。
トラック40は1パケットで構成される。
トラックアットワンス方式を用いた場合には、このユーザデータブロック41は最少でも300ブロック以上なくてはならないと規定されている。
プレギャップ(PreGap)領域42は、150ブロック又は225ブロックからなり、トラック40の先頭に位置し、プレギャップ領域内のユーザデータフィールドには、そのトラックの属性に関する情報が記録されている。
リンクブロック43は、1ブロックからなり、トラックとトラックのつなぎめを意味するブロックである。
ランインブロック(Run−in Block)44は、4ブロックからなり、トラック40の先頭を意味するブロックである。
ユーザデータブロック41は、ユーザ(ホストコンピュータ11)から転送されたデータを記録する領域である。
ランアウトブロック(Run−out Block)45は、2ブロックからなり、トラック40の最後を意味するブロックである。
図5は、パケットライト方式で情報を記録したトラックフォーマットを示す図である。
パケットライト方式で記録したトラック50は、プレギャップ領域51とユーザデータ部52からなり、そのユーザデータ部52は複数のパケット53から構成されている。
プレギャップ領域51は、図4で示した内容と同じであるので、その説明を省略する。
パケット53は、トラック50の中に存在するセクタの固まりであり、最小単位は1セクタである。パケットライト方式では、このパケット53を1回で記録する。
リンクブロック(Link Block)54は、1ブロックからなり、パケットとパケットのつなぎめを意味するブロックである。
ランインブロック(Run−in Block)55は、4ブロックからなり、パケット53の先頭を意味するブロックである。
ユーザデータブロック56は、ユーザ(ホストコンピュータ11)から転送されたデータを記録する領域である。
ランアウトブロック(Run−out Block)57は、2ブロックからなり、パケット53の最後を意味するブロックである。
CD−RWドライブは、このパケット53を1回のライト処理で記録する。
トラックアットワンス方式に比べ、パケットライト方式ではユーザデータブロック56は最少で1ブロックから記録できる。
また、ファイルシステムを使うことにより、ハードディスクやフロッピディスクのような扱いができる。これがパケットライト方式の利点である。
さらにパケットライト方式には、記録方式として固定長パケットと可変長パケットの2種類があるが、公知技術なのでその詳細な説明は省略する。
図6は、このCD−RWドライブにおけるCD−RWディスク1の簡易フォーマット処理を示すフローチャートである。
ドライブコントローラ7は、ホストコンピュータ11からフォーマット処理の命令を受け付けたら、CD−RWディスク1が挿入されているかを確認し、ディスク有りか否かを判断して(S1)、CD−RWディスク1が挿入されていたら、ディスク有りと判断し、CD−RWディスク1上の記録領域のプレギャップ領域の記録を行なう(S2)。
その後、プレギャップ領域の記録が正常に終了したか否かを判断し(S3)、プレギャップ領域の記録が正常に終了したら、次にPMA領域の記録を行なう(S4)。
その後、PMA領域の記録が正常に終了したか否かを判断し(S5)、PMA領域の記録が正常に終了したら、次にTOC領域の記録を行なう(S6)。
そして、TOC領域の記録が正常に終了したか否かを判断し(S7)、TOC領域の記録が正常に終了したら、当該CD−RWディスク1に対する簡易フォーマット処理が正常に終了したとして、処理を終了する。
一方、ディスク有りか否かの判断(S1)において、CD−RWディスク1が挿入されておらず、ディスク無しと判断したとき、またはプレギャップ領域の記録が正常に終了したか否かの判断(S3)において、プレギャップ領域の記録で異常終了(エラー)になったとき、あるいはまたPMA領域の記録が正常に終了したか否かの判断(S5)において、PMA領域の記録で異常終了(エラー)になったときには、それぞれエラーコードを設定して(S8)、この処理をエラー終了する。
このようにして、CD−RWディスク1のフォーマット処理時には、ディスクの全面あるいは指定領域を固定長パケットで埋め尽くす処理を省き、ディスク上のTOC領域,PMA領域,プレギャップ領域のみしか記録しないでフォーマットを完了させるので、フォーマット時間を大幅に短縮することができる。
図7は、このCD−RWドライブにおける簡易フォーマット処理が施されたCD−RW1に対する情報記録処理を示すフローチャートである。
通常、CD−RWドライブにおけるフォーマット時はトラック領域にもデータを記録するので、記録アドレスは、記録されているサブコード(Sub Code)によって検出することができる。
しかし、この実施形態のCD−RWドライブにおいてはサブコードを記録していないので、ブランクディスクと同様にATIPによりアドレス検出を行なってデータの記録を行なう。
ドライブコントローラ7は、ホストコンピュータ11からデータの記録処理命令を受け付けたら、CD−RWディスク1上のATIPを再生し(S11)、実際にデータを記録するディスク上の記録位置へシークし(S12)、データをCD−RWディスク1上のシーク先に記録する(S13)。
その後、CD−RWディスク1に対するデータ記録が正常に終了したか否かを判断し(S14)、データを正常にCD−RWディスク1に記録することができたなら、データの記録処理は正常に終了したと判断し、処理を終了する。
一方、データの記録処理は正常に終了したか否かの判断(S14)において、データの記録が正常に行なえずに異常終了したときには、正常に終了しなかったと判断し、エラーコードを設定して(S15)、この処理をエラー終了する。
ところで、上述の簡易フォーマット処理でフォーマットを施したCD−RWディスク1は、そのままでは一般のCD−ROMドライブではデータの再生を行なうことができない。
なぜなら、一般のCD−ROMドライブでは、CD−RWディスク1上のATIPを再生することができないため、データとデータの間に存在するブランク部の位置を認識することができず、ブランク部で再生位置を見失ってしまって全てのデータを再生させることができなくなってしまうからである。
CD−ROMドライブで当該CD−RWディスク1を再生できるようにするには、ディスク上のフォーマットされた領域内にブランク部が存在し無いようにすれば良い。
そこで、このCD−RWドライブが、ユーザ(ホストコンピュータ11)によって使用されていない時に、上述の簡易フォーマット処理が施されたCD−RWディスク1のブランク部に対してデータを記録することによって、未記録部を無くし、他のCD−ROMドライブ装置においても本CD−RWディスク1を再生できるようにするものである。
図8は、このCD−RWドライブにおけるCD−RWディスク1のブランク部記録処理を示すフローチャートである。
ブランク部は、トラック50上に存在するパケット53を最初から再生させることによって検出される。
ドライブコントローラ7は、最初に記録を実施するパケット番号n(nの初期値は“1”)の設定をする(S21)。
そのパケット番号nは、トラックの先頭からパケット番号1,2,3…nとする。
ドライブコントローラ7は、ホストコンピュータ11から所定時間アクセス無しか否かを判断して、ホストコンピュータ11からドライブに対して最後にアクセスした状態から所定時間アクセスが無かったときには、アクセス無しと判断し(S22)、1番目のパケットを再生し、ブランク部か否かを調べる処理を行なう(S23)。
その後、1番目のパケットがブランク部であるか否かを判定し、ブランク部であると判定したときは(S24)、1番目のパケットに所定の内容のデータ(例えば、“00h”で構成されるデータ)を記録する(S25)。
1番目のパケット記録処理を終えたら、n=最終パケット番号か否かを判断して(S26)、最終パケット番号でなかったら、nを1つインクリメントし(S27)、次のパケットについて上記S22〜S27の処理を繰り返す。
そして、S26においてパケット番号nがCD−RWディスク1上に存在する最終パケットの番号になったときは、この処理を終了する。
一方、S22においてホストコンピュータ11からドライブに対して最後にアクセスした状態から所定の時間内にアクセスがあったときには、この処理は実行しないで終了する。
また、S24において当該パケットがブランク部でないと判定されたとき、または、S26においてパケット番号nがディスク上に存在する最終パケットと一致しなかったときにはパケット番号nに“1”をプラス(S27)してS22へ戻る。
このようにして、上述の簡易ディスクフォーマット処理が為されたCD−RWディスク1上のブランク部を無くすので、一般のCD−ROMドライブで再生することが可能になる。
次に、上述のCD−RWディスク1上のブランク部に対して所定の内容のデータを記録する処理をフォーマット領域内のブランク部の全てに行なうと、ブランク部の量が多いほど記録時間がかかってしまう。
例えば、フォーマット領域内の内側にしかデータが記録されていなかった場合にも、その外側まで所定の内容のデータを記録してしまうので、無駄な記録処理のために時間がかかってしまう。
一方、CD−RWディスク1上に存在する全パケット53に対してブランク部の記録処理を繰り返すのは無駄である。
なぜなら、UDFデータが記録されている最終アドレス以降は、Windows95(登録商標)等のOSからアクセスされないからである。
したがって、一般のCD−ROM装置においても、当該アドレス以降は再生されず、再生エラーは発生しない。
つまり、OSにとって必要なデータが記録されている最終部以降はブランク部記録処理を実施する必要がなく、かえって時間の無駄が発生する。
そこで、無駄な時間を省略するためには、ユーザデータブロック56が記録されている最終アドレスをバッファ8上で管理し、この処理を実行するためには、所定の内容のデータで埋めるアドレスと当該最終アドレスを常に比較する必要がある。
図9は、このCD−RWドライブにおけるCD−RWディスク1に対する他のデータ記録処理を示すフローチャートである。
ドライブコントローラ7は、ホストコンピュータ11からデータの記録処理命令を受け付けたら、記録位置を設定し(S31)、CD−RWディスク1にデータを記録する(S32)。
その後、CD−RWディスク1に対するデータ記録が正常に終了したか否かを判断し(S33)、CD−RWディスク1にデータを正常に記録することができたなら、正常終了と判断して、当記録位置とバッファ8に記録されている値(この値は、パケット記録時にバッファ8に記録する)を比較し、バッファ8に記録されている値が当記録位置よりも小さいか否かを判断する(S34)。
当記録位置がバッファ8に記憶されている値以下であり、バッファ8に記録されている値が当記録位置よりも小さくなかったとき、そのまま処理を終了する。
また、当記録位置がバッファ8に記憶されている値よりも大きいときは、当記録位置をバッファ8に記憶し(S35)、この処理を終了する。
一方、S33において記録エラーとなり、CD−RWディスク1に対するデータ記録が正常に終了しなかったと判断したら、エラーコードを設定して(S36)、この処理をエラー終了する。
図10は、このCD−RWドライブにおけるCD−RWディスク1に対する他のブランク部記録処理を示すフローチャートである。
ドライブコントローラ7は、最初にパケット番号n(n=1,2,3…)の設定をする(S41)。
その後、所定時間ホストコンピュータ11からアクセス無しか否かを判断し(S42)、所定の時間内にホストコンピュータ11からアクセスがあったときには、この処理は実行しないで処理を終了する。
一方、S42において所定の時間内にホストコンピュータ11からドライブに対してアクセスが無かったとき、アクセス無しと判断し、n番目のパケットを再生し、ブランク部か否かを調べる処理を行なう(S43)。
そのn番目のパケット再生処理(S43)に基づいて、n番目のパケットがブランク部か否かを判定し(S44)、ブランク部ではないと判定したときは、パケット番号nに“1”をプラスして(S47)、S42へ戻る。
また、S44においてn番目のパケット再生処理(S43)に基づいて、n番目のパケットがブランク部と判定したときは、当該パケットに所定の内容のデータを記録する(S45)。
そして、パケット番号n≧バッファに記憶している値(パケット番号)か否かを判断して(S46)、パケット番号nがバッファ8に記憶されている値よりも小さな値であったときは、パケット番号nに“1”をプラスして(S47)、S42へ戻る。
あるいは、パケット番号nがバッファ8に記憶されている値以上の値であったときは、この処理を終了する。
このようにして、上記のディスクフォーマットの処理時、フォーマット領域内の全てのブランク部に対してでなく、フォーマット領域内に対する最終記録アドレスよりも内側にあるブランク部に対してのみ所定の内容のデータを記録する処理を行なうので、ブランク部記録処理を必要なパケットのみに行なうことができ、さらにフォーマット処理を早く終了することができる。
このCD−RWドライブによれば、パケット単位でデータを記録する記録メディアのフォーマット処理時には、記録メディアの全面あるいは指定領域を固定長パケットで埋め尽くす処理を省き、記録メディアに対してデータの記録及び再生を行なっていない時、記録メディア上のフォーマット領域内に存在する全てのブランク部に対して所定のデータを記録する簡易フォーマット処理を施すため、この簡易フォーマット処理が為された記録メディアを一般のCD−ROMドライブ等のドライブで再生することが可能になる。
また、上記の簡易フォーマット処理の際に、トラック情報記録領域,プログラムメモリ領域のみを記録するので、フォーマット時間を大幅に短縮することができる。
さらに、上記記録メディア上に形成されたATIPからアドレスを検出し、その検出されたアドレスに基づいてデータを記録することができる。
さらにまた、上記のような簡易フォーマットの処理時、フォーマット領域内の全てのブランク部に対してでなく、フォーマット領域内に対する最終記録アドレスよりも内側にあるブランク部に対してのみ所定の内容のデータを記録する処理を行なうので、さらにフォーマット処理を早く終了することができる。
なお、上述の実施例では、CD−RWドライブにおけるこの発明に係る簡易フォーマット処理,ブランク部記録処理について説明したが、記録メディアとしては、CD−RWディスクに限らず、情報の記録再生が可能であり、情報の再記録が可能であり、且つフォーマット処理を必要とするその他の記録メディアに対する情報記録再生装置全般に適用することができる。
この発明の一実施形態のCD−RWドライブの構成を示す図である。 CD−RWディスク1のデータ記録領域のフォーマットを示す図である。 CD−RWディスク1上にあるATIPのフォーマットを示す図である。 トラックアットワンス方式で情報を記録したトラックフォーマットを示す図である。 パケットライト方式で情報を記録したトラックフォーマットを示す図である。
図1に示したCD−RWドライブにおけるCD−RWディスク1の簡易フォーマット処理を示すフローチャートである。 図1に示したCD−RWドライブにおける簡易フォーマット処理が施されたCD−RW1に対する情報記録処理を示すフローチャートである。 図1に示したCD−RWドライブにおけるCD−RWディスク1のブランク部記録処理を示すフローチャートである。 図1に示したCD−RWドライブにおけるCD−RWディスク1に対する他のデータ記録処理を示すフローチャートである。 図1に示したCD−RWドライブにおけるCD−RWディスク1に対する他のブランク部記録処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1:CD−RWディスク 2:モータ 3:回転制御部 4:ピックアップ 5:アクチュエータ制御部 6:信号制御部 7:ドライブコントローラ 8:バッファ 9:レーザ駆動回路 10:外部インタフェース 11:ホストコンピュータ 20:PCA 21:PMA 22:リードイン領域 23:プログラム領域 24:トラック 25:リードアウト領域 30:セッション 40,50:トラック 41,56:ユーザデータブロック 42,51:プレギャップ領域 43,54:リンクブロック 44,55:ランインブロック 45,57:ランアウトブロック 52:ユーザデータ部 53:パケット

Claims (5)

  1. データの上書きが可能な記録ディスクに対して複数の記録単位からなるトラックを記録及び再生する手段を備えた情報記録再生装置において、
    前記記録ディスクのユーザデータが記録されるユーザデータ部より内周側にのみ前記トラックの先頭アドレスを含む前記トラックの情報を記録する手段と、
    前記トラックの情報を記録後、ホストコンピュータからアクセスがない場合、前記記録ディスク上の前記トラックの先頭の記録単位から順番にブランク部に対して所定のデータを記録する手段とを設けたことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記トラックの情報は、前記記録ディスクのリードイン領域に記録されることを特徴とする請求項1記載の情報記録再生装置。
  3. 前記記録単位は、固定長の記録単位であることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録再生装置。
  4. 前記所定のデータを記録する手段は、前記トラックの内周側から所定のデータを記録することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報記録再生装置。
  5. 前記記録ディスク上に形成されたウォブルにフォーマットされた情報からアドレスを検出し、該検出されたアドレスに基づいてデータを記録するようにしたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報記録再生装置。
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