JP2011199470A - 端末状態制御装置、端末状態制御プログラム、端末状態制御方法および端末状態制御システム - Google Patents

端末状態制御装置、端末状態制御プログラム、端末状態制御方法および端末状態制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】端末の省電力制御を実効的に行うことのできる端末状態制御装置、端末状態制御プログラム、端末状態制御方法および端末状態制御システムを提供する。
【解決手段】端末状態制御装置は、少なくとも1以上の端末と、通信サーバとの間の経路上に設けられ、前記端末と前記通信サーバとのそれぞれにアクセス可能な端末状態制御装置であって、前記端末の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するための呼制御データを、前記端末または前記通信サーバから受信するデータ受信部と、前記呼制御データに基づいて、前記端末の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替えるための状態制御信号を、前記識別IDによって特定された端末に対して送出する信号送出部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、端末状態の制御を行うための端末状態制御装置、端末状態制御プログラム、端末状態制御方法および端末状態制御システムに関する。
IP(Internet Protocol)網の普及に伴い、オフィス等においては、VoIP(Voice over Internet Protocol)技術を利用したIP電話の利用が広がっている。IP電話では、呼制御プロトコル(例えば、SIP(Session Initiation Protocol)等。)を用いて各種のメッセージをやりとりすることにより、各機器間における発信着信等の呼制御を行う。よって、各IP電話においては、常に、他の機器からのSIPメッセージを取得可能な状態にしておく必要がある。このため、IP電話は、いつでも使用可能なように常時通電状態に維持されている。
一方、2009年には、地球温暖化対策として、CO2などの温室効果ガスの排出量を2020年までに1990年比で25%削減することを国際公約にする等、省エネルギー化・省電力化等への取り組みがこれまで以上に重要となってきている。特に、オフィスの省電力化等については進展が遅れているといわれており、オフィスの省電力化が急務となってきている。
例えば、オフィス等で用いる機器の省電力技術としては、ネットワークファクシミリ内のネットワークインタフェース部が自ホスト宛のパケットを受信したときに、ファクシミリを省電力モードから復帰させて受信させる技術(例えば、特許文献1参照。)や、無線端末において、送信パケットをグルーピングしておいて、端末の無線がウェイク(利用可能状態)したときにまとめて送るようにする技術(例えば、特許文献2参照。)等が知られている。
特開2002−185665号 特表2009−540687号
各種機器の省電力制御を行う場合、通常の電気機器等では、アイドル状態(使われないとき)では電力をオフ(待機状態)に制御し、ユーザが電気機器等のボタン等を押したときにオン(通常状態)に戻す制御を行うことにより、利用していない間の電気機器の省電力化が実現可能である。
しかしながら、上述のIP電話において省電力制御を行う場合、常に他の機器からのSIPメッセージを取得可能な状態にしておかなければ着信機能が働かないため、機器自体の電力をオフ(待機状態)にしておくことは困難である。
例えば、上述のIP電話に対して、自ホスト宛のパケットを受信したときに省電力モードから復帰させる技術(上記特許文献1。)を適用したとしても、ブロードキャストパケットのような関係のないIPパケットが届いた場合にも通常状態に戻るため、省電力制御を実効的に行うことはできない。
また、上述のIP電話に対して、送信パケットをグルーピングして端末の無線がウェイク(利用可能状態)したときにまとめて送るようにする技術(上記特許文献2。)を適用すると、リアルタイムでパケットを送受信することにより通話を行うIP電話が機能しなくなるため、省電力制御を実効的に行うことはできない。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、端末の省電力制御を実効的に行うことのできる、端末状態制御装置、端末状態制御プログラム、端末状態制御方法および端末状態制御システムの提供にある。
上記の目的を達成するために、以下に開示する端末状態制御装置は、少なくとも1以上の端末と、通信サーバとの間の経路上に設けられ、前記端末と前記通信サーバとのそれぞれにアクセス可能な端末状態制御装置であって、前記端末の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するための呼制御データを、前記端末または前記通信サーバから受信するデータ受信部と、前記呼制御データに基づいて、前記端末の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替えるための状態制御信号を、前記識別IDによって特定された端末に対して送出する信号送出部とを備える。
本願明細書の開示によれば、端末の省電力制御を実効的に行うことが可能となる。
端末状態制御システム1におけるシステム構成の一例を示す図である。 図1に示したエッジルータ2(端末状態制御装置)を、CPUを用いて実現したハードウェア構成の例を示す図である。 位置登録のSIPメッセージを処理する場合の一例を模式的に示す図である。 位置登録の場合にエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。 端末管理データ24の一例を示す図である。 着信のSIPメッセージを処理する場合の一例を模式的に示す図である。 着信の場合にエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。 切断のSIPメッセージを処理する場合の一例を模式的に示す図である。 切断の場合にエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。 切断の場合にエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。 端末状態制御装置のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。 端末管理データ24の一例を示す図である。
以下においては、本発明の実施形態について図面を用いて具体的に説明する。
[1.第1の実施形態]
以下、本実施形態にかかる端末状態制御システムを、IP電話、エッジルータおよびSIP(Session Initiation Protocol)サーバを用いて構成する場合の例について説明する。なお、IP電話に代えて、VoIP(Voice over Internet Protocol)プログラムがインストールされたスマートフォン、携帯電話またはコンピュータ装置等を用いて上記端末状態制御システムを構成してもよい。また、エッジルータに代えてネットワークハブを用いてもよい。
エッジルータ2(端末状態制御装置)は、少なくとも1以上のIP電話3(端末)と、SIPサーバ4(通信サーバ)との間の経路上に設けられ、前記IP電話3(端末)とSIPサーバ4(通信サーバ)とのそれぞれにアクセス可能である。エッジルータ2(端末状態制御装置)は、前記IP電話3(端末)の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するための呼制御データを、前記IP電話3(端末)または前記SIPサーバ4(通信サーバ)から受信する。エッジルータ2(端末状態制御装置)は、前記呼制御データに基づいて、前記IP電話3(端末)の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替えるための状態制御信号を、前記識別IDによって特定された端末に対して送出する。
[1−1.端末状態制御システム1の構成例]
図1は、この発明の一実施形態による端末状態制御システム1におけるシステム構成の一例を示す図である。このシステム構成において、端末の一例としてのIP電話3、3a、3b…(以下、単にIP電話3と称する。)は、端末状態制御装置の一例としてのエッジルータ2に接続されている。そして、IP電話3とエッジルータ2とは、それぞれ相互に通信可能である。また、エッジルータ2と通信サーバの一例としてのSIPサーバ4とは、相互に通信可能である。さらに、エッジルータ2およびSIPサーバ4は、インターネットまたはイントラネット(社内ネットワーク)等のネットワークNに接続されている。よって、エッジルータ2は、IP電話3と、SIPサーバ4との間の経路上に設けられており、IP電話3とSIPサーバ4との通信を中継する機能を発揮するものである。
IP電話3は、エッジルータ2を介してネットワークNに接続されている。このため、IP電話3は、ネットワークNに接続された他のIP電話91と、他のエッジルータ90を介してSIP(Session Initiation Protocol)による呼の確立または切断が可能であり、呼の確立後は、RTPやUDP等のプロトコルに基づく音声通話等が可能である。なお、図1において、SIPサーバ4は1つしか記載されていないが、複数存在してもよい。
図1に示すように、IP電話3(端末)は、データ送信部31および電力状態制御部32を備える。エッジルータ2(端末状態制御装置)は、データ受信部26、呼リクエスト抽出部21、接続情報取得部22、接続情報記録部23、端末管理データ24、信号送出部25を備える。SIPサーバ4(通信サーバ)は、データ送信部41を備える。
[1−2.端末状態制御システム1の処理概要]
ユーザが図1に示すIP電話3を使用する場合、IP電話3のデータ送信部31は、SIPサーバ4に対して、ユーザの使用状態に基づく呼制御データ(例えば、SIPメッセージ)を送信する。この呼制御データは、IP電話3の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するためのものである。呼制御データは、エッジルータ2を介してSIPサーバ4に転送される。
同様に、図1に示すSIPサーバ4のデータ送信部41は、IP電話3に対して、ネットワークNに接続された他のIP電話にかかるユーザの使用状態に基づく呼制御データ(例えば、SIPメッセージ。)を送信する。この呼制御データには、IP電話3の識別ID(例えば、電話番号。)が含まれている。また、この呼制御データは、エッジルータ2を介してSIPサーバ4に転送される。
なお、SIPサーバ4の主な機能は、IP電話間におけるSIPの呼制御である。例えば、SIPサーバ4は、SIPに準じた状態制御やSIPに対応したヘッダ制御を行い、通信の開始、変更、終了を制御する。具体的には、通信開始要求(INVITEリクエスト)を受け付けて、通信を開始しようとする端末間で呼を生成する処理を行う。また、通信終了要求(BYEリクエスト)を受け付けて、通信を終了しようとする端末間での呼を終了させる処理を行う。
エッジルータ2のデータ受信部26は、IP電話3の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するための呼制御データ(SIPメッセージ)を、IP電話3またはSIPサーバ4から受信する。なお、データ受信部26は、呼制御データ以外の各種データを受信する。例えば、SIP通信以外の通信(TCPやUDP)を行うためのデータも受信する。
エッジルータ2の呼リクエスト抽出部21は、SIPメッセージを受けると、当該SIPメッセージに基づいて呼リクエスト(例えば、SIPリクエスト。)を抽出する。例えば、呼リクエスト抽出部21は、データ受信部26が受信した各種データの中から、SIPメッセージを構成するデータパケットを抽出する。具体的には、データパケットのヘッダ部にSIPリクエストとしてのINVITEやCANCEL等が含まれていれば、SIPメッセージであると判断する。なお、SIPリクエストの他には、例えば、通信を開始しようとするIP電話のIPアドレスおよびポート番号、フレームレート、コーデック等の情報が含まれている。
エッジルータ2は、IP電話3についての識別IDと接続情報とを対応付けて管理する端末管理データ24にアクセス可能である。なお、図1では、端末管理データ24は、エッジルータ2内に保持されているが、エッジルータ2以外の装置(エッジルータ2がアクセス可能な装置)に保持されてもよい。例えば、端末管理データ24は、ディレクトリサーバに保持されてもよい。
エッジルータ2の接続情報記録部22は、IP電話3から当該IP電話3の識別IDを含む呼制御データのうち位置登録要求(REGISTERリクエスト)を受けると、前記呼制御データに含まれる識別IDと当該IP電話3の接続情報(例えば、接続ポート番号等。)とを対応付けて、前記端末管理データ24に記録する。また、エッジルータ2の接続情報管理部22は、IP電話3またはSIPサーバ4から、IP電話3の識別IDを含む呼制御データのうち着信要求(INVITEリクエスト)または切断要求(CANCELリクエスト)を受けると、前記端末管理データ24を参照して、前記呼制御データに含まれる識別IDに対応する接続情報を取得する。そして、エッジルータ2の信号送出部は、抽出した前記呼リクエストに基づく状態制御信号を、前記識別IDによって特定されたIP電話3に対して送出する。
IP電話3の電力状態制御部32は、状態制御信号を受けると、自己の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替える。ここで、電力状態が通常状態であるとは、IP電話3の各機能部に電力が供給され、何らかの電力消費が行われている状態をいう。また、電力状態が省電力状態であるとは、IP電話3の各機能部の一部または全部に電力が供給されておらず、通常状態よりも消費電力が小さい状態をいう。
これにより、IP電話3にかかる呼制御データ(例えば、SIPメッセージ。)に含まれる呼リクエスト(例えば、SIPリクエスト。)に基づいて、エッジルータ2からIP電話3の電力状態を制御することができる。このため、IP電話3における省電力制御を実効的に行うことができる。そのため、家庭やオフィスにおいて日常的に使用されるIP電話3の消費電力を削減することができる。
つまり、端末状態制御装置を用いて端末の電力を制御できるように構成しておき、端末状態制御装置が、端末の呼制御データを監視して、この呼制御データに基づいて端末の電力状態を制御するように構成することにより、端末の着信機能を維持させた状態で、端末の省電力制御を実効的に行うことができる。
図1に示す各機能部(21〜26)は、それぞれプログラムによって実現されるCPUの機能を含むものである。ここで、プログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
[1−3.端末状態制御システムのハードウェア構成例]
図2は、図1に示したエッジルータ2(端末状態制御装置)を、CPUを用いて実現したハードウェア構成の例を示す図である。なお、CPU202に代えて、他のプロセッサ(例えば、MPU等。)やIC(例えば、ASIC等。)を用いて、エッジルータ2を構成してもよい。
このエッジルータ2は、CPU202、メモリ204、接続ポートWAN205a、接続ポート2051、接続ポート2052、…、接続ポート205n等を備える。エッジルータ2とSIPサーバ4は、接続ポートWAN205aを介して接続される。エッジルータ2とIP電話は、接続ポート1、2…nを介して接続される。なお、接続ポート1〜nには、IP電話以外の機器(例えば、コンピュータ装置)を接続してもよい。メモリ204には、端末状態制御プログラム204aおよび端末管理データ24等が記憶される。
CPU202は、端末状態制御プログラム204a等に基づく処理を実行する。なお、端末状態制御プログラム204aは、エッジルータ2の電源投入(図示しない)によって起動される。CPU202によって実行される端末状態制御プログラム204aは、端末管理データ24を用いて、各接続ポート(2051、2052、…、205n)に接続されたIP電話3等に関する情報を管理する。
図1に示したエッジルータ2を構成する、データ受信部26、呼リクエスト抽出部21、接続情報取得部22、接続情報記録部23および信号送出部25は、端末状態制御プログラム204aをCPU202上で実行することによって実現される。
なお、IP電話3は、一般的なIP電話機に、電力状態制御部32の一例としてWoL(Wake on LAN)機能を付加したものを用いる。なお、WoL(Wake on LAN)機能に代えて、PoE(Power over Ethernet)機能を用いてもよい。また、SIPサーバ4は、SIPサーバプログラムがインストールされた、一般的なコンピュータ装置を用いる。
[1−4.端末状態制御システム1の処理内容]
図3〜図10を用いて、本実施形態における端末状態制御システム1の処理内容を説明する。
[1−4−1.位置登録要求(REGISTERリクエスト)]
図3は、位置登録のSIPメッセージを処理する場合の一例を模式的に示す図である。ここで、位置登録要求(REGISTERリクエスト)とは、例えば、IP電話3を識別するための電話番号とIPアドレスとを対応付けてSIPサーバ4に登録することである。各IP電話の電話番号とIPアドレスとを、SIPサーバ4に一元化して登録することにより、各IP電話において他のIP電話の電話番号とIPアドレスを対応付けて保持しておく必要がなくなる。
このため、IP電話3の使用開始時において、IP電話3をエッジルータ2の接続ポートに接続した場合、IP電話3をSIPサーバ4に位置登録する必要がある。なお、位置登録の処理は、自動または手動で開始される。
位置登録の処理が開始されると、図3に示すように、SIPリクエスト「REGISTER:123-456」を含むSIPメッセージがSIPサーバ4に対して送信される。ここで、「123-456」は、IP電話3に固有の電話番号を示す。なお、電話番号に代えて、SIP URI(Uniform Resource Identifier)と呼ばれる形式で記述された文字列を用いてもよい。
エッジルータ2は、呼リクエスト抽出部21において、SIPメッセージからSIPリクエストを抽出する。エッジルータ2は、SIPメッセージ転送部20において、IP電話3から受けた、位置登録のSIPメッセージをSIPサーバ4に転送する。エッジルータ2は、接続情報記録部23において、SIPメッセージに含まれるIP電話3の電話番号と当該IP電話3のIPアドレス(192.168.0.1)と、接続ポート番号と、SIPサーバのIPアドレス(10.0.0.1)等とを対応付けて端末管理データ24に記録する。エッジルータ2は、信号送出部25において、SIPリクエストに基づいて、省電力状態(電源オフ)に移行させるための状態制御信号をIP電話3に対して送出する。
図4は、位置登録の場合にエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。また、図5は、端末管理データ24の一例を示す図である。
IP電話3は、SIPサーバ4に向けて、位置登録要求(REGISTERリクエスト)のためのSIPメッセージを送信する(Op401)。エッジルータ2のCPU202は、SIPメッセージを受信したと判断すると(Op411、Yes)、このSIPメッセージからSIPリクエストを抽出する(Op412)。例えば、SIPメッセージの先頭行にメソッド名として記述された文字列を、SIPリクエストとして抽出する。
CPU202は、抽出したSIPメッセージが位置登録要求であるか否かを判断する(Op413)。例えば、SIPメッセージの先頭行にメソッド名として記述された文字列が「REGISTER」であれば、位置登録要求と判断する。
CPU202は、抽出したSIPメッセージが位置登録要求である場合(Op413、Yes)、SIPメッセージをSIPサーバ4に転送する(Op414)。SIPサーバ4は、エッジルータ2からSIPメッセージを受けるとIP電話3について位置登録を行う。具体的には、SIPサーバ4は、IP電話3の電話番号(SIP URI)とIPアドレスとを対応付けて所定のデータベースに登録する。
続いて、CPU202は、端末管理データ24に、SIPメッセージを送信してきたIP電話3についての端末管理データを記録する(Op415)。例えば、図5のレコード511に示すように、IP電話の接続ポート番号501「1」、IP電話のIPアドレス502「192.168.0.1」、IP電話の電話番号503「123−456」、SIPサーバのIPアドレス504「10.0.0.1」を記録する。なお、IP電話の接続ポート番号501とは、IP電話3が物理的に接続されている、エッジルータ2の接続ポートの位置を示している。これにより、接続ポート番号により、エッジルータ2はIP電話を認識することが可能となる。
Op415の位置登録処理を終えると、CPU202は、IP電話3を省電力状態に移行させるための状態制御信号を、IP電話話3に対して送出する(Op416)。例えば、IP電話3とエッジルータ2の間で予め取り決めておいた状態制御信号を送出する。
なお、IP電話3が上述のWoL(Wake on Lan)機能を有している場合には、マジックパケットが状態制御信号に該当する。また、IP電話3が上述のPoE(Power over Ethernet)機能を有している場合、所定のピンに対する電源供給を示すオン/オフ信号が状態制御信号に該当する。
IP電話3は、エッジルータ2から、IP電話3を省電力状態に移行させるための状態制御信号を受けると、自己の電力状態を省電力状態に切り替える処理を行う(Op402)。なお、上記においては、IP電話3の電力状態は、起動時に通常状態となることを前提としている。
以上により、IP電話3がSIPサーバ4に対して位置登録を行った場合に、IP電話3を通常状態から省電力状態となるように制御することができる。
[1−4−2.着信要求(INVITEリクエスト)]
図6は、着信のSIPメッセージを処理する場合の一例を模式的に示す図である。ここで、着信要求(INVITEリクエスト)とは、例えば、セッションを確立する場合に発信側が送信する呼リクエストである。具体的には、ネットワークNを介して接続された他のIP電話がIP電話3に対して発呼する場合には、IP電話3の電話番号「123−456」を用いたSIPリクエスト「INVITE:123-456」を含むSIPメッセージがSIPサーバ4に送信されてくる。SIPサーバ4は、上述したIP電話3の電話番号とIPアドレスとを対応付けた所定のデータベースを参照して、IP電話3のIPアドレス(192.168.0.1)を取得し、このIPアドレスを管理するエッジルータ2に対してSIPメッセージを送信する。
エッジルータ2は、呼リクエスト抽出部21において、SIPメッセージからSIPリクエストを抽出する。エッジルータ2は、接続情報取得部22において、SIPメッセージに含まれるIP電話3の電話番号に基づいて接続ポート番号を取得する。エッジルータ2は、信号送出部25において、SIPリクエストに基づいて、通常状態(省電力状態から復帰させること、または、電源オン)に移行させるための状態制御信号を、取得した接続ポート番号にかかる接続ポートを介してIP電話3に対して送出する。エッジルータ2は、SIPメッセージ転送部20において、IP電話3から受けた、着信のSIPメッセージをSIPサーバ4に転送する。
図7は、着信の場合にエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。
SIPサーバ4は、IP電話3に向けて、着信要求(INVITEリクエスト)のためのSIPメッセージを送信する(Op451)。エッジルータ2のCPU202は、SIPメッセージを受信したと判断すると(Op441、Yes)、このSIPメッセージからSIPリクエストを抽出する(Op442)。例えば、SIPメッセージの先頭行にメソッド名として記述された文字列を、SIPメッセージとして抽出する。
CPU202は、抽出したSIPメッセージが着信要求であるか否かを判断する(Op443)。例えば、SIPメッセージの先頭行にメソッド名として記述された文字列が「INVITE」であれば、着信要求と判断する。
CPU202は、抽出したSIPメッセージが着信要求である場合(Op443、Yes)、SIPメッセージに含まれる電話番号に基づいて端末管理データ24を検索し(Op444)、SIPメッセージに含まれる電話番号によって特定されるIP電話のエントリが存在するか否かを判断する(Op445)。例えば、図5において、IP電話の電話番号503「123−456」のレコード511が存在するので、SIPメッセージに含まれる電話番号「123−456」によって特定されるIP電話のエントリが存在すると判断する。
SIPメッセージに含まれる電話番号によって特定されるIP電話のエントリが存在するか否かを判断する場合(Op445、Yes)、CPU202は、IP電話3が接続されている接続ポート番号を取得する(Op446)。例えば、CPU202は、IP電話の電話番号503「123−456」のレコード511(図5)に基づいて、IP電話の接続ポート番号501「1」を取得する。これにより、エッジルータ2は、電話番号「123−456」のIP電話3が物理的に接続されている接続ポートを識別するための番号が「1」であることを認識する。
次に、CPU202は、IP電話3を通常状態に移行させるための状態制御信号を、上記Op446において取得した接続ポート番号に対応する接続ポートを用いて、IP電話話3に送出する(Op447)。例えば、接続ポート番号「1」の接続ポートを用いて、IP電話3とエッジルータ2の間で予め取り決めておいた状態制御信号を送出する。
IP電話3は、エッジルータ2から、IP電話3を通常状態に移行させるための状態制御信号を受けると、自己の電力状態を通常状態に切り替える処理を行う(Op431)。なお、上記においては、IP電話3の電力状態は、位置登録時において省電力状態となっていることを前提としている。
CPU202は、Op447において状態制御信号を送出すると、受信したSIPメッセージをIP電話3に転送する(Op448)。なお、着信要求(INVITEリクエスト)のSIPメッセージを受けたIP電話3は、エッジルータ2およびSIPサーバ4を介して他のIP電話(図示しない)とSIP通信に基づく音声通話を開始する。
以上により、SIPサーバ4からIP電話3への着信要求があった場合に、IP電話3を、省電力状態から通常状態となるように電力を制御することができる。
[1−4−3.切断要求(BYEリクエスト)]
図8は、切断のSIPメッセージを処理する場合の一例を模式的に示す図である。ここで、切断要求(BYEリクエスト)とは、例えば、セッションを終了する場合に発信側または受信側が送信する呼リクエストである。具体的には、ネットワークNを介して接続された他のIP電話がIP電話3に対して切断する場合には、IP電話3の電話番号「123−456」を用いたSIPリクエスト「BYE:123-456」を含むSIPメッセージがSIPサーバ4に送信されてくる。SIPサーバ4は、上述したIP電話3の電話番号とIPアドレスとを対応付けた所定のデータベースを参照して、IP電話3のIPアドレス(192.168.0.1)を取得し、このIPアドレスを管理するエッジルータ2に対してSIPメッセージを送信する。
エッジルータ2は、呼リクエスト抽出部21において、SIPメッセージからSIPリクエストを抽出する。エッジルータ2は、SIPメッセージ転送部20において、IP電話3から受けた、切断のSIPメッセージをSIPサーバ4に転送する。エッジルータ2は、接続情報取得部22において、SIPメッセージに含まれるIP電話3の電話番号に基づいて接続ポート番号を取得する。エッジルータ2は、信号送出部25において、SIPリクエストに基づいて、省電力状態(電源オフ)に移行させるための状態制御信号を、取得した接続ポート番号にかかる接続ポートを介してIP電話3に対して送出する。
図9は、切断の場合にエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。
SIPサーバ4は、IP電話3に向けて、切断要求(BYEリクエスト)のためのSIPメッセージを送信する(Op481)。エッジルータ2のCPU202は、SIPメッセージを受信したと判断すると(Op471、Yes)、このSIPメッセージからSIPリクエストを抽出する(Op472)。例えば、SIPメッセージの先頭行にメソッド名として記述された文字列を、SIPメッセージとして抽出する。
CPU202は、抽出したSIPメッセージが切断要求であるか否かを判断する(Op473)。例えば、SIPメッセージの先頭行にメソッド名として記述された文字列が「BYE」であれば、切断要求と判断する。
CPU202は、抽出したSIPメッセージが切断要求である場合(Op473、Yes)、SIPメッセージに含まれる電話番号に基づいて端末管理データ24を検索し(Op474)、SIPメッセージに含まれる送信先の電話番号によって特定されるIP電話のエントリが存在するか否かを判断する(Op475)。例えば、図5において、IP電話の電話番号503「123−456」のレコード511が存在するので、SIPメッセージに含まれる電話番号「123−456」によって特定されるIP電話のエントリが存在すると判断する。
SIPメッセージに含まれる電話番号によって特定されるIP電話のエントリが存在するか否かを判断する場合(Op475、Yes)、CPU202は、IP電話3が接続されている接続ポート番号を取得する(Op476)。例えば、CPU202は、IP電話の電話番号503「123−456」のレコード511(図5)に基づいて、IP電話の接続ポート番号501「1」を取得する。これにより、エッジルータ2は、電話番号「123−456」のIP電話3が物理的に接続されている接続ポートを識別するための番号が「1」であることを認識する。
CPU202は、Op476において接続ポート番号を取得すると、受信したSIPメッセージをIP電話3に転送する(Op477)。
次に、CPU202は、IP電話3を省電力状態に移行させるための状態制御信号を、上記Op476において取得した接続ポート番号に対応する接続ポートを用いて、IP電話話3に送出する(Op478)。例えば、接続ポート番号「1」の接続ポートを用いて、IP電話3とエッジルータ2の間で予め取り決めておいた状態制御信号を送出する。
IP電話3は、エッジルータ2から、IP電話3を省電力状態に移行させるための状態制御信号を受けると、自己の電力状態を省電力状態に切り替える処理を行う(Op461)。
以上により、SIPサーバ4からIP電話3への切断要求があった場合に、IP電話3を、通常状態から省電力状態となるように電力を制御することができる。
[1−4−3−1.切断要求(BYEリクエスト)の変形例]
上記においては、SIPサーバ4から切断のSIPメッセージを送信するように構成したが、IP電話3から切断のSIPメッセージを送信するようにしてもよい。図10は、この場合に、切断の場合にエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。
図10においては、IP電話3がSIPサーバ4に切断のSIPメッセージを送信する(Op460)。Op471〜Op473、Op475、Op476、Op478の各処理は図9において説明したものと同様である。
Op474において、CPU202は、抽出したSIPメッセージが切断要求である場合(Op473、Yes)、SIPメッセージに含まれる「送信元の電話番号」に基づいて端末管理データ24を検索し(Op474a)、SIPメッセージに含まれる電話番号によって特定されるIP電話のエントリが存在するか否かを判断する(Op475)。
CPU202は、Op476において接続ポート番号を取得すると、受信したSIPメッセージをSIPサーバ4に転送する(Op477a)。
以上により、IP電話3から切断のSIPメッセージを送信した場合であっても、省電力制御を行うことができる。
[2.第2の実施形態]
本実施形態にかかる端末状態制御システムも、第1の実施形態と同様に、IP電話、エッジルータおよびSIP(Session Initiation Protocol)サーバを用いて構成可能である。また、この場合、第1の実施形態と同様に、IP電話に代えて、VoIP(Voice over Internet Protocol)プログラムがインストールされたスマートフォン、携帯電話またはコンピュータ装置等を用いて上記端末状態制御システムを構成してもよい。
本実施形態にかかる端末状態制御システムのシステム構成およびハードウェア構成の一例は、図1および図2を用いて説明した第1の実施形態と基本的に同様である。
[2−1.端末状態制御システム1の処理内容]
図11および図12を用いて、本実施形態における端末状態制御システム1の処理内容を説明する。図11は、本実施形態のエッジルータ2(端末状態制御装置)のCPUで実行される端末状態制御プログラムに基づく処理を含むオペレーションチャートの一例を示す図である。また、図12は、本実施形態の端末管理データ24の一例を示す図である。
本実施形態の端末状態制御システム1は、図9を用いて説明した第1の実施形態と基本的に同様である。しかしながら、本実施形態では、切断要求の抽出時において、所定の遅延時間が経過後に状態制御信号をIP電話3に対して送出する。これにより、切断処理の直後にIP電話3を使用する必要が生じた場合に対応することができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
以下、図11のOp477bおよびOp477cの処理について限定して説明する。CPU202は、Op477においてSIPメッセージをIP電話3に転送すると、端末管理データ24から遅延時間を取得する(Op477b)。ここで、遅延時間とは、IP電話を省電力状態にするための状態制御信号を送出するタイミングを遅延させるための時間である。例えば、CPU202は、図12のレコード521に基づいて、電話番号「123−456」によって特定されるIP電話3の遅延時間505「30秒」を取得する。
CPU202は、タイマ機能により遅延時間の経過をカウントし(Op477c)、遅延時間の経過後に省電力状態にするための状態制御信号をIP電話3に対して送出する(Op478)。
以上により、切断のSIPメッセージを転送した後において、IP電話毎に定められた所定の遅延時間を経過したときに、省電力制御を行うことができる。例えば、電話の発信または着信の頻度が多いユーザの場合には、通話終了後即座に省電力モードに移行せず、所定の遅延時間経過後に省電力モードに移行するように構成することで、電話利用の利便性と省電力制御の効果のバランスを図ることができる。
なお、IP電話の使用時間帯に応じて、遅延時間や電力制御の信号の送出を管理するようにしてもよい。例えば、業務時間内の所定の時間帯のみを通常状態に保持しておき、その他の時間帯を省電力状態にするように構成してもよい。
[3.その他の実施形態]
上記第1および第2の実施形態において説明した構成の一部または全部を、2以上組合せた構成としてもよい。
上記実施形態においては、SIP通信の場合について説明したが、他の通信プロトコルを用いてもよい。例えば、H.323を用いてもよい。
上記実施形態においては、SIP通信の呼リクエストとして、位置登録要求(REGISTERリクエスト)、着信要求(INVITEリクエスト)および切断要求(BYEリクエスト)の場合の処理について説明したが、他の呼リクエストの場合にも同様に処理することが可能である。例えば、エッジルータ2において、切断要求(CANCELリクエスト)の呼リクエストを抽出した場合には、状態制御信号をIP電話3に送出することをキャンセルするようにしてもよい。また、既に状態制御信号を送出した場合には、先に送出した状態制御信号とは反対の信号を送出してもよい。例えば、着信要求(INVITEリクエスト)のSIPメッセージを受信した後に、切断要求(CANCELリクエスト)のSIPメッセージを受信した場合には、IP電話3に対して通常状態に移行させるための状態制御信号を送出することを取りやめるか、既に通常状態に移行させるための状態制御信号を送出していた場合には、省電力状態に移行させるための状態制御信号を送出する。
上記実施形態においては、端末管理データ24は、エッジルータ2(端末状態制御装置)に保持するように構成したが、外部のサーバ装置等に保持するようにしてもよい。例えば、LDAP等のディレクトリサーバに端末管理データ24を保持するようにしてもよい。
上記実施形態においては、エッジルータ2とIP電話3を有線で接続する構成例を説明したが、無線で接続するようにしてもよい。この場合、接続ポート番号には、例えば、IP電話3のMACアドレスを用いればよい。
上記実施形態においては、エッジルータ2からIP電話3の省電力制御を行うように構成したが、IP電話以外の装置の省電力制御にも適用可能である。例えば、エッジルータ2に接続されたネットワークハブやコンピュータ装置等がこれに該当する。この場合、ネットワークハブやコンピュータ装置等の識別IDとして、例えば、IPアドレスやMACアドレスを用いればよい。
上記実施形態においては、図1に示す各機能ブロックを、ソフトウェアを実行するCPUの処理によって実現している。しかし、その一部もしくは全てを、ロジック回路等のハードウェアによって実現してもよい。なお、プログラムの一部の処理をさらに、オペレーティング・システム(OS)にさせるようにしてもよい。
2 エッジルータ
21 呼リクエスト抽出部
22 接続情報取得部
23 接続情報記録部
24 端末管理データ
25 信号送出部
26 データ受信部
3 IP電話
31 データ送信部
32 電力状態制御部
4 SIPサーバ
41 データ送信部

Claims (12)

  1. 少なくとも1以上の端末と、通信サーバとの間の経路上に設けられ、前記端末と前記通信サーバとのそれぞれにアクセス可能な端末状態制御装置であって、
    前記端末の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するための呼制御データを、前記端末または前記通信サーバから受信するデータ受信部と、
    前記呼制御データに基づいて、前記端末の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替えるための状態制御信号を、前記識別IDによって特定された端末に対して送出する信号送出部とを備える、端末状態制御装置。
  2. 前記呼制御データから呼リクエストを抽出する呼リクエスト抽出部をさらに備え、
    前記信号送出部は、前記呼リクエストに基づいて決定された状態制御信号を送出する、端末状態制御装置。
  3. 前記端末についての識別IDと、当該端末状態制御装置から前記端末へアクセスするための接続情報とを対応付けて管理する端末管理データにアクセス可能であり、
    前記端末または前記通信サーバから端末の識別IDを含む呼制御データを受けると、前記端末管理データを参照して、前記呼制御データに含まれる識別IDに対応する接続情報を取得する接続情報取得部をさらに備え、
    前記信号送出部は、前記接続情報に基づく端末に対して前記状態制御信号を送出する、請求項1または2に記載の端末状態制御装置。
  4. 前記端末から当該端末の識別IDを含む呼制御データを受けると、前記呼制御データに含まれる識別IDと、当該端末状態制御装置から前記端末へアクセスするための接続情報とを対応付けて、前記端末管理データに記録する接続情報記録部をさらに備えた、請求項3に記載の端末状態制御装置。
  5. 前記呼制御データが着信を示すものである場合、前記端末に対して、前記端末の電力状態を通常状態にするための状態制御信号を送出した後に、前記呼制御データを送信する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の端末状態制御装置。
  6. 前記呼制御データが切断を示すものである場合、前記端末に対して、前記呼制御データを送信した後に、前記端末の電力状態を省電力状態にするための状態制御信号を送出する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の端末状態制御装置。
  7. 前記信号送出部は、所定時間経過後に前記端末に状態制御信号を送出する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の端末状態制御装置。
  8. 前記所定時間は前記端末毎に予め定められたものである、請求項7に記載の端末状態制御装置。
  9. 前記端末はIP電話であり、前記端末状態制御装置はエッジルータであり、通信サーバはSIPサーバであり、前記呼制御データはSIPメッセージである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の端末状態制御装置。
  10. 少なくとも1以上の端末と、通信サーバとの間の経路上に設けられ、前記端末と前記通信サーバとのそれぞれにアクセス可能な端末状態制御装置を、コンピュータを用いて実現するための端末状態制御プログラムであって、
    前記端末の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するための呼制御データを、前記端末または前記通信サーバから受信するデータ受信処理と、
    前記呼制御データに基づいて、前記端末の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替えるための状態制御信号を、前記識別IDによって特定された端末に対して送出する信号送出処理とをコンピュータに実行させる、端末状態制御プログラム。
  11. 少なくとも1以上の端末と、通信サーバとの間の経路上に設けられ、前記端末と前記通信サーバとのそれぞれにアクセス可能なコンピュータが、端末状態を制御する端末制御方法であって、
    前記コンピュータが備えるデータ受信部が、前記端末の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するための呼制御データを、前記端末または前記通信サーバから受信するデータ受信処理工程と、
    前記コンピュータが備える信号送出部が、前記呼制御データに基づいて、前記端末の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替えるための状態制御信号を、前記識別IDによって特定された端末に対して送出する信号送出処理工程とを含む、端末状態制御方法。
  12. 少なくとも1つの端末と、前記端末にアクセス可能な端末状態制御装置と、前記端末状態制御装置にアクセス可能な通信サーバとを備える端末状態制御システムであって、
    前記端末状態制御装置は、
    前記端末と前記通信サーバとの間の経路上に設けられており、
    前記端末の識別IDを含み、少なくとも2以上の端末間における呼の確立または切断を制御するための呼制御データを、前記端末または前記通信サーバから受信するデータ受信部と、
    前記呼制御データに基づいて、前記端末の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替えるための状態制御信号を、前記識別IDによって特定された端末に対して送出する信号送出部とを備え、
    前記端末は、
    前記状態制御信号を受けると、自己の電力状態を通常状態または省電力状態に切り替える電力状態制御部を備える、端末状態制御システム。
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