JP2007035858A - 移動装置および移動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 どのような配置状態で移動対象物を載置台に載置したとしても、移動対象物を予め定める目標位置に移動させることができる移動装置を提供する。
【解決手段】 予め定める位置にID番号パターン4が形成された基板5が、X方向移動台34に、第1および第2配置状態のいずれかの配置状態で載置される。基板5が第1配置状態で載置されたときに、ID番号パターン5を読取ることができる位置に第1ID読取り部31が設けられる。基板5が第2配置状態で載置されたときに、ID番号パターン4を読取ることができる位置に第2ID読取り部31が設けられる。基板方向判定部16は、第1および第2ID読取り部31,32のいずれによってID番号パターン4を読取ったかに基づいて、基板5の配置状態を判定する。ステージ移動制御部25は、基板5の配置状態に基づいて、ステージ23を制御して基板5の欠陥部分を、撮像部12の撮像領域Aに移動させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、移動対象物を予め定める目標位置に移動させる移動装置および移動方法に関する。
半導体ウエハなどの基板を載置台の予め定められた位置に載置し、載置台を移動させることによって、載置台に載置された基板を、予め定める位置に移動させる移動装置がある。
半導体部品および液晶ディスプレイなどの製造工程においては、基板毎にそれぞれID(IDentification)番号を付与し、このID番号に基づいて、それぞれの基板に関する情報を管理している。これによって、たとえば基板を製造する各工程において基板がそれぞれどのように製造されたかを記録しておくことができ、いわゆるトレーサビリティが実現される。ID番号は、たとえばレーザ光を基板に照射することによって描画される。ID番号を読取る読取り装置は、特定の位置に配置され、予め定める領域を撮像し、この撮像領域内にあるID番号を読取る。
従来の技術では、半導体ウエハ上に表記したドットの集合体で形成されるウエハ識別パターンの読取り方法を改善することによって、ID番号の高い読取り率を実現している(たとえば特許文献1参照)。これによって、読取りエラーによって生じる工程処理の遅延を防ぐことができる。
特開平7−307256号公報
従来の技術では、作業者のミスによって、基板を載置台の予め定められた配置状態と異なる配置状態で載置した場合、基板を予め定める位置に正確に移動させることができないという問題が生じる。この場合、作業者が、再度基板を載置台の予め定められた正しい配置状態で載置し直す必要が生じ、作業工程に要する時間が増加するという問題が生じる。また作業者が載置台から基板を取出し、再度載置台に載置する間に、基板に異物が付着することによって基板に不良が生じたり、基板を他の物体にぶつけて基板が欠けたり割れたりする。これによって歩留りが低下するという問題が生じる。
また、いかにID番号の高い読取り率を実現することができる読取り装置を用いたとしても、ウエハ識別パターンが読取り装置の撮像範囲内に配置されるように基板を載置台に載置しなければ、ID番号を読取ることができない。たとえば、作業者のミスによって、基板を正しい向きに載置しなかった場合、ウエハ識別パターンが読取り装置の撮像領域内に配置されず、ID番号の読取りエラーとなる。この場合、作業者が基板を再度正しい向きで載置し直す必要が生じ、前述した問題が生じる。
したがって本発明の目的は、どのような配置状態で移動対象物を載置台に載置したとしても、移動対象物を予め定める目標位置に移動させることができる移動装置を提供することである。
本発明は、移動対象物に予め設定される第1の座標系上の予め定める記録位置に、前記移動対象物の識別情報が記録され、この移動対象物が載置される載置台が、前記第1の座標系とは異なる第2の座標系に関して移動可能に設けられる移動手段と、
前記載置台に載置された移動対象物の識別情報を読取る識別情報読取り手段と、
前記識別情報読取り手段による識別情報の読取り結果に基づいて、載置台に載置された移動対象物の配置状態を判定する判定手段と、
移動対象物に存在する欠陥の前記第1の座標系における位置を表す欠陥位置情報を、識別情報に対応させて出力する出力手段と、
判定手段の判定結果と、出力手段から出力される識別情報に対応する欠陥位置情報とに基づいて、識別情報に対応する移動対象物の欠陥の前記第1の座標系における位置が、前記第2の座標系における目標位置に配置されるように、移動手段を制御して載置台を移動させる制御手段とを含むことを特徴とする移動装置である。
本発明に従えば、移動対象物の識別情報が、移動対象物に予め設定される第1の座標系上の予め定める記録位置に記録されているので、識別情報読取り手段が読取った識別情報の読取り結果に基づいて、判定手段は、移動対象物の配置状態を判定することができる。これによって、移動対象物がどのように載置台に配置されているかが判る。制御手段は、移動手段を制御して、判定手段の判定結果と、出力手段から出力される識別情報に対応する欠陥位置情報とに基づいて、識別情報に対応する移動対象物の欠陥の前記第1の座標系における位置が、前記第2の座標系における目標位置に配置されるように載置台を移動させる。これによって、作業者がどのような配置状態で移動対象物を載置台に載置したとしても、移動対象物を予め定める目標位置に移動させることができる。
また本発明は、移動対象物の配置状態に基づいて、前記第1の座標系における欠陥位置情報を、前記第2の座標系で表される第2の位置情報に変換する座標変換手段をさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、制御手段は、座標変換手段によって変換された第2の位置情報に基づいて、移動手段を制御し、載置台を移動させる。これによって、作業者がどのような配置状態で移動対象物を載置台に載置したとしても、移動対象物を予め定める目標位置に移動させることができる。
また本発明は、前記載置台には、移動対象物が複数の配置状態で載置可能であり、
前記識別情報読取り手段は、複数の読取り手段を有し、
各読取り手段は、各配置状態で載置台に載置された移動対象物の識別情報を読取る位置にそれぞれ設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、移動対象物が、複数の配置状態のうちから1つの配置状態で載置された状態のとき、複数の読取り手段のうちのいずれか1つの読取り手段が、識別情報を読取る。判定手段は、どの読取り手段が識別情報を読取ったかに基づいて、移動対象物の配置状態を判定することができる。
また本発明は、予め定める領域を撮像する撮像手段と、
撮像手段によって撮像された像を可視表示する表示手段とを含み、
前記第2の座標系における目標位置は、撮像手段が撮像する予め定める領域内に設けられることを特徴とする。
本発明に従えば、作業者が、移動対象物をどのような配置状態で載置台に載置したとしても、移動対象物に存在する欠陥部分を、撮像手段が撮像する予め定める領域内に移動させることができる。これによって、作業者が、移動対象物をどのような配置状態で載置台に載置したとしても、移動対象物に存在する欠陥部分を表示手段に表示させることができる。
また本発明は、移動可能な載置台に載置された移動対象物に予め設定される第1の座標系上の予め定める記録位置に記録された前記移動対象物の識別情報を読取り、
識別情報の読取り結果に基づいて、載置台に載置された移動対象物の配置状態を判定し、
移動対象物に存在する欠陥の前記第1の座標系における位置を表す欠陥位置情報を、識別情報に対応させて出力し、
移動対象物の配置状態と、識別情報に対応する欠陥位置情報とに基づいて、識別情報に対応する移動対象物の欠陥の前記第1の座標系における位置が、前記第1の座標系とは異なる第2の座標系における目標位置に配置されるように載置台を移動させることを特徴とする移動方法である。
本発明に従えば、移動対象物の識別情報が、移動対象物に予め設定される第1の座標系上の予め定める記録位置に記録されているので、識別情報の読取り結果に基づいて、移動対象物の配置状態を判定することができる。これによって、移動対象物がどのように載置台に配置されているかが判る。移動対象物の配置状態と、識別情報に対応する欠陥位置情報とに基づいて、識別情報に対応する移動対象物の欠陥の前記第1の座標系における位置が、前記第1の座標系とは異なる第2の座標系における目標位置に配置されるように載置台を移動する。これによって、作業者がどのような配置状態で移動対象物を載置台に載置したとしても、移動対象物を予め定める目標位置に移動させることができる。
本発明によれば、制御手段は、移動手段を制御して、判定手段の判定結果である移動対象物の配置状態に基づいて、移動対象物を移動させるので、作業者がどのような配置状態で移動対象物を載置台に載置したとしても、移動対象物を目標位置に移動させることができる。作業者が移動対象物を載置台にどのように載置しても、移動対象物を目標位置に移動させることができるので、作業者が移動対象物を載置する方向を誤るというようなことが無くなり、移動対象物を載置し直すというような作業を無くすことができる。これによって、作業に要する時間を短縮することができる。また移動対象物を載置し直すという作業を無くすことができるので、移動対象物を載置し直す間に、異物が移動対象物に付着したり、移動対象物を他の物体にぶつけることによって移動対象物が欠けたり割れたりするというようなことを無くすことができる。これによって、歩留りを向上させることができる。
また移動対象物の予め定める記録位置に記録された識別情報を読取ることによって、移動対象物の配置状態を判定するので、識別情報を読取ることによって、識別情報だけでなく、移動対象物の配置状態を表す情報をも得ることができる。これによって、移動対象物の配置状態を判定するための情報を、識別情報に加えてさらに移動対象物に記録しておく必要がなくなる。
また本発明によれば、座標変換手段は、前記第1の座標系における欠陥位置情報を、第2の座標系で表される第2の位置情報に変換する。制御手段は、この第2の位置情報に基づいて、移動手段を制御することによって載置台を移動させ、移動対象物を予め定める目標位置に移動させることができる。これによって、前述した効果を達成することができる。
また本発明によれば、移動対象物が、複数の配置状態のうちから1つの配置状態で載置された状態のとき、複数の読取り手段のうちのいずれか1つの読取り手段が、識別情報を読取る。載置可能な配置状態が複数に限定されるので、配置状態の数に等しい数の読取り手段をそれぞれ配置するだけで、確実に識別情報を読取ることができる。また判定手段は、どの読取り手段が識別情報を読取ったかに基づいて、載置台の配置状態を判定することができる。制御手段は、移動対象物の配置状態に基づいて、移動手段を制御して移動対象物を予め定める位置に移動させる。これによって、前述した効果を達成することができる。
また本発明によれば、作業者が、移動対象物をどのような配置状態で載置台に載置したとしても、移動対象物に存在する欠陥部分を、撮像手段が撮像する予め定める領域内に移動させることができ、移動対象物に存在する欠陥部分を表示手段に表示させることができる。したがって、作業者が移動対象物を載置する方向を誤るというようなことが無くなる。こてによって、移動対象物を載置し直すというような作業を無くすことができ、欠陥のレビューに要する時間を短縮することができる。また移動対象物を載置し直すというような作業を無くすことができるので、前述したように、歩留りを向上させることができる。
また本発明によれば、移動対象物の配置状態に基づいて、移動対象物を移動させるので、作業者がどのような配置状態で移動対象物を載置台に載置したとしても、移動対象物を予め定める目標位置に移動させることができる。これによって前述した効果を達成することができる。
図1は、本発明の実施の形態の検査装置1の機能的構成を示すブロック図である。検査装置1は、検査の対象となる基板5の検査を行うために用いられる。移動装置である検査装置1は、出力手段である欠陥検査装置2、および欠陥レビュー装置3を含んで構成される。本実施の形態において、検査の対象となる基板5は、具体的には半導体ウエハである。
図2は、検査の対象となる基板5の平面図である。基板5は、板状であり、略直方体形状を有する。基板5の長手方向の幅は、400mmであり、基板5の短手方向の幅は、300mmである。第1の座標系である基板座標系は、基板5の予め定める頂点を原点Oとし、基板5の短手方向に延びる軸をX軸とし、基板5の長手方向に延びる軸をY軸とする直交座標系である。原点Oは、基板座標系において座標値(0,0)で表される。原点OからX軸の延びる方向にある頂点は、基板座標系において座標値(Xo,0)で表される。原点OからY軸の延びる方向にある頂点は、基板座標系において座標値(0,Yo)で表される。Xo,Yoは、それぞれ正の整数である。本実施の形態では、Xoは、300に選ばれ、Yoは、400に選ばれる。
各基板5には、それぞれに固有のID(IDentification)番号が割り振られている。各基板5のID番号を表すドット状のID番号パターン4は、基板5の厚み方向一表面部6の、基板5の長手方向の原点O寄り、かつ基板5の原点Oから短手方向一方に離反する記録位置に形成される。より具体的には、ID番号パターン4は、基板座標系において、座標値(216,18)で表される位置付近に形成される。ID番号パターン4は、たとえばYAG(Yttrium Aluminium Garnet)レーザ光を基板5に照射することによって形成される。ID番号パターン4は、2次元バーコードを構成する。
欠陥検査装置2は、基板5の厚み方向一表面部6に形成された傷などの欠陥を検査し、検査結果を欠陥レビュー装置3に与える。具体的には、欠陥検査装置2は、発見した欠陥の位置および欠陥の大きさと、基板5のID番号とを対応させて欠陥レビュー装置3に与える。欠陥の位置は、基板座標系における座標値によって表される。欠陥の大きさは、4段階に分類され、4種類の記号によって表される。具体的には、欠陥の大きさは、欠陥が小さい順に、記号「S」、「M」、「L」、「O」によってそれぞれ表される。より具体的には、発見された欠陥の大きさが、一辺が5mmの正方形の大きさ未満であれば、欠陥サイズを「S」とし、欠陥サイズが「S」以上で、かつ一辺の長さが10mmの正方形の大きさ未満であれば、欠陥サイズを「M」とし、欠陥サイズが「M」以上で、かつ一辺の長さが20mmの正方形の大きさ未満であれば、欠陥サイズを「L」とし、欠陥サイズが「L」以上であれば、欠陥サイズを「O」とする。たとえば基板ID番号が「ABC0123456」の基板5の、基板座標系における座標値(100,90)で表される位置に、欠陥サイズが記号「O」で表される大きさの欠陥を発見したとすると、欠陥検査装置2は、基板ID番号「ABC0123456」、座標値(100,90)、および欠陥サイズ「O」を関連付けて欠陥レビュー装置3に欠陥情報として与える。
図3は、欠陥情報を示す図である。欠陥情報は、後述する表示部7に表示される。欠陥情報は、基板5のID番号と、発見された欠陥を数字によって表す欠陥番号と、欠陥番号に対応する欠陥のサイズと、欠陥番号に対応する欠陥の基板座標系における位置と、欠陥番号に対応する欠陥を修正することができるか否かを表す情報とを含む。
欠陥レビュー装置3は、表示部7、画像処理部11、撮像部12、制御部13、記憶部14、基板方向判定部16、座標変換部17、入力部21、識別情報読取り手段であるID読取り部22およびステージ23を含んで構成される。欠陥レビュー装置3は、欠陥検査装置2から与えられる検査結果に基づいて、基板5の欠陥部分を表示部7に表示させる。作業者は、表示部7に表示される基板5の欠陥部分を再度検査する。これによって作業者は、欠陥検査装置2によって検査された基板5の欠陥のレビューを行い、欠陥の修正を行うことが可能な基板5であるのか、廃棄すべき基板5であるのかを判断する。
制御部13は、中央処理装置(Central Processing Unit:略称CPU)およびROM(Read Only Memory)を含んで実現される。ROMには、制御プログラムが記録されている。中央処理装置は、ROMに記録された制御プログラムを実行することによって、演算処理を行い、表示部7、画像処理部11、記憶部14、基板方向判定部16、座標変換部17、入力部21、ID読取り部22およびステージ23を含む各部を制御する。制御部13は、CPUが制御プログラムを実行することによって実現されるID読取り制御部24、移動手段を制御して載置台を移動させるステージ移動制御部25、および記憶制御部26を含む。
記憶制御部26は、記憶部14を制御して、欠陥検査装置2から与えられる欠陥情報を記憶させたり、欠陥レビューを行うことによって更新される欠陥情報を記憶させたり、記憶部14に記憶された欠陥情報を読み出す。記憶部14は、データの読み書き可能な不揮発性メモリによって実現される。
ID読取り制御部24は、ID読取り部22を制御して、基板5に形成されたID番号パターン4からID番号を読取らせる。ID読取り部22は、第1ID読取り部31および第2ID読取り部32を含んで構成される。第1ID読取り部31および第2ID読取り部32は、ID番号パターン4に照射する光を発生させる照射用LED(Light
Emitting Diode)、CCD(Charge Coupled Devices)エリアイメージセンサ、およびレンズを含んで実現される。
図4は、移動手段であるステージ23とステージ23に載置された基板5との平面図である。ステージ23は、固定台33、基板5を載置する載置台であるX方向移動台34、Y方向移動台35、第1ステッピングモータ、および第2ステッピングモータを含んで実現される。
作業者は、欠陥レビューを行うときに、基板5をX方向移動台34の厚み方向一表面36上に載置する。
固定台33、X方向移動台34およびY方向移動台35は、板状であり、略直方体形状を有する。またX方向移動台34およびY方向移動台35の厚み方向一表面は、平面である。
固定台33は、作業場に固定して設けられる。第2の座標系であるステージ座標系は、固定台33の厚み方向一方から見て、固定台33の対角線の交わる点を原点Osとし、固定台33の短手方向に延びる軸をX軸とし、固定台33の長手方向に延びる軸をY軸とする直交座標系である。ステージ座標系におけるX軸をXs軸と記載し、ステージ座標系におけるY軸をYs軸と記載する。
Y方向移動台35は、固定台33の厚み方向一方側に設けられる。第1ステッピングモータは、歯車などによって実現される連結部を介してY方向移動台35に連結される。ステージ移動制御部25が、第1ステッピングモータを制御することによって、Y方向移動台35は、Y方向の一方から他方または他方から一方に水平に移動する。
X方向移動台34は、Y方向移動台35の厚み方向一方側に設けられる。第2ステッピングモータは、歯車などによって実現される連結部を介してX方向移動台34に連結される。ステージ移動制御部25が、第2ステッピングモータを制御することによって、X方向移動台34は、Y方向移動台35に対して相対的にX方向の一方から他方または他方から一方に水平に移動する。
X方向移動台34の一表面部には、基板5を予め定める特定の位置に載置させるための基板位置決め部材が設けられている。作業者は、基板5の短手方向とX方向移動台34の短手方向とが一致する向きに、基板5をX方向移動台34に載置する。したがって、基板5が載置される向きは、2方向存在する。基板座標系のXの値が増加する方向と、ステージ座標系のXの値が増加する方向とが一致する向きで基板5が載置されている状態を、第1配置状態と記載する。第1配置状態から、基板5の中心を通り、基板5の厚み方向に延びる軸線周りに基板5を180°回転させた状態を第2配置状態と記載する。作業者は、第1配置状態および第2配置状態のうち、いずれか一方の配置状態で、基板5をX方向移動台34に載置する。
ステージ移動制御部25は、第1および第2ステッピングモータの回転角度および回転方向を制御することによって、X方向移動台34およびY方向移動台35を移動させ、X方向移動台34に載置された基板5の所定の位置を、ステージ座標系の原点に移動させる。X方向移動台34は、Xs方向に300mm以上、水平に移動可能である。またY方向移動台35は、Ys方向に400mm以上、水平に移動可能である。
入力部21は、キーボードおよびマウスを含んで実現される。作業者が入力部21を操作することによって、作業者の操作に対応した指令を制御部13に与える。作業者が入力部21を操作することによって、基板5に存在する欠陥が修正可能か否かなどの情報を欠陥情報として入力することができる。
基板方向判定部16は、ID読取り部22の読取り結果に基づいて、基板5が載置された方向を判定し、第1配置状態であるのか第2配置状態であるのかを判定する。
図5は、第1配置状態の基板5の平面図である。図6は、第2配置状態の基板5の平面図である。図5は、基板座標系の原点Oとステージ座標系の原点Osとが一致して、第1配置状態で基板5がX方向移動台34に載置されている状態を表す。図6は、基板座標系の座標値(300,400)で表される基板5の頂点とステージ座標系の原点Osとが一致して、第2配置状態で基板5がX方向載置台34に載置されている状態を表す。
ID読取り部22は、前述したように、第1ID読取り部31および第2ID読取り部32とを含んで構成される。第1ID読取り部31は、図5で示されるように、基板座標系の原点Oとステージ座標系の原点Osとが一致して、第1配置状態で基板5がX方向移動台34に載置されている状態のときに、ID番号パターン4を読取ることができる位置に設けられる。具体的には、第1ID読取り部31は、ステージ座標系において、座標値(216,18)付近に、X方向移動台34の厚み方向一表面36から厚み方向一方に予め定める距離離間して設けられる。これによって、第1ID読取り部31は、基板5が第1配置状態のときに、ID番号パターン4が位置する範囲を撮像し、ID番号パターン4を読取ることができる。逆に、第1ID読取り部31は、基板5が第2配置状態のときには、ID番号パターン4を読取ることができない。
第2ID読取り部32は、図6で示されるように、基板座標系の座標値(300,400)で表される基板5の頂点とステージ座標系の原点Osとが一致して、第2配置状態で基板5がX方向載置台34に載置されている状態のときに、ID番号パターン4を読取ることができる位置に設けられる。具体的には、第2ID読取り部32は、ステージ座標系において、座標値(84,382)付近に、X方向移動台34の厚み方向一表面36から厚み方向一方に予め定める距離離間して設けられる。これによって、第2ID読取り部32は、基板5が第2配置状態のとき、ID番号パターン4が位置する範囲を撮像し、ID番号パターン4を読取ることができる。逆に、第2ID読取り装置32は、基板5が第1配置状態のときには、ID番号パターン4を読取ることができない。
基板5が第1配置状態のときには、第1ID読取り部31がID番号パターンを読取り、基板5が第2配置状態のときには、第2ID読取り部32がID番号パターンを読取るので、どちらの読取り装置がID番号パターン4を読取ったかによって、基板5が第1配置状態であるのか、第2配置状態であるのかが判る。基板方向判定部16は、どちらのID読取り部22がID番号パターン4を読取ったかによって、第1配置状態であるのか、第2配置状態であるのかを判定する。具体的には、第1ID読取り部31がID番号を読取った場合には、基板方向判定部16は、第1配置状態であると判定し、第2ID読取り装置がID番号を読取った場合には、第2配置状態であると判定する。
座標変換部17は、基板方向判定部16が判定した基板5の配置状態に基づいて、基板5の欠陥の位置を表す基板座標系での座標値を、第2の位置情報であるステージ座標系における座標値に変換する。具体的には、第1配置状態のときには、座標変換部17は、基板座標系において欠陥の位置を表す座標値を、恒等変換する。すなわち、基板座標系における座標値(Xa,Ya)を、そのままの座標値(Xa,Ya)とする。たとえば座標値(100,90)を、座標値(100,90)に変換する。第2配置状態のときには、座標変換部17は、基板座標系において欠陥の位置を表す座標値のX成分を、300からX成分の値を減算した値とし、座標値のY成分を、400からY成分の値を減算した値に変換する。具体的には、変換前の座標値(Xa,Ya)を座標値(300−Xa,400−Ya)に変換する。たとえば座標値(100,90)を座標値(200,310)に変換する。
撮像部12は、ステージ座標系において、原点Os付近に、X方向移動台34の厚み方向一表面36から厚み方向一方に予め定める距離離間して設けられる。撮像部12は、ステージ座標系において、原点Os付近の領域Aを撮像する。撮像部12が撮像する撮像領域Aの範囲は、作業者が入力部21を操作することによって設定することができる。図4〜図6に、撮像部12が撮像する撮像領域Aを2点鎖線によって示す。撮像部12は、撮像領域Aに存在する被写体の光学像を、アナログの電気信号に変換し、変換したアナログの電気信号をさらにデジタルの電気信号に変換して画像処理部11に与える。撮像部12は、CCD(Charge Coupled Devices)エリアイメージセンサおよびレンズを含んで実現される。
画像処理部11は、撮像部12から与えられたデジタル値の電気信号を、所定の画像処理を行うことによって画像情報に変換し、表示部7に与える。表示部7は、画像処理部11から与えられる画像情報、および欠陥情報などを可視表示する。表示部7は、液晶表示パネルによって実現される。
ステージ移動制御部25は、座標変換部17によって変換された欠陥の位置を表す座標値に基づいてステージ23を移動させ、基板5の欠陥部分を、目標位置であるステージ座標系における原点Osに移動させる。つまり、基板5の欠陥部分が、撮像部12が撮像する撮像領域A内に移動する。これによって、作業者が第1配置状態および第2配置状態のいずれの配置状態で基板5を載置したとしても、基板座標系において表される基板5の予め定める位置を、ステージ座標系において表される予め定める目標位置に移動させることができる。また撮像部12は、撮像領域A内に移動した基板5の欠陥部分を撮像するので、表示部7には、基板5の欠陥部分が表示される。これによって、作業者が、第1配置状態および第2配置状態のうち、どちらの状態で基板5を載置したとしても、基板5の欠陥部分を表示部7に確実に表示させることができる。
図7は、作業者が欠陥レビューを行うときの、欠陥レビュー装置3が行う処理を表すフローチャートである。作業者が、X方向移動台34に第1配置状態および第2配置状態のいずれか一方の配置状態で基板5を載置し、入力部21を操作することによって、欠陥レビューを開始する処理を行うと、ステップs0からステップs1に移る。
ステップs1では、ID読取り制御部24は、第1ID読取り部31および第2ID読取り部32を制御して、基板5のID番号パターン4を読取らせる。第1ID読取り部31および第2ID読取り部32のうちの、ID番号パターン4を読取った一方は、読取った基板5のID番号を制御部13に与えて、ステップs2に移る。
ステップs2では、制御部13は、第1ID読取り部31が基板5のID番号を読取ることに成功したか否かを判断し、第1ID読取り部31がID番号を読取ることに成功したと判断した場合には、ステップs3に移り、第1ID読取り部31がID番号を読取ることができなかったと判断した場合には、ステップs4に移る。
ステップs4では、制御部13は、第2ID読取り部32が基板5のID番号を読取ることに成功したか否かを判断し、第2ID読取り部32が基板5のID番号を読取ることに成功したと判断した場合には、ステップs3に移る。
ステップs3では、基板方向判定部16は、ID読取り部22のID番号の読取り結果に基づいて、基板5の方向を判定する。具体的には、第1ID読取り部31がID番号を読取った場合には、第1配置状態であると判断し、第2ID読取り装置がID番号を読取った場合には、第2配置状態であると判断する。次に、ステップs5に移る。
ステップs5では、記憶制御部26は、記憶部14を制御して、記憶部14に記憶された欠陥情報のうち、ステップs1において読取った基板5のID番号に対応する欠陥情報を読込み、ステップs6に移る。
ステップs6では、制御部13は、記憶部14から読込んだ基板5の欠陥情報を、表示部7に可視表示させる。たとえば基板5のID番号が「ABC0123456」であれば、表示部7は、図3に示す欠陥情報を表示する。次に、ステップs7に移る。
ステップs7では、座標変換部17は、欠陥情報から、前回取得した欠陥番号に1加算した欠陥番号と、この欠陥番号に対応する欠陥の位置を表す座標値とを取得する。初めて欠陥番号と座標値とを取得する場合には、欠陥番号として1を取得し、欠陥番号が1に対応する欠陥の座標値を取得する。たとえばID番号が「ABC0123456」の基板5の欠陥レビューを行う場合には、まず欠陥番号として「1」を取得し、この欠陥番号「1」に対応する欠陥の座標値(10,10)を取得する。次にステップs8に移る。
ステップs8では、座標変換部17は、欠陥番号に対応する座標値を、第1配置状態であるのか、第2配置状態であるのかに基づいて座標変換し、ステップs9に移る。
ステップs9では、ステージ移動制御部25は、ステップs8において変換した座標値に基づいて、欠陥番号に対応する欠陥の位置がステージ座標系の原点Osに一致するように、X方向移動台34およびY方向移動台35を移動させ、ステップs10に移る。
ステップs10では、表示部7は、撮像部12によって撮像され、画像処理部11によって処理された画像情報を可視表示する。すなわち、表示部7は、ステージ座標系の原点Osを含む撮像領域A内に移動した基板5の欠陥部分を可視表示し、ステップs11に移る。
作業者は、表示部7に表示される基板5の欠陥部分に基づいて、この欠陥を修正することが可能か否かを判断する。作業者が、修正することが可能な欠陥できると判断した場合には、入力部21を操作することによって、欠陥を修正可能ということを表す情報を入力する。作業者が、修正することは不可能な欠陥なのでこの基板5を廃棄すべきと判断した場合には、入力部21を操作することによって、基板5を廃棄すべきことを表す情報を入力する。
ステップs11では、記憶制御部26は、作業者が入力部21を操作することによって入力される、修正可能な欠陥か否かの情報に基づいて、欠陥情報を更新し、更新した欠陥情報を記憶部14に記憶させる。具体的には、記憶部14は、修正可能な欠陥と判断された場合には、修正可能という情報である、「OK」を表す情報を欠陥情報として記憶し、修正不能な欠陥と判断された場合には、修正不能という情報である、「NG」を表す情報を欠陥情報として記憶する。次にステップs12に移る。
ステップs12では、制御部13は、全ての欠陥番号に対応する欠陥部分を、表示部7に表示させたか否かを判断する。具体的には、ステップs7において座標値を取得した欠陥の欠陥番号が、欠陥情報に含まれる欠陥の数と同じであるか否かを判断する。ステップs7において座標値を取得した欠陥の欠陥番号が、欠陥情報に含まれる欠陥の数よりも小さい場合には、まだ表示していない欠陥があると判断し、ステップs7に移る。制御部13が、ステップs7において座標値を取得した欠陥の欠陥番号が、欠陥情報に含まれる欠陥の数と同じ場合には、全ての欠陥を表示したと判断し、ステップs13に移る。ステップs13では、欠陥レビューの処理を終了する。ステップs13の処理が終了すると、作業者は、X方向移動台34から基板5を搬出し、欠陥レビューの工程を終了する。
ステップs4において、第2ID読取り部32によって基板5のID番号を読取ることができなかったと判断した場合には、ステップs14に移る。
ステップs14では、第1ID読取り部31および第2ID読取り部32のいずれもが基板5のID番号を読取ることができなかったので、制御部13は、作業者を呼び出すオペレータコールの処理を行う。具体的には、制御部13は、ID番号を読取ることができなかったことを表す情報を、表示部7に表示させる。次にステップs13に移る。ステップs13では、欠陥レビューの処理を終了する。基板5のID番号を読取ることができなかったので、ステップs13が終了すると、作業者は、X方向移動台34から基板5を搬出する。
以上述べたように、基板5の欠陥レビューを行うときに、作業者が第1配置状態および第2配置状態のうち、どちらの配置状態で基板5をX方向移動台34に配置したとしても、欠陥レビュー装置3は、確実に基板5のID番号を読取ることができ、かつ基板5の欠陥部分を表示部7に表示させることができる。これによって、作業者が第1配置状態および第2配置状態のうち、どちらの配置状態で基板5をX方向移動台34に配置したとしても、確実に欠陥レビューを行うことができる。
また作業者が第1配置状態および第2配置状態のうち、どちらの配置状態で基板5をX方向移動台34に配置したとしても、欠陥レビューを行うことができるので、基板5を配置する方向を誤るということが無くなる。したがって、作業者が基板5を配置する方向を誤った場合に基板5を再度正しい配置状態に載置し直すという作業が無くなる。これによって、欠陥レビューを行う作業に要する時間を短縮することができる。また基板5を再度正しい配置状態に載置し直すという作業が無くなるので、基板5を載置し直す間に、基板5に異物が付着したり、基板5をステージ23などにぶつけることによって基板5が欠けたり割れたりするようなことが無くなり、歩留りを向上させることができる。
また第1ID読取り部31および第2ID読取り部32のうちのいずれか一方がID番号パターン4を読取ることによって、基板5の配置状態を判定するので、基板5の配置状態を判定するための情報を、ID番号パターン4に加えてさらに基板5に予め記録させておく必要がなくなる。
また基板5の配置状態は、第1配置状態または第2配置状態の2つしかないので、ID読取り部22も、第1ID読取り部31および第2ID読取り部32の2つだけでよく、余分なID読取り装置を要しない。
本実施の形態では、欠陥番号が小さい順に、欠陥番号に対応する欠陥を表示部7に表示させるとしたけれども、表示部7に表示される欠陥情報に基づいて、作業者が入力部21を操作することによって欠陥番号を指定し、指定された欠陥番号に対応する欠陥を表示部7に表示させて、欠陥レビューを行ってもよい。たとえば、欠陥のサイズが「O」で表される大きな欠陥を重点的にレビューするようにしてもよい。
また本実施の形態では、ID番号パターン4は、2次元バーコードを構成するとしたけれども、ID番号パターン4は、1次元バーコードおよび英数字を用いた文字列などであってもよい。
また本実施の形態では、ステージ23を移動させることによって、基板5の欠陥部分を、撮像部12の撮像領域A内に移動させるとしたけれども、撮像部12を移動させることによって、基板5の欠陥部分に撮像領域Aを移動させ、基板5の欠陥部分を表示部7に表示させてもよい。
また本実施の形態では、基板5の配置状態は、第1配置状態または第2配置状態の2つであるとしたけれども、配置状態は、2つに限らず、3つ以上であってもよい。配置状態が3つ以上ある場合には、配置状態と同数のID読取り装置を、各配置状態のときにID番号パターン4を読取ることができる位置にそれぞれ配置し、どのID読取装置がID番号パターン4を読取ったかに基づいて、基板5の配置状態を判断するようにしてもよい。
また本実施の形態では、ID読取り部22は、第1ID読取り部31と第2ID読取り部32とによって構成されるとしたけれども、ID読取り部22は、1つでもよい。たとえば、基板5の厚み方向一方の表面の全領域を撮像することができるID読取り部22を用いれば、ID番号パターン4が形成されている位置を特定することができる。特定したID番号パターン4が形成されている位置に基づいて、基板5の配置状態を特定することができる。
また本実施の形態では、検査の対象となる基板5は、半導体ウエハとしたけれども、検査の対象となる基板5は、半導体ウエハに限らず、ID番号パターンを形成することができる物であればよく、たとえば液晶表示パネル用の基板およびプリント配線基板などであってもよい。
また本実施の形態では、欠陥レビュー装置3は、基板5の欠陥のレビューを行うために用いるとしたけれども、基板5の配置状態に基づいて、ステージを移動させることによって基板5を予め定める位置に移動させる移動装置として用いてもよい。たとえば、プリント配線基板の配置状態に基づいて、ステージを移動させることによってプリント配線基板を予め定める位置に移動させ、プリント配線基板の予め定める位置に電子部品を取り付ける装置として用いてもよい。
また本実施の他の形態では、第1ID読取り部31および第2ID読取り部32のいずれのID読取り装置によってもID番号パターン4を読取ることができなかった場合には、ステップs1を複数回実行するようにしてもよい。これによって、ID番号パターン4をより確実に読取ることができる。
本発明の実施の形態の検査装置1の機能的構成を示すブロック図である。 検査の対象となる基板5の平面図である。 欠陥情報を示す図である。 移動手段であるステージ23とステージ23に載置された基板5との平面図である。 第1配置状態の基板5の平面図である。 第2配置状態の基板5の平面図である。 作業者が欠陥レビューを行うときの、欠陥レビュー装置3が行う処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1 検査装置
2 欠陥検査装置
3 欠陥レビュー装置
4 ID番号パターン
5 基板
7 表示部
11 画像処理部
12 撮像部
13 制御部
14 記憶部
16 基板方向判定部
17 座標変換部
22 ID読取り部
23 ステージ
24 ID読取り制御部
25 ステージ移動制御部
31 第1ID読取り部
32 第2ID読取り部

Claims (5)

  1. 移動対象物に予め設定される第1の座標系上の予め定める記録位置に、前記移動対象物の識別情報が記録され、この移動対象物が載置される載置台が、前記第1の座標系とは異なる第2の座標系に関して移動可能に設けられる移動手段と、
    前記載置台に載置された移動対象物の識別情報を読取る識別情報読取り手段と、
    前記識別情報読取り手段による識別情報の読取り結果に基づいて、載置台に載置された移動対象物の配置状態を判定する判定手段と、
    移動対象物に存在する欠陥の前記第1の座標系における位置を表す欠陥位置情報を、識別情報に対応させて出力する出力手段と、
    判定手段の判定結果と、出力手段から出力される識別情報に対応する欠陥位置情報とに基づいて、識別情報に対応する移動対象物の欠陥の前記第1の座標系における位置が、前記第2の座標系における目標位置に配置されるように、移動手段を制御して載置台を移動させる制御手段とを含むことを特徴とする移動装置。
  2. 移動対象物の配置状態に基づいて、前記第1の座標系における欠陥位置情報を、前記第2の座標系で表される第2の位置情報に変換する座標変換手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の移動装置。
  3. 前記載置台には、移動対象物が複数の配置状態で載置可能であり、
    前記識別情報読取り手段は、複数の読取り手段を有し、
    各読取り手段は、各配置状態で載置台に載置された移動対象物の識別情報を読取る位置にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1または2記載の移動装置。
  4. 予め定める領域を撮像する撮像手段と、
    撮像手段によって撮像された像を可視表示する表示手段とを含み、
    前記第2の座標系における目標位置は、撮像手段が撮像する予め定める領域内に設けられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の移動装置。
  5. 移動可能な載置台に載置された移動対象物に予め設定される第1の座標系上の予め定める記録位置に記録された前記移動対象物の識別情報を読取り、
    識別情報の読取り結果に基づいて、載置台に載置された移動対象物の配置状態を判定し、
    移動対象物に存在する欠陥の前記第1の座標系における位置を表す欠陥位置情報を、識別情報に対応させて出力し、
    移動対象物の配置状態と、識別情報に対応する欠陥位置情報とに基づいて、識別情報に対応する移動対象物の欠陥の前記第1の座標系における位置が、前記第1の座標系とは異なる第2の座標系における目標位置に配置されるように載置台を移動させることを特徴とする移動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014027215A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Fuji Mach Mfg Co Ltd 基板再投入支援システム

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