JP2007036531A - 携帯電話システム、携帯電話通信方法、呼制御サーバ、および携帯電話端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、従来の携帯電話システムと比較して、さらに端末の電力消費を低減し、連続待ち受け時間を延長できる携帯電話システムを提供する。
【解決手段】 呼制御サーバが携帯電話端末への着信を所定期間保持し、携帯電話端末が呼制御サーバから着信あり応答を受信した場合にのみ着信動作を続行することで、携帯電話端末の現在の状態に応じて無線通信にかかる電力消費の制御をより柔軟に行うことを可能とし、さらに呼制御サーバにおいて呼の情報をバッファリングするために呼損の発生率を抑える。
【選択図】 図5
【解決手段】 呼制御サーバが携帯電話端末への着信を所定期間保持し、携帯電話端末が呼制御サーバから着信あり応答を受信した場合にのみ着信動作を続行することで、携帯電話端末の現在の状態に応じて無線通信にかかる電力消費の制御をより柔軟に行うことを可能とし、さらに呼制御サーバにおいて呼の情報をバッファリングするために呼損の発生率を抑える。
【選択図】 図5
Description
本発明は、ネットワークに接続された携帯電話端末および呼制御サーバを有する携帯電話システム、携帯電話通信方法、ネットワークに接続された呼制御サーバおよび携帯電話端末に関する。
従来、携帯電話システムにおいて無線通信にかかる電力消費を低減する方法として、基地局と端末との間の同期信号の間欠受信があり、例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)方式通信システムにおける間欠受信などが知られている(例えば、特許文献1参照)。無線LAN(Local Area Network)においてもIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11委員会が標準化しているパワーマネージメント機能として定義されている通り、無線LANアクセスポイントと無線LAN端末との間でやり取りされるビーコンと呼ばれる同期信号を間欠受信することで無線通信にかかる電力消費を低減している。
しかし、近年、無線通信手段として無線LANを使用した携帯電話システムが実用化されているが、ビーコンの間欠受信のみでは電力消費を大幅に低減することは難しい。無線通信手段として無線LANを使用したVoIP(Voice over Internet Protocol)であるいわゆるIP(Internet Protocol)携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)(登録商標)およびエヌ・ティ・ティ・ドコモ株式会社のFOMA(登録商標)の連続待ち受け時間を比較している記事がある(例えば、非特許文献1参照)。IP携帯電話についてはPHS(登録商標)やFOMA(登録商標)よりも容量の大きい電池を使用しているにも関わらず、連続待ち受け時間は30時間程度であり、PHS(登録商標)、FOMA(登録商標)での連続待ち受け時間である350時間〜400時間には遠く及ばないという事情がある。
特開平10−075230号公報
「日経バイト」、日経BP社、2004年7月号、no.254、78ページ
また、単純にビーコンの間欠受信の間隔を広げていくことで電力消費を低減する効果を高めると呼損率が高くなる。なぜならば、無線LANアクセスポイントにおいて携帯電話端末に送信されるデータがバッファリングされるが、間欠受信の間隔が長くなるとデータのバッファリングに必要となるバッファ容量が飛躍的に大きくなる上に、無線LANネットワークにおいては大容量のマルチメディアデータが高速にやり取りされることで、バッファがオーバフローして呼の情報が失われる可能性が高くなるという事情があるためである。
本発明は上記の事情を鑑みてなされたものであって、携帯電話端末の現在の状態に応じて無線通信にかかる電力消費の制御をより柔軟に行うことを可能とし、さらに呼損の発生率を抑えることのできる携帯電話システム、携帯電話通信方法、呼制御サーバおよび携帯電話端末を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の携帯電話システムは、ネットワークに接続された携帯電話端末および呼制御サーバを有する携帯電話システムであって、前記呼制御サーバは、前記携帯電話端末への着信を所定期間保持する着信保持部と、前記着信保持部に前記着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求に基づいて、前記着信保持部に前記着信が保持されている場合は着信応答を含む応答を、前記着信保持部に前記着信が保持されていない場合は未着信応答を含む応答を、前記携帯電話端末へ送信する応答送信部とを有し、前記携帯電話端末は、前記着信確認要求を前記呼制御サーバへ所定の周期で送信する着信確認要求送信部と、前記着信応答を受信した場合にのみ着信動作を続行する着信動作処理部とを有する構成としている。
この構成により、携帯電話端末への着信時のみ着信動作を続行するために電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能であり、さらに呼制御サーバにおいて呼の情報をバッファリングすることができるため、呼損の発生率を最小限に抑えることができる。
また、本発明の第2の携帯電話システムは、前記携帯電話端末が、前記着信確認要求の送信時に、通信不可能状態から通信可能状態へと無線通信の状態を切り替える構成としている。
この構成により、電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
また、本発明の第3の携帯電話システムは、前記携帯電話端末が、前記着信応答に基づいて、通信可能状態から通信状態へと無線通信の状態を切り替える構成としている。
この構成により、電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
また、本発明の第4の携帯電話システムは、前記携帯電話端末が、前記未着信応答に基づいて、通信可能状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替える構成としている。
この構成により、電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
また、本発明の第5の携帯電話システムは、前記携帯電話端末が、前記携帯電話端末の通話終了に基づいて、通信状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替える構成としている。
この構成により、電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
また、本発明の第6の携帯電話システムは、前記携帯電話端末が、電池の残量に基づいて前記所定の周期を変更する省電力制御部を有する構成としている。
この構成により、携帯電話端末の電力消費をより小さくすることができる。
また、本発明の第1の携帯電話通信方法は、ネットワークに接続された携帯電話端末および呼制御サーバを有する携帯電話システムで用いられる携帯電話通信方法であって、前記呼制御サーバに前記携帯電話端末への着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求を、前記携帯電話端末が前記呼制御サーバへ所定の周期で送信するステップと、前記着信確認要求に基づいて、前記着信が前記呼制御サーバに保持されている場合は着信応答を含む応答を、前記着信が保持されていない場合は未着信応答を含む応答を、前記呼制御サーバが前記携帯電話端末へ送信するステップと、前記着信応答を受信した場合にのみ着信動作を続行するステップとを有する方法としている。
この方法により、携帯電話端末への着信時のみ着信動作を続行するために電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能であり、さらに呼制御サーバにおいて呼の情報をバッファリングすることができるため、呼損の発生率を最小限に抑えることができる。
また、本発明の第2の携帯電話通信方法は、前記着信確認要求の送信時に、前記携帯電話端末が通信不可能状態から通信可能状態へと無線通信の状態を切り替えるステップを有する方法としている。
この方法により、電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
また、本発明の第3の携帯電話通信方法は、前記着信応答に基づいて、前記携帯電話端末が通信可能状態から通信状態へと無線通信の状態を切り替えるステップを有する方法としている。
この方法により、電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
また、本発明の第4の携帯電話通信方法は、前記未着信応答に基づいて、前記携帯電話端末が通信可能状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替えるステップを有する方法としている。
この方法により、電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
また、本発明の第5の携帯電話通信方法は、前記携帯電話端末の通話終了に基づいて、前記携帯電話端末が通信状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替えるステップを有する方法としている。
この方法により、電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
また、本発明の第6の携帯電話通信方法は、電池の残量に基づいて、前記携帯電話端末が前記所定の周期を変更するステップを有する方法としている。
この方法により、携帯電話端末の電力消費をより小さくすることができる。
また、本発明の第1の呼制御サーバは、携帯電話端末を有するネットワークに接続された呼制御サーバであって、前記携帯電話端末への着信を所定期間保持する着信保持部と、前記着信保持部に前記着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求に基づいて、前記着信保持部に前記着信が保持されている場合は着信応答を含む応答を、前記着信保持部に前記着信が保持されていない場合は未着信応答を含む応答を、前記携帯電話端末へ送信する応答送信部とを有する構成としている。
この構成により、呼制御サーバにおいて呼の情報をバッファリングすることができるため、呼損の発生率を最小限に抑えることができる。
また、本発明の第1の携帯電話端末は、呼制御サーバを有するネットワークに接続された携帯電話端末であって、前記呼制御サーバ内に携帯電話端末への着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求を、前記呼制御サーバへ所定の周期で送信する着信確認要求送信部と、前記着信確認要求に対する応答に、前記着信が保持されていることを示す応答が含まれている場合にのみ着信動作を続行する着信動作処理部とを有する構成としている。
この構成により、携帯電話端末への着信時のみ着信動作を続行するために電力消費の制御をより柔軟に行うことが可能である。
以上のように本発明によれば、携帯電話端末の現在の状態に応じて無線通信にかかる電力消費の制御をより柔軟に行うことを可能とし、さらに呼制御サーバにおいて呼の情報をバッファリングすることで呼損の発生率を抑えることができる。
以下、本発明の実施形態における携帯電話システムについて図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態における携帯電話システム100のブロック図である。携帯電話システム100は、呼制御サーバ1、携帯電話端末2、3、無線LANアクセスポイント4、5、有線ネットワーク6および無線ネットワーク7を有する。呼制御サーバ1および無線LANアクセスポイント4、5は有線ネットワーク6に接続されている。また、無線LANアクセスポイント4、5および携帯電話端末2、3は無線ネットワーク7に接続されている。また、携帯電話端末2、3は構成および機能が同様である。また、無線LANアクセスポイント4、5は構成および機能が同様である。
呼制御サーバ1と携帯電話端末2、3との間では、インターネット標準のプロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)、SIP(Session Initiation Protocol)、RTP(Real−time Transport Protocol)などに基づき通信が行われる。また、無線LANアクセスポイント4、5は、一般に入手可能な無線LANアクセスポイントであり、有線ネットワーク6と無線ネットワーク7を中継するブリッジあるいはルータなどとして動作する。また、有線ネットワーク6にはEthernet(登録商標)、無線ネットワーク7には無線LAN(IEEE802.11a/b/g)などを用いる。
ここで、SIPによる発信から通話成立までの一般的な動作を説明する。図8は本発明の実施形態におけるSIPによる発信から通話成立までの携帯電話システム100の動作フロー図である。携帯電話端末2に対して発信操作が行われると(ステップS501)、携帯電話端末2はSIPのメッセージである「INVITE」を送信し(ステップS502)、接続中音を鳴動させる(ステップS503)。呼制御サーバ1は「INVITE」を受信するとSIPのメッセージである「100 Trying」を返信し(ステップS504)、携帯電話端末3に「INVITE」を転送する(ステップS505)。
携帯電話端末3は、「INVITE」を受信すると、呼制御サーバ1に「100 Trying」および「180 Ringing」を送信し(ステップS506、ステップS507)、着信音を鳴動する(ステップS508)。呼制御サーバ1は「180 Ringing」を受信すると携帯電話端末2に受信した「180 Ringing」を中継する(ステップS509)。携帯電話端末2は、「180 Ringing」を受信するとRBT(Ring Back Tone)を鳴動する(ステップS510)。
着信音が鳴動中の携帯電話端末3に対してオフフック操作を行うと(ステップS511)、携帯電話端末3は呼制御サーバ1を中継して携帯電話端末2にSIPのメッセージである「200 OK」を送信する(ステップS512、ステップS513)。携帯電話端末2は「200 OK」を受信すると呼制御サーバ1を中継してSIPのメッセージである「ACK」を携帯電話端末3に送信する(ステップS514、ステップS515)。この時点で、携帯電話端末2と携帯電話端末3の間で通話が成立する(ステップS516)。
次に、本発明の実施形態における呼制御サーバ1を詳細に説明する。図2は、本発明の実施形態における呼制御サーバ1の詳細ブロック図である。呼制御サーバ1は、有線通信デバイス11、通信制御部12、着信情報格納部13を有する。
ここで、着信情報格納部13は着信保持部の一例である。また、応答送信部は通信制御部12に含まれる。
有線通信デバイス11は、Ethernet(登録商標)による通信を行うNIC(NetworkInterface Card)などである。通信制御部12は、TCP/IPおよびSIPによる通信を行うCPUおよびプログラムを含む。着信情報格納部13は、着信情報14を格納するHDD(Hard Disk Drive)などである。着信情報14は、例えばSIPのINVITEメッセージである。
次に、本発明の実施形態における携帯電話端末2、3を詳細に説明する。図3は本発明の実施形態における携帯電話端末2、3の詳細ブロック図である。携帯電話端末2、3は、アンテナ21、無線通信デバイス22、通信制御部23、省電力制御部24、タイマ25、入出力デバイス26を有する。
ここで、着信確認要求送信部は通信制御部23に含まれる。また、着信動作処理部は通信制御部23に含まれる。また、通信状態切替部は通信制御部23に含まれる。
アンテナ21は、無線LANのアンテナである。無線通信デバイス22は、無線LANによる通信を行う通信モジュールである。通信制御部23は、TCP/IP、SIPおよびRTPによる通信を行うCPUおよびプログラムを含む。省電力制御部24は、無線通信デバイス22の動作状態(アウェイク状態、ドーズ状態)を切り替える制御モジュールとプログラムを含む。アウェイク状態では、無線通信デバイス22には電力が供給されており、通信可能である。一方、ドーズ状態では、無線通信デバイス22には必要最小限の電力しか供給されておらず、通信不可能である。タイマ25は、周期的に通信制御部23に動作タイミングを提供する。入出力デバイス26は、キー、表示部、スピーカ、レシーバ、マイクを含む。
次に、本発明の実施形態における携帯電話システム100の動作について、図4、5、6を用いて説明する。
図4は本発明の実施形態における着信なし時の携帯電話システム100の動作フロー図である。図4において、携帯電話端末3はタイマ満了(ステップS101)をもって無線通信デバイス22をドーズ状態からアウェイク状態に変更し(ステップS102)、呼制御サーバ1に着信確認要求を送信する(ステップS103)。つまり、着信確認要求の送信時に、携帯電話端末3は通信不可能状態から通信可能状態へと無線通信の状態を切り替えている。そして、呼制御サーバ1の着信情報格納部13に着信情報14が格納されているか否かを確認する(ステップS104)。
ステップS104が偽である場合には、呼制御サーバ1は着信なし応答を返信する(ステップS105)。携帯電話端末3は着信なし応答を受信すると、無線通信デバイス22をアウェイク状態からドーズ状態に変更し(ステップS106)、タイマ25を設定して(ステップS107)動作を終了する。つまり、着信なし応答の受信に基づいて、携帯電話端末3は通信可能状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替えている。また、タイマ25の設定方法については後述する。(図7参照)
また、図5は本発明の実施形態における着信あり時の携帯電話システム100の動作フロー図である。図5において、携帯電話端末2に対して発信操作が行われると(ステップS201)、携帯電話端末2は「INVITE」を送信し(ステップS202)、接続中音を鳴動させる(ステップS203)。呼制御サーバ1は「INVITE」を受信すると「100 Trying」を返信し(ステップS204)、着信情報格納部13に着信情報14として格納する(ステップS205)。
携帯電話端末3はタイマ満了(ステップS101)をもって無線通信デバイス22をドーズ状態からアウェイク状態に変更し(ステップS102)、呼制御サーバ1に着信確認要求を送信する(ステップS103)。呼制御サーバ1の着信情報格納部13に着信情報14が格納されているか否かを確認する(ステップS104)。
ステップS104が真である場合には、呼制御サーバ1は格納していた着信情報14であるINVITEメッセージを付加して着信あり応答を返信する(ステップS205)。携帯電話端末3は着信あり応答を受信すると、呼制御サーバ1に「180 Ringing」を送信し(ステップS206)、着信音を鳴動する(ステップS207)。呼制御サーバ1は「180 Ringing」を受信すると携帯電話端末2に受信した「180 Ringing」を中継する(ステップS208)。携帯電話端末2は、「180 Ringing」を受信するとRBT(Ring Back Tone)を鳴動する(ステップS209)。
着信音が鳴動中の携帯電話端末3に対してオフフック操作を行うと(ステップS210)、携帯電話端末3は「200 OK」を呼制御サーバ1を中継して携帯電話端末2に送信する(ステップS211、ステップS212)。携帯電話端末2は「200 OK」を受信すると、「ACK」を呼制御サーバ1を中継して携帯電話端末3に送信する(ステップS213、ステップS214)。この時点で、携帯電話端末2と携帯電話端末3との間で通話が成立する(ステップS215)。つまり、着信あり応答の受信に基づいて、携帯電話端末3は通信可能状態から通信状態へと無線通信の状態を切り替えている。
このように、携帯電話端末3は着信あり応答を呼制御サーバ1から受信した場合にのみ、後続の着信動作を続行する。この後続の着信動作とは、ステップS206〜ステップS209を指し、特に携帯電話端末3に対してオフフック操作が行われた場合は、ステップS206〜ステップS215を指す。
また、本発明の実施形態における切断時の携帯電話システム100の動作フロー図である。図6において、携帯電話端末2と携帯電話端末3との通話中(ステップS215)に携帯電話端末2に対して切断操作(ステップS301)が行われると、携帯電話端末2は呼制御サーバ1を中継して「BYE」を携帯電話端末3に送信する(ステップS302、ステップS303)。携帯電話端末3は「BYE」を受信すると呼制御サーバ1を中継して「200 OK」を携帯電話端末2に送信する(ステップS304、ステップS305)。この時点で、携帯電話端末2と携帯電話端末3との間で通話が切断される。
携帯電話端末3は通話が終了すると、無線通信デバイス22をアウェイク状態からドーズ状態に変更し(ステップS106)、タイマ25を設定して(ステップS107)動作を終了する。つまり、携帯電話端末3の通話終了に基づいて、携帯電話端末3は通信状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替えている。
次に、本発明の実施形態におけるタイマ設定時の動作に関して説明する。図7は本発明の実施形態におけるタイマ25の設定の動作フロー図である。まず、省電力制御部24から電池残量が取得され、電池残量が半分以下であるか否かが判定される(ステップS401)。ステップS401が真である場合には、省電力制御部24はタイマ25を10秒に設定する(ステップS402)。ステップS401が偽である場合には、省電力制御部24はタイマ25を3秒に設定する(ステップS403)。
なお、本発明の実施形態における携帯電話システム100では、シグナリングプロトコルとしてSIPを用いたが、もちろん他のシグナリングプロトコルを用いてもよい。また、電池残量に基づきタイマ25に設定する時間を変更したが、携帯電話端末3が無線ネットワーク7の圏内にいるか否かに基づいて設定時間を変更することもできる。
このような本発明の実施形態における携帯電話システム100によれば、ネットワーク6、7に接続された携帯電話端末2および呼制御サーバ1を有する携帯電話システム100であって、呼制御サーバ1は、携帯電話端末2への着信を所定期間保持する着信保持部と、着信保持部に着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求に基づいて、着信保持部に着信が保持されている場合は着信応答を含む応答を、着信保持部に着信が保持されていない場合は未着信応答を含む応答を、携帯電話端末2へ送信する応答送信部とを有し、携帯電話端末2は、着信確認要求を呼制御サーバ1へ所定の周期で送信する着信確認要求送信部と、着信応答を受信した場合にのみ着信動作を続行する着信動作処理部とを有するにより、携帯電話端末の現在の状態に応じて無線通信にかかる電力消費の制御をより柔軟に行うことを可能とし、さらに呼損の発生率を抑えることが可能である。
本発明は、携帯電話端末の現在の状態に応じて無線通信にかかる電力消費の制御をより柔軟に行うことを可能とし、さらに呼損の発生率を抑えることのできるという効果を有し、携帯電話システム、携帯電話通信方法、呼制御サーバおよび携帯電話端末等に有用である。
100 携帯電話システム
1 呼制御サーバ
2 携帯電話端末
3 携帯電話端末
4 無線LANアクセスポイント
5 無線LANアクセスポイント
6 有線ネットワーク
7 無線ネットワーク
11 有線通信デバイス
12 通信制御部
13 着信情報格納部
21 アンテナ
22 無線通信デバイス
23 通信制御部
24 省電力制御部
25 タイマ
26 入出力デバイス
1 呼制御サーバ
2 携帯電話端末
3 携帯電話端末
4 無線LANアクセスポイント
5 無線LANアクセスポイント
6 有線ネットワーク
7 無線ネットワーク
11 有線通信デバイス
12 通信制御部
13 着信情報格納部
21 アンテナ
22 無線通信デバイス
23 通信制御部
24 省電力制御部
25 タイマ
26 入出力デバイス
Claims (14)
- ネットワークに接続された携帯電話端末および呼制御サーバを有する携帯電話システムであって、
前記呼制御サーバは、
前記携帯電話端末への着信を所定期間保持する着信保持部と、
前記着信保持部に前記着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求に基づいて、前記着信保持部に前記着信が保持されている場合は着信応答を含む応答を、前記着信保持部に前記着信が保持されていない場合は未着信応答を含む応答を、前記携帯電話端末へ送信する応答送信部とを有し、
前記携帯電話端末は、
前記着信確認要求を前記呼制御サーバへ所定の周期で送信する着信確認要求送信部と、
前記着信応答を受信した場合にのみ着信動作を続行する着信動作処理部と
を有する携帯電話システム。 - 請求項1に記載の携帯電話システムであって、前記携帯電話端末は、
前記着信確認要求の送信時に、通信不可能状態から通信可能状態へと無線通信の状態を切り替える携帯電話システム。 - 請求項1に記載の携帯電話システムであって、前記携帯電話端末は、
前記着信応答に基づいて、通信可能状態から通信状態へと無線通信の状態を切り替える携帯電話システム。 - 請求項1に記載の携帯電話システムであって、前記携帯電話端末は、
前記未着信応答に基づいて、通信可能状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替える携帯電話システム。 - 請求項1に記載の携帯電話システムであって、前記携帯電話端末は、
前記携帯電話端末の通話終了に基づいて、通信状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替える携帯電話システム。 - 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の携帯電話システムであって、前記携帯電話端末は、
電池の残量に基づいて前記所定の周期を変更する省電力制御部
を有する携帯電話システム。 - ネットワークに接続された携帯電話端末および呼制御サーバを有する携帯電話システムで用いられる携帯電話通信方法であって、
前記呼制御サーバに前記携帯電話端末への着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求を、前記携帯電話端末が前記呼制御サーバへ所定の周期で送信するステップと、
前記着信確認要求に基づいて、前記着信が前記呼制御サーバに保持されている場合は着信応答を含む応答を、前記着信が保持されていない場合は未着信応答を含む応答を、前記呼制御サーバが前記携帯電話端末へ送信するステップと、
前記着信応答を受信した場合にのみ着信動作を続行するステップと
を有する携帯電話通信方法。 - 請求項7に記載の携帯電話通信方法であって、
前記着信確認要求の送信時に、前記携帯電話端末が通信不可能状態から通信可能状態へと無線通信の状態を切り替えるステップ
を有する携帯電話通信方法。 - 請求項7に記載の携帯電話通信方法であって、
前記着信応答に基づいて、前記携帯電話端末が通信可能状態から通信状態へと無線通信の状態を切り替えるステップ
を有する携帯電話通信方法。 - 請求項7に記載の携帯電話通信方法であって、
前記未着信応答に基づいて、前記携帯電話端末が通信可能状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替えるステップ
を有する携帯電話通信方法。 - 請求項7に記載の携帯電話通信方法であって、
前記携帯電話端末の通話終了に基づいて、前記携帯電話端末が通信状態から通信不可能状態へと無線通信の状態を切り替えるステップ
を有する携帯電話通信方法。 - 請求項7ないし11のいずれか一項に記載の携帯電話通信方法であって、
電池の残量に基づいて、前記携帯電話端末が前記所定の周期を変更するステップ
を有する携帯電話通信方法。 - 携帯電話端末を有するネットワークに接続された呼制御サーバであって、
前記携帯電話端末への着信を所定期間保持する着信保持部と、
前記着信保持部に前記着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求に基づいて、前記着信保持部に前記着信が保持されている場合は着信応答を含む応答を、前記着信保持部に前記着信が保持されていない場合は未着信応答を含む応答を、前記携帯電話端末へ送信する応答送信部と
を有する呼制御サーバ。 - 呼制御サーバを有するネットワークに接続された携帯電話端末であって、
前記呼制御サーバ内に携帯電話端末への着信が保持されているか否かの確認を要求する着信確認要求を、前記呼制御サーバへ所定の周期で送信する着信確認要求送信部と、
前記着信確認要求に対する応答に、前記着信が保持されていることを示す応答が含まれている場合にのみ着信動作を続行する着信動作処理部と
を有する携帯電話端末。
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JP2005215421A JP2007036531A (ja) | 2005-07-26 | 2005-07-26 | 携帯電話システム、携帯電話通信方法、呼制御サーバ、および携帯電話端末 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005215421A JP2007036531A (ja) | 2005-07-26 | 2005-07-26 | 携帯電話システム、携帯電話通信方法、呼制御サーバ、および携帯電話端末 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530956A (ja) * | 2008-08-13 | 2011-12-22 | アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド | Ipベース・マルチメディア・セッションのベアラ損失の検出 |
WO2013131356A1 (zh) * | 2012-03-05 | 2013-09-12 | 北京中创信测科技股份有限公司 | 一种采用鱼骨图进行信令过程呼损分析的方法 |
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2005
- 2005-07-26 JP JP2005215421A patent/JP2007036531A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011530956A (ja) * | 2008-08-13 | 2011-12-22 | アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド | Ipベース・マルチメディア・セッションのベアラ損失の検出 |
WO2013131356A1 (zh) * | 2012-03-05 | 2013-09-12 | 北京中创信测科技股份有限公司 | 一种采用鱼骨图进行信令过程呼损分析的方法 |
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