JP2007034393A - 非接触icカードリーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】壁付けの配線器具形態を有する非接触ICカードリーダ装置において、従来の筐体内部配置にとらわれないアンテナを使用し、通信可能距離など通信性能を向上させる。
【解決手段】カードリーダ全体の動作を制御する本体制御部と、送受信データの変復調を行う無線回路部と、前記本体制御部および前記無線回路部を格納する筐体5と、ICカードへの給電および通信を行うための交流磁界を発生するループアンテナ2と、筐体5を壁面に取り付けるための取付け枠6と、化粧板8と、化粧板8を壁面に取り付けるためのベース7を備え、ICカードと非接触に通信を行う非接触ICカードリーダ装置1であって、取付け枠6またはベース7または化粧板8のいずれか1つ以上にループアンテナが設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ICカードとの間において、非接触で通信を行うICカードリーダ装置に関し、例えば入退室管理システム、自動改札システム、電子マネー等におけるIDカード、管理カード、定期券、回数券、キャッシュカード等の非接触式ICカードとの間において、非接触で通信を行う非接触ICカードリーダ装置に関するものである。
従来より、壁面に埋め込んで取り付ける非接触ICカードリーダ装置では、ICカードと通信を行うためのループアンテナと、送受信データの変復調を行うと共に、カードリーダを制御する制御部と、これらを格納する筐体を有するものがある。そして、筐体を壁面に埋め込んで取り付けるための取付け部材を有すると共に,取付け部材を覆ってその前面を保護する化粧パネルを備えている。
上記のような非接触ICカードリーダ装置においては、ICカードとの通信を行うためのループアンテナは筐体内に設けている。しかも、取付け部材および化粧パネルのサイズに対して相対的に筐体のサイズを小さくしなければならないので、筐体内に格納するループアンテナのサイズもそれに従って小さくなってしまった。
ループアンテナのサイズはICカードの読取り可能距離を決める重要な要素であり、ループアンテナのサイズが小さくなることにより、ICカードの読取り可能距離が短くなってしまうという問題点がある。
また、取付け部材が金属等の導体の場合にはループアンテナから発生する交流磁界により、渦電流が発生しアンテナ特性を劣化させ、ICカードの読取り距離が短くなってしまうという問題点もある。
また、美観上の観点からループアンテナを含む筐体は壁面からの突出をさけるために、取付け枠よりも後方に配置されるので、壁面からのICカードの読取り距離が短くなってしまう原因となっている。
非接触ICカードリーダ装置のアンテナの取り付け方法について、アンテナの位置関係が大きくずれることなく、安定的に維持するようにした技術として、例えば、特許文献1が提案されている。
特許文献1の非接触ICカードリーダ装置は、送信アンテナから電磁波を送信し非接触ICカードから送信された電磁波を受信アンテナで受信する。これらのアンテナのうち少なくとも一方はコイルとし、コイルを保持する絶縁性を有する基板と、コイルを基板に固定する取付手段を有している。取付け手段は基板の所定位置にコイルを固定するためのもので、コイルを横切って、基板のコイル配置位置に配設された透孔に係合し、コイルを所定位置に固定する。
また、壁面埋め込み式の非接触ICカードリーダ装置のアンテナについて、アンテナの操作面側表面近傍の金属体がアンテナの通信可能な距離に影響を与えないようにした非接触ICカードリーダ装置が知られている(例えば、特許文献2)。この特許文献2には、アンテナの操作面側表面近傍の金属性化粧部材によって読みとり距離に影響を与えないように、化粧部材に切り込みを入れるようにした技術が開示されている。
特開2001−126036公報 特開平4−86974号公報
上記特許文献1の非接触ICカードリーダ装置によれば、アンテナを効率よく固定できるようにしたことについて開示されている。しかし、特許文献1には、壁面に埋め込む非接触ICカードリーダにおいてアンテナをできるだけ前面に出すことによって壁面からICカードまでの通信可能距離をできるだけ延ばせるようにすることや、通信感度および通信可能距離をかせぐためにアンテナを大きくすることについては記載されていない。
また、特許文献2には、アンテナの操作面側表面近傍の金属性化粧部材によってICカードを読み取り可能な距離(通信可能距離)に影響を与えないようにした非接触ICカードリーダに関するもので、化粧部材に切り込みを付けた技術が開示されている。しかし、壁面からICカードまでの通信可能距離をできるだけ延ばせるようにすることや、通信感度および通信可能距離をかせぐためにアンテナを大きくすることについては記載されていない。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、アンテナ特性の劣化を防ぐべく、壁面からICカードまでの通信可能距離をできるだけ延ばせ、かつ、アンテナのサイズを大きくとれる非接触ICカードリーダ装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明の非接触ICカードリーダ装置は、上述のような目的を達成するために、カードリーダ全体の動作を制御する本体制御部と、送受信データの変復調を行う無線回路部と、前記本体制御部および前記無線回路部を格納する筐体と、ICカードとの通信を行うための交流磁界を発生するループアンテナと、前記筐体を壁面に取り付けるための取付け枠と、化粧板と、該化粧板を壁面に取り付けるためのベースとを備え、ICカードと非接触に通信を行う非接触ICカードリーダ装置であって、前記取付け枠または前記化粧板または前記ベースのいずれか1つ以上にループアンテナが設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の非接触ICカードリーダ装置において、前記ループアンテナはエッチング又は印刷により導体パターンが形成されてなることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の非接触ICカードリーダ装置において、前記ループアンテナは樹脂製の前記取付け枠または前記化粧板または前記ベースのいずれか1つ以上の中に、張り合わせにより挟み込められて設けられている。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の非接触ICカードリーダ装置において、前記ループアンテナは樹脂製の前記取付け枠または前記化粧板または前記ベースのいずれか1つ以上に一体成形により埋設されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項3または4に記載の非接触ICカードリーダ装置において、前記ループアンテナが内部ループアンテナとして設けられた前記取付け枠または前記化粧板または前記ベースの表面に、この内部ループアンテナとは異なる第二のループアンテナが設けられたことを特徴とする。
本発明の請求項1に非接触ICカードリーダ装置によれば、筐体のサイズにとらわれずにアンテナのサイズすなわち正面寸法(有効送受信面積)を大きく設計できるとともに、前面(すなわち、筐体よりも壁面寄り、つまりICカード寄り)に配置される部材に設けるので、アンテナ特性の劣化を招かず、通信可能距離など通信性能を向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1記載の非接触ICカードリーダ装置の効果に加え、効率のよいアンテナの製作が可能となる。
請求項3に係る発明によれば、請求項1または2に記載の非接触ICカードリーダ装置の効果に加え、ループアンテナは樹脂製の取付け枠または化粧板またはベースのいずれか1つ以上の中に、張り合わせにより挟み込められて設けられているので、アンテナが、取り付けられた部材の表面に露出しないので、アンテナが断線等により破損する事を防ぐことができ、取扱い性が向上する。
請求項4に係る発明によれば、請求項1または2に記載の非接触ICカードリーダ装置の効果に加え、ループアンテナは樹脂製の取付け枠または化粧板またはベースのいずれか1つ以上に一体成形により埋設されているので、請求項3の場合と同様に、アンテナが、取り付けられた部材の表面に露出しないので、アンテナが断線等により破損する事を防ぐことができ、取扱い性が向上する。更に、取り付ける部材とアンテナとを一体成形するようにしているので、強度が向上する。
請求項5に係る発明によれば、請求項3または4に記載の非接触ICカードリーダ装置の効果に加え、ループアンテナが内部ループアンテナとして設けられた取付け枠または化粧板またはベースの表面に、この内部ループアンテナとは異なる第二のループアンテナが設けられているので、内部ループアンテナと第二のループアンテナとが極めて近接しているので磁気結合が強いことを利用して、内部ループアンテナと第二のループアンテナとの2つが同時に同じ送信をすることによって送信パワーを上げたり、または、内部ループアンテナと第二のループアンテナとの2つが同時に受信をすることによって受信感度を高めたりすることができる。さらに、内部ループアンテナと第二のループアンテナとのそれぞれが断線したり通信能力が低下する事象を検知する通信能力検知機能を、本体制御部に設けておけば、内部ループアンテナと第二のループアンテナとの一方だけでICカードと通信可能な状態下で内部ループアンテナと第二のループアンテナとの一方が通信不能なる状態に陥った場合に、他方の内部ループアンテナまたは第二のループアンテナを代用すべく使用開始する様にもできる。
次に、本発明の最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第一の実施形態)
図1は、本発明に係る非接触ICカードリーダ装置の第一の実施例を示す分解斜視図、図2はそれを壁面に取り付けた状態の断面側面図、図3はその筐体の構成を示す断面図である。
図に示すように、本実施例の非接触ICカードリーダ装置(以下、単にICカードリーダ装置ともいう)1は、ICカード(図示していない)への給電および通信を行うためのループアンテナ2と、カードリーダ全体の動作を制御する本体制御部3と、送受信データの変復調を行う無線回路部4と、本体制御部3および無線回路部4を格納する筐体5を有する。さらに、筐体5を壁面に取り付けるための取付け枠6と、化粧板(以下では化粧パネルとも称する)8と、化粧板8を壁面9に取り付けるためのベース7を有している。
ループアンテナ2はICカードに給電および通信を行うために交流磁界を発生する働きをするように、取付け枠6に設けられている。ループアンテナ2は樹脂製の基板面にエッチングまたは印刷により導体パターンが形成されて構成され、この基板を取付け枠6に接着することにより一体化している。
本体制御部3はカードリーダ全体の動作を制御する部分であり、基板に設けられて筐体5内に格納されている。無線回路部4はループアンテナ2と送受信するデータの変復調を行うものであり、これも本体制御部3と同様に基板に設けられて筐体5内に格納されている。
筐体5は取付け枠6の係止部材12に係止可能な爪構造(不図示)を表面に形成された略箱形をなし、基板に設けられた本体制御部3および無線回路部4を内部に格納し、その爪構造を取付け枠6の係止部材12に係止されることで取付け枠6に固定されて、その大部分は壁面の中に入り込んで設置される。
取付け枠6はプラスチックで形成され、中央部が開口し、この開口に面して中心側に付勢する係止部材12を形成している。そして、この実施例においては、ループアンテナ2は取付け枠6の前面側に設けられ、裏面側に導出されたリード線11に接続されている。このリード線11は筐体5の中の本体制御部3と接続し、ループアンテナ2で受けた磁気信号を本体制御部3へ伝え、逆に本体制御部3を起点にして生成された信号電流をループアンテナ2に流す。もちろん、上述したように、ループアンテナ2で受けた磁気信号を電気信号に復調したり本体制御部3で生成された電気信号を信号電流に変換したりするのは、送受信データの変復調を行う無線回路部4である(図3)。
筐体5を係止部材12によりはさみ付けて開口に嵌合して固定する。また、取付け枠6の対向する1対の辺には挿通穴13が設けられ、壁面9に取り付けるために用いられるようにされている。そして、この挿通穴13にねじ14を挿通し、壁面9に取付け枠6を固定する。ねじ14を覆う化粧パネル8を取付け枠6に固定するためにベース7を有している。
ベース7は、取付け枠6と係合して不用意に外れないようにする係止部を有すると共に、化粧パネル8を固定する係合部15を有している。
上記のように構成したICカードリーダ装置1は、筐体5を取付け枠6に嵌合し、取付け枠6を壁面9にねじ14により固定して、更にベース7および化粧パネル8を取り付ける。
ICカードを非接触ICカードリーダ装置1の化粧パネル8面にかざすと、ICカードリーダ装置から発する交流磁界により、ICカードのアンテナに電流が流れてICカード内部に給電がなされる。そして、ICカードの制御回路が駆動され、記録されている情報信号がICカードから返信されて、ループアンテナ2により受信され、その情報信号を無線回路部4で復調し、本体制御部3で判断処理してICカードが所定のメンバーのものか否かを判定して通過を許可または不許可するなど所定の対応を行うとともに、処理信号を上位装置などへ出力する。
本実施例のようにループアンテナ2を筐体5より大きいサイズで前面に配置される取付け枠に設けると、ループアンテナ2を筐体5の内部に配置する場合に比べてICカード寄りに配置できるとともに、ループアンテナ2を大きく設計できてループアンテナ2の通信有効面積を広くとれるので、通信性能の向上を図ることができる。
(第二の実施形態)
図4は本発明に係る非接触ICカードリーダ装置の他の実施例を示す図で、同図(a)は分解斜視図、同図(b)はその筐体の構成を示す断面図である。
本実施例のICカードリーダ装置は、上記実施例とはループアンテナを取り付けるための部材をベースとした点で相違している。本実施例の非接触ICカードリーダ装置において、上記実施例と同様な作用をなす部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施例のICカードリーダ装置1は、ICカード(図示していない)への給電および通信を行うための交流磁界を発生するループアンテナ2と、ループアンテナ2を取り付けたベース7aと、カードリーダ全体の動作を制御する本体制御部3と、送受信データの変復調を行う無線回路部4と、本体制御部3および無線回路部4を格納する筐体5を有する。さらに、筐体5を壁面に取り付けるための取付け枠6と、ICカードリーダ装置の前面のねじの露出を覆う化粧板8を有している。
ループアンテナ2はICカードリーダ側のベース7aに設けられている。ループアンテナ2は樹脂製の基板面にエッチングまたは印刷により導体パターンが形成されて構成され、この基板をベース7aに接着することにより一体化している。
本実施例のように、ループアンテナ2をベース7aに設けると、筐体に設ける場合よりループアンテナ2のサイズを大きくすることができると共に、取付け枠6よりも前面においてループアンテナ2をICカードに近く対向させることができるので、通信性能の向上を図ることができる。
(第三の実施形態)
図5は本発明に係るICカードリーダ装置の他の実施例を示す図で、同図(a)は分解斜視図、同図(b)はその筐体の構成を示す断面図である。
本実施例のICカードリーダ装置は、上記実施例のICカードリーダ装置とはループアンテナを設置する部材を化粧板とした点で相違している。本実施例のICカードリーダ装置において、上記実施例と同様な作用をなす部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図5に示すように、本実施例のICカードリーダ装置1は、ICカード(図示していない)への給電および通信を行うための交流磁界を発生するループアンテナ2と、ループアンテナ2を取り付けた化粧板8aと、カードリーダ全体の動作を制御する本体制御部3と、送受信データの変復調を行う無線回路部4と、本体制御部3および無線回路部4を格納する筐体5を有する。さらに、筐体5を壁面に取り付けるための取付け枠6と、化粧板8aを取り付けるベース7を有している。
ループアンテナ2はICカードリーダ側の化粧板8aに設けられている。ループアンテナ2は樹脂製の基板面にエッチングまたは印刷により導体パターンが形成されて構成され、この基板を化粧板8aに接着することにより一体化している。
本実施例のように、ループアンテナ2を化粧板8aに設けると、筐体に設ける場合よりループアンテナ2のサイズを大きくすることができると共に、取付け枠6よりもベース7よりも最前面でループアンテナ2をICカードに近く対向させることができるので、通信性能の向上を図ることができる。
(第四の実施形態)
図6は本発明に係る非接触ICカードリーダ装置のアンテナを取付け枠に設ける場合を示す図で、同図(a)は斜視図、同図(b)は一部を省略した分解側面図である。
本実施例のICカードリーダ装置のループアンテナは取付け枠に挟み込んで設ける点で上記実施例と相違している。本実施例のICカードリーダ装置において、上記実施例と同様な作用をなす部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示すように、本実施例の取付け枠6aは、樹脂製で構成され、前部材16aと後部材17aとから構成し、前部材16aと後部材17aとの間に基板に形成されたループアンテナ2を挟んで接着して、ループアンテナ2を取付け枠6aと一体の構造としている。
リード線11は、ループアンテナ2と接続して後部材17aを挿通して後部材17aの外面から筐体に接続すればよい。このため、図示はしていないが、後部材17aには、リード線11を挿通させる小孔が開けられている。
このようにループアンテナを構成すると、ループアンテナが筐体内に配置される場合と比較して、筐体サイズの制限を受けない為に、ループアンテナを筐体前面寸法より大きくすることができ、より前面に配置できる。そのため、通信性能の向上を図ることができる。さらに、アンテナが取付け枠一体アンテナ6aの表面に露出しないので、アンテナパターンが断線等により破損する事を防ぐことができ、取付け枠一体アンテナの取扱い性が向上する。
(第五の実施形態)
図7は本発明に係る非接触ICカードリーダ装置のアンテナを取付け枠に設ける場合を示す図で、同図(a)は斜視図、同図(b)は一部を省略した断面図である。
本実施例のICカードリーダ装置のループアンテナは取付け枠と一体成形により設ける点で上記実施例と相違している。本実施例のICカードリーダ装置において、上記実施例と同様な作用をなす部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施例の取付け枠6bは、樹脂から基板に形成されたループアンテナ2と一体成形することで、ループアンテナ2と一体構造に埋設形成されている。
リード線11は、ループアンテナ2と接続して取付け枠6bを挿通して取付け枠6bの後面から筐体に接続すればよい。このため、図示はしていないが、取付け枠6bの後面には、リード線11を挿通させる小孔が開けられている。
このように構成すると、ループアンテナが筐体内に構成される場合と比較して、筐体サイズの制限を受けないために、ループアンテナを大きくすることができ、より前面に配置できる。そのため、通信性能の向上を図ることができる。また、アンテナが取付け枠一体アンテナ6bの表面に露出しないので、アンテナが断線等により破損する事を防ぐことができ、取付け枠一体アンテナ6bの取扱い性が向上する。更に、取付け枠一体アンテナ6bを一体成型するようにしているので、強度が向上する。
(第六の実施形態)
特に、図6で示したように張り合わせによって部材の内部に埋め込まれたループアンテナか、または、図7で示したように一体成形によって部材の内部に埋め込まれたループアンテナを内部ループアンテナと称するものとすると、この内部ループアンテナが設けられた取付け枠または化粧板またはベースの表面に、この内部ループアンテナとは異なる第二のループアンテナを設けてもよい(図示省略)。
内部ループアンテナと第二のループアンテナとは、同一の本体制御部3と各別のリード線でそれぞれ接続され、その本体制御部3から同一の制御を受ける。すなわち、内部ループアンテナと第二のループアンテナとが極めて近接しているので磁気結合が強いことを利用して、内部ループアンテナと第二のループアンテナとの2つが同時に同じ送信をすることによって送信パワーを上げたり、または、内部ループアンテナと第二のループアンテナとの2つが同時に受信をすることによって受信感度を高めたりすることができる。
また、内部ループアンテナと第二のループアンテナとのそれぞれが断線したり通信能力が低下する事象を検知する通信能力検知機能を、本体制御部3に設けておけば、内部ループアンテナと第二のループアンテナとの一方だけでICカードと通信可能な状態下で内部ループアンテナと第二のループアンテナとの一方が通信不能なる状態に陥った場合に、他方の内部ループアンテナまたは第二のループアンテナを代用すべく使用開始する様にもできる。
なお、本発明においては、上述の第一乃至第六の実施形態に限られず、容易に考えつく程度で変更することも可能である。例えば、ループアンテナを基板にエッチング又は印刷で形成してこれを設置部材に貼り付けたり、挟み込んだり、一体成形したりする例で説明したが、コイルを設置部材に巻き付けて設けるようにしてもよい。また、ループアンテナと無線回路部との接続をリード線で行う例で説明したが他の接続方法によるものであってもよい。また、取付け枠、ベース、化粧板の構成はこの例に限られず、これらの機能を併せ持つように組み合わせたものであってもよく、例えば、取付け枠とベース、又はベースと化粧板の機能を合わせた部材の組み合わせとしても良い。
また、上記各実施形態では、ICカードとして、非接触ICカードリーダ装置の筐体のループアンテナから磁気磁束を高速で往復通過されることにより逆起電力を内部回路に生じてこの逆起電力を内部電源に使用するタイプを例示したが、これに限らず、ICカードの内部電源はICカード内蔵の電源によって自立生成されるものであってもよい。つまり、非接触ICカードリーダ装置の本体制御部、無線回路部、ループアンテナは、ICカードに電源供給せずに無線信号としての磁気磁束だけをICカードに送出するものであってもかまわない。
本発明に係る非接触ICカードリーダ装置の1実施例の分解斜視図である。 その側面図ある。 その筐体内の構成を示す断面図である。 本発明に係る非接触ICカードリーダ装置の他の実施例を示す図で、同図(a)は分解斜視図、同図(b)はその筐体の構成を示す断面図である。 本発明に係る非接触ICカードリーダ装置の他の実施例を示す図で、同図(a)は分解斜視図、同図(b)はその筐体の構成を示す断面図である。 本発明に係る非接触ICカードリーダ装置の他の例のアンテナを取付け枠に設ける場合を示す図で、同図(a)は斜視図、同図(b)は製作課程での状態を説明する工程図である。 本発明に係る非接触ICカードリーダ装置のさらに他の例のアンテナを取付け枠に設ける場合を示す図で、同図(a)は斜視図、同図(b)は断面図である。
符号の説明
1 非接触ICカードリーダ装置
2 ループアンテナ
3 本体制御部
4 無線回路部
5 筐体
6 取付け枠
7 ベース
8 化粧パネル(化粧板)
11 リード線

Claims (5)

  1. カードリーダ全体の動作を制御する本体制御部と、送受信データの変復調を行う無線回路部と、前記本体制御部および前記無線回路部を格納する筐体と、ICカードとの通信を行うための交流磁界を発生するループアンテナと、前記筐体を壁面に取り付けるための取付け枠と、化粧板と、該化粧板を壁面に取り付けるためのベースとを備え、ICカードと非接触に通信を行う非接触ICカードリーダ装置であって、前記取付け枠または前記化粧板または前記ベースのいずれか1つ以上にループアンテナが設けられていることを特徴とする非接触ICカードリーダ装置。
  2. 前記ループアンテナはエッチング又は印刷により導体パターンが形成されてなることを特徴とする請求項1記載の非接触ICカードリーダ装置。
  3. 前記ループアンテナは樹脂製の前記取付け枠または前記化粧板または前記ベースのいずれか1つ以上の中に、張り合わせにより挟み込められて設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の非接触ICカードリーダ装置。
  4. 前記ループアンテナは樹脂製の前記取付け枠または前記化粧板または前記ベースのいずれか1つ以上の中に一体成形により埋設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触ICカードリーダ装置。
  5. 前記ループアンテナが内部ループアンテナとして設けられた前記取付け枠または前記化粧板または前記ベースのいずれか1つの表面に、この内部ループアンテナとは異なる第二のループアンテナが設けられたことを特徴とする請求項3または4に記載の非接触ICカードリーダ装置。
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