JP2007034907A - 顧客情報登録システム、顧客情報登録プログラム及び端末装置。 - Google Patents

顧客情報登録システム、顧客情報登録プログラム及び端末装置。 Download PDF

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一 三谷
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Abstract

【課題】 操作を容易にして入力の誤りの減少に寄与することができ、業務効率の向上に寄与することができる顧客管理システム等を提供する。
【解決手段】 サービスクライアント40の登録処理部45は、表示指示部42を介して店舗端末10あるいはリカバリ端末20の表示画面に、必要な情報を段階的に求める画面を順次表示させる。また、登録処理部45は、案件毎の処理状態を示す一覧画面を店舗端末10あるいはリカバリ端末20の表示画面に表示させ、これらの端末からの指示に応じて処理する案件を選択させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、顧客情報の管理に用いる顧客情報登録システム等に関する。
従来より、例えば顧客の信用情報等を管理する顧客管理システムが知られている(例えば特許文献1参照。)。このような従来の顧客管理システムでは、顧客の与信調査における事務作業の支援を実現している。
特開2004−206568号(第5−8頁、第1図)
ところで、従来の顧客管理システムでは、例えば1つあるいは2つの表示画面に、入力項目を表示し、操作者が入力する構成になっている。このため、料金プラン,オプションサービスの数等の契約条件が複雑になってくると、少ない表示画面上で多くの情報を入力することを要求すると、入力を誤る可能性が増加する。また、少ない表示画面上で多くの情報を入力することになると、操作が複雑になって使いこなすまでの教育時間が長くなってしまう。
また、従来の顧客管理システムでは、全ての契約者について操作者が最終的な信用の判断により登録の可否を判断していたため、登録作業の効率化が望まれていた。
ところで、顧客管理システムでは、サービスの統合等により、使用の異なる複数のデータベースを統合する場合がある。このような状況では、契約者についての情報を収集するために、操作者が手作業で複数のデータベースに対して各々のデータベースの仕様に応じた検索条件で検索を行う必要があった。このため、検索作業の効率化が望まれていた。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、操作を容易にして入力の誤りの減少に寄与することができ、業務効率の向上に寄与することができる顧客情報登録システム等を提供することを目的とする。
また、本発明は、登録作業の効率化を通じて業務効率の向上に寄与することをも目的とする。
また、本発明は、検索作業の効率化を通じて業務効率の向上に寄与することをも目的とする。
上述の問題を解決するために、本発明の請求項1に係る顧客情報登録システムは、契約者の情報を入力する端末装置と,入力された契約者の情報を顧客情報データベースに登録する登録手段とを有する顧客情報登録システムであって、端末装置の表示画面に、契約者の情報を表示する第1の画面を表示させ、各々サービスの種類に関する情報,契約者に関する情報を入力させる第2の画面を順次ポップアップ表示させる表示制御手段を有することを特徴とする。
また、本発明の請求項9に係る顧客情報登録システムは、契約者の情報を入力する端末装置と,入力された契約者の情報を顧客情報データベースに登録する登録手段とを有する顧客管理システムであって、登録手段は、入力された契約者の情報が、自動的に処理できる状態か否かを判定する判定手段を有し、判定手段によって自動的に処理できる状態でないと判定された契約者の情報を,端末装置とは別に設けられたリカバリ端末の表示画面に表示させる表示制御手段と、リカバリ端末から操作者による判断結果を入力する入力手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の請求項13に係る顧客情報登録システムは、契約者の情報を入力する端末装置と,入力された契約者の情報を顧客情報データベースに登録する登録手段とを有し、該登録手段は、入力された契約者の情報中のキーとなる情報と同一又は類似の情報を,顧客情報データベース及び顧客情報データベースとは異なる仕様の他のデータベースとから取得する情報取得手段を有することを特徴とする。
本発明の請求項1に係る顧客情報登録システムでは、端末装置の表示画面に、契約者の情報を表示する第1の画面を表示させ、各々サービスの種類に関する情報,契約者に関する情報を入力させる第2の画面を順次ポップアップ表示させる。端末装置の操作者は、第2の画面に順次情報を入力する。これにより、1画面中で入力する情報を減少させることができ、操作を容易にして入力の誤りの減少に寄与することができ、業務効率の向上に寄与することができる。
また、本発明の請求項9に係る顧客情報登録システムでは、登録手段の判定手段は、入力された契約者の情報が、自動的に処理できる状態か否かを判定し、表示制御手段は、自動的に処理できる状態でないと判定された契約者の情報を,端末装置とは別に設けられたリカバリ端末の表示画面に表示させ、入力手段は、リカバリ端末から操作者による判断結果を入力する。これにより、自動的に処理できる状態でないと判定された契約者の情報についてのみ、操作者による判断の対象とすることができる。このため、システム全体としての登録作業の効率化を通じて作業効率の向上に寄与することができる。
また、本発明の請求項13に係る顧客情報登録システムでは、登録手段の情報取得手段が、契約者の情報を保持する顧客情報データベースと顧客情報データベースとは異なる仕様の他のデータベースとから、入力された契約者の情報中のキーとなる情報と同一又は類似の情報を取得する。これにより、仕様の異なるデータベースから同一又は類似の契約者の情報を容易に取得することができ、検索作業の効率化を通じて業務効率の向上に寄与することができる。
本発明は、例えば異なる方式の携帯電話サービスを含む通信サービスの契約者の情報を管理する管理システムに適用することができる。
(全体構成)
本発明の一実施例に係る情報通信システムは、例えば図1に示すように、販売店等に配置される店舗端末10と、不正規状態の処理(リカバリ)を行うリカバリ端末20と、これらの店舗端末10及びリカバリ端末20とネットワーク30を介して接続されたサービスクライアント40と、登録管理サービスを提供する登録管理サーバ50と、このサーバ50と接続された顧客情報サーバ70とを備えている。登録管理サーバ50は、外部事業者(CARDNET、TACS等)の与信サーバ群80とネットワーク60を介して接続されている。この情報通信システムは、さらに、与信サーバ群80を参照して審査を行う審査サーバ90を備えている。
店舗端末10,リカバリ端末20は、例えばCPU(Central Processing Unit),メモリ,HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置,入出力装置,ネットワークインターフェース,キーボード,ディスプレイ等の入出力装置等を有するパーソナルコンピュータ(PC),ワークステーション(WS)等の情報処理装置からなり、HDD等に保持されているオペレーティングシステム(OS)及び制御プログラムを実行することにより、同図中に示す機能ブロックとして機能する。
また、サービスクライアント40及び登録管理サーバ50は、例えば、マザーボード上にCPU(Central Processing Unit)、メモリ、チップセット、グラフィックボード、ネットワークインターフェース等を有し、HDD(Hard Disk Drive)、FDD(Flexible Disk Drive)、CD−ROMドライブ等の補助記憶装置を搭載したラックマウント型サーバから構成されている。
これらのサービスクライアント40及び登録管理サーバ50は、ハードウェアの故障によるシステムダウンが許されないため、同じ構成のサーバを2セット以上保持し、コントローラ装置によりサーバの稼動状況を常にチェックしている。一方のサーバに障害が発生した場合には、コントローラ装置は他の稼動しているサーバに処理を切り替える。これにより、ハードウェアの故障等の障害に対処している。また、これらのサービスクライアント40及び登録管理サーバ50は、HDD等に保持されているオペレーティングシステム(OS)及び制御プログラムを実行することにより、同図中に示す機能ブロックとして機能する。
店舗端末10は、サービスクライアント40との間の通信を処理する通信処理部11と、表示画面の表示を行う描画処理部12と、操作者の指示を入力する入力処理部13とを備えている。また、この店舗端末10には、書類等を出力するプリンタ等の出力装置が接続されている。同様にリカバリ端末20は、サービスクライアント40との間の通信を処理する通信処理部21と、表示画面の表示を行う描画処理部22と、操作者の指示を入力する入力処理部23とを備えると共に、プリンタ等の出力装置が接続されている。
(サービスクライアント40概要)
サービスクライアント40では、例えば端末10,20の表示画面の制御等を行うゲートキーパーサービス等のクライアントアプリケーションが実行されている。このクライアントアプリケーションは、例えば店舗端末10及びリカバリ端末20に操作画面等の情報を提供するUI機能(図示なし)と、登録管理サーバ50が提供するサービスを利用する利用機能(図示なし)とを備えている。このクライアントアプリケーションの実行により、例えば図2に示すように、店舗端末10,リカバリ端末20との間の通信を制御する通信制御部41と、店舗端末10,リカバリ端末20に対する表示指示を生成する表示指示部42と、店舗端末10,リカバリ端末20からのデータを受信するデータ受信部43と、例えば料金プランを入力した後にオプションサービスを入力する際、料金プランによっては申し込むことができないオプションサービスが存在する場合、料金プラン選択画面で選択された料金プランにて申し込み可能なオプションサービスのみオプションサービス選択画面の選択肢に表示させるといったUI(User Interface)機能の動作の記述等のデータ(以下、UI定義データ)を保持するデータ保持部44と、登録管理サーバ50を介した登録処理を制御する登録処理部45と、登録管理サーバ50との間の通信を制御する通信制御部46として機能する。
データ保持部44には、同図中に概念的に示すように、UI定義データが格納されており、登録処理部45はUI定義データを参照して、店舗端末10,リカバリ端末20に表示させる画面の描画指示,入力の定義等の情報を生成し、店舗端末10,リカバリ端末20に供給する。各店舗端末10,リカバリ端末20の描画処理部12,22は、サービスクライアント40からの情報に応じて画面を表示させ、入力処理部13,23は、操作者からの入力を通信処理部11,21を介してサービスクライアント40宛に送信するようになっている。すなわち、店舗端末10及びリカバリ端末20は画面の表示及び操作者からの入力の取得のみの機能を有している。登録等の実質的な処理は、サービスクライアント40において実行されている。
また、サービスクライアント40の登録処理部45には、新規の申込についての処理を行う新規申込処理部45aと、登録内容の変更についての処理を行う登録変更処理部45bと、契約者の名前,親権者,支払者,旧姓,通称名等からの同一又は類似している契約者の存在の有無の審査,TACS審査、CARDNET審査等についての処理を行う名寄せ処理部45cと、不正規処理部45dと、案件毎に処理状態を検出する処理状態検出部45eと、登録処理部45全体の処理を制御する処理制御部45f等の処理部が設けられており、店舗端末10,リカバリ端末20からの入力に応じて登録管理サーバ50に対する登録等の処理を実行するようになっている。
データ保持部44に格納されているUI定義データ中では、ウィンドウ中に表示する要素の定義,入力欄の定義,登録管理サーバ50等に対する要求等が定義されている。処理制御部45fは、各処理部45a〜45eまでの処理に応じてデータ保持部44を参照し、各端末10,20に対する画面の表示指示を生成し、表示指示部42を介して端末10,20に供給する。また、処理制御部45fは、データ保持部44を参照して、データ受信部43から供給される端末10,20からの入力データに応じて登録管理サーバ50等に対する登録等の処理を実行させる。
また、処理状態検出部45eは、一定時間毎に登録管理サーバ50に対して問合せ(ポーリング)を行い、処理案件毎に処理状態を検出する。
このように、この管理システムでは、店舗端末10,リカバリ端末20の表示画面,入力等のみを実行させ、サービスクライアント40側で実質的な処理を実行させることにより、機能の追加等の保守を容易に行うことができる。また、サービスクライアント40側で実質的な処理を行うことにより、サービスクライアント40に接続されていない状態では店舗端末10に、契約者の情報等が保存されない。このため、セキュリティの向上に寄与することができる。
(登録管理サーバ50概要)
サービスクライアント40上で動作しているクライアントアプリケーションからの各種業務処理要求は登録管理サーバ50によって処理される。登録管理サーバ50は、必要に応じて外部事業者(CARDNET、TACS[電話番号を自動認識し、現在使われているか、使われていないか、移転電話番号案内がおこなわれているかを瞬時に仕分け、契約者の住所変更の可能性を予測する{http://www.mic-japan.co.jp/home/service/marketing/tacs.html}])の与信サーバ群80を参照して審査を行う審査サーバ90に対して照会等の処理を行う。登録管理サーバ50による処理の結果は、顧客情報サーバ70の顧客DBに反映される。
この登録管理サーバ50は、例えば図3に示すように、サービスクライアント40に対するソフトウェアインターフェースであるフロントエンドサービス51と、サービスクライアント40を介して提供するサービスについての処理を実行するサービス処理部52と、顧客情報サーバ70に登録されている契約者の名前についての処理を行う名寄せ処理部53と、他の通信事業者等における信用情報を保持する自社・他キャリアDB54と、契約者の名前,登録内容等について正規状態(登録管理サーバ50において自動的に処理できる状態)であるか否かを判断する正規判断部55と、不正規状態に対する処理を実行させる不正規処理部56と、顧客情報サーバ70に対する登録処理を実行する登録処理部57と、審査サーバ90に対して照会を行う与信処理部58を備えている。
自社・他キャリアDB54に格納されている信用情報は、例えば定期的に情報交換用のデータファイルを用いて更新するようになっている。
登録管理サーバ50が提供するサービスには、主に次のようなものがある。
1.共通サービス
2.新規登録サービス
3.解約サービス
4.故障サービス
5.情報変更サービス
6.料金収納サービス
7.機種変更サービス
8.契約変更サービス
9.プリペイドサービス
これらのサービスは、例えばフロントエンドサービス51を介して供給されるサービスクライアント40からの要求に応じて呼び出され、各々のサービスの処理が実行されるようになっている。各々のサービスは、サービス処理部52に実装されたソフトウェアによって実行される。1.共通サービスには、a.契約者についての情報を照会する顧客情報照会と、b.契約者の家族等についての情報を照会するファミリー情報照会等の処理がある。
また、2.新規登録サービス〜9.プリペイドサービスには、各々自動的に処理できる状態(a.正規状態)と、リカバリ端末20の操作者による判断等が必要な状態(b.不正規状態)とがある。このため、この登録管理サーバ50は、正規状態か否かを判断する正規判断部55と、不正規状態の処理を補助する不正規処理部56とを備えている。
また、正規判断部55は、不正規処理によっても処理できない状態をエラーとしてサービスクライアント40を介して店舗端末10及びリカバリ端末20に通知するようになっている。
顧客情報サーバ70は、上述の自社・他キャリアDB54の仕様とは異なる仕様の各種の顧客情報(例えば契約者の漢字氏名,カナ氏名,生年月日,連絡先電話番号,既存の契約の種類,サービス状態,料金の支払い状況(滞納の有無)等)が登録される顧客DB71と、顧客DB71に対する登録等の処理を実行する登録処理部72とを備えている。この顧客情報サーバ70は、処理を行なうホストコンピュータと、顧客DB71等が格納されるストレージ装置とから構成されている。これらのホストコンピュータとストレージ装置は、別のノードとして構成されている。各々のノードは全てシステムダウンに備え冗長化されている。ホストコンピュータは、例えばクロック速度が1GHzを超えるRISC(Reduced Instruction Set Computer)プロセッサを、最大で64個搭載可能な、規模の大きいサーバから構成されている。また、ストレージ装置はRAID(Redundant Array of Independent Disks)により、冗長化されて構成されている。ホストコンピュータとストレージ装置はSAN(Storage Area Network)というストレージ専用のネットワークで接続されている。
(動作概要)
図4は、店舗端末10及びリカバリ端末20の動作状態の遷移の一例を示す状態遷移図であり、図5は、新規登録の動作を時系列に示した図である。図5中のS1において、例えば図6(A)[リカバリ端末20の場合には同図(B)]に示すような「メインメニュー」の画面が表示されている状態で新規登録を選択すると、「新規申込/与信」の画面が表示され(S2)、操作者が情報を入力すると、例えば図7に示すような「処理状態一覧」の画面に入力されたタスクが表示される(S10)。このような状態において、登録管理サーバ50から処理済通知がなされると、「処理状態一覧」の画面から対応する案件を選択することができるようになる。この状態で処理済の案件を選択すると、「新規登録(1)」の画面が表示される(S11)。これに対して、操作者が情報を入力して登録を指示すると、「処理状態一覧」の画面に入力されたタスクが表示される(S20)。
この後、登録管理サーバ50から処理済通知がなされると、「処理状態一覧」の画面から対応する案件を選択することができるようになる。この状態で処理済の案件を選択すると、「新規登録(2)」の画面が表示される(S21)。これに対して、操作者が登録内容の印刷等を行うと、新規登録が完了し、「処理状態一覧」の画面が表示される(S22)。
この管理システムにおいて、店舗端末10から実行する処理は、新たな契約者(あるいは移動機)を登録する「新規登録」,料金の収納あるいは契約者情報の変更「料金収納/顧客情報変更」,集計「日報/月報印刷」、「故障業務メニュー」等がある。これらの処理の選択は、上述の図6に示すメインメニューから所定のボタンを指示することによって行うようになっている。
また、図7中の「処理状態」の欄に表示される文字は、例えば図8に示すように、システム処理中であることを示す「処理中」,不正規対応待ちであることを示す「対応待ち」,不正規対応中であることを示す「対応中」,処理続行可能であることを示す「処理可能」,審査中であることを示す「審査中」、他のユーザが使用中である「他端末確認中」、メンテナンス等でロックを行う場合は操作を行っているオペレータ名称が表示される。店舗端末10及びリカバリ端末20の操作者は、この表示を見ることにより、個々の案件の処理状況を把握することができ、処理可能な案件を容易に認識することができる。
例えば新規登録は、契約者の信用調査(与信).契約情報の入力(新規登録(1)),契約書類等の印刷(新規登録(2))の3つの段階で処理されるようになっている。処理中の案件が残っている状態で、個々の段階の処理(例えば新規登録時の与信)が終了すると、上述の「処理状態一覧」に戻る。「処理状態一覧」中に「処理可能」として表示されている案件を、操作者が指示すると、その後の処理を実行することができるようになる。
以上のように、この管理システムでは、店舗端末10及びリカバリ端末20の操作者が、「処理状態一覧」から把握した処理可能な案件を指示して処理を実行させることにより、複数の案件を並行して処理することができるようになっている。これにより、例えば新規契約者の契約条件に問題があった際にも、システム処理を滞留することなく、他の新規契約者の契約処理を進めることができる。従って、店舗における業務滞留を招くことなく、効率的な受付業務を行うことができる。
(新規登録処理詳細)
ところで、新規登録時に必要な情報は、例えば図9に示すように、契約者の氏名(漢字・カナ又はアルファベット),生年月日,性別,住所(郵便番号,上位,下位),連絡先(電話),…,支払方法,…,本人確認書類,…等の情報が必要になる。このように、新規登録に必要な情報は非常に多く、1画面あるいは2画面程度の少数の表示画面で入力しようとすると、操作が難しくなり、間違いが発生し易くなる問題がある。また、これらの情報のうち、ひとつでも不正確な情報が与えてしまうと、すべての情報に不整合を生じてしまい、例えばその後の与信処理が実行できなくなる事態となる。このため、この管理システムでは、情報の入力を段階的に行うようにすると共に、入力した情報によって、次に行う業務処理が限定されるようになっている。
また、上述のように、この管理システムでは、新規登録は、契約者の信用調査(与信).契約情報の入力(新規登録(1)),契約書類等の印刷(新規登録(2))の3つの段階で処理するようになっている。このため、情報の入力は、各段階で必要な情報に分けて行うようにしている。以下、順を追って説明する。
(新規登録/与信)
新規登録における与信段階では、例えば図10に示す受付工程(S701)において、店舗端末10及びリカバリ端末20の操作者が契約者についての情報及び必要に応じて親権者、支払者、旧姓、通称名を入力し、受付処理開始を指示すると、店舗端末10,ネットワーク30,サービスクライアント40を介して、与信情報が登録管理サーバ50のサービス処理部52(新規登録サービス)に供給される。これに応じて、サービス処理部52は、名寄せ処理部53に名寄せ照会(S801)を実行させ、顧客情報サーバ70に対して契約者情報検索(S851)と請求先情報検索等(S852)を行い、これらの結果を審査情報として保持する(S803)。これと並行して、サービス処理部52では、審査サーバ照会(S802)を実行し、審査サーバに照会を行い(S853)、結果を審査情報に追加する(S803)。
これらの情報が得られると、登録管理サーバ50の正規判断部55は、正規状態であるか否かを判断し(S804)、正規状態であればサービスクライアント40を介して店舗端末10及びリカバリ端末20に与信の完了を通知する(S702)。一方、不正規状態であれば、サービスクライアント40を介してリカバリ端末20に不正規状態の処理(不正規処理)を移行する(S751)。
サービスクライアント40は、リカバリ端末20の表示画面に不正規処理の要求を表示させ、これに応じて、リカバリ端末20の操作者が不正規処理を選択すると、サービスクライアント40は、名寄せ照会(S801),審査サーバ照会(S802)の結果等を表示させる。リカバリ端末20の操作者は、これらの情報及び必要に応じて取得した情報を総合して、契約者についての信用性を審査し、審査結果を入力する。審査結果は、サービスクライアント40が店舗端末10及びリカバリ端末20に通知する。
このように、正規状態では登録管理サーバ50のサービス処理部52において自動的に与信処理を行い、不正規状態ではリカバリ端末20の操作者が判断することにより、審査の高速化に寄与することができる。
上述の図10中のS701では、図11〜図13に示すように、与信に必要な情報を段階的に入力するようになっている。店舗端末10及びリカバリ端末20から新規申込/与信が指示されると、サービスクライアント40は、図11〜図13に示す処理を開始し、まず、例えば図26に示す「新規登録/審査受付」画面を店舗端末10に表示させると共に、図14に示すような申込区分の入力を求める画像を表示させる(図11中のS101)。なお、図26中の「審査確認開始」ボタンは、後述のように所定のデータの入力が終了するまで無効にされている。これに応じて、店舗端末10の操作者が所定の区分を選択すると、サービスクライアント40は、例えば図15に示すような申込タイプの入力を求める画面を表示させる(S102)。
ここで、図11中のステップS102及び図15中における「通常回線(PDC)」は、800MHz又は1.5GHzの周波数帯を使ったPDC(Personal Digital Cellular)方式のデジタル携帯電話サービスを示すものであり、「通常回線(3G)」は、第3世代の携帯電話サービスを示すものである。この携帯電話サービスは、ITU(国際電気通信連合)によって定められた「IMT−2000」に準拠したデジタル携帯電話のことである。基本的にはCDMA方式により、PDCに比べ大容量のデータ通信が可能である。また、「Vodafone Connect Card」は、データ通信専用のカードタイプの3G端末のことであり、ノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistance)に接続することで、従来主流であったPHS(Personal Handyphone System)よりもより高速にデータ通信を行なうことができるようになっている。
また、「家族割引主副新規」は、家族間で複数回線保有する場合に、加入することができる割引サービスのことを示しており、2台目以降の副回線の基本使用料の割引、家族間の通話・メールに対して割引料金を適応するサービスのことを示している。また、「家族割引(ファミリー)副追加」は、すでに家族割引を申し込んでいる契約者による新たな副回線の追加を示している。
なお、以上の処理の実行中は、サービスクライアント40は、常に新規登録/審査受付画面(図26)を店舗端末10の画面上に表示させており、処理進行に準じて図14〜24に示す画面を店舗端末10の画面上にポップアップ表示させる。
申込タイプが入力されると、サービスクライアント40は、例えば図16に示すような契約者についての情報の入力を求める画面を表示させる(S103)。この後、店舗端末10及びリカバリ端末20の操作者が契約者の氏名,生年月日等を入力すると、サービスクライアント40は、年齢チェックを行う(S104)。この後、図16に示す画面中で旧姓,通称名が選択されていれば、旧姓,通称名の入力画面を表示させ、旧姓,通称名を入力させる(S105)。さらに、例えば図17に示すような契約者の住所の入力を求める画面を表示させ、契約者の住所の入力を求める(S106)。
さらに、契約者が未成年である場合には、サービスクライアント40は、同意書の入力を求める画面を表示させる(S107)。この後、例えば図18に示すような既存の携帯電話番号(MSN[Mobile Subscriber Number]又はMSISDN[Mobile Station International Integrated Services Digital Network Number])の有無等の入力を求める画面を表示させる(S108)。既存の携帯電話番号の有無を確認した後(S109)、ない場合には、支払者の確認等の処理(S110〜S112)を行った後、図12のS121に進む。
既存の携帯電話番号がある場合には、サービスクライアント40は、例えば上述の図18に示す画面を表示させて当該MSN等を入力させ(S113)、顧客情報サーバ70に当該MSNの確認を行う(S201,S301,S401)。なお、S301では中継サービスは、上述の図3中の名寄せ処理部53に相当する。この後、一括請求を行うか否かを選択させ(S114〜S118)、一括請求しない場合には、S110に進み、一括請求する場合には、既存回線の支払方法がクレジットであるか否かを確認する(S119)。クレジットである場合には、図13のS145に進む。クレジットでない場合には、図12のS123に進む。
図12中のS121〜S124では、支払方法の選択を行う。まず、サービスクライアント40は、例えば図19に示すような支払方法の選択を求める画面を表示させる(S121)。これに応じて、店舗端末10の操作者が支払方法を選択すると、選択内容に応じてS122,S123,S124のいずれかを実行する。図19の画面から「預金口座振替」が選択された場合には、サービスクライアント40は、例えば図20に示す画像を表示させ、銀行名,支店名,口座種別,口座番号,口座名等の預金口座について、例えば銀行名、支店名は50音順に表示された候補より選択し、口座番号を入力する。(S122)。図19の画面から「郵便局自動払込」が選択された場合には、サービスクライアント40は、例えば図21に示す画像を表示させ、通帳記号,通帳番号,通帳名義等の郵便局の口座について、例えば通帳記号、通帳番号を入力し、口座名義を確認する(S123)。また、図19の画面から「クレジットカード払い」が選択された場合には、サービスクライアント40は、例えば図22に示す画像を表示させ、有効期限,カード番号,会員名等のクレジットカードについての情報の入力を求める(S124)。完了ボタンを押した後、確認のため再度有効期限、カード番号、会員名等の入力を行う。
支払方法についての入力が終了すると、サービスクライアント40は、例えば図23に示すような本人確認書類の選択を求める画像を表示させる(S125)。この図23に示す状態(支払方法で「クレジットカード払い」以外が選択された場合)には、本人確認書類として「クレジットカード」は認めないため、「クレジットカード」の選択はできないようにしている。また、上述の支払方法で「クレジットカード払い」が選択された場合には、図23の画面の代わりに、例えば図24に示すように本人確認書類として「クレジットカード」のみ選択可能な画面を表示させる。支払方法で「クレジットカード払い」が選択された場合には、他の本人確認書類は認めないため、「クレジットカード」以外は選択できないようにしている。このように、不必要な選択肢については選択できないように表示画面を構成することにより、誤操作の防止に寄与することができ、作業効率の向上に寄与することができる。
本人確認書類の選択が終了すると、サービスクライアント40は、各々の書類についての確認を行う(S126〜S134)。例えば本人確認書類として「健康保険証」が選択された場合には、例えば図25に示すような画像を表示させ、店舗端末10及びリカバリ端末20の操作者に、生年月日,漢字氏名が先に入力された契約者の生年月日,漢字氏名と一致しているか否かを確認させる(S129)。
また、本人確認書類が「健康保険証」の場合及び、本人確認書類が「身体障害者手帳」又は「学生証」であって住所が記載されていない場合、あるいは本人確認書類が「パスポート」であって記載されている住所が先に入力された契約者の住所と一致していない場合には、図13中のS141に進む。それ以外の場合には、図13中のS145に進む。
図13中のS141〜S144では、住所確認書類の選択と確認を行う。まず、S141では、サービスクライアント40は、住所確認書類の選択を求める画面を表示させる。住所確認書類は、例えば「住民票記載事項証明書」,「公共料金領収書・請求書」,「官公庁発行印刷物」等であり、この画面では、これらの選択肢を選択可能になっている。住所確認書類が選択されると、サービスクライアント40は選択された住所確認書類についての確認を求める画面(図26中の「審査確認開始」ボタンを有効にした画面)を表示させ、操作者の確認入力を求める(S142,S143,S144)。
尚、既存回線を持っている場合、クレジット払いもしくは使用実績が3ヶ月以上ある場合に限り、「確認書類なし」が選択可能。また、S102「申込みタイプ」入力後に「本日追加申込」かどうか選択させ、「申込をする」を選択した場合、受付番号を入力し、当日受け付けた別申し込みの与信情報をあらかじめ画面上に表示させ、入力の手間を省くことが可能である。
住所確認書類の確認が終了すると、上述の図9中の、与信に必要な情報が入力される。必要な情報が入力されると、サービスクライアント40は、店舗端末10及びリカバリ端末20の表示画面に、例えば図26に示すような確認画面を表示させる(S145)。この確認画面には、これまでに入力された情報の一覧と、審査確認(与信)開始,修正,受付キャンセルを指示するボタンが表示されている。サービスクライアント40は、受付のキャンセルが選択されると、最初の画面の表示(S101)に戻り、修正が選択されると、図11のS102に戻る。
審査確認開始が選択された場合には、サービスクライアント40は、今までに入力された契約者についての情報(与信情報)を登録管理サーバ50宛に送信し(S146)、登録管理サーバ50が審査を開始する(S205)。この際、登録管理サーバ50からサービスクライアント40に受付番号が通知される。これに応じて、サービスクライアント40は、上述のように入力された情報を図26と同様の画面上に情報を表示させ、受付証の出力指示を求める(S147)。これに応じて店舗端末10の操作者が出力を指示すると、店舗端末10及びリカバリ端末20のプリンタにより、例えば図27に示すような受付証(受付確認証)を印刷させ(S148)、与信段階の処理を終了する。なお、受付証の所定の欄(受付番号)には、登録管理サーバ50から通知された受付番号が印刷される。与信段階の処理が終了すると、店舗端末10の表示画面には、上述の図7に示す処理状態一覧画面が表示され、処理可能な処理を選択可能な状態となる。
(新規登録(1))
また、新規登録における契約情報の入力(新規登録(1))では、新規登録(1)に関する情報の入力が終了し、操作者が、図42中の「受付開始」ボタンを選択すると、例えば図28中のS711に示すように、店舗端末10,ネットワーク30,サービスクライアント40を介して、新規申込についての情報が登録管理サーバ50のサービス処理部52(新規登録サービス)に供給される(S811)。
登録管理サーバ50の登録処理部57は、供給された情報を顧客情報サーバ70に登録する(S812,S861)し、登録情報を保持する(S813)。正規判断部55は、登録情報に応じて、正規状態であるか否かを判断し(S814)、正規状態であればサービスクライアント40を介して店舗端末10に処理続行可能であることを通知する(S712)。一方、不正規状態であれば、サービスクライアント40を介してリカバリ端末20に不正規状態の処理(不正規処理)へ移行する(S761)。
上述の図28中のS711では、例えば図40の「新規申し込み登録(1)」の画面表示と共に、図29〜図30の処理フローに応じて、図31〜図39に示すポップアップウィンドウを順次表示するようになされており、新規登録(1)段階で必要な情報を段階的に入力する。上述の処理状態一覧画面(図7)から与信の処理が終了した案件が選択されると、サービスクライアント40は、図29〜図30に示す処理を開始し、まず、図31に示すような受付番号を要求する画面を表示させる(図29中のS151)。
これに応じて、店舗端末10の操作者が受付番号を入力すると、サービスクライアント40は、例えば図32に示すような申込内容の選択を要求する画面を表示させる(S152)。この際、サービスクライアント40は、図32に示すように、可能な選択肢のみを選択し得るように画面を構成する。このように、可能な選択肢のみを表示することにより誤入力の低減に寄与することができる。
次に、サービスクライアント40は、例えば図33に示すような利用方法の入力を求める画面を表示させる(S153)。具体的には、例えば第三世代の携帯電話では、移動機とUSIM(Universal Subscriber Identity Module)を提供する他に、USIMのみの提供も可能であるため、これらの選択を行う。
この後、サービスクライアント40は、移動機の世代を判断し(S154)、第二世代であればS155以降の処理を実行し、第三世代であればS156以降の処理を実行する。第二世代の移動機である場合には、サービスクライアント40は、例えば図34に示すような移動機のシリアル番号の読み込みを指示する画面を表示させる(S155)。これに応じて店舗端末10の操作者が移動機のシリアル番号を入力すると、登録管理サーバ50は、顧客情報サーバ70に対して当該シリアル番号の照会を行って、MSN(電話番号),移動機の機種(タイプ)等の情報を取得し(S211,S311,S411)、S159に進む。
一方、第三世代の移動機である場合には、サービスクライアント40は、例えば図35に示すようなICCID(USIMの製造番号)とIMEI(第三世代移動機の製造番号)の読み込みを指示する画面を表示させる(S156)。この際、サービスクライアント40は、上述のS153における入力に応じて提供形態を判断し、USIMのみの提供である場合にはICCIDの入力のみが可能であるように、画面を構成する。また、ICCIDとIMEIは、例えばバーコードでUSIM,移動機に表示されているため、店舗端末10に設けられたバーコードリーダによって読み取ることができるようになっている。このため、サービスクライアント40は、図35に示す画面中において、その旨を示す文字を表示させる。
これに応じて、店舗端末10の操作者がICCIDを入力すると、サービスクライアント40は、顧客情報サーバ70にUSIM照会を行って、MSN,形式(タイプ),状態(ステータス)等を取得する(S212,S312,S412)。
この後、サービスクライアント40は上述のS153における提供形態に応じてUSIMのみの提供か否かを判定し(S157)、USIMのみの提供であればS159に進む。移動機も提供する場合には、店舗端末10の操作者がIMEIを入力すると、サービスクライアント40は、顧客情報サーバ70にIMT移動機照会を行って、移動機の形式(タイプ),状態(ステータス)等を取得した後(S213,S313,S413)、S159に進む。
S159では、サービスクライアント40は、例えば図36に示すように、移動機のMSN(移動機の電話番号:第二世代の場合)又はMSISDN(電話番号:第三世代の場合)の入力を求める画像を表示させる。これに応じて、店舗端末10の操作者がこれらの番号を入力すると、サービスクライアント40は電話サービス契約申込の申込書番号を要求する画像を表示させる(S160)。これに応じて店舗端末10の操作者が申込書番号を入力すると、サービスクライアント40は登録管理サーバ50に利用可能なサービスプランを要求し(S214)、これに応じて、例えば図37に示すような料金プランの選択画面を生成する(S161)。
これに応じて、店舗端末10及びリカバリ端末20の操作者が料金プランを選択すると、サービスクライアント40は、特定の相手先に対する割引サービス(指定割引)の選択を求め(S162)、指定割引が選択されると、指定割引の相手先の電話番号の入力を求める(図30中のS171〜S172)。相手先の電話番号が入力されると、サービスクライアント40は、登録管理サーバ50からCDEコード(MSNの番号体系を、0AB−CDEF−GHIJとしたときの、4〜6桁目までのコードをいう。)を取得し(S221)、指定割引サービス等の相手先のチェックを行う。また指定割引はIP電話及び固定電話も指定可能なため、IP電話(050−CDEF−××××)、及び固定電話のチェックも行なう。なお、第三世代の移動機の場合において、所定のサービス(例えばグローバルコールプラン)が選択されている場合には、指定割引は行わないようになっている。
この後、サービスクライアント40は、移動機のタイプに応じた選択できるオプションサービスを登録管理サーバ50から取得し(S222)、例えば図38(A)[PDCの場合]又は同図(B)[3Gの場合]に示すようなオプションの選択を求める画面を表示させる(S173)。これらの画面は、各々[PDC]又は[3G]において提供可能なオプションのみが選択可能に構成されている。これに応じて、店舗端末10の操作者がオプションサービスを選択すると、サービスクライアント40は、暗証番号の要求(S174),請求書の送付先についての処理(S175〜S181)を行う。請求先の情報の変更がある場合には、サービスクライアント40は、例えば図39に示すような請求先の情報の変更の承認を求める画面を表示させる(S181)。
以上の入力が終了すると、サービスクライアント40は、店舗端末10の表示画面に、例えば図40に示すような確認画面を表示させる(S182)。この確認画面には、これまでに入力された情報の一覧と、状態一覧に戻る[戻る],審査(与信)の戻る[審査へ戻る],帳票出力,修正を指示するボタンが表示されている。サービスクライアント40は、[戻る]が選択されると、処理状態一覧画面の表示に戻り、[審査へ戻る]が選択されると審査(与信)の受付画面に戻り、修正が選択されると、図29のS152に戻る。
また、[帳票出力]が選択されると、サービスクライアント40は、店舗端末10のプリンタに例えば図41に示す申込確認書を印刷させる(S183)。申込確認書の印刷が終了した後、店舗端末10の操作者が、出力された帳票に記載された「帳票確認番号」を図42中の「帳票確認番号」欄に入力すると、サービスクライアント40は、図42中の[受付開始]を選択できる状態にする。これに応じて、店舗端末10の操作者が[受付開始]を指示すると、サービスクライアント40は、上述のように入力された新規申込に必要な情報を登録管理サーバ50に送信し、サービス処理部52に新規申込を要求する(S223)。この後、処理状態一覧画面の表示に戻る。
(新規登録(2))
また、契約書類等の印刷(新規登録(2))では、[受付完了]が指示されると、例えば図43中のS721に示すように、登録管理サーバ50のサービス処理部52にその旨が通知され(S821)、この後、サービスクライアント40は店舗端末10に処理状態一覧画面(図7)を表示させる(S722)。また、顧客情報サーバ70は、登録処理が完了した契約者の移動機についての情報を移動体通信網構成する交換機等に通知し、当該移動機を使用可能な状態にする。
具体的には、この通信システムで提供する携帯電話サービスでは、移動体通信ネットワークは、例えば図44に示すように、上述のPDC方式と3G方式の無線ネットワーク100,110を用いている。登録管理サーバ50から、新規登録された移動機等の識別番号等が通知されると、顧客情報サーバ70は、対応する移動体通信ネットワークの交換機等に当該識別番号等を通知する。この通知に応じて、交換機等の設定が行われ、新規登録された移動機が使用可能な状態になる。
また、上述の図43中のS721中では、例えば図45に示すように、登録の最終的な確認を行う。上述の処理状態一覧画面から処理続行可能な案件が選択されると、サービスクライアント40は、図45に示す処理を開始し、まず、例えば図46に示すような申込内容の確認を要求する画面を表示させる(S191)。この確認画面には、申込内容を示す表示の他に、状態一覧に戻る[戻る],登録完了[受付完了]を指示するボタンが表示されている。サービスクライアント40は、[戻る]が選択されると、処理状態一覧画面の表示に戻り、[受付完了]が選択されるとのサービス処理部52は、登録完了の処理を実行する(S231)。この後、サービスクライアント40は、契約申込書の出力を確認し(S192)、出力が指示された場合には、例えば図47に示すような契約申込書を店舗端末10のプリンタに印刷させ(S194)、新規登録処理が完了する。この後、サービスクライアント40は、処理状態一覧画面の表示に戻る。
(効果:段階入力)
上述のように、この管理システムでは、申込に必要な情報を段階的に入力するため、情報の入力を誤ることが少ない。このため、業務効率の向上に寄与することができる。また、この管理システムでは、情報を段階的に入力するため、申込書等の書面の記載が必要なく、ペーパーレス化に寄与することができる。これにより、省資源化,経費節減に寄与することができる。
(正規状態の判断・不正規処理)
正規判断部55は、名寄せ等の処理の結果に応じて、正規状態か否かの判断を行う。正規状態である場合は、登録管理サーバ50のサービス処理部52が処理結果をサービスクライアント40に通知する。これにより、処理状態検出部45eが当該結果に対応する案件の処理状態が[処理可能]になったことを検出し、処理状態一覧画面において当該案件の処理を選択可能な状態になる。
一方、正規状態でない場合には、正規判断部55は、不正規処理部56に指示して、リカバリ端末20宛に不正規状態に対する処理の実行を促すため、不正規処理要求の表示情報を送出する。不正規状態には、例えば図48に示すように、名寄せの不正規(S961:図10中のS751に対応)と、与信の不正規(S962:図28中のS761に対応)及び登録の不正規(S963)とがある。不正規処理部56からの要求を受けたサービスクライアント40は、リカバリ端末20の操作者に不正規処理の実行を求める。
具体的には、例えばサービスクライアント40は、リカバリ端末20の表示画面に、例えば図49に示すような不正規処理の一覧画面を表示させる。リカバリ端末20の操作者は、この画面から処理が求められている案件を選択し、[対応開始]ボタンを指示することにより、不正規対応処理を開始する。
図50中のS501において、リカバリ端末20の操作者が、例えば不正規一覧画面から名寄せ不正規の案件を選択した場合には、サービスクライアント40は、例えば図51に示すように、名寄せ不正規処理の画面をリカバリ端末20に表示させる(S502)。これに応じて、リカバリ端末20の操作者が[対応完了予想時刻入力]を選択して対応完了予想時刻を入力すると(S503)、例えば図52に示すように、サービスクライアント40は、リカバリ端末20に対応完了予想時刻の入力を求める画面を表示させる。これに応じて、リカバリ端末20の操作者が当該時刻を入力すると、この時刻はサービスクライアント40を介して、店舗端末10に表示されている処理状態一覧画面に反映される。これにより、店舗端末10の操作者は、不正規処理の終了時刻を把握することができる。例えば終了までに時間の余裕があれば、店舗端末10の操作者はその間に他の処理を行うことができるため、業務効率の向上に寄与することができる。
名寄せ不正規とは、例えば契約者の漢字氏名,カナ氏名,生年月日に該当する情報が複数存在する状態をいう。このような状態では、リカバリ端末20の操作者が契約者と同一の情報を選択したり[同一確定]、他人であると判断したり[新規顧客]することにより、契約者についての情報を確定させる。また、[再照会]ボタンを選択することにより、顧客情報サーバ70に再度、契約者の情報を照会することができるようになっている(S601)。
リカバリ端末20の操作者が、契約者についての情報を確定させると、その旨がサービスクライアント40に通知され(S602)、リカバリ端末20の表示は図49の不正規一覧画面に戻る(S504)。サービスクライアント40は、確定した契約者についての情報に応じて与信等の処理を継続する。
また、上述の図50中のS505において、リカバリ端末20の操作者が、例えば不正規一覧画面から与信不正規(与信滞納不正規)の案件を選択した場合には、サービスクライアント40は、例えば図53に示すように、与信滞納不正規処理の画面をリカバリ端末20に表示させる(S506)。これに応じて、リカバリ端末20の操作者が[対応完了予想時刻入力]を選択して対応完了予想時刻を入力する(S507)。
与信滞納不正規とは、例えば審査サーバ90による各種審査(クレジットカード審査、TACS審査、他事業者滞納検索、独自蓄積情報検索、既存回線がある場合の交登(交換機への登録待ち)確認等)の結果、問題があり、リカバリ端末20の操作者による判断が必要な状態等をいう。この場合に表示される画面中には、審査サーバ90から通知された契約者情報(与信情報)が表示されている。与信情報は、与信サーバ群80内のTACS81,CARDNET83毎に表示されており、各々対応する[対応]ボタンを指示することにより、定型的な新規申込の拒否理由を示すメッセージ(確定メッセージ)を入力することができるようになっている(S509〜S515)。なお、この確定メッセージは[編集]ボタンを指示した後、直接入力することもできるようになっている(S516)。サービスクライアント40は、リカバリ端末20の操作者が[編集]ボタンを指示すると、メッセージの入力を求める画面を表示させる。これに応じて、操作者がメッセージを入力すると、入力されたメッセージを新規申込の拒否理由を示すメッセージとする。
以上のような確定メッセージの入力が終了し、リカバリ端末20の操作者が[確定]ボタンを指示すると、確定メッセージ等の情報がサービスクライアント40に通知され(S604)、リカバリ端末20の表示は不正規一覧画面に戻る(S508)。サービスクライアント40は、確定メッセージが供給されると、対応する案件の状態を変更する。これにより、店舗端末10において処理状態一覧画面を表示させた際に、当該案件を選択可能な状態になる。
また、登録不正規とは、顧客情報サーバ70の登録エラーに対する対応あるいは外部のシステム等に対する追加処理や補正が必要な場合等をいう。この場合には、処理の続行が不可能な[登録不正規(エラー)]の場合と警告[登録不正規(ワーニング)]の場合とがある。
このサービスクライアント40と顧客情報サーバ70の間には顧客情報サーバ70のゲートウェイ(G/W)であるEIF(External InterFace)が存在する。例えばサービスクライアント40から新規登録を受け付けた場合、サービスクライアント40はEIFに登録要求を送信し、EIFは該当する地域の顧客情報サーバ70に登録要求をトランザクションとして送信する。
送信するトランザクションの単位は、例えば(1)新規登録を要求する新規登録トランザクション、(2)指定割引の登録を要求する指定割引トランザクション、(3)国際ローミングの設定を要求する国際ローミングトランザクション等である。但し、(2)指定割引と(3)国際ローミングはその申し込みがあった場合のみトランザクションが要求される。
このように送信したトランザクションに対する応答がエラーである場合には、サービスクライアント40は、例えば図55に示す登録不正規を示す画面中の所定の欄にトランザクションの対象となる装置からのエラーログをそのまま表示させる。
図54中のS521において、リカバリ端末20の操作者が、例えば不正規一覧画面(図49)から登録不正規(エラー)の案件を選択した場合には、サービスクライアント40は、例えば図55に示すように、登録不正規であることを示す画面をリカバリ端末20に表示させる(S522)。これに応じて、リカバリ端末20の操作者が[対応完了予想時刻入力]を選択して対応完了予想時刻を入力する(S523)。
この後、エラー状態を解除できる場合には、リカバリ端末20の操作者が、エラーを解除するための入力等を行なう。リカバリ端末20の操作者は登録不正規を発見した際、リカバリ端末20の画面に表示されたエラー内容を確認し、例えばTELNET等により、直接エラーの対象となる装置(あるいはシステム)にログインして原因を解析したり、対象となる装置(あるいはシステム)のシステム担当者へ問い合わせを行なったりする。このような処理によってエラーの復旧を行なった後、操作者が[再処理]ボタンを指示すると、サービスクライアント40はエラー状態を解除し(S612)、不正規一覧画面に戻る(S524)。エラー状態が解除できない場合には、リカバリ端末20の操作者が、[SKIP再処理]ボタンを指示すると、サービスクライアント40はエラー状態を確定させ、その旨を店舗端末10に通知し(S612)、不正規一覧画面に戻る(S524)。また、[審査受付情報照会]ボタンが指示されると、サービスクライアント40は、審査受付情報を照会する(S525)。
また、図54中のS531において、リカバリ端末20の操作者が、例えば不正規一覧画面から登録不正規(ワーニング)の案件を選択した場合には、サービスクライアント40は、登録不正規であることを示す画面をリカバリ端末20に表示させる(S532)。これに応じて、リカバリ端末20の操作者が[対応完了予想時刻入力]を選択して対応完了予想時刻を入力する(S533)。
この後、警告状態を解除できる場合には、リカバリ端末20の操作者が、所定の情報の入力等の処理を行って警告状態の解除を指示すると、サービスクライアント40が警告状態を解除し(S614)、例えば店舗端末10の表示画面にメッセージを表示させる(S534)。この後、リカバリ端末20の操作者が、[完了]又は[戻る]を指示すると、不正規一覧画面の表示に戻る(S535)。[審査受付情報照会]が指示されると、サービスクライアント40は、審査受付情報を照会する(S536)。
(効果:不正規処理)
上述のように、この管理システムでは、正規状態(登録管理サーバ50において自動的に処理できる状態)においては、サービス処理部52によって登録等の処理を自動的に行う。また、正規状態でない場合には、リカバリ端末20の操作者による処理を要求する。このため、正規状態については自動的に処理を行うことにより、作業の効率化に寄与することができる。また、不正規状態については、リカバリ端末20の操作者に判断を求めるため、問題のある契約者についての判断を慎重に行わせることができる。
(名寄せ処理)
この管理システムでは、既に契約している契約者,過去に契約者であった者,あるいは料金の未納等の問題のある契約者についての情報等を得るために、上述の名寄せ処理部53による名寄せ処理を行っている。この管理システムでは、運用状況等によって契約者の地域毎に顧客情報サーバ70に登録されている情報が若干異なっている。例えば特定地域(例えば関西・九州等)以外の契約者については、漢字氏名,カナ氏名,生年月日,連絡先電話番号をキーとして顧客情報サーバ70より検索することが可能であるが、特定地域の契約者については顧客情報サーバ70より生年月日をキーとして検索することが出来ない等のシステム上の事情がある。このため、この管理システムでは、例えば図56〜図57に示すような処理により、名寄せ処理を行っている。
名寄せ処理が要求されると、名寄せ処理部53は、まず、「契約者漢字氏名+生年月日(特定地域は生年月日なし)」を検索キー(1)として、顧客情報サーバ70から契約者情報を検索する(図56のS901)。この後、名寄せ処理部53は、特定地域であるか否かを判断し(S902)、特定地域でなければ契約者の生年月日と異なる検索結果を排除する(S903)。さらに、サービス状態(サ状)が「解約済」で料金の支払状況が「滞納:なし」であるデータを排除する(S904)。このような処理によって残った検索結果を名寄せ結果データ(1)とする(S905)。
次に、名寄せ処理部53は、「契約者カナ氏名+生年月日(特定地域は生年月日なし)」を検索キー(2)として、顧客情報サーバ70から契約者情報を検索する(S906)。この後、名寄せ処理部53は、特定地域であるか否かを判断し(S907)、特定地域でなければ契約者の生年月日と異なる検索結果を排除する(S908)。さらに、サービス状態(サ状)が「解約済」で料金の支払状況が「滞納:なし」であるデータを排除する(S909)。このような処理によって残った検索結果を名寄せ結果データ(2)とする(S910)。
さらに、名寄せ処理部53は、契約者の「連絡先電話番号」を検索キー(3)として、顧客情報サーバ70から契約者情報を検索する(S911)。この後、名寄せ処理部53は、サービス状態(サ状)が「解約済」で料金の支払状況が「滞納:なし」であるデータを排除する(S912)。このような処理によって残った検索結果を名寄せ結果データ(3)とする(S913)。この後、名寄せ結果データ(1)〜名寄せ結果データ(3)を結合する(S914)。なお、検索結果の上限についてはシステムで保持し(随時、変更可能)、上限値を超えた場合はこの管理システムにおける受付対象外とし、店舗端末10にその旨を示すメッセージを送信する。
データの結合が終了すると、名寄せ処理部53は、名寄せ結果件数が0であるか否かを確認し(図57中のS921)、名寄せ結果件数が0である場合には、新規顧客と判定し(S922)、データの判定処理(S936)に移行する。一方、名寄せ結果件数が0でない場合には、名寄せ処理部53は、契約者と完全に一致する結果が1件であるか否かを判定し(S923)、1件でない場合には不正規状態であるため上述の名寄せ不正規処理を実行させる(S924)。この後、契約者が既存の顧客であるか否かを判定する(S925)。既存顧客でない場合には、名寄せ処理部53は、データの判定処理(S936)に移行する。
既存顧客である場合には、名寄せ処理部53は、顧客毎に一意に定められた固有のコードである顧客コード(C#)毎に顧客情報サーバ70から契約者別電話番号一覧を参照する(S926)。これは主に請求先コード(B#)の取得のために行う。この後、名寄せ処理部53は、滞納している請求先コード(B#)があるか否かを確認する(S927)。滞納している請求先がある場合には、名寄せ処理部53は、滞納している請求先毎に、顧客情報サーバ70に請求入金を照会する(S928)。
この後、名寄せ処理部53は、顧客情報サーバ70に、未来日を基準とした請求先別電話番号一覧を照会し(S929)、特定地域であるか否かを判定する(S930)。特定地域である場合には、請求先単位の指定割引の有無を照会する(S931)。さらに、名寄せ処理部53は、請求先コード(B#)をキーとして顧客情報サーバ70に請求先情報を照会し(S932)、さらに、移動機の電話番号(MSN)をキーとして顧客情報サーバ70に顧客情報の簡易照会を行う(S933)。
この後,名寄せ処理部53は、ファミリー契約の有無を確認し(S934)、ある場合には、顧客情報サーバ70にファミリー照会を行う(S935)。
以上のように料金の滞納の有無等を顧客情報サーバ70に照会した後(S926〜S935)、名寄せ処理部53は、データの判定処理(S936)を実行し(S936)、契約者の滞納の有無を判定した後(S937)、与信処理部58は、審査サーバ90に照会を行ってTACS,クレジットについての与信処理を実行する(S938)。
(効果:名寄せ)
上述のように、この管理システムでは、地域毎に顧客情報サーバ70に格納されている契約者の情報が異なる場合であっても、確実に契約者の情報を抽出することができる。これにより、問題のある契約者の抽出の確実性を向上させることができる。また、従来は、名寄せは、人手で検索を繰り返して行う必要があったが、この管理システムでは、正規状態の場合では、自動的に行うことができるため、業務の効率化に寄与することができる。
(与信詳細)
上述の与信処理では、(1)他事業者審査,(2)独自蓄積情報審査,(3)クレジットカード審査,(4)TACS審査を行うようになっている。このうち、(1)他事業者審査と(2)独自蓄積情報審査については、登録管理サーバ50内で行うようになっており、(3)クレジットカード審査,(4)TACS審査については審査サーバ90が行うようになっている。
(1)他事業者審査では、他事業者滞納情報を検索し、新規申込が受付可能かどうかの判定を行う。この他事業者滞納情報は、自社・他キャリアDB54に格納されており、例えば(A)契約者の漢字氏名及び生年月日が一致し、かつ、完済していないもの全ての情報と、(B)契約者のカナ氏名及び生年月日が一致し、かつ、完済していないもの全ての情報を全て抽出して判定する。なお、生年月日がスペースの場合、検索条件に生年月日を含めない。また、漢字氏名では、氏と名の間のスペース有りの場合と無しの場合の2回検索を行い、カナ氏名では、全角を半角に変換して検索する。
(2)独自蓄積情報審査では、各事業者が独自に蓄積している要注意顧客情報から、新規申込が受付かどうかの判定を行う。この要注意顧客情報は、自社・他キャリアDB54に格納されており、与信処理部58は自社・他キャリアDB54に格納されている情報から、契約者の漢字氏名が一致したもの全てを抽出して判断する。
(3)クレジットカード審査では、クレジットカード番号、有効期限から新規申込が受付可能なカードかどうかの判定を行う。(4)TACS審査では、契約者の連絡先電話番号から該当電話番号が架電可能かどうかの判定を行う。
(1)〜(4)のいずれのケースでも、新規申込可能であることの確認が出来ない場合は、不正規状態としてリカバリ端末20の操作者の判断を求めるようにする。これにより、問題のある契約者であるか否かの判断を確実に行うことができる。
また、与信の処理を行う際には、登録管理サーバ50の与信処理部58は、例えば図58に示す構成の要求ファイルを審査サーバ90に供給する。このような要求ファイルが供給されると、審査サーバ90は、与信サーバ群80のTACS81とCARDNET83等のサーバに対して照会を行い、紹介結果を例えば図59に示す結果ファイルとして登録管理サーバ50に供給する。これらのファイルの送受信は、例えばFTP(File Transfer Protocol)によって行う。登録管理サーバ50及び審査サーバ90は、各々ファイルの生成を監視しており、ファイルが供給されると、処理を開始する。
また、与信処理部58には、例えば図60に示すようなテーブルが格納されている。与信処理部58は、このテーブルに応じて、契約者に問題があるか否かを判定する。この判定結果が、正規状態であるときには与信処理部は自動的に判定結果を出力し、不正規状態であるときには不正規処理部56により不正規処理を実行し、リカバリ端末20の操作者の判断を求める。
(効果:与信詳細)
このため、正規状態であるときには自動的に与信結果を出力して業務効率の向上に寄与することができると共に、不正規状態であるときにはリカバリ端末20の操作者の判断を求めることによって問題のある契約者についての判断を確実に行わせることができる。
本発明の実施例1に係る管理システムの構成の概略の示すブロック図である。 前記管理システムを構成するサービスクライアントの機能の概略を示す図である。 前記管理システムを構成する登録管理サーバの機能の概略を示す図である。 前記管理システムを構成する店舗端末の動作状態の遷移の概略を示す状態遷移図である。 前記店舗端末の動作の概要を示すフローチャートである。 前記店舗端末において表示されるメニュー画面の例を示す図である。 前記店舗端末において表示される処理状態一覧画面の例を示す図である。 前記処理状態一覧画像中の処理状態に対応する状態を示す図である。 前記店舗端末において入力されるデータの例を示す図である。 前記店舗端末における新規申込/与信処理の概略を示すシーケンス図である。 前記店舗端末における新規申込/与信処理を示すフローチャートである。 前記店舗端末における新規申込/与信処理を示すフローチャートである。 前記店舗端末における新規申込/与信処理を示すフローチャートである。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で印刷される確認証の例を示す図である。 前記店舗端末における新規申込(1)の処理の概略を示すシーケンス図である。 前記前記店舗端末における新規申込(1)の処理を示すフローチャートである。 前記前記店舗端末における新規申込(1)の処理を示すフローチャートである。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で印刷される契約申込書の例を示す図である。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記前記店舗端末における新規申込(2)の処理の概略を示すシーケンス図である。 無線ネットワークの例を示す概略図である。 前記前記店舗端末における新規申込(1)の処理を示すフローチャートである。 前記店舗端末で表示される画面の例を示す図である。 前記店舗端末で印刷される契約申込書の例を示す図である。 不正規処理の例を示すフローチャートである。 前記管理システムを構成するリカバリ端末において表示される不正規処理一覧画面の例を示す図である。 前記リカバリ端末における不正規処理を示すフローチャートである。図である。 前記リカバリ端末で表示される画面の例を示す図である。 前記リカバリ端末で表示される画面の例を示す図である。 前記リカバリ端末で表示される画面の例を示す図である。 前記リカバリ端末における不正規処理を示すフローチャートである。図である。 前記リカバリ端末で表示される画面の例を示す図である。 前記登録管理サーバの名寄せ処理部における名寄せ処理の概要を示すフローチャートである。 前記登録管理サーバの名寄せ処理部における名寄せ処理の概要を示すフローチャートである。 前記登録管理サーバから審査サーバに送信される要求ファイルの構成例を示す図である。 前記審査サーバから登録管理サーバに送信される結果ファイルの構成例を示す図である。 前記審査サーバが保持する状態判断テーブルの構成例を示す図である。
符号の説明
10 店舗端末、20 リカバリ端末、40 サービスクライアント、50 登録管理サーバ、70 顧客情報サーバ、80 与信サーバ群、90 審査サーバ

Claims (15)

  1. 契約者の情報を入力する端末装置と,入力された契約者の情報を顧客情報データベースに登録する登録手段とを有する顧客情報登録システムであって、
    前記端末装置の表示画面に、契約者の情報を表示する第1の画面を表示させ、各々サービスの種類に関する情報,契約者に関する情報を入力させる第2の画面を順次ポップアップ表示させる表示制御手段を有する
    ことを特徴とする顧客情報登録システム。
  2. 前記表示制御手段は、前記第2の画面中に前記端末装置の操作者に対するメッセージを表示し得る表示部を表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の顧客情報登録システム。
  3. 前記表示制御手段は、前に表示された前記第2の画面における入力情報が正常に入力された後、次の第2の画面を表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の顧客情報登録システム。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記登録手段による登録処理の各々の処理状態を示す第3の画面を前記端末装置に表示させる一覧表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の顧客管理システム。
  5. 前記契約者の情報は、少なくとも契約者の住所,契約者の氏名,支払情報,身分証明書についての情報のいずれか1を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の顧客情報登録システム。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記端末装置とは別に設けられ、
    前記端末装置の表示画面に表示させる画面を示す表示指示情報を送信し、
    前記端末装置は、
    前記表示制御手段からの表示指示情報に応じた画面を表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の顧客情報登録システム。
  7. 契約者の情報を入力する端末装置と,入力された契約者の情報を顧客情報データベースに登録する登録手段とを有する顧客情報登録システムを制御する顧客情報登録ソフトウェアであって、
    前記端末装置の表示画面に、契約者の情報を表示する第1の画面を表示させ、各々サービスの種類に関する情報,契約者に関する情報を入力させる第2の画面を順次ポップアップ表示させる
    ことを特徴とするコンピュータ実行可能な顧客情報登録プログラム。
  8. 契約者の情報を外部のデータベースに登録する登録手段とを有する顧客情報登録システムにおいて契約者の情報を入力する端末装置であって、
    前記端末装置の表示画面に、契約者の情報を表示する第1の画面を表示させ、各々サービスの種類に関する情報,契約者に関する情報を入力させる第2の画面を順次ポップアップ表示させる
    ことを特徴とする端末装置。
  9. 契約者の情報を入力する端末装置と,入力された契約者の情報を顧客情報データベースに登録する登録手段とを有する顧客情報登録システムであって、
    前記登録手段は、前記入力された契約者の情報が、自動的に処理できる状態か否かを判定する判定手段を有し、
    前記判定手段によって自動的に処理できる状態でないと判定された前記契約者の情報を,前記端末装置とは別に設けられたリカバリ端末の表示画面に表示させる表示制御手段と、
    前記リカバリ端末から操作者による判断結果を入力する入力手段と
    を有することを特徴とする顧客情報登録システム。
  10. 前記表示制御手段は、
    前記リカバリ端末の表示画面に、前記自動的に処理できる状態でないと判定された前記契約者の情報についての処理状態を示す画面を前記リカバリ端末に表示させる一覧表示手段を有することを特徴とする請求項9記載の顧客情報登録システム。
  11. 前記表示制御手段は、前記リカバリ端末の表示画面に定型メッセージを表示させる定型メッセージ表示手段を有し、
    前記入力手段は、前記リカバリ端末の操作者から選択された前記定型メッセージを、前記判断結果と共に入力することを特徴とする請求項9記載の顧客情報登録システム。
  12. 前記判定手段は、少なくとも名寄せ処理,システムエラー処理,滞納処理,与信処理のいずれかについて前記判定を行うことを特徴とする請求項9記載の顧客情報登録システム。
  13. 契約者の情報を入力する端末装置と,入力された契約者の情報を顧客情報データベースに登録する登録手段とを有する顧客情報登録システムであって、
    前記登録手段は、
    前記入力された契約者の情報中のキーとなる情報と同一又は類似の情報を,前記顧客情報データベース及び該顧客情報データベースとは異なる仕様の他のデータベースとから取得する情報取得手段を有することを特徴とする顧客情報登録システム。
  14. 前記情報取得手段は、前記各データベース毎に応じた手順で前記キーとなる情報と同一又は類似の情報を取得することを特徴とする請求項13記載の顧客情報登録システム。
  15. 前記情報取得手段によって取得した情報を,前記端末装置とは別に設けられたリカバリ端末の表示画面に表示させる表示制御手段を有することを特徴とする請求項13記載の顧客情報登録システム。
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