JP2007034811A - 指紋照合装置、指紋照合処理プログラム、および画像照合方法 - Google Patents

指紋照合装置、指紋照合処理プログラム、および画像照合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一方の指紋画像上に配置した矩形の各基準マスク領域間の相対位置分布とこの各領域内画像と最大の相関係数が算出される他方の指紋画像上での各最大相関領域間の相対位置分布との比較により各指紋画像の同一性を判定する指紋照合装置で、複数の基準マスク領域を配置する際に、当該指紋画像の特徴を捉えるべく常に適切な配置形態にする。
【解決手段】一方の指紋画像(GsまたはGo)に対し複数の矩形の基準マスク領域t0,t1,…,t5を配置する際に、矩形の各基準マスク領域t0,t1,…,t5を当該指紋画像の重心となる所定の位置を基準にして全て縦置きで仮配置した後に、各基準マスク領域t0,t1,…,t5における指紋画像の稜線方向を解析し、当該マスク領域毎にその指紋の稜線が1本でも多く横切る方向、つまり指紋稜線方向に対し基準マスク矩形領域の長手方向が直交する方向に縦横変換して再配置する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、指紋画像データの照合を行うための指紋照合装置、指紋照合処理プログラム、および指紋照合方法に関する。
例えば本人であるか否かの認証を行う技術的手段として、本人確認のために読み込まれた指紋画像と予め登録された指紋画像とを照合してその類似度を判定し、この照合類似度が所定の類似度より高い場合に本人であるとして認証する指紋画像の照合装置が考えられている。
そして、このような指紋画像の照合装置では、今回読み込まれた指紋画像(照合指紋画像)と登録された指紋画像(登録指紋画像)との類似度を判定する一つの手法として、同一出願人により出願された画像データ照合方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
この画像データ照合方法では、まず、照合指紋画像上の所定の位置に複数の矩形領域(基準マスク)を定義配置し、この複数の矩形領域の各々と同一形状の各領域を登録指紋画像上に設定する。そして、この登録指紋画像上での各設定領域それぞれの位置を変化させながら、照合指紋画像と登録指紋画像上のこれらの各領域間の画像の相関係数を求め、最大の相関係数が得られた登録指紋画像上での各矩形領域間の相対位置分布と、前記照合指紋画像上に定義した複数の矩形領域間の相対位置分布との比較に基づいて類似度を判定している。
なお、照合指紋画像上に定義配置した複数の矩形領域(基準マスク)は、最初に登録指紋画像上にて定義配置し、これに最大相関係数が得られる複数の矩形領域を照合指紋画像上から求めてもよい。
特開2000−194862号公報
従来の画像データ照合方法で説明したように、照合指紋画像または登録指紋画像に対して最初に定義する複数の矩形領域は、当該指紋画像領域の重心位置などを基準とする所定の位置に対し所定の矩形方向に定義して配置するものである。このため、指紋読み取り面に対するユーザの指の置き方次第で指紋の撮像具合が異なったり、指紋の紋様そのものに大きく個人差があったりする指紋画像に対し、複数の矩形領域が常にその指紋画像の特徴を捉えるべく最適な位置に配置されているとは言い難い問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、指紋画像に対し複数の基準マスクを配置する際に、当該指紋画像の特徴を捉えるべく常に適切な配置形態にすることが可能になる指紋照合装置、指紋照合処理プログラム、および画像照合方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の指紋照合装置は、一方の指紋画像に配置した複数の矩形領域とこの各領域画像と最大の相関関係がある他方の指紋画像上での複数の最大相関領域とに基づいて指紋を照合する指紋照合装置であって、前記一方の指紋画像上に複数の矩形領域を配置する際に、当該指紋画像における指紋の稜線方向を解析する指紋稜線解析手段と、この指紋稜線解析手段により解析された一方の指紋画像における指紋の稜線方向に応じて、前記複数の矩形領域を配置する矩形領域配置手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の指紋照合装置は、前記請求項1に記載の指紋照合装置において、前記指紋稜線解析手段は、前記一方の指紋画像上に複数の矩形領域を仮配置する矩形領域仮配置手段と、この矩形領域仮配置手段により仮配置された複数の矩形領域内それぞれの画像における指紋の稜線方向を解析する稜線方向解析手段を有し、前記矩形領域配置手段は、前記矩形領域仮配置手段により仮配置された複数の矩形領域について前記稜線方向解析手段により解析された各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向に対し当該矩形領域の長手方向が横切るように再配置することを特徴としている。
請求項3に記載の指紋照合装置は、前記請求項1に記載の指紋照合装置において、前記指紋稜線解析手段は、前記一方の指紋画像上に複数の矩形領域をマス目状にして仮配置する矩形領域仮配置手段と、この矩形領域仮配置手段によりマス目状にして仮配置された複数の矩形領域内それぞれの画像における指紋の稜線方向を解析する稜線方向解析手段を有し、前記矩形領域配置手段は、前記矩形領域仮配置手段によりマス目状にして仮配置された複数の矩形領域のうちで予め定められた数の矩形領域について前記稜線方向解析手段により解析された各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向がX方向となる矩形領域とY方向となる矩形領域とを検索し混在させて配置することを特徴としている。
請求項4に記載の指紋照合装置は、前記請求項3に記載の指紋照合装置において、前記矩形領域配置手段は、さらに、前記指紋の稜線方向がX方向となる矩形領域とY方向となる矩形領域とが混在されて配置された予め定められた数の矩形領域について各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向に対し当該矩形領域の長手方向が横切るように再配置する矩形領域再配置手段を有することを特徴としている。
請求項5に記載の指紋照合装置は、前記請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の指紋照合装置において、さらに、前記一方の指紋画像の各部に対応した指紋押圧圧力の圧力分布を検知する圧力分布検知手段を備え、前記矩形領域配置手段は、前記圧力分布検知手段により検知された一方の指紋画像各部における指紋押圧圧力分布に基づき、圧力歪みの大きい部分を除いて複数の矩形領域を配置することを特徴としている。
請求項6に記載の指紋照合装置は、前記請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の指紋照合装置において、さらに、前記指紋画像の読み取り面の画像をプリスキャンして取得するプリスキャン画像取得手段と、このプリスキャン画像取得手段により取得された指紋読み取り面のプリスキャン画像にノイズ画像が存在する否かを判断するノイズ画像存在判断手段と、このノイズ画像存在判断手段により指紋読み取り面のプリスキャン画像にノイズ画像が存在すると判断された場合には、当該ノイズ画像を指紋読み取り面にて読み取られた指紋画像から除去するノイズ画像除去手段とを備え、前記一方の指紋画像および他方の指紋画像は、前記ノイズ画像除去手段によりノイズ画像が除去された指紋画像であることを特徴としている。
本発明の請求項1(請求項7)(請求項8)に記載の指紋照合装置(指紋照合処理プログラム)(指紋照合方法)によれば、一方の指紋画像上に複数の矩形領域を配置する際に、当該指紋画像における指紋の稜線方向を解析し、この解析された一方の指紋画像における指紋の稜線方向に応じて前記複数の矩形領域を配置するので、複数の矩形領域を照合に適した配置形態にして配置することができ、より高精度な指紋照合処理を行うことができる。
本発明の請求項2に記載の指紋照合装置によれば、前記請求項1に記載の指紋照合装置において、指紋稜線解析手段では、まず、一方の指紋画像上に複数の矩形領域を仮配置し、この仮配置された複数の矩形領域内それぞれの画像における指紋の稜線方向を解析する。そして、矩形領域配置手段では、前記仮配置された複数の矩形領域について稜線方向解析された各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向に対し当該矩形領域の長手方向が横切るように再配置するので、複数の矩形領域にてより多くの指紋画像の特徴部を捉えることができ、より高精度な指紋照合処理を行うことができる。
本発明の請求項3に記載の指紋照合装置によれば、前記請求項1に記載の指紋照合装置において、指紋稜線解析手段では、一方の指紋画像上に複数の矩形領域をマス目状にして仮配置し、このマス目状にして仮配置された複数の矩形領域内それぞれの画像における指紋の稜線方向を解析する。そして矩形領域配置手段では、前記マス目状にして仮配置された複数の矩形領域のうちで予め定められた数の矩形領域について前記解析された各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向がX方向となる矩形領域とY方向となる矩形領域とを検索し混在させて配置するので、一方の指紋画像上においてその指紋稜線が縦横バランス良く流れている位置に予め定められた数の矩形領域を配置することができ、さらに高精度な指紋照合処理を行うことができる。
本発明の請求項4に記載の指紋照合装置によれば、前記請求項3に記載の指紋照合装置において、矩形領域配置手段では、さらに、指紋の稜線方向がX方向となる矩形領域とY方向となる矩形領域とが混在されて配置された予め定められた数の矩形領域について各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向に対し当該矩形領域の長手方向が横切るように再配置するので、一方の指紋画像上においてその指紋稜線が縦横バランス良く流れている位置に予め定められた数の矩形領域を配置することができるだけでなく、その複数の矩形領域にてより多くの指紋画像の特徴部を捉えることができ、さらに高精度な指紋照合処理を行うことができる。
本発明の請求項5に記載の指紋照合装置によれば、前記請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の指紋照合装置において、矩形領域配置手段では、圧力分布検知手段により検知された一方の指紋画像各部における指紋押圧圧力分布に基づいて、圧力歪みの大きい部分を除き複数の矩形領域を配置するので、指紋画像の読み取り歪みが少ない領域に配置した矩形領域に基づきより高精度な指紋照合処理を行うことができる。
本発明の請求項6に記載の指紋照合装置によれば、前記請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の指紋照合装置において、さらに、指紋画像の読み取り面の画像をプリスキャンして取得すると共に、この指紋読み取り面のプリスキャン画像にノイズ画像が存在する否かを判断し、ノイズ画像が存在すると判断された場合には、当該ノイズ画像を指紋読み取り面にて読み取られた指紋画像から除去するものとし、照合すべき一方の指紋画像および他方の指紋画像は、このノイズ画像が除去された指紋画像とするので、残留指紋などのノイズに影響されることなく、より高精度で信頼性の高い指紋照合処理を行うことができる。
よって、本発明によれば、指紋画像に対し複数の基準マスクを配置する際に、当該指紋画像の特徴を捉えるべく常に適切な配置形態にすることができ、より高精度な指紋照合処理を行うことが可能になる指紋照合装置、指紋照合処理プログラム、および画像照合方法を提供できる。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る指紋照合装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
この指紋照合装置は、制御部(CPU)11、記憶装置12、RAM13、イメージ読み取り装置14、表示部15、入力部16、記憶媒体読み取り部18、伝送制御部19より構成され、バス17を介して相互に接続されている。
制御部(CPU)11は、入力部12からの入力信号に応じて、記憶装置12に予め記憶されている制御プログラム、あるいはフロッピディスクFDなどの外部記憶媒体18aからフロッピディスクドライブFDDなどの記憶媒体読み取り部18を介して記憶装置12に読み込まれた指紋照合処理プログラム、あるいは外部のコンピュータ端末(プログラムサーバ21)の記憶装置22から通信ネットワーク20を経由し伝送制御部19を介して記憶装置12に読み込まれた指紋照合処理プログラムを起動させ、RAM13をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。
記憶装置12は、半導体メモリのROMやハードディスク装置HDD等で構成し、本照合装置の電源投入直後に制御部(CPU)11により読み出される前述の制御プログラムを予め格納している他に、イメージ読み取り装置14により読み取られた登録指紋画像Goを格納している。
RAM13は、前述の制御プログラムを実行する際に制御部(CPU)11が使用するワークメモリである。
イメージ読み取り装置14は、登録指紋画像Goや照合指紋画像Gsを取得するための装置であり、例えば、イメージスキャナ装置やCCD(電荷結合素子)などのイメージセンサである。
表示部15は、登録指紋画像Goと照合指紋画像Gsとの照合の判定結果を表示する、例えばCRTや液晶などといったディスプレイ装置である。
入力部16は、本照合装置の使用者が指紋画像の取得指示や後述の指紋照合処理の開始を制御部(CPU)11に指示するための、例えばキーボード装置などの入力装置である。
図2は、前記指紋照合装置のRAM13に確保されるデータメモリを示す図である。
RAM13には、読み取り画像メモリ13a、登録指紋画像メモリ13b、照合指紋画像メモリ13c、基準マスクサイズ・位置情報メモリ13d、最大相関位置情報メモリ13e、照合類似度メモリ13f、照合判定結果メモリ13g、およびその他の作業用メモリエリアが用意される。
読み取り画像メモリ13aには、イメージ読み取り装置14により読み取られた指紋の画像データ(図3、図4参照)が多階調画像として一時記憶される。
登録指紋画像メモリ13bには、前記記憶装置12に格納登録すべきイメージ読み取り装置14により読み取られた登録人物本人の指紋画像データGo(図4(B)参照)が記憶保持される。
照合指紋画像メモリ13cには、イメージ読み取り装置14により読み取られた照合すべき指紋画像データGs(図3(A)、図4(A)参照)が多階調画像として記憶される。
基準マスクサイズ・位置情報メモリ13dには、本指紋照合装置において照合すべき一方の指紋画像データ(GsまたはGo)上に配置する矩形の基準マスク領域(テンプレート)t0,t1,t2,…,tn(本実施形態の場合はt0,…,t5の6つ:図3または図4(A)参照)のマスクサイズ、配置位置、配置方向の情報が設定記憶される。
この基準マスクサイズ・位置情報メモリ13dにおいて、各基準マスク領域t0,…,t5の初期のデフォルトでの配置位置および矩形の配置方向は、例えば図3(A)に示すように、読み取り指紋画像(GsまたはGo)の重心位置を基準にした縦2段×横3列からなるマス目状の配置位置で何れもその矩形長手方向を縦にした配置方向に設定される。
そして、この読み取り指紋画像(GsまたはGo)上での初期のデフォルトでの矩形の配置方向は縦長方向に設定されるが、各基準マスク領域t0,…,t5毎に指紋画像の稜線方向が解析され当該指紋画像の稜線がなるべく多く横切るように、図3(B)に示すように、個々の基準マスク領域t0,…,t5が選択的に縦横変換されて設定される。
最大相関位置情報メモリ13eには、前記照合すべき一方の指紋画像データ(GsまたはGo)上に配置した基準マスク領域t0,…,t5それぞれの画像に対して、他方の指紋画像データ(GoまたはGs)上で最大の相関係数が算出される各最大相関(位置)領域k0,…,k5(図4(B)参照)の位置情報が検索されて記憶される。
照合類似度メモリ13fには、前記一方の指紋画像データ(GsまたはGo)に対しての基準マスク領域t0に対するt1,t2,…,t5間それぞれの相互位置関係XYt1,…,XYt5と、前記他方の指紋画像データ(GoまたはGs)上での最大相関(位置)領域k0に対するk1,k2,…,k5間それぞれの相互位置関係XYk1,…,XYk5との相違に応じた照合類似度Rが算出されて記憶される。
照合判定結果メモリ13gには、前記照合類似度Rが予め設定された類似度閾値THbより高いか否かに応じて評価判定される登録指紋画Goと照合指紋画像Gsとの一致/不一致の判定結果が記憶される。
図3は、前記指紋照合装置の指紋照合処理に伴う照合指紋画像Gs上での基準マスク領域(テンプレート)t0,t1,…,t5の初期配置状態と指紋画像稜線解析に応じた変換後配置状態とを示す図である。
図4は、前記指紋照合装置の指紋照合処理に伴う照合指紋画像Gs上での基準マスク領域(テンプレート)t0,t1,…,t5の配置状態と登録指紋画像Go上での最大相関位置(領域)k0,k1,…,k5とを示す図である。
この指紋照合装置では、指紋画像(GsとGo)の照合にあたり、一方の指紋画像(GsまたはGo)に対し複数の矩形の基準マスク領域t0,t1,…,t5を配置する際に、例えば図3(A)に示すように、6個の矩形基準マスク領域t0,t1,…,t5を当該指紋画像の重心となる所定の位置を基準にして全て縦置きで配置した後に、各マスク領域t0,t1,…,t5における指紋画像の稜線を解析し、当該マスク領域毎にその稜線が1本でも多く横切る方向、つまり稜線方向に対し矩形の長手方向が直交する方向に選択的に縦横変換されて配置される。
これにより、照合すべき指紋画像Gs(またはGo)上でより特徴のある画像領域を基準マスク領域t0,t1,…,t5として捉えることができ、この基準マスク領域t0,t1,…,t5に基づいた画像の照合により、より高精度な指紋の照合・認証処理を行うことができる。
次に、前記構成による第1実施形態の指紋照合装置の動作について説明する。
図5は、前記指紋照合装置10による指紋照合処理を示すフローチャートである。
図6は、前記指紋照合装置10による指紋照合処理に伴う基準マスク配置処理を示すフローチャートである。
この指紋照合処理では、イメージ読み取り装置14により照合対象人物の指紋画像が読み取られ、RAM13内の読み取り画像メモリ13aに記憶されると、この読み取り画像は照合指紋画像メモリ13cに対し照合指紋画像データGsとして記憶される(ステップS1)。
すると、図6における基準マスク配置処理(ステップS2)に移行され、まず、図3(A)に示すように、前記照合指紋画像メモリ13cに記憶された照合指紋画像データGsに対して、前記基準マスクサイズ・位置情報メモリ13dに記憶定義されている初期の基準マスク情報に基づき、横幅a[dot]・縦幅b[dot](a<b)の6個の縦長矩形を縦2段×横3列のマス目状にした基準マスク領域t0,t1,〜,t5が当該照合指紋画像Gsの重心位置を基準にして配置される(ステップS2a)。
すると、各基準マスク領域t0,t1,〜,t5内の個々の画像データについて、X方向およびY方向のそれぞれの方向について隣接画素間の差分である一次微分値の絶対値の総和Sが計算され(ステップS2b)、当該各基準マスク領域t0,t1,〜,t5において、X方向の総和Sが大きい場合には“0”の符号が割り当てられ、Y方向の総和Sが大きい場合には“1”の符号が割り当てられる(ステップS2c)。
すなわち、各基準マスク領域t0,t1,〜,t5内の個々の画像データについて、X方向およびY方向のそれぞれの方向について一次微分すると、各画像データにおける指紋稜線のエッジ部分が抽出されて数値となり、この絶対値をX方向に加算した総和Sが大きい場合には当該指紋稜線がその矩形領域の縦幅bの方向に流れていることになり、また同絶対値をY方向に加算した総和Sが大きい場合には当該指紋稜線がその矩形領域の横幅aの方向に流れていることになるもので、これにより、図3(A)で示すように、矩形領域の長手方向である縦幅bの方向に指紋稜線が流れている基準マスク領域t0,t2,t3,t4,t5には符号“0”が、横幅aの方向に指紋稜線が流れている基準マスク領域t1には符号“1”が割り当てられる。
すると、前記6個の基準マスク領域t0,t1,〜,t5において、矩形長手方向である縦幅bの方向に指紋稜線が流れている符号“0”が割り当てられた基準マスク領域t0,t2,t3,t4,t5について、図3(B)に示すように、横幅b[dot]・縦幅a[dot](a<b)に変形されて縦横変換され、矩形の各基準マスク領域tnになるべく多くの指紋稜線が横切るようにして再配置される(ステップS2d)。
すると、図4(A)に示すように、照合指紋画像Gs上で再配置された6つの基準マスク領域t0,t1,…,t5それぞれの画像と登録指紋画像メモリ13bに記憶されている登録指紋画像Go上で最大の相関係数が算出される各最大相関(位置)領域k0,k1,…,k5が、各基準マスク毎に、図4(B)に示すように検索される(ステップS3,S4)。
すると、照合指紋画像Gsに配置した基準マスク(領域)t0,t1,…,t5相互間の位置関係XYtと、登録指紋画像Go上で検出された最大相関(位置)領域k0,k1,…,k5相互間の位置関係XYkが算出され、各位置関係XYt:XYkの類似度が判定される(ステップS5,S6)。
そして、前記基準マスク(領域)t0,t1,…,t5相互間の位置関係XYtと、その最大相関(位置)領域k0,k1,…,k5相互間の位置関係XYkとの誤差(位置ずれ)に応じた類似度(位置ずれ「小」→類似度「大」)が予め設定された閾値以上であるか否か判断され(ステップS7)、登録指紋画像Goに対する照合指紋画像Gsの一致判定(ステップS8)、または不一致判定がなされる(ステップS9)。
そして、前記登録指紋画像Goに対する照合指紋画像Gsの一致または不一致の判定結果は、照合判定結果メモリ13gに記憶され、例えば本指紋照合装置が入退室管理システムに利用されている場合には、その一致/不一致の判定結果に応じて入退室が許可/拒否される。
したがって、前記構成による第1実施形態の指紋照合装置によれば、照合指紋画像Gsと登録指紋画像Goとの照合にあたり、一方の指紋画像上に配置した矩形の各基準マスク領域t0,t1,…,t5間の相対位置分布とこの各領域内画像と最大の相関係数が算出される他方の指紋画像上での各最大相関領域k0,k1,…,k5間の相対位置分布との比較により各指紋画像の同一性を判定するものであって、一方の指紋画像(GsまたはGo)に対し複数の矩形の基準マスク領域t0,t1,…,t5を配置する際に、矩形の各基準マスク領域t0,t1,…,t5を当該指紋画像の重心となる所定の位置を基準にして全て縦置きで仮配置した後に、各基準マスク領域t0,t1,…,t5における指紋画像の稜線方向を解析し、当該マスク領域毎にその指紋の稜線が1本でも多く横切る方向、つまり指紋稜線方向に対し基準マスク矩形領域の長手方向が直交する方向に縦横変換して再配置するようにしたので、照合すべき指紋画像(GsまたはGo)上でより特徴のある画像領域を基準マスク領域t0,t1,…,t5として捉えることができ、この基準マスク領域t0,t1,…,t5に基づいた画像の照合により、より高精度な指紋の照合・認証処理を行うことができる。
なお、前記第1実施形態の指紋照合装置での基準マスク配置処理(ステップS2)では、一方の指紋画像(GsまたはGo)上に配置する複数の矩形基準マスク領域t0,t1,…,tnを当該指紋画像上の重心位置を基準にして仮配置した後に、各基準マスク領域t0,t1,…,tn毎の指紋画像の稜線方向を解析して当該矩形マスク領域tnの配置方向を選択的に縦横変換する構成としたが、次の図7および図8を参照して説明するように、一方の指紋画像上一杯に配置した多数の矩形領域T00〜Tijの中から指紋の稜線方向について一定の条件を満した複数の矩形基準マスク領域t0,t1,…,tnを検索して仮配置し、この後前記同様に各基準マスク領域t0,t1,…,tn毎の指紋画像の稜線方向に応じて当該矩形マスク領域tnの配置方向を選択的に縦横変換する構成としてもよい。
図7は、前記指紋照合装置10による指紋照合処理に伴う基準マスク配置処理(ステップS2)での前段にて実行されるマスク配置エリア検索処理を示すフローチャートである。
図8は、前記指紋照合装置10でのマスク配置エリア検索処理に伴う一方の指紋画像上での複数の矩形基準マスク領域t0,t1,…,tnの検索配置状態を示す図である。
すなわち、まず、図8に示すように、照合指紋画像メモリ13cに記憶された照合指紋画像データGsに対して、横幅a[dot]・縦幅b[dot](a<b)の24個の縦長矩形領域を縦4段×横6列のマス目状T00〜T35にして画像一杯に配置し(ステップA1)、各矩形領域T00〜T35内の個々の画像データについて、X方向およびY方向のそれぞれの方向について隣接画素間の差分である一次微分値の絶対値の総和Sを計算する(ステップA2)。
そして、当該各矩形領域T00〜T35において、X方向の総和Sが大きい場合には“0”の符号を割り当て、Y方向の総和Sが大きい場合には“1”の符号を割り当てる(ステップA3)。
すなわち、各矩形領域T00〜T35内の個々の画像データについて、X方向およびY方向のそれぞれの方向について一次微分すると、各画像データにおける指紋稜線のエッジ部分が抽出されて数値となり、この絶対値をX方向に加算した総和Sが大きい場合には当該指紋稜線がその矩形領域の縦幅bの方向に流れていることになり、また同絶対値をY方向に加算した総和Sが大きい場合には当該指紋稜線がその矩形領域の横幅aの方向に流れていることになるもので、これにより、矩形の長手方向である縦幅bの方向に指紋稜線が流れている矩形領域Tijには符号“0”が、横幅aの方向に指紋稜線が流れている矩形領域Tijには符号“1”が割り当てられる。
すると、前記指紋稜線の流れ方向に応じて符号“0”または“1”が割り当てられた各矩形領域T00〜T35のうちで、縦2段×横3列とした6個の基準マスク領域t0,t1,…,t5について、矢印Qに示すように縦横1領域ずつ移動させながら前記符号“0”が割り当てられたところの領域個数C(=0〜6)をカウントし、この符号“0”の領域個数Cが(C1<C<C2)となる基準マスク領域t0,t1,…,t5の位置を検索する(ステップA4)。
すなわち、例えばC1=2、C2=5とした場合、6個の基準マスク領域t0,t1,…,t5のうち、3〜4個の基準マスク領域については縦方向に指紋稜線が流れ、残り4〜3個の基準マスク領域については横方向に指紋稜線が流れている位置として検索されるもので、これにより当該指紋画像Gs全領域の中でその指紋稜線が縦横バランス良く流れているところの基準マスク領域t0,t1,…,t5を検索する。
そして、この照合指紋画像Gsにおける24個の矩形領域T00〜T35の中から前記(C1<C<C2)を条件として検索された位置に基準マスク領域t0,t1,…,t5を配置する(ステップA5)。
これにより、照合指紋画像Gs上においてその指紋稜線が縦横バランス良く流れている位置に6個の基準マスク領域t0,t1,…,t5を配置することができ、この後、前記図3〜図6で説明した処理と同様に、当該矩形基準マスク領域t0,t1,…,t5の選択的縦横変換処理(ステップS2)、登録指紋画像Go上での各最大相関領域k0,k1,…,k5の検索処理(ステップS3,S4)、各基準マスク領域t0,t1,…,t5間と各最大相関領域k0,k1,…,k5間との位置関係比較による類似度算出処理(ステップS5,S6)、これに基づく照合一致/不一致判定処理(ステップS7〜S9)を行うことで、さらに高精度な指紋の照合・認証処理を行うことができる。
なお、これまでに説明した指紋照合装置では、照合指紋画像Gsおよび登録指紋画像Go共に、イメージ読み取り装置14により読み取られた指紋画像をそのまま入力し、図5における指紋照合処理を実施する構成としたが、次の図9を参照して説明するように、イメージ読み取り装置14の指紋読み取り面14mに対する指Fの押圧具合を検出して指紋画像の読み取り状態を判断し、不適当に読み取られた指紋画像を排除したり、不適当な位置に基準マスク領域t0〜tnを配置するのを禁止したりする構成としてもよい。
図9は、前記指紋照合装置のイメージ読み取り装置14における指紋読み取り面14mの構成を示す図である。
すなわち、このイメージ読み取り装置14では、指紋読み取り面14mの背面に対して圧力検知素子14sを重ねて設け、読み取り指紋画像Gの各部における指Fによる押圧圧力分布を検出可能な構成とする。
そして、読み取り指紋画像Gにおける予め設定された広さ以上の領域部分において指Fの押圧圧力が閾値以下である場合には、指紋読み取り面14mに指Fが正しく置かれていないと判断して「読み取り不良」などの警告メッセージを出力し、指Fの置き直しによる指紋画像Gの再読み込みをユーザに促す。
これにより、指Fが正しく置かれずに読み取られた不適切な指紋画像Gによって、指紋登録したり指紋照合したりする問題を解消することができる。
また、前記読み取り指紋画像Gの各部における指Fによる押圧圧力分布に基づき、押圧歪みが大きい領域とそうでない領域とを判別し、押圧歪みが大きい領域への基準マスク領域t0〜tnの配置を禁止する。
これにより、指紋画像Gの読み取り歪みが少ない領域に配置した基準マスク領域t0〜tnに基づいて指紋照合処理を行うことができ、より高精度な指紋の照合・認証処理を行うことができる。
なお、前記第1実施形態における指紋照合装置に加えて、次の第2実施形態にて説明するように、指紋照合処理の前処理において、指Fが指紋読み取り面14mに置かれていない状態でのプリスキャン画像fo(x,y)を取得し、当該指紋読み取り面14mに残留指紋や傷、ゴミなどのノイズが有るか否かを判定すると共に、ノイズがある場合には読み取り指紋画像f(x,y)から当該ノイズを除去した正しい指紋画像fp(x,y)を生成した後に、前記第1実施形態における一連の指紋照合処理に移行する構成としてもよい。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態の指紋照合装置においてその指紋照合処理の前処理にて実施される画像取得処理を示すフローチャートである。
まず、イメージ読み取り装置14の指紋読み取り面14mに重ねて設けた圧力検知素子14sにより何らの押圧圧力も検知されていないことで指Fが置かれていないと判断される状態で、当該イメージ読み取り装置14内の指紋読み取り面14mへ向けた内部光源が適当な光量Aに設定されて点灯され(ステップH1)、指Fが置かれていない指紋読み取り面14mのプリスキャン画像fo(x,y)が撮像取得される(ステップH2)。
そして、前記指紋読み取り面14mに対して指Fが置かれたことが前記圧力検知素子14sにより指Fの押圧圧力が検知されることで判断されると(ステップH3)、前記イメージ読み取り装置14内の指紋読み取り面14mへ向けた内部光源が再度適当な光量Bに設定されて点灯され(ステップH4)、指Fの指紋画像f(x,y)が撮像取得される(ステップH5)。
こうして、光量Aの照射による指紋読み取り面14mのプリスキャン画像fo(x,y)が撮像取得されると共に、光量Bの照射に伴い指紋画像f(x,y)が撮像取得されると、図11における画像ノイズ判定処理に移行され、前記指紋読み取り面14mのプリスキャン画像fo(x,y)に基づき当該指紋読み取り面14mに残留指紋や傷、ゴミなどのノイズが存在するか否か判定される。
図11は、本発明の第2実施形態の指紋照合装置においてその指紋照合処理の前処理にて実施される画像ノイズ判定処理を示すフローチャートである。
この画像ノイズ判定処理では、まず、前記図10における画像取得処理にて取得された指紋読み取り面14mのプリスキャン画像fo(x,y)が取得され(ステップI1)、このプリスキャン画像fo(x,y)の略全域をカバーするように複数の矩形領域Mk(k=1,2,・・・,N)が配置される(ステップI2)。
すると、この各矩形領域Mk内それぞれの画像について隣接画素間での一次微分によるエッジ抽出が施されその領域内の絶対値総和であるエッジ強度Pが算出されると共に(ステップI3)、この算出されたエッジ強度Pが予め設定されたエッジ強度閾値Tp以上となる矩形領域Mkの個数がカウントされ(ステップI4)、このカウントされた個数が一定の個数閾値Tn以上であるか否か判断される(ステップI5)。
すなわち、指紋読み取り面14mのプリスキャン画像fo(x,y)について残留指紋などのノイズが生じていた場合、当該ノイズに伴う画像のエッジが抽出されて閾値Tp以上のエッジ強度Pとして算出され、このような矩形領域Mkが一定の個数閾値Tn以上ある場合に残留指紋などのノイズ有りとして判断される(ステップI5→I6)。
一方、指紋読み取り面14mのプリスキャン画像fo(x,y)について残留指紋などのノイズが生じていない場合は、ノイズに伴う画像のエッジは抽出されずに閾値Tp以上のエッジ強度Pは算出されず、当該エッジ強度Pが閾値Tp以上となる矩形領域Mkが一定の個数閾値Tn以上カウントされることはないので、残留指紋などのノイズ無しとして判断される(ステップI5→I7)。
こうした図10における画像取得処理および図11における画像ノイズ判定処理によって指紋照合処理前の指紋読み取り面14mに残留指紋などのノイズが存在するか否かが判断されると、図12または図13におけるノイズ除去処理に移行され、ノイズが存在すると判断された場合は、前記画像取得処理により取得された指紋画像f(x,y)からノイズを除去した正規の指紋画像fp(x,y)の生成取得処理が実施される。
図12は、本発明の第2実施形態の指紋照合装置においてその指紋照合処理の前処理にて実施されるノイズ除去処理(その1)を示すフローチャートである。
このノイズ除去処理(1)では、まず、前記図10における画像取得処理によって指紋読み取り面14mの指Fを置く前のプリスキャン画像fo(x,y)および指Fを置いた指紋画像f(x,y)が取得される(ステップJH)。
また、前記図11における画像ノイズ判定処理によって前記指紋読み取り面14mに残留指紋などのノイズが存在しているか否かが判断確認される(ステップJI)。
そして、指紋読み取り面14mに残留指紋などのノイズが存在していることが検知された場合には(ステップJ1)、前記画像取得処理でのステップH1にて設定されたプリスキャン画像fo(x,y)取得時の光量AとステップH4にて設定された指紋画像f(x,y)取得時の光量Bとの比率α(=B/A)が求められ(ステップJ2)、この光量比率αをプリスキャン画像fo(x,y)に乗算することにより当該プリスキャン画像fo(x,y)のノイズ成分となる補正プリスキャン画像f1(x,y)(=fo(x,y)・α)が生成される(ステップJ3)。
すると、前記ステップJHにて取得された指紋画像f(x,y)から前記ステップJ3にて生成された指紋読み取り面14mのノイズ成分である補正プリスキャン画像f1(x,y)が減算され、正規の指紋画像fp(x,y)(=f(x,y)−f1(x,y))が取得される(ステップJ4)。
一方、前記ステップJ1において、指紋読み取り面14mに残留指紋などのノイズが存在していることが検知されない場合には(ステップJ1(NO))、前記ステップJHにて取得された指紋画像fo(x,y)がそのまま正規の指紋画像fp(x,y)(=f(x,y))として取得される(ステップJ5)。
このような、図12におけるノイズ除去処理(その1)によれば、指紋読み取り面14mのプリスキャン画像fo(x,y)撮像時の光量Aと指紋画像f(x,y)撮像時の光量Bとの比率α(=B/A)をプリスキャン画像fo(x,y)に乗算することにより当該プリスキャン画像fo(x,y)のノイズ成分となる補正プリスキャン画像f1(x,y)を生成し、この補正プリスキャン画像f1(x,y)を前記指紋画像f(x,y)から減算することで、残留指紋などのノイズ画像を除去した正規の指紋画像fp(x,y)を得ることができる。
図13は、本発明の第2実施形態の指紋照合装置においてその指紋照合処理の前処理にて実施されるノイズ除去処理(その2)を示すフローチャートである。
このノイズ除去処理(2)では、まず、前記図10における画像取得処理によって指紋読み取り面14mの指Fを置く前のプリスキャン画像fo(x,y)および指Fを置いた指紋画像f(x,y)が取得される(ステップKH)。
また、前記図11における画像ノイズ判定処理によって前記指紋読み取り面14mに残留指紋などのノイズが存在しているか否かが判断確認される(ステップKI)。
そして、指紋読み取り面14mに残留指紋などのノイズが存在していることが検知された場合には(ステップK1)、当該ノイズ画像が存在しているプリスキャン画像fo(x,y)および指紋画像f(x,y)についてそれぞれ周波数変換され、プリスキャン画像の周波数成分go(p,q)および指紋画像の周波数成分g(p,q)が求められる(ステップK2)。
ここで、指紋画像f(x,y)からその周波数成分g(p,q)を求めるフーリエ変換式を次式(1)に示す。
Figure 2007034811
この際、プリスキャン画像の周波数成分go(p,q)として現れる信号が指紋読み取り面14mに存在するノイズの信号成分となるもので、このプリスキャン画像の周波数成分go(p,q)として現れるノイズの信号成分が前記指紋画像の周波数成分g(p,q)から除去され、当該ノイズの信号成分が除去された指紋画像の周波数成分g(p,q)が求められる(ステップK3)。
すると、前記指紋読み取り面14mに存在するノイズの信号成分が除去された指紋画像の周波数成分g(p,q)が逆変換され、正規の指紋画像fp(x,y)が生成される(ステップK4)。
ここで、指紋画像の周波数成分g(x,y)を逆変換して正規の指紋画像fp(x,y)を求めるフーリエ逆変換式を次式(2)に示す。
Figure 2007034811
一方、前記ステップK1において、指紋読み取り面14mに残留指紋などのノイズが存在していることが検知されない場合には(ステップK1(NO))、前記ステップKHにて取得された指紋画像fo(x,y)がそのまま正規の指紋画像fp(x,y)(=f(x,y))として取得される(ステップK5)。
このような、図13におけるノイズ除去処理(その2)によれば、指紋読み取り面14mのプリスキャン画像fo(x,y)を周波数変換することにより当該プリスキャン画像の周波数成分go(p,q)として現れるノイズの信号成分を、指紋画像f(x,y)を周波数変換したその周波数成分g(p,q)から除去し、このノイズの信号成分が除去された指紋画像の周波数成分g(p,q)を逆変換することで、残留指紋などのノイズ画像を除去した正規の指紋画像fp(x,y)を得ることができる。
したがって、この第2実施形態の指紋照合装置によれば、指Fが指紋読み取り面14mに置かれていない状態でのプリスキャン画像fo(x,y)を取得し、当該指紋読み取り面14mに残留指紋や傷、ゴミなどのノイズが有るか否かを判定すると共に、ノイズがある場合には読み取り指紋画像f(x,y)から当該ノイズ成分を除去した正しい指紋画像fp(x,y)を生成した後に、前記第1実施形態における一連の指紋照合処理に移行することで、残留指紋などのノイズに影響されることなく、より高精度で信頼性の高い指紋の照合・認証処理を行うことができる。
なお、前記各実施形態において記載した指紋照合装置による各処理の手法、すなわち、図5のフローチャートに示す第1実施形態の指紋照合処理、図6のフローチャートに示す前記指紋照合処理に伴う基準マスク配置処理、図7のフローチャートに示す前記基準マスク配置処理の前処理でのマスク配置エリア検索処理、図10のフローチャートに示す前記指紋照合処理の前処理での第2実施形態の画像取得処理、図11のフローチャートに示す前記指紋照合処理の前処理での画像取得処理に基づく画像ノイズ判定処理、図12、図13のフローチャートに示す前記指紋照合処理の前処理での画像取得処理および画像ノイズ判定処理に基づくノイズ除去処理(その1)(その2)等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体18aに格納して配布することができる。そして、指紋読み取り機能を備えた種々のコンピュータ端末は、この外部記録媒体18aに記憶されたプログラムを記憶媒体読取部18によって記憶装置12に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した指紋画像の読み取り照合機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)20上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)20に接続されたコンピュータ端末(プログラムサーバ21)の記憶装置22から前記のプログラムデータを取り込み、前述した指紋画像の読み取り照合機能を実現することもできる。
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
本発明の実施形態に係る指紋照合装置の電子回路の構成を示すブロック図。 前記指紋照合装置のRAM13に確保されるデータメモリを示す図。 前記指紋照合装置の指紋照合処理に伴う照合指紋画像Gs上での基準マスク領域(テンプレート)t0,t1,…,t5の初期配置状態と指紋画像稜線解析に応じた変換後配置状態とを示す図。 前記指紋照合装置の指紋照合処理に伴う照合指紋画像Gs上での基準マスク領域(テンプレート)t0,t1,…,t5の配置状態と登録指紋画像Go上での最大相関位置(領域)k0,k1,…,k5とを示す図。 前記指紋照合装置10による指紋照合処理を示すフローチャート。 前記指紋照合装置10による指紋照合処理に伴う基準マスク配置処理を示すフローチャート。 前記指紋照合装置10による指紋照合処理に伴う基準マスク配置処理(ステップS2)での前段にて実行されるマスク配置エリア検索処理を示すフローチャート。 前記指紋照合装置10でのマスク配置エリア検索処理に伴う一方の指紋画像上での複数の矩形基準マスク領域t0,t1,…,tnの検索配置状態を示す図。 前記指紋照合装置のイメージ読み取り装置14における指紋読み取り面14mの構成を示す図。 本発明の第2実施形態の指紋照合装置においてその指紋照合処理の前処理にて実施される画像取得処理を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の指紋照合装置においてその指紋照合処理の前処理にて実施される画像ノイズ判定処理を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の指紋照合装置においてその指紋照合処理の前処理にて実施されるノイズ除去処理(その1)を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態の指紋照合装置においてその指紋照合処理の前処理にて実施されるノイズ除去処理(その2)を示すフローチャートである。
符号の説明
11 …CPU
12 …記憶装置
13 …RAM
13a…読み取り画像(G)メモリ
13b…登録指紋画像(Go)メモリ
13c…照合指紋画像(Gs)メモリ
13d…基準マスクサイズ・位置情報(t0,t1,…,tn)メモリ
13e…最大相関位置情報(k0,k1,…,kn)メモリ
13f…照合類似度(R)メモリ
13g…照合判定結果メモリ
14 …イメージ読み取り装置
15 …表示部
16 …入力部
17 …バス
18 …記憶媒体読み取り部
18a…外部記憶媒体
19 …電送制御部
20 …通信ネットワーク(インターネット)
21 …プログラムサーバ
22 …サーバ記憶装置
Go …登録指紋画像データ
Gs …照合指紋画像データ

Claims (8)

  1. 一方の指紋画像に配置した複数の矩形領域とこの各領域画像と最大の相関関係がある他方の指紋画像上での複数の最大相関領域とに基づいて指紋を照合する指紋照合装置であって、
    前記一方の指紋画像上に複数の矩形領域を配置する際に、当該指紋画像における指紋の稜線方向を解析する指紋稜線解析手段と、
    この指紋稜線解析手段により解析された一方の指紋画像における指紋の稜線方向に応じて、前記複数の矩形領域を配置する矩形領域配置手段と、
    を備えたことを特徴とする指紋照合装置。
  2. 前記指紋稜線解析手段は、
    前記一方の指紋画像上に複数の矩形領域を仮配置する矩形領域仮配置手段と、
    この矩形領域仮配置手段により仮配置された複数の矩形領域内それぞれの画像における指紋の稜線方向を解析する稜線方向解析手段を有し、
    前記矩形領域配置手段は、前記矩形領域仮配置手段により仮配置された複数の矩形領域について前記稜線方向解析手段により解析された各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向に対し当該矩形領域の長手方向が横切るように再配置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の指紋照合装置。
  3. 前記指紋稜線解析手段は、
    前記一方の指紋画像上に複数の矩形領域をマス目状にして仮配置する矩形領域仮配置手段と、
    この矩形領域仮配置手段によりマス目状にして仮配置された複数の矩形領域内それぞれの画像における指紋の稜線方向を解析する稜線方向解析手段を有し、
    前記矩形領域配置手段は、前記矩形領域仮配置手段によりマス目状にして仮配置された複数の矩形領域のうちで予め定められた数の矩形領域について前記稜線方向解析手段により解析された各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向がX方向となる矩形領域とY方向となる矩形領域とを検索し混在させて配置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の指紋照合装置。
  4. 前記矩形領域配置手段は、さらに、前記指紋の稜線方向がX方向となる矩形領域とY方向となる矩形領域とが混在されて配置された予め定められた数の矩形領域について各矩形領域内それぞれにおける指紋の稜線方向に対し当該矩形領域の長手方向が横切るように再配置する矩形領域再配置手段を有することを特徴とする請求項3に記載の指紋照合装置。
  5. さらに、
    前記一方の指紋画像の各部に対応した指紋押圧圧力の圧力分布を検知する圧力分布検知手段を備え、
    前記矩形領域配置手段は、前記圧力分布検知手段により検知された一方の指紋画像各部における指紋押圧圧力分布に基づき、圧力歪みの大きい部分を除いて複数の矩形領域を配置することを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の指紋照合装置。
  6. さらに、
    前記指紋画像の読み取り面の画像をプリスキャンして取得するプリスキャン画像取得手段と、
    このプリスキャン画像取得手段により取得された指紋読み取り面のプリスキャン画像にノイズ画像が存在する否かを判断するノイズ画像存在判断手段と、
    このノイズ画像存在判断手段により指紋読み取り面のプリスキャン画像にノイズ画像が存在すると判断された場合には、当該ノイズ画像を指紋読み取り面にて読み取られた指紋画像から除去するノイズ画像除去手段とを備え、
    前記一方の指紋画像および他方の指紋画像は、前記ノイズ画像除去手段によりノイズ画像が除去された指紋画像であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の指紋照合装置。
  7. 一方の指紋画像に配置した複数の矩形領域とこの各領域画像と最大の相関関係がある他方の指紋画像上での複数の最大相関領域とに基づいて指紋を照合する指紋照合装置のコンピュータを制御するための指紋照合処理プログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記一方の指紋画像上に複数の矩形領域を配置する際に、当該指紋画像における指紋の稜線方向を解析する指紋稜線解析手段、
    この指紋稜線解析手段により解析された一方の指紋画像における指紋の稜線方向に応じて、前記複数の矩形領域を配置する矩形領域配置手段、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な指紋照合処理プログラム。
  8. 一方の指紋画像に配置した複数の矩形領域とこの各領域画像と最大の相関関係がある他方の指紋画像上での複数の最大相関領域とに基づいて指紋を照合する指紋照合装置をコンピュータによって制御するための指紋照合方法であって、
    前記一方の指紋画像上に複数の矩形領域を配置する際に、当該指紋画像における指紋の稜線方向を解析する指紋稜線解析ステップと、
    この指紋稜線解析ステップにて解析された一方の指紋画像における指紋の稜線方向に応じて、前記複数の矩形領域を配置する矩形領域配置ステップと、
    からなることを特徴とする指紋照合方法。
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