JP2007035190A - 光ディスク再生装置、データ再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

光ディスク再生装置、データ再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ディスクの読み取り動作の失敗原因に基づいてリトライ動作の方法を変更でき、最適な動作方法の選択を可能とすることによって、効率的なリトライ処理を行い、ディスクの読み取り性能を向上させる。
【解決手段】 DCBの先頭物理アドレス(PSN)02FF0hへシーク動作を行い(ステップS201)、シーク動作完了の判定でシーク失敗の場合は(ステップS202/NO)、シーク目標アドレスに32ECCブロック分のオフセット値を加え(ステップS204)、そのアドレスがDCB領域を超えていなければ(ステップS205/NO)シーク動作を再度実行する(ステップS206)。一方、シーク動作完了のときは(ステップS202/YES)データの読み出しを行い(ステップS203)、符号訂正処理の判定でエラー発生の場合には(ステップS207/YES)、次のDCBのPSNを読み出し動作開始として実行する(ステップS203)。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ディスク再生装置、データ再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特にディスクの読み出しが正常になされない場合におけるリトライ動作等についての改善に関するものである。
現在、CD、DVD等の光ディスクが広く普及している。これらの光ディスク上の情報を再生する光ディスク再生装置においては、光ディスク上のデータを再生する際に、再生する目的アドレスへのシークでエラーとなりデータを再生できなかった場合に、再度同じアドレスへのシークを行う、いわゆるリトライ処理を行って光ディスク上のデータを正しく再生できるようにしている。
特に、傷や汚れ等のいわゆるディフェクト部がディスク上に存在すると、その部分のデータが正常に読み出しできないことがあり、このディフェクト部がディスク内周にあるリードイン領域(Lead-In Area)に存在する場合には、ディスクの認識に必要な情報が得られず、結果としてディスク再生ができないことがある。このディフェクト部の影響によって、サーボ制御が失敗した場合や、符号訂正処理を行った結果が訂正不能となってしまった場合に、上記のリトライ処理を行うようにしている。
図5に基づいて、従来におけるディスク挿入時の動作フローを説明する。再生したい所望のディスクをドライブへ挿入すると(ステップS501)、ディスクのピックアップのレーザ照射及びその反射光の測定によりCDメディアかDVDメディアかを物理的な特性により判別する(ステップS502)。次に、CDあるいはDVDにより処理分岐をし(ステップS503)、CD、DVDそれぞれで対応したリードイン(Lead In)読み出し処理を行う(ステップS504、ステップS505)。そして、リードイン(Lead In)読み出しが正常に終了したか否かの判定がなされ(ステップS506)、正常に終了した場合は(ステップS506/YES)以降の読み出し指示で再生可能となり(ステップS507)、正常に終了しなかった場合は(ステップS506/NO)読み出しができず、以降の読み出し指示に対してエラー状態を報告する(ステップS508)。
ところで、DVD規格では、ディスクの識別に必要な情報はリードイン領域(Lead-In Area)のコントロールデータゾーン(Control Data Zone、物理アドレス:02F00h〜02FDFFh)に記録されている。このデータは、図4に示すように3ECCブロック(1ECCブロック=16セクター、1セクター=2,048バイト)で構成され、読み取り動作の失敗を予め想定して、トータルで192ECCブロック分が繰り返し記録されている。
次に、図6に基づいて、従来におけるDVDのリードイン(Lead In)読み出し処理の動作フローを説明する。リードイン(Lead In)読み出し処理開始後、ディスクコントロールブロック(Disk Control Block、以下DCBという)が記録されている先頭の物理アドレス(PSN)02F00hへシーク動作を行う(ステップS601)。シーク動作完了の判定で完了していた場合(ステップS602/YES)、DCBデータの3セクタ分の読み出し動作を行い(ステップS603)、読み出し動作後の符号訂正処理でのエラー発生の判定でエラーが発生していなければ(ステップS604/NO)、DCBデータを取得し正常終了となる(ステップS605)。シーク動作完了の判定で完了していなかった場合(ステップS602/NO)や読み出し動作後の符号訂正処理でのエラー発生の判定でエラーが発生していた場合(ステップS604/YES)は、予め設定しておいたリトライカウント数を1マイナスする(ステップS606)。その結果、リトライカウントが0でないときは(ステップS607/NO)、次にDCBが記録されている3ECCブロック分先のアドレスを目標アドレスとして設定したうえでシーク動作を行い(ステップS608)、リトライカウントが0のときは(ステップS607/YES)異常終了となる。
例えば、特許文献1では、データエラー検出時に再生目的のアドレスに対して所定のセクタ数のシークオフセット値を設定し、そのシークオフセット値手前から再生のシーク動作を実施する情報再生装置が開示されている。
特開2002−183972号公報
従来のDVDのリードイン(Lead In)読み出し処理においては、読み出し処理の失敗原因によってその後のリトライ動作の方法を選択するというものは見られなかった。これに対して、特許文献1では、記録媒体上のデータの再生リトライ処理を効率よく行えるようにするために、エラーをデータエラー検出とサーボエラー検出に分け、それぞれのエラーに対応するリトライ処理を講ずるとしている。
しかしながら、特許文献1におけるリトライ処理では、従来のDVDのリードイン(Lead In)読み出し処理と同様に、リトライカウント数分だけシーク動作を伴うリトライ動作を行うようにしており、これでは毎回シーク動作が発生することになる。さらに、このリードイン領域(Lead-In Area)にディフェクト部が存在する場合には、一度シーク失敗となったとき再度失敗する可能性が高い。このように、ディスク上の一部分の情報が読み取れないことによりディスク全体のデータの読み取りができなくなるため、テープメディア等に比べてディスクメディアの欠点となってしまっている。
そこで、ディスクの読み取り動作の失敗原因に基づいてリトライ動作の方法を変更でき、最適な方法の選択を可能とすることによって、効率的なリトライ処理を行い、ディスクの読み取り性能を向上させることを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ディスクの識別情報が繰り返し記録されているディスク媒体について、前記識別情報を読み出し、識別されたディスクに基づく再生動作を行う再生手段を有する光ディスク再生装置において、前記再生手段における読み出し動作の失敗を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された読み出し動作の失敗の原因に基づいて前記リトライ動作の方法を選択することについて制御する制御手段と、前記制御手段により選択された方法でリトライ動作を実行するリトライ手段とを有することを特徴とする。
本発明において、ディスクの識別情報の読み出し動作で失敗したときに、検出手段がどの段階で失敗したのか等といった失敗原因を検出する。ここでは、少なくともシーク動作エラーと符号訂正処理エラーの2つを検出する。そして、制御手段は、検出手段により検出されたこれら2つのエラーに基づき、それぞれのエラーに適するリトライ動作方法を選択し、制御手段により選択された動作方法でリトライ動作を実行する。例えば、符号訂正処理エラーが検出された場合には、シーク動作を行うことなく別の読み出しアドレスに更新し、再度読み出し動作を実行する。このため、不要なシーク動作が毎回発生することはなく、効率的なリトライ処理が可能となる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の光ディスク再生装置において、前記検出手段は、前記読み出し動作において、少なくともシーク動作エラー又は符号訂正処理エラーのいずれか1つを検出することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の光ディスク再生装置において、前記制御手段は、前記検出手段によってシーク動作エラーを検出した場合に、シーク目標のアドレスから任意のオフセット値を加えた目標アドレスに対してシークするリトライ動作の方法を選択する制御を行い、前記リトライ手段は、前記方法によるリトライ動作を実行することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項3に記載の光ディスク再生装置において、前記制御手段は、前記目標アドレスが前記識別情報の記録領域内に存在するか否かを判定し、前記記録領域内に存在すると判定された場合に、前記シーク目標アドレスから任意のオフセット値を加えた前記目標アドレスに対してシークするリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の光ディスク再生装置において、前記制御手段は、前記検出手段によって符号訂正処理エラーを検出した場合に、シーク動作を伴わずに読み出し開始アドレスのみを更新するリトライ動作の方法を選択する制御を行い、前記リトライ手段は、前記方法によるリトライ動作を実行することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項5に記載の光ディスク再生装置において、前記制御手段は、前記の更新した読み出し開始アドレスが前記識別情報の記録領域内に存在するか否かを判定し、前記記録領域内に存在すると判定された場合に、シーク動作を伴わずに前記の読み出し開始アドレスのみを更新するリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項4又は6に記載の光ディスク再生装置において、ユーザは、外部インターフェースを介し外部コントローラにてリトライ回数のカウントの判定を伴うリトライ動作の方法を選択することができ、前記制御手段は、ユーザが前記のリトライ回数のカウントの判定を伴うリトライ動作の方法を選択した場合に、前記目標アドレス又は前記の更新した読み出し開始アドレスが前記記録領域内に存在するか否かの判定を伴うリトライ動作の方法を選択する制御を行わず、前記のリトライ回数のカウントを伴うリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、ディスクの識別情報が繰り返し記録されているディスク媒体について、前記識別情報を読み出し、識別されたディスクに基づく再生動作を行う再生工程を有する光ディスク再生装置のデータ再生方法において、前記再生工程における読み出し動作の失敗を検出する検出工程と、前記検出工程により検出された読み出し動作の失敗の原因に基づいて前記リトライ動作の方法を選択することについて制御する制御工程と、前記制御工程により選択された方法でリトライ動作を実行するリトライ工程とを有することを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、請求項8に記載のデータ再生方法において、前記検出工程は、前記読み出し動作において、少なくともシーク動作エラー又は符号訂正処理エラーのいずれか1つを検出することを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、請求項8又は9に記載のデータ再生方法において、前記制御工程は、前記検出工程によってシーク動作エラーを検出した場合に、シーク目標のアドレスから任意のオフセット値を加えた目標アドレスに対してシークするリトライ動作の方法を選択する制御を行い、前記リトライ工程は、前記方法によるリトライ動作を実行することを特徴とする。
また、請求項11記載の発明は、請求項10に記載のデータ再生方法において、前記制御工程は、前記目標アドレスが前記識別情報の記録領域内に存在するか否かを判定し、前記記録領域内に存在すると判定された場合に、前記シーク目標アドレスから任意のオフセット値を加えた前記目標アドレスに対してシークするリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項12記載の発明は、請求項8から11のいずれか1項に記載のデータ再生方法において、前記制御工程は、前記検出工程によって符号訂正処理エラーを検出した場合に、シーク動作を伴わずに読み出し開始アドレスのみを更新するリトライ動作の方法を選択する制御を行い、前記リトライ工程は、前記方法によるリトライ動作を実行することを特徴とする。
また、請求項13記載の発明は、請求項12に記載のデータ再生方法において、前記制御工程は、前記の更新した読み出し開始アドレスが前記識別情報の記録領域内に存在するか否かを判定し、前記記録領域内に存在すると判定された場合に、シーク動作を伴わずに前記の読み出し開始アドレスのみを更新するリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項14記載の発明は、請求項11又は13に記載のデータ再生方法において、ユーザは、外部インターフェースを介し外部コントローラにてリトライ回数のカウントの判定を伴うリトライ動作の方法を選択することができ、前記制御工程は、ユーザが前記のリトライ回数のカウントの判定を伴うリトライ動作の方法を選択した場合に、前記目標アドレス又は前記の更新した読み出し開始アドレスが前記記録領域内に存在するか否かの判定を伴うリトライ動作の方法を選択する制御を行わず、前記のリトライ回数のカウントを伴うリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項15記載の発明は、プログラムにおいて、請求項8から14に記載のデータ再生方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項16記載の発明は、請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、ディスクの読み取り動作の失敗原因に基づきリトライ動作の方法を変更でき、最適の方法を選択することが可能となることによって、効率的なリトライ処理を行い、ディスクの読み取り性能の向上を実現できる。
図を参照しながら、本発明の実施形態における光ディスク再生装置について説明する。
まず、本再生装置の構成を説明する。図1は、本実施形態の光ディスク再生装置の構成の概略を示すブロック図である。本再生装置は、モータ2、回転制御系3、光ピックアップ4、粗動モータ5、粗動モータ制御系6、信号処理系8、ピックアップ制御系9、不揮発性メモリ10、コントローラ11、バッファメモリ12から構成され、外部インターフェース13を介して、外部コントローラ14と接続されている。
モータ2は、ディスク1を回転させるモータであり、回転制御系3によりモータ2による線速度又は角速度が一定となるよう回転速度が制御される。なお、その線速度又は角速度は段階的に変更することができる。
光ピックアップ4は、不図示で公知の半導体レーザ光源(LD)、光学系、フォーカスアクチュエータ、トラックアクチュエータ、受光素子等の各部を内蔵する。また、LDから発光させたレーザ光をディスク1に照射し、その反射光に基づいてディスク1上のデータを読み取る機能を有する。ピックアップ制御系9は、光ピックアップ4のレーザ光の照射駆動について制御を行う。粗動モータ5は、光ピックアップ4をディスクの半径方向に移動させ、粗動モータ制御系6は、コントローラ11を介して粗動モータ5の制御をする。回転制御系3、粗動モータ制御系6及びピックアップ制御系9によって、LDのレーザ光のレーザスポットがディスク1上の目的再生アドレスの場所に位置するようにする。信号処理系8は、光ピックアップ4からの受けたレーザ光7を読み取り再生信号として変換し受信する。
不揮発性メモリ10は、本発明の実施に係る制御プログラムを格納する。コントローラ11は、本再生装置の全体的な制御を司り、不揮発性メモリ10に格納されたプログラムに従って各種処理を制御する。バッファメモリ12は、信号処理系8で受信された読み取り再生信号や外部インターフェース13を介して外部コントローラ14から送られてくるデータ等を一時的に保管する。
外部コントローラ14は、本再生装置を外部からコントロールするホスト装置で、外部インターフェース13を介して通信する。外部インターフェース13は、外部に接続されている外部コントローラ14との間で動作命令のやりとりを行う。外部コントローラ14からコマンドを発して、本再生装置がコマンドに従った動作を行い、その動作結果を応答することで処理が実現される。
検出手段に相当する信号処理系8によって読み出し動作のエラーが検出され、少なくともシーク動作エラーか符合訂正処理エラーのいずれかが特定される。そして、特定されたエラー原因はバッファメモリ12に一時的に保持され、コントローラ11は、不揮発性メモリ10に格納された制御プログラムに従って、バッファメモリ12に保持されたエラー原因を参照し、それに対応するリトライの動作方法を選択する。コントローラ11は、選択された動作方法に従い、粗動モータ制御系6へ選択した動作方法を伝え、粗動モータ制御系6はその動作方法に基づいた制御を行う。
次に、本実施形態の動作制御について説明する。図2は、読み出し動作のエラー原因に基づいて異なるリトライ動作が選択される場合で、リトライ動作の実行にあたり、シーク目標アドレスや更新された読み出し開始アドレスがディスク識別情報の記録領域内に存在するか判定する場合の制御フローである。
まず、リードイン(Lead In)読み出し処理が開始されると、DCBが記録されている先頭物理アドレス(PSN)02FF0hへシーク動作を行う(ステップS201)。次に、シーク動作が完了したか否かの判定を行う(ステップS202)。サーボ制御失敗や目標アドレスの取得ができずシーク失敗となった場合は(ステップS202/NO)、シーク目標アドレスに32ECCブロック分のオフセット値を加え(ステップS204)、オフセット値の加算後のアドレスがDCB領域を超えたか否かの判定をする(ステップS205)。DCB領域を超えていない場合は(ステップS205/NO)、その加算後のアドレスへシーク動作を再度実行し(ステップS206)、超えていた場合は(ステップS205/YES)異常終了として例えば外部コントローラへエラー報告をする。
一方、シーク動作の判定で完了の判定であった場合は(ステップS202/YES)、DCBのデータで3セクタ分のデータ読み出しを行う(ステップS203)。次に、符号訂正処理エラーが発生したか否かの判定を行う(ステップS207)。エラー発生と判定された場合は(ステップS207/YES)、符号訂正エラー発生時点でのピックアップの位置から、次のDCBが記録されている先頭アドレスを読み出し動作開始アドレスとして設定する(ステップS209)。エラー発生と判定されない場合は(ステップS207/NO)、DCBデータよりディスク情報を取得する(ステップS208)。そして、読み出し動作開始アドレスがDCBの領域を超えていないか否かの判定を行い(ステップS210)、超えていなければ(ステップS210/YES)DCBのデータ3セクタ分の読み出しを実行する(ステップS203)。超えている場合は(ステップS210/NO)、異常終了としてエラー報告をする。
続いて、本実施形態における別の場合の動作制御について説明する。図3は、リトライ動作の実行にあたっての判定方法について、シーク目標アドレスや更新された読み出し開始アドレスがディスク識別情報の記録領域内に存在するか否かの判定ではなく、リトライ回数をカウントして判定する方法をユーザが選択した場合の制御フローである。図2の制御フローとの相違点は、判定方法のみであり、エラー原因に基づくリトライ動作方法については同一である。
まず、リードイン(Lead In)読み出し処理開始後、DCBの先頭物理アドレス(PSN)02FF0hへシーク動作を行う(ステップS301)。次に、シーク動作完了の判定を行い(ステップS302)、シーク動作エラーとなった場合は(ステップS302/NO)、リトライ回数を1マイナスし(ステップS304)、リトライ回数のカウントによる判定を行う(ステップS305)。リトライカウント数が0でない場合は(ステップS305/NO)、シーク目標アドレスに32ECCブロック分のオフセット値を加えシーク動作を再び行う(ステップS306)。リトライカウント数が0の場合は(ステップS305/NO)、異常終了としてエラー報告をする。
一方、シーク動作完了の判定で完了していた場合は(ステップS302/YES)、DCBのデータ3セクタ分のデータ読み出しを行う(ステップS303)。次に、符号訂正処理エラー発生の判定を行い(ステップS307)、エラー発生と判定された場合は(ステップS307/YES)、リトライ回数を1マイナスし(ステップS309)、リトライ回数のカウントによる判定を行う(ステップS310)。リトライカウント数が0でない場合は(ステップS310/NO)、符号訂正エラー発生時点でのピックアップの位置から、次のDCBが記録されている先頭アドレスを読み出し動作開始アドレスとして設定する(ステップS311)。リトライカウント数が0の場合は(ステップS310/NO)、異常終了としてエラー報告をする。符号訂正処理でエラー発生と判定されない場合は(ステップS307/NO)、DCBデータよりディスク情報を取得する(ステップS308)。
上記の実施形態によれば、ディスク識別情報の読み取り動作の失敗原因に基づいてリトライ方法を選択することにより、ディスク識別情報を正常かつ効率的に読み出せる可能性を高めることができる。
また、上記の実施形態よれば、ディスク識別情報の読み出し動作において、シーク動作失敗の場合に、リトライ動作時のシーク目標アドレスに大きくオフセット値を加えることで、ディフェクト部を避けて早期にディスク識別情報を取得することができる。シーク動作を失敗した場合、ディスク上のディフェクト部といった物理的な失敗要因がある可能性が高く、リトライ動作で同じシーク目標アドレスあるいはその近傍のアドレスでは再度失敗する可能性があるためである。
また、上記の実施形態によれば、リトライ動作実行の判定基準について、オフセット値を加えたアドレスがディスク識別情報の記録領域内に存在するか否かとすることで、繰り返し記録されたディスク識別情報領域を有効に利用することができる。
また、上記の実施形態によれば、ディスク識別情報の読み出し動作について、データの誤り訂正エラーが失敗の原因である場合に、シーク動作を伴わずに、サーボ制御を維持し、繰り返し記録されている次のディスク識別情報の読み出しをすることにより、不必要なシーク動作失敗を防ぐことができ、ディスク識別情報を読み出せる可能性を高めることができる。
また、上記の実施形態によれば、リトライ動作実行の判定基準について、読み出し開始アドレスがディスク識別情報の記録領域内に存在するか否かとすることで、繰り返し記録されたディスク識別情報領域を有効に利用することができる。
また、上記の実施形態によれば、ディスク識別情報の読み出し動作の失敗原因として、シーク失敗あるいは読み出しデータの誤り訂正失敗のいずれかに基づきリトライ動作を選択できるため、リトライ動作によるディスク識別情報の読み出しができる可能性を高めることができる。
また、上記の実施形態によれば、リトライ動作実行の判定方法について、ディスク識別情報の記録領域内への存在あるいはリトライ回数のカウントの選択を可能とすることで、光ディスク再生装置の制御機器の動作要求仕様に対応することができる。
上記の実施形態は、光ディスク再生装置について説明したが、該再生装置が実施するデータ再生方法も本発明の別の実施形態であり、さらに、このデータ再生方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の別の実施形態である。すなわち、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置の構成の概略を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るリトライ処理の制御を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るリトライ処理の制御を示すフローチャートである。 ディスク識別情報の記録位置を示す説明図である。 従来におけるディスク挿入時の動作を示すフローチャートである。 従来におけるDVDのリードイン(Lead In)読み出し処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ディスク
2 モータ
3 回転制御系
4 光ピックアップ
5 粗動モータ
6 粗動モータ制御系
7 レーザ光
8 信号処理系
9 ピックアップ制御系
10 不揮発性メモリ
11 コントローラ
12 バッファメモリ
13 外部インターフェース
14 外部コントローラ

Claims (16)

  1. ディスクの識別情報が繰り返し記録されているディスク媒体について、前記識別情報を読み出し、識別されたディスクに基づく再生動作を行う再生手段を有する光ディスク再生装置において、
    前記再生手段における読み出し動作の失敗を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された読み出し動作の失敗の原因に基づいて前記再生手段のリトライ動作の方法を選択することについて制御する制御手段と、
    前記制御手段により選択された方法でリトライ動作を実行するリトライ手段とを有することを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記検出手段は、前記読み出し動作において、少なくともシーク動作エラー又は符号訂正処理エラーのいずれか1つを検出することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段によってシーク動作エラーを検出した場合に、シーク目標のアドレスから任意のオフセット値を加えた目標アドレスに対してシークするリトライ動作の方法を選択する制御を行い、
    前記リトライ手段は、前記方法によるリトライ動作を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク再生装置。
  4. 前記制御手段は、前記目標アドレスが前記識別情報の記録領域内に存在するか否かを判定し、前記記録領域内に存在すると判定された場合に、前記シーク目標アドレスから任意のオフセット値を加えた前記目標アドレスに対してシークするリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の光ディスク再生装置。
  5. 前記制御手段は、前記検出手段によって符号訂正処理エラーを検出した場合に、シーク動作を伴わずに読み出し開始アドレスのみを更新するリトライ動作の方法を選択する制御を行い、
    前記リトライ手段は、前記方法によるリトライ動作を実行することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光ディスク再生装置。
  6. 前記制御手段は、前記の更新した読み出し開始アドレスが前記識別情報の記録領域内に存在するか否かを判定し、前記記録領域内に存在すると判定された場合に、シーク動作を伴わずに前記の読み出し開始アドレスのみを更新するリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の光ディスク再生装置。
  7. ユーザは、外部インターフェースを介し外部コントローラにてリトライ回数のカウントの判定を伴うリトライ動作の方法を選択することができ、
    前記制御手段は、ユーザが前記のリトライ回数のカウントの判定を伴うリトライ動作の方法を選択した場合に、前記目標アドレス又は前記の更新した読み出し開始アドレスが前記記録領域内に存在するか否かの判定を伴うリトライの動作方法を選択する制御を行わず、前記のリトライ回数のカウントを伴うリトライの動作方法を選択する制御を行うことを特徴とする請求項4又は6に記載の光ディスク再生装置。
  8. ディスクの識別情報が繰り返し記録されているディスク媒体について、前記識別情報を読み出し、識別されたディスクに基づく再生動作を行う再生工程を有する光ディスク再生装置のデータ再生方法において、
    前記再生工程における読み出し動作の失敗を検出する検出工程と、
    前記検出工程により検出された読み出し動作の失敗の原因に基づいて前記再生工程のリトライ動作の方法を選択することについて制御する制御工程と、
    前記制御工程により選択された方法でリトライ動作を実行するリトライ工程とを有することを特徴とするデータ再生方法。
  9. 前記検出工程は、前記読み出し動作において、少なくともシーク動作エラー又は符号訂正処理エラーのいずれか1つを検出することを特徴とする請求項8に記載のデータ再生方法。
  10. 前記制御工程は、前記検出工程によってシーク動作エラーを検出した場合に、シーク目標のアドレスから任意のオフセット値を加えた目標アドレスに対してシークするリトライ動作の方法を選択する制御を行い、
    前記リトライ工程は、前記方法によるリトライ動作を実行することを特徴とする請求項8又は9に記載のデータ再生方法。
  11. 前記制御工程は、前記目標アドレスが前記識別情報の記録領域内に存在するか否かを判定し、前記記録領域内に存在すると判定された場合に、前記シーク目標アドレスから任意のオフセット値を加えた前記目標アドレスに対してシークするリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする請求項10に記載のデータ再生方法。
  12. 前記制御工程は、前記検出工程によって符号訂正処理エラーを検出した場合に、シーク動作を伴わずに読み出し開始アドレスのみを更新するリトライ動作の方法を選択する制御を行い、
    前記リトライ工程は、前記方法によるリトライ動作を実行することを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載のデータ再生方法。
  13. 前記制御工程は、前記の更新した読み出し開始アドレスが前記識別情報の記録領域内に存在するか否かを判定し、前記記録領域内に存在すると判定された場合に、シーク動作を伴わずに前記の読み出し開始アドレスのみを更新するリトライ動作の方法を選択する制御を行うことを特徴とする請求項12に記載のデータ再生方法。
  14. ユーザは、外部インターフェースを介し外部コントローラにてリトライ回数のカウントの判定を伴うリトライ動作の方法を選択することができ、
    前記制御工程は、ユーザが前記のリトライ回数のカウントの判定を伴うリトライ動作の方法を選択した場合に、前記目標アドレス又は前記の更新した読み出し開始アドレスが前記記録領域内に存在するか否かの判定を伴うリトライの動作方法を選択する制御を行わず、前記のリトライ回数のカウントを伴うリトライの動作方法を選択する制御を行うことを特徴とする請求項11又は13に記載のデータ再生方法。
  15. 請求項8から14に記載のデータ再生方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9405615B2 (en) 2013-08-19 2016-08-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of operating nonvolatile memory device comprising resistance material
JP2018147536A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 三菱電機株式会社 コンテンツ再生装置およびコンテンツ再生プログラム

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