JP2007034965A - 知識運用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ナレッジの交流を促進することのできる知識運用システムを得る。
【解決手段】 ナレッジワーカの属性とナレッジワーカによって作成された文書との関係を示すナレッジ情報データベース210を設ける。ナレッジワーカによって文書作成が行われた場合は、文書作成手段101によって、この文書をナレッジワーカに関連付けてナレッジ情報データベース210に登録する。また、ナレッジ交流手段102は、ナレッジ情報データベース210から文書とナレッジワーカとの情報を取得して、この文書を複数のナレッジワーカがアクセス可能な知識交流の場220に登録する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、知識経営、知識管理と呼ばれるナレッジマネジメントの分野において、形式化されていない暗黙知と呼ばれた知識に対して、その形式化の促進、体系化、更に流通、活用のサイクルを実現し、促進する知識運用システムに関するものである。
従来、知識管理、知識経営の分野において、グループウェアを用いて、組織に属する個人の知識を収集し、分類体系化し、組織中に流通させ、更に新たな知識の生成を促進する取り組みが行われてきた。しかし、従来の情報共有と異なる知識管理には、情報の収集、そして情報の分類体系化、情報の流通等の管理が大切であるが、これらは基本的に知識管理運営者の活動に委ねられている。特に、グループウェア等の情報技術だけでは知識管理運営がうまくいかない例が多く存在する。その原因は、知識の提供者、利用者である人は、上記情報技術で構築した知識管理運営システムを積極的に利用しないことが挙げられる。
積極的な利用が行われていないということは、知識管理、知識経営にとって、2つの問題を含んでいる。先ず、既存の体系化された知識に対するアクセス、取得が積極的に行われていないということである。この場合、情報共有という基本的な機能を実現できていないことになる。
本来、既存の体系化された知識に対する積極的な利用により、知識の流通が促進され、それにより、既存の体系化された知識だけでは対応できない場合に、システムの利用者の間に、問い合わせが行われることになる。このような問い合わせが盛んになることにより、今まで形として表していない知識、いわば暗黙知が利用者の質疑と応答のやり取りの過程で形のあるものとして表出する。この過程は、暗黙知の形式化過程である。更に、形式化された暗黙知は、既存の知識体系に整理整頓することにより、既存の形式知として利用可能になる。このように、形式知の利用→暗黙知の交流→暗黙知の形式化→形式された暗黙知の体系化→形式知といった知識のサイクルが実現し、知識管理、知識経営の本来の目的がはじめて達成出来る。しかし、知識管理システムを積極的に利用されていないことは、このような知識のサイクルが実現できていないことになる。これが2つめの問題である。
このような問題に対処するため、例えば、利用頻度がある程度以下になった利用者に対して、強制的な指示、指導のメールで催促することで問題を解決しようとする方法があった(例えば、特許文献1参照)。
また、これ以外にも、知識の交流に市場原理を導入し、知識交流の両者の間に対価を設けて、手数料を取ることで、知識の整理選別、検索等を行ってもらう第3者による運用を提案しているものがあった(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−133084号公報 特開2003−196499号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された方法では、催促を受けた利用者は積極的に利用するようになるかが疑問であり、また、特許文献2に記載されたような方法では、知識の対価を支払うこと自体が手軽に自由に知識の交流を阻むことがあり、積極的な知識交流による知識流通の実現は困難であるといった問題がある。
このように、上記従来の技術では、暗黙知の運用に関しては、基本的に参加者の自主性に委ねられていた。即ち、暗黙知の供与、交流、暗黙知の形式化等に関して、利用者が参加する知識コミュニティの運用に委ねられていた。しかし、このような知識コミュニティに積極的に参加しないことが知識運営、知識管理の課題であり、その理由としては、下記のことが挙げられる。
・実名では、積極的な暗黙知の供与に参加しない傾向がある。
・匿名の利用者により供与された知識の信憑性が疑われる。
・問い合わせに対する迅速な回答が望めない
・表出された暗黙知が体系化されていないため、探し出すのが困難
・表出された暗黙知の整理整頓、さらに体系化が行うのに、多大な労力が要る。
以上のように、様々な工夫がなされてはいるが、根本的にシステムが積極的に利用されるには、まだ人(参加者、運営者)に依存する部分が多いことが現実であった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、知識管理、知識経営におけるナレッジの交流を促進することのできる知識運用システムを得ることを目的とする。
この発明に係る知識運用システムは、ナレッジワーカの属性とナレッジワーカによって作成された文書との関係を示すナレッジ情報データベースを設け、ナレッジワーカによって文書作成が行われた場合は、この文書を、文書作成手段によって、ナレッジワーカに関連付けてナレッジ情報データベースに登録すると共に、ナレッジ交流手段によって、ナレッジ情報データベースから文書とナレッジワーカとの情報を取得して、この文書を複数のナレッジワーカがアクセス可能な知識交流の場に登録するようにしたものである。
この発明の知識運用システムは、文書が作成された場合は、ナレッジ交流手段によって、ナレッジ情報データベースからその文書とナレッジワーカとの情報を取得して、この文書を複数のナレッジワーカがアクセス可能な知識交流の場に登録するようにしたので、ナレッジワーカの負担を軽減し、ナレッジの交流を促進することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による知識運用システムを示す構成図である。
図において、知識運用システムは、利用者端末100a,100b、データベースサーバ200、ネットワーク300によって実現されている。利用者端末100a,100bは、各利用者(ナレッジワーカ)が操作するコンピュータ端末であり、複数台の利用者端末100a,100bがネットワーク300に接続されている。尚、図示例では、ネットワーク300上に2台の利用者端末100a,100bが接続された状態を示しているが、これ以上の台数の利用者端末が接続されているものとする。
利用者端末100a,100bは、文書作成手段101、ナレッジ交流手段102を備えている。文書作成手段101は、ナレッジワーカが文書作成を行うための手段であり、文書作成が行われた場合は、データベースサーバ200に設けられた後述するナレッジ情報データベース(DB)210内の後述する形式知データベース213に、利用者(文書作成者)情報と文書とを関連付けて格納するよう構成されている。ナレッジ交流手段102は、文書作成手段101で文書が作成された場合は、ナレッジ情報データベース210から、その文書とナレッジワーカとの情報を取得して、その文書を複数のナレッジワーカがアクセス可能な知識交流の場220(これについても後述する)に登録するよう構成されている。尚、図示例では、ナレッジ交流手段102は各利用者端末100a,100bに設けられているが、データベースサーバ200上に設けられていてもよい。
データベースサーバ200は、ネットワーク300上に設けられたサーバコンピュータであり、このデータベースサーバ200内に、ナレッジ情報データベース210と、知識交流の場220が設けられている。この知識交流の場220は、ネットワーク300上に設けられるメーリングリストや電子掲示板あるいはコミュニティサイトといった、様々なナレッジワーカが利用可能な場所である。尚、図示例では、データベースサーバ200上に知識交流の場220が設けられているが、利用者端末100a,100bから利用可能であればネットワーク300上のどこに設けられていてもよい。
ナレッジ情報データベース210は、ナレッジワーカの属性やナレッジワーカによって作成された文書との関係を示すデータベースであり、Know−Whoデータベース(DB)211、業務部門データベース(DB)212、形式知データベース(DB)213、知識交流記録データベース(DB)214を備えている。尚、ナレッジ情報データベース210は、図示例ではデータベースサーバ200に設けられているが、この構成に限定されるものではなく、各利用者端末100a,100bにナレッジ情報データベース210をそれぞれ設け、各利用者端末100a,100bのナレッジ交流手段102がこのナレッジ情報データベース210にアクセスするようにしてもよい。
図2は、Know−Whoデータベース211の構成を示す説明図である。
Know−Whoデータベース211は、図示のように、ナレッジワーカIDフィールド、氏名フィールド、所属部門フィールド、連絡先フィールドからなるデータベースである。ここで、ナレッジワーカIDは、ナレッジワーカを識別するためのナレッジワーカ毎に付与されたIDである。氏名は、ナレッジワーカの氏名であり、所属部門はナレッジワーカの所属する部署であり、連絡先としては、例えばナレッジワーカのメールアドレス等が登録されている。
図3は、業務部門データベース212の構成を示す説明図である。
業務部門データベース212は、図示のように、業務部門フィールド、上流部門フィールド、下流部門フィールド、その他関連部門フィールドから構成されている。これらのフィールドは、Know−Whoデータベース211における所属部門フィールドに対応するフィールドである。業務部門フィールドは、各業務部門の名称が格納される。上流部門フィールドは、対象となる業務部門の上流に位置する部門を示すフィールドであり、下流部門フィールドは、対象となる業務部門に位置する部門を示すフィールドである。また、その他関連部門は、対象となる業務部門に関連する部門を示すフィールドである。
図4は、形式知データベース213の構成を示す説明図である。
形式知データベース213は、ナレッジワーカと作成した文書との関係を示すデータベースであり、図示のように、作成者フィールド、作成者識別番号フィールド、文書IDフィールド、文書名称フィールドからなる。作成者フィールドは、その文書を作成したナレッジワーカの氏名等が格納され、作成者識別番号フィールドは、ナレッジワーカIDといったナレッジワーカを識別するための値が格納される。文書IDフィールドは、作成された文書に付与される識別情報であり、文書名称フィールドは、作成された文書に付与された名称である。
尚、ナレッジワーカによって作成された資料の公開、公開範囲に関して、知識運用システム側が予め設定できることとする。ここでは、Know−Whoデータベース211にある作成者の所属部門内の範囲では、全て公開することとする。更に、所属部門とその他組織部門との関係を定義することによって関連所属にも形式知の公開を行うこととする。関連所属の定義は、特に規定しないが、ここでは、一例として、会社の複数の支社にある情報管理部門(仮に情報課とする)がお互いに類似部門であり、関連部門として定義できる。また、業務の流れにおいて、上流工程の業務部門と下流工程の業務部門もナレッジワーカの所属する部門の関連部門として定義することが出来る。また、ある共通の事柄(例として、同一プロジェクト開発に関わる等)によって異なる業務部門がお互いに関連部門として定義することも出来る。
次に、実施の形態1の動作について説明する。
図5は、実施の形態1における知識交流の場への投稿処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップST101における処理開始のタイミングとしては、予め設定できるものとする。例えば、定期的な処理や、決められた条件を満たした時に、処理を開始することが考えられる。ここでは、ナレッジワーカが文書作成手段101によってある文書を作成して、文書作成手段101がその文書を形式知データベース213に格納し、文書作成手段101による文書作成処理からナレッジワーカがログアウトしたタイミングでナレッジ交流手段102が処理を開始することとする(ステップST102)。
ナレッジ交流手段102は、先ず、形式知データベース213にアクセスし、対象となるナレッジワーカが作成した文書を取得する(ステップST103)。次に、変更された文書を抽出し、処理対象リストを作成する(ステップST104)。尚、変更された文書であるか否かは、文書の更新日時を参照し、前回の処理以降であった場合に変更があったと判断する。
次に、ナレッジ交流手段102は、処理対象となる文書の要約を作成する(ステップST105)。作成方法としては、例えば、文書のタイトル、文書の最初の固定数行、終わりの固定数行を自動的に抽出することで要約とする。尚、要約の作成方法としてこれ以外の方法であってもよい。また、対象となる文書は、その文書として作成が完了しているか否か(完成であるか未完成であるか)は特に問わない。
次に、ナレッジ交流手段102はKnow−Whoデータベース211にアクセスし、対象となるナレッジワーカの所属情報を取得する(ステップST106)。即ち、所属部門フィールドのデータを取得する。次に、業務部門データベース212にアクセスして、対象となるナレッジワーカの所属部門と関連する部門、即ち、類似部門や、業務の流れで関連する部門を抽出する(ステップST107)。これにより、ナレッジ交流手段102は、対象となるナレッジワーカの所属部門と、ステップST107で抽出した関連部門の知識交流の場220に上述した文書の要約を投稿する(ステップST108)。また、これを、知識交流記録として知識交流記録データベース214に格納する。また、ステップST109において、処理対象リスト中の全ての文書に対して処理を行ったかを判定し、全ての文書ではない場合は、このようなステップST105〜ステップST108の処理を繰り返す。
このように、各ナレッジワーカの文書が知識交流の場220に登録されるため、他のナレッジワーカもネットワーク300を介して、知識交流の場220に訪れることによって、種々の文書の存在を容易に知ることができる。
以上のように、実施の形態1の知識運用システムによれば、ナレッジワーカの属性とナレッジワーカによって作成された文書との関係を示すナレッジ情報データベースと、ナレッジワーカによって文書作成が行われた場合は、文書をナレッジワーカに関連付けてナレッジ情報データベースに登録する文書作成手段と、文書作成手段で文書が作成された場合は、ナレッジ情報データベースから文書とナレッジワーカとの情報を取得して、文書を複数のナレッジワーカがアクセス可能な知識交流の場に登録するナレッジ交流手段とを備えたので、ナレッジワーカの負担を軽減し、ナレッジの交流を促進することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、コメントや質問を含めて知識交流の場220に登録するようにしたものである。図面上の構成は図1と同様であるため、図1を援用して説明する。
実施の形態2における形式知データベース213は、作成中のメモや作成中の疑問を示す情報を保持している。
図6は、実施の形態2における形式知データベース213の構成を示す説明図である。
図示のように、形式知データベース213は、実施の形態1のフィールドに加えて、作成中のメモフィールドと作成中の疑問フィールドが設けられている。作成中のメモフィールドは、ナレッジワーカがその文書を作成中にメモとして記したデータを示すもので、作成中の疑問フィールドは、作成者であるナレッジワーカが知りたい情報を示すフィールドである。即ち、作成中のメモはその文書へのコメントを示し、作成中の疑問はその文書に関する質問に相当している。
このような形式知データベース213を備えた知識運用システムにおいて、ナレッジワーカは、文書を作成する際に、本文以外に記録しておきたい事項があった場合は、メモとして記録する。即ち、文書作成手段101は、文書作成時に、メモ書きエリアや疑問事項エリアを用意し、ナレッジワーカがこれらに記入した場合は、形式知データベース213における作成中のメモフィールドや作成中の疑問フィールドに登録する。図6に示す例では、作成中のメモとして、「○工法が初めて提案された」「●市の△工事で○工法を使ったと聞いた」といった情報が登録され、作成中の疑問として、「○工法について他場所で実施例がないの?」といった疑問を示す情報が登録されている。
これ以外の、Know−Whoデータベース211や業務部門データベース212の構成や、知識交流の場220といった構成は実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
次に、実施の形態2の動作について説明する。
図7は、実施の形態2における知識交流の場への投稿処理を示すフローチャートである。
ステップST201における処理開始タイミングの取得からステップST203における対象となるナレッジワーカが作成した形式知データベース213にアクセスするまでの動作は、実施の形態1におけるステップST101〜ステップST103と同様である。
ステップST204では、ステップST203で取得した文書情報に基づいて、変更された文書を抽出し、処理対象リストを作成する。ここで、実施の形態2では、作成中のメモフィールドや作成中の疑問フィールドに記載された内容も含めて抽出する。次に、ナレッジ交流手段102は、処理対象文書にメモまたは質問があるか、即ち、作成中のメモフィールドや作成中の疑問フィールドに情報が記載されているかを判定する(ステップST205)。このステップST205において、メモまたは質問が記載されていた場合は、処理対象となる文書における全てのメモまたは質問を抽出し(ステップST206)、抽出したメモまたは質問に元の文書へのリンクを追加する(ステップST207)。そして、これらのメモや質問およびリンク情報を含めて、処理対象となる文書の要約を作成する(ステップST208)。
一方、上記ステップST205において、メモおよび質問がなかった場合は、そのままステップST208に進み、更新文書の要約を作成する。即ち、この場合の動作は実施の形態1と同様である。
その後のステップST209〜ステップST212の動作は、実施の形態1におけるステップST106〜ステップST109の動作と基本的には同様である。但し、ステップST211においては、文書中にメモまたは質問があった場合は、これを含めて知識交流の場220への投稿を行い、また、知識交流記録として、メモまたは質問と元文書を関連付けて記録する(知識交流記録については後述する)。
このような動作により、知識交流の場220において、ナレッジワーカが知りたい情報が自動的に登録されるため、他のナレッジワーカからの回答が得られやすくなり、知識の交流を促進することができる。
尚、上記実施の形態2では、文書に付随する情報として、メモと質問としたが、これ以外の情報であってもよい。また、メモまたは質問のいずれか一方のみ存在する場合は、存在するコメントまたは質問のみを知識交流の場220に登録するようにしてもよい。即ち、コメントのみ、または、質問のみ知識交流の場220に登録してもよい。尚、ここで、コメントとは、ノウハウや関連情報など、その文書に関して、特に相手からの回答を求めないものを指し、質問とは、他のナレッジワーカからコメントや回答を求めるものを意味している。
以上のように、実施の形態2の知識運用システムによれば、文書作成手段は、文書と共にその文書へのコメントがあった場合は、コメントを含めて文書をナレッジ情報データベースに登録し、ナレッジ交流手段は、コメントを含めて知識交流の場に登録するようにしたので、新しい知識、情報を他のナレッジワーカに対して早くかつ確実に伝達することができる。
また、実施の形態2の知識運用システムによれば、文書作成手段は、文書と共にその文書に関連する質問があった場合は、質問を含めて文書をナレッジ情報データベースに登録し、ナレッジ交流手段は、質問を含めて知識交流の場に登録するようにしたので、暗黙知の表出を早くすることができ、新しい知識、情報を伝達し、ナレッジワーカのコメントや回答を求めることで、知識の流れを早くし、ナレッジの交流を促進することができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、文書中に存在するキーワードに基づいて、そのナレッジワーカの類似分野を求め、この類似分野に属するナレッジワーカが参加する動的な知識交流の場を設けて、この知識交流の場に対して文書を登録するようにしたものである。図面上の構成は図1と同様であるため、図1を援用して説明する。尚、実施の形態3では、特定のナレッジワーカは利用者端末100aを利用するものとする。
実施の形態3のナレッジ交流手段102は、形式知データベース213から、利用者端末100aを利用する特定のナレッジワーカが作成した文書と、他のナレッジワーカが作成した文書のキーワードを抽出し、これらのキーワードに基づいて、担当するナレッジワーカと類似している分野の文書を作成しているナレッジワーカを抽出し、利用者端末100aのナレッジワーカと、抽出した類似分野のナレッジワーカとを含む動的な知識交流の場を設け、この知識交流の場に文書を投稿するよう構成されている。他の各構成は、実施の形態2と同様であるため、ここでの説明は省略する。
次に、実施の形態3の動作について説明する。
図8は、実施の形態3の動作を示すフローチャートである。
ステップST301における処理開始タイミングの取得からステップST303における対象となるナレッジワーカが作成した形式知データベース213にアクセスするまでの動作は、実施の形態1におけるステップST101〜ステップST103と同様である。
ステップST304では、ナレッジ交流手段102は、ステップST303で取得した文書情報に基づいて、変更された文書を抽出し、抽出した文書からキーワードを抽出する。ここで、キーワードの抽出としては、対象となる文書から、形態素解析等を用いて、最も頻繁に出現した名詞を所定の個数(例えば、10個)を抽出する。そして、ナレッジ交流手段102は、抽出したキーワード集を、元文書とセットにして形式知データベース213に登録する(ステップST305)。
図9は、実施の形態3の形式知データベース213の説明図である。
図示のように、実施の形態3の形式知データベース213は、実施の形態2におけるメモフィールドや質問フィールドに加えて、キーワードフィールドが設けられている。このキーワードフィールドに、その文書から抽出したキーワードを登録する。
次に、ナレッジ交流手段102は、他の利用者端末100bをアクセスし、キーワードを互いに比較し、類似分野に属する利用者を抽出する(ステップST306)。ここで、類似分野に属するか否かを判断する基準として、キーワードが10個ある場合に、例えば、その過半数を超える値である6個以上のキーワードが一致した場合に、類似分野に属すると判定する。尚、各文書に、他の利用者への「公開」「非公開」が指定されている場合は、「公開」の文書のみ対象とする。
次に、ナレッジ交流手段102は、Know−Whoデータベース211にアクセスして、類似分野に属する利用者の連絡先(メールアドレス)を取得し、動的な知識交流メンバを結成する(ステップST307)。そして、文書の要約や質問を、このように動的に結成された知識交流のメンバ間に連絡する(ステップST308)。例えば、このような動的な知識交流の場への登録として、動的なメーリングリストの結成といった処理を行う。また、ステップST309において、処理対象リスト中の全ての文書に対して処理を行ったかを判定し、全ての文書ではない場合は、このようなステップST305〜ステップST308の処理を繰り返す。尚、動的な知識交流の場として、これ以外にも、例えば、類似分野に属するナレッジワーカのみが参加可能な掲示板といったものであってもよい。
尚、図8のフローチャートでは、実施の形態2で説明したメモフィールドや質問フィールドに関する処理に対する説明を省略しているが、このようなメモフィールドや質問フィールドに関する処理は実施の形態2と同様に行うとする。
以上のように、実施の形態3の知識運用システムによれば、ナレッジ交流手段は、特定のナレッジワーカが作成した文書と、他のナレッジワーカが作成した文書のキーワードを抽出し、そのキーワードに基づいて、特定のナレッジワーカと類似している分野の文書を作成しているナレッジワーカを抽出し、特定のナレッジワーカと抽出した類似分野のナレッジワーカとを含む動的な知識交流の場を設けるようにしたので、ナレッジワーカ間のナレッジの交流をより効果的に行うことができる。例えば、担当業務や職務を同じくするナレッジワーカを集めた適切なコミュニティを結成することができるので、より適切なコメントや回答が期待できる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜実施の形態3で説明した処理によって、ナレッジワーカ間に知識交流が促進され、コメントまたは回答が得られた場合、このようなコメントまたは回答は表出された暗黙知である。そこで、実施の形態4は、質問に対して得られた回答を形式知として登録するようにした例を示している。尚、図面上の構成は、実施の形態1と同様であるため、図1を援用して説明する。
実施の形態4のナレッジ交流手段102は、知識交流の場220に投稿した質問に対して回答があった場合は、これを形式知データベース213に、元文書とリンクさせて登録するよう構成されている。他の各構成は、実施の形態1〜3のいずれかと同様である。
図10は、実施の形態4の動作を示すフローチャートである。
ナレッジ交流手段102における知識交流の場220への投稿処理については、実施の形態1〜3のいずれかで説明した方法で、その処理が行われているとする。ナレッジ交流手段102は、知識交流の場220に投稿した内容に対して、いずれかの利用者よりコメントまたは回答があったかを監視する(ステップST401)。ステップST401において、何らかのコメントまたは回答があった場合は、知識交流記録データベース214にアクセスして、該当する元文書の情報を取得する(ステップST402)。次に、元文書の情報を索引として、得られたコメントまたは回答を保存する(ステップST403)。
図11は、実施の形態4における知識交流記録データベース214の説明図である。
図示のように、知識交流記録データベース214には、投稿者や投稿内容および元文書との関係等を示す情報が登録されている。
次に、ナレッジ交流手段102は、投稿はコメントか回答かを判定する(ステップST404)。尚、コメントか回答かは、投稿した文書にいずれかを示す情報が付帯されており、ナレッジ交流手段102は、この情報に基づいて判定するものとする(図11における投稿ID4567のように、タイプフィールド「質問」と関連付けられている(元文書IDとの関連は不要)「陳述」が「回答」で、「質問」と関連付けられていない「陳述」(これについては図示されていない)が「コメント」と判定することができる)。ステップST404において、コメントであった場合は、元文書IDを抽出し(ステップST405)、その元文書に関連付け、参考情報として形式知データベース213に保存し(ステップST406)、ステップST401に戻る。一方、ステップST404において、回答であった場合は、知識交流記録データベース214の情報に基づいて、元質問者のIDを抽出し(ステップST407)元質問者へ回答があった旨を通知し、この回答によって質問事項が解決したかを問い合わせる(ステップST408)。
元質問者から、質問が解決した旨の通知を受けた場合(ステップST409)は、元文書とセットにして、回答となった投稿内容を形式知データベース213に保存する(ステップST410)。また、ステップST409において、元質問者から解決に結びつかなかった旨の通知を受けた場合は、ステップST401に戻って、回答待ちを行う。
図12は、実施の形態4における形式知データベース213の説明図である。
図示の状態は、上述したステップST410の処理を行った場合を示しており、質問フィールドに対応して回答フィールドには、得られた回答内容が格納されている。
ナレッジ交流手段102は、ステップST410で形式知データベース213に回答を登録した後、これらの内容を知識交流の場220に投稿する(ステップST411)。また、投稿者、投稿内容、元文書IDなどの項目を知識交流記録データベース214に記録する。
以上のように、実施の形態4の知識運用システムによれば、ナレッジ交流手段は、知識交流の場に登録した質問に対して回答があった場合は、質問の文書に関連付けて回答をナレッジ情報データベースに登録するようにしたので、表出された知識の体系化を自動的に行うことができ、更なる知識の流通、交流、活用と新たな表出に繋がる。
この発明の実施の形態1による知識運用システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1による知識運用システムのKnow−Whoデータベースの説明図である。 この発明の実施の形態1による知識運用システムの業務部門データベースの説明図である。 この発明の実施の形態1による知識運用システムの形式知データベースの説明図である。 この発明の実施の形態1による知識運用システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による知識運用システムの形式知データベースの説明図である。 この発明の実施の形態2による知識運用システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による知識運用システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による知識運用システムの形式知データベースの説明図である。 この発明の実施の形態4による知識運用システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4による知識運用システムの知識交流記録データベースの説明図である。 この発明の実施の形態4による知識運用システムの形式知データベースの説明図である。
符号の説明
100a,100b 利用者端末、101 文書作成手段、102 ナレッジ交流手段、200 データベースサーバ、210 ナレッジ情報データベース(ナレッジ情報DB)、211 Know−Whoデータベース(Know−WhoDB)、212 業務部門データベース(業務部門DB)、213 形式知データベース(形式知DB) 214 知識交流記録データベース(知識交流記録DB)、220 知識交流の場、300 ネットワーク。

Claims (5)

  1. ナレッジワーカの属性と当該ナレッジワーカによって作成された文書との関係を示すナレッジ情報データベースと、
    前記ナレッジワーカによって文書作成が行われた場合は、当該文書を前記ナレッジワーカに関連付けて前記ナレッジ情報データベースに登録する文書作成手段と、
    前記文書作成手段で文書が作成された場合は、前記ナレッジ情報データベースから当該文書とナレッジワーカとの情報を取得して、当該文書を複数のナレッジワーカがアクセス可能な知識交流の場に登録するナレッジ交流手段とを備えた知識運用システム。
  2. 文書作成手段は、文書と共に当該文書へのコメントがあった場合は、前記コメントを含めて前記文書をナレッジ情報データベースに登録し、
    ナレッジ交流手段は、前記コメントを含めて知識交流の場に登録することを特徴とする請求項1記載の知識運用システム。
  3. 文書作成手段は、文書と共に当該文書に関連する質問があった場合は、当該質問を含めて前記文書をナレッジ情報データベースに登録し、
    ナレッジ交流手段は、前記質問を含めて知識交流の場に登録することを特徴とする請求項1または請求項2記載の知識運用システム。
  4. ナレッジ交流手段は、特定のナレッジワーカが作成した文書と、他のナレッジワーカが作成した文書のキーワードを抽出し、当該キーワードに基づいて、前記特定のナレッジワーカと類似している分野の文書を作成しているナレッジワーカを抽出し、前記特定のナレッジワーカと前記抽出した類似分野のナレッジワーカとを含む動的な知識交流の場を設けることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の知識運用システム。
  5. ナレッジ交流手段は、知識交流の場に登録した質問に対して回答があった場合は、前記質問の文書に関連付けて前記回答をナレッジ情報データベースに登録することを特徴とする請求項3記載の知識運用システム。
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