JP2007038572A - 側壁切断装置用の走行レール - Google Patents

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Abstract

【課題】 U字溝等の溝状構築物の側壁部を、水平方向に切断する側壁切断装置の走行補助具に関し、特に溝状構築物の側壁切断装置の直進安定性と、走行個所の凹凸の影響を受けず、一定高さでの切断が可能となる側壁切断装置用の走行レールを提供する。
【解決手段】 走行機体2と、この走行機体2に支持され、切断作用面33aを水平配置すると共に作業中心から左右方向に偏寄自在に構成される切断刃とを具えた溝状構築物の側壁切断装置1を使用するにあたっての走行補助用の走行レールAである。そしてこの走行レールAは、側面部81と車輪支持面部82とを有したチャンネル形断面またはアングル形断面のレール本体80を具備して成ることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明はコンクリート等の溝状構築物の側壁部を、水平方向に切断する側壁切断装置の走行補助具に関するものであって、特に溝状構築物の側壁切断装置の直進安定性と、走行個所の凹凸の影響を受けず、一定高さでの切断が可能となる側壁切断装置用の走行レールの改良に係るものである。
道路等の排水用側溝は、いわゆるユニット化して供給されたU字溝を埋め込んで形成されたものや、素掘りして溝に型枠をセットして生コンクリートを流し込んで、現場打ちして形成したものなどがある。このような構築物は、施工時から、年月を経た場合、地盤沈下や、反対に道路補修が繰り返されることによる路面嵩上げ等の周辺状況の変化等が生じ、その結果、側溝の上端高さと周辺高さとの不整状況が生ずる。このような状態となった場合、全面的に側溝等の改修を行う場合は別として、既存の側溝下方はそのまま利用して上部のみ修復施工することが行われる。このような修復工事にあっては、既存の側溝(U字溝)の上方を切断し、その上方に新たな側溝の側壁を形成する作業が必要とされるが、従来この側溝の上部を切断する工事は、専ら手作業でコンクリートカッタを側溝内面から作用させ、側溝側壁を水平方向に切断し、除去するものであった。当然ながらこのような作業形態は、作業労力を著しく要し、且つ危険も伴うものであった。
もちろんコンクリート構築物を水平に切断することに着眼した特殊な装置は、既に知られているが(特許文献1)、このものはマンホールに特化したものであるため、対象作業の汎用性の面では限界があり、現実には前述の工事等への適用の余地は少なかった。
そこで本出願人は、U字溝等の狭小の溝状構築物の上部の水平切断を行うにあたって、その作業性を向上させ、比較的短時間に綺麗に作業を完了することのできる新規な溝状構築物の側壁切断工法並びに装置の開発を行い、既に出願(特願2005−79221号)に及んでいる。
しかし、U字溝等の溝状構築物の周辺道路等は、上述したように凹凸があり、また溝状構築物の側壁の上端面にも欠損した個所が所々ある。そこで安定した正確な溝状構築物の側壁の切断を行うには、溝状構築物の側壁切断装置の走行安定性を向上させる補助部材の開発を必要とした。
特開昭63−134110号公報
本発明はこのような背景からなされたものであって、U字溝等の狭小の溝状構築物の上部の水平切断作業に関し、その作業性を向上させ、比較的短時間に綺麗に作業を完了することのできる溝状構築物の側壁切断装置を開発し、この開発に伴いこの溝状構築物の側壁切断装置の走行安定性を向上させる新規な側壁切断装置用の走行レールを実現しようとするものである。
すなわち請求項1記載の側壁切断装置用の走行レールは、走行機体と、この走行機体に支持され、切断作用面を水平配置すると共に作業中心から左右方向に偏寄自在に構成される切断刃とを具えた溝状構築物の側壁切断装置を使用するにあたっての走行補助用の走行レールであり、この走行レールは、側面部と車輪支持面部とを有したチャンネル形断面またはアングル形断面のレール本体を具備して成ることを特徴として成るものである。
また請求項2記載の側壁切断装置用の走行レールは、前記要件に加え、前記レール本体を、高さ調節自在に支持するレール支持脚を具えていることを特徴として成るものである。
更に請求項3記載の側壁切断装置用の走行レールは、前記要件に加え、前記車輪支持面部の上面には、滑り止め処理が施されていることを特徴として成るものである。
更にまた請求項4記載の側壁切断装置用の走行レールは、前記要件に加え、前記滑り止め処理は、上面に滑り止め材が付着された滑り止め粘着テープであることを特徴として成るものである。
本発明の側壁切断装置用の走行レールは、上述した手段により以下のような効果を奏するものである。
すなわち請求項1記載の側壁切断装置用の走行レールによれば、溝状構築物の側壁切断装置の走行個所に凹凸があっても、その影響を受けずに、安定した切断高さを維持することが可能である。また溝状構築物の側壁切断装置を溝状構築物に沿ってまっすぐ走行させることが可能である。
また請求項2記載の側壁切断装置用の走行レールによれば、道路のうねりや段差等に対応してレール支持脚を調節することにより、一定高さにレール本体を維持することが可能である。
更に請求項3記載の側壁切断装置用の走行レールによれば、車輪支持面部の上面には滑り止め処理が施されているため、溝状構築物の側壁切断装置がスリップしたり走行レールから外れにくく、走行機体が溝状構築物に沿ってまっすぐ走行する。
更にまた請求項4記載の側壁切断装置用の走行レールによれば、滑り止め処理が、上面に滑り止め材が付着された滑り止め粘着テープを用いるものであるため、施工が簡単で且つメンテナンスも容易である。
本発明の最良の形態は、具体的には以下の実施例に述べる通りである。
以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。図中符号Aが本発明に係る側壁切断装置用の走行レールであり、図中符号1がこの走行レール上を走行し、溝状構築物の上部の側壁を切除する溝状構築物の側壁切断装置である。
前記本発明に係る走行レールAについて説明する。走行レールAは、図1に示されるように溝状構築物の案内部の両脇に一本ずつ設けられる。そしてこの走行レールAは、側面部81と車輪支持面部82とを有したチャンネル形断面のレール本体80と、このレール本体80を高さ調節自在に支持するレール支持脚90とを具えて成る。なお走行レールAの走行面には、適宜実施例2に示されるように滑り止め粘着テープ等を貼着して滑り止め処理を施してもよい。
前記レール支持脚90について更に説明すると、図1(b)に示されるようにこのものは前記レール本体80を支持する支承部91と、この支承部91を上下に摺動自在に支持する基部95とを有している。
前記支承部91は、レール本体80を把持するU字形の支承片92と、この支承片92の中心に取り付けられ、下方に延びる調節ロッド93とから成る。支承片92の両端にはネジ孔92aが穿孔され、そしてここにボルト92bが螺合され、レール本体80を挟み込んで固定するようにされている。調節ロッド93には、外周に雄ネジが切られ、これに高さ調節ナット94が螺合される。
前記基部95は、調節ロッド93が挿入される受筒96と、接地される底板97とから成る。底板97にはネジ孔97aが設けられ、ここに螺合されたボルト97bの先端を底板97の下面より突出自在とする。これによってボルト97bの先端を鋭利な状態としておくときには、この部位が地面に突き刺さるようにレール支持脚90を安定的に設置でき、また地面が平坦でないときには、各ボルト97ごとに突出寸法を変えることによって、レール支持脚90の姿勢を正確に設定できる。
次に溝状構築物の側壁切断装置について説明する。側壁切断装置は、台車状の走行機体2と、この走行機体2に取り付けられ、切断刃の切断作用面を水平且つ左右に揺動自在に配設した切断系装置3とを具えて成る。なお溝状構築物の側壁切断装置1の前後左右は、溝状構築物Uの長手方向に沿う方向を前後方向とし、特に切断系装置3が配設されている側を前方とし、その前方側を向いて右手を右方とし、左側を左方とする。なお溝状構築物Uの側壁U1に囲まれた個所が排水等が流れる案内部U2である。
前記走行機体2について説明する。走行機体2は、車体フレーム10と、四つの走行車輪11と、走行機体2を走行駆動するとともに切断系装置3を駆動する原動機13と、発電機及びバッテリと、HST(油圧駆動変速機)14と、切断刃の脱着を補助するために走行機体2を昇降させる昇降機構4と、走行機体2を手動にて移動させるための手動走行機構5と、走行機体2の作業姿勢を安定させるための姿勢維持ガイド6と、前記切断系装置3を車両前進方向に向かって左右に揺動させる偏寄機構7等とを具備して成る。
前記走行車輪11と昇降機構4について説明する。図3、4に示されるように後輪11Bは車体フレーム10に回転自在に支持された後輪軸12Bの両端に対し取り付けられている。一方前輪11Fは、前輪軸12Fの両端に取り付けられ、且つ昇降機構4のための構造と組み合わされ、走行機体2の前方をリフトアップできるように構成されている。すなわち前輪軸12Fが車体フレーム10に対し、前輪支持アーム41により上下方向に位置設定自在に取り付けられているものであって、前輪支持アーム41の基端に固定される回動軸42には操作アーム43が固定され、この操作アーム43を油圧シリンダ44により回動操作することにより前輪11Fを上下動させる。そして前輪11Fを上下動させることにより、切断系装置3を持ち上げ可能としており、主切断刃33M及び補助切断刃33Sの着脱を容易に行い得るように構成している。なお前記油圧シリンダ44は、電動モータで駆動される油圧ポンプ45により作動される。
更に前記前輪軸12F及び後輪軸12Bは、長さ調節自在とされており、左右の走行車輪間のトレッド寸法が、調節自在に構成されている。具体的には図6に示すように、前輪11F及び後輪11Bを支持するスプライン軸121を、車体フレーム10に対し回転自在に支持されたスプライン軸受120に対し、出没自在に嵌入して適宜位置においてセットボルト122により固定する構成を採っている。また走行機体2の上部には走行支持ハンドル17が設けられている。
前記走行機体2の駆動方式について説明する。走行機体2は後輪駆動であり、図3に示されるように原動機13の駆動軸に設けられた駆動プーリ13aの回転が、ベルトBを介して転移プーリ15、HSTプーリ14aと伝達され、HST14を介して後輪軸12Bに回転が伝達される。因みに図3の図示において、転移プーリ15とHSTプーリ14aとの間は、プーリ軸の配設が90°交差している状況の下、ベルトBを90°軌道を捻転させて動力伝達しているが、いずれかのプーリ軸にベベルギヤ機構を組み込み、ベルトの懸張方向を捻転しない状態に設定することも可能である。なお符号16で示す部材は、転移テンションプーリである。
次に手動走行機構5について説明する。図8に示されるように車体フレーム10の後方側に、ほぼ鉛直に手動回転シャフト51が回転自在に係止され、その上端にはハンドル51aが脱着自在に取り付けられる。また後輪軸12Bとほぼ平行に中継シャフト53が、車体フレーム10に対し回転自在に設けられ、このものがかさ歯車52A、52Bを介して前記手動回転シャフト51と連結されている。また中継シャフト53の中央付近にはギヤ54が設けられ、これが後輪軸12Bのギヤ55に噛み合わされている。
手動走行機構5は以上のようにして成り、ハンドル51aの回転が、手動回転シャフト51、中継シャフト53、後輪軸12Bと伝達されて、手動走行がなされる。
次に姿勢維持ガイド6について説明する。姿勢維持ガイド6は、図2、5、7に示されるように車体フレーム10の下部に取り付けられて、溝状構築物Uの案内部U2内に収まり、走行車体の姿勢が維持されるようにするものである。具体的には案内部U2内に収まる幅を有したフレーム61に対し、前後左右に四つのガイドローラ62が側方に張り出して、設けられている。
また走行機体2の前方上部には図1に示すようにライト18が設けられ、後端には作業者が乗車するための乗車ステップ25が設けられている。
次に偏寄機構7について説明する。偏寄機構7は、補助切断刃33Sを用いた切断時において、切断系装置3を左右に手動により偏寄させる機構である。なお手動による他、モータ駆動や油圧シリンダにより左右にシフトする機構としてもよい。
偏寄機構7は、具体的には図9に示されるように切断系装置3のブレードフレーム31の後端部を形成するアーム部フレーム31Aを、車体フレーム10に対し回動軸31Pにより回動自在に接続している。一方、車体フレーム10の幅方向には、スクリューシャフト73が回転自在に設けられ、このスクリューシャフト73にはメネジブロック状のシフタ74が螺合され、このシフタ74における係合ピン74Pが前記アーム部フレーム31Aの後端に形成された入力孔31Eに互いの関節運動が可能なように充分な余裕を持って回動自在に接続されている。一方スクリューシャフト73の一端側にはウオームホイール73aが設けられ、このウオームホイール73aに噛み合うウオーム72aを下端に有した中継シャフト72が後斜め上方に回転自在に立ち上げられている。そしてこの中継シャフト72の上端と、手動回転シャフト71の下端とは、ユニバーサルジョイントにより接続されている。手動回転シャフト71の上端は、走行機体2の上方に突出しており、この上端に着脱自在なハンドル71aが設けられる。
偏寄機構7は以上のようにして成り、ハンドル71aの回転がシフタ73の左右方向の摺動運動に変換され、以て補助切断刃33Sが左右に偏寄する。
また走行機体2の後部側に設けられた操作スイッチ関係の概要について説明すると、走行機体2の背面には、図5に示されるように前進と後退の切り換えを行う前進後進切換レバー19、走行速度を切断時の速度と回送時の速度を変更する変速切換レバー20、上記各設定時における走行速度を調整するための原動機回転数変更レバー22、パーキングブレーキ23、前記ライト18の点灯、消灯を行うためのライトスイッチ24、エンジンキースイッチ及びチョークレバー等が設けられている。因みに前記変速切換レバー20は、切断時側と回送時側と選択的に切り換えるものであり、切断時側にレバーを入れた場合には、前進速度は0〜330m/hまで、後進速度は0〜650m/hまで調整でき、一方、回送時側にレバーを入れた場合には、前進速度は、0〜2.5km/hまで、後進速度は0〜5km/hまで調整できる。
走行機体2の一例は以上述べた構成を有するものであり、次にこの走行機体2に搭載される切断系装置3について説明する。
図9に示されるように、ブレードフレーム31における軸受部フレーム31Bのほぼ中央の鉛直方向に対し、駆動軸32が回転自在に設けられ、これによって円形状の主切断刃33M及び補助切断刃33Sが回転駆動される。駆動軸32は駆動軸本体320の下部に接続自在なジョイントシャフト325が設けられて成り、ジョイントシャフト325を付け替えることにより駆動軸32の長さを変更でき、以て主切断刃33M及び補助切断刃33Sの切断高さレベルを変更可能としている。従ってジョイントシャフト325は長さが複数種類のものが用意される。なお駆動軸32の途中付近は、軸受31aにより支持されている。
具体的な前記駆動軸本体320とジョイントシャフト325との接続構造は、ネジ構造による締結を適用するもので、一例として、駆動軸本体320の下端側にはオネジ321が形成され、ジョイントシャフト325の上端にはこれと螺合するメネジ326が形成されている。駆動軸本体320及びジョイントシャフト325には、ジョイントシャフト325、主切断刃33M及び補助切断刃33Sの着脱を行う際にスパナを掛け止めるスパナ掛け溝322、328がそれぞれ形成されている。
ジョイントシャフト325の下端には、オネジ327が形成され、ここにホルダ34で主切断刃33M若しくは補助切断刃33Sを挟んだ状態で嵌め入れ、切断刃取付ナット35により締結固定される。
また駆動軸32の上端には、図4に示すように切断刃プーリ37が設けられ、この切断刃プーリ37と、前記原動機13の駆動プーリ13aとの間にベルトBが掛け留められる。なお図3中符号38で示す部材は切断刃テンションプーリである。
次に冷却水による切断刃の冷却構造について説明する。まず冷却水は外部周辺に設置した冷却水タンクに用意されるものであって、ここから冷却水ホース26により供給され、主切断刃33Mまたは補助切断刃33Sを支持するホルダ34に供給され、ホルダ34の円周面に穿孔された吐水孔34aより、冷却水が噴出され、刃先及び切断作用面33aの冷却が行われるものである。すなわち前記駆動軸本体320及びジョイントシャフト325の軸芯には、給水孔323、329が穿孔されているものであり、この駆動軸本体320の上端には、図4に示すように中空円筒形の冷却水受け39が軸受を介して接続されている。そしてこの冷却水受け39はブレードフレーム31から立ち上げられた冷却水受けアーム39Aにより支持されている。この冷却水受け39に対し前記冷却水ホース26が接続されるものであって、冷却水ホース26から供給された冷却水は、冷却水受け39、駆動軸本体320、ジョイントシャフト325、ホルダ34と順次流れ、ホルダ34に穿孔された吐水孔34aから切断刃本体31に対し噴出されるものである。
また主切断刃33Mまたは補助切断刃33Sのやや上方周囲を囲むように円形状のフード36Aが設けられ、更にこのフード36Aの周縁に合成樹脂シート等の切断刃カバー36Bが垂れ下がるように設けられて切削片が周辺に飛散することが防止されている。
本発明に係る側壁切断装置用の走行レールと、この走行レール上を走行して溝状構築物の側壁の切断を行う側壁切断装置の一例は以上のような具体的形態を有するものであって、以下この使用態様について説明する。
(1)走行レールの使用態様
i)設置態様
溝状構築物の側壁上面やその側脇等に本発明に係る走行レールAを敷設する。走行レールAを設置するにあたっては、レール支持脚90の高さ調節をおこなって設置する。
レール支持脚90の高さ調節を行うにあたっては、図1(c)(d)に示すように支承部91の調節ロッド93を、基部95の受筒96から引き出す、もしくは押し込み、支承部91の支承片92の高さ位置を調節する。その後、底板97を適宜ネジで設置面に固定して設置する。またレール本体80を支承部91の支承片92に載置し、ボルト92bにより固定する。なおレール支持脚90は、溝状構築物Uの側壁U1上面に設置するようにしてもよいし、それに隣接する路面に設置するようにしてもよい。また側壁U1上面に設置するに際しては、図4に示すように側壁U1上面の欠落個所にスペーサー的にレール支持脚90を設置したり、図10に示すように走行レールAを側壁U1上面からレール支持脚90により浮かして支持するような設置態様を場所によって適宜行うものである。
ii)走行レールによる走行補助態様
前述した走行レールA上にクレーン等を用いて溝状構築物の側壁切断装置を持ち上げてレール本体80上に載置する。また走行レールAの端部側の溝状構築物上に適宜板材を架設して、その板材から走行レールA上へ乗り上げるようにしてもよい。その後補助切断刃と主切断刃とを用いて溝状構築物の上部の切断を行う。この際、走行レールA上を走行するため、直進安定性に優れ、また走行個所の凹凸の影響をほとんど受けず、切断高さも正確で凹凸のない綺麗な切断面となる。
(2)溝状構築物の側壁切断装置の使用態様
次に上述した本発明に係る走行レール上を走行して作業を行う溝状構築物の側壁切断装置の具体的な使用態様について説明する。
i)切断準備
主切断刃33Mによる切断を行う前に、この主切断刃33Mの配置スペース(作業開始スペースS)を確保するために、補助切断刃33Sを用いて溝状構築物U上部の一部切除を行う。まず走行機体2の前輪11F及び後輪11Bが、ちょうど溝状構築物Uの上端に載るように車輪間の幅調整を行った後、溝状構築物Uの上端に載置する。次に走行機体2の下部に姿勢維持ガイド6を取り付けるとともに、切断系装置3に対し、作業目的に適合したサイズの補助切断刃33Sとジョイントシャフト325を取り付ける。なおこの取り付けの際、油圧昇降レバー21を操作して油圧シリンダ44を駆動して前輪支持アーム41の前輪11F支持側を下方へ回動させて、切断系装置3を持ち上げて行うことができるため、作業が行いやすい。なお、姿勢維持ガイド6や補助切断刃33Sは予め取り付けておき、クレーン等により持ち上げて溝状構築物の側壁切断装置1を溝状構築物Uの上端に載置するようにしてもよい。
ii)主切断刃の作業開始スペースの確保(補助切断刃による切断)(図12参照)
以上のような切断準備が整った後、原動機13を駆動し走行機体2は停止の状態とし、手動回転シャフト71のハンドル71aを回転させて、切断系装置3を偏寄させ、補助切断刃33Sの刃先を溝状構築物Uの側壁U1に当接させる(図12(a)参照)。側壁U1を貫通して切断した後、図12(b)に示すように溝状構築物の側壁切断装置1を後退走行させ、主切断刃33Mが設置できる範囲長さ(主切断刃33Mによる作業開始スペースS分の長さ)に渡って切断を行う(図12中右切断開始部R1〜右切断終了部R2までの切断)。なお切断を行っている最中に、ホルダ34の吐水孔34aから冷却水が噴出し、刃先及び切断作用面33aに掛かって冷却が行われる。
片側の側壁U1の切断が終了した後、反対側の側壁U1の切断を行う。反対側の側壁U1の切断を行うにあたっては、手動回転シャフト71のハンドル71aを回して図12(c)に示すように補助切断刃33Sを反対側の側壁U1に当接させ、上述したように側壁U1を貫通して切断し、その後、図12(d)に示すように走行機体2を前進して切断した側壁U1と同じ長さ範囲に渡って切断を行う(図12(d)中左切断開始部L1〜左切断終了部L2までの切断)。
iii)主切断刃の作業開始スペースの確保(はつり除去)(図13(a)参照)
溝状構築物の側壁切断装置1を退去した後、ハンドブレーカH等を用いて、上記切断された側壁U1の端部位置をはつり、切断された上部切断ブロックU10の除去を行う。
なお場所によっては、上述した補助切断刃33Sを用いた主切断刃33Mのための作業開始スペースSの確保の作業をしなくとも、最初から作業開始スペースSが存在している場合があるが、このような場合には、もちろん補助切断刃33Sを用いた作業開始スペースSの確保の作業は必要としない。
iv)主切断刃による切断(図13(b)(c)参照)
油圧昇降レバー21を操作して切断系装置3を持ち上げ、補助切断刃33Sを主切断刃33Mに交換する。交換するにあたっては、まずジョイントシャフト325のスパナ掛け溝328にスパナを掛けて回転しないように固定した状態で、切断刃取付ナット35をスパナ等により取り外す。次いで下方側のホルダ34と補助切断刃33Sを取り外し、主切断刃33Mに交換して主切断刃33Mと下方側のホルダ34をジョイントシャフト325のオネジ327に嵌挿して再び切断刃取付ナット35で固定する。
以上のように主切断刃33Mに交換した後、再度油圧昇降レバー21を操作して切断系装置3を下げて、前記溝状構築物Uの上部が切除された作業開始スペースSに、溝状構築物Uの外径幅寸法にほぼ合致した主切断刃33Mを配置し、走行車体をゆっくりと後退走行させて左右両側壁U1を同時に切断を行う。
なお溝状構築物Uの側壁U1に隣接して隣家の境界壁等が構築されているような場合には、隣家の境界壁等の損傷を防ぐため、適宜主切断刃33Mを偏寄し、その側壁U1に対し主切断刃33Mを貫通して切断しないよう配慮する。なおこのように側壁U1を貫通せず切り残す切削の場合にも本明細書では側壁U1の切断と定義する。
v)切断個所の除去(図13(d)参照)
例えば切断終端個所から、溝状構築物の側壁切断装置1を移動させ、切断終端個所をハンドブレーカH等によりはつり、側壁U1の上部の上部切断ブロックU11を取り除く。
vi)手動走行
また例えば、原動機13を駆動しないで走行させたい場合には、図8に示される手動回転シャフト51のハンドル51aを回転させて、移動させる。ハンドル51aを回転して手動回転シャフト51を回転すると、かさ歯車52A、52Bを介して中継シャフト72が回転され、更に中継シャフト53のギヤ54を介して後輪軸12Bが回転されて走行する。
図14に示すものは、実施例2の走行レールAである。この走行レールAは、車輪支持面部82と、前記溝状構築物Uの内側壁U1に沿って配置される側面部81とを有したアングル形状をしている。前記車輪支持面部82には、滑り止め処理が施されるものであり、本実施例では一例として上面にガラスビーズ等の滑り止め材が付着された滑り止め粘着テープ83が貼着されている。なお滑り止め処理としては、滑り止め粘着テープ83を貼着する他、そのまま車輪支持面部82に滑り止め材を塗布するようにしてもよい。
以上のような走行レールAを用いた場合には、比較的走行レールA上への乗り入れが簡単に行うことができ、また上面に滑り止め材が付着されているため、走行車輪11が滑りにくい。
図15に示すものは、実施例2の走行レールAと同様にアングル形断面の走行レールについて、種々の載置方法を採る第3の実施例を示すものである。
具体的に図15(a)は、側面部81を車輪支持面部82に対し上方に位置させて設置した実施例である。また図15(b)は、アングル形断面の走行レールAを、溝状構築物Uの側壁U1の蓋載置用の受け段差部に設置するものであり、車輪支持面部82の裏面に当接されるレール支持脚90により支持される。レール支持脚90は、高ナットとこれに螺合するボルトとを主要部材として成り、長さ調節自在であり走行レール設置面の凹凸を許容して車輪支持面部82を所定高さに支持し得るように構成される。また図15(c)は、図15(b)のアングル形断面の走行レールAについて、側面部81を車輪支持面部82に対し上方に位置させて設置した実施例である。そしてこの実施例もレール支持脚90により走行レール設置面の凹凸を許容し得るように構成されている。
本発明の走行レール上を走行する溝状構築物の側壁切断装置の使用状態を示す斜め前方からの斜視図(a)と、本発明の走行レールを示す分解斜視図(b)と、同上支承部を引き出した状態を示す正面図(c)と、同上支承部を押し込んだ状態を示す正面図(d)である。 本発明の走行レール上を走行する溝状構築物の側壁切断装置の使用状態を示す斜め後方からの斜視図である。 本発明の走行レールと、これを走行する溝状構築物の側壁切断装置とを示す平面図である。 同上、側面図である。 同上、背面図である。 走行車輪の車幅調整機構部位を示す背面図である。 姿勢維持ガイドを示す平面図である。 手動走行機構を示す分解斜視図である。 偏寄機構を示す平面図である。 同上側面図である。 駆動軸の構造を示す分解斜視図である。 補助切断刃による切断の様子を段階的に示す平面図である。 はつり除去、主切断刃への変換、主切断刃による切断及び切断個所の除去の様子を示す側面図及び平面図である。 本発明の走行レールの他の実施例を示す斜視図である。 本発明の走行レールの更に他の三種の実施例を示す縦断正面図である。
符号の説明
1 溝状構築物の側壁切断装置
2 走行機体
3 切断系装置
4 昇降機構
5 手動走行機構
6 姿勢維持ガイド
7 偏寄機構
10 車体フレーム
11 走行車輪
11F 前輪
11B 後輪
12F 前輪軸
12B 後輪軸
120 スプライン軸受
121 スプライン軸
122 セットボルト
13 原動機
13a 駆動プーリ
14 HST
14a HSTプーリ
15 転移プーリ
16 転移テンションプーリ
17 走行支持ハンドル
18 ライト
19 前進後進切換レバー
20 変速切換レバー
21 油圧昇降レバー
22 原動機回転数変更レバー
23 パーキングブレーキ
24 ライトスイッチ
25 乗車ステップ
26 冷却水ホース
31 ブレードフレーム
31A アーム部フレーム
31B 軸受部フレーム
31E 入力孔
31P 回動軸
31a 軸受
32 駆動軸
320 駆動軸本体
321 オネジ
322 スパナ掛け溝
323 給水孔
325 ジョイントシャフト
326 メネジ
327 オネジ
328 スパナ掛け溝
329 給水孔
33M 主切断刃
33S 補助切断刃
33a 切断作用面
34 ホルダ
34a 吐水孔
35 切断刃取付ナット
36A フード
36B 切断刃カバー
37 切断刃プーリ
38 切断刃テンションプーリ
39 冷却水受け
39A 冷却水受けアーム
41 前輪支持アーム
42 回動軸
43 操作アーム
44 油圧シリンダ
45 油圧ポンプ
51 手動回転シャフト
51a ハンドル
52A かさ歯車
52B かさ歯車
53 中継シャフト
54 ギヤ
55 ギヤ
61 フレーム
62 ガイドローラ
71 手動回転シャフト
71a ハンドル
72 中継シャフト
72a ウオーム
73 スクリューシャフト
73a ウオームホイール
74 シフタ
74P 係合ピン
80 レール本体
81 側面部
82 車輪支持面部
83 滑り止め粘着テープ
84 高さ調節ネジ
90 レール支持脚
91 支承部
92 支承片
92a ネジ孔
92b ボルト
93 調節ロッド
94 高さ調節ナット
95 基部
96 受筒
97 底板
97a ネジ孔
97b ボルト
A 走行レール
B ベルト
H ハンドブレーカ
S 作業開始スペース
U 溝状構築物
U1 側壁
U10 上部切断ブロック
U11 上部切断ブロック
U2 案内部
R1 右切断開始部
R2 右切断終了部
L1 左切断開始部
L2 左切断終了部

Claims (4)

  1. 走行機体と、この走行機体に支持され、切断作用面を水平配置すると共に作業中心から左右方向に偏寄自在に構成される切断刃とを具えた溝状構築物の側壁切断装置を使用するにあたっての走行補助用の走行レールであり、この走行レールは、側面部と車輪支持面部とを有したチャンネル形断面またはアングル形断面のレール本体を具備して成ることを特徴とする側壁切断装置用の走行レール。
  2. 前記レール本体を、高さ調節自在に支持するレール支持脚を具えていることを特徴とする請求項1記載の側壁切断装置用の走行レール。
  3. 前記車輪支持面部の上面には、滑り止め処理が施されていることを特徴とする請求項1または2記載の側壁切断装置用の走行レール。
  4. 前記滑り止め処理は、上面に滑り止め材が付着された滑り止め粘着テープであることを特徴とする請求項1、2または3記載の側壁切断装置用の走行レール。
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