JP2007040410A - ブラケットの取付方法 - Google Patents

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JP2007040410A JP2005225408A JP2005225408A JP2007040410A JP 2007040410 A JP2007040410 A JP 2007040410A JP 2005225408 A JP2005225408 A JP 2005225408A JP 2005225408 A JP2005225408 A JP 2005225408A JP 2007040410 A JP2007040410 A JP 2007040410A
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Abstract

【課題】 ブラケットを容易に取付部に位置合わせすることができるブラケットの取付方法を実現することを目的とする。
【解決手段】 案内部材21が各案内口11e、12kに挿通された状態で、案内部材21に沿ってブラケット11を取付部12側に移動させて、ブラケット11の取付位置に案内し、ブラケット11を取付部12に取り付けるため、ブラケット11が取付部12に対して位置ずれすることがなく、容易に位置合わせをすることができる。したがって、ブラケット11の取付位置に対する位置決め作業に要する時間を短縮することができるため、ブラケット11の取付作業効率を高めることができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、ブラケットを車両に取り付けるためにブラケットの取付方法に関する。
従来から、車両に部品を取り付ける方法として、部品を板状部材で形成されたブラケットと呼ばれる取付用の治具に取り付けた後に、そのブラケットを車両に設けられている取付部に取り付けるという方法が採用されている。
図8は、従来のブラケットの取付方法の一例を示す説明図である。図8(A)は、ブラケット及び取付部の正面説明図であり、図8(B)は、ブラケットを取付部にボルトにより取り付ける方法を示す説明図である。
ブラケット51は、基板取付部51aと、下端から約1/3の部分で手前方向に鈍角に屈曲したブラケット取付部51bとから構成されており、基板取付部51aには基板61が取り付けられている。
取付部52は、板状部材の折り曲げ形成により作製され、端部に形成された組付部52b、52c、52dにおいて車両の所定箇所に組み付けられている。また、取付部52には、ブラケット取付部51bの傾斜とほぼ同じ傾斜を有して下方に延長されているブラケット取付部52aが設けられている。
ブラケット51及び取付部52には、ボルト53を挿通し、ブラケット51を取付部52に取り付けるための取付孔51c、51c及び取付孔52e、52eがそれぞれ設けられている。
ブラケット51を取付部52に取り付けるためには、まず、ブラケット取付部51bとブラケット取付部52aとを当接させて、取付孔51c、51cが取付孔52e、52eと連通するように位置合わせをする。そして、取付孔51c、51cが取付孔52e、52eと連通した状態で、ボルト53、53を取付孔51c、51cから取付孔52e、52eへ挿通し、ナット54によりボルト53を締め込んでブラケット取付部51bをブラケット取付部52aに取り付ける。
その他のブラケットの取付方法としては、例えば、下記の特許文献1に開示されている方法が知られている。
特開平9−79230号公報
しかし、上記の方法では、取付孔51c、52eの位置を視認しづらい場合やブラケット取付部51b及びブラケット取付部52aが水平でない場合など、取付孔51c、51cを取付孔52e、52eと連通するように位置合わせをすることが難しく、時間がかかるという問題があった。
そこで、この発明は、ブラケットを容易に取付部に位置合わせすることができるブラケットの取付方法を実現することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ブラケットを取り付けるための取付部が設けられた車両の前記取付部に前記ブラケットを取り付けるためのブラケットの取付方法において、前記ブラケットと前記ブラケットを取り付ける取付部とにそれぞれ設けられている各案内口が、前記ブラケットが前記取付部に取り付けられたときに相互に連通するように形成されている前記ブラケットと、前記連通した各案内口に挿通可能な案内部材とを用意し、前記案内部材が前記各案内口に挿通された状態で、前記案内部材に沿って前記ブラケットを前記取付部側に移動させて、前記ブラケットの取付位置に案内し、前記ブラケットを前記取付部に取り付ける、という技術的手段を用いる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のブラケットの取付方法において、前記各案内口の内周は、前記案内部材の前記各案内口に挿通される部分の外周よりわずかに大きく形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のブラケットの取付方法において、前記案内部材のうち前記案内口に挿通する側の先端部には、先端側ほど外周が小さくなるテーパ状に形成されたテーパ部が形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載ののブラケットの取付方法において、前記ブラケットを前記取付部に取り付けるための部材を挿通する複数の取付孔が、前記ブラケットに形成された案内口を挟んで前記ブラケットに配置されており、かつ、前記取付部に形成された案内口を挟んで前記取付部に配置されている、という技術的手段を用いる。
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載ののブラケットの取付方法において、前記ブラケットの案内口の内周が、前記取付部の案内口の内周より大きく形成されている、という技術的手段を用いる。
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のブラケットの取付方法において使用されることを特徴とするブラケット、という技術的手段を用いる。
請求項1に記載の発明によれば、案内部材が各案内口に挿通された状態で、案内部材に沿ってブラケットを取付部側に移動させて、ブラケットの取付位置に案内し、ブラケットを取付部に取り付けるため、ブラケットが取付部に対して位置ずれすることがなく、容易に位置合わせをすることができる。
つまり、ブラケットを案内部材に沿って取付部の方へ移動させるだけの簡単な作業を行うだけで、ブラケットを取付部の取付位置に案内することができるため、ブラケットの取付位置に対する位置決めを容易に行うことができる。
例えば、取付部の取付位置が視認できない場合であっても、ブラケットを案内部材に沿って取付部の方へ移動させるだけで、ブラケットを取付位置へ案内し、取付部に取り付けることができる。
したがって、ブラケットの取付位置に対する位置決め作業に要する時間を短縮することができるため、ブラケットの取付作業効率を高めることができる。
また、案内部材がブラケット及び取付部の各案内口に挿通された状態で、ブラケットを取付部に取り付ける作業、または、仮の取り付けを行い、取付後に案内部材を抜き取るようにすれば、取付作業中にブラケットが取付部の取付位置からずれるおそれがないため、取付作業を行いやすく、また、取付位置のずれによる取付位置の再調整が必要ない。
請求項2に記載の発明によれば、各案内口の内周は、案内部材の各案内口に挿通される部分の外周よりも、それぞれわずかに大きく形成されているだけであるため、ブラケットを案内部材に沿って取付部の方へ移動させるときのぶれを小さくすることができるので、ブラケットを取付部の取付位置へ正確に案内することができる。
また、各案内口の内周と、案内部材の各案内口に挿通される部分との間には間隙が形成されているため、ブラケットを取付部に取り付けた後に案内部材を抜き取る際に、案内部材の外周と各案内口の内周との間で摩擦が生じ難くすることができるので、案内部材を容易に抜き取ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、案内部材のうち案内口に挿通する側の先端部には、先端側ほど外周が小さくなるテーパ状に形成されたテーパ部が形成されているため、案内部材を先端部の方から容易に案内口に挿通させることができる。また、案内部材をテーパ部が案内口の内周縁部に当接した状態でテーパ部に沿って挿通方向へ押せば、先端部以外の部分まで容易に案内口に挿通させることができる。
特に、請求項4に記載するように、ブラケットを取付部に取り付けるための部材を挿通する複数の取付孔が、ブラケットに形成された案内口を挟んでブラケットに配置されており、かつ、取付部に形成された案内口を挟んで取付部に配置されているような場合は、すべての取付孔の位置合わせを一度で行うことが困難な場合が多いが、ブラケットを案内部材に沿って取付部の方へ移動させる簡単な作業を行うだけで、ブラケット側のすべての取付孔と取付部側のすべての取付孔とを一度で一致させることができる。
したがって、取付孔が正しい位置にあっているかどうか、すべての取付孔について確認する必要がないため、ブラケットの取付作業効率を高めることができる。
請求項5に記載の発明によれば、ブラケットの案内口の内周が、取付部の案内口の内周より大きく形成されているため、ブラケットの取付位置に誤差が存在する場合であっても、ブラケットの案内口に挿通された案内部材に対してブラケットを動かすことにより、上記誤差をなくすことができる。
請求項6に記載のブラケット及び案内部材を使用することにより、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のブラケットの取付方法を実施することができる。
また、請求項6に記載のブラケット及び案内部材は、請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のブラケットの取付方法を実施するためのみに用いられるものであることが推定できる。
この発明に係るブラケットの取付方法の実施形態について、図を参照して説明する。図1は、ブラケットと、ブラケットを取り付けるために車両に設けられている取付部とを示す説明図である。図1(A)は、ブラケットの正面図であり、図1(B)は、ブラケットの右側面図である。図1(C)は、取付部の正面図であり、図1(D)は、取付部の右側面図である。図2は、ブラケットの位置合わせに使用する案内部材の説明図である。図2(A)は、案内部材の正面説明図であり、図2(B)は、案内部材を下方から見た説明図である。図3は、案内部材を使用してブラケットを位置合わせして取付部に取り付ける方法の説明図である。図3(A)は、ブラケット及び取付部の案内口に案内部材を挿通した状態を示すブラケット及び取付部の正面説明図であり、図3(B)は、ブラケットを取付部にボルトにより取り付ける方法の説明図である。
なお、以下では、正面図を基準として各方向を説明するものとし、正面図の手前側を手前方向、奥行き側を奥行き方向、上下左右方向を上下左右方向とする。
(ブラケット及び取付部の構造)
この発明に係るブラケットの取付方法において使用するブラケット及び取付部の構造について、エンジンの冷間始動時の排ガス悪化低減システム用半導体ドライバーが搭載された基板をフロントボンネット内に取り付けるためのブラケット及び取付部を例に説明する。
図1(A)に示すように、ブラケット11は、屈曲部を有する板状に形成されており、基板41(図3)を取り付けるための基板取付部11aと、下端から約1/3の部分で手前方向に鈍角に屈曲したブラケット取付部11bとから構成されている。
基板取付部11aは、上下方向のほぼ上半分の部分が、左右方向に幅が広く形成されており、この上半分の部分の左右の上端部近傍に、ボルトにより基板41(図3)をブラケット11に取り付けるための基板取付孔11c、11cがそれぞれ形成されている。
基板取付部11aの中央部近傍には、左右方向に横長の小判形の軽減孔11dが貫通形成されている。ここで、軽減孔11dは、ブラケット11の剛性に影響を及ぼさない程度にブラケット11の一部を除去することにより、軽量化を図るために形成されている。
ブラケット取付部11bの中央部近傍には、後述する案内部材21(図3)を挿入するために、左右方向に横長のスリット状の案内口11eが貫通形成されている。また、ブラケット取付部11bには、ブラケット11を取付部12にボルト31、31(図3)で取り付けるための取付孔11f、11fが、案内口11eを挟んで左右1箇所ずつ、円形に貫通して形成されている。
この取付孔11f、11fは、案内口11eを挟んで配置されているため、取付孔11f、11fが分散して配置されるので、ブラケット11を安定した状態で取付部12に取り付けることができる。また、案内口11eを形成することによりブラケット取付部11bの剛性が低下する場合でも、ボルト31、31(図3)の固定により補強することができる。
図1に示すように、取付部12は、取付部12を車両に取り付けるための車両取付部12aと、この車両取付部12aの右側の上端部から手前方向に屈曲して形成されたブラケット取付部12bとから構成されている。
車両取付部12aは、板状部材の折り曲げ形成により作製され、端部に組付部12d、12e及びハーネス部12fが設けられている。平板状のベース部12cは、右側の下方部分が逆U字型に切り欠かかれており、左右方向の左側の約1/3の部分は、左上方に向かって延長されている。
この切り欠き部を挟んだ左右の下端部は、奥行き方向にほぼ垂直に折り曲げられ、車両に組み付けるための組付部12d、12eが形成されている。左右の組付部12d、12eは略平行であり、右側の組付部12eが左側の組付部12dより上方となるように形成されている。組付部12d、12eは、後述する組付部12jとともに、車両のフロントボンネット内の所定箇所にそれぞれボルトにより組み付けられる。
ベース部12cの左上端部には、左端部と上端部がそれぞれ手前方向に折り曲げられて、左方が閉じたハーネス部12fが形成されている。ハーネス部12fの左側面には、三角形の貫通孔に形成されたハーネス孔12gが設けられている。このハーネス孔12gには、基板41(図3)に電気的に接続されている配線が挿通される。
ブラケット取付部12bは、車両取付部12aの上端部から手前方向に水平に延びた保持部12hと、この保持部12hの手前側の端部からブラケット取付部11bの傾斜とほぼ同じ傾斜を有して下方に延長されているブラケット取付部12iと、ブラケット取付部12iの下端から手前方向に水平に延びた組付部12jとから構成される。
ブラケット取付部12iには、ブラケット11に設けられている案内口11eと大きさ及び形状が同一の案内口12kが設けられている。また、ブラケット取付部12iには、ブラケット11を取付部12にボルトで取り付けるための取付孔12m、12mが、案内口12kを挟んで左右1箇所ずつ、円形に貫通して形成されている。
ここで、取付部12の案内口12kと取付孔12m、12mとの位置関係は、ブラケット11の案内口11eと取付孔11f、11fとの位置関係と、同一である。
つまり、ブラケット11の案内口11eを取付部12の案内口12kに位置合わせすると、取付孔11f、11fと取付孔12m、12mとが連通され、ボルト31、31(図3)を挿通させることができるように位置合わせされる。
(ブラケットの取付方法)
図2(A)に示すように、ブラケット11を取付部12に取り付けるときに使用する案内部材21は、長円状の一様の横断面を有する棒状の部材である。
案内部材21は、案内口11e、12kに挿通し、ブラケット11をスライドさせるときに、変形や摩耗などが起きないように、金属材料やプラスティック材料により形成されている。
図2(B)に示すように、案内部材21の先端部21bの下面21aは、ブラケット11に形成されている案内口11e及び取付部12に形成されている案内口12kよりわずかに小さく形成されている。
つまり、案内口11e、12kの内周は、案内部材21の案内口11e、12kに挿通される部分である下面21aの外周よりわずかに大きく形成されている。例えば、下面21aの全周にわたって、下面21aの外周と案内口11e、12kの内周との間に約1mmの隙間が設けられるように形成されている。
この案内部材21を用いてブラケット11を取付部12に位置合わせして取り付ける方法について以下に説明する。
まず、図3(A)に示すように、基板41が取り付けられたブラケット11を用意する。基板41は、基板取付孔11c、11cに挿通されるボルト33(図3(B))により基板取付部11aに取り付けられている。
次に、ブラケット11の案内口11eに、ブラケット取付部11bに対して略垂直方向から案内部材21の先端部21bを挿通させる。
続いて、案内口11eから突出した案内部材21の先端部21bを取付部12の案内口12kに挿通させ、案内部材21が案内口11eと案内口12kとに挿通した状態を作り出す。
案内部材21を保持した状態で、案内部材21に沿ってブラケット11を取付部12側に移動させて、ブラケット取付部11bをブラケット取付部12iに案内する。図3(B)に示すように、ブラケット取付部11bとブラケット取付部12iとを当接させると、取付孔11f、11fが取付孔12m、12mと連通するように位置合わせがされ、ボルト31、31を挿通可能な状態で保持される。そして、取付孔11f、11fが取付孔12m、12mと連通した状態で、ボルト31、31を取付孔11f、11fから取付孔12m、12mへ挿通し、ナット32によりボルト31を締め込んでブラケット取付部11bをブラケット取付部12iに取り付ける。続いて、案内部材21を案内口11e及び案内口12kから挿通前の方向に抜き去る。
以上のように、この発明にかかるブラケット11の取付方法を使用することにより、ブラケット11を取付部12に容易に位置合わせして取り付けることができる。
ここで、案内部材21は単なる棒状の部材でもよいが、操作し易いように先端部21bと反対側に持ち手を形成してもよい。また、真直の棒状部材である必要はなく、案内口11e、12kに挿通する部分以外に屈曲部を形成してもよい。
基板41は、エンジンの冷間始動時の排ガス悪化低減システム用半導体ドライバーが搭載された基板以外の基板を用いることができる。また、取付部12の車両への取付位置は、フロントボンネット内に限定されるものではない。
[実施形態による効果]
(1)以上のように、上記実施形態のブラケットの取付方法を使用すれば、案内部材21が各案内口11e、12kに挿通された状態で、案内部材21に沿ってブラケット11を取付部12側に移動させて、ブラケット11の取付位置に案内し、ブラケット11を取付部12に取り付けるため、ブラケット11が取付部12に対して位置ずれすることがなく、容易に位置合わせをすることができる。
つまり、ブラケット11を案内部材21に沿って取付部12の方へ移動させるだけの簡単な作業を行うだけで、ブラケット11を取付部12の取付位置に案内することができるため、ブラケット11の取付位置に対する位置決めを容易に行うことができる。
例えば、取付部12の取付位置が視認できない場合であっても、ブラケット11を案内部材21に沿って取付部12の方へ移動させるだけで、ブラケット11を取付位置へ案内し、取付部12に取り付けることができる。
したがって、ブラケット11の取付位置に対する位置決め作業に要する時間を短縮することができるため、ブラケット11の取付作業効率を高めることができる。
また、案内部材21がブラケット11及び取付部12の各案内口11e、12kに挿通された状態で、ブラケット11を取付部12に取り付ける作業、または、仮の取り付けを行い、取付後に案内部材21を抜き取るようにすれば、取付作業中にブラケット11が取付部12の取付位置からずれるおそれがないため、取付作業を行いやすく、また、取付位置のずれによる取付位置の再調整が必要ない。
(2)各案内口11e、12kの内周は、案内部材21の各案内口11e、12kに挿通される部分の外周よりも、それぞれわずかに大きく形成されているだけであるため、ブラケット11を案内部材21に沿って取付部12の方へ移動させるときのぶれを小さくすることができるので、ブラケット11を取付部12の取付位置へ正確に案内することができる。
また、各案内口11e、12kの内周と、案内部材21の各案内口11e、12kに挿通される部分との間には間隙が形成されているため、ブラケット11を取付部12に取り付けた後に案内部材21を抜き取る際に、案内部材21の外周と各案内口11e、12kの内周との間で摩擦が生じ難くすることができるので、案内部材21を容易に抜き取ることができる。
(3)ブラケット11を案内部材21に沿って取付部12の方へ移動させる簡単な作業を行うだけで、ブラケット11側のすべての取付孔11f、11fと取付部12側のすべての取付孔12m、12mとを一度で一致させることができる。
したがって、取付孔が正しい位置にあっているかどうか、すべての取付孔について確認する必要がないため、ブラケットの取付作業効率を高めることができる。
〈その他の実施形態〉
(1)案内口11e、12kは最良の形態において説明した形状以外の形状に形成することができる。図4に案内口11e、12kの変更例を示す。図4(A)は、ブラケット11の案内口11eの変更例の説明図、図4(B)は、取付部12の案内口12kの変更例の説明図、図4(C)は、この実施形態で使用する案内部材21の説明図である。
図4(A)及び(B)に示すように、案内口11e、12kを同一形状の三角形に形成してもよい。このとき、案内部材21は、図4(C)に示すように、案内部材21の下面21aが案内口11e、12kよりわずかに寸法が小さくなるように形成する。
この構成を使用した場合にも、ブラケット11を取付部12に容易に位置合わせをすることができるため、前述の最良の形態の効果を奏することができる。
(2)案内口11eと案内口12kとを異なる形状に形成してもよい。図5に案内口11e、12kの変更例を示す。図5(A)は、ブラケット11の案内口11eの変更例の説明図、図5(B)は、取付部12の案内口12kの変更例の説明図、図5(C)は、この実施形態で使用する案内部材21の説明図である。
図5(A)及び(B)に示すように、案内口11eと案内口12kとを台形に形成してもよい。ブラケット11の案内口11eは、上底が長い台形であり、取付部12の案内口12kは、下底が長い台形である。このとき、図5(C)に示すように、案内部材21は、これらの台形が組み合わされて重なった部分に形成される6角形より、下面21aがわずかに小さくなるように形成する。
この構成を使用すると、案内部材21は、案内口11e、12kに比べて小さく形成されているので、案内口11e、12kとの間隔が大きく、容易に挿通させることができる。案内部材21を挿通した状態で、案内口11eの下辺と案内口12kの上辺との間隔を狭くすることにより、図5(C)に示すように案内部材21が案内口11eと案内口12kとに挟み込まれた位置で位置合わせすることができ、ブラケット11を容易に位置合わせすることができる。
(3)案内部材21の先端部21b側に、先端側ほど外周が小さくなるテーパ状に形成されたテーパ部を形成してもよい。図6に、先端部21b側にテーパ部を形成した案内部材21の構成例を示す。図6(A)は、案内部材21の正面説明図であり、図6(B)は、案内部材21を下方から見た説明図である。案内部材21は、外周が案内口11e、12kよりわずかに小さく形成された本体21dと、先端側ほど外周が小さくなるテーパ状に形成されたテーパ部21eとから構成されている。
この構成を使用すると、案内部材21を先端部21bの方から容易に案内口11e、12kに挿通させることができる。また、案内部材21をテーパ部21eが案内口11e、12kの内周縁部に当接した状態でテーパ部21eに沿って挿通方向へ押せば、先端部21b以外の部分まで容易に案内口11e、12kに挿通させることができる。
(4)ブラケット11の案内口11eの内周を取付部12の案内口12kの内周より大きくなるように形成してもよい。この構成を使用すると、ブラケット11の取付位置に誤差が存在する場合であっても、ブラケット11の案内口11eに挿通された案内部材21に対してブラケット11を動かすことにより、上記誤差をなくすことができる。
(5)取付部12には、複数の基板を取り付けてもよい。図7は、2つの基板を取り付けるための取付部12の構成例の説明図である。
基板41は、ブラケット11を用いて取付部12に取り付けられ、基板42は、取付部12の保持部12hに溶接され上方に向かって立設されている基板取付部13に取り付けられる。この構成を使用すると、小さなスペースに複数の基板41,42を配置することができる。
ブラケットと、ブラケットを取り付けるために車両に設けられている取付部とを示す説明図である。図1(A)は、ブラケットの正面図であり、図1(B)は、ブラケットの右側面図である。図1(C)は、取付部の正面図であり、図1(D)は、取付部の右側面図である。 ブラケットの位置合わせに使用する案内部材の説明図である。図2(A)は、案内部材の正面説明図であり、図2(B)は、案内部材を下方から見た説明図である。 案内部材を使用してブラケットを位置合わせして取付部に取り付ける方法の説明図である。図3(A)は、ブラケット及び取付部の案内口に案内部材を挿通した状態を示すブラケット及び取付部の正面説明図であり、図3(B)は、ブラケットを取付部にボルトにより取り付ける方法を示す説明図である。 図4(A)は、ブラケットの案内口の変更例の説明図、図4(B)は、取付部の案内口の変更例の説明図、図4(C)は、この実施形態で使用する案内部材の説明図である。 案内口の変更例を示す。図5(A)は、ブラケットの案内口の変更例の説明図、図5(B)は、取付部の案内口の変更例の説明図、図5(C)は、この実施形態で使用する案内部材の説明図である。 先端部側にテーパ部を形成した案内部材の構成例を示す。図6(A)は、案内部材の正面説明図であり、図6(B)は、案内部材を下方から見た説明図である。 2つの基板を取り付けるための取付部の構成例の説明図である。 従来のブラケットの取付方法の一例を示す説明図である。図8(A)は、ブラケット及び取付部の正面説明図であり、図8(B)は、ブラケットを取付部にボルトにより取り付ける方法を示す説明図である。
符号の説明
11 ブラケット
11e 案内口
11f 取付孔
12 取付部
12k 案内口
12m 取付孔
21 案内部材
21f 案内部
31 ボルト
41、42 基板

Claims (6)

  1. ブラケットを取り付けるための取付部が設けられた車両の前記取付部に前記ブラケットを取り付けるためのブラケットの取付方法において、
    前記ブラケットと前記ブラケットを取り付ける取付部とにそれぞれ設けられている各案内口が、前記ブラケットが前記取付部に取り付けられたときに相互に連通するように形成されている前記ブラケットと、前記連通した各案内口に挿通可能な案内部材とを用意し、
    前記案内部材が前記各案内口に挿通された状態で、前記案内部材に沿って前記ブラケットを前記取付部側に移動させて、前記ブラケットの取付位置に案内し、前記ブラケットを前記取付部に取り付けることを特徴とするブラケットの取付方法。
  2. 前記各案内口の内周は、前記案内部材の前記各案内口に挿通される部分の外周よりわずかに大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載のブラケットの取付方法。
  3. 前記案内部材のうち前記案内口に挿通する側の先端部には、先端側ほど外周が小さくなるテーパ状に形成されたテーパ部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブラケットの取付方法。
  4. 前記ブラケットを前記取付部に取り付けるための部材を挿通する複数の取付孔が、前記ブラケットに形成された案内口を挟んで前記ブラケットに配置されており、かつ、前記取付部に形成された案内口を挟んで前記取付部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のブラケットの取付方法。
  5. 前記ブラケットの案内口の内周が、前記取付部の案内口の内周より大きく形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のブラケットの取付方法。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のブラケットの取付方法において使用されることを特徴とするブラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012177455A (ja) * 2011-02-28 2012-09-13 Toyota Motor Corp ブラケットおよびブラケットの固定構造
JP2019156164A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 株式会社豊田自動織機 車載部品の取付構造

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