JP2007040262A - 内燃機関システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 機関回転数が変化した場合であっても、吸気同期と吸気非同期の噴射割合を一定に保ち、内燃機関の燃焼状態を最適に制御すること。
【解決手段】 内燃機関10の吸気通路12に燃料を噴射する燃料噴射弁30と、内燃機関の吸気通路12に設けられた吸気バルブ36と、吸気バルブ36の開閉タイミングを可変する可変動弁機構44と、吸気バルブ36が閉じた状態で燃料が噴射される吸気非同期の時間と、前記吸気バルブが開いた状態で燃料が噴射される吸気同期の時間との比率(噴射割合)が一定となるように吸気バルブ36の開弁タイミングを補正する補正手段と、を備える。
【選択図】 図2

Description

この発明は、内燃機関システムに関し、吸気バルブのバルブタイミングを可変する手段を備えたシステムに適用して好適である。
従来、例えば特開2004−68621号公報には、機関回転数の上昇に応じて、最適な噴射量で燃料を噴射する技術が開示されている。
特開2004−68621号公報 特開2003−138960号公報
しかしながら、内燃機関の運転中には、燃焼状態が一時的に変化したり、機関のフリクションが一時的に変化することがある。そして、これらの要因によって機関回転数が変動すると、吸気同期と吸気非同期の噴射割合が目標とする割合から乖離してしまい、目標としていた最適な燃焼状態を得ることが困難となる。
上記公報に記載された技術では、機関回転数の変動に伴う噴射割合の変化を想定していないため、機関回転数が急激に変化した場合は燃焼状態が悪化する虞がある。特に、始動時は燃焼状態が不安定であり、機関回転数が急変し易いため、噴射割合が所望の値から逸脱し、燃料噴射量の制御性が悪化するという問題が生じる。
以下、この問題について図面に基づいて詳細に説明する。図5は、吸気同期と吸気非同期における噴射割合を説明するためのタイミングチャートである。
図5(A)において、燃料噴射弁からの燃料噴射は、時刻tAの時点で開始される。燃料噴射はT時間の間行われ、時刻tBの時点で終了する。一方、吸気バルブはクランク角がIVO(Intake Valve Open)[rad]となった時点で開かれる。クランク角がIVO[rad]となるタイミングは時刻tCに対応している。
時刻tAから時刻tCまでの間は、吸気バルブが閉じている状態で燃料噴射が行われるため、吸気非同期により燃料噴射が行われる。一方、時刻tCから時刻tBまでの間は、吸気バルブが開いている状態で燃料噴射が行われるため、吸気同期により燃料噴射が行われる。
燃料噴射開始時刻tA、および燃料噴射時間T[sec]は、機関回転数、燃料噴射量、吸気バルブの開弁タイミングIVO[rad]などの運転状態に応じて決定される。この際、噴射開始前の機関回転数から噴射終了時間を推定し、任意のクランク角で燃料噴射が終了するように噴射開始時刻tAが決定される。従って、運転状態に応じて噴射開始時刻tA、燃料噴射時間T[sec]を適正値に設定することで、吸気非同期の時間と吸気同期の時間との比率(噴射割合)を所望の値に制御することができる。
図5(A)は、通常の運転状態において、噴射割合が60:40となるように燃料噴射開始時刻tA、燃料噴射時間T[sec]を設定した状態を示している。このように、内燃機関が正常に運転している状態では、上述した運転状態に応じて燃料噴射時期を適正に設定することで、噴射割合を所望の値にすることができる。
一方、機関のフリクションの変化、燃焼状態の変化などの要因により機関回転数が急激に変化すると、燃料噴射時期に対して吸気バルブの開弁タイミングIVO[rad]が変化するため、これに応じて噴射割合が変化してしまうという問題が発生する。
図5(B)は、噴射開始時刻tAを決定した後に機関回転数が急激に上昇した場合を示している。このように、機関回転数が急激に上昇すると、時刻tAから吸気バルブの開弁タイミング(IVO)に到達するまでの時間が短くなる。すなわち、図5(A)に示す時刻tCは、図5(B)に示す時刻tC’に変化する。このため、図5(B)の状態では、図5(A)の状態に比べて吸気非同期の時間が短くなり、噴射割合が変化してしまう。
そして、噴射割合が変化すると、吸気ポート、吸気バルブ等への付着燃料の挙動(燃料の霧化)が変化するため、筒内に送られる燃料量が変化する。このため、同じ燃料量を噴射した場合であっても機関出力が変動してしまい、燃焼状態が変化してしまう。このように、噴射割合の変動は空燃比の制御性の低下を招来し、機関始動性が低下したり、排気エミッション、ドライバビリティが悪化するなどの問題が発生する。
この発明は、上述のような問題を解決するためになされたものであり、機関回転数が変化した場合であっても、吸気同期と吸気非同期の噴射割合を一定に保ち、内燃機関の燃焼状態を最適に制御することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射弁と、内燃機関の吸気通路に設けられた吸気バルブと、前記吸気バルブの開閉タイミングを可変する可変動弁手段と、前記吸気バルブが閉じた状態で燃料が噴射される吸気非同期の時間と、前記吸気バルブが開いた状態で燃料が噴射される吸気同期の時間との比率が一定となるように前記吸気バルブの開弁タイミングを補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、機関回転数を取得する機関回転数取得手段と、前記燃料噴射弁からの燃料の噴射時期を制御する噴射時期制御手段と、を更に備え、前記補正手段は、前記機関回転数及び前記噴射時期に基づいて、前記比率が一定となる前記開弁タイミングを算出する開弁タイミング算出手段を含むことを特徴とする。
第1の発明によれば、吸気非同期の時間と吸気同期の時間の比率(噴射割合)を一定にすることができるため、機関回転数が急変した場合であっても、空燃比の変動を最小限に抑えることができる。従って、機関始動性、排気エミッションを向上することができ、またドライバビリティを良好にすることが可能となる。
第2の発明によれば、機関回転数及び噴射時期に基づいて、吸気非同期の時間と吸気同期の時間の比率が一定となる開弁タイミングを算出することができる。従って、算出した開弁タイミングに基づいて、吸気非同期の時間と吸気同期の時間の比率が一定となるように開弁タイミングを補正することが可能となる。
以下、図面に基づいてこの発明の一実施形態について説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。なお、以下の実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関システム及びその周辺の構造を説明するための図である。内燃機関10には吸気通路12および排気通路14が連通している。吸気通路12は、上流側の端部にエアフィルタ16を備えている。エアフィルタ16には、吸気温THA(すなわち外気温)を検出する吸気温センサ18が組みつけられている。また、排気通路14には排気浄化触媒32が配置されている。
エアフィルタ16の下流には、エアフロメータ20が配置されている。エアフロメータ20の下流には、スロットルバルブ22が設けられている。スロットルバルブ22の近傍には、スロットル開度TAを検出するスロットルセンサ24と、スロットルバルブ22が全閉となることでオンとなるアイドルスイッチ26とが配置されている。
スロットルバルブ22の下流には、サージタンク28が設けられている。また、サージタンク28の更に下流には、内燃機関10の吸気ポートに燃料を噴射するための燃料噴射弁30が配置されている。
内燃機関10は、吸気バルブ36および排気バルブ38を備えている。吸気バルブ36には、吸気バルブ36のリフト量、及び/又は作用角を可変するための可変動弁機構(VVT; Variable Valve Timing)44が接続されている。また、燃焼室内に噴霧された燃料に点火するため、内燃機関10の筒内には点火プラグが設けられている。更に、筒内には、その内部を往復運動するピストン34が設けられている。また、内燃機関10には、冷却水温を検出する水温センサ42が取り付けられている。
ピストン34には、その往復運動によって回転駆動されるクランク軸46が連結されている。車両駆動系と補機類(エアコンのコンプレッサ、オルタネータ、トルクコンバータ、パワーステアリングのポンプ等)は、このクランク軸46の回転トルクによって駆動される。クランク軸46の近傍には、クランク軸46の回転角を検出するためのクランク角センサ48が取り付けられている。
図1に示すように、本実施形態のシステムはECU(Electronic Control Unit)40を備えている。ECU40には、上述した各種センサに加え、ノッキングの発生を検知するKCSセンサや、車速、機関回転数、排気温度、潤滑油温度、触媒床温度などを検出するための各種センサ(不図示)が接続されている。また、ECU40には、上述した燃料噴射弁30、可変動弁機構44などの各アクチュエータが接続されている。
このように構成された本実施形態のシステムでは、吸気同期と吸気非同期における噴射割合が運転状態に応じて所望の値に設定される。この場合において、機関回転数が急激に変化すると、図5で説明したように噴射割合が目標値から乖離してしまい、空燃比の制御性が低下してしまう。
このため、本実施形態では、機関回転数の変動に応じて吸気バルブ36の開弁タイミングを補正し、噴射割合が常に一定値となるように制御を行う。図2は、機関回転数の変動に応じて吸気バルブ36の開弁タイミングを可変する方法を示すタイミングチャートである。
図2において、燃料噴射弁からの燃料噴射は、時刻tAの時点で開始される。図2に示す時刻t0は、噴射開始時刻tAの算出タイミングを示している。噴射開始時刻tAは、時刻t0における機関回転数a0[rpm]、吸気バルブ36を開弁するクランク角IVO[rad]、および燃料噴射時間T[sec]に基づいて決定される。図2の例では吸気非同期と吸気同期の噴射割合が60:40となるように時刻tAの値が決定される。クランク角IVOは機関回転数、負荷率に応じて予め決定された値である。
時刻t0から時間が経過し、時刻tAに到達すると、駆動信号に基づいて燃料噴射弁30が駆動され、燃料噴射が開始される。そして、更に時間が経過してクランク角がIVO[rad]に到達すると、吸気バルブ36が開かれる。吸気バルブ36は時刻tBで燃料噴射が終了した後に閉じられるが、時刻tBの以前に吸気バルブ36が閉じられるものであっても良い。
時刻t0からクランク角がIVO[rad]に到達するまでの間において、機関回転数に大きな変動が生じていない場合は、噴射開始時刻tAに燃料噴射を開始し、予め設定された開弁タイミングIVO[rad]で吸気バルブ36を開弁することで、吸気非同期と吸気同期の噴射割合を60:40にすることができる。
一方、時刻t0で噴射開始時刻tAを決定した後、機関のフリクションの変化、燃焼状態の変化などの要因によって機関回転数が急激に変化すると、図5で説明したように噴射割合が変化してしまう。例えば、図2において機関回転数が急激に上昇すると、噴射開始時刻tAから開弁タイミングIVO[rad]までの時間が短くなり、吸気非同期に対して吸気同期の割合が大きくなってしまう。
このため、本実施形態では、時刻t1の時点で機関回転数a1[rpm]を取得する。そして、機関回転数a1[rpm]に基づいて、以下の(1)式から吸気バルブ36を開くクランク角の目標値IVOx[rad]を算出する。ここで、目標値IVOx[rad]は、噴射割合を60:40にするための目標値である。
IVOx[rad]=(tivo−t)×(2π/60)×a1 ・・・(1)
(1)式において、時刻tivoは、時刻t1における機関回転数がa1[rpm]の場合に、噴射割合を60:40とするための吸気バルブ36を開弁時刻を表している。時刻t0の時点で噴射開始時刻tAが決定されており、燃料噴射時間Tも予め決定されているため、時刻tivoは、噴射開始時刻tA、噴射時間T、および噴射割合60:40に基づいて算出することができる。従って、(1)式によれば、時刻tivoに基づいて、吸気バルブ36の開弁タイミングの目標値IVOx[rad]を算出することができる。
時刻t0における機関回転数a0[rpm]と、時刻t1における機関回転数a1[rpm]が同一であれば、(1)式から算出された目標値IVOx[rad]は、予め決定されているクランク角IVO[rad]と同一の値となる。一方、時刻t0からt1に至る過程で機関回転数が変化した場合は、IVO[rad]とIVO[rad]の値が相違する。
従って、本実施形態では、予め決定されている開弁タイミングIVO[rad]が、(1)式から算出された目標値IVO[rad]から乖離している場合は、開弁タイミングをIVO[rad]からIVO[rad]に補正するようにしている。目標値IVO[rad]は、噴射割合を60:40とした場合の吸気バルブ36の開弁時刻tivoに基づいて算出された値であるため、クランク角IVO[rad]の位置で吸気バルブ36を開弁することで、機関回転数が急変した場合であっても、噴射割合を確実に目標値(60:40)に制御することが可能となる。
なお、目標値IVOx[rad]を算出する時刻t1は、時刻t0と吸気バルブ36が実際に開かれるタイミングの間で任意の値に設定することができる。この場合において、時刻t1で算出される機関回転数a1[rpm]は、時刻t1を吸気バルブ36が実際に開くタイミングに近づけるほど開弁時の機関回転数に近づくため、目標値IVOx[rad]の精度を高めるためには、時刻t1をできるだけ吸気バルブ36が実際に開くタイミングに近づけることが好適である。これにより、噴射割合を目標値(60:40)とするための目標値IVOx[rad]の精度を高めることができる。また、目標値IVOx[rad]は、時刻t0と吸気バルブ36が実際に開かれるタイミングの間で複数回算出しても良い。
図3は、吸気非同期と吸気同期の噴射割合を100:0に設定した例を示している。すなわち、図3の場合、燃料噴射が終了した後に吸気バルブ36が開かれる。この場合においても、図2の場合と同様に、時刻t0の時点で噴射開始時刻tAが決定される。ここでは、噴射割合が100:0であるため、クランク角IVO[rad]が到達する以前に燃料噴射が完了するように噴射開始時刻tAの値が決定される。
図3の場合においても、時刻t1の時点での機関回転数a1[rpm]に基づいて、(1)式から開弁タイミングの目標値IVO[rad]が算出される。そして、予め決定されている開弁タイミングIVO[rad]が、(1)式から算出された開弁タイミングIVO[rad]から乖離している場合は、開弁タイミングをIVO[rad]からIVO[rad]に補正する。これにより、機関回転数が急変した場合であっても、噴射割合を目標値(100:0)に制御することが可能となる。
なお、噴射割合が100:0の場合、燃料噴射の終了時(時刻tB)から開弁タイミングIVO[rad]が到来するまでの時間T1[sec]は運転状態に応じて所定値に設定される。従って、より詳細には、噴射割合が100:0の場合の噴射開始時刻tAは、機関回転数a0、吸気バルブ36を開くクランク角IVO[rad]、燃料噴射時間T[sec]、および時間T1[sec]に基づいて決定される。噴射を完了してから吸気バルブ36が開かれるまでの時間T1が変動すると、吸気ポート、吸気バルブ等へ付着した燃料の挙動が変動するため、時間T1を所定値に制御することで、付着燃料の挙動が変化してしまうことを抑えることができる。
このように、本実施形態では、機関回転数が急変した場合であっても、噴射割合を一定値に制御できるため、吸気ポート、吸気バルブ等への付着燃料の挙動の変化を抑えることができ、燃料の霧化の度合いが変化してしまうことを抑止できる。従って、筒内に送られる燃料量を高精度に制御することが可能となり、空燃比の制御性を高めることができる。この結果、機関始動性、排気エミッションを向上することができ、またドライバビリティを向上することも可能となる。特に、機関始動時は、吸気ポート、吸気バルブ等への燃料付着量が多くなるため、噴射割合を一定に制御することで、内燃機関10の運転状態を最適に制御することが可能となる。
次に、図4のフローチャートに基づいて、本実施形態のシステムにおける処理の手順について説明する。先ず、ステップS1では、クランク角センサ48からクランク角信号を検出し、これに基づいて機関回転数を取得する。
次のステップS2では、ステップS1で取得した機関回転数に基づいて、(1)式から吸気バルブ36の開弁タイミングの目標値IVO[rad]を算出する。次のステップS3では、ステップS2で算出した目標値IVO[rad]と予め決定されている開弁タイミングIVO[rad]とを比較し、IVO[rad]が目標値IVO[rad]に対して乖離しているか否かを判定する。具体的には、IVOとIVOの差分の絶対値と所定のしきい値αとを比較し、|IVO−IVO|>αの場合は、IVOとIVOが乖離していると判定する。
ステップS3において、|IVO−IVO|>αの場合は、ステップS4へ進む。一方、|IVO−IVO|≦αの場合は、処理を終了する(RETURN)。
ステップS4へ進んだ場合は、予め設定されている開弁タイミングIVO[rad]が目標値IVO[rad]から乖離しているため、開弁タイミングIVO[rad]を補正する必要がある。このため、ステップS4では、開弁タイミングIVO[rad]を目標値IVO[rad]に可変するための補正値を取得する。次のステップS5では、ステップS4で取得した補正値に基づいて可変動弁機構44を作動させる。これにより、吸気バルブ36の開弁タイミングを目標値IVOに設定される。ステップS6の後は処理を終了する(RETURN)。
以上説明したように本実施形態によれば、機関のフリクションの変化、または燃焼状態の変化など要因によって機関回転数が急激に変化した場合であっても、吸気非同期と吸気同期の噴射割合が常に一定となるように制御を行うことができる。従って、噴射割合の変化による空燃比の変動を抑えることができ、空燃比を高精度に制御することが可能となる。これにより、機関始動性、排気エミッションを向上することができ、またドライバビリティを良好にすることが可能となる。
なお、上述した実施形態では、吸気バルブ36の開弁タイミングIVO[rad]を補正しているが、同様の方法で吸気バルブ36の閉弁タイミングIVC(Intake Valve Close)[rad]を補正しても良い。例えば、機関回転数が急激に上昇して、噴射開始時刻tAから閉弁タイミングIVC[rad]までの時間が短くなった場合に、閉弁タイミングIVC[rad]を遅らせるように補正を行っても良い。
本発明の一実施形態に係る内燃機関システム及びその周辺の構造を説明するための図である。 機関回転数の変動に応じて吸気バルブの開弁タイミングを可変する方法を示すタイミングチャートである。 吸気非同期と吸気同期の噴射割合を100:0に設定した例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る具体的な処理の手順を示すフローチャートである。 吸気同期と吸気非同期における噴射割合を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10 内燃機関
12 吸気通路
30 燃料噴射弁
36 吸気バルブ
40 ECU
48 クランク角センサ
44 可変動弁機構

Claims (2)

  1. 内燃機関の吸気通路に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    内燃機関の吸気通路に設けられた吸気バルブと、
    前記吸気バルブの開閉タイミングを可変する可変動弁手段と、
    前記吸気バルブが閉じた状態で燃料が噴射される吸気非同期の時間と、前記吸気バルブが開いた状態で燃料が噴射される吸気同期の時間との比率が一定となるように前記吸気バルブの開弁タイミングを補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする内燃機関システム。
  2. 機関回転数を取得する機関回転数取得手段と、
    前記燃料噴射弁からの燃料の噴射時期を制御する噴射時期制御手段と、を更に備え、
    前記補正手段は、前記機関回転数及び前記噴射時期に基づいて、前記比率が一定となる前記開弁タイミングを算出する開弁タイミング算出手段を含むことを特徴とする請求項1記載の内燃機関システム。
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