JP2007040842A - 電圧計測装置及び電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気スイッチの端子間容量に起因する電圧誤差が低減させ、電池セルの電圧をより正確に計測する電圧計測装置を提供すること。
【解決手段】 サンプリングスイッチは、電池セル群7を構成する電池セルのうち、測定対象となるいずれか1又は複数の電池セルをコンデンサ2と電気的に接続させ、当該電池セルでコンデンサ2を充電させる。計測部5は、充電が終了されたコンデンサ2の電圧を測定電圧として取得し、サンプリングスイッチSSWの端子間容量に起因して生じる測定電圧に対する電圧誤差が低減されるように、測定電圧を補正する。過電圧防止スイッチ6は、サンプリングスイッチSSWがオンする直前にオンし、入力端子T1を接地させ、計測部5を過電圧から保護する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、直列接続された複数の電池セルから構成される電池セル群の電圧を計測する技術に関する。
近年、電気自動車、ハイブリッドカー、又は電動工具等においては、動力源または補助動力源として電動モータが広く採用されており、電動モータへの電力供給源として、二次電池からなる複数の電池セルを直列接続して構成された電池セル群が広く用いられている。なお、電池セル群としては、例えば1.2Vのニッケル水素電池を240セル直列接続したものが広く知られている。このような電池セル群では、充放電過程において、各セルの温度特性や容量のバラツキ等により、いずれかの電池セルに対して過放電や過充電が発生する虞がある。そして、このような過放電や過充電を防止するためには、電池セル群全体の電圧のみならず、電池セル単体或いは所定数のセルからなる電池セルブロック毎の電圧を測定することが肝要となる。
電池セル群を構成する各電池セルの電圧を測定する従来の技術として、フライングキャパシタ回路(例えば、特許文献1)が知られている。図9は、特許文献1に示されたフライングキャパシタ回路の回路図を示している。図9に示すように、このフライングキャパシタ回路は、N個の電池セルが直列接続された電池セル群100と、電池セル群100の中からいずれか1つの電池セルを選択するセル選択スイッチ群200,300と、サンプリングスイッチ400と、トランスファスイッチ600と、A/D変換器700とを備えている。
図9を用いてフライングキャパシタ回路の基本的な動作を説明すると、以下のようになる。すなわち、セル選択スイッチ群200,300は、電池セル群100の内のいずれか1個の電池セルを選択し、サンプリングスイッチ400は選択された電池セルでコンデンサ500を充電させる。充電終了後、サンプリングスイッチがオフし、トランスファスイッチ600がオンし、A/D変換器700により充電されたコンデンサ500の電圧がデジタル値に変換され、サンプリングスイッチ400により選択されたセルの電圧が得られる。
ここで、上記セル選択スイッチ群200,300、サンプリングスイッチ400、及びトランスファスイッチ600は電気スイッチが採用され、このような電気スイッチには、必ず寄生容量が存在するため、その寄生容量の影響を受けて、いずれかの電池セルでコンデンサ500を充電すると、充電後のコンデンサ500の電圧である測定電圧に電圧誤差が発生するという問題がある。そして、特許文献1では、寄生容量のうち、対地間容量Csの影響による電圧誤差の問題が指摘され、その電圧誤差ΔVは下記の式(B)によって表されている。
ΔV=ΣCs/C×V(n−1) (B)
但し、Csは対地間容量を示し、ΣCsはコンデンサ500の上側電極につながっている合計(N+1)個の対地間容量の総和を示している。そして、特許文献1では、サンプリングスイッチ400が選択された電池セルでコンデンサ500を充電し、サンプリングスイッチ400がオフに遷移した後に、下側のトランスファスイッチ602がオンしてコンデンサの対地電位を接地電圧に引き下げ、引き続いて上側のトランスファスイッチ601がオンして、コンデンサ500の電圧をA/D変換器700に転送することで、対地間容量による電圧誤差の問題が解決されている。
特開2001−201522号公報
しかしながら、フライングキャパシタ回路においては、セル選択スイッチ群200,300、サンプリングスイッチ400としては、駆動バイアスの不要なフォトカプラ又はフォトモスFET等のフォトスイッチが使用されることが多く、このフォトスイッチでは、接地間容量は約0.5pFと小さいが、端子間容量は30〜50pFと大きいため、接地間容量よりもむしろ端子間容量の方が電圧誤差に大きな影響を与えることとなる。具体的には、セル選択スイッチ群200,300、及びサンプリングスイッチ400がオンした際、オフ期間において端子間容量により蓄えられた電荷がコンデンサ500に移動しコンデンサ500に電圧誤差が発生する。
また、コンデンサ500として0.2μF程度の容量を有するものを使用すると、対地間容量による電圧誤差は事実上問題のない程度に引き下げることも可能である。
更に、測定対象の電池セルを選択するセル選択スイッチ群200,300をオンした際、トランスファスイッチ600はオフされているため、そのスイッチの端子間容量により、オンしたセル選択スイッチ群200,300により電池セル群100とA/D変換器700とは交流的に接続され、測定対象となる電池セルとコンデンサ500とを通電させた際、A/D変換器700に当該電池セルの電圧に起因する過電圧が印加される事になり、場合によってはA/D変換器を破壊する虞がある。
本発明の目的は、電気スイッチの端子間容量に起因する電圧誤差を低減させ、電池セルの電圧をより正確に計測することができる電圧計測装置及び電動工具を提供することである。また、本発明の目的は、測定対象となる電池セルとコンデンサとを導通させた際に、A/D変換器等の計測部に過電圧が印加されることを防止することができる電圧計測装置及び電動工具を提供することである。
本発明による電圧計測装置は、直列接続された複数の電池セルから構成される電池セル群の電圧を計測する電圧計測装置であって、コンデンサと、電気スイッチから構成され、前記電池セル群を構成する電池セルのうち、測定対象となるいずれか1又は複数の電池セルと前記コンデンサとを電気的に接続させ、当該電池セルで前記コンデンサを充電させ、充電終了後、当該電池セルを前記コンデンサから切り離すサンプリングスイッチと、前記サンプリングスイッチにより前記コンデンサと測定対象の電池セルとが電気的に切り離された後、コンデンサの電圧を計測し、この電圧を測定対象の電池セルの測定電圧として取得する計測部と、電気スイッチから構成され、前記サンプリングスイッチにより測定対象となる電池セルと前記コンデンサとの電気的な接続が切り離された後、前記コンデンサと前記計測部の入力端子とを電気的に接続するトランスファスイッチと、電気スイッチから構成され、前記サンプリングスイッチにより測定対象となる電池セルと前記コンデンサとが電気的に接続される直前にオンして、前記計測部の入力端子を接地させる過電圧防止スイッチとを備えることを特徴とする。
また、本発明による電圧測定装置は、直列接続された複数の電池セルから構成される電池セル群の電圧を計測する電圧計測装置であって、コンデンサと、電気スイッチから構成され、前記電池セル群を構成する電池セルのうち、測定対象となるいずれか1又は複数の電池セルと前記コンデンサとを電気的に接続させ、当該電池セルで前記コンデンサを充電させ、充電終了後、当該電池セルを前記コンデンサから電気的に切り離すサンプリングスイッチと、前記サンプリングスイッチにより前記コンデンサと測定対象の電池セルとの電気的な接続が切り離された後、コンデンサの電圧を測定し、この電圧を測定対象の電池セルの測定測定電圧として取得する計測部と、電気スイッチから構成され、前記サンプリングスイッチにより測定対象となる電池セルと前記コンデンサとの電気的な接続が切り離された後、前記コンデンサと前記計測部の入力端子とを電気的に接続するトランスファスイッチとを備え、前記計測部は、前記サンプリングスイッチの端子間容量を表した等価回路を用いて、測定対象の電池セルにより充電されたコンデンサの電圧である算出測定電圧を求め、当該算出測定電圧と前記測定電圧との比率を求め、当該比率を前記測定電圧に乗じることで前記測定電圧の電圧誤差を補正することを特徴とする。
また、上記構成において、前記計測部は、前記サンプリングスイッチの端子間容量をコンデンサで表した等価回路を用いて、測定対象の電池セルにより充電されたコンデンサの電圧である算出測定電圧を求め、当該算出測定電圧と前記測定電圧との比率を求め、当該比率を前記測定電圧に乗じることで前記測定電圧の電圧誤差を補正することが好ましい。
また、上記構成において、前記サンプリングスイッチは、フォトカプラ又はフォトモスFETであり、前記過電圧防止スイッチは、トランジスタであることが好ましい。
また、上記構成において、前記サンプリングスイッチは、直列接続された電池セル群のうち、端から数えて奇数番目に位置する電池セルの正極とコンデンサの第1の電極とを接続する第1の枝路に配設されると共に、偶数番目に位置する電池セルの正極と前記第1の電極に対向する第2の電極とを接続する第2の枝路に配設され、前記計測部は、前記算出測定電圧を、下記の式(A)により算出することが好ましい。
Vx´=(C2×Vx+Cssw×電池セルの電圧総和×n)/(C2+Cssw×n)・・・(A)
但し
Vx´:算出測定電圧
C2:コンデンサの容量
Vx:測定対象の電池セルの測定電圧
Cssw:サンプリングスイッチSSWの端子間容量
n:接続ノード数
接続ノード数nは、前記第1の電極に正の電荷が蓄えられる場合は、前記第1の枝路の総数となり、前記第2の電極に正の電荷が蓄えられる場合は、前記第2の枝路の総数となる。
また、上記構成において、前記トランスファスイッチは、前記コンデンサにおいて、正の電荷が蓄えられた電極を前記入力端子側に接続させ、負の電荷が蓄えられた電極を接地側に接続させることが好ましい。
また、本発明による電動工具は、直列接続された複数の電池セルから構成された電池セル群と、前記電池セル群からの電力によって駆動されるモータと、前記電池セル群から出力された直流の電力を交流の電力に変換して前記モータに供給するインバータ部と、請求項1〜6のいずれかに記載の電圧計測装置とを備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、サンプリングスイッチは、電池セル群のうち、測定対象となる電池セルをコンデンサに電気的に接続させ、測定対象となる電池セルでコンデンサを充電させ、充電終了後、当該電池セルとコンデンサとを電気的に切り離す。
そして、トランスファスイッチは、サンプリングスイッチにより充電が終了されたコンデンサと測定対象となる電池セルとの電気的な接続が切り離された後、コンデンサと計測部の入力端子とを電気的に接続し、計測部は充電が終了されたコンデンサの電圧を計測する。これにより、測定対象となる電池セルの電圧、すなわち測定電圧が得られる。
また、過電圧防止スイッチは、サンプリングスイッチにより測定対象となる電池セルとコンデンサとが電気的に接続される直前にオンして、計測部の入力端子を接地側に接続させる。そのため、サンプリングスイッチがオンする際に入力端子の電圧は接地電圧となり、サンプリングスイッチがオンして測定対象となる電池セルとコンデンサとを導通させた際に、計測部の入力端子に過電圧が印加されることを防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、サンプリングスイッチは、電池セル群のうち、測定対象となる電池セルをコンデンサに電気的に接続させ、測定対象となる電池セルでコンデンサを充電させ、充電終了後、当該電池セルとコンデンサとを電気的に切り離す。
そして、トランスファスイッチは、サンプリングスイッチにより充電が終了されたコンデンサと測定対象となる電池セルとの電気的な接続が切り離された後、コンデンサと計測部の入力端子とを電気的に接続し、計測部は充電が終了されたコンデンサの電圧を計測する。これにより、測定対象となる電池セルの電圧が計測される。
ここで、サンプリングスイッチは電気スイッチから構成され、サンプリングスイッチをオンからオフに切り替えた際、オフ期間において端子間容量により蓄えられた電荷がコンデンサに移動するために、測定電圧に電圧誤差が発生するが、計測部は、サンプリングスイッチの端子間容量をコンデンサに置き換えた等価回路を用いて、測定対象の電池セルにより充電されたコンデンサの電圧である算出測定電圧を求め、当該算出測定電圧と測定電圧との比率を求め、求めた比率を測定電圧に乗じているため、端子間容量に起因する電圧誤差が補正され、測定対象となる電池セルの電圧を正確に算出することができる。
請求項3記載発明によれば、サンプリングスイッチの端子間容量に起因して生じる測定電圧の電圧誤差が低減され、測定対象となる電池セルの電圧をより正確に得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、サンプリングスイッチは、フォトモスFET又はフォトカプラから構成され、過電圧防止スイッチはトランジスタ等のスイッチで構成されているため、過充電防止スイッチの方がサンプリングスイッチよりも動作速度が速くなる。従って、サンプリングスイッチと過電圧防止スイッチとを同じタイミングでオンさせても、サンプリングスイッチがオンになったときには、過充電防止スイッチは既にオンなっているため、サンプリングスイッチがオンになったときには、計測部の入力端子は接地電圧になるため、サンプリングスイッチのオン時に発生する過電圧をより確実に防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、サンプリングスイッチは、電池セル群のうち端から数えて奇数番目に位置する電池セルの正極とコンデンサの第1の電極とをつなぐ第1の枝路に配設されると共に、電池セル群のうち端から数えて偶数番目に位置する電池セルの正極とコンデンサの第2の電極とを接続する第2の枝路に配設されている。
そして、測定電圧を基に、測定電圧を用いてサンプリングスイッチの端子間容量で表した等価回路から得られるコンデンサの電圧が算出測定電圧として算出され、この算出測定電圧に対する測定電圧の比率が測定電圧に乗じられ、測定電圧が補正されているため、測定電圧は、サンプリングスイッチの端子間容量による電圧誤差が低減されるように精度よく補正され、測定対象となる電池セルの電圧をより正確に測定することができる。
請求項6記載の発明よれば、コンデンサを構成する両電極のうち、正の電荷が蓄えられる電極が計測部の入力端子側に接続され、負の電荷が蓄えられる電荷が接地側に接続されるため、入力端子には正の電圧が印加されることとなり、いずれの電池セルを測定した場合であっても、正の測定電圧を得ることができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1〜6のいずれかに記載された発明と同一の効果を奏することができる電動工具を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態による電圧計測装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態による電圧計測装置を示した図面である。この電圧計測装置は、サンプリングスイッチ部1、コンデンサ2、トランスファスイッチ部3、クランプ部4、計測部5、及び過電圧防止スイッチ6を備え、電池セル群7を構成するいずれか1又は複数の電池セル71〜7nの電圧を測定する。以下の説明では、1個の電池セルを測定する場合を例に挙げて説明する。
電池セル群7は、直列接続されたn個の電池セル71〜7nから構成されている。電池セル71〜7nは、リチウムイオン二次電池、リチウムポリマー二次電池、ニッケル水素二次電池、或いはニッケルカドミウム二次電池等の充電可能な二次電池である。以下、電池セル71〜7nの各々を総称して呼ぶときは、セルに対して「70」の符号を付す。
サンプリングスイッチ部1は、n+1個のサンプリングスイッチSW1〜SWn+1とn+1個の抵抗R11〜R1n+1とを備えている。以下、サンプリングスイッチSW1〜SWn+1の各々を総称して呼ぶときはサンプリングスイッチに「SSW」の符号を付して表す。また、抵抗R11〜R1n+1の各々を総称して呼ぶときは抵抗に「R1」の符号を付して表す。
電池セル群7を構成する電池セル70のうち、図1の上から数えて奇数番目に位置する電池セル70の正極は、図1の上から数えて奇数番目に位置する第1の枝路e1を介してコンデンサ2の第1の電極21に接続され、奇数番目に位置する電池セル70の負極は、図1の上から数えて偶数番目に位置する第2の枝路e2を介してコンデンサ2の第2の電極22に接続されている。また、電池セル群7を構成する電池セル70のうち、図1の上から数えて偶数番目に位置する電池セル70の正極は、第2の枝路e2を介してコンデンサ2の第2の電極22と接続され、当該電池セル70の負極は、第1の枝路e1を介してコンデンサ2の第1の電極21と接続されている。そして、第1の枝路e1と第2の枝路e2の各々に対し、直列接続されたサンプリングスイッチSSWと抵抗R1とが配設されている。
サンプリングスイッチSSWとしては、駆動バイアスが不要なフォトカプラ又はフォトモスFETを採用することができる。サンプリングスイッチSSWは同一構成であるため、サンプリングスイッチSW1を例に挙げて説明する。図2はサンプリングスイッチSW1の詳細な構成を示す回路図であり、(a)はフォトカプラの構成を示す回路図であり、(b)はフォトモスFETの構成を示す回路図である。(a)に示すようにフォトカプラは発光ダイオードLED11、及びフォトトランジスタT11から構成されている。発光ダイオードLED11のアノード及びカソードは計測部5に接続されている。フォトトランジスタT11はコレクタが図1に示す抵抗R11に接続され、エミッタがコンデンサ2の第1の電極21に接続されている。
計測部5は、発光ダイオードLED11を通電し、発光ダイオードLED11を発光させてフォトトランジスタT11を照らし、フォトトランジスタT11をオンさせる。
(b)に示すようにフォトモスFETは、発光ダイオードLED12、光発電セルS1、2個の電界効果型トランジスタT12,T13、及び2個のダイオードD12,D13を備えている。発光ダイオードLED12のアノード及びカソードは、計測部5に接続されている。電界効果型トランジスタT12のドレインは抵抗R11に接続され、電界効果型トランジスタT13のドレインはコンデンサ2の第1の電極21に接続されている。
計測部5は、発光ダイオードLED12を導通し、発光ダイオードLED12を発光させて、光発電セルS1を照射し、光発電セルS1は、電界効果型トランジスタT12,T13のゲート容量を充電し、ゲートソース間電圧を高くし、電界効果型トランジスタT12,T13をオンさせる。
サンプリングスイッチ部1は、計測部5の制御の下、いずれかのサンプリングスイッチSSWがオンされ、電池セル71〜7nのうち、測定対象の電池セル70をコンデンサ2に接続させる。
トランスファスイッチ部3は、各々FETから構成される4個のトランスファスイッチSW31〜SW34と、3個の抵抗R31〜R33とを備えている。トランスファスイッチSW31は、一端がコンデンサ2の第1の電極21に接続され、他端が抵抗R32を介して接地されている。トランスファスイッチSW32は、一端がコンデンサ2の第1の電極21に接続され、他端が抵抗R41に接続されている。トランスファスイッチSW33は、一端がコンデンサ2の電極22に接続され、他端が抵抗R41に接続されている。トランスファスイッチSW34は、一端がコンデンサ2の第2の電極22に接続され、他端が抵抗R31を介して接地されている。抵抗R31と抵抗R32とは抵抗R33を介して接続されている。
トランスファスイッチSW31を例に挙げてトランスファスイッチSW31〜SW34の接続関係を説明すると、トランスファスイッチSW31の一方が計測部5に接続され、他方が第1の電極21に接続されている。
クランプ部4は、抵抗R41、2個のダイオードD41,D42、及びコンデンサC41を備えている。ダイオードD41のカソードは電源と接続され、電源電圧VCCが印加され、アノードには抵抗R41、ダイオードD42のカソード、コンデンサC41、及び計測部5の入力端子T1が接続されている。ダイオードD42のアノードは接地されている。コンデンサC41の一端は接地されている。ここで、電源電圧VCCの値は例えば5Vである。
ダイオードD41は、クランプ用のダイオードであり、入力端子T1の電圧が、電源電圧VCCとダイオードD41の順方向電圧とを加算した値を超えた場合、オンして、電源側に電流を流して入力端子T1の電圧を低下させ、計測部5に対する過電圧を防止している。
ダイオードD42もクランプ用のダイオードであり、入力端子T1の電圧が、接地電圧よりもダイオードD42の順方向電圧分低くなった場合にオンして、入力端子T1側に電流を流して入力端子T1の電圧を上昇させる。コンデンサC41は、入力端子T1に印加される電圧の高周波ノイズを除去する。
計測部5は、A/D変換機能を備えるCPUと、CPUの作業領域として使用されるRAMと、本電圧計測装置の制御プログラムを記憶するROM等から構成され、入力端子T1の電圧をA/D変換して得られた値を、測定対象となる電池セル70の測定電圧として取得する。また、計測部5は、サンプリングスイッチSSWのうち、測定対象となる電池セル70をコンデンサ2に接続するサンプリングスイッチSSWをオンさせ、当該電池セル70によりコンデンサ2を充電させる。
また、計測部5は、測定対象となる電池セル70が奇数番目に位置する電池セル70である場合、コンデンサ2の第1の電極21に正の電荷が貯まるため、第1の電極21が計測部5側に接続され、第2の電極22が接地側に接続されるように、トランスファスイッチSW32とトランスファスイッチSW34とをオンする。一方、計測部5は、測定対象となる電池セル70が偶数番目に位置する電池セル70である場合、コンデンサ2の第2の電極22に正の電荷が貯まるため、第2の電極22が計測部5側に接続され、第1の電極21が接地側に接続されるように、トランスファスイッチSW31とトランスファスイッチSW33とをオンする。
更に、計測部5は、電池セル71〜7nの各々の測定電圧Vxを順次測定し電池セル群7の電圧総和を求め、求めた電圧総和と測定対象となる電池セル70の測定電圧Vxとを式(1)に代入し、サンプリングスイッチSSWの端子間容量が表された等価回路から測定対象となる電池セル70の測定電圧である算出測定電圧Vx´を求める。そして、算出測定電圧Vx´に対する測定電圧Vxの比率に測定電圧Vxを乗じ(=Vx×(Vx/Vx´))、測定電圧Vxを補正する。
Vx´=(C2×Vx+Cssw×電池セルの電圧総和×n)/(C2+Cssw×n)・・・(1)
但し
C2:コンデンサ2の容量
Vx:測定対象の電池セル70の測定電圧
Cssw:サンプリングスイッチSSWの端子間容量
n:接続ノード数
ここで、接続ノード数nは、測定対象の電池セル70が奇数番目の電池セル70であり、コンデンサ2の第1の電極21に正の電荷が蓄えられる場合は、第1の枝路e1の総数となり、測定対象の電池セル70が偶数番目の電池セル70であり、コンデンサ2の第2の電極22に正の電荷が蓄えられる場合は、第2の枝路e2の総数となる。
また、電池セル70の電圧総和=Σ各電池セルの測定電圧である。
過電圧防止スイッチ6は、ゲートが計測部5に接続されドレインが入力端子T1に接続され、ソースが接地されたFETから構成され、計測部5の制御の下、サンプリングスイッチSSWのオン時において、サンプリングスイッチSSWがオンする直前にオンして入力端子T1を接地側に接続させ、入力端子T1の電圧を接地電圧に維持する。これにより、サンプリングスイッチSSWのオン時に入力端子T1に発生する過電圧が防止される。
次に本電圧計測装置の動作について説明する。図3は、本電圧計測装置のタイミングチャートを示しており、(a)はサンプリングスイッチSSWのオン・オフのタイミングを示し、(b)はトランスファスイッチのオン・オフのタイミングを示し、(c)はコンデンサの充電又は放電タイミングを示し、(d)は計測部5の計測タイミングを示している。
以下の説明では、電池セル群7を構成する電池セル70のうち、電池セル71の電圧を測定する場合を例に挙げて説明する。従って、(a)に示すサンプリングスイッチSSWは、サンプリングスイッチSW1,SW2とを示すことになる。また、サンプリングスイッチSW1,SW2以外のサンプリングスイッチSSWは全てオフされているものとする。更に、初期状態において、トランスファスイッチSW31〜SW34は全てオフされているものとする。
まず、区間Aにおいて、計測部5はサンプリングスイッチSW1,SW2をオンさせる。これにより、(c)に示すようにコンデンサ2は電池セル71によって充電される。コンデンサ2への充電が終了すると、区間Bにおいて、計測部5はサンプリングスイッチSW1,SW2をオフし、コンデンサ2を電池セル71から切り離す。なお、区間Aの時間は、電池セル71の容量と、コンデンサ2等によって規定される時定数とから算出される充電が終了するまでの時間に基づいて予め定められた値である。
区間Cにおいて、計測部5は、トランスファスイッチSW32,SW34をオンさせ、コンデンサ2の電圧を測定する。区間Dにおいて、計測部5は、トランスファスイッチSW32,SW34を共にオフさせ、電池セル群7と計測部5とを切り離す。区間Eにおいて、計測部5は、トランスファスイッチSW32,SW34をオンさせ、コンデンサ2を放電させ、コンデンサ2の電圧をリセットし、次に測定対象となる電池セル70でコンデンサ2を充電するための準備を行う。区間Fにおいて、計測部5は、トランスファスイッチSW32,SW34をオフし、コンデンサ2を計測部5から切り離す。
区間Gにおいて、計測部5は、次に測定対象となる電池セル70、例えば電池セル72をコンデンサ2に接続するために、サンプリングスイッチSW2,SW3をオンさせ、電池セル72でコンデンサ2を充電させる。
ここで、ダイオードD41の効果について説明する。ダイオードD41及び過電圧防止スイッチ6が共に存在しない場合、測定対象となる電池セル70以外の電池セル70に接続されたサンプリングスイッチSSWとトランスファスイッチSW31〜SW34とは共にオフ状態であるが、これらのスイッチはFETで構成されており、このFETの端子間容量によって、入力端子T1と測定対象以外の電池セル70とは交流的に接続されることとなる。そのため、サンプリングスイッチSW1,SW2がオフからオンに移行した瞬間、入力端子T1には、電池セル71の電圧による過電圧が発生されることとなる。
図4は、過電圧防止スイッチ6を省いた状態でのダイオードD41による過電圧保護の効果を示すタイミングチャートであり、上段はサンプリングスイッチSSWのオン・オフのタイミングを示し、下段は入力端子T1に印加される電圧を示している。
タイミングTM1において、測定対象の電池セル70をコンデンサ2に接続するためのサンプリングスイッチSSWがオンされると、ダイオードD41の存在により、入力端子T1の電圧は、電源電圧VCCにダイオードD41の順方向電圧を加えた値を超えないように制限される。そのため、サンプリングスイッチSSWのオン時において入力端子T1に印加される電圧は、下段に示すように、電源電圧VCCにダイオードD41の順方向電圧を加えた値に制限される。
しかしながら、ダイオードの順方向電圧は、一般的に約0.3〜0.6Vであり、また、CPUへ印加できる電圧の上限値は、CPU内部の寄生ダイオードやトランジスタ等の影響により、電源電圧VCC+0.3V程度であることから、ダイオードD41の順方向電圧の大きさによっては、入力端子T1に印加される電圧が、計測部5に印加できる上限値を超えてしまうこともあり、この場合、計測部5を破損する虞がある。
そこで、本電圧計測装置は、過電圧防止スイッチ6を設け、計測部5の破損を防止している。図5は、過電圧防止スイッチ6による効果を説明するためのタイミングチャートであり、(a)は測定対象となる電池セル70を接続するためのサンプリングスイッチSSWのオン・オフのタイミングを示し、(b)は過電圧防止スイッチ6のオン・オフのタイミングを示し、(c)は入力端子T1の電圧を示している。
以下、測定対象となる電池セル70を電池セル71とした場合を例に挙げて説明する。なお、このタイミングチャートにおいて、測定対象となる電池セル71を接続するサンプリングスイッチSSWであるサンプリングスイッチSW1,SW2以外のサンプリングスイッチSSW及びトランスファスイッチSW31〜SW34は全てオフされているものとする。
サンプリングスイッチSSWがオンされたタイミングTM1において、計測部5は、サンプリングスイッチSW1,SW2にオンさせる信号を出力するのと同時に、過電圧防止スイッチ6にオンさせる信号を出力し、サンプリングスイッチSW1,SW2を共にオンさせる。ここで、サンプリングスイッチSW1,SW2はフォトスイッチにより構成され、過電圧防止スイッチ6はFETにより構成されているため、FETよりもフォトモスFET又はフォトカプラの方が、動作速度が速い結果、サンプリングスイッチSW1,SW2がオンしたとき、過電圧防止スイッチ6は既にオンしていることとなる。従って、サンプリングスイッチSW1,SW2のオン時において入力端子T1に流れる電流は接地側へと引き込まれ、図5(c)に示すように入力端子T1の電圧は接地電圧である0Vを維持する。そのため、入力端子T1には図4(b)に示すような過電圧が印加されず、計測部5を過電圧から保護することができる。
次に、サンプリングスイッチSSWの端子間容量による測定電圧の電圧誤差について説明する。図6は、電池セル71の計測時に生じる電圧誤差を説明する図面である。
なお、図6では、電池セル群7は、電池セル71〜74の4個の電池セル70で構成されている。また、説明の便宜上、図1に示すクランプ部4、及び計測部5は省略している。更に、電池セル71は、図1に示すように奇数番目の電池セル70であるため、トランファスイッチSW32,SW34は電池セル71の電圧測定時にオンされ、トランスファスイッチSW31,SW33はオンされることはない。従って、図6ではトランスファスイッチ部3のうち抵抗R31のみ示し、他の抵抗R32,R33は省略している。
図6に示すコンデンサCS1〜CS5は、サンプリングスイッチSW1〜SW5の端子間容量を示し、コンデンサCS1〜CS5に付した数値は、サンプリングスイッチSW1,SW2をオンしてコンデンサCへの充電が終了した静電状態でのコンデンサCS1〜CS5の電極間の電圧を示している。なお、これらの電圧は、コンデンサCS1〜CS5の左側の電極から右側の電極に向かう方向を正としたときの電圧を示している。例えば、コンデンサCS3は、−8Vとされているが、これは、左側の電極に対して右側の電極が8V低いことを示している。
そして、コンデンサCS1〜CS5の静電容量を50pF、コンデンサ2の静電容量を0.2μF、電池セル71〜74の電圧を4Vとして、サンプリングスイッチSW1をオンしてコンデンサ2の充電が終了した静電状態において、コンデンサCS1〜CS5の各電圧は、キルヒホッフの第2の法則から0V、0V、−8V、−8V、−16Vとなり、コンデンサ2の電圧は4Vとなる。
次に、サンプリングスイッチSW1,SW2をオンからオフに切り替えたとき(なお、サンプリングスイッチSW3〜SW5は終始オフ)、コンデンサ2に移動する電荷をQ、コンデンサCS1,CS3,CS5からコンデンサ2に移動する電荷Q1〜Q3、第1の電極21の電圧をVとすると、コンデンサ2の電極間の電圧を電荷Qとを用いて表すと、式(2)が得られる。
V=4+Q/0.2μF (2)
また、コンデンサCS1の電極間の電圧を電荷Q1とVとを用いて表すと、式(3)が得られ、コンデンサCS3の電極間の電圧を、電荷Q2とVとを用いて表すと、式(4)が得られ、コンデンサCS5の電極間の電圧を、電荷Q3とVとを用いて表すと式(5)が得られる。
V=16−Q1/50pF (3)
V=16−Q2/50pF (4)
V=16−Q3/50pF (5)
Q=Q1+Q2+Q3 (6)
また、電荷保存の法則から式(6)が成り立つため、式(2)〜(5)を式(6)に代入しVについて解くと、式(7)が得られ、V=4.00899[V]が算出される。
V=(0.8μF+50pF×16×3)/(0.2μF+150pF) (7)
従って、電池セル71に対するサンプリングスイッチSW1〜SW5の端子間容量に起因する電圧誤差ΔVは、ΔV=4.00899−4.0=8.99[mV]と算出される。
図7は、電池セル74の測定時において生じる電圧誤差を説明するための図面である。なお、図7では、電池セル群7は、図6と同様、電池セル71〜74の4個の電池セル70で構成されているものとする。また、説明の便宜上、図1に示すトランスファスイッチ部3、クランプ部4、及び計測部5は省略している。電池セル74は、図1に示すように偶数番目の電池セル70であるため、トランファスイッチSW31,SW33は電池セル74の電圧測定時にオンされ、トランスファスイッチSW32,SW34はオンされることはない。従って、図7ではトランスファスイッチ部3のうち抵抗R32のみ示し、他の抵抗R31,R33は省略している。
サンプリングスイッチSW4,SW5をオンし、サンプリングスイッチSW1〜SW3をオフして、コンデンサ2を充電させ、コンデンサ2の充電が終了した静電状態において、コンデンサCS1〜CS5の各電圧は、キルヒホッフの第2の法則から16V、8V、8V、0V、0Vとなり、コンデンサ2の電圧は4Vとなる。
次に、サンプリングスイッチSW4,SW5をオンからオフしたとき(なお、サンプリングスイッチSW1〜SW3は終始オフ)、コンデンサ2に移動する電荷をQ、コンデンサCS2,CS4からコンデンサ2に移動する電荷をQ1、Q2、第2の電極22の電圧をVとすると、コンデンサ2の電極間の電圧を電荷Qと第1の電極22の電圧Vとを用いて表すと、式(8)が得られる。
V=4+Q/0.2μF (8)
また、コンデンサCS3の電極間の電圧を、電荷Q1と電圧Vとを用いて表すと、式(9)が得られ、コンデンサCS3の電極間の電圧を、電荷Q2と電圧Vとを用いて表すと、式(10)が得られる。
V=16−Q1/50pF (9)
V=16−Q2/50pF (10)
Q=Q1+Q2 (11)
また、電荷保存の法則から式(11)が成り立つため、式(8)〜(10)を式(11)に代入しVについて解くと、式(12)が得られ、V=4.00000[V]が算出される。
V=(0.8μF+400pF)/(0.2μF+100pF) (12)
従って、電池セル74に対するサンプリングスイッチSW1〜SW5の端子間容量に起因する電圧誤差ΔVは、ΔV=0.00[mV]と算出され、この場合、サンプリングスイッチSW1〜SW5の端子間容量に起因する電圧誤差は生じていない。
次に、計測部5の演算を図6に示す電圧計測回路に適用した場合について説明する。ここでは、コンデンサ2の容量C2を0.2μF、電池セル71〜74の充電電圧をそれぞれ4.1V、サンプリングスイッチ群の端子間容量を50pF、電池セル71の測定電圧Vxを4.109218Vとして、式(1)を用いて算出測定電圧Vx´を算出すると、算出測定電圧Vx´は式(13)によって表され、Vx´=4.120495Vと算出される。但し、電池セル71〜74の電圧総和は16.409218Vである。
Vx´=(0.2μF×4.109218V+50pF×16.409218V×3)/(0.2μF+50pF×3)=4.120495V (13)
従って、補正後の測定電圧は、4.109218V×(4.109218V/4.120495V)=4.0979Vとなる。この場合、測定誤差は、4.0979−4.1=2.1mVとなる。一方、補正しない場合の測定電圧VxはVx=4.109218Vであるため、の電圧誤差は、4.109218−4.1=9.2mVとなる。従って、この補正により、電圧誤差が9.2mVから2.1mVに低減され、電池セル71の電圧のより正確な値が算出されていることが分かる。
以上説明したように本実施の形態による電圧測定回路によれば、サンプリングスイッチSSWは、測定対象となる電池セル70をコンデンサ2に電気的に接続させ、測定対象となる電池セル70でコンデンサ2を充電させ、充電終了後、当該電池セル70とコンデンサ2とを電気的に切り離す。
そして、トランスファスイッチ部3は、サンプリングスイッチSSWにより充電が終了されたコンデンサ2と測定対象となる電池セル70との電気的な接続が切り離された後、コンデンサ2と計測部5の入力端子T1とを電気的に接続し、計測部5は充電が終了されたコンデンサ2の電圧を計測する。これにより、測定対象となる電池セル70の電圧が計測される。
ここで、サンプリングスイッチSSWはフォトカプラ又はフォトモスFETから構成され、サンプリングスイッチSSWをオンからオフに切り替えた際、サンプリングスイッチSSWの端子間容量による電荷がコンデンサ2に移動し、測定電圧Vxには電圧誤差が生じてしまう。そこで、計測部5は、電圧誤差が低減されるように、測定電圧Vxを補正するため、測定対象となる電池セル70の電圧のより正確な値を算出することができる。
更に、過電圧防止スイッチ6を備えているため、サンプリングスイッチSSWにより測定対象となる電池セル70とコンデンサ2とが電気的に接続される際に、オンして、計測部5の入力端子T1が接地側に接続される。そのため、サンプリングスイッチSSWがオンする際に入力端子T1の電圧は接地電圧にとなり、入力端子T1に過電圧が印加することが防止される。
なお、上記実施の形態では、サンプリングスイッチSSWとしてフォトカプラ又はフォトモスFETを採用したが、これに限定されず、他の電気スイッチを採用してもよい。この場合、サンプリングスイッチSSWに採用されるトランジスタの動作速度は、過電圧防止スイッチ6に採用されるトランジスタの動作速度よりも速くする必要がある。
また、トランスファスイッチSW31〜SW34としてFETを採用したが、これに限定されず、バイポーラ型のトランジスタを採用してもよい。
更に、上記実施の形態では、電池セル群7のうち1つの電池セル70を測定する場合について説明したが、これに限定されず、2以上の電池セル70の電圧を同時に計測してもよい。この場合、計測部5は、測定する電池セル70をコンデンサと接続するためのサンプリングスイッチSSWを同時にオンすればよい。
次に本発明の実施の形態による電動工具について説明する。図8は本発明の実施の形態による電動工具を示した回路図を示している。この電動工具は、電池セル群7、電圧計測装置10、インバータ部20、及びモータ30を備えている。なお、図1と同一のものは同一の符号を付し説明を省略する。
なお電動工具としては、例えば、電気ドライバ、電気のこぎり、コンプレッサ、電動式ドリル等が挙げられる。
電圧計測装置10は、図1に示す電圧計測装置と同一構成である。インバータ部20は、6個のトランジスタFET1〜FET6から構成される公知のインバータであり、電池セル群7から供給される直流の電力を三相の交流電力に変換し、モータ30を駆動させる。モータ30は、例えば電動工具が電気ドライバであれば、ねじを回すスティックを回転させる。
トランジスタFET1〜FET6は、nチャネルの電界効果型トランジスタから構成されている。トランジスタFET1のソース及びトランジスタFET4のドレインと、トランジスタFET2のソース及びトランジスタFET5のドレインと、トランジスタFET3のソース及びトランジスタFET6のドレインとは、モータ30に接続されている。
また、トランジスタFET1〜FET6は、ゲートが計測部5と接続され、計測部5の制御の下、オン・オフする。
以上説明したように、本電動工具によれば、電池セル70の電圧を正確に測定すると共に、計測部5に過電圧が印加されないような電動工具を提供することができる。
本発明によれば、電池セル群を構成する電圧の正確な値を算出することができると共に、サンプリングスイッチがオンした時に発生する過電圧を防止することができるため、電動工具等の電動機器に対して有用な電圧計測装置を提供することができる。
本発明の実施の形態による電圧計測装置を示した図面である。 サンプリングスイッチの構成を示す回路図であり、(a)はフォトカプラの構成を示し、(b)はフォトモスFETの構成を示している。 本電圧計測装置のタイミングチャートを示しており、(a)はサンプリングスイッチSSWのオン・オフのタイミングを示し、(b)はトランスファスイッチのオン・オフのタイミングを示し、(c)はコンデンサの充電又は放電タイミングを示し、(d)は計測部5の計測タイミングを示している。 過電圧防止スイッチを省いた状態でのダイオードによる過電圧保護の効果を示すタイミングチャートであり、(a)はサンプリングスイッチのオン・オフのタイミングを示し、(b)は入力端子に印加される電圧を示している。 過電圧防止スイッチによる効果を説明するためのタイミングチャートであり、(a)は測定対象となる電池セルを接続するためのサンプリングスイッチのオン・オフのタイミングを示し、(b)は過電圧防止スイッチのオン・オフのタイミングを示し、(c)は入力端子の電圧を示している。 電池セルの電圧の計測時に生じる電圧誤差を説明する図面である。 電池セルの測定時において生じる電圧誤差を説明するための図面である。 実施の形態2による電圧計測装置を電動工具等の電動機器に適用した場合の回路図を示している。 特許文献1に示されたフライングキャパシタ回路の回路図を示している。
符号の説明
1 サンプリングスイッチ部
2 コンデンサ
3 トランスファスイッチ部
4 クランプ部
5 計測部
6 過電圧防止スイッチ
7 電池セル群
10 電圧計測装置
20 インバータ部
21 第1の電極
22 第2の電極
30 モータ
70 電池セル
71〜7n 電池セル
C2 容量
C41 コンデンサ
CS1〜CS5 コンデンサ
D41,D42 クランプダイオード
e1 第1の枝路
e2 第2の枝路
FET1〜FET6 トランジスタ
SW31〜SW34 トランスファスイッチ
T1 入力端子
TM1 タイミング
V 電圧
VCC 電源電圧
Vx 測定電圧
ΔV 電圧誤差

Claims (7)

  1. 直列接続された複数の電池セルから構成される電池セル群の電圧を計測する電圧計測装置であって、
    コンデンサと、
    電気スイッチから構成され、前記電池セル群を構成する電池セルのうち、測定対象となるいずれか1又は複数の電池セルと前記コンデンサとを電気的に接続させ、当該電池セルで前記コンデンサを充電させ、充電終了後、当該電池セルを前記コンデンサから切り離すサンプリングスイッチと、
    前記サンプリングスイッチにより前記コンデンサと測定対象の電池セルとが電気的に切り離された後、コンデンサの電圧を計測し、この電圧を測定対象の電池セルの測定電圧として取得する計測部と、
    電気スイッチから構成され、前記サンプリングスイッチにより測定対象となる電池セルと前記コンデンサとの電気的な接続が切り離された後、前記コンデンサと前記計測部の入力端子とを電気的に接続するトランスファスイッチと、
    電気スイッチから構成され、前記サンプリングスイッチにより測定対象となる電池セルと前記コンデンサとが電気的に接続される直前にオンして、前記計測部の入力端子を接地させる過電圧防止スイッチとを備えることを特徴とする電圧計測装置。
  2. 直列接続された複数の電池セルから構成される電池セル群の電圧を計測する電圧計測装置であって、
    コンデンサと、
    電気スイッチから構成され、前記電池セル群を構成する電池セルのうち、測定対象となるいずれか1又は複数の電池セルと前記コンデンサとを電気的に接続させ、当該電池セルで前記コンデンサを充電させ、充電終了後、当該電池セルを前記コンデンサから電気的に切り離すサンプリングスイッチと、
    前記サンプリングスイッチにより前記コンデンサと測定対象の電池セルとが電気的が切り離された後、コンデンサの電圧を測定し、この電圧を測定対象の電池セルの測定電圧として取得する計測部と、
    電気スイッチから構成され、前記サンプリングスイッチにより測定対象となる電池セルと前記コンデンサとの電気的な接続が切り離された後、前記コンデンサと前記計測部の入力端子とを電気的に接続するトランスファスイッチとを備え、
    前記計測部は、前記サンプリングスイッチの端子間容量が表された等価回路を用いて、測定対象の電池セルにより充電されたコンデンサの電圧である算出測定電圧を求め、当該算出測定電圧と前記測定電圧との比率を求め、当該比率を前記測定電圧に乗じることで前記測定電圧の電圧誤差を補正することを特徴とする電圧計測装置。
  3. 前記計測部は、前記サンプリングスイッチの端子間容量が表された等価回路を用いて、測定対象の電池セルにより充電されたコンデンサの電圧である算出測定電圧を求め、当該算出測定電圧と前記測定電圧との比率を求め、当該比率を前記測定電圧に乗じることで前記測定電圧の電圧誤差を補正することを特徴とする請求項1記載の電圧計測装置。
  4. 前記サンプリングスイッチは、フォトカプラ又はフォトモスFETであり、
    前記過電圧防止スイッチは、トランジスタであることを特徴とする請求項1又は3記載の電圧計測装置。
  5. 前記サンプリングスイッチは、直列接続された電池セル群のうち、端から数えて奇数番目に位置する電池セルの正極とコンデンサの第1の電極とを接続する第1の枝路に配設されると共に、偶数番目に位置する電池セルの正極と前記第1の電極に対向する第2の電極とを接続する第2の枝路に配設され、
    前記計測部は、前記算出測定電圧を、下記の式(A)により算出することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の電圧計測装置。
    Vx´=(C2×Vx+Cssw×電池セルの電圧総和×n)/(C2+Cssw×n)・・・(A)
    但し
    Vx´:算出測定電圧
    C2:コンデンサの容量
    Vx:測定対象の電池セルの測定電圧
    Cssw:サンプリングスイッチSSWの端子間容量
    n:接続ノード数
    接続ノード数nは、前記第1の電極に正の電荷が蓄えられる場合は、前記第1の枝路の総数となり、前記第2の電極に正の電荷が蓄えられる場合は、前記第2の枝路の総数となる。
  6. 前記トランスファスイッチは、前記コンデンサにおいて、正の電荷が蓄えられた電極を前記入力端子側に接続させ、負の電荷が蓄えられた電極を接地側に接続させることを特徴とする請求項5記載の電圧計測装置。
  7. 直列接続された複数の電池セルから構成された電池セル群と、
    前記電池セル群からの電力によって駆動されるモータと、
    前記電池セル群から出力された直流の電力を交流の電力に変換して前記モータに供給するインバータ部と、
    請求項1〜6のいずれかに記載の電圧計測装置とを備えることを特徴とする電動工具。
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