JP2007037727A - 電気手術器具 - Google Patents

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Yukio Kawashima
幸雄 川嶋
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Abstract

【課題】 電極針を腫瘍が発生している局所組織の内部に差し込むことなく、局所組織を凝固させることができるようにする。
【解決手段】 この電気手術器具は、電極針11と1本または複数本の対極針12とを有し、電極針11と対極針12との間には無線周波数(RF)発生器20から供給される無線周波数電流が流れるようになっている。電極針11と対極針12はいずれも腫瘍組織に隣接した正常組織に腫瘍組織を介して対向して差し込まれる。通電時に電極針1と対極針12の発熱により正常組織が過加熱されるのを防止するために電極針11と対極針12の内部には冷却空気などの冷却媒体が供給される。
【選択図】 図1

Description

本発明は特定の局所組織に無線周波数の電流を流して当該局所組織を凝固するようにした電気手術器具に関する。
腫瘍が発生した局所組織を凝固させるために、局所組織に無線周波数(RF)の電流を流すようにした電気手術器具が開発されている。これまでに開発されたこのタイプの電気手術器具は、局所組織内に差し込まれる電極針と、患者の身体表面に設置される対極板とを有しており、無線周波数発生器つまりRF発生器からのRF電流エネルギーを局所組織内に流すことにより、局所組織を凝固させるようにしている。
しかしながら、電極針を局所組織の中に差し込むようにすると、局所組織が電極針に付着することになるので、手術後に電極針を引き抜くときに、電極針に付着した局所組織が正常組織に付着して腫瘍組織が正常組織に播種して転移するおそれがある。
本発明の目的は、電極針を腫瘍が発生している局所組織の内部に差し込むことなく、局所組織を凝固させることができるようにすることにある。
本発明の電気手術器具は、腫瘍組織に隣接した正常組織に差し込まれる電極針と、前記腫瘍組織を介して前記電極針に対向して前記正常組織に差し込まれる対極針と、前記電極針と前記対極針とに対してこれらの間で無線周波数電流を流す無線周波数発生器と、前記電極針と前記対極針の内部に冷却媒体を供給する冷却手段とを有することを特徴とする。
本発明の電気手術器具は、前記対極針は複数本有することを特徴とする。また、本発明の電気手術器具は、前記電極針と前記対極針の表面にそれぞれの前記針の先端部のうち他の針に対向する面を露出させて他の部分を絶縁する絶縁被膜を設けることを特徴とする。
本発明の電気手術器具は、前記電極針と前記対極針の内部に、それぞれ内側と外側に冷却媒体流路を形成する中空管を組み込み、前記電極針と前記対極針とのそれぞれの内部に前記中空管の内部と外部で冷却媒体を流すことを特徴とする。また、本発明の電気手術器具は、前記電極針と前記対極針とに直列に冷却媒体を供給することを特徴とする。
本発明によれば、電極針と対極針のいずれもが腫瘍組織の部分を隔てて正常組織に差し込まれるので、電極針および対極針を体内から引き抜いたときに腫瘍組織が正常組織に付着することを防止できる。また、電極針と対極針はそれぞれ腫瘍組織を介して対向して差し込まれるので、腫瘍が発生した局所組織に対して集中的に無線周波数電流を流すことができ、局所組織を集中的に凝固させて壊死することができる。
電極針と対極針の先端部は他の針に対向する部分のみが露出されて他の部分が被覆されているので、局所組織に集中的に無線周波数電流を流すことができる。対極針をそれぞれ電極針に対向させて複数本差し込むことにより、局所組織全体に確実に無線周波数電流を流すことができ、局所組織全体を凝固することができる。
電極針と対極針を中空の針としてこれらの内部に冷却媒体を流して冷却することにより電極針と対極針が過加熱されることを防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の電気手術器具を示す概略図であり、図2(A)は図1に示された電極針を示す拡大斜視図であり、図2(B)は図1に示された対極針を示す拡大断面図である。
この電気手術器具は、図1に示すように、1本の電極針11と2本の対極針12とを有しており、電極針11と対極針12はそれぞれの横断面形状が円形な丸管であり、内部は中空となっておりそれぞれの先端部は閉塞されている。これらの電極針11と対極針12はそれぞれ無線周波数(RF)発生器20に通電ケーブル10a,10bにより接続されており、電極針11と2本の対極針12との間にはRF電流つまりRFエネルギーが流されるようになっている。
図2に示すように、電極針11にはその基端部に術者により把持されるホルダー13が取り付けられており、電極針11は導電性材料からなる中空の部材により形成されている。それぞれの対極針12にもその基端部に術者により把持されるホルダー14が取り付けられており、対極針12も導電性材料からなる中空の部材により形成されている。電極針11と対極針12はそれぞれ腫瘍組織が発生した患者に対して腫瘍組織が発生した局所組織を介して相互に対向するようにほぼ平行となって正常組織に差し込まれて使用される。したがって、手術の際に電極針11と対極針12とには局所組織が付着しないので、手術終了後に電極針11と対極針12とを引き抜いても、正常組織に局所組織が付着することを防止できる。
図3(A)は電極針11の先端部を示す拡大斜視図であり、図3(B)は対極針12の先端部を示す拡大断面図である。電極針11は先端部のうち対極針12に対向する面を露出させ他の部分を絶縁させるように、表面は絶縁被膜15により覆われており、先端部には絶縁被膜15が施されておらず導電性材料が露出した通電部16が設けられている。対極針12も同様に先端部のうち電極針11に対向する面を露出させ他の部分を絶縁させるように、表面は絶縁被膜17により覆われており、先端部には絶縁被膜17が施されておらず導電性材料が露出した通電部18が設けられている。
電極針11の内部には中空管19が挿入され、この中空管19の外側と内側とには冷却媒体通路21,22が形成されており、これらの通路は中空管19の先端部で相互に連通し、冷却媒体通路21,22を流れる冷却媒体により電極針11の過加熱が防止される。また、対極針12の内部にも中空管19が挿入され、この中空管19の外側と内側とには冷却媒体通路23,24が形成されており、これらの通路は中空管19の先端部で相互に連通し、冷却媒体通路23,24を流れる冷却媒体により対極針12の過加熱が防止される。
電極針11のホルダー13には図1および図2に示すように流入側チューブ25と流出側チューブ26とが取り付けられており、流入側チューブ25は図3に示す外側の冷却媒体通路21に連通し、流出側チューブ26は内側の冷却媒体通路22に連通している。また、対極針12のホルダー14には図1および図2に示すように流入側チューブ27と流出側チューブ28とが取り付けられており、流入側チューブ27は図3に示す外側の冷却媒体通路23に連通し、流出側チューブ28は内側の冷却媒体通路24に連通している。
電極針11および対極針12の過加熱を防止するための冷却媒体としては、図1に示すように冷却空気が使用されており、この電気手術器具は図1に示すように空気を冷却する冷却器31を有している。図1に示す場合には、2つの対極針12が設けられており、上流側の対極針12の流出側チューブ28は下流側の対極針12の流入側チューブ27に接続され、上流側の対極針12の流入側チューブ27には電極針11の流出側チューブ26が接続されている。したがって、電極針11と2つの対極針12は直列に接続されている。
電極針11と2つの対極針12に冷却媒体としての冷却空気を供給するために、冷却器31内には予めフィルタによりゴミ等が除去された空気が流入するようになっている。冷却器31により冷却された空気を吐出する供給チューブ32は電極針11の流入側チューブ25に接続され、下流側の対極針12の流出側チューブ28には、真空ポンプ33に接続された吸引チューブ34が接続されるようになっている。したがって、真空ポンプ33を駆動すると、冷却器31により冷却された空気は流入側チューブ25から電極針11内の冷却媒体通路21,22を流れて電極針11を冷却した後、上流側の対極針12の流入側チューブ27からその対極針12内の冷却媒体通路23,24を流れて対極針12を冷却し、同様にして下流側の対極針12を冷却する。このように、電極針11と対極針12の内部には冷却空気が流れるようになっているので、電極針11と対極針12との間でRF電流を流してそれぞれの針11,12が発熱しても、電極針11と対極針12自体は冷却され、組織に対してそれぞれの針11,12から熱的影響が加えられることを防止できる。
なお、図1に示す場合には、電極針11と2本の対極針12とに対して冷却空気を直列に案内するようにしているが、電極針11とそれぞれの対極針12に対して冷却器31から直接冷却空気を供給するようにそれぞれの流入側チューブ25,27と流出側チューブ26,28を冷却器31に並列に接続するようにしても良い。また、図示する場合には、対極針12を2本用いているが、対極針12を1本としても良く、さらには3本あるいはそれ以上の対極針12を用いるようにしても良い。さらに、冷却器31としては、冷却水が収容された容器の中に空気を案内する管を設けるようにして冷却水により空気を冷却するようにしたタイプとしても良く、内部に冷却室が形成された容器により冷却器31を構成し、外部から供給される空気を冷却室内に導入して冷却空気を生成し、それを吐出するようにしたタイプとしても良く、種々のタイプの冷却器を用いることができる。
図4は本発明の電気手術器具を用いて腫瘍組織を治療している状態を示す斜視図であり、電極針11および対極針12は図4において点を付して示した腫瘍組織41を囲むようにして正常組織42に差し込まれる。このときには電極針11のうち露出した通電部16と対極針12のうち露出した通電部18とを相互に対向させるようにする。この状態のもとで電極針11と対極針12に冷却媒体を流してこれらの過加熱を防止しながら無線周波数発生器20から電力を供給し、電極針11と対極針12との間で所定周波数のRF電流つまり高周波電流を流す。これにより、腫瘍組織つまり局所組織を加熱凝固して壊死させることができる。
電極針11および対極針12の先端部は円周方向の約半分が絶縁されているので、正常組織の破壊を最小限に抑えながら高周波電流により腫瘍組織を凝固して壊死させることができる。治療後に電極針11と対極針12とを正常組織42から引き抜いてもそれぞれの針11,12には腫瘍組織が付着していないので、正常組織42に腫瘍組織41の一部が播種されて腫瘍細胞が転移することを防止できる。
図1に示した電極針11の外径は0.70〜2.50mm程度であり、対極針12の外径は0.40〜2.00mm程度であり、長さは15〜25cm程度であり、電極針11の通電部16および対極針12の通電部18の長さはそれぞれ10〜30mm程度に設定されている。また、無線周波数(RF)発生器20は480kHz、200WのRF電力を出力して電極針11と対極針12との間にRF電流を流す。
図5は本発明の他の実施の形態である電気手術器具を示す概略図であり、この電気手術器具は無菌水や生理食塩水などの液体を冷却媒体として電極針11と対極針12とを冷却するようにしており、冷却液を収容する給水バッグ41を有し、給水バッグ41は給水チューブ42により電極針11の流入側チューブ25に接続されるようになっている。給水チューブ42にはポンプ43が設けられており、ポンプ43により給水バッグ41内の冷却液は電極針11内の冷却媒体通路21,22を流れて電極針11を冷却する。下流側の対極針12の流出側チューブ28には回収容器44に接続された排出チューブ45が接続されている。したがって、図5に示す場合には、ポンプ43を駆動することによって給水バッグ41内の冷却液が電極針11と対極針12とを直列に流れた後に回収容器44内に流入し、電極針11と対極針12は冷却される。
このように、冷却媒体としては、図1に示すように冷却空気を用いるようにしても良く、図5に示すように冷却された無菌水や生理食塩水等の液体を用いるようにしても良い。図5に示すように液体を用いて冷却する場合には、予め所定の温度に液体を冷却しておくことになる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明の電気手術器具を示す概略図である。 (A)は図1に示された電極針を示す拡大斜視図であり、(B)は図1に示された対極針を示す拡大断面図である。 (A)は電極針の先端部を示す拡大斜視図であり、(B)は対極針の先端部を示す拡大断面図である。 電気手術器具を用いて腫瘍組織を治療している状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態である電気手術器具を示す概略図である。
符号の説明
11 電極針
12 対極針
19 中空管
20 無線周波数発生器
25,27 流入側チューブ
26,28 流出側チューブ
31 冷却器
32 供給チューブ
33 真空ポンプ
34 吸引チューブ

Claims (5)

  1. 腫瘍組織に隣接した正常組織に差し込まれる電極針と、
    前記腫瘍組織を介して前記電極針に対向して前記正常組織に差し込まれる対極針と、
    前記電極針と前記対極針とに対してこれらの間で無線周波数電流を流す無線周波数発生器と、
    前記電極針と前記対極針の内部に冷却媒体を供給する冷却手段とを有することを特徴とする電気手術器具。
  2. 請求項1記載の電気手術器具において、前記対極針は複数本有することを特徴とする電気手術器具。
  3. 請求項1または2記載の電気手術器具において、前記電極針と前記対極針の表面にそれぞれの前記針の先端部のうち他の針に対向する面を露出させて他の部分を絶縁する絶縁被膜を設けることを特徴とする電気手術器具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気手術器具において、前記電極針と前記対極針の内部に、それぞれ内側と外側に冷却媒体流路を形成する中空管を組み込み、前記電極針と前記対極針とのそれぞれの内部に前記中空管の内部と外部で冷却媒体を流すことを特徴とする電気手術器具。
  5. 請求項4記載の電気手術器具において、前記電極針と前記対極針とに直列に冷却媒体を供給することを特徴とする電気手術器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018527055A (ja) * 2015-07-21 2018-09-20 スターメド カンパニー リミテッド 高周波熱治療用バイポーラ電極

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