JP2007037198A - 携帯電話端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話端末に関し、特に優先通信先との通信中では第三者からの着信の影響を受けない着信動作の制御部を備えた携帯電話端末を提供する。
【解決手段】携帯電話端末は、優先通信先記憶手段と、該優先通信先記憶手段の参照により、優先通信先との間の通信であると判定した場合に、該優先通信先との通信中において更なる着信があると、該通信を維持しつつ、前記更なる着信の自動着信拒否処理を行なう制御手段と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】携帯電話端末は、優先通信先記憶手段と、該優先通信先記憶手段の参照により、優先通信先との間の通信であると判定した場合に、該優先通信先との通信中において更なる着信があると、該通信を維持しつつ、前記更なる着信の自動着信拒否処理を行なう制御手段と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話端末に関し、特に通信中における第三者からの着信を処理する着信動作制御部を備えた携帯電話端末に関するものである。
近年、携帯電話機やPHS等の携帯電話端末は、その普及率の増加や日常生活への浸透に伴って様々な局面で使用されている。また、個人及び商用目的の携帯電話端末使用において特定相手との通話を重視した取り扱いがその利便性を向上させるものとして期待されている。例えば、ある相手と通話中にさらに第三者からの着信があった場合に、話中呼又は着信呼を問わず、先ず個人等が重要と考える特定の相手から優先的に接続するような取り扱いである。
従来の携帯電話機を例にとると、ある特定の相手との接続を優先させたい場合に、1つには、ユーザが着信時に網側から通知される発信者番号(例えば相手の電話番号)を携帯電話機の表示器によって確認し、着信拒否等をマニュアル操作することが行われていた。
例えば、通話中の状態における第2呼の着信時に現在通話中の呼を優先的に扱いたい場合には、着信状態を放置して着信をした側が切断するのを待つか、又は一度通話中の呼を保留して着信呼の応答/切断動作を行い、その後再び先の通話相手と通話を再開することが行われていた。
他にも、携帯電話機やファクシミリ装置等に記憶した相手先電話番号から予めユーザが特定の番号を着信許可又は拒否する番号として登録し、最初の着信時に携帯電話機が自動で網側から通知される発信者番号(例えば相手の電話番号)と前記登録番号との照合を行い、一致した特定の着信呼のみ許可又は拒否する機能も実現されていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前者の場合に特定相手との重要な会話中に着信拒否等のマニュアル操作が必要となり著しく利便性を損なうほか、重要な通話相手に対して不快感を与える等の問題があった。
また、後者の場合には網側からの発信者番号通知が前提であり、発信者番号通知サービスを拒否しているユーザからの着信や、発信者番号通知サービスを実施していない網からの着信に対しては機能しないという問題があった。このように、上記いずれの場合も着信呼を確実に切断させる手段としては不十分なものであった。
さらに、携帯電話端末使用の利便性をより向上させるには、従来のように単に通話中の着信呼を規制するだけでなく、特定相手との通話中に限定して第三者からの着信呼の割り込み規制を行う等の種々の規制方法を実現することが強く望まれている。
そこで本発明の目的は、上記種々の問題に鑑み、電話機単独で優先通信先を特定し、優先通信先との通信中に第2の着信があった際にはこれを自動的に拒否する優先通信先指定機能付き携帯電話端末を提供することにある。これにより、ユーザ自身は個々の着信に対する許可/拒否の判断及びそれに必要な操作が不用となり、また網側からの発信者番号通知が無い場合でも確実に優先指定以外の着信を規制できる。
また本発明の目的は、優先通信先を登録する際に各優先通信先に複数段階からなる優先度を付与する手段を提供することにある。これにより、より優先度の高い通信先についてはその通信を維持し、一方より優先度の低い通信先については前述した優先通信先以外の通信に対する種々の動作が指定可能となる。
さらに本発明の目的は、着信により通信状態となった際に、その発呼者を優先通信先としてメモリに登録する手段を提供することにある。これにより、優先通信先を予め若しくは固定的に登録しておく必要がなくなり、優先通信利用の利便性が顕著に向上する。
本発明によれば、優先通信先記憶手段と、該優先通信先記憶手段の参照により、優先通信先との間の通信であると判定した場合に、該優先通信先との通信中において更なる着信があると、該通信を維持しつつ、前記更なる着信の自動着信拒否処理を行なう制御手段と、を備えた携帯電話端末が提供される。
また本発明によれば、前記制御手段は、前記優先通信先との通信の優先度が前記更なる着信についての優先度より高い優先度である場合に前記自動着信拒否処理を行う。そして、前記制御手段により、優先通信先との間で通信状態であると判定した場合に、優先通信中であることを表示する表示手段を備える。
さらに本発明によれば、着信により通信状態となった場合に、該着信の際に取得した発呼者の電話番号情報を該通信状態中に、前記優先通信先として記憶する記憶手段を備える。
本発明によれば、携帯電話端末自体が独自に優先通信先を特定できる構成を有するため、優先通信先との通信中は、第三者による着信処理を確実に規制できる。
また、前記規制の際には、複数段階の優先度を設定することで、優先度の低い着信に対して前記と同様な規制動作も適用することができる。
さらに、通信中でも、通信相手を優先通信先と認識させることで、予め設定を要することなく必要に応じて前記の機能を携帯電話端末に付加することができる。
図1には、本発明の具体例として優先通話先指定機能付き携帯電話端末のブロック構成を示している。
図1において、携帯電話端末10は、ネットワーク装置(基地局;図2参照)との間で無線信号の送受信を行う無線部11と、入出力装置であるスピーカ13、キーパット14及びLCDパネル15と、前記無線部11及び入出力装置13〜15との間で送受する信号情報を処理し、また前記キーパット14を介してユーザから与えられるアクション情報を基に電話機全体の種々の動作を制御する端末制御部12とで構成される。
図1において、携帯電話端末10は、ネットワーク装置(基地局;図2参照)との間で無線信号の送受信を行う無線部11と、入出力装置であるスピーカ13、キーパット14及びLCDパネル15と、前記無線部11及び入出力装置13〜15との間で送受する信号情報を処理し、また前記キーパット14を介してユーザから与えられるアクション情報を基に電話機全体の種々の動作を制御する端末制御部12とで構成される。
前記端末制御部12は、以下の各ブロックを有する。
操作入力/表示制御部24は、キーパット14及びLCDパネル15についてキー入力制御及び表示器制御を行う。また、操作入力/表示制御部24は前記制御に関連する情報を発信制御部21及び着信制御部22との間で送受し、さらに相手先電話番号を相手先番号登録メモリ26に格納する。また、ユーザからの要求等により番号処理部23へアクセスする。
操作入力/表示制御部24は、キーパット14及びLCDパネル15についてキー入力制御及び表示器制御を行う。また、操作入力/表示制御部24は前記制御に関連する情報を発信制御部21及び着信制御部22との間で送受し、さらに相手先電話番号を相手先番号登録メモリ26に格納する。また、ユーザからの要求等により番号処理部23へアクセスする。
複数の記憶部25〜28はメモリデバイスで構成され、発信者番号登録メモリ25は着信呼の発信者番号を、相手先番号登録メモリ26は複数個の相手先電話番号を、優先通話先指定番号登録メモリ27は優先通話先として選択された番号を、そして規制動作登録メモリ28は規制対象の着信呼に対する規制動作指示内容を、それぞれ保持する。
発信制御部21は、前記操作入力/表示制御部24を介してユーザがキーパッド14により入力した情報(例えば、相手先電話番号)を入手し、無線部11を介してネットワークとの間で発信動作の開始及び実行を制御する。また、発信の際に、発信者番号登録メモリ25及び相手先番号登録メモリ26から予め登録されている番号情報を入手し、入手した番号情報の優先通話先登録の有無を番号処理部23に問い合わせる。
着信制御部22は、無線部11を介してネットワークから受信した着信呼の情報から相手先電話番号である発信者番号を抽出し、それを番号処理部23に通知して前記発信者番号の優先通話先登録の有無を問い合わせる。また、その問い合わせ結果によって前記着信呼に対する規制動作を開始、実行する。
番号処理部23は、必要に応じて発信制御部21、着信制御部22、操作入力/表示制御部24によって呼び出され、取得した番号情報の登録、読み出し、照合等を行う。主に、以下の3つのブロックで構成される。
発信者番号登録部31は、着信時に着信制御部22で抽出した発信者番号を取得し、これを発信者番号登録メモリ25に格納する。
発信者番号登録部31は、着信時に着信制御部22で抽出した発信者番号を取得し、これを発信者番号登録メモリ25に格納する。
優先通話先番号登録部32は、操作入力/表示制御部24から入力された入力番号情報、又は発信者番号登録メモリ25、相手先番号登録メモリ26から読み出した番号情報からユーザが任意に選択した番号情報を優先通話先指定番号登録メモリ27に格納する。その際、相手先番号登録メモリ26からは複数の番号情報が登録可能であり、個々の番号情報には規制適用のための優先順位を示すデータを付加することができる。
また、優先通話先番号登録部32は、ユーザからの設定指示に従って優先通話先との通話中に優先通話先以外からの着信呼を受信した場合の規制動作の指示(例えば、切断のみ、着信転送、留守番電話、等)を規制動作登録メモリ28に登録する。
優先通話先番号照合部33は、発信制御部21及び着信制御部22から通知された番号情報と予め優先通話先指定番号登録メモリ27に格納されている優先通話先番号情報との照合を行い、通知された発信呼又は着信呼の番号情報が優先通話先の番号情報と一致するか否かの判断を行う。
優先通話先番号照合部33は、優先通話中の第2着信呼が前記照合結果の不一致により優先通話先以外と判断すると、規制動作登録メモリ28から対応する規制登録内容を読出して着信制御部22へその規制動作を指示する。
上記本発明による携帯電話端末10の構成から明らかなように、本発明によればユーザの任意な操作により予め又は発信時に優先通話先としたい相手先電話番号を優先通話先指定番号登録メモリ27に登録することができる。従って、発信時には通話状態に移行する際に発信先である相手番号と優先通話先指定番号登録メモリ27に登録された優先通話先番号との照合が行われ、携帯電話端末10はこの通話呼を優先通話先と認識することができる。
また、着信時には着信情報中から抽出した発信者番号が発信者番号登録メモリ25に保持されており、ユーザの任意な操作によりその番号を優先通話先として優先通話先指定番号登録メモリ27へ登録できる。従って、それ以降携帯電話端末10はこの呼を優先通話先として認識することになり、例えばこの優先通話中に第2呼着信があったとしてもそれを不要呼と見做して切断等の規制動作を行うことが可能となる。この場合、第2着信呼内の発信者番号情報を参照するか、又は前記発信者番号情報を参照せずに強制切断とすることも可能である。
さらに、規制動作登録メモリ28に指定された内容に従って前記規制動作に切断以外の他の電話機への転送又はネットワークサービスである留守番電話機能等を自動的に開始させることも可能である。その際には、優先通話先指定番号登録メモリ27の優先通話先番号に付加された優先順位を参照して複数優先通話先の中からより優先度の低い呼に対して前記規制動作を実行させることができる。
図2〜図12には、本発明による優先通話先指定機能付き携帯電話端末とネットワーク装置(基地局及び相手側電話機)との間における種々の操作/制御シーケンスチャート例を示している。
図2及び図3は、優先通話先から着信した時のシーケンスチャート例を示している。なお、理解の容易のため第1図で示したものと同一のものについては同一の符号を付している(以下の図4〜12も同様)。
図2及び図3は、優先通話先から着信した時のシーケンスチャート例を示している。なお、理解の容易のため第1図で示したものと同一のものについては同一の符号を付している(以下の図4〜12も同様)。
図2では、ネットワーク側を介して予め優先通話先として登録済みの相手(電話機1)から本発明による優先通話先指定機能付き携帯電話端末10に着信があると(S11)、発信者番号登録部31は相手電話機1の電話番号(発信者番号)を発信者番号登録メモリ25へ登録する。また、優先通話先番号照合部33では、優先通話先指定番号登録メモリ27に既に登録済みの優先通話先指定番号と前記の発信者番号との照合を行い、本例では一致する番号を検出する。
携帯電話端末10は、前記照合結果から以降で開始する通話を優先通話と判断しており、ユーザが前記着信に応答して(S12)ネットワーク側から接続要求応答(CONN ACK(CR1))を受信すると、操作入力/表示制御部24を介してLCDパネル15に「優先通話中表示」を行う(S13) 。それ以降は、優先通話中状態に遷移する(S14)。
図3は、前記優先通話中状態に優先通話先指定登録されていない他の電話機2から着信が合った場合のシーケンスチャート例を示している。
携帯電話端末10は、電話機2からネットワークを介して発信要求(SETUP(CR2)) を受信すると、LCDパネル15に又は対応する着信トーン等を用いて「通話中着信表示」を行う(S15) 。
携帯電話端末10は、電話機2からネットワークを介して発信要求(SETUP(CR2)) を受信すると、LCDパネル15に又は対応する着信トーン等を用いて「通話中着信表示」を行う(S15) 。
次に、図2と同様に発信者番号登録部31は相手電話機2の電話番号(発信者番号)を発信者番号登録メモリ25へ登録し、優先通話先番号照合部33は優先通話先指定番号登録メモリ27により前記発信者番号の照合を行い、本例では該当する番号が無いことになる。
携帯電話端末10は、前記照合結果からこの着信要求の相手は優先通話先ではないと判断し、自動的にネットワーク側へ切断要求(DISC(CR2))を送信し、また前記「通話中着信表示」をオフする(S16及び17)。以降、携帯電話端末10は先の優先通話中の状態を維持し(S18)、また電話機2については通常の切断処理が実行される。
なお、本発明によれば図3に点線枠41で示す処理を省略することも可能である。すなわち、優先通話中の状態に着信があった場合には全ての着信(優先通話先やそれ以外の電話機からの着信を含む)を強制的に切断する。この場合、着信してく相手先の発信者番号は不要となり、網側からの発信者番号通知が無くても確実に優先指定以外の着信呼を規制できる。
図4及び図5は、優先通話先以外からの着信があった場合のシーケンスチャート例を示している。
図5において、優先通話先以外の電話機1はネットワーク側を介して本発明による優先通話先指定機能付き携帯電話端末10に着信する(S21)。発信者番号登録部31及び優先通話先番号照合部33は図2と同様に機能する。但し、その照合結果は該当番号無しとなる。
図5において、優先通話先以外の電話機1はネットワーク側を介して本発明による優先通話先指定機能付き携帯電話端末10に着信する(S21)。発信者番号登録部31及び優先通話先番号照合部33は図2と同様に機能する。但し、その照合結果は該当番号無しとなる。
その結果、携帯電話端末10は以降では通常の通話が開始されると判断し、ユーザが前記着信に応答して(S22)ネットワーク側から接続要求応答(CONN ACK(CR1))を受信すると通常の「通話中表示」が行われ(S23) 、そして通常の通話中状態に遷移する(S24)。このように、本例は通常通りの着信シーケンスが実行される。
図5では、前記通常の通話中状態(S24)において、ユーザが現在の相手先(電話機1)を新たに優先通話先として登録するシーケンス例を示している。
この場合、ユーザは通話中にキーパット14を操作することによって優先通話先指定を指示する。これにより優先通話先番号登録部32は発信者番号登録メモリ25に格納された電話機1の発信者番号を優先通話先指定番号登録メモリ27へ登録する。その結果、「優先通話中表示」がなされ(S26)、通常の通話中状態(S24)から優先通話中状態(S27)へと遷移する。
この場合、ユーザは通話中にキーパット14を操作することによって優先通話先指定を指示する。これにより優先通話先番号登録部32は発信者番号登録メモリ25に格納された電話機1の発信者番号を優先通話先指定番号登録メモリ27へ登録する。その結果、「優先通話中表示」がなされ(S26)、通常の通話中状態(S24)から優先通話中状態(S27)へと遷移する。
図6は、本発明による携帯電話端末10を使って優先通話先へ発信する場合のシーケンス例を示している。
図6において、ユーザ操作による発信要求の通知(S31)を受けた優先通話先番号照合部33は、登録済みの優先通話先指定番号と入力された発信先(電話機1)の電話番号又は相手先番号登録メモリ26や発信者番号登録メモリに記憶された対応する電話番号とを読み出してそれらの照合を行う。
図6において、ユーザ操作による発信要求の通知(S31)を受けた優先通話先番号照合部33は、登録済みの優先通話先指定番号と入力された発信先(電話機1)の電話番号又は相手先番号登録メモリ26や発信者番号登録メモリに記憶された対応する電話番号とを読み出してそれらの照合を行う。
本例では一致する番号が検出され、この発信呼を優先通話先と判断する。その結果、発信先の電話機1の応答により「優先通話中表示」がなされ(S32)、そして優先通話状態(S33)に遷移する。なお、図面には示していないが、優先通話先以外の電話機に発信して通常の通話状態となった後、図5と同様の手順によってその相手先を優先通話先として登録し、それ以降の通話状態を優先通話状態に遷移させることも当然可能である。
図7〜9は、優先通話中に優先通話先以外の相手から着信があった場合にその相手先に提供される種々のサービスシーケンスの例を示している。
図7は、本発明による携帯電話端末10が優先通話先の電話機1と優先通話中に(S41)、優先通話先以外の電話機2から着信があった時に最初に実行される基本的なシーケンスを示しており、図3の上側半分の処理とほぼ同様である。但し、図3ではその下側半分に示しように基本処理としての「着信拒否」シーケンスを実行するが、本例では以下の図8及び図9の例に示すように予め指定してある種々のネットワークサービス機能を自動的に実行する。
図7は、本発明による携帯電話端末10が優先通話先の電話機1と優先通話中に(S41)、優先通話先以外の電話機2から着信があった時に最初に実行される基本的なシーケンスを示しており、図3の上側半分の処理とほぼ同様である。但し、図3ではその下側半分に示しように基本処理としての「着信拒否」シーケンスを実行するが、本例では以下の図8及び図9の例に示すように予め指定してある種々のネットワークサービス機能を自動的に実行する。
先ず、図8では前記着信拒否に代えて「着信転送」シーケンスが実行される。
すなわち、図7で発信者番号登録部31及び優先通話先番号照合部33により電話機2の照合結果が不一致と判断されると、ここでは前記優先通話先番号照合部33が規制動作登録メモリ28を参照して予め登録してある適用規制サービスの種別を検出する。なお、前記適用規制サービス自体は、予め指定した1つのサービスであっても、又は後述する図10〜12のように複数サービスの中から1つを選択するようにしてもよい。
すなわち、図7で発信者番号登録部31及び優先通話先番号照合部33により電話機2の照合結果が不一致と判断されると、ここでは前記優先通話先番号照合部33が規制動作登録メモリ28を参照して予め登録してある適用規制サービスの種別を検出する。なお、前記適用規制サービス自体は、予め指定した1つのサービスであっても、又は後述する図10〜12のように複数サービスの中から1つを選択するようにしてもよい。
図8では「着信転送」サービスが指定されており、携帯電話端末10はネットワーク側へ第2着信呼の電話機2に対する着信転送サービスを要求する(S43及び44)。以降、ネットワーク側で電話機2に対する通常の着信転送サービスが実施され(S47)、一方携帯電話端末10は先の電話機1との間の優先通話中状態を維持する(S46)。
図9は、図8と同様であるが前記適用規制サービスの種別が「留守番電話」サービスである点だけが異なる。従って、本例では携帯電話端末10がネットワーク側へ第2着信呼の電話機2に対する留守番電話サービスを要求する(S43’及び44’)。以降、ネットワーク側で電話機2に対する通常の留守番電話サービスが実施され(S47’)、携帯電話端末10側は先の電話機1との間の優先通話中状態を維持する(S46’)。
図10〜12は、優先通話中に優先通話先の相手から着信があった場合のシーケンス例を示している。
これまでは、優先通話中における後続の第2着信呼は全て優先通話先以外の相手からのものとして説明してきた。ここでは後続の第2着信呼が優先通話先からの場合の例を示している。なお、先の図3で示したシーケンスによれば、点線枠41の処理を省略した場合に、後続の第2着信呼の相手は優先通話先であるか否かを問わず切断されることになる。
これまでは、優先通話中における後続の第2着信呼は全て優先通話先以外の相手からのものとして説明してきた。ここでは後続の第2着信呼が優先通話先からの場合の例を示している。なお、先の図3で示したシーケンスによれば、点線枠41の処理を省略した場合に、後続の第2着信呼の相手は優先通話先であるか否かを問わず切断されることになる。
本例では、新たに優先通話先指定番号登録メモリ27の登録番号に優先通話先の優先順位を付与することで、着信時の前後を問わずより優先順位の高い優先通話先との通話を優先するように構成する。一方、より優先順位の低い優先通話先に対しては基本処理である「着信拒否」(図3参照)に加えて、前述したネットワーク側の種々のサービス(図8及び9参照)等が提供される。
先ず、図10では、図2と同様に携帯電話端末10は優先通話先の電話機1からの着信により優先通話中状態となる(S51〜54)。次に、図11において、前記優先通話中状態に優先通話先の電話機2から第2呼着信があると(S55)、これまで述べたように発信者番号登録部31及び優先通話先番号照合部33により電話機2の照合結果が一致と判断される。
前記優先通話先番号照合部33は、さらに優先通話先指定番号登録メモリ27の登録番号に付与された優先通話先の優先順位を参照して現在優先通話中の相手(電話機1)と後続の第2着信呼の相手(電話機2)との間の通話優先順位を判断する。本例では、後続の相手(電話機2)が高い優先順位を有する場合を示しており、ユーザが第2呼に応答すると(S56)、接続要求がネットワーク側へ送出される(S57)。
以降は、携帯電話端末10とネットワーク側との間で通常のコールウェイティングサービス(三者通話)シーケンスが開始される(S58及び59)。但し、携帯電話端末10側では優先通話中状態がそのまま継続される。すなわち、先ず電話機1は保留され、電話機2は優先通話中となる(S60)。次に、図12に示すようにユーザが電話機2の切断要求をネットワーク側へ送出してそれが切断されると電話機1からの着信状態となり(S61〜63)。
ユーザがその着信に応答すると再び電話機1との間は優先通話中状態となる(S64〜66)。本例では、コールウェイティングサービスの適用例を説明したが、先にも述べたようにより優先順位の低い優先通話先に対して「着信拒否」やネットワーク側の種々のサービス等を提供することが可能である。
以上説明したように、本発明では携帯電話端末自体が独自に優先通話先を特定できる構成をとっているため、本携帯電話端末からの発信時には予め優先通話先として登録された相手先番号との照合により、また着信時にはネットワーク側から通知された相手の発信者番号との照合により、相手が優先通話先であるか否かの認識可能であり、優先通話先との通話を行っている限り第三者からの着信による割り込みを確実に規制することが可能となる。
また、前記規制の際には、複数個の優先通話先を指定してそれらに複数段階の優先度を設定することで、優先度の低い着信呼に対して前記と同様な規制動作も適用することも可能である。
さらに、通常の通話中の場合でも、ユーザの判断により、その通話相手を優先通話先として認識させることも可能であり、予め設定を要することなく必要に応じて前記の機能を携帯電話端末に付加することが可能である。
さらにまた、規制対象となる第2着信呼については自動的に切断動作を実行させることができ、また切断以外にも予め指定した方法により転送動作、留守番電話等の種々の機能を選択的に起動指定することも可能である。これにより、ユーザは漏れのない情報を入手することができる。
10 携帯電話端末
12 端末制御部
21 発信制御部
22 着信制御部
23 番号処理部
25 発信者番号登録メモリ
26 相手先番号登録メモリ
27 優先通話先指定番号登録メモリ
28 規制動作登録メモリ
31 発信者番号登録部
32 優先通話先番号登録部
33 優先通話先番号照合部
12 端末制御部
21 発信制御部
22 着信制御部
23 番号処理部
25 発信者番号登録メモリ
26 相手先番号登録メモリ
27 優先通話先指定番号登録メモリ
28 規制動作登録メモリ
31 発信者番号登録部
32 優先通話先番号登録部
33 優先通話先番号照合部
Claims (3)
- 優先通話先として番号を記憶する優先通信先記憶手段と、
該優先通信先記憶手段の参照により、優先通信先との間の通信であると判定した場合に、該優先通信先との通信中において更なる着信があると、該通信を維持しつつ、前記更なる着信の自動着信拒否処理を行なう制御手段と、を有し、
前記優先通話記憶手段は、通話中にユーザからの要求により現在の相手先を優先通信先として記憶することを特徴とする携帯電話端末。 - 優先通話先として番号を記憶する優先通信先記憶ステップと、
該優先通信先記憶ステップにより、優先通信先との間の通信であると判定した場合に、該優先通信先との通信中において更なる着信があると、該通信を維持しつつ、前記更なる着信の自動着信拒否処理を行なう制御ステップと、を有し、
前記優先通話記憶ステップは、通話中にユーザからの要求により現在の相手先を優先通信先として記憶することを特徴とする携帯電話端末の着信制御方法。 - コンピュータに、
通話中にユーザからの要求により現在の相手先を優先通信先として記憶する優先通信先記憶ステップと、
該優先通信先記憶ステップにより、優先通信先との間の通信であると判定した場合に、該優先通信先との通信中において更なる着信があると、該通信を維持しつつ、前記更なる着信の自動着信拒否処理を行なう制御ステップと、
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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2006
- 2006-11-09 JP JP2006304132A patent/JP2007037198A/ja active Pending
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