JP2007037792A - 伸縮性粘着テープおよびシート - Google Patents

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浩太郎 下林
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Abstract

【課題】
貼付が容易にでき、貼付による効果を十分に発揮しうる伸縮性粘着テープおよびシートを提供する。さらに、伸縮性粘着テープおよびシートの使用方法を提供する。
【解決手段】
基材に着色部分を設け、該粘着テープおよびシートを所望の程度に伸長させたときに、前記基材上の着色部分が一定の形状、または色相、明度若しくは彩度等の変化を認められるように指標を設けてなる伸縮性粘着テープおよびシートによる。また、伸縮性粘着テープおよびシートを、文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が基材上に形成されるまで、あるいは着色部分の色相、明度若しくは彩度の変化が基材上に認められるまで、少なくとも一方向に伸長した後、所望の位置に貼付する伸縮性粘着テープおよびシートの使用方法による。

Description

本発明は、医療、衛生分野およびスポーツ分野などにおいて用いられる皮膚貼着用伸縮性粘着テープおよびシートに関する。詳しくは、医療および衛生材として用いられる救急絆やプラスター、粘着包帯、および整体において体形補強または補正、スポーツなどのテーピングに用いられるものであり、基材に着色部分を設けてなる医療および衛生材料用の伸縮性粘着テープおよびシートに関する。さらに本発明は、文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が伸縮性粘着テープおよびシートの基材上に形成され、視認されるまで、あるいは、着色部分の色相、明度若しくは彩度の変化が認められるまで、少なくとも一方向に伸長した後、所望の位置に貼付する伸縮性粘着テープおよびシートの使用方法に関する。
従来から医療分野およびスポーツ分野などにおいて皮膚貼着用粘着テープおよびシートは、救急絆やプラスター、粘着包帯、およびテーピング用テープに用いられる。ここで、テーピング用テープとは、筋肉や関節などの施部を固定する粘着テープのことをいう。施部を固定することによって該当部位を支持、補強、圧迫することにより、痛みおよび怪我の予防、痛みの軽減、治癒を促進する効果がある。テーピングは、薬物治療、手術などの他の治療方法と比べて比較的安価に、しかも手軽に痛みを軽減できる方法であり、スポーツ時にも効果があり、応急処置にも有効である。スポーツ時には老若男女問わず、指、手首、腕、足首、膝、腰、肩、首などの全ての部位で、本来稼動する方向と逆の方向に過度の力が加わるため、それらを制御するテーピングは重要である。しかし、テーピングは関節の動き、筋肉の動きの知識がないと、関節および筋肉を稼動させながら、外からかかる過度の力を制御することは困難であるという問題点がある。
これら伸縮性粘着テープまたはシートの貼付には、各関節および筋肉の動き、あるいは野球、サッカー、バレーボールなどのそれぞれの競技での関節および筋肉の可動範囲の知識が必要である。さらに伸縮性粘着テープまたはシートの伸縮性、キックバック性の知識を網羅して、これらのスポーツにおけるそれぞれの関節および筋肉に最適な貼付方法が要求される。最適な状態で使用するために、粘着テープおよびシートの最適な伸長度を知ることは重要である。例えば、粘着テープまたはシートを必要以上に伸長して貼付すると、関節および筋肉の動きに逆の効果をおよぼして、ダメージを与える。また救急絆、粘着包帯、プラスターなどの医療衛生材料用テープにおいても、腕および膝の内側などの刺激を受けやすい部位、指先、肘、膝などの屈曲部への貼付性が要求される。
着色された伸縮性・通気性のある生地で構成され、その表面に花柄、図柄などの模様を施した包帯については報告がある(特許文献1)。特許文献1は、使用するときに、その包帯の模様を目測により客観的に判断して巻くことにより、巻着状態を常に一定状態に保つことができる包帯について開示する。しかしながら、専門家でなくても最適な伸長度が判断できるように、伸長度に関して指標を設けた伸縮性粘着テープおよびシートは存在しなかった。
登録実用新案公報第3040425号
従来の伸縮性粘着テープおよびシートにおける上記問題に鑑みて、本発明は、伸縮性機能を有する粘着テープおよびシートの貼付が容易にでき、貼付による効果を十分に発揮しうるテープまたはシートを提供することを課題とする。さらに本発明は、伸縮性粘着テープまたはシートの使用方法に関する。
本発明者らは、上記課題を達成するために鋭意検討を重ねた結果、伸縮性粘着テープおよびシートの基材に着色部分を設け、該粘着テープおよびシートを所望の程度に伸長させたときに、前記基材上の着色部分が一定の形状、または色相、明度若しくは彩度などの変化を認められるように指標を設けることで、上記課題を達成しうることを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は、以下よりなる。
1.基材に着色部分を設けることにより、所望の伸長度を判別しうる指標を設けてなる伸縮性粘着テープまたはシート。
2.所望の伸長度を判別しうる指標が、伸縮性粘着テープまたはシートを伸長することにより、文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が形成され、視認される指標である前項1に記載の伸縮性粘着テープまたはシート。
3.伸縮性粘着テープまたはシートの少なくとも一方向に10から50%伸長することにより、文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が、各々縦対横の比が1対1になるように形成される前項2に記載の伸縮性粘着テープまたはシート。
4.所望の伸長度を判別しうる指標が、伸縮性粘着テープまたはシートを伸長することにより、基材上で着色部分の色相、明度若しくは彩度が変化し、視認される指標である前項1に記載の伸縮性粘着テープまたはシート。
5.文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が伸縮性粘着シートの基材上に形成されるまで、あるいは、着色部分の色相、明度若しくは彩度の変化が、伸縮性粘着シートの基材上に認められるまで、伸縮性粘着テープまたはシートを、少なくとも一方向に伸長した後、所望の位置に貼付することを特徴とする、前項2〜4のいずれか一項に記載の伸縮性粘着テープまたはシートの使用方法。
6.伸縮性粘着テープまたはシートを、少なくとも一方向に10から50%伸長することによる前項5に記載の使用方法。
基材に着色部分を設けることにより、所望の伸長度を判別しうる指標となり、伸縮性粘着テープまたはシートを最適な状態で使用することができる。すなわち、基材に着色部分を設けてなる本発明の伸縮性粘着テープまたはシートを用いることにより、各関節および筋肉の動き、あるいは野球、サッカー、バレーボールなどのそれぞれの競技での関節および筋肉の可動範囲の専門的な知識がなくても、適切に伸縮性粘着テープまたはシートを貼付することができる。
また、伸縮性粘着テープまたはシートを、少なくとも一方向に10から50%伸長させて、伸縮性粘着テープまたはシートの基材上に文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が形成され、視認されたもの、または着色部分の色相、明度若しくは彩度の変化が視認されたものを所望の位置に貼付する本発明の伸縮性粘着テープまたはシートの使用方法により、専門的な知識がなくても適切にテーピングなどを行うことができる。
本発明の伸縮性粘着テープおよびシートは、基材に着色部分を設けてなる伸縮性機能を有する粘着テープおよびシートである。
本発明において、「着色部分」とは、一般的に考えられる概念で用いられ、基材全体に施された色とは異なる色が設けられた部分をいい、特許請求の範囲に包含されるものであれば特に限定されない。ここで異なる色とは、比較する色と色が、色彩学における色相、明度、彩度のいずれかが異なっていればよい。例えば、着色部分を伸長度の指標とするために、基材全体の色が淡色であるのに対して、濃色の着色部分を設けると、視認性があり、指標としての機能を十分に発揮しうる。例えば、粘着テープやシートは、多くは白色またはベージュ色などの色が施されており、このような色に対して赤、黒、青などの色を設けた部分を着色部分ということができる。一方、あまり目立たないことを要求される場合もあるので、このような場合は、例えば白色の基材に対して、うすい灰色などの着色部分を設けてもよい。
着色部分は、伸縮性粘着テープやシートを伸長することにより、適切な伸長度を判別しうる指標となりうるものであればよく、特に限定されるものではない。例えば、伸長したときの着色部分の形状や色の明度などの変化などを指標とすることができる。具体的には、文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が基材上に形成されるように設けることができる。その着色の文字および記号、図形は、商品名、学校名、企業名、チーム名、個人名などに基づくもの、電話番号、ネットのアドレス、マル、三角形、四角形の記号など自由に設けることができる。
例えば、伸縮性粘着テープやシートを用途に応じて伸長した際に、文字、記号および図形の形状が、例えば縦と横の長さの比が1対1になることによって、適正な伸長度の指標になるように設けることができる。例えば伸縮性粘着テープやシートを伸長していないときには、文字、記号または図形などの形状が不明確であるが、伸長させることで明確な形状になるものであってもよい。
また、適正な伸長度の指標とするためには、形状のみで判断するものに限定されず、伸縮性粘着テープやシートが伸長することで、設けた着色部分の色の明度や彩度などが変化するようなものであってもよい。例えば、ベージュ色の基材に赤の着色部分を設けた場合に、伸縮性粘着テープやシートが伸長することにより、赤い着色部分が、基材のベージュ色と交じり合うことで淡い色に変化することが考えられる。また、伸縮性粘着テープやシートが伸長していないときには目に見えない部分に、基材全体の色とは異なる色、例えば青色を設け、伸長していないときでも目に見える部分に、例えば赤色の着色部分を設けると、伸縮性粘着テープやシートを伸長させたときに、隠れていた青色部分が表面に出ることにより、着色部分の赤色の色相が変化して紫色になることが考えられる。このような色相、明度、彩度の変化を指標としてもよい。
伸長する方向は、使用する伸縮性粘着テープ、シートや、その用途にもよるが、例えば一方、あるいは複数方向に伸長することができる。また、伸長の程度も、使用する伸縮性粘着テープ、シートや、その用途にもよるが、例えば10〜50%の間で選択することができる。
また着色部分の着色材料は、貼付時に色落ちしなければよく、特に限定されないが、好ましくは、熱硬化性および紫外線硬化などの反応硬化性があるものが挙げられ、より好ましくは、反応硬化性があり、基材の伸縮に追従できる柔軟性を併せもつものが挙げられる。
その着色方法として、基材シートまたは粘着剤加工後の粘着性シートに、顔料若しくは塗料を所定の間隔で印刷して部分的に着色したり、粘着性テープに切断加工した後に印刷して部分的に着色することができる。より詳しくは、オンデマンド印刷やフレキソ印刷などの方法が挙げられ、多様なニーズに対応が可能であり、特に限定することはない。生産性、コストなどを考慮すると、粘着性テープに加工後に着色する方法を採用するのが好ましい。具体的には、粘着性テープの基材面を、紫外線硬化の顔料で所定の形状に含浸させた後、紫外線照射にて硬化させる方法が挙げられる。
本発明の伸縮性粘着テープおよびシートにおける基材は、粘着剤層を支持するものである。使用の態様による適度な伸長度により、屈曲部および皮膚の伸縮に追従できる柔軟性と固定性を有し、皮膚刺激を著しく低減しうるものが好ましい。屈曲部および皮膚の伸縮に追従できる柔軟性と固定性を付与するために、伸縮性粘着テープまたはシートの引っ張り応力が30〜300N/20mmであり、伸びが10〜150%であるのが好適である。ここで引っ張り応力が、30N/20mm幅未満では、伸長時の追従性は良好であるが、固定性が十分でない。300N/20mm幅を超えると、屈曲部の追従および皮膚の伸縮に伴う追従、特に伸長時の追従が困難になり、柔軟性に問題がある。さらに繰り返し使用すると伸長時の抵抗が大きいため、皮膚刺激を与える。伸びが10%未満では、屈曲部の追従、特に伸長時の追従が困難になる。さらに繰り返し使用すると伸長時の抵抗が大きいため、皮膚刺激を与える。150%を超えると、伸縮の追従は十分であるが、固定性が十分でない。
このような基材の素材として、ポリウレタン系、ポリエチレンおよびポリプロピレンなどのポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、綿、ナイロンなどが挙げられる。これらの素材を用いて、伸縮性を有する織布、編物、ネット地、不織布などに加工したものを基材とすることができる。より詳しくは、ナイロン、ポリエステルなどを、「Sより」、「Zより」などとした繊維に特殊加工を施して伸縮性を持たせたストレッチヤーン、テックスチヤードヤーン、コンジュゲートヤーンや、ポリウレタン系弾性糸などの伸縮性の大きい合繊糸を単独で編成した織物、編物、ネット地などを基材とすることができる。または、前記素材の合繊糸とポリエステル繊維や綿、レーヨン、ポリプロピレン、ポリエチレン、セルロースなどの伸縮性の小さい繊維を混合して編成した織布、編布、ネット地なども基材とすることができる。また編み方としてはトリコット編、ラッシェル編、ミラニーズ編を含むタテメリヤスおよび、平型編、円形編を含むヨコメリヤスなどの一般的な方法を適用することができ、医療および衛生材料に重要である追従性や固定性などの効果を良好に発揮できる弾性および伸縮性を有するものに加工したものを基材とすることができる。また、必要に応じて、これら基材にポリウレタン層などを積層して伸縮性、防水性などを付加しても何ら差し支えない。
基材に用いられる糸の太さは、50デニール以下、好ましくは45デニール以下であり、基材および粘着剤層との密着性に影響を与えるため、通常5デニール以上である。空隙率は、60%以上、好ましくは65%以上であり、粘着剤層との密着性、基材、水分輸送機能に影響を与えるため、通常90%以下である。伸縮性粘着テープおよびシートの構成で、上記条件において応力、伸びを発現するものであれば、原材料の種類に制限されることはない。
基材は、必要に応じて撥水処理を施してもよい。撥水処理の方法は、一般的な材料を用いて一般的な方法により行うことができ、特に限定されない。
基材の厚みは、使用部位や基材の特性などによって適宜決定されるものであるが、皮膚への追従性を考慮すると、0.05〜1.0mmが好ましく、さらに好ましくは0.1〜0.95mmである。
粘着剤層は、上記条件を満足するもので、基材の背面および着色部分の材料への接着性があれば特に限定されることはなく、天然ゴム系、合成ゴム系、アクリル系などを用いることができる。従来のテーピング用テープの例からすると、好ましくは合成ゴム系およびアクリル系が挙げられる。粘着剤層の厚みは、基材の厚みと同様に、使用部位や粘着剤などによって適宜決定されるものであるが、20〜900μmが好ましく、より好ましくは25〜800μmである。
粘着剤は、上記した基材の片面の全面あるいは部分的に塗布することができる。部分的にはドット状または条状に塗布し、条間空間を設けることができる。条間空間を設けた場合、直線状、波状、あるいはその他の形状とすることができる。一般的には条間空間の断面積の経時的な変化が少ない波状が好ましいが、使用する粘着剤の特性や本発明の伸縮性粘着テープまたはシートの使用部位によって適宜決定することができる。
さらに、特許請求の範囲内であれば、必要に応じて伸縮性粘着テープまたはシートを穿孔してもよい。伸縮性粘着テープまたはシートの形状はテープ状またはシート状であり、シート状のものは、打ち抜き加工により形状を変形させてもよい。
本発明の伸縮性粘着テープまたはシートは、粘着剤層の表面の汚染を防ぐために、使用するまで粘着層表面をセパレータにて被覆させてもよいし、基材背面に剥離処理を施してロール状に巻いておいてもよい。セパレータは一般的に皮膚へ貼付する粘着テープおよびシートなどに用いられるものを使用することができる。具体的には上質紙、グラシン紙、パーチメント紙などの表面に、シリコーンなどの剥離性能を有する剥離剤をコーティングしたものや、上質紙にレジンをアンカーコートしたもの、またはポリエチレンをラミネートしたものなどの表面にシリコーンなどの剥離性能を有する剥離剤をコーティングしたものなどが挙げられる。基材背面に剥離処理を施してロール状に巻く場合の剥離処理は、フッ素系撥水処理剤などが挙げられる。フッ素系撥水処理剤としては、自体公知のものを利用することができ、例えば旭ガードAG730(旭硝子(株)製)が挙げられるが、これに限定されるものではない。前記撥水処理剤の使用量は、基材によって異なるので一概には決定することはできないが、通常固形分量で0.5〜10g/m、好ましくは1〜5g/mである。
以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能である。
(実施例1)
日東電工(株)製のニトリートEBの白色で50mm幅の背面に、赤色塗料(4500シリーズAG、十条ケミカル(株)製)で、20%伸長後に図形の縦対横の比が1対1になるような三角形を設けた後、紫外線を500mJ照射して十分に硬化し、本発明の粘着テープを得た。
(実施例2)
日東電工(株)製のニトリートEBのベージュ色で50mm幅の背面に、白色塗料(US100、(株)セイコーアドバンス社製)で、30%伸長後に図形の縦対横の比が1対1になるような日東電工のロゴを設けた後、実施例1と同様に、十分に硬化し、本発明の粘着テープを得た。
(実施例3)
日東電工(株)製のニトリートEBの白色で50mm幅の背面に、黒色のインク(4800シリーズPS、十条ケミカル(株)製)で、30%伸長後に図形の縦対横の比が1対1になるような日東電工のロゴを設けた後、実施例1と同様に、十分に硬化し、本発明の粘着テープを得た。
(比較例1)
日東電工(株)製のニトリートEBの白色で50mm幅を用いた。
(比較例2)
日東電工(株)製のニトリートEBのベージュ色で50mm幅の背面に、赤色塗料(4500シリーズAG、十条ケミカル(株)製)で、200%伸長後に図形の縦対横の比が1対1になるような三角形を設けた。
実施例1〜3、及び比較例1〜2を、年齢層30代以上のボランティア20人の肘関節に貼付し、下記の基準によって貼付性評価を行った。
(実験例1)操作性
伸長することによって図形の縦対横の比が1対1になるように設けられた各実施例の粘着テープに設けられた着色部分から得られる図形を指標として使用し、操作性に関して、「非常に簡単」「問題なし」「難しく感じる」「非常に難しい」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表1に示した。上記段階のうち、「非常に簡単」「問題なし」を操作性が良好であり有効とし、有効率を表1に併記した。
Figure 2007037792
(実験例2)固定感
実験例1と同様に使用し、固定感について調べた。固定感については、「非常に快適」「問題なし」「不快に感じる」「非常に不快」の4段階で評価し、相当する人数の結果を表2に示した。上記段階のうち、「非常に快適」「問題なし」を固定感が良好であり有効とし、有効率を表2に併記した。
Figure 2007037792
本発明の基材に着色部分を設けてなる伸縮性粘着テープまたはシートを、着色部分から得られる指標に基づいて使用すると、操作性および固定感が良好であり、有効であった。このことから、本発明の伸縮性粘着テープおよびシートを使用すると、各関節および筋肉の動き、あるいは野球、サッカー、バレーボールなどのそれぞれの競技での関節および筋肉の可動範囲の専門的な知識がなくても、適切に伸縮性粘着テープおよびシートを貼付することができ、適切にテーピングなどを行うことができ、本発明の伸縮性粘着テープおよびシートは産業上利用することができる。

Claims (6)

  1. 基材に着色部分を設けることにより、所望の伸長度を判別しうる指標を設けてなる伸縮性粘着テープまたはシート。
  2. 所望の伸長度を判別しうる指標が、伸縮性粘着テープまたはシートを伸長することにより、文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が形成され、視認される指標である請求項1に記載の伸縮性粘着テープまたはシート。
  3. 伸縮性粘着テープまたはシートの少なくとも一方向に10から50%伸長することにより、文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が、各々縦対横の比が1対1になるように形成される請求項2に記載の伸縮性粘着テープまたはシート。
  4. 所望の伸長度を判別しうる指標が、伸縮性粘着テープまたはシートを伸長することにより、基材上で着色部分の色相、明度若しくは彩度が変化し、視認される指標である請求項1に記載の伸縮性粘着テープまたはシート。
  5. 文字、記号および図形から選択される少なくとも一種が伸縮性粘着シートの基材上に形成されるまで、あるいは、着色部分の色相、明度若しくは彩度の変化が、伸縮性粘着シートの基材上に認められるまで、伸縮性粘着テープまたはシートを、少なくとも一方向に伸長した後、所望の位置に貼付することを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載の伸縮性粘着テープまたはシートの使用方法。
  6. 伸縮性粘着テープまたはシートを、少なくとも一方向に10から50%伸長することによる請求項5に記載の使用方法。
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