JP2007039163A - エレベータのかご室壁用保護装置 - Google Patents

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JP2007039163A JP2005222882A JP2005222882A JP2007039163A JP 2007039163 A JP2007039163 A JP 2007039163A JP 2005222882 A JP2005222882 A JP 2005222882A JP 2005222882 A JP2005222882 A JP 2005222882A JP 2007039163 A JP2007039163 A JP 2007039163A
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Hidetoshi Miura
英俊 三浦
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Abstract

【課題】エレベータのかご室内に保護幕を取り付けた際に、収納時の巻癖によって発生する保護幕の下端部の浮き上がりを防止するとともに、取り扱いの容易なエレベータのかご室壁用保護装置を得る。
【解決手段】エレベータのかご室壁2,3,4を保護するために、上端部がかご室内に掛止された複数の保護幕7,10,12と、各保護幕の少なくとも一方の側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)9,11,13と、隣接する保護幕の各側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)に着脱自在に係合して、隣接する保護幕を連結する連結用マジックテープ(登録商標)14とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、エレベータのかご室壁を傷等から守る保護装置に関するものである。
エレベータを使用して大型の荷物等を運搬する場合、かご室壁を傷付けないようにするため、通常、かご室内に、かご室壁を覆うように保護幕が取り付けられる。なお、この保護幕は、平常時には使用されずに所定場所に格納されており、使用時のみ一時的にかご室内に取り付けられるのが一般的である。このような保護幕を備えた従来のかご室壁用保護装置として、保護幕の上端部をかご室天井板より上方で掛止するように構成することにより、この保護幕を掛止する吊り金具をかご室内の乗客から見えないようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−17089号公報
特許文献1記載のエレベータのかご室壁用保護装置を含め従来のものは、保護幕の収納性や取付時の作業性等を悪化させないようにするため、保護幕を奥側のかご室壁用とかご出入口から見て両側のかご室壁用とに分割して、各かご室壁に設けられた吊り金具に、それぞれの保護幕を吊るすように構成していた。しかし、保護幕の上端部を吊り金具に掛止することにより、垂下された保護幕の下端部が収納時の巻癖によって浮き上がってしまい、荷物の出し入れの際に、保護幕の下端部に荷物等が接触する等して作業性が悪化するという問題が生じていた。なお、保護幕を奥側かご室壁用と両側かご室壁用とに分割せず一体とした場合には、保護幕の大きさ及び重量が増加して、その取り扱いが困難になるという欠点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、保護幕の下端部の浮き上がりを防止して、取り扱いの容易なエレベータのかご室壁用保護装置を提供することである。
この発明に係るエレベータのかご室壁用保護装置は、エレベータのかご室壁を保護するために、上端部がかご室内に掛止された複数の保護幕と、各保護幕の少なくとも一方の側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)と、隣接する保護幕の各側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)に着脱自在に係合して、隣接する保護幕を連結する連結用マジックテープ(登録商標)とを備えたものである。
この発明は、エレベータのかご室壁を保護するために、上端部がかご室内に掛止された複数の保護幕と、各保護幕の少なくとも一方の側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)と、隣接する保護幕の各側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)に着脱自在に係合して、隣接する保護幕を連結する連結用マジックテープ(登録商標)とを備える構成としたことで、保護幕の下端部の浮き上がりを防止して、取り扱いを容易にすることができる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご室内部を示す図、図2は図1におけるA−A断面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご室壁用保護装置の要部平面図であり、図1はかごの出入口側からかご室内部を見た状態を示している。図1乃至図3において、1はかご室の床面を形成するかご床、2はかご床1に立設されて、かごの出入口側から見て奥側に配置されたかご室壁(以下、「奥側のかご室壁2」という)、3及び4はかごの出入口を間に挟んで互いに対向するようにかご床1に立設され、かごの出入口側から見て両側に配置されたかご室壁であり、3はかごの出入口側から見て右側に配置されたかご室壁(以下、「右側のかご室壁3」という)、4はかごの出入口側から見て左側に配置されたかご室壁(以下、「左側のかご室壁4」という)を示している。なお、かご室天井面には、照明装置5が設けられている。
6a乃至6cはそれぞれ奥側のかご室壁2、右側のかご室壁3並びに左側のかご室壁4に複数個ずつ設けられた吊り金具であり、かご床1から所定の高さに配置されて、先端部がかご室内側に突出するように設けられている。また、7は上端部が奥側のかご室壁2に設けられた吊り金具6aに掛止されて、奥側のかご室壁2を保護するためにこのかご室壁2を覆うように配置された奥側かご室壁用の保護幕である。この奥側かご室壁用の保護幕7には、その上端部に複数の鳩目8が吊り金具6aの配置に対応するように設けられている。そして、保護幕7は、鳩目8が吊り金具6aに引っ掛けられることにより、奥側のかご室壁2に掛止される。
また、上記保護幕7には、裏面の両側縁部に、保護幕7のほぼ上下全長に渡ってマジックテープ(登録商標)9が設けられている。なお、このマジックテープ(登録商標)9は、図1に示すように、縦長に形成された1つのマジックテープ(登録商標)9aにより構成したり、分割構成された複数のマジックテープ(登録商標)9bによって、保護幕7のほぼ上下全長に渡って配置するように構成したりしても良い。
10は上端部が右側のかご室壁3に設けられた吊り金具6bに掛止されて、右側のかご室壁3を保護するためにこのかご室壁3を覆うように配置された右側かご室壁用の保護幕である。この右側かご室壁用の保護幕10には、その上端部に複数の鳩目8が吊り金具6bの配置に対応するように設けられている。そして、保護幕10は、鳩目8が吊り金具6bに引っ掛けられることにより、右側のかご室壁3に掛止される。また、保護幕10には、その裏面の保護幕7に隣接する奥側の側縁部に、保護幕10のほぼ上下全長に渡ってマジックテープ(登録商標)11が設けられている。なお、このマジックテープ(登録商標)11は、マジックテープ(登録商標)9と同様に、縦長に形成された1つのもので構成されていても、複数に分割されたもので構成されていても良い。
12は上端部が左側のかご室壁4に設けられた吊り金具6cに掛止されて、左側のかご室壁4を保護するためにこのかご室壁4を覆うように配置された左側かご室壁用の保護幕である。この左側かご室壁用の保護幕12には、その上端部に複数の鳩目8が吊り金具6cの配置に対応するように設けられている。そして、保護幕12は、鳩目8が吊り金具6cに引っ掛けられることにより、左側のかご室壁4に掛止される。また、保護幕12には、その裏面の保護幕7に隣接する奥側の側縁部に、保護幕12のほぼ上下全長に渡ってマジックテープ(登録商標)13が設けられている。なお、このマジックテープ(登録商標)13は、マジックテープ(登録商標)9及び11と同様に、縦長に形成された1つのもので構成されていても、複数に分割されたもので構成されていても良い。
また、14は、奥側かご室壁用の保護幕7と右側かご室壁用の保護幕10との互いに隣接する各側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)9及び11、並びに、奥側のかご室壁用の保護幕7と左側かご室壁用の保護幕12との互いに隣接する各側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)9及び13にそれぞれ着脱自在に係合して、隣接する保護幕7と保護幕10、並びに、隣接する保護幕7と保護幕12とをほぼ上下全長に渡って連結する連結用マジックテープ(登録商標)である。なお、この連結用マジックテープ(登録商標)14は、図1に示すように、縦長に形成された1つのマジックテープ(登録商標)14aにより構成したり、分割構成された複数のマジックテープ(登録商標)14bにより構成したりしても良い。
かかる構成を有することにより、収納時の巻癖がついている保護幕7及び10及び12(以下、「保護幕7等」という)をかご室壁2乃至4に取り付けた場合でも、保護幕7等の下端部の浮き上がりを防止することが可能となる。また、保護幕7及び10と保護幕7及び12とをそれぞれ連結するために着脱自在な連結用マジックテープ(登録商標)14を使用しているため、取付け及び取外しが容易であり、その取り扱いが困難になるということはない。また、保護幕7等に設けられたマジックテープ(登録商標)9及び11及び13(以下、「マジックテープ(登録商標)9等」という)は、折り曲げや折り畳みが自在なため、収納の際にも邪魔になることもない。
なお、実施の形態1においては、保護幕7等の上下全長に渡ってマジックテープ(登録商標)9等が設けられて、保護幕7及び10と保護幕7及び12とがそれぞれ連結用マジックテープ(登録商標)14によって連結されているが、保護幕7等の下端部の浮き上がりのみを防止する場合には、保護幕7等の側縁部の下部のみにマジックテープ(登録商標)9等を設けて、保護幕7等の下部のみをマジックテープ(登録商標)14によって連結するようにしても効果を奏することは言うまでもない。また、右側かご室壁用の保護幕10の裏面両側縁部と左側かご室壁用の保護幕12の裏面両側縁部とにマジックテープ(登録商標)11及び13をそれぞれ設けて全ての保護幕7等の両側縁部にマジックテープ(登録商標)9等を備えるようにすることにより、取付場所の制限を無くして作業効率を向上させることも可能である。
この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご室内部を示す図である。 図1におけるA−A断面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご室壁用保護装置の要部平面図である。
符号の説明
1 かご床
2、3、4 かご室壁
5 照明装置
6a、6b、6c 吊り金具
7、10、12 保護幕
8 鳩目
9、9a、9b、11、13 マジックテープ(登録商標)
14、14a、14b 連結用マジックテープ(登録商標)

Claims (4)

  1. エレベータのかご室壁を保護するために、上端部がかご室内に掛止された複数の保護幕と、前記各保護幕の少なくとも一方の側縁部に設けられたマジックテープ(登録商標)と、隣接する前記保護幕の各側縁部に設けられた前記マジックテープ(登録商標)に着脱自在に係合して、隣接する前記保護幕を連結する連結用マジックテープ(登録商標)とを備えたことを特徴とするエレベータのかご室壁用保護装置。
  2. マジックテープ(登録商標)は、保護幕の側縁部の上下に渡って設けられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご室壁用保護装置。
  3. マジックテープ(登録商標)は、保護幕の側縁部の下部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのかご室壁用保護装置。
  4. マジックテープ(登録商標)は、全ての保護幕の両側縁部に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のエレベータのかご室壁用保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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ES2394510A1 (es) * 2010-11-30 2013-02-01 Hermelinda GIL LÓPEZ Sistema de protección para cabina de ascensor.
KR20160059670A (ko) * 2014-11-19 2016-05-27 김수현 엘리베이터 벽체용 보양재
ES2950031A1 (es) * 2022-03-02 2023-10-04 Zelaia Mikel Arruabarrena Protector adaptable para paredes de ascensor y procedimiento de instalación y desinstalación de dicho protector

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