JP2007034620A - プリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法 - Google Patents

プリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法 Download PDF

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光栄 星野
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秀行 小林
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博男 吉田
Takashi Tomizuka
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Abstract

【課題】
本発明は、印刷データに含まれる特定な文字列を二次元コードに変換し、変換した二次元コードが出力先プリンタの能力や印刷モードに関係なく読取装置で確実に読み取れる二次元コードを印刷するプリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法を提供する。
【解決手段】
プリンタに対する各種パラメータの設定を保持し、アプリケーションからの印刷データの変換を行うプリンタドライバにおいて、印刷データ中からユーザが指定した特定文字列を検出する特定文字列検出手段と、特定文字列検出手段により検出された特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、コード変換手段によりコード化された該コードを印刷データに付与するコード付与手段と、プリンタにトナーセーブモードが設定されている場合、コード付与手段で付与されたコードに対するトナーセーブ処理を選択的に禁止するトナーセーブ禁止制御手段とを具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、プリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法に関し、特に、印刷データに含まれる特定な文字列を二次元コードに変換し、変換した二次元コードが出力先プリンタの能力や印刷モードに関係なく読取装置で確実に読み取れる二次元コードを印刷するプリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法に関する。
近年、一次元バーコードと比べて情報量の表示が飛躍的に向上する二次元コードが注目され、使用され始めている。
一次元バーコードは、基本的には商品や製品の識別IDコードとして用いられるのに対して二次元コードは、コードそのものに商品や製品に関する情報を持たせることができるため商品等に二次元コードを付与し、商品に付与された二次元コードを読取装置で読み取ることで二次元コードに対応付けられた商品番号や商品に関する情報を瞬時に読み取ることができる。
一次元バーコードは、バーコードが縦または横に1列に表示されているものであるのに対して二次元コードは、一次元バーコードを複数段に積み重ねたスタック型二次元コードとマトリックスの交点が黒か白かによりコード化されたマトリックス型二次元コードとがある。
スタック型二次元コードの例として、コード49、コード16K、PDF417等があり、マトリックス型二次元コードの例として、QRコード、データマトリックス、マキシコード、アズテックコード等がある。
二次元コードは、従来の一次元バーコードと比べて数十倍から数百倍の大容量の情報を表示することができることから最近では、二次元コードを生成する種々の生成ツールが提供されている。
しかし、既存のQRコード生成ツールでは、QRコードが印刷されるプリンタの解像度を考慮してQRコードを生成し、生成したQRコードをワープロソフトや表計算ソフト等のアプリケーションソフトで作成された印刷データに貼り付ける際には、QRコードがイメージデータとしてアプリケーションソフトで作成された印刷データに貼り付けられるように操作する等の煩雑な作業が必要とされた。
また、イメージデータが貼り付けられないアプリケーションソフトで作成された印刷データにはQRコードが貼り付けられないという問題がある。
そこで、特許文献1には、最終的に印刷される一次元バーコードまたは二次元コードのシンボルで表示したいデータ(=表示データ)を受信することで所定のシンボルに変換し印刷するシンボルプリンタおよびシンボルプリンタ用ドライバが提案されている。
特開2002−264424号公報
しかしながら、上記特許文献1には、表示データを受信し、受信した表示データを所定のシンボルに変換し印刷するシンボルプリンタは提案されているが、ユーザが指定した文字列を印刷データ中から検索して一次元バーコードまたは二次元コードに変換し、変換したコードを印刷データに付与して印刷する方法は提案されていない。
また、ネットワーク上に解像度の異なる複数台のプリンタが接続されている場合は、出力先のプリンタで印刷されたコードが読取装置で確実に読み取られるように出力先プリンタの解像度などの能力に応じた大きさや精度のコードを生成する必要がある。
また、出力先プリンタのトナーの使用量を節約するトナーセーブモードが設定されている場合は、そのプリンタから印刷されたコードが濃度不足等により読取装置で読み取れないという問題が発生する可能性がある。
そこで、本発明は、印刷データに含まれる特定な文字列を二次元コードに変換し、変換した二次元コードが出力先プリンタの能力や印刷モードに関係なく読取装置で確実に読み取れる二次元コードを印刷するプリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、プリンタに対する各種パラメータの設定を保持し、アプリケーションからの印刷データの変換を行うプリンタドライバにおいて、前記印刷データ中からユーザが指定した特定文字列を検出する特定文字列検出手段と、前記特定文字列検出手段により検出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、前記コード変換手段によりコード化された該コードを前記印刷データに付与するコード付与手段と、前記プリンタにトナーセーブモードが設定されている場合、前記コード付与手段で付与された前記コードに対するトナーセーブ処理を選択的に禁止するトナーセーブ禁止制御手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記プリンタの解像度情報を取得する解像度情報取得手段を更に具備し、前記コード変換手段は、前記解像度情報取得手段により取得した前記プリンタの解像度に基づき前記コードの誤り訂正レベルを最適に設定してコード変換を行うことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記プリンタの解像度情報を取得する解像度情報取得手段を更に具備し、前記コード変換手段は、前記解像度情報取得手段により取得した前記プリンタの解像度に基づき前記コードのサイズを最適に設定してコード変換を行うことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、プリンタに対する各種パラメータの設定を保持し、アプリケーションからの印刷データの変換を行うプリンタドライバと、前記プリンタドライバからの印刷データに基づき印刷を行うプリンタと有する印刷システムにおいて、前記プリンタドライバは、前記印刷データ中からユーザが指定した特定文字列を検出する特定文字列検出手段と、前記特定文字列検出手段により検出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、前記コード変換手段によりコード化された該コードを前記印刷データに付与するコード付与手段と、前記コード付与手段により前記印刷データに付与された前記コードの位置情報を生成するコード位置情報生成手段と、前記コード位置情報生成手段で生成されたコード位置情報を前記印刷データに付与して前記プリンタに送信する送信手段とを具備し、前記プリンタは、トナーセーブモードが設定されている場合、前記コード位置情報に基づき前記コードに対してトナーセーブ処理を選択的に禁止するトナーセーブ禁止制御手段を具備することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、アプリケーションからの印刷データとプリンタに対する各種パラメータの設定情報とに基づき前記印刷データを印刷出力する印刷制御方法において、前記印刷データ中からユーザが指定した特定文字列を特定文字列検出手段により検出し、前記特定文字列検出手段により検出した前記特定文字列をコード変換手段によりコードに変換し、前記コード変換手段によりコード化した該コードをコード付与手段により前記印刷データに付与し、トナーセーブモードが設定されている場合、前記コード付与手段で付与した前記コードに対するトナーセーブ処理を選択的にトナーセーブ禁止制御手段により禁止することを特徴とする。
本発明のプリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法によれば、ユーザが指定した文字列を印刷データ中から検索して一次元バーコードまたは二次元コードに変換し、変換したコードを出力先プリンタの能力に関係なく読取装置で確実に読み取れるように印刷することができる。
また、ユーザが指定した文字列を印刷データ中から検索して一次元バーコードまたは二次元コードに変換し、変換したコードを出力先プリンタの印刷モードに関係なく読取装置で確実に読み取れるように印刷することができるという効果を奏する。
以下、本発明に係わるプリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法の一実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わるプリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法の一例を概略的に示した構成図である。
図1に示すように、印刷システム100は、クライアントPC10と、解像度等の能力の異なる複数のプリンタ20−1(例えば解像度が1200dpi)、ラベルプリンタ20−2(例えば解像度が200dpi)、・・・、プリンタ20−n(以下、総称して「プリンタ20−n」という。)とがLAN(=Local Area Network)30等のネットワークを介して接続されている。
クライアントPC10は、CPU(=Central Control Unit:中央演算処理装置)、入出力装置、記憶装置等を備えた、所謂コンピュータであり、CPU11と、外部インタフェース12と、入力制御部13と、表示制御部14と、記憶部15と、RAM(=Random Access Memory)16と、ROM(=Read Only Memory)17を備えている。
CPU11は、クライアントPC10の中央演算処理装置であり、ROM17に記憶されたプログラムに従ってクライアントPC10を統括制御する。
外部インタフェース12は、クライアントPC10とは他の外部の装置(例えばLAN30を介して接続されたプリンタ20−n)との間でのデータ信号や制御信号等の授受の制御を行う。
入力制御部13は、クライアントPC10の図示せぬキーボードやマウス等の入力装置による操作信号の入力制御を行う。
表示制御部14は、クライアントPC10の図示せぬ表示装置(例えばCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等)によるデータ信号や制御信号等の授受の制御を行う。
記憶部15は、記憶装置であり、本発明に係わるプリンタドライバ153(詳細は後述する)やアプリケーションソフト152(例えばワープロソフトや表計算ソフト等の各種アプリケーションプログラム)、クライアントPC10のシステム制御を行うOS(=Operating System)151、各種データ等が記憶保持される。
本発明に係わるプリンタドライバ153は、クライアントPC10上でアプリケーションソフト152により作成された印刷データ(説明の便宜上、「原稿印刷データ」という。)に含まれる特定な文字列を一次元バーコードもしくは二次元コードに変換し、変換したコードを原稿印刷データに付与して出力先のプリンタ20−nからコードを含む原稿印刷データが印刷できるように構成されている。
また、プリンタドライバ153は、出力先のプリンタ20−nがトナーの使用量を節約するトナーセーブモードが設定されている場合であっても当該プリンタ20−nで印刷出力される原稿印刷データに付与されたコードが濃度不足等により読取装置で認識されない等の不具合が生じないように印刷するように構成されている。
なお、本実施例では、プリンタドライバ153が文字列を変換して生成するコードを二次元コードの一つであるQR(=Quick Response)コードを例に説明する。
また、アプリケーションソフト152は、ユーザによって予めクライアントPC10にインストールされたプログラムであり、例えばワープロソフトや表計算ソフト等の各種アプリケーションプログラムがインストールされているものとする。
クライアントPC10から出力先のプリンタ20−nに送信される原稿印刷データは、記憶部15に記憶されたアプリケーションソフト152を読み出し、当該アプリケーションソフト152をCPU11が実行することによって作成される。
具体的には、原稿印刷データをワープロソフトにより作成する場合は、ユーザの操作指示によりCPU11がワープロソフトを記憶部15から読み出して実行し、ユーザにより所望の原稿印刷データが入力されて作成される。
また、ユーザがプリンタドライバ153の所定の設定画面で原稿印刷データに含まれる特定な文字列をQRコードに変換する設定を行うことでプリンタドライバ153がワープロソフト等により作成された原稿印刷データに含まれる特定な文字列をQRコードに変換し、QRコードを含む原稿印刷データが外部インタフェース12を介して出力先のプリンタ20−nに転送される。
一方、LAN30に接続された能力の異なる複数のプリンタ20−nの基本的な構成は、プリンタ20−1に示されるようにCPU(=中央演算処理装置)21と、印刷画像処理部22と、画像形成部23と、ユーザインタフェース24と、外部インタフェース部25を備えている。
なお、プリンタ20−1とは他の複数のプリンタ20−nの構成の説明については、プリンタ20−1と同様な構成なので説明の便宜上、省略する。
プリンタ20−1のCPU21は、プリンタ20−1の各部及び各インタフェース24、25を制御するとともにプリンタ20−1全体を統括制御する。
印刷画像処理部22は、印刷指示された印刷データが画像形成部23で印刷用紙上に形成されるように印刷データに対して画像処理を施し、画像処理された印刷データを画像形成部23に出力する。
なお、印刷指示された印刷データには、原稿印刷データのみの場合やQRコードを含む原稿印刷データの場合とがある。
画像形成部23は、印刷画像処理部22で画像処理が施されて転送された印刷データに基づき印刷データを印刷用紙上に形成して出力する。
ユーザインタフェース24は、ユーザの操作によりプリンタ20−1の各種設定操作や各種処理の選択操作を行うボタン等の操作部と、表示画面の表示部等で構成され、ユーザが操作部を操作することで所望の情報表示や印刷出力の選択操作を行うことができる。
外部インタフェース25は、LAN30を介して接続されたクライアントPC10やプリンタ20−1とは他の外部の装置(以下、総称して「外部装置」という)とデータや制御信号の授受を行う。
図2は、上記クライアントPC10上の各種処理を行うソフトウェアの構成を説明するための概略的な構成図である。
図2に示すようにクライアントPC10にはOS151、プリンタドライバ153、アプリケーションソフト152がインストールされており、OS151がプリンタドライバ153及びアプリケーションソフト152の動作を管理している。
アプリケーションソフト152により作成された原稿印刷データは、印刷指示されることでクライアントPC10上のプリンタドライバ153、外部インタフェース12、ネットワークのLAN30を介してプリンタ20−nへ転送される。
ところで、本発明に係わるプリンタドライバ153は、プリンタドライバ153がインストールされたクライアントPC10と接続された複数のプリンタ20−nに対応して、次のような印刷制御が行えるように構成されている。
本発明に係わるプリンタドライバ153は、印刷データの出力先のプリンタ20−nに対する各種パラメータの設定情報に基づきアプリケーションソフト152により作成された原稿印刷データ中のユーザが指定した文字列をQRコードに変換し、変換したQRコードを原稿印刷データに付与して出力先のプリンタ20−nから印刷出力するように構成されている。
また、本発明に係わるプリンタドライバ153は、原稿印刷データ中のユーザが指定した文字列が変換されたQRコードの大きさを任意もしくは自動で設定でき、設定された大きさのQRコードを原稿印刷データに付与して出力先のプリンタ20−nから印刷出力するように構成されている。
なお、QRコードの大きさの設定が自動設定された場合は、出力先のプリンタ20−nの能力(例えば解像度等)に応じた最適な大きさの値が自動的に決定され、任意もしくは自動で設定された大きさのQRコードが原稿印刷データに付与されて出力先のプリンタ20−nから印刷出力される。
また、本発明に係わるプリンタドライバ153は、原稿印刷データ中のユーザが指定した文字列が変換されたQRコードの誤り訂正レベルのパラメータ値を任意もしくは自動で設定でき、設定された誤り訂正レベルのQRコードを原稿印刷データに付与して出力先のプリンタ20−nから印刷出力するように構成されている。
なお、誤り訂正レベルのパラメータ値の設定が自動設定された場合は、出力先のプリンタ20−nの能力に応じた最適な誤り訂正レベルのパラメータ値もしくはQRコードの大きさに応じた最適な誤り訂正レベルのパラメータ値が自動的に決定され、任意もしくは自動で設定された誤り訂正レベルのQRコードが原稿印刷データに付与されて出力先のプリンタ20−nから印刷出力される。
また、本発明に係わるプリンタドライバ153は、出力先プリンタ20−nのトナー使用量を節約するトナーセーブモードが設定がされている場合であっても出力先プリンタ20−nから印刷出力される原稿印刷データに付与されたQRコードが濃度不足等により読取装置で認識されない等の不具合が生じないように印刷するように構成されている。
このように構成されたプリンタドライバ153が行う印刷制御は、プリンタドライバ153の設定画面で設定された設定情報に基づき行われる。
プリンタドライバ153がプリンタドライバ153の設定画面で設定された設定情報に基づき行う印刷制御について図3乃至図6を参照し説明する。
図3は、本発明に係わるプリンタドライバ153の設定画面の一例を示す図である。
なお、図3は、原稿印刷データに含まれる特定な文字列をQRコードに変換して印刷する場合にプリンタドライバ153の複数の設定画面のうちのQRコード変換タブを選択することで表示される設定画面の一例を示したものである。
図3に示すように、QRコード変換タブが選択されることで表示される設定画面300(以下、「QRコード変換設定画面300」という。)は、タイトルバー310と、プリンタドライバ153の各種設定を行うための複数の設定画面にそれぞれ対応した複数のタブ320と、QRコード変換のための各種設定を行う設定項目設定部330と、設定項目設定部330で設定された各設定値の設定、キャンセル、適用、ヘルプ等の指示操作を行う指示操作ボタン340(破線で囲まれた部分)とで構成されており、タイトルバー310にはクライアントPC10とLAN30を介して接続された複数のプリンタ20−nに対応したタイトル名(例えば、出力先のプリンタがプリンタ20−1のレーザプリンタの場合は、「レーザプリンタのプロパティー」のタイトル名)が表示されている。
QRコード変換設定画面300は、プリンタドライバ153に対してアプリケーションソフト152等で作成された原稿印刷データの中からユーザが指定した文字列を検索してQRコードに変換し、QRコードを原稿印刷データに付与する処理を行わせるか否かの設定ができるように構成されており、設定項目設定部330には、原稿印刷データをQRコード変換するか否かを選択するQRコード変換設定項目331と、原稿印刷データをQRコード変換する場合は、QRコードに変換する文字列を指定する文字列指定項目332(破線で囲まれ部分)と、指定した文字列をQRコードに変換する際の変換するQRコードの誤り訂正レベルを選択指定する誤り訂正レベル選択指定項目333と、QRコードのセルサイズを設定するセルサイズ選択指定項目334と、トナーセーブモードが設定されている場合であってもQRコードは、トナーセーブモードでない通常印刷モードで印刷するか否かを選択指定するトナーセーブ指定項目335(破線で囲まれた部分)を備えている。
文字列指定項目332は、「URLを自動的にQRコードに変換する」、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」等の何れかもしくは全ての選択が可能であり、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」を選択する場合は、ユーザがQRコードに変換したい任意の文字列を入力して設定する。
文字列指定項目332で「URLを自動的にQRコードに変換する」が選択設定された場合は、原稿印刷データ中のURLの文字列をQRコードに変換し、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」が選択設定された場合は、原稿印刷データ中のメールアドレスの文字列をQRコードに変換し、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」が選択設定された場合は、原稿印刷データ中のユーザが指定した文字列をQRコードに変換する。
誤り訂正レベル選択指定項目333及びセルサイズ選択指定項目334は、ユーザが指定した文字列をQRコード変換する際のQRコードの誤り訂正レベルやセルサイズを選択設定する項目であり、QRコードの誤り訂正レベルは、L、M、Q、Hの4段階のレベルが設定可能である。
なお、誤り訂正レベルは、L、M、Q、Hの順に誤り訂正能力は向上し、レベルLが最も誤り訂正能力は低く、レベルHが最も誤り訂正能力は高い。
文字列をQRコードに変換するに際しては、誤り訂正レベル選択指定項目333が自動に選択設定されている場合は、出力先のプリンタ20−nの解像度やQRコードのセルサイズに応じたQRコードの最適な誤り訂正レベル(L、M、Q、Hの何れか)を自動的に決定し、決定した誤り訂正レベルのQRコードに変換する。
また、ユーザによりL、M、Q、Hの何れかの誤り訂正レベルが選択設定されている場合は、設定された誤り訂正レベル(L、M、Q、Hの何れか)のQRコードに変換する。 また、セルサイズ選択指定項目334が自動に選択設定されている場合は、出力先のプリンタ20−nの解像度等の能力に応じた最適なQRコードのサイズを自動的に決定し、決定したサイズのQRコードに変換する。
また、ユーザによりセルサイズの値が指定されている場合は、指定されたサイズのQRコードに変換する。
トナーセーブ指定項目335で「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」が選択設定されている場合は、トナーセーブモードが設定されている場合であってもQRコードに対しては通常印刷モードの解像度もしくはトナーセーブモードの際に行うデータの間引き処理を行わないで印刷する印刷制御を行う。
なお、各選択設定項目で選択設定された項目に対しては、チェックマークやドット及び文字列や数値等のデータがチェックボックスや各入力欄に表示される。
このように構成されたQRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づきプリンタドライバ153が行う印刷制御について図4の流れ図を参照して説明する。
図4に示すように、プリンタドライバ153は、印刷開始指示とともに原稿印刷データを受信すると(ステップS401)、受信した原稿印刷データに対して特定な文字列をQRコードに変換して付与するか否かをQRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づき判別する(ステップS402)。
設定情報の内容が原稿印刷データに対して特定な文字列をQRコードに変換しないと設定された設定情報の場合は(ステップS402でNO)、すなわち図3で示したQRコード変換設定画面300のQRコード変換設定項目331で「文字列をQRコードに変換する」が選択設定されていない場合は、受信した原稿印刷データを出力先のプリンタ20−nで出力可能なように所定の画像処理を印刷データ解析変換処理により行い、(ステップS407)、画像処理された原稿印刷データを出力先のプリンタ20−nへ送信する(ステップS408)。
送信された原稿印刷データは、出力先のプリンタ20−nにより印刷用紙上に印刷されて出力される。
また、ステップS402において、設定情報の内容が原稿印刷データに対して特定な文字列をQRコードに変換して付与すると設定された設定情報の場合は(ステップS402でYES)、すなわちQRコード変換設定画面300のQRコード変換設定項目331で「文字列をQRコードに変換する」が選択設定されている場合は、特定文字列検出処理により「URLを自動的にQRコードに変換する」、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」の何れかもしくは全てが選択されているかを判別し、選択された項目に該当する文字列を原稿印刷データ中から抽出して記憶部15に記憶保持する(ステップS403)。
具体的には、「URLを自動的にQRコードに変換する」と設定されている場合は、原稿印刷データを走査し、URLに対応する文字列、例えば「http://」から始まる文字列で空白データまたはスペースデータを検知するまでの文字列をURLの文字データ列として抽出し、記憶部15に記憶保持する。
また、「メールアドレスを自動的にQRコードに変換する」と設定されている場合は、前述のURLの場合と同様に、メールアドレス対応する文字列データを検索して抽出し、記憶部15に記憶保持する。
また、「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」と設定されている場合は、ユーザにより入力された文字列、例えば「ABCDEF」と入力されて設定されている場合は、印刷データの「ABCDEF」を含む行の全ての文字列データを抽出、記憶部15に記憶保持する。
記憶部15に文字列データ(以下、「特定文字列データ」という。)が保持されると、プリンタドライバ153は、記憶部15に保持された特定文字列データをコード変換処理によりQRコードに変換し、変換したQRコードを原稿印刷データに付与するとともに原稿印刷データに付与されたQRコードの位置情報を記憶部15に記憶保持する(ステップS404)。
コード変換処理では、特定文字列データの文字数、QRコード変換設定画面300の誤り訂正レベル選択指定項目333で設定された誤り訂正レベル(自動、L、M、Q、Hの何れか)とセルサイズ選択指定項目334で設定された設定情報(自動またはユーザが設定したセルサイズの何れか)とに基づき特定文字列データをQRコードのイメージデータに変換し、変換したQRコードを原稿印刷データに付与する。
また、原稿印刷データに付与されたQRコードの領域を示す位置情報(以下、「QRコード領域情報」といい、例えばQRコードが印刷される領域の位置情報)を生成して記憶部15に記憶保持する。
QRコードを原稿印刷データに付与し、QRコード領域情報を記憶部15に保持すると、プリンタドライバ153は、トナーセーブモードが設定されている場合には原稿印刷データに付与したQRコードをトナーセーブモードの処理を実施せずに通常印刷モードで印刷するような制御を行うか否かを設定情報に基づき判別し、判別結果に応じてQRコードを含む原稿印刷データの解析及び変換処理を行う。
具体的には、設定情報の内容がトナーセーブモードが設定されている場合であってもQRコードに対してはトナーセーブモードの処理を実施しないと設定された設定情報の場合は(ステップS405でYES)、すなわち図3で示したQRコード変換設定画面300のトナーセーブ指定項目335で「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」が選択設定されている場合は、トナーセーブモードが設定されている場合であってもQRコードは、通常印刷モードの解像度もしくはトナーセーブモードの際に行う印刷データの間引き処理を行わない画像処理を印刷データ解析変換処理により行う(ステップS406)。
また、設定情報の内容がQRコード変換設定画面300のトナーセーブ指定項目335で「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」が選択設定されていない場合は(ステップS405でNO)、QRコードも原稿印刷データと同様にトナーセーブモードもしくは通常印刷モード等の設定された各印刷モードに対応した解像度もしくは画像処理を印刷データ解析変換処理により行う(ステップS407)。
印刷データ解析変換処理による処理が終了すると、処理されたQRコードを含む原稿印刷データを出力先のプリンタ20−nへ送信する(ステップS408)。
このようにQRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づき印刷制御を行うプリンタドライバ153の制御により出力先のプリンタ20−nから出力される印刷物の一例について図5及び図6を参照して説明する。
図5及び図6は、荷物に貼り付ける送付票にQRコードが付与された宛先情報をラベルプリンタ20−2で印刷し、その送付票の控えをレーザプリンタ20−1で印刷した一例を示す図である。
なお、図5(a)はQRコードを含む原稿印刷データの出力先がラベルプリンタ20−2の場合のプリンタドライバ153のQRコード変換設定画面301であり、図5(b)はQRコード変換設定画面301の設定情報に基づきラベルプリンタ20−2で印刷された送付票500の一例を示す図である。
また、図6(a)はQRコードを含む原稿印刷データの出力先がレーザプリンタ20−1の場合のプリンタドライバ153のQRコード変換設定画面302であり、図6(b)はQRコード変換設定画面302の設定情報に基づきレーザプリンタ20−1で印刷された送付票の控え510の一例を示す図である。
図5(a)に示すように、QRコード変換設定画面301により設定された設定情報の内容は、QRコード変換設定画面301の文字列指定項目332(破線で囲まれた部分)で「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」が選択設定され、文字列の入力欄で「〒012−3456 東京都○○区△△1−1・・・・」の宛先情報が指定され、セルサイズ選択指定項目334(破線で囲まれた部分)で「自動」が設定され、誤り訂正レベル選択指定項目333(破線で囲まれた部分)で「H」が設定されているので、これらの設定情報に基づくプリンタドライバ153の印刷制御により図5(b)に示すような送付票500がラベルプリンタ20−2から出力される。
送付票500には、原稿印刷データの宛先情報501(破線で囲まれた部分)がラベルプリンタ20−2の解像度(例えば200dpi)で出力され、宛先情報501に対応したQRコード502がラベルプリンタ20−2の解像度に応じて自動的に決定された大きさで、ユーザにより指定された誤り訂正レベルHのQRコードに変換されて出力される。
また、図6(a)に示すように、QRコード変換設定画面302で設定された設定情報の内容は、QRコード変換設定画面302の文字列指定項目332(破線で囲まれた部分)で「その他任意の文字列を自動的にQRコードに変換する」が選択設定され、文字列の入力欄で「〒012−3456 東京都○○区△△1-1・・・・」の宛先情報が指定され、セルサイズ選択指定項目334(破線で囲まれた部分)で「自動」が設定され、誤り訂正レベル選択指定項目333(破線で囲まれた部分)で「H」が設定され、トナーセーブ指定項目335(破線で囲まれた部分)で「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」という設定がなされており、また図示せぬ設定画面によりトナーセーブモードが設定されている場合は、これらの設定情報に基づくプリンタドライバ153の印刷制御により図6(b)に示すような送付票の控え510がレーザプリンタ20−1から出力される。
送付票の控え510には、原稿印刷データの宛先情報511(破線で囲まれた部分)や送付リスト一覧情報513(破線で囲まれた部分)がトナーセーブモードに対応した濃度で出力され、宛先情報511に対応したQRコード512がユーザにより指定された10×10mmの大きさで誤り訂正レベルがQRコード512の大きさに応じた最適な誤り訂正レベルで変換されたQRコードで出力される。
このように本発明に係わるプリンタドライバ153は、出力先のプリンタ20−nがトナーの使用量を節約するトナーセーブモードに設定されている場合であっても原稿印刷データに付与されたQRコードを通常印刷モードの解像度もしくはトナーセーブモードの際に行う印刷データの間引き処理を行わない画像処理を施して出力するので、出力先のプリンタ20−nから印刷出力されたQRコードが濃度不足等により読取装置で認識されない等の不具合を防止することができる。
これまでの説明は、プリンタドライバ153が所定の設定画面で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換し、出力先のプリンタ20−nがトナーセーブモードに設定されている場合であってもQRコードを通常印刷モードの解像度もしくはトナーセーブモードの際に行う印刷データの間引き処理を行わない画像処理を施してQRコードを含む原稿印刷データをプリンタ20−nへ送信する例を示したが、このようなプリンタドライバ153が行っていた処理をプリンタ20−nのコントローラで行なわせる構成としてもよい。
図7は、出力先のプリンタ20−nのCPU(コントローラ)が所定の設定画面で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換し、プリンタ20−nがトナーセーブモードに設定されている場合であってもQRコードを通常印刷モードの解像度もしくはトナーセーブモードの際に行う印刷データの間引き処理を行わない画像処理を施してQRコードを含む原稿印刷データを印刷出力する構成とした場合のプリンタドライバ163とプリンタコントローラ210とが行う制御を示す流れ図である。
なお、本構成のプリンタドライバ163及びプリンタコントローラ210は、図1及び図2で示した印刷システム100及びソフトウェア構成におけるプリンタドライバ153と、CPU21(コントローラ)とをプリンタドライバ163とプリンタコントローラ210とに置き換えて構成したものであり、プリンタドライバ163の設定画面は、説明の便宜上、図3で示したQRコード変換設定画面300を用いて説明する。
図7に示すように、プリンタドライバ163は、印刷開始指示とともにアプリケーションソフト152で作成された原稿印刷データを受信すると(ステップS701)、受信した原稿印刷データに対して特定な文字列をQRコードに変換して付与するか否かをQRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づき判別する(ステップS702)。
設定情報の内容が「文字列をQRコードに変換する」と設定されていない場合は(S702でNO)、具体的には図3で示したQRコード変換設定画面300のQRコード変換設定項目331で「文字列をQRコードに変換する」が選択設定されていない場合は、プリンタドライバ163が受信した原稿印刷データを出力先のプリンタ20−nで出力可能なように印刷データ解析変換処理により所定の画像処理を行い(ステップS706)、画像処理した原稿印刷データを出力先のプリンタ20−nへ送信する(ステップS709)。
また、ステップS702において、設定情報の内容が「文字列をQRコードに変換する」と設定されている場合(S702でYES)、具体的にはQRコード変換設定画面300のQRコード変換設定項目331で「文字列をQRコードに変換する」が選択設定されている場合は、プリンタドライバ163がQRコード変換設定画面302の文字列指定項目332で設定された設定情報に基づき該当する文字列を特定文字列検出処理により原稿印刷データ中から抽出して記憶部15に記憶保持する(ステップS703)。
記憶部15に特定文字列データが保持されると、プリンタドライバ163は、記憶部15に保持された特定文字列データをコード変換処理によりQRコードに変換し、変換したQRコードを原稿印刷データに付与するとともに原稿印刷データに付与したQRコードの位置情報であるQRコード領域情報を生成して記憶部15に記憶保持する(ステップS704)。
なお、コード変換処理で特定文字列データをQRコードに変換する場合は、特定文字列データの文字数、QRコード変換設定画面300の誤り訂正レベル選択指定項目333で設定された誤り訂正レベル(自動、L、M、Q、Hの何れか)とセルサイズ選択指定項目334で設定された設定情報(自動またはユーザが設定したセルサイズの何れか)とに基づき特定文字列データをQRコードのイメージデータに変換し、変換したQRコードを原稿印刷データに付与する。
QRコードを原稿印刷データに付与し、QRコード領域情報を記憶部15に保持すると、プリンタドライバ163は、QRコードを含む原稿印刷データが出力先のプリンタ20−nで出力可能なように印刷データ解析変換処理により所定の画像処理を行う(ステップS705)。
QRコードを含む原稿印刷データが印刷データ解析変換処理により所定の画像処理が施されると、プリンタドライバ163は、QRコード変換設定画面300のトナーセーブ指定項目335で設定された設定情報に基づきトナーセーブモードが設定されている場合であってもQRコードはトナーセーブモードの処理を実施せずに通常印刷モードで印刷するような制御を行うか否かを判別し、判別結果に応じてQRコードを含む原稿印刷データの解析及び変換処理を行う。
設定情報の内容が「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」と設定されている場合は(ステップS707でYES)、所定の画像処理が施されたQRコードを含む原稿印刷データに記憶部15に保持されたQRコード領域情報を付与して出力先のプリンタ20−nへ送信する(ステップS708、ステップS709)。
また、ステップS707において、設定情報の内容が「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」と設定されていない場合は(ステップS707でNO)、印刷データ解析変換処理により所定の画像処理が施されたQRコードを含む原稿印刷データを出力先のプリンタ20−nへ送信する(ステップS709)。
一方、出力先のプリンタ20−nのプリンタコントローラ210は、受信した印刷データを解析し、印刷データにQRコード領域情報が付与されている場合は(ステップS709でYES)、トナーセーブモードが設定されている場合であってもQRコード領域情報で示される領域の印刷データ(QRコード)に対しては間引き処理を行わない等の画像処理を描画処理により行い(ステップS712)、通常印刷モードに対応したQRコードを印刷出力する(ステップS714)。
また、ステップS711において、印刷データにQRコード領域情報が付与されていない場合は(ステップS711でNO)、QRコード及び原稿印刷データの印刷データに対して設定された印刷モードに対応した画像処理を描画処理により行った後(ステップS713)、印刷出力する(ステップS714)。
図8は、出力先のプリンタ20−nのCPU(コントローラ)が所定の設定画面で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換し、プリンタ20−nがトナーセーブモードに設定されている場合であってもQRコードを通常印刷モードの解像度もしくはトナーセーブモードの際に行う印刷データの間引き処理を行わない画像処理を施してQRコードを含む原稿印刷データを印刷出力する構成とした場合のプリンタドライバ163とプリンタコントローラ210とは他のプリンタドライバ173とプリンタコントローラ211との印刷制御を示す流れ図である。
なお、本構成のプリンタドライバ173及びプリンタコントローラ211は、図1及び図2で示した印刷システム100及びソフトウェア構成におけるプリンタドライバ153と、CPU21(コントローラ)とをプリンタドライバ173とプリンタコントローラ211とに置き換えて構成したものであり、プリンタドライバ173の設定画面は、説明の便宜上、図3で示したQRコード変換設定画面300を用いて説明する。
図8に示すように、プリンタドライバ173は、印刷開始指示とともにアプリケーションソフト152で作成された原稿印刷データを受信すると(ステップS801)、受信した原稿印刷データを印刷データ解析変換処理により出力先のプリンタ20−nで印刷出力が可能なように所定の画像処理を施す(ステップS802)。
印刷データ解析変換処理による原稿印刷データの画像処理後、QRコード変換設定画面300で設定された設定情報のデータ(以下、「設定情報データ」という。)を作成し(ステップS803)、作成した設定情報データと印刷データ解析変換処理により画像処理された原稿印刷データとを出力先のプリンタ20−nへ送信する(ステップS804)。
一方、出力先のプリンタ20−nのプリンタコントローラ211は、プリンタドライバ173から送信された原稿印刷データと設定情報データとを受信すると(ステップS805)、設定情報データを参照して原稿印刷データ中の特定文字列をQRコードに変換する設定がなされているか否かを判別する(ステップS806)。
ステップS806でQRコードに変換する設定がなされている場合は(806でYES)、プリンタコントローラ211がQRコード変換設定画面302の文字列指定項目332で設定された設定情報に基づき該当する文字列を特定文字列検出処理により原稿印刷データから抽出し(ステップS807)、抽出した特定文字列データをコード変換処理により誤り訂正レベルと、セルサイズの設定情報に基づくQRコードに変換し、変換してQRコードを原稿印刷データに付与するとともにQRコードのQRコード領域情報を生成する(ステップS808、ステップS808)。
QRコードが原稿印刷データに付与され、QRコード領域情報を生成されると、QRコード変換設定画面300のトナーセーブ指定項目335で設定された設定情報に基づきトナーセーブモードが設定されている場合であってもQRコードはトナーセーブモードの処理を実施せずに通常印刷モードで印刷するような制御を行うか否かを判別する(ステップS809)。
設定情報の内容が「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」と選択設定されている場合は(809でYES)、具体的にはQRコード変換設定画面300のトナーセーブ指定項目335で「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」が選択設定されてる場合は、トナーセーブモードが設定されている場合であってもQRコード領域情報で示される領域の印刷データ(QRコード)に対しては印刷データの間引き処理を行わない等の画像処理を編集及び描画処理により行い(ステップS810)、QRコードが通常印刷モードに対応した状態で印刷出力する(ステップS812)。
また、設定情報の内容が「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」と選択設定されていない場合は(809でNO)、具体的にはQRコード変換設定画面300のトナーセーブ指定項目335で「QRコードの領域はトナーセーブを行わない」が選択設定されてない場合は、QRコードも原稿印刷データと同様に設定された印刷モードに対応した画像処理を編集及び描画処理により行い印刷出力する(ステップS811、ステップS812)。
以上説明したように本発明に係わるプリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法は、プリンタドライバの所定の設定画面で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定な文字列をQRコードに変換し、変換したQRコードを含む原稿印刷データを出力先のプリンタへ送信するのでプリンタに文字列をQRコードに変換する処理の負荷を与えることなくQRコードを含む印刷データを印刷することができる。
また、プリンタドライバの所定の設定画面で設定された設定情報に基づき原稿印刷データ中の特定な文字列をQRコードに変換し、変換したQRコードを含む原稿印刷データを出力先のプリンタの能力に関係なく読取装置で確実に読み取れるQRコードを生成して印刷することができる。
また、設定されたトナーセーブモード等の印刷モードに関係なく読取装置で確実に読み取れるQRコードを印刷出力することができる。
本発明に係わるプリンタドライバおよび印刷システムおよび印刷制御方法の一例を示す構成図 クライアントPC10上の各種処理を行うソフトウェアの構成を示す図 本発明に係わるプリンタドライバ153の設定画面の一例を示す図 QRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づきプリンタドライバ153が行う印刷制御の流れ図 QRコード変換設定画面301で設定された設定情報に基づき出力先のラベルプリンタ20−2で印刷された印刷物500の一例を示す図 QRコード変換設定画面302で設定された設定情報に基づき出力先のレーザプリンタ20−1で印刷された印刷物510の一例を示す図 QRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づきプリンタドライバ163及びプリンタコントローラ210が行う印刷制御の流れ図 QRコード変換設定画面300で設定された設定情報に基づきプリンタドライバ173及びプリンタコントローラ211が行う印刷制御の流れ図
符号の説明
10 クライアントPC
11 CPU(中央演算処理装置(クライアントPC側))
12 外部インタフェース(クライアントPC側)
13 入力制御部
14 表示制御部
15 記憶部
16 ROM(=Read Only Memory)
17 RAM(=Random Access Memory)
20−1 レーザプリンタ
20−2 ラベルプリンタ
20−n プリンタ
21 CPU(中央演算処理装置(プリンタ側))
22 印刷画像処理部
23 画像形成部
24 ユーザインタフェース
25 外部インタフェース部(クライアントPC側)
30 LAN(=Local Area Network)
100 印刷システム
151 OS(=Operating System)
152 アプリケーションソフト
153、163、173 プリンタドライバ
210、211 プリンタコントローラ
300、301、302 QRコード変換設定画面
310 タイトルバー
320 タブ
330 設定項目設定部
331 QRコード変換設定項目
332 文字列指定項目
333 誤り訂正レベル選択指定項目
334 セルサイズ選択指定項目
335 トナーセーブ指定項目
340 指示操作ボタン
500、510 印刷物
501、511 宛先情報
502、512 QRコード
513 送付リスト一覧情報

Claims (5)

  1. プリンタに対する各種パラメータの設定を保持し、アプリケーションからの印刷データの変換を行うプリンタドライバにおいて、
    前記印刷データ中からユーザが指定した特定文字列を検出する特定文字列検出手段と、
    前記特定文字列検出手段により検出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、
    前記コード変換手段によりコード化された該コードを前記印刷データに付与するコード付与手段と、
    前記プリンタにトナーセーブモードが設定されている場合、前記コード付与手段で付与された前記コードに対するトナーセーブ処理を選択的に禁止するトナーセーブ禁止制御手段と
    を具備することを特徴とするプリンタドライバ。
  2. 前記プリンタの解像度情報を取得する解像度情報取得手段
    を更に具備し、
    前記コード変換手段は、
    前記解像度情報取得手段により取得した前記プリンタの解像度に基づき前記コードの誤り訂正レベルを最適に設定してコード変換を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  3. 前記プリンタの解像度情報を取得する解像度情報取得手段
    を更に具備し、
    前記コード変換手段は、
    前記解像度情報取得手段により取得した前記プリンタの解像度に基づき前記コードのサイズを最適に設定してコード変換を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のプリンタドライバ。
  4. プリンタに対する各種パラメータの設定を保持し、アプリケーションからの印刷データの変換を行うプリンタドライバと、前記プリンタドライバからの印刷データに基づき印刷を行うプリンタと有する印刷システムにおいて、
    前記プリンタドライバは、
    前記印刷データ中からユーザが指定した特定文字列を検出する特定文字列検出手段と、
    前記特定文字列検出手段により検出された前記特定文字列をコードに変換するコード変換手段と、
    前記コード変換手段によりコード化された該コードを前記印刷データに付与するコード付与手段と、
    前記コード付与手段により前記印刷データに付与された前記コードの位置情報を生成するコード位置情報生成手段と、
    前記コード位置情報生成手段で生成されたコード位置情報を前記印刷データに付与して前記プリンタに送信する送信手段と
    を具備し、
    前記プリンタは、
    トナーセーブモードが設定されている場合、前記コード位置情報に基づき前記コードに対してトナーセーブ処理を選択的に禁止するトナーセーブ禁止制御手段
    を具備することを特徴とする印刷システム。
  5. アプリケーションからの印刷データとプリンタに対する各種パラメータの設定情報とに基づき前記印刷データを印刷出力する印刷制御方法において、
    前記印刷データ中からユーザが指定した特定文字列を特定文字列検出手段により検出し、
    前記特定文字列検出手段により検出した前記特定文字列をコード変換手段によりコードに変換し、
    前記コード変換手段によりコード化した該コードをコード付与手段により前記印刷データに付与し、
    トナーセーブモードが設定されている場合、前記コード付与手段で付与した前記コードに対するトナーセーブ処理を選択的にトナーセーブ禁止制御手段により禁止する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
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