JP6666610B2 - 静脈認証装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体情報を用いた認証システムのうち静脈を用いた静脈認証装置であって、特に、手の甲の領域における静脈の静脈パターン用いた静脈認証装置に関する。
近年、生体情報を使用した本人認証技術の研究開発が盛んに行われている。利用する生体情報としては、指紋,虹彩,顔,声紋,静脈などがある。このうち、静脈を利用する認証には、指の静脈,手の甲の静脈,手のひらの静脈の静脈パターンが利用される。この静脈パターンは人により異なり、大きさ以外は、成長や老化などによらず、生涯変化しないという特徴を有する。また、静脈は、体内の器官であるため、偽造が困難であるといった特徴を有する。さらに、静脈パターンを利用した認証は、顔や声紋などの他の生体情報を使用した認証に比べ、条件の振れ幅が小さいため、安定して高い認証率を得ることができる。
このような静脈パターンを利用した静脈認証装置として、たとえば、特許文献1に記載されるような静脈認証装置が開示されている。この静脈認証装置は、静脈による本人認証装置であって、1度の操作で1つの指または手から複数の静脈画像データを取得し、複数の静脈パターンを利用して照合を行うことにより、高い認識精度を実現するとした装置である。すなわち、この静脈認証装置は、被験者の1つの指または手から手のひら側の第一の静脈画像データを取得する第一の取得手段と、当該被験者の1つの手または手からの甲側の第二の静脈画像データを取得する第二の取得手段と、前記二つの静脈画像データから静脈の特徴データを抽出する静脈特徴抽出手段と、前記抽出した静脈特徴データを登録手段と、前記登録された静脈特徴データと照合用静脈データとを記録する記録手段と、前記、前記静脈特徴データと前記照合用静脈データとを照合する照合手段と、前記照合の結果を表示する表示手段とを備えている。
特開平2006−120026号公報
しかしながら、特許文献1における静脈認証装置は、複数の静脈画像データを取得しているが、それらの複数の静脈画像データは、それぞれ異なる2か所の静脈から取得された静脈パターンを利用しているため、いずれか一方の静脈パターンの取得が困難、あるいは失敗した場合に、予め登録された静脈特徴データと照合用静脈データとの照合処理の精度が低下するか、あるいは照合処理の実行が困難となる問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、手の甲の静脈から複数の静脈パターン画像データを取得する場合であって、その一部の静脈パターン画像データの取得が困難、あるいは失敗しても、利用者の利便性を低下させることなく高い認証精度を実現可能な静脈認証装置を提供することである。
の発明にかかる静脈認証装置は、利用者の手の甲の領域における静脈の静脈パターン用いた静脈認証装置であって、静脈認証装置は、手の甲を3つ以上の領域に分割して各領域の静脈画像データを取得するための3つ以上の静脈センサと、3つ以上の領域の静脈画像データのうちの少なくとも2つの静脈画像データを結合して結合静脈画像データを作成するための結合静脈画像データ作成手段と、作成された前記結合静脈画像データ、または照合時に、利用者の手の甲から静脈センサにより取得された静脈画像データから静脈パターン画像データを抽出する静脈パターン抽出手段と、結合静脈画像データに基づいて抽出された静脈パターン画像データを照合用静脈パターン画像データとして記憶する記憶手段と、照合時に、前記利用者の手の甲から前記静脈センサにより取得された静脈パターン画像データと照合用静脈パターン画像データとを照合するための照合手段と、を備え、3つ以上の領域のそれぞれが、互いに大部分の範囲で異なる所定の範囲の静脈画像データとして取得されるように、3つ以上の静脈センサのそれぞれの相対的な位置関係は不変に配置され、照合時に取得された静脈パターン画像データは、3つ以上の静脈センサのうち少なくとも2つの静脈センサにより取得された静脈パターン画像データであり、照合手段において照合用静脈パターン画像データの少なくとも一部と照合される、静脈認証装置である。
また、この発明にかかる静脈認証装置は、静脈認証装置は、さらに、利用者のユーザIDを入力するための入力手段を備えることが好ましい。
さらに、この発明にかかる静脈認証装置は、3つ以上の領域により、利用者の手の甲の大部分を覆う領域が形成されることが好ましい。
この発明にかかる静脈認証装置によれば、結合静脈画像データが、利用者の手の甲に対して、3つ以上の静脈センサにより取得された手の甲の広い範囲で結合静脈画像データとして確保されうる。
したがって、照合時に静脈パターン画像データを取得する際に、3つの静脈センサのうち1つの静脈センサが可動しなかった場合、残り2つの静脈センサにより取得された静脈パターン画像データを用いて照合することができる。この場合、照合処理を実行する場合、照合用静脈パターン画像データの一部と照合処理を行うこととなるが、残りの2つの静脈パターン画像データでも十分に広範囲の静脈パターン画像データの範囲を確保されているので、照合処理に支障をきたさない。
また、入力手段を備えると、ユーザIDにより照合用静脈パターン画像データを特定することができるので、照合時の静脈パターン画像データと照合用静脈パターン画像データとを確実に照合することができる。
さらに、3つ以上の領域により、利用者の手の甲の全体を覆う領域が形成されると、手の甲全体の静脈パターンを認証に用いることができる。
この発明によれば、手の甲の静脈から複数の静脈パターン画像データを取得する場合であって、その一部の静脈パターン画像データの取得が困難、あるいは失敗しても、利用者の利便性を低下させることなく高い認証精度を実現可能な静脈認証装置が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
本発明にかかる静脈認証装置の構成図である。 各静脈センサの設置位置および各静脈センサによる取得領域および結合静脈画像データの領域を示す図ある。 各静脈センサによる取得領域により特定される結合静脈画像データに基づく照合用静脈パターン画像データの領域を示す図である。 本発明にかかる静脈認証処理のための照合用静脈パターン画像データを取得する手順を示すフロー図である。 本発明にかかる静脈認証処理における照合処理の手順を示すフロー図である。 照合用静脈パターン画像データと照合時に取得された静脈パターン画像データとの照合領域を示す図であり、(a)は照合時に取得された静脈パターン画像データが第1の静脈センサ、第2の静脈センサおよび第3の静脈センサにより取得された場合の照合領域を示し、(b)は照合時に取得された静脈パターン画像データが第1の静脈センサおよび第3の静脈センサにより取得された場合の照合領域を示す。
本発明は、たとえば、本発明にかかる静脈認証装置は、生体情報を用いた本人認証システムのうち、利用者の手の甲における静脈から取得される静脈パターンを用いた本人認証のための処理に用いられる静脈認証装置である。以下、詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる静脈認証装置の構成図である。図2は、各静脈センサの設置位置および各静脈センサによる取得領域および結合静脈画像データの領域を示す図ある。図3は、各静脈センサによる取得領域により特定される結合静脈画像データに基づく照合用静脈パターン画像データの領域を示す図である。
静脈認証装置10は、静脈画像データを取得するための取得手段20と、結合静脈画像データを作成するための結合静脈画像データ作成手段30と、静脈パターンを抽出するための静脈パターン抽出手段32と、利用者のユーザIDを入力するための入力手段34と、静脈パターン画像やユーザIDを記憶するための記憶手段36と、照合処理を行うための照合手段38とを備える。
取得手段20は、3つ以上の静脈センサにより構成される。図1に示す静脈認証装置10は、たとえば、3つの静脈センサにより構成され、第1の静脈センサ22と、第2の静脈センサ24と、第3の静脈センサ26とを含む。第1の静脈センサ22、第2の静脈センサ24および第3の静脈センサ26は、同一の解像度の静脈センサである。
手の甲の静脈パターンの画像データを取得するために、第1の静脈センサ22、第2の静脈センサ24および第3の静脈センサ26は、それぞれ、図示しないプレート等に固定される。たとえば、図2に示すように、第1の静脈センサ22は、利用者の手の甲における所定の範囲の静脈画像データとして取得するようにプレート上に配置され、たとえば、利用者の手の甲に投影すると第1の静脈センサの設定位置42に配置される。また、第2の静脈センサ24は、利用者の手の甲における第1の静脈センサ22により取得される範囲とは大部分の範囲で異なる所定の範囲の静脈画像データとして取得するようにプレート上に配置され、たとえば、利用者の手の甲に投影すると第2の静脈センサの設定位置44に配置される。また、第3の静脈センサ26は、利用者の手の甲における第1の静脈センサ22および第2の静脈センサ24により取得される範囲とは大部分の範囲で異なる処理の範囲の静脈画像データとして取得するようにプレート上に配置され、たとえば、利用者の手の甲に投影すると第3の静脈センサの設定位置46に配置される。
このように、手の甲の静脈パターンの画像データを取得するために、第1の静脈センサ22、第2の静脈センサ24および第3の静脈センサ26は、それぞれ、図示しないプレート等に固定されているので、第1の静脈センサの設置位置42、第2の静脈センサの設置位置44および第3の静脈センサの設置位置46は、それぞれ固定される。したがって、第1の静脈センサの設置位置42、第2の静脈センサの設置位置44および第3の静脈センサの設置位置46のそれぞれの相対的な位置関係は、不変である。
そして、図2に示すように、第1の静脈センサ22より取得される静脈画像データの取得範囲は、第1の静脈センサによる取得領域52により示され、第2の静脈センサ24により取得される静脈画像データの取得範囲は、第2の静脈センサによる取得領域54により示され、第3の静脈センサ26により取得される静脈画像データの取得範囲は、第3の静脈センサによる取得領域56により示される。
このように、利用者の手の甲の静脈パターン画像データを取得するために、プレート等に利用者の手の甲を押し当て、そして、プレート等において上述したような所定の位置に配置された3つの静脈センサにより、利用者の手の甲が3つの領域に分割されて静脈画像データが取得される。
結合静脈画像データ作成手段30は、第1の静脈センサ22により取得された静脈画像データと第2の静脈センサ24により取得された画像データと、第3の静脈センサ26により取得された画像データとを結合し、結合静脈画像データを作成する機能を有する。図2に示すように、結合静脈画像データの領域58は、第1の静脈センサによる取得領域52、第2の静脈センサによる取得領域54および第3の静脈センサによる取得領域56により特定される。したがって、図2に示すように、3つ以上の静脈センサにより、利用者の手の甲の領域を覆うように広い範囲の結合静脈画像データを取得することができる。
静脈パターン抽出手段32は、結合静脈画像作成手段30により作成された結合静脈画像データから静脈パターンを抽出するための機能を有する。ここで、抽出される静脈パターンは、静脈パターン画像データとして抽出される。図3に示すように、静脈パターン画像データの領域60は、第1の静脈センサによる取得領域52、第2の静脈センサによる取得領域54および第3の静脈センサによる取得領域56により特定される領域である。
入力手段34は、図1に示す静脈認証装置10における記憶手段36に認証用静脈パターン画像データを記憶する際に関連付けられて記憶される利用者のユーザIDを入力するための機能を有する。また、入力手段34は、図1に示す静脈認証装置10が、照合用静脈パターン画像データと、照合時に取得された静脈パターン画像データとを照合する際に、照合すべき照合用静脈パターン画像データを特定して読み出すための利用者のユーザIDを入力するための機能を有する。
なお、利用者を特定するためのユーザIDを入力する方法は、たとえば、アルファベットや数字等を入力しうるキーボードが用いられてもよいし、あらかじめ、ユーザIDが記憶されたIDカードを読み取るようにしたカードリーダが用いられてもよい。
記憶手段36は、利用者の照合用静脈パターン画像データと利用者のユーザIDとを記憶する機能を有する。記憶手段36には、利用者の照合用静脈パターン画像データとその利用者のユーザIDとが関連付けられて記憶される。記憶手段36は、たとえば、ハードディスク等の記憶媒体が用いられる。
照合手段38は、ユーザIDにより読み出された照合用静脈パターン画像データと、照合時に取得された静脈パターン画像データをと照合する機能を有する。照合手段38では、利用者が本人であるか他人であるかの判別が実行される。なお、照合手段38において実行される照合処理は、後述される。
図1の静脈認証装置10により得られる結合静脈画像データは、利用者の手の甲に対して、3つ以上の静脈センサにより取得された手の甲の広い範囲で結合静脈画像データとして確保されうる。
したがって、照合時に、利用者の手の甲から静脈パターン画像データを取得する際に、3つの静脈センサのうち1つの静脈センサが可動しなかった場合、残り2つの静脈センサにより取得された静脈パターン画像データを用いて照合することができる。この場合、照合処理を実行する場合、照合用静脈パターン画像データの一部と照合処理を行うこととなるが、残りの2つの静脈パターン画像データでも必要かつ十分な広範囲の静脈パターン画像データの範囲が確保されているので、照合処理に支障をきたさない。
また、図1の静脈認証装置10は、入力手段34を備えるので、利用者のみが知りうるユーザIDにより照合用静脈パターン画像データを特定することができることから、照合時の静脈パターン画像データと照合用静脈パターン画像データとを確実に照合することができる。
さらに、図1の静脈認証装置10は、3つの静脈センサによる静脈画像データの取得において、手の甲の全体を覆うようにして取得しうるように静脈センサが配置されているので、手の甲全体の静脈パターンを静脈認証のための照合に用いることができる。
次に、図1に示す静脈認証装置10の動作例を説明する。
(取得処理)
まず、図1に示す静脈認証装置10を用いた静脈認証処理について、照合用静脈パターン画像データの取得処理について説明する。図4は、本発明にかかる静脈認証処理のための照合用静脈パターン画像データを取得する手順を示すフロー図である。
最初に、ステップS100で、第1の静脈センサ22、第2の静脈センサ24および第3の静脈センサ26により、利用者の手の甲を3つに分割した領域に対応する各静脈画像データが取得される。図2に示すように、たとえば、第1の静脈センサ22は、第1の静脈センサによる取得領域52の画像データを取得し、第2の静脈センサ24は、第2の静脈センサによる取得領域54の画像データを取得し、第3の静脈センサ26は、第3の静脈センサによる取得領域56の画像データを取得する。
次に、ステップS102で、ステップS100において取得された各静脈画像データに基づいて、結合静脈画像データ作成手段30は、結合静脈画像データを作成する。
続いて、ステップS104で、静脈パターン抽出手段32は、ステップS102において作成された結合静脈画像データから静脈パターン画像データを抽出する。
次に、ステップS106で、入力手段34を用いて、利用者により利用者個人を特定するためのユーザIDが入力される。ユーザIDは、利用者のみが知りうる情報である。
そして、ステップS108で、ステップS104で抽出された静脈パターン画像データを照合用静脈パターン画像データとし、その照合用静脈パターン画像データとステップS106で入力されたユーザIDと関連づけて記憶手段36に記憶される。照合用静脈パターン画像データは、図3に示すように、第1の静脈センサによる取得領域52、第2の静脈センサによる取得領域54および第3の静脈センサによる取得領域56により特定される領域、すなわち、照合用静脈パターン画像データの領域60として広く確保される。
(照合処理)
次に、図1に示す静脈認証装置10を用いた静脈認証処理について、照合用静脈パターン画像データを用いた照合処理について説明する。図5は、本発明にかかる静脈認証処理における照合処理の手順を示すフロー図である。また、図6は、照合用静脈パターン画像データと照合時に取得された静脈パターン画像データとの照合領域を示す図である。図6(a)は、照合時に取得された静脈パターン画像データが第1の静脈センサ、第2の静脈センサおよび第3の静脈センサにより取得された場合の照合領域を示す。
最初に、ステップS200で、第1の静脈センサ22、第2の静脈センサ24および第3の静脈センサ26により、利用者の手の甲を3つに分割した領域に対応する各静脈画像データが取得される。図2に示すように、たとえば、第1の静脈センサ22は、第1の静脈センサによる取得領域52の画像データを取得し、第2の静脈センサ24は、第2の静脈センサによる取得領域54の画像データを取得し、第3の静脈センサ26は、第3の静脈センサによる取得領域56の画像データを取得する。
次に、ステップS202で、ステップS200において取得された各静脈画像データに基づいて、結合静脈画像データ作成手段30は、結合静脈画像データを作成する。
続いて、ステップS204で、静脈パターン抽出手段32は、ステップS202において作成された結合静脈画像データから静脈パターン画像データを抽出する。
次に、ステップS206で、入力手段34を用いて、利用者によりユーザIDが入力される。
そして、ステップS208で、ステップS206において入力されたユーザIDに基づいて、該ユーザIDに関連付けて記憶されている照合用静脈パターン画像データが読み出される。
続いて、ステップS210で、ステップS204において抽出されたデータである照合時に取得された静脈パターン画像データと、ステップS208において読み出された照合用静脈パターン画像データとが、照合手段38において照合される。
ここで、照合用静脈パターン画像データと照合時に取得された静脈パターン画像データとの照合は、たとえば、図6(a)に示すように、照合用静脈パターン画像データの領域60と照合時に取得された静脈パターン画像データの領域70aとが重なる領域、すなわち、照合領域80において、パターンマッチングの処理が実行される。
そして、ステップS210において照合された結果、利用者が認証対象とする本人であると判定された場合は、ステップS214で、所定の処理が実行される。
一方、ステップS210において照合された結果、利用者が認証対象とする本人でないと判定された場合は、照合処理は終了する。
ここで、図5におけるステップS200において、たとえば、第1の静脈センサ22および第3の静脈センサ26の2つの静脈センサのみにより静脈画像データが取得され、第2の静脈センサ24により静脈画像データが取得できなかった場合、ステップS202においては、第1の静脈センサによる取得領域52および第3の静脈センサによる取得領域56に基づいて結合静脈画像データが作成される。従って、このとき、ステップS210において実行される照合用静脈パターン画像データと照合時に取得された静脈パターン画像データとの照合は、図6(b)に示すように、照合用静脈パターン画像データの領域60と照合時に取得された静脈パターン画像データの領域70bとが重なる領域、すなわち、照合領域80において、パターンマッチングの処理が実行される。
このように、第1の静脈センサ22ないし第3の静脈センサ26のうちの少なくとも1つが作動せず、2つの静脈センサにより取得された静脈画像データしか取得できなくても、照合処理を行うために必要かつ十分な照合領域80を確保することができる。
また、図5におけるステップS210において照合された結果、利用者が本人でないと判定された場合、照合処理を終了させず、再度、ステップS200に戻って、利用者の手の甲から各静脈画像データを取得するようにしてもよい。
なお、なお、この発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形される。
たとえば、本実施の形態にかかる静脈認証装置10は、第1の静脈センサ22、第2の静脈センサ24および第3の静脈センサ26の3つの静脈センサにより利用者の手の甲の静脈画像データを取得するように構成されているが、これに限るものではなく、4つ以上のより多くの静脈センサを用いるようにしてもよい。
上述したように、この発明によれば、利用者本人のみが行いうる所定の処理を実行する際に、好適に用いられる静脈認証装置として提供することができる。
10 静脈認証装置
20 取得手段
22 第1の静脈センサ
24 第2の静脈センサ
26 第3の静脈センサ
30 結合静脈画像データ作成手段
32 静脈パターン抽出手段
34 入力手段
36 記憶手段
38 照合手段
42 第1の静脈センサの設置位置
44 第2の静脈センサの設置位置
46 第3の静脈センサの設置位置
52 第1の静脈センサによる取得領域
54 第2の静脈センサによる取得領域
56 第3の静脈センサによる取得領域
58 結合静脈画像データの領域
60 照合用静脈パターン画像データの領域
70a,70b 照合時に取得された静脈パターン画像データの領域
80 照合領域

Claims (3)

  1. 利用者の手の甲の領域における静脈の静脈パターンを用いた静脈認証装置であって、
    前記静脈認証装置は、
    前記手の甲を3つ以上の領域に分割して各領域の静脈画像データを取得するための3つ以上の静脈センサと、
    前記3つ以上の領域の静脈画像データのうちの少なくとも2つの静脈画像データを結合して結合静脈画像データを作成するための結合静脈画像データ作成手段と、
    作成された前記結合静脈画像データ、または照合時に、前記利用者の手の甲から前記静脈センサにより取得された静脈画像データから静脈パターン画像データを抽出する静脈パターン抽出手段と、
    前記結合静脈画像データに基づいて抽出された静脈パターン画像データを照合用静脈パターン画像データとして記憶する記憶手段と、
    照合時に、前記利用者の手の甲から前記静脈センサにより取得された静脈パターン画像データと前記照合用静脈パターン画像データとを照合するための照合手段と、
    を備え、
    前記3つ以上の領域のそれぞれが、互いに一部分の範囲でなる所定の範囲の静脈画像データとして取得されるように、前記3つ以上の静脈センサのそれぞれの相対的な位置関係は不変に配置され、
    前記照合時に取得された静脈パターン画像データは、前記3つ以上の静脈センサのうち少なくとも2つの静脈センサにより取得された静脈パターン画像データであり、前記照合手段において前記照合用静脈パターン画像データの少なくとも一部と照合される、静脈認証装置。
  2. 前記静脈認証装置は、さらに、利用者のユーザIDを入力するための入力手段を備えることを特徴とする、請求項1に記載の静脈認証装置。
  3. 前記3つ以上の領域により、前記利用者の手の甲の全体を覆う領域が形成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の静脈認証装置。
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