JP2007034193A - フォーカス端表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビ放送等の撮影システムにおいて、マニュアル操作される操作部材によって操作者が入力指示したフォーカスの目標位置が至近端又は無限遠端となった場合にその旨を表示することによって、無端の操作部材によってフォーカス操作を行う場合であっても無駄な操作を防止することができるフォーカス端表示装置を提供する。
【解決手段】フォーカス操作手段であるフォーカスデマンド40において、マニュアル操作されるフォーカスノブ42には回動範囲を規制する端が設けられておらず、相対位置検出型のエンコーダ44によってその回転位置が検出される。そして、フォーカスデマンド40からはフォーカスノブ42の回転位置に対応したフォーカスの目標位置を示すフォーカス指令値がレンズ装置10に出力される、また、そのフォーカス指令値が至近端又は無限遠端を示す値となった場合に、端表示器20の至近端LED52又は無限遠端LED54を点灯させる。
【選択図】 図4

Description

本発明はフォーカス端表示装置に係り、特に無端で回動操作される操作部材を備えたフォーカス操作手段によってフォーカス調整を行う撮影システムにおいて、フォーカス端(至近端、無限遠端)であることを表示するフォーカス端表示装置に関する。
従来、テレビ放送用の撮影を行うための撮影システム等において、撮影レンズのフォーカス調整を、フォーカスデマンドと呼ばれるコントローラからの指令信号により電動で行うものが知られている。この種の撮影システムに使用される撮影レンズは、フォーカス(フォーカスレンズ群)やズーム(ズームレンズ群)等を電動で駆動するための制御装置を一体的に備えており、その制御装置にフォーカスデマンドやズームデマンドがケーブル等により接続されている。フォーカスデマンドには、通常、フォーカスノブ等と呼ばれる回動可能な操作部材が設けられており、そのフォーカスノブの回転位置に対応した値の指令信号が撮影レンズの制御装置に送信され、撮影レンズのフォーカスがその指令信号の値に対応した位置となるように制御される。従って、操作者がフォーカスノブの回転位置を調整することによって、撮影レンズのフォーカス調整が行えるようになっている。
また、従来、フォーカスノブの回転位置を検出する位置センサとして、絶対位置を検出するポテンショメータではなく、インクリメンタル型ロータリエンコーダのように相対位置を検出する相対位置検出型のエンコーダが使用される場合がある(特許文献1等参照)。例えば、フォーカス制御として、フォーカスノブの操作に基づくフォーカス制御(即ち、マニュアルフォーカス制御)と、他の手段によるフォーカス制御とが混在する場合がある。フォーカス制御の他の手段として、例えば、予め記憶しておいたフォーカス位置を再現するプリセット機能や、自動で合焦位置にフォーカスを移動させるオートフォーカス機能等が知られている。
このような他の手段によるフォーカス制御の実行後に、それにより設定されたフォーカス位置を有効に引き継いでフォーカスノブによってフォーカス位置の調整を行えるようにする場合には、フォーカスノブの回転位置の検出に絶対位置検出型の位置センサを使用するよりも相対位置検出型のエンコーダを使用した方が有利な点がある。即ち、他の手段のフォーカス制御からマニュアルフォーカス制御に移行したときに、フォーカスノブの位置センサによって検出される値を実際のフォーカス位置に対応した値に変更することによって、そのフォーカス位置を有効に引き継いで、その後のフォーカスノブの操作量に応じた変化量でフォーカス位置を変化させることができる。
このとき、もし、フォーカスノブの回転位置の検出に絶対位置検出型の位置センサを使用したとすると、位置センサから出力される値の範囲に上限と下限があるため、また、通常、位置センサから出力される値の上限値と下限値の範囲内にフォーカスノブの回動範囲を規制する機械的な端が設けられるため、フォーカスノブを端の位置まで回転させてもフォーカスを至近端又は無限遠端まで変更することができないという問題が生じる。
これに対して、フォーカスノブの回転位置の検出に相対位置検出型のエンコーダを使用した場合には、エンコーダ自体はフォーカスノブの回動範囲を制限しないため、フォーカスノブの回動範囲を規制する機械的な端を意図的に設けなければ、上記のようにフォーカスを至近端又は無限遠端まで変更することができないという問題が起こらない。
一方、フォーカスノブの回転位置の検出に相対位置検出型のエンコーダを使用すると共に、フォーカスノブの回動範囲を規制する機械的な端を設けないようにした場合、操作者がフォーカスノブの操作感によってフォーカスが端に到達したことを認識することができないという問題があった。
そこで、特許文献1では、フォーカスが至近端又は無限遠端に到達した場合に、フォーカスノブの回動操作に対する負荷を生じさせて、フォーカスが至近端又は無限遠端に到達したことを操作者が認識できるようにすることが提案されている。また、特許文献1にはランプの点灯や警告音の発生によってフォーカスが至近端又は無限遠端に到達したことを操作者が認識できるようにすることも開示されている。
特開平11―23943号公報
しかしながら、上記特許文献1の場合、実際のフォーカス位置を検出する位置センサからの信号値が至近端又は無限遠端の値を示したときにフォーカスが端に到達したことを操作者に通知するようにしている。そのため、操作者は、フォーカスが実際に端の位置に到達するまで無駄にフォーカスノブを操作してしまう場合があった。例えば、ピントを合わせたい被写体が無限遠端近くから至近端近くに変わった場合に、操作者がフォーカスノブを至近側に高速で回動操作すると、フォーカスノブの操作速度に実際のフォーカスの移動が追いつかずフォーカスの移動が大きく遅れるという場合がある。このとき、フォーカスノブの回転位置が至近端を超えているにもかかわらず、実際のフォーカス位置が至近端に到達していないため、至近端に到達したことの通知が行われず、操作者がフォーカスノブの至近側への回動操作を無駄に続けてしまうという場合があった。フォーカスノブの操作を無駄に行うと、その分、他のレンズ操作が遅れるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フォーカスの無駄な操作を防止することができるフォーカス端表示装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のフォーカス端表示装置は、被写体の像を結像する光学系と、マニュアル操作される操作部材の位置によって前記光学系におけるフォーカスの目標位置を入力するフォーカス操作手段と、前記フォーカス操作手段により入力された目標位置となるように前記光学系におけるフォーカスの位置を制御するフォーカス制御手段とを備えた撮影システムに適用されるフォーカス端表示装置であって、前記フォーカス操作手段によって入力された目標位置を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された目標位置が、前記光学系におけるフォーカスの変更可能な範囲の端の位置であることを表示する端表示手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、フォーカス操作手段による入力指示されたフォーカスの目標位置が端の位置になると、その旨の表示が行われるため、実際のフォーカスの位置が端の位置に到達していない状況においても、操作者は、フォーカスの変更可能な範囲を超える無駄な操作を停止することができる。特に、フォーカス操作手段として、無端の操作部材が使用される場合に、フォーカスの端の位置を目標位置として指定している状態を操作感によって認識できない場合に本発明は効果的である。
請求項2に記載のフォーカス端表示装置は、請求項1に記載の発明において、前記端表示手段は、前記フォーカス操作手段によって入力された目標位置が、至近端の位置であることと、無限遠端の位置であることとを識別可能に表示することを特徴としている。
本発明よれば、フォーカス操作手段によって入力指示されたフォーカスの目標位置が端の位置となった場合に、その端が至近端であるか無限遠端であるかが識別可能に表示される。
請求項3に記載のフォーカス端表示装置は、請求項1又は2に記載の発明において、前記端表示手段は、前記端の位置であることを表示する専用の表示器により該表示を行うことを特徴としている。
本発明によれば、端表示手段による端の表示を行うための専用の表示器が使用されるため、その表示器を所望の位置に設置して使用することができる。
請求項4に記載のフォーカス端表示装置は、請求項1又は2に記載の発明において、前記端表示手段は、前記操作部材が無端で回動操作される前記フォーカス操作手段を備えたコントローラに設けられることを特徴としている。
本発明のように、端表示手段はフォーカス操作手段を備えたコントローラに設けることもできる。特に無端で回動操作される操作部材によってフォーカス操作を行うコントーラに設けると効果的である。
本発明に係るフォーカス端表示装置によれば、フォーカスの無駄な操作を防止することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るフォーカス端表示装置を実施するための最良の形態について詳説する。
図1は、本発明に係るフォーカス端表示装置が適用される撮影システム(テレビカメラシステム)の一実施の形態を示した外観構成図である。同図に示すように、本撮影システムは、レンズ装置10、カメラヘッド12、ビューファインダー14、フォーカスデマンド16、ズームデマンド18、端表示器20等から構成されている。
レンズ装置10は、光学系と制御系とを備えており、光学系は、レンズ鏡胴に保持されている固定のレンズ群や、可動のフォーカスレンズ群及びズームレンズ群、絞りなどの光学部品から構成されている。制御系は、光学系のフォーカスレンズ群、ズームレンズ群、絞り等を駆動及び制御するためモータ、センサ、各種回路から構成されている。光学系の光学部品を保持しているレンズ鏡胴は、レンズ交換可能なテレビ放送用のカメラヘッド12にマウント結合される。
カメラヘッド12にはCCD等の撮像素子や所要の信号処理回路が搭載されている。カメラヘッド12の撮像素子の撮像面にはレンズ装置10の光学系によって被写体像が結像され、その被写体像が撮像素子によって順次光電変換される。そして、信号処理回路によって撮像素子から出力された信号に所要の信号処理が施される。これによって被写体の画像(映像)が撮影されると共にその映像の映像信号が生成される。
また、カメラヘッド12にはビューファインダー14が取り付けられている。このビューファインダー14にはカメラヘッド12から現在撮影されている撮影映像の映像信号が出力され、ビューファインダー14の画面にその撮影映像が表示されるようになっている。
レンズ装置10にはフォーカス制御に関する操作を行うためのフォーカスデマンド16やズーム制御に関する操作を行うためのズームデマンド18がケーブルによって接続されている。フォーカスデマンド16やズームデマンド18には、操作者がレンズ装置10における光学系のフォーカス(フォーカスレンズ群)やズーム(ズームレンズ群)をマニュアルで操作するための操作部材が配置されており、各デマンド16、18では、それらの操作部材の操作が検出され、それに応じて、例えばフォーカスデマンド16からレンズ装置10の制御系には、フォーカス(フォーカスレンズ群)の目標位置を示す値の指令信号(フォーカス指令値)が与えられる。ズームデマンド18からレンズ装置10の制御系には、ズーム(ズームレンズ群)の目標速度を示す指令信号(ズーム指令値)が与えられる。レンズ装置10では、各デマンド16、18から与えられた指令信号に従ってフォーカスレンズ群やズームレンズ群の位置や移動速度が制御される。これによって、各デマンド16、18での操作者の操作に従ってレンズ装置10の光学系のフォーカスやズームが変更されるようになっている。
また、レンズ装置10はカメラヘッド12にもケーブルによって接続されており、カメラヘッド12からは主に絞りの制御に関するアイリス制御信号が与えられるようになっている。レンズ装置10では、カメラヘッド12から与えられたアイリス制御信号に従って絞りIの位置(開口度)が制御される。
端表示器20は、ビューファインダー14に取り付けられる。詳細は後述するが、端表示器20には、レンズ装置10の光学系のフォーカスが至近端又は無限遠端に到達したこと(実際には、フォーカスの現在位置ではなくフォーカスデマンド16により与えられる設定すべき目標位置が至近端又は無限遠端の位置になったこと)を表示するためのランプが設けられている。端表示器20は、フォーカスデマンド16にケーブル等で接続されており、端表示器20のランプの点灯と消灯がフォーカスデマンド16によって制御されるようになっている。
図2は、上記撮影システムにおけるレンズ装置10の制御系の構成を示したブロック図である。同図において、レンズ装置10の光学系に配置されたフォーカスレンズ群FL、ズームレンズ群ZL、絞りIにはそれぞれモータFM、ZM、IMやポテンショメータFP、ZP、IPが連結されており、フォーカスレンズ群FL、ズームレンズ群ZL、絞りIは各モータFM、ZM、IMによって駆動されると共に、各々の設定位置に応じた電圧の位置信号が各ポテンショメータFP、ZP、IPから出力されるようになっている。
レンズ装置10には装置全体を統括的に制御するCPU30が搭載されている。CPU30には、各モータFM、ZM、IMに接続された各アンプFA、ZA、IAがD/A変換器32を介して接続されており、CPU30は、各アンプFA、ZA、IAに与える駆動信号の値によって各モータFM、ZM、IMの回転速度を制御すると共に、各ポテンショメータFP、ZP、IPから出力された位置信号をA/D変換器34を介して取得することによってフォーカスレンズ群FL、ズームレンズ群ZL、絞りIを所望の位置や動作速度となるように制御することができるようになっている。
レンズ装置10に接続されたフォーカスデマンド16やズームデマンド18は、SCI(シリアルコミュニケーションインターフェース)36によってCPU30と通信接続されており、CPU30とフォーカスデマンド16の間、及び、CPU30とズームデマンド18との間で各種信号のやり取りが行えるようになっている。フォーカスデマンド16からは、主にフォーカスレンズ群FLの目標位置を示す値のフォーカス指令値が与えられ、CPU30は、そのフォーカス指令値に対応した位置となるようにフォーカスレンズ群FLの位置を制御する。
ズームデマンド18からは、主にズームレンズ群ZLの目標速度を示す値のズーム指令値が与えられ、CPU30は、そのズーム指令値に対応した移動速度となるようにズームレンズ群ZLの速度を制御する。
一方、絞りIの制御は、カメラヘッド12からA/D変換器34を介して与えられるアイリス制御信号に基づいて行なわれ、CPU30は、そのアイリス制御信号の値に対応した位置(開口度)となるように絞りIの位置を制御する。
続いて、図1及び図2に示されているフォーカスデマンド16及び端表示器20について詳説する。図3は、フォーカスデマンド16の外観を示した側面図である。同図に示すようにフォーカスデマンド16は、デマンド本体40と、デマンド本体40に対して回動可能なフォーカスノブ42とを備えている。フォーカスノブ42は、回動範囲を規制する端が設けられていない無端(エンドレス)のマニュアル操作部材であり、このフォーカスノブ42を回動操作することにより、レンズ装置10のフォーカス(フォーカスレンズ群FL)を所望の位置に移動させることができるようになっている。
図4は、フォーカスデマンド16及び端表示器20の回路構成を示したブロック図である。同図に示すようにフォーカスノブ42には、インクリメンタル型のロータリエンコーダ44(以下、エンコーダ44という)の検出軸が連結されている。これによって、エンコーダ44からは、フォーカスノブ42が所定角度回転するごとに位相が90度異なるA相とB相のパルスが出力される。カウンタ46は、エンコーダ44から入力したA相とB相のパルスにより入力パルスを計数した値(カウント値)をアップ(増加)又はダウン(減少)する。例えば、入力されたA相とB相のパルスの位相関係によりフォーカスノブ42の回転方向を認識することができ、フォーカスノブ42が正転した場合の位相関係のときにはカウント値をアップさせ、フォーカスノブ42が逆転した場合の位相関係のときにはカウント値をダウンさせる。
CPU48は、カウンタ46のカウント値を読み取ることにより、フォーカスノブ42の回転位置を検出する。そして、そのフォーカスノブ42の回転位置(即ち、カウント値)に対応したフォーカス指令値をフォーカス(フォーカスレンズ群FL)の目標位置を示す値としてSCI52を介してレンズ装置10のCPU30に送信する。これによって、レンズ装置10のフォーカスレンズ群FLがフォーカスノブ42の回転位置に対応した位置に移動する。
ここで、カウンタ46のカウント値が0のときにフォーカスデマンド16から出力されるフォーカス指令値によって指令される目標位置を基準位置とすると、電源投入時等での初期化時において、その基準位置にレンズ装置10のフォーカスレンズ群FLが移動すると共に、カウンタ46のカウント値がCPU48から指示によって0にリセットされるようになっている。これによって、カウンタ46のカウント値の予め決められた所定の値範囲と、フォーカスレンズ群FLの至近端から無限遠端までの可動範囲の各位置とが対応付けられている。但し、このような対応付けは、上記の方法に限らず、例えば、フォーカスデマンド16において、レンズ装置10からフォーカスレンズ群FLの現在位置の情報を取得し、その現在位置に対応するカウント値となるようにカウンタ46のカウント値を設定する等の他の方法を用いることもできる。
また、図5に示すように例えば、カウンタ46のカウント値が0のときに、フォーカスデマンド16からのフォーカス指令値によって指令される目標位置を至近端とし、カウンタ46のカウント値が0よりも大きな所定の値XMAXとなったときにフォーカス指令値によって指令される目標位置を無限遠端とすると、カウント値が0〜XMAXの範囲外となるようなフォーカスノブ42の回動操作が行われてもカウント値が0又はXMAXの値に保持されるようになっている。この処理は、カウンタ46の実際のカウント値を0〜XMAXの範囲に制限すること、又は、CPU48におけるカウント値の認識において実際のカウント値が0以下であれば0、XMAX以上であればXMAXと変更することによって行うことができる。
更に、本実施の形態では、フォーカスノブ42の回転位置の検出する位置センサとして、絶対位置を検出するポテンショメータ等のような絶対位置検出型の位置センサを用いるのではなく、相対位置を検出する相対位置検出型のロータリエンコーダを使用すると共に、フォーカスノブを無端の回転操作部材として回動を規制する端を設けないようにしている。これによって次のようなことを行うことができる。
例えば、レンズ装置10やフォーカスデマンド16の機能として、予め記憶しておいたフォーカス位置(プリセット位置)を押しボタンスイッチ等の操作によって再現できるようにしたプリセット機能が搭載されている場合がある。この場合において、プリセット機能によるフォーカス制御の実行後、それによって設定されたプリセット位置を有効に引き継いでフォーカスノブ42によるフォーカス制御に移行することができる。
例えば、操作者がフォーカスノブ42を回動操作してフォーカス位置を調整することができるマニュアルフォーカスモードでは、カウンタ46のカウント値に対応したフォーカス指令値の位置にフォーカスレンズ群FLが設定されている。このとき、プリセット機能の実行を指示して予め記憶しておいたプリセット位置にフォーカスレンズ群FLを移動させたとすると、フォーカスデマンド16のフォーカス指令値の位置と実際にフォーカスレンズ群FLが設定されている位置(プリセット位置)が相違する。従って、プリセット機能によるプリセット位置へのフォーカスレンズ群FLの移動後に通常のマニュアルフォーカスモードに移行すると、そのときのフォーカス指令値の位置にフォーカスレンズ群FLが移動し、フォーカスノブ42を回動操作していない場合であってもプリセット位置にフォーカスレンズ群FLを停止させておくことができない。また、マニュアルフォーカスモードに移行した後、プリセット位置を基準にしてフォーカスノブ42の回動量に応じた変位量でフォーカスレンズ群FLの位置を調整することができない。
そこで、プリセット機能によって、フォーカスデマンド16のフォーカス指令値の位置と異なる位置にフォーカスレンズ群FLを移動させた場合には、カウンタ46のカウント値を、プリセット位置に対応した値に変更するようにしておく。これによって、プリセット機能によるフォーカスレンズ群FLの移動後に通常のマニュアルフォーカスモードに移行した場合であっても、フォーカスノブ42を回動操作しなければ、フォーカスレンズ群FLをプリセット位置に保持することができるようになる。また、その後、フォーカスノブ42を回動操作した場合には、通常通り、フォーカスノブ42の回転量に応じた変位分ずつプリセット位置からフォーカスレンズ群FLを移動させることができ、且つ、フォーカスレンズ群FLを至近端から無限遠端までの全可動範囲で変位させることができるようになる。
尚、カウンタ46のカウント値をプリセット機能により移動したプリセット位置に対応した値に変更する処理方法として、レンズ装置10から取得可能なフォーカスレンズ群FLの現在位置の情報又はプリセット機能により記憶されたプリセット位置の情報に基づいて、カウンタ46のカウント値自体又はCPU48において認識するカウント値を変更する方法が適用できるが、どのような方法でもよい。
また、上記の例では、フォーカスレンズ群FLが、フォーカスデマンド16のカウンタ46のカウント値に対応したフォーカス指令値の位置と異なる位置に移動する場合としてプリセット機能による場合を示したが、プリセット機能以外の機能によって同様の事態が生じた場合にも、カウンタ46のカウント値をフォーカスレンズ群FLの実際の設定位置に対応した値に変更することによって上記の例と同様の対応を図ることができる。例えば、撮影映像のコントラストを検出し、そのコントラストが最大となるようにフォーカスレンズ群FLを制御することによってフォーカスレンズ群FLを合焦位置に自動で移動させるオートフォーカス機能が知られている。このオートフォーカス機能の実行によりフォーカスレンズ群FLがカウンタ46のカウント値に対応したフォーカス指令値の位置と異なる位置に移動した場合にも、カウンタ46のカウント値をオートフォーカス機能によって移動した位置に対応した値に変更することによって、その位置を有効に引き継いでマニュアルフォーカスモードに移行させることができる。
図6は、端表示器20の配置場所及び外観を示した斜視図である。同図において、カメラヘッド12の背面側、即ち、操作者(カメラマン)がカメラ操作を行う操作側に、ビューファインダー14が設置されており、そのビューファインダー14の画面14Aの周辺部にフード14Bが取り付けられている。端表示器20は、そのフード14Bの側面に取り付けられている。尚、端表示器20を取り付ける場所はこれに限らず、操作者が視認できる場所であればよい。また、端表示器20を取り付ける手段はどのようなものでもよい。
端表示器20には、至近端LED52と無限遠端LED54とによって例えば赤色に発光する2つの発光部が設けられており、各発光部のLED52、54の点灯/消灯は、ケーブル等によって接続されたフォーカスデマンド16によって制御されるようになっている。
図4において、フォーカスデマンド16には、端表示器20の至近端LED52と無限遠端LED54を点灯又は消灯させるLED駆動回路50が搭載されており、そのLED駆動回路50が、CPU48からの指示に基づいて、端表示器20の各LED52、54への発光電力の供給を実行又は停止するようになっている。
CPU48は、上記のようにフォーカスノブ42の回転位置に基づいてフォーカスレンズ群FLの目標位置を示すフォーカス指令値をレンズ装置10に送信しており、そのフォーカス指令値に基づいて、至近端LED52及び無限遠端LED54の点灯又は消灯の指示をLED駆動回路50に与えている。
即ち、フォーカス指令値が、フォーカスレンズ群FLの至近端と無限遠端を目標位置とする値以外の場合には、端表示器20の至近端LED52と無限遠端LED54の両方を消灯させる指示をLED駆動回路50に出力する。
これに対して、フォーカス指令値が、至近端を目標位置とする値の場合には、至近端LED52を点灯させる指示をLED駆動回路50に出力し、至近端LED52を点灯させる(無限遠端LED54は消灯)。これにより、フォーカスノブ42の回転位置が至近端の位置であり、それ以上至近側にフォーカスノブ42を回動操作しても無効な操作となることが操作者に通知される。
一方、フォーカス指令値が、無限遠端を目標位置とする値の場合には、無限遠端LED54を点灯させる指示をLED駆動回路50に出力し、無限遠端LED54を点灯させる(至近端LED52は消灯)。これにより、フォーカスノブ42の回転位置が無限遠端の位置であり、それ以上無限遠側にフォーカスノブ42を回動操作しても無効な操作となることが操作者に通知される。
ところで、本実施の形態のようにフォーカスデマンド16から出力されるフォーカス指令値がフォーカスレンズ群FLの至近端又は無限遠端を目標位置として指令する値となった場合に、端表示器20の至近端LED52又は無限遠端LED54を点灯させるようにすると、フォーカスレンズ群FLが実際に至近端又は無限遠端に到達した際に至近端LED52又は無限遠端LED54を点灯させる場合よりもフォーカスノブ42の無駄な操作をより低減することができるという利点がある。例えば、フォーカスノブ42の回動操作が高速で行われた場合に、フォーカスデマンド16からのフォーカス指令値によって指令される目標位置に対して実際のフォーカスレンズ群FLの位置が大きく遅れる場合がある。このような場合に、フォーカスレンズ群FLの実際の位置に基づいて至近端LED52又は無限遠端LED54の点灯/消灯を制御すると、フォーカス指令値が至近端又は無限遠端を目標位置として指令する値となっているにもかかわらず、そのことが操作者に通知されないために操作者がフォーカスノブ42の無効な操作を継続してしまうおそれがある。本実施の形態のようにフォーカス指令値に基づいて至近端LED52又は無限遠端LED54の点灯/消灯を制御する場合には、このような事態が生じず、フォーカスノブ42の無駄な操作を低減することができる。
以上、上記実施の形態では、端表示器20によって端表示を行う態様について説明したが、このような端表示は、ビューファインダー14の画面上に行うようにしてもよい。この場合におけるレンズ装置10の構成図を図7に示す。同図において、図4と同一又は類似の作用の構成要素には図4と同一符号を付し、その説明を省略する。レンズ装置10のCPU30は、フォーカスデマンド16から与えられたフォーカス指令値に基づいてフォーカスレンズ群FLの位置を制御する際に、そのフォーカス指令値が至近端又は無限遠端を目標位置として指令する値か否かを判断する。そして、フォーカス指令値が至近端又は無限遠端を目標位置として指令する値と判断した場合には、該当する端の表示(点灯)を指示する信号をSCI38を介してカメラヘッド12に送信する。カメラヘッド12では、ビューファインダー14に出力する撮影映像とともに、上記端表示器20の至近端LED52及び無限遠端LED54による発光部を模したような2つの発光部の画像を画面上に表示すると共にその発光部の点灯/消灯をレンズ装置10のCPU30から与えられた指示に従って制御する。
また、上記実施の形態における端表示器20は、フォーカスデマンド16等のコントローラ、レンズ装置10、カメラヘッド12等の他の装置に組み込むようにしてもよい。例えば、図3において、上記端表示器20の至近端LED52及び無限遠端LED54により発光する2つの発光部に相当する発光部60、62をフォーカスデマンド16に設け、それらの発光部60、62の点灯/消灯によってフォーカスノブ42の回転位置が至近端又は無限遠端に到達したことを表示するようにしてもよい。
また、上記実施の形態における端表示の表示形態は一例であって、他の形態であってもよい。即ち、フォーカスノブ42の回転位置が至近端であること(フォーカス指令値(目標位置)が至近端に対応する値であること)、フォーカスノブ42の回転位置が無限遠端であること(フォーカス指令値が無限遠端に対応する値であること)、及び、これらのいずれでも無いこと(フォーカス指令値が至近端と無限遠端のいずれにも対応しない値であること)の3状態を表示する方法は上記実施の形態に限らず、どのような形態であってもよい。例えば、点灯/消灯(又は点滅等の点灯状態)の切替え、点灯色の切替え、点灯部分の形状の切替え、点灯位置の切替えのうち、いずれか1つ又は2つ以上の組み合わせによって上記3状態を識別可能に表示できるようにすればよい。また、フォーカスノブ42の回転位置が至近端と無限遠端のいずれかの端に到達した場合に、操作者は自己が操作したフォーカスノブ42の操作方向によっていずれの端に到達したかを容易に認識することができるため、至近端と無限遠端の表示に関しては必ずしも識別可能に表示する必要はなく、単にフォーカスノブ42の回転位置が端であることを表示するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、フォーカスノブと呼ばれる回動操作部材によってフォーカスレンズ群FLの位置調整を行う撮影システムにおいて本発明を適用する場合について説明したが、本発明は、フォーカスレンズ群FLの目標位置(フォーカス位置)をマニュアル操作によって入力する操作部材がどのようなものでも適用できる。また、撮影システムの構成もどのようなものでも適用できる。
図1は、本発明に係るフォーカス端表示装置が適用される撮影システム(テレビカメラシステム)の一実施の形態を示した外観構成図である。 図2は、図1の撮影システムにおけるレンズ装置の制御系の構成を示したブロック図である。 図3は、フォーカスデマンドの外観を示した側面図である。 図4は、フォーカスデマンド及び端表示器の回路構成を示したブロック図である。 図5は、フォーカスデマンドにおけるフォーカスノブの回動操作とカウンタのカウント値との関係を示した説明図である。 図6は、端表示器の配置場所及び外観を示した斜視図である。 図7は、端表示をビューファインダーの画面上に行う場合のレンズ装置の制御系の構成を示したブロック図である。
符号の説明
10…レンズ装置、12…カメラヘッド、14…ビューファインダー、16…フォーカスデマンド、18…ズームデマンド、20…端表示器、30、48…CPU、42…フォーカスノブ、44…ロータリエンコーダ(エンコーダ)、46…カウンタ、50…LED駆動回路、52…至近端LED、54…無限遠端LED、FL…フォーカスレンズ群、ZL…ズームレンズ群、I…絞り、FM、ZM、IM…モータ、FP、ZP、IP…ポテンショメータ、

Claims (4)

  1. 被写体の像を結像する光学系と、マニュアル操作される操作部材の位置によって前記光学系におけるフォーカスの目標位置を入力するフォーカス操作手段と、前記フォーカス操作手段により入力された目標位置となるように前記光学系におけるフォーカスの位置を制御するフォーカス制御手段とを備えた撮影システムに適用されるフォーカス端表示装置であって、
    前記フォーカス操作手段によって入力された目標位置を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された目標位置が、前記光学系におけるフォーカスの変更可能な範囲の端の位置であることを表示する端表示手段と、を備えたことを特徴とするフォーカス端表示装置。
  2. 前記端表示手段は、前記フォーカス操作手段によって入力された目標位置が、至近端の位置であることと、無限遠端の位置であることとを識別可能に表示することを特徴とする請求項1のフォーカス端表示装置。
  3. 前記端表示手段は、前記端の位置であることを表示する専用の表示器により該表示を行うことを特徴とする請求項1又は2のフォーカス端表示装置。
  4. 前記端表示手段は、前記操作部材が無端で回動操作される前記フォーカス操作手段を備えたコントローラに設けられることを特徴とする請求項1又は2のフォーカス端表示装置。
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