JP2007039271A - ハイドライド気相成長装置、iii族窒化物半導体基板の製造方法、iii族窒化物半導体基板 - Google Patents

ハイドライド気相成長装置、iii族窒化物半導体基板の製造方法、iii族窒化物半導体基板 Download PDF

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Abstract


【課題】 Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガスを供給する供給口近傍でのAl系窒化物の析出を抑制する技術を提供すること。
【解決手段】 ハイドライド気相成長装置1は、基板Sを保持する基板保持部材12と、基板保持部材12に保持された基板Sに対し、AlClガスを供給する供給口171を有する第一供給部17と、基板保持部材12に保持された基板Sに対し、NHガスを供給する供給口151を有する第二供給部15と、第一供給部17と第二供給部15との間に設けられ、GaClガスを、基板保持部材12に保持された基板Sに対して供給する第三供給部16と、を有する。AlClガスを供給する供給口171は、NHガスを供給する供給口151よりも、基板保持部材12に保持された基板Sに対し、上流側に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハイドライド気相成長装置、III族窒化物半導体基板の製造方法、III族窒化物半導体基板に関する。
近年、AlGaN、AlN基板を製造する方法として、ハイドライド気相成長法(HVPE(Hydride Vapor Phase Epitaxy)法)が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、AlGaN膜を成膜する場合には、気相成長装置の反応管内に、一対の供給管を配置し、各供給管内にそれぞれ金属Alと金属Gaを配置する。そして各供給管に、塩素(HCl)ガスを供給し、三塩化アルミニウム(AlCl)ガス、塩化ガリウム(GaCl)ガスを発生させる。
この反応は以下の式1、式2で示される。
Al+3HCl ← → AlCl+(3/2)H・・・(式1)
Ga+HCl ← → GaCl+(1/2)H・・・(式2)
また、一方で、アンモニア(NH)ガスを反応管内に供給する。
そして、各供給管から排出されるAlClガス、GaClガスと、NHガスとを反応させて、AlGaN膜を成膜する(式3、式4)。
AlCl+NH ← → AlN+3HCl・・・(式3)
GaCl+NH ← → GaN+HCl+H・・・(式4)
特開2002−305155号公報
従来のハイドライド気相成長法により、AlGaN膜を成膜する場合には、以下の課題が生じていた。
AlClガスの反応性が極めて高いため、AlNの生成速度は非常に速い。そのため、供給管からAlClガスが排出された直後に、NHガスと反応し、基板に到達する前に、供給管の供給口近傍で、AlNが優先的に析出してしまうことがある。これにより、所望の組成比のAlGaN膜を得ることが困難となる。
また、供給管の供給口近傍でAlNが析出してしまうことにより、AlGaN膜の成膜自体が困難となる場合もある。
また、上述した式3、式4で示したように、AlGaN膜を成膜する際には、AlN、GaN、HClが生じるが、同時に、HClとAlGaNとでエッチング反応が生じる。
エッチング反応は次の式5と式6によって表される。
GaN+HCl ← → GaCl+(1/2)N+(1/2)H・・・(式5)
AlN+3HCl ← → AlCl+(1/2)N+(3/2)H・・・(式6)
HClガスによるGaNのエッチング速度は、HClガスによるAlNのエッチング速度よりも、きわめて速い。
前述したように、従来のハイドライド気相成長法では、基板に到達する前に、供給管の供給口近傍で、AlNが優先的に析出してしまうため、このAlNの析出に伴い多量のHClガスが生じる。この多量のHClにより、GaNがエッチングされることとなるので、これによっても、所望の組成比のAlGaN膜を得ることが困難となる。
なお、AlGaN膜を成膜する例をあげて、従来のハイドライド気相成長法の課題を説明したが、AlN膜を成膜する際にも、供給管からAlClガスが排出された直後に、NHガスと反応し、基板に到達する前に、供給管の供給口近傍で、AlNが優先的に析出してしまう。この場合においても、供給管の供給口にAlNが付着してしまいAlN膜の成膜が困難となることがある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガスを供給する供給口近傍でのAl系窒化物の析出を抑制する技術を提供するものである。
本発明によれば、Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガスと、水素化窒素ガスを含む第二の反応ガスとを、基板に対して供給し、前記基板上に膜を形成するハイドライド気相成長装置であって、前記基板を保持する基板保持部材と、前記基板保持部材に保持された基板に対し、前記第一の反応ガスを供給する供給口を有する第一供給部と、前記基板保持部材に保持された基板に対し、前記第二の反応ガスを供給する供給口を有する第二供給部と、前記第一供給部と前記第二供給部との間に設けられ、Al、水素化窒素ガスを実質的に含まない第三のガスを、前記基板保持部材に保持された前記基板に対して供給する第三供給部と、を有し、前記第一供給部の供給口は、前記第二供給部の供給口よりも、前記基板保持部材に保持された前記基板に対し、上流側に配置されていることを特徴とするハイドライド気相成長装置を提供することができる。
ここで、第三のガスがAl、水素化窒素ガスを実質的に含まないとは、Al、水素化窒素ガスを意図的に添加しないことをいい、不可避的にAl、水素化窒素ガスが入ってしまうものは含む概念である。
この構成によれば、第一供給部の供給口は、第二供給部の供給口よりも、基板保持部材に保持された基板に対し、上流側に配置されている。第二の反応ガスの供給口から排出された第二の反応ガスが、第一の反応ガスの供給口側に流れにくくなっているので、第一の反応ガスの供給口近傍における第一の反応ガスと、第二の反応ガスとの反応を防止することができる。
これに加え、本発明では、Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガスを供給する第一供給部と、水素化窒素ガスを含む第二の反応ガスを供給する第二供給部との間に、Al、水素化窒素ガスを実質的に含まない第三のガスを供給する第三供給部が配置されている。
第三供給部により、第一供給部の供給口から排出された第一の反応ガスが、第二の反応ガスと直接、混合しにくい構成となっているので、第一の反応ガスの供給口近傍における第一の反応ガスと、第二の反応ガスとの反応を防止することができる。
このように本発明では、第一の反応ガスの供給口近傍における第一の反応ガスと、第二の反応ガスとの反応を防止することができるので、第一の反応ガスの供給口におけるAl系窒化物の析出により、成膜が困難となることがない。
また、本発明では、前記基板保持部材を収納するとともに、前記第一の反応ガス、前記第二の反応ガス、前記第三のガスが供給される反応管と、前記反応管に挿入され、前記基板保持部材側の端部が開口した外管と、前記外管の内側に挿入され、前記基板保持部材側の端部が前記外管の基板保持部材側の端部よりも前記基板保持部材に対し上流側に位置するとともに、前記端部が開口した内管と、を有し、前記内管の内側には、前記第一供給部が形成され、前記外管の内側と、前記内管の外側との間に、前記第三供給部が形成され、
前記反応管の内側と、前記外管の外側との間に、前記第二供給部が形成されることが好ましい。
内管からは、基板に向かってAlのハロゲン化物を含む第一の反応ガスが供給される。また、内管と外管との間からは、基板に向かって第三のガスが供給される。さらに、外管と反応管との間からは、基板に向かって水素化窒素ガスを含む第二の反応ガスが供給される。そして、内管の基板保持部材側の端部の開口が、第一の反応ガスを供給する供給口となり、外管の基板保持部材側の端部の開口が、第三のガスを供給する供給口となる。さらに、外管の基板保持部材側の端部と、反応管の内面との間の隙間が、第二の反応ガスを供給する供給口となる。
このような構成によればAlのハロゲン化物を含む第一の反応ガスを供給する内管の端部、すなわち、第一の反応ガスの供給口の周囲は外管に覆われており、この外管の外側に水素化窒素ガスを含む第二の反応ガスが流れている。そのため、より確実に、第一の反応ガスの供給口近傍における第一の反応ガスと、第二の反応ガスとの反応を確実に防止することができる。
また、内管から、Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガスが供給され、内管と外管との間からは、第三のガスが供給されるので、外管の開口から、第一の反応ガスの周囲を第三のガスが囲むような状態で第一の反応ガスおよび第三のガスを排出することができる。これにより、外管の開口近傍においても、第一の反応ガスと、第二の反応ガスとの反応を防止することができる。
この際、本発明では、前記外管の前記開口における第三のガスの秒速をrとした場合、前記内管の前記基板保持部材側の端部と、前記外管の前記基板保持部材側の端部との間の前記外管の軸方向に沿った距離Lは、0.001r以上、0.05r以下であることが好ましい。
内管の基板保持部材側の端部と、外管の基板保持部材側の端部との間の距離Lを0.001r以上、0.05r以下とすることで、内管の開口近傍、および外管の開口近傍における第一の反応ガスと、第二の反応ガスとの反応を確実に防止することができる。
さらに、本発明では、前記第三のガスは、Gaのハロゲン化物を含む第三の反応ガスであることが好ましい。
この構成によれば、AlGaN(0<x<1、0<y<1、x+y=1)膜を成膜することができる。
上述したように、本発明においては、第一の反応ガスの供給口近傍における第一の反応ガスと、第二の反応ガスとの反応を防止することができるので、所望の組成比のAlGaN(0<x<1、0<y<1、x+y=1)膜を得ることができる。
また、本発明によれば、上述した何れかのハイドライド気相成長装置を用い、前記基板保持部材に前記基板を設置保持させた後、前記基板上に、Alを含有するIII族窒化物半導体膜を成長させ、前記III族窒化物半導体膜を含むIII族窒化物半導体基板を得る工程を含む、III族窒化物半導体基板の製造方法も提供することができる。
この際、前記III族窒化物半導体膜を成長させた後、前記基板を除去する工程をさらに含むことが好ましい。
さらには、本発明によれば、このようなIII族窒化物半導体基板の製造方法により得られたIII族窒化物半導体基板も提供することができる。
本発明によれば、Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガスを供給する供給口近傍でのAl系窒化物の析出を抑制する技術が提供される。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態においては、円筒型の石英製反応管11を用いた、AlGaNエピタキシャル成長を行うハイドライド気相成長装置を例に挙げて説明する。
本実施形態のハイドライド気相成長装置1の概要を説明する。
このハイドライド気相成長装置(以下、気相成長装置という)1は、Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガス(AlClガス)と、水素化窒素ガスを含む第二の反応ガス(NHガス)とを、基板Sに対して供給し、基板S上に膜を形成するハイドライド気相成長装置である。
この気相成長装置1は、基板Sを保持する基板保持部材12と、基板保持部材12に保持された基板Sに対し、第一の反応ガスを供給する供給口171を有する第一供給部17と、基板保持部材12に保持された基板Sに対し、第二の反応ガスを供給する供給口151を有する第二供給部15と、第一供給部17と第二供給部15との間に設けられ、Al、水素化窒素ガスを実質的に含まない第三のガスを、基板保持部材12に保持された基板Sに対して供給する第三供給部16と、を有する。
そして、第一供給部17の供給口171は、第二供給部15の供給口151よりも、基板保持部材12に保持された基板Sに対し、上流側に配置されている。
以下、図面を参照し、ハイドライド気相成長装置1の詳細な構成について説明する。
図1には、本実施形態のハイドライド気相成長装置1の模式図が示されている。
このハイドライド気相成長装置1は、反応管11と、反応管11内に設置された基板保持部材12と、内管13と、外管14とを有する。
反応管11は、略円筒状の管である。この反応管11は、基板保持部材12、内管13と、外管14を収納する。
この反応管11内部には、Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガス(三塩化アルミニウム(AlCl)ガス)、水素化窒素ガスを含む第二の反応ガス(NHガス)、Al、水素化窒素ガスを実質的に含まない第三のガス(GaClガス)が供給される。
これらのガスは、反応管11内を図面左側から右側に向かって流れる。
基板保持部材12は、反応ガスの流れの下流側に配置されている。
基板保持部材12に保持された基板Sの表面は、反応ガスの流れに対し、直交するようになっている。また、基板保持部材12は、反応管11の軸と平行な軸を中心に、回転駆動するように構成されている。
なお、図1では、基板保持部材12は、一枚の基板Sのみを保持しているが、このような構造に限らず、複数枚の基板Sを保持してもよい。
ここで、基板Sの材質は特に限定されるものではないが、例えば、サファイア基板を使用することができる。
外管14は、両端面が開口した円筒状の管であり、反応管11内に挿入されている。図2にも示すように、この外管14と、反応管11とは同軸上に配置される。外管14の径は、反応管11の径よりも小さく、外管14の外周面と、反応管11の内周面との間には隙間が形成されている。
外管14の外周面と、反応管11の内周面との間の隙間には、第二の反応ガスであるNHガスが供給される。従って、この外管14の外周面と、反応管11の内周面との間に、基板保持部材12に保持された基板Sに対してNHガスを供給するための第二供給部15が形成される。
また、外管14の基板保持部材12側の端部と、反応管11の内周面との間に形成される開口が、NHガスの供給口151(第二供給部15の供給口151)となる。
なお、外管14の外周面と、反応管11の内周面との間の隙間には、NHガスに加えて、キャリアガス、例えば、Nガスも導入される。このキャリアガスは、Nガス等の不活性なガスを90%〜100%含有することが好ましい。
内管13は、外管14内部に挿入されている。
この内管13は、両端面が開口した円筒状の管であり、外管14及び反応管11と同軸上に配置される。
内管13の外周面と、外管14の内周面との間には隙間が形成されている。この隙間には、第三のガスであるGaClガスが導入される。
この内管13の外周面と、外管14の内周面との間に、基板保持部材12に保持された基板Sに対して、GaClガスを供給する第三供給部16が形成される。また、外管14の基板保持部材12側の開口が、GaClガスを供給する供給口161となる。
なお、GaClガスは、内管13の外周面と、外管14の内周面との間に設置されたIII族原料としてのガリウム(Ga)に対し、キャリアガスとともに塩化水素(HCl)ガスを供給することで生成することができる。ガリウムと、ハロゲンガス(HCl)とが反応してGaClガスが生成するのである。
ここでも、キャリアガスとして、Nガスを使用することが好ましい。このキャリアガスは、Nガス等の不活性なガスを90%〜100%含有することが好ましい。
また、内管13の基板保持部材12側の端部は、外管14の基板保持部材12側の端部よりも、上流側(図1左側)に位置している。換言すると、外管14の基板保持部材12側の端部は、内管13の基板保持部材12側の端部よりも、基板保持部材12側に向かって突出している。
ここで、外管14の開口(供給口161)におけるGaClガスの秒速をrとした場合、内管13の基板保持部材12側の端部と、外管14の基板保持部材12側の端部との間の距離Lは、0.001r以上、0.05r以下である。
なお、距離Lは、外管14の軸方向、すなわち、GaClガスの流れ方向に沿った距離である。
このような内管13の内側にはAlClガスが導入される。従って、この内管13の内側に、基板保持部材12に保持された基板Sに対して、AlClガスを供給する第一供給部17が形成されているといえる。
そして、内管13の基板保持部材12側の開口が、基板Sに対して、AlClガスを供給する供給口171となる。
前述したように、外管14の基板保持部材12側の端部は、内管13の基板保持部材12側の端部よりも、基板保持部材12側に向かって突出しているので、供給口171は、NHガスの供給口151よりも、基板保持部材12に保持された基板Sに対し、上流側に配置されていることとなる。
なお、AlClガスは、内管13内部に載置されたIII族原料としてのアルミニウム(Al)に対し、キャリアガスとともに塩化水素(HCl)ガスを供給することで生成することができる。アルミニウムと、ハロゲンガス(HCl)とが反応してAlClガスが生成するのである。
ここでも、キャリアガスとして、Nガスを使用することが好ましい。このキャリアガスは、Nガス等の不活性なガスを90%〜100%含有することが好ましい。
このような構造の気相成長装置1では、以下のようにして基板S上にIII族窒化物半導体膜であるAlGaN(0<x<1、0<y<1、x+y=1)を成膜し、AlGaN基板を得る。
まず、基板保持部材12に基板Sを保持させる。
内管13内でAlClガスを生成し、内管13内にAlClガスを通す。また、外管14内で、GaClガスを生成し、外管14と内管13との間にGaClガスを通す。
さらには、外管14と反応管11との間に、NHガスを通す。
そして、基板保持部材12に保持された基板Sに対し、各ガスを供給する。
これにより、基板保持部材12に保持された基板S上でAlGaNが堆積することとなる。そして、AlGaN膜が成膜され、III族窒化物半導体基板としてのAlGaN基板が得られる。
なお、基板S上にAlGaN膜を成膜した後、基板Sを除去し、基板Sを除去したものをAlGaN基板としてもよい。
基板Sを除去する場合には、薬液によるエッチングまたは研磨により基板を除去し、AlGaN膜からなるAlGaN基板を得る。
この際、内管13の基板保持部材12側の開口であるAlClガスの供給口171におけるAlClガスの流速は、外管14の基板保持部材12側の開口であるGaClガスの供給口161におけるGaClガスの流速の1〜100倍以上であることが好ましい。
次に、本実施形態の気相成長装置1の効果について説明する。
気相成長装置1では、内管13の基板保持部材12側の端部は、外管14の基板保持部材12側の端部よりも、上流側(図1左側)に位置している。
すなわち、AlClガスの供給口171は、外管14の基板保持部材12側の端部と、反応管11の内周面との間のNHガスの供給口151よりも、上流側にあることとなるので、NHガスの供給口151から排出されたNHガスが、AlClガスの供給口171側に流れにくくなっている。そのため、AlClガスの供給口171近傍におけるAlClガスと、NHガスとの反応を防止することができる。
また、AlClガスを供給する内管13の端部、すなわち、AlClガスの供給口171の周囲は外管14に覆われており、この外管14の外側にNHガスが流れている。そのため、AlClガスの供給口171近傍、すなわち、内管13の開口近傍におけるAlClガスと、NHガスとの反応との反応を、より確実に防止することができる。
また、本実施形態では、内管13からAlClガスが供給され、内管13と外管14との間からは、GaClガスが供給され、外管14の外側からNHガスが供給されている。
そして、外管14の開口は、内管13の開口よりも、基板保持部材12側に突出しているので、外管14の開口からは、AlClガスの周囲をGaClガスが囲むような状態でAlClガスおよびGaClガスを排出することができる。これにより、外管14の開口近傍においても、AlClガスと、NHガスとの反応を防止することができる。
さらに、本実施形態では、内管13の基板保持部材12側の端部と、外管14の基板保持部材12側の端部との間の距離Lを0.001r以上、0.05r以下としている。
距離Lが0.001r未満である場合には、内管13の開口近傍でAlClガスと、NHガスとの反応が起こり、内管13の開口近傍にAlNが析出するおそれがある。
また、距離Lが0.05rを超えると、内管13の開口から、外管14の開口までの距離が長くなってしまうので、内管13の開口から排出されたAlClガスが、外管14の開口から排出されるまでの間に、GaClガスと混ざり合ってしまう。そのため、外管14の開口近傍で、AlClガスと、NHガスとの反応が起こり、外管14の開口近傍でAlNが析出するおそれがある。
これに対し、本実施形態では、内管13の基板保持部材12側の端部と、外管14の基板保持部材12側の端部との間の距離Lを0.001r以上、0.05r以下としているので、内管13の開口近傍や、外管14の開口近傍でのAlNの析出を抑制することができる。
以上のように、本実施形態では、内管13の開口近傍や、外管14の開口近傍でのAlNの析出を抑制することができるので、成膜が困難となることがなく、さらには、所望の組成比のAlGaN膜を得ることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、反応管11内に、外管14、内管13からなる2重管を設置したが、これに限られるものではない。例えば、図3に示すハイドライド気相成長装置2のように、反応管11内に、一対の配管23,24を配置する。
この一対の配管23,24のうち、一方の配管24内にAlClガスを導入し、配管24の内側にAlClガスを供給する第一供給部を形成する。
また、他方の配管23内にNHガスを導入し、配管23の内側にNHガスを供給する第二供給部を形成する。配管24の基板保持部材12側の開口(第一供給部の開口)は、配管23の基板保持部材12側の開口(第二供給部の開口)よりも上流側に位置している。
そして、反応管11内の各配管23,24の外側の空間内に、GaClガスを供給する。すなわち、第一供給部と、第二供給部との間に、GaClガスを供給する第三供給部が形成されていることとなる。
このような構造の気相成長装置2とすることによっても、前記実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらには、図4に示すようなハイドライド気相成長装置3としてもよい。
このハイドライド気相成長装置3の反応管11内には、3本の配管が配置されている。
図4下方の配管33内にAlClガスを導入し、配管33の内側にAlClガスを供給する第一供給部を形成する。
また、図4上方の配管31内にNHガスを導入し、配管31の内側にNHガスを供給する第二供給部を形成する。配管33の基板保持部材12側の開口(第一供給部の開口)は、配管31の基板保持部材側の開口(第二供給部の開口)よりも上流側に位置している。
さらに、配管33と、配管31との間に配置された配管32にGaClガスを導入し、配管32内側に第三供給部を形成する。
また、前記実施形態では、AlGaN膜を成膜する際に、ドーピングを行ってもよい。この場合には、GaClガスの流路にドーピングガスを導入し、GaClガスとともに基板Sに供給することが好ましい。
さらには、前記実施形態では、AlGaN膜を成膜し、AlGaN基板を得たが、これに限らず、基板S上にAlGaInN膜(0<x<1、0<y<1、0<z<1、x+y+z=1)を成膜してもよい。さらには、AlN膜を成膜してもよい。
また、前記実施形態では、基板Sに向かって、第三のガスとして、GaClガスを供給したが、これに限らず、第三のガスとして、Nガス等を供給してもよい。この場合には、AlN膜が成膜されることとなり、AlN基板を得ることができる。
第三のガスは、Al、水素化窒素ガスを含まず、第一の反応ガスに対して、不活性なガスであることが好ましい。
さらには、前記実施形態では、AlGaN基板を製造したが、本発明の適用はこれに限られるものではなく、基板上にレーザ構造体を形成するプロセス等に本発明を適用することもできる。
また、前記実施形態では、水素化窒素ガスとして、NHガスを例示したがこれに限られるものではない。
(実施例)
本実施例においては、図1に示したようなハイドライド気相成長装置1を用いて、III族窒化物半導体基板であるAlGaN基板を製造した。
このAlGaN基板は、基板S上にGaN層と、AlGaN層とを有する膜を形成したものである。
まず、高純度ガリウム(Ga)を石英製のGaソースボートの中に充填した。このGaソースボードは、図示しないが内管13と外管14との間の隙間に配置されている。
また、高純度アルミニウム(Al)をアルミナ製のAlソースボートの中に充填した。Alソースボードは、図示しないが内管13の内部に配置されている。
また、基板Sであるサファイア基板を基板保持部材12に取り付け、回転させた。サファイア基板としては、直径2インチの円形で、(0001)c面(Ga)面で(10−10)方向に0.25°に偏位した面を有するものを用いた。なお、このサファイア基板には、有機金属気相成長法により、厚さ2μmのGaNバッファ層があらかじめ形成されている。
内管13の基板保持部材12側の端部と、外管14の基板保持部材12側の端部との距離Lは、15mmである。
また、外管14の基板保持部材12側の端部の断面積は、16cmであり、外管14の開口の面積は、10cmであった。
さらに、内管13の基板保持部材12側の端部の断面積は、2cmであり、内管13の開口の面積は、0.4cmであった。
また、外管14の基板保持部材12側の端部と、内管13の基板保持部材12側の端部との距離Lは、15mmであった。
以下の説明において、ガスの供給量の単位としては、標準状態に換算した単位であるSCCM(Standard Cubic Centimeter per Minute)を使用する。
まず、内管13、外管14に窒素(N)ガスを流し、反応管11内の空気を置換した。また、ヒータによって反応管11内を加熱した。ここでの加熱方法は、反応管11をヒータにより加熱する所謂ホットウォール法である。
Alソースボート、Gaソースボート、サファイア基板の各温度が、それぞれ500℃、800℃、1050℃に保持されていることを確認したあと、NHガスを導入して、GaNバッファ層表面のGaNの解離を防いだ。
次に、NHガスの流量を変えることなく、GaソースボートにHClを供給して、GaClガスを生成させた。このGaClガスをGaNバッファ層が形成されたサファイア基板上に供給した。10分間、GaClガスの供給を行った。これにより、GaNバッファ層表面にGaN層が形成された。
次に、NHガスの供給量とGaClガスの供給量を変えることなく、AlソースボートにHClガスを供給して、AlClガスを生成し、前記GaN層表面にAlGaN層を成長させた。このようにして形成されたGaN層、AlGaN層の層厚は、それぞれ14μm、33μmであった。
内管13に供給されたキャリアガスNの流量は、3000SCCMであった。また、外管14に供給されたキャリアガスNの流量は、3000SCCMであった。
GaClガスの外管14の基板保持部材12側の開口での流速rは、GaとHClガスとの反応によるガス分子数の変化と、外管14の基板保持部材12側の開口の温度によるGaClガスの体積の増加を考慮して計算したところ毎秒2400mmであった。
すなわち、外管14の基板保持部材12側の端部と、内管13の基板保持部材12側の端部との距離Lは、L=0.0062rである。
さらに、内管13の基板保持部材12側の開口でのAlClガスの流速は、外管14の基板保持部材12側の開口でのGaClガスの流速の7倍であった。
このような、実施例1においては、内管13の基板保持部材12側の開口、すなわち、AlClガスを供給する供給口171でのAlNの析出はみられなかった。
また、外管14の基板保持部材12側の開口では、AlNの析出がわずかにみられた。
AlGaN層のAlN組成はフィリップス社のX線回折装置Xpert-MRDによる2θ−ω測定により各層の回折ピーク角度を求め、格子定数から計算した。AlN組成xをもつAlGa1−xNの格子定数a(x)はAlNの格子定数0.4981nmとGaNの格子定数0.5185nmの差がAlN組成に比例する関係、すなわち下記の関係からAlN組成を求めた。
a(x)=0.4981+(0.5185−0.4981)×(1−x)
この測定からAlGaN層は単結晶であって、AlN組成xは0.69であることがわかった。AlGaN層の表面は平滑で鏡面が得られていた。
(比較例1)
図5に示したようなハイドライド気層成長装置4を使用した。このハイドライド気層成長装置4は、内管43の基板保持部材12側の端部が、外管44の基板保持部材12側の端部よりも、10mm基板保持部材12側に突出している(図5のL=10mm)。他の点については、実施例で使用した気層成長装置と同じである。
そして、実施例と同様の方法で、基板上にGaN層と、AlGaN層とを有する膜を成膜した。
GaN層の膜厚は14μm、AlGaN層の膜厚は、10μmであった。
成膜後、内管43の基板保持部材12側の開口をみると、多くのAlNが析出していることが確認された。
また、AlGaN層のAlN組成は0.05であった。
(比較例2)
図6に示したようなハイドライド気層成長装置5を使用した。
この気層成長装置5は、反応管11と、反応管11内に設置された一対の供給管51,52と、基板保持部材12とを有する。
図6に示すように、一対の供給管51,52は反応管11の軸に沿って平行に配置されており、図面上方に配置された一方の供給管51は、GaClガスを基板保持部材12に保持された基板Sに対して、供給するものである。
また、図面下方に配置された他方の供給管52は、AlClガスを、基板保持部材12に保持された基板Sに対して供給するものである。
基板保持部材12から一方の供給管51の基板保持部材12側の端部までの水平方向の距離は、基板保持部材12から他方の供給管52までの水平方向の距離と略同じである。
一対の供給管51,52の外側の空間内には、NHガスが供給されている。
一対の供給管51,52の基板保持部材12側の開口の面積は10cmである。
このような気層成長装置5を用い、実施例と同様の方法で基板上にGaN層と、AlGaN層とを有する膜を成膜した。
GaN層の膜厚は15μm、AlGaN層の膜厚は、4μmであった。
供給管52の基板保持部材12側の開口のまわりには多くのAlNが析出していた。また、AlGaN層のAlN組成は0.01であった。
実施形態にかかるハイドライド気相成長装置の反応管の軸方向に沿った断面図である。 ハイドライド気相成長装置の反応管の軸と直交する方向の断面図である。 本発明の変形例にかかるハイドライド気相成長装置の断面図である。 他の変形例にかかるハイドライド気相成長装置の断面図である。 比較例1で使用したハイドライド気相成長装置の断面図である。 比較例2で使用したハイドライド気相成長装置の断面図である。
符号の説明
1 ハイドライド気相成長装置
2 ハイドライド気相成長装置
3 ハイドライド気相成長装置
4 ハイドライド気層成長装置
5 ハイドライド気層成長装置
11 反応管
12 基板保持部材
13 内管
14 外管
15 第二供給部
16 第三供給部
17 第一供給部
23 配管
24 配管
31 配管
32 配管
33 配管
43 内管
44 外管
51 供給管
52 供給管
151 供給口
161 供給口
171 供給口
L 距離
S 基板

Claims (7)

  1. Alのハロゲン化物を含む第一の反応ガスと、水素化窒素ガスを含む第二の反応ガスとを、基板に対して供給し、前記基板上に膜を形成するハイドライド気相成長装置であって、
    前記基板を保持する基板保持部材と、
    前記基板保持部材に保持された基板に対し、前記第一の反応ガスを供給する供給口を有する第一供給部と、
    前記基板保持部材に保持された基板に対し、前記第二の反応ガスを供給する供給口を有する第二供給部と、
    前記第一供給部と前記第二供給部との間に設けられ、Al、水素化窒素ガスを実質的に含まない第三のガスを、前記基板保持部材に保持された前記基板に対して供給する第三供給部と、を有し、
    前記第一供給部の供給口は、前記第二供給部の供給口よりも、前記基板保持部材に保持された前記基板に対し、上流側に配置されていることを特徴とするハイドライド気相成長装置。
  2. 請求項1に記載のハイドライド気相成長装置において、
    前記基板保持部材を収納するとともに、前記第一の反応ガス、前記第二の反応ガス、前記第三のガスが供給される反応管と、
    前記反応管に挿入され、前記基板保持部材側の端部が開口した外管と、
    前記外管の内側に挿入され、前記基板保持部材側の端部が前記外管の基板保持部材側の端部よりも前記基板保持部材に対し上流側に位置するとともに、前記端部が開口した内管と、を有し、
    前記内管の内側には、前記第一供給部が形成され、
    前記外管の内側と、前記内管の外側との間に、前記第三供給部が形成され、
    前記反応管の内側と、前記外管の外側との間に、前記第二供給部が形成されることを特徴とするハイドライド気相成長装置。
  3. 請求項2に記載のハイドライド気相成長装置において、
    前記外管の前記開口における第三のガスの秒速をrとした場合、
    前記内管の前記基板保持部材側の端部と、前記外管の前記基板保持部材側の端部との間の前記外管の軸方向に沿った距離Lは、
    0.001r以上、0.05rであることを特徴とするハイドライド気相成長装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のハイドライド気相成長装置において、
    前記第三のガスは、Gaのハロゲン化物を含む第三の反応ガスであることを特徴とするハイドライド気相成長装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のハイドライド気相成長装置を用い、
    前記基板保持部材に前記基板を保持させた後、
    前記基板上に、Alを含有するIII族窒化物半導体膜を成長させ、前記III族窒化物半導体膜を含むIII族窒化物半導体基板を得る工程を含む、III族窒化物半導体基板の製造方法。
  6. 請求項5に記載のIII族窒化物半導体基板の製造方法において、
    前記III族窒化物半導体膜を成長させた後、前記基板を除去する工程をさらに含むことを特徴とするIII族窒化物半導体基板の製造方法。
  7. 請求項5または6に記載のIII族窒化物半導体基板の製造方法により得られたIII族窒化物半導体基板。
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