JP2007033813A - 光源装置、液晶表示装置及び端末装置 - Google Patents

光源装置、液晶表示装置及び端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 光の照射角度範囲を変えることができ、且つ光の利用効率が高い光源装置、液晶表示装置及び情報端末装置を提供する。
【解決手段】 バックライト5の導光板3の出射面側に、特定の偏光のみを透過してこの特定の偏向光と反対の性質の偏向光を反射する反射型偏光素子6、透明領域7aと遮光領域7bとからなりバックライト5から出射された光の広がりを制限する光線方向規制素子7、電圧が印加されていないときは光を散乱し、電圧が印加されると光を透過する透明散乱切替素子13及び液晶パネル21をこの順に配置する。そして、広視野角表示を行うときは、透明散乱切替素子13に電圧を印加しない状態でバックライト5から光を出射し、狭視野角表示を行うときには、透明散乱切替素子13に電圧を印加した状態でバックライト5から光を出射する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源装置及びこの光源装置を備えた液晶表示装置並びに端末装置に関し、特に、照明角度範囲が変えられる光源装置、液晶表示装置及び端末装置に関する。
液晶表示装置は、薄型軽量及び低消費電力等の特徴があり、携帯電話及びノート型パーソナルコンピュータ等の携帯端末装置等に搭載され、広く普及している。また、近時、技術の発展に伴い、視野角が広い液晶表示装置、即ち、広い角度範囲で視認可能な液晶表示装置が実用化されている。
液晶表示装置は、バックライト上に、少なくとも光源側偏光板、電極、液晶層、電極及び観察者側偏光板がこの順に積層された構造となっており、バックライトから出射された光を光源側偏光板で偏向すると共に、液晶層に電圧を印加することにより観察者側偏光板に入射する光の量を制御して、画像等を表示している。しかしながら、液晶表示装置は、一般に、吸収型の偏光板を使用しているため、バックライトから入射した光のうち、少なくとも半分は偏光板において吸収されてしまう。そこで、従来、バックライトから液晶パネルに入射する光量を増加させて輝度を向上させるため、導光板上に反射型偏光素子を配置したバックライトが提案されている。
反射型偏光素子は、特定の偏向光のみを透過し、この特定の偏向光と反対の性質をもつ偏向光は反射するものであり、従来の液晶表示装置においては、反射型偏光素子において反射された光を導光板に導入し、再度、液晶層に向けて出射させることにより、光源から出射された光の利用効率を高め、表示輝度を向上させている。そして、この反射型偏光素子は、一般に、従来の吸収型の光源側偏光板と積層され、液晶表示装置の最外層に配置されている。
このような反射型偏光素子としては、例えばブリュスター角を利用し、ある特定方向の直線偏向光を透過させ、これと直交する直線偏向光を反射させるタイプ(例えば、特許文献1乃至3参照。)、及びコレステリック液晶等を積層し、例えば右円偏向光等の特定の円偏向光成分を透過させ、これと反対の円偏向光、即ち、左円偏向光を反射させるタイプがある(例えば、特許文献4参照。)。
一方、携帯情報端末は様々な状況下で使用されている。例えば、会議等においては複数人で情報端末の表示を共有することがあり、また、電車の車内及び航空機の機内等のような公共の場所においては情報端末に情報を入力することもある。使用者からすれば、前者の状況下では、携帯情報端末における液晶表示装置の視野角はできるだけ広い方が望ましいが、後者のような状況下では、情報の保全及びプライバシー保護の観点から液晶表示装置の視野角は、使用者だけが見える範囲であることが望ましい。このような理由から、情報端末用として、使用状況下に応じて広視野状態から狭視野状態にまで液晶表示装置の視野角を変化させることができる表示装置が求められている。
そこで、従来、このような要求を満たす液晶表示装置が提案されている(例えば、特許文献5及び6参照)。図13(a)及び(b)は特許文献5に記載の従来の液晶表示装置を模式的に示す図であり、図13(a)は広視野角表示時を示し、図13(b)は狭視野角表示時を示す。図13(a)及び(b)に示すように、特許文献5に記載の液晶表示装置100は、光源101と液晶パネル104との間に、光源101から出射された光を略平行光線にする第1の光学素子102と、この第1の光学素子102から出射された光の拡散−直進を電気的に制御可能な第2の光学素子103とが配置されている。この液晶表示装置100においては、液晶パネル104に入射する光を直進させるか又は拡散させるかを、光学素子103によって変化させることにより、広視野角表示と狭視野角表示との切り替えを行っている。
また、図14は特許文献6に記載の従来の液晶表示装置の構成及び動作を模式的に示す図であり、図14(a)は広視野角表示時を示し、図14(b)は狭視野角表示時を示す。図14(a)及び(b)に示すように、特許文献6に記載の液晶表示装置110は、液晶セル111の一方の面側に偏光板であるアナライザー112が配置され、他方の面側に偏光板であるポーラライザー113及びゲスト・ホスト液晶セル119がこの順に配置されている。このゲスト・ホスト液晶セル119は、照明角度範囲を調整するものであり、透明電極114aが形成された透明基板115aと、透明電極114bが形成された透明基板115bとが、透明電極114a及び114bが形成された面が対向するように配置され、その間には液晶分子116及び二色性色素分子117の混合物からなる液晶材料が封入されている。また、透明電極114a及び114bは、電圧印加手段118に接続されている。
この液晶表示装置110においては、電圧を印加していない場合は、図14(a)に示すように、二色性色素分子117の光軸(長軸)は透明基板115a及び115bの表面に対して略平行な状態で配向している。そして、この二色性色素分子117の光軸と偏光板であるアナライザー112及びポーラライザー113の光軸と一致させることにより、ゲスト・ホスト液晶セル119を透過した光がこれらの偏光板をそのまま透過し、広視野角表示される。
また、図14(b)に示すように、電圧印加手段118により、透明電極114aと透明電極114bとの間に電圧を印加すると、液晶分子116と共に二色性色素分子117の配向状態が変化する。これにより、二色性色素分子117の光軸以外の光軸を有する光は、二色性色素分子117により吸収され、ゲスト・ホスト液晶セル119から出射されなくなる。特に、二色性色素分子117が透明基板115a及び115bの表面に対して略垂直に配向している場合では、透明基板115a及び115bの表面に対して垂直な方向の光軸を有する光のみがゲスト・ホスト液晶セル119を透過するため、狭視野表示となる。
上述の如く、特許文献6に記載の液晶表示装置110においては、ゲスト・ホスト液晶セル119に対する電圧印加の有無によって、その視野角の状態制御、即ち、広視野角表示と狭視野表示との切り替えを行っている。
特開昭63−168626号公報 特開平6−51399号公報 特許第3448626号公報 特開平6−324333号公報 特開平9−197405号公報 特開平6−59287号公報
しかしながら、前述の従来の技術には以下に示す問題点がある。即ち、図15に示す特許文献5に記載の液晶表示装置100においては、反射型の変更素子を配置していないため、液晶パネル104に入射する光が、光源101側の偏光板によって吸収され、光源101から出射された光の利用効率が低いという問題点がある。
そこで、本発明者等は、特許文献5に記載の液晶表示装置100の液晶パネル104における光源101側の面に反射型偏光素子を配置し、光学素子103を光拡散状態、即ち、広視野表示状態にしたときの光源101から出射した光の利用効率を測定した。その結果、特許文献5に記載の液晶表示装置100のような構成の場合、反射型偏光素子を配置しても光源101から出射した光の利用効率を向上させる効果がないことを見出した。即ち、特許文献5に記載の液晶表示装置100は、反射型偏光素子を組み込んでも、その効果が得られないという問題点がある。更に、本発明者等は、この結果について鋭意実験研究した結果、反射型偏光素子並びに光線方向制御又は透過・散乱切替を行う光学素子102及び103の配置に原因があることを見出した。即ち、特許文献5に記載の液晶表示装置100の液晶パネル104における光源101側の面に反射型偏光素子を配置した場合、反射型偏光素子によって反射された光は、再度光学素子102及び103に入射され、そこで吸収又は散乱が起こるため、リサイクル光として利用されるべき光が減少し、光源101からの出射光の利用効率が低下する。
更に、特許文献6に記載の液晶表示装置110においても、ゲスト・ホスト液晶セル119に電圧を印加していないとき、即ち、広視野表示状態のときは、ゲスト・ホスト液晶セル119の二色性色素分子117及びポーラライザー113において光源からの光が吸収され、光源から出射された光の利用効率が低下するという問題点がある。また、ゲスト・ホスト液晶セル119に電圧を印加しているときでも、ポーラライザー113では光が吸収されるため、光源から出射された光の利用効率は低下する。更に、図19は特許文献6に記載の液晶表示装置110のポーラライザー113の表面に反射型偏光素子を積層した場合の動作を模式的に示す図である。図19に示すように、ポーラライザー113の表面に反射型偏光素子126を積層した場合、即ち、ポーラライザー113と液晶セル11との間に反射型偏光素子126を配置した場合でも、この反射型偏光素子120で反射された光がゲスト・ホスト液晶セル119の二色性色素分子117によって吸収されるため、光源122からの出射光の利用効率は低下する。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、光の照射角度範囲を変えることができ、且つ光の利用効率が高い光源装置、液晶表示装置及び端末装置を提供することを目的とする。
本願第1発明に係る光源装置は、光源と、前記光源から出射した光が入射されこの入射された光をその主面から面状に出射する導光板と、この導光板の主面側に配置され前記導光板から出射した光のうち一の偏向光を透過すると共にこの一の偏向光と反対の性質をもつ他の偏向光を反射する反射型偏光素子と、前記反射型偏光素子の出射面側に配置され前記反射型偏光素子から入射された光の進行方向を規制して出射する光線方向規制素子と、この光線方向規制素子の出射面側に配置され前記光線方向規制素子から入射された光を透過又は散乱し、この光透過状態と光散乱状態とが電気的に切替可能な透明・散乱切替素子と、を有することを特徴とする。
本願第2発明に係る光源装置は、光源と、前記光源から出射した光が入射されこの入射された光をその主面から面状に出射する導光板と、この導光板の主面側に配置され前記導光板から出射した光のうち一の偏向光を透過すると共にこの一の偏向光と反対の性質をもつ他の偏向光を反射する反射型偏光素子と、前記反射型偏光素子の出射面側に配置され前記反射型偏光素子から入射された光の進行方向を規制する状態と規制しない状態とが電気的に切替可能な光線方向規制切替素子と、を有することを特徴とする。
本願第1発明及び第2発明においては、導光板と光線方向規制素子又は光線方向規制切替素子との間に、反射型偏光素子を配置しているため、光源からの出射光の利用効率を向上させることができる。また、光透過状態と光散乱状態とが電気的に切替可能な透明・散乱切替素子又は光の進行方向を規制する状態と規制しない状態とが電気的に切替可能な光線方向規制切替素子が設けられているため、照明角度範囲を変更することができる。
本願第1発明の光源装置は、更に、前記反射型偏光素子と前記光線方向規制素子との間に配置され、前記反射型偏光素子から入射された偏向光の偏向状態を変更して前記光線方向規制素子に向けて出射する位相差素子を有していてもよい。これにより、出射光の利用効率をより向上させることができる。その場合、前記位相差素子としては、例えば、広帯域1/2波長板、広帯域1/4波長板、又は広帯域1/4波長板と広帯域1/2波長板とがこの順に積層されたものを使用することができる。
また、本願第1発明の光源装置における前記光線方向規制素子は、光透過領域と光吸収領域とを有していてもよい。更に、前記透明・散乱切替素子としては、1対の平面電極と、この1対の平面電極間に配置され高分子膜中に液晶分子が分散した高分子分散液晶層と、を有し、前記1対の平面電極間に電圧を印加することにより、前記高分子分散液晶層が光透過状態又は光散乱状態となるものを使用することができる。
一方、本願第2発明の光源装置は、更に、前記反射型偏光素子と前記光線方向規制切替素子との間に配置され、前記反射型偏光素子から入射された偏向光の偏向状態を変更して前記光線方向規制切替素子に向けて出射する位相差素子を有していてもよい。これにより、出射光の利用効率をより向上させることができる。その場合、前記位相差素子としては、例えば、広帯域1/2波長板、広帯域1/4波長板、又は広帯域1/4波長板と広帯域1/2波長板とがこの順に積層されたものを使用することができる。また、本願第2発明の光源装置における前記光線方向規制切替素子として、1対の平面電極と、この1対の平面電極間に配置され二色性色素と液晶分子とを含有するゲスト・ホスト液晶層と、を有し、前記1対の平面電極間に電圧を印加することにより、前記ゲスト・ホスト液晶層における光出射角度範囲が変化するものを使用してもよい。
また、これらの光源装置における前記反射型偏光素子を透過する一の偏向光は、例えば、前記反射型偏光素子の面内方向に偏向された直線偏向光であるか、又は円偏向光である。
本願第3発明に係る液晶表示装置は、前述の光源装置と、この光源装置の光出射面側に配置され前記光源装置から出射した光を透過させることにより画像を表示する液晶パネルと、を有することを特徴とする。
本発明においては、導光板と光線方向規制素子又は光線方向規制切替素子との間に、反射型偏光素子を配置している光源装置を使用しているため、光源からの出射光に対する液晶パネルに入射する光の割合及び液晶パネルから出射される光の割合を高めることができる。また、光源装置に光透過状態と光散乱状態とが電気的に切替可能な透明・散乱切替素子又は光の進行方向を規制する状態と規制しない状態とが電気的に切替可能な光線方向規制切替素子が設けられているため、照明角度範囲を変更し、表示画像の視野角範囲を可変とすることができる。その結果、広視野角表示と狭視野角表示とを切り替えることができる。
本願第4発明に係る端末装置は、前述の液晶表示装置を有することを特徴とする。本発明においては、光源装置の導光板と光線方向規制素子又は光線方向規制切替素子との間に、反射型偏光素子を配置している液晶表示装置を備えているため、光源からの出射光に対する液晶パネルに入射する光の割合及び液晶パネルから出射される光の割合を高めることができる。また、この光源装置には、光透過状態と光散乱状態とが電気的に切替可能な透明・散乱切替素子又は光の進行方向を規制する状態と規制しない状態とが電気的に切替可能な光線方向規制切替素子が設けられているため、表示画像の視野角範囲を可変とすることができる。その結果、広視野角表示と狭視野角表示とを切り替えることができる。
この端末装置は、例えば、テレビ受像機、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、ATM、自動販売機、車載用テレビ受像機、PDA、ゲーム機、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ビデオプレーヤ又は携帯電話である。
本発明によれば、光源装置に、光透過状態と光散乱状態とが電気的に切替可能な透明・散乱切替素子又は光の進行方向を規制する状態と規制しない状態とが電気的に切替可能な光線方向規制切替素子が設けられているため、光の照明角度範囲を変更することができ、更に、光源装置の導光板と光線方向規制素子又は光線方向規制切替素子との間に、反射型偏光素子を配置しているため、光源からの出射光の利用効率を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る液晶表示装置について添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は本発明の第1の実施形態の液晶表示装置を示す断面図であり、図2はその反射型偏光素子における光の透過及び反射を模式的に示す図である。図1に示すように、本実施形態の液晶表示装置1には、バックライト5、反射型偏光素子6、光線方向規制素子7及び透明・散乱切替素子13がこの順に配置された光源装置が設けられており、この光源装置の出射面側に液晶パネル21が配置されている。
本実施形態の液晶表示装置1におけるバックライト5は、導光板3の側面近傍に、この導光板3に向けて光を出射する光源2が配置されており、導光板3の背面には反射板4が配置されている。そして、光源2から出射された光を、導光板3の面内に設けられた複数のプリズム(図示せず)と、導光板3の背面に設けられた反射板4とによって屈折及び反射してその入射角度を偏向し、導光板3の前面全体から出射するものである。この導光板3からの出射光は、面の法線方向(図1の紙面の上下方向)を中心に広角度まで広がった分布をもっている。なお、このバックライト5において、光源2からの出射光の利用効率を高めるためには、この導光板3から出射される光の広がりをできる限り狭くした方がよい。
また、図2に示すように、反射型偏光素子6は、導光板3の出射面側に配置され、この導光板3から出射した光22のうち、一の偏向光、例えば、紙面の左右方向に偏向した直線偏向光23のみを透過し、この透過した偏向光23と反対の性質をもつ他の偏向光、例えば、紙面に対して垂直方向に偏向した直線偏向光24を反射する素子である。反射型偏光素子6で反射した偏向光24は、再びバックライト5に入射し、導光板3及び反射板4によってその偏向状態が変えられ、再度、反射型偏光素子6に入射する。この再度反射型偏光素子6に入射した光は、偏向状態が変化しているため、反射型偏光素子6を透過することができる。その結果、光源2からの出射光の利用効率を高めることができる。
更に、光線方向規制素子7は、例えば、図1に示すような光を透過する透明領域7aと、光を吸収する遮光領域7bとが、光線方向規制素子7の表面に平行な方向(紙面の左右方向)に交互に配置されて形成されている。反射型偏光素子6から出射した光のうち正面方向から狭い角度の光は、透明領域7aを通過して出射されるが、広角の光は透過領域7aを通過できず、吸収領域7bで吸収されてしまう。この結果、バックライト5から出射された光の広がりが制限される。
更にまた、透明・散乱切替素子13は、例えば、図1に示すように、高分子分散液晶層10が電極9と電極11とにより狭持され、更これらが透明基板8と透明基板12により狭持された構造となっている。高分子分散液晶層10は高分子膜10b中に液晶分子10aがドロップレット状に分散したものである。そして、高分子膜10bの屈折率と液晶分子10aの常光屈折率はほぼ一致しており、液晶分子10aの異常光屈折率は高分子膜10bの屈折率よりも大きくなっている。
図3(a)及び(b)は透明・散乱切替素子13の動作を模式的に示す図であり、図3(a)は電圧が印加されていない状態を示し、図3(b)は電圧が印加された状態を示す。図3(a)に示すように、この透明・散乱切替素子13は、配向処理がなされていないため、電圧が印加されていないときは、ドロップレット状の液晶分子10aは様々な方向を向いている。その結果、ドロップレットの屈折率は常光における液晶分子10aの屈折率と、異常光における屈折率とを平均した値となり、高分子膜10bの屈折率よりも大きくなる。そして、この液晶分子10aと高分子膜10bとの屈折率の差により、高分子分散液晶層10は散乱状態となり、光線方向規制素子7を透過した光は、この透過・散乱切替素子10を通過する際に散乱され、出射光が広がる。その際、透過・散乱切替素子10においては、屈折差に異方性がなく、等方的に散乱されるため、出射光の広がりも等方的になる。
一方、図3(b)に示すように、電極9と電極11との間に電圧を印加すると、ドロップレット内の液晶分子10aが電界方向に配向する。即ち、液晶表示装置1の法線方向(紙面の上下方向)と平行な方向に液晶分子10aの長軸(異常光屈折率方向)が揃う。これにより、液晶表示装置1における面内方向においては、液晶分子10aの屈折率は常光の屈折率となり、高分子膜10bの屈折率と一致し、高分子分散液晶層10は透明状態となる。その結果、光線方向規制素子7を透過した光は透過・散乱素子13において散乱されないため、出射光の広がりは制限される。
更にまた、図1に示すように、液晶パネル21は、例えば、液晶層17が透明基板15と透明基板19とによって狭持されている。この透明基板17の液晶層17側の面には、液晶の配向方向を決める配向膜(図示せず)と各画素を独立に駆動させるための電極16が形成されており、透明基板19の液晶層17側の面には、配向膜(図示せず)と電極18とが形成されている。また、透明基板15及び透明基板19における液晶層17と反対側の面には、夫々吸収型偏光板14及び吸収型偏光板20が貼合されている。この吸収型偏光板14及び吸収型偏光板20の表面、特に吸収型偏光板20の表面は、光を散乱させて防眩効果を得るためのアンチグレア処理が施されていない方が好ましい。
この液晶パネル21は、液晶層17に電圧を印加することにより、液晶分子の配向が変化する。そして、吸収型偏光板14を透過した偏向光は、液晶層17の液晶分子の配向状態の変化による複屈折効果及び旋光性によりその偏向状態が変わり、吸収型偏光板20を透過する光の量が変化する。また、液晶パネル21は、画素単位で出射光量を変えて、表示の濃淡を調節している。更に、液晶パネル21における視野角特性は、液晶層17の液晶表示モードに依存するため、本実施形態の液晶表示装置1のように、広視野状態及び狭視野状態の両方を実現するためには、液晶表示モードは、広視野角の方式であることが望ましい。具体的には、横電界を利用し、液晶分子を液晶パネル21の面内方向に動作させるインプレインスイッチング(In Plane Switching:IPS)方式及びフリンジ・フィールドスイッチング(Fringe Field Switching:FFS)方式等の横電界モード、垂直配向を利用したヴァーティカル・アライメント(Vertical Alignment:VA)方式、ドメインパターンド・バーティカルアライメント(Domain-Patterned Vertical Alignment:PVA)方式及びアドヴァンスト・スーパー・ヴィ(Advanced Super V:ASV)方式等の垂直配向モード、並びに異方性光学フィルムを使用して光学補償を行うフィルム補償モードがある。
本実施形態の液晶表示装置1においては、広視野角の液晶パネル21を使用し、透明・散乱切替素子13における透明状態と散乱状態とを変えることにより、液晶パネル21で表示される画像の視野角を広視野状態又は狭視野状態にすることができる。
なお、図1においては、本実施形態の液晶表示装置1の効果をわかりやすく説明するため、液晶表示装置として最低限の構成のみについて説明している。従って、実際の液晶表示装置には、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)、カラーフィルタ及びブラックマトリックス等、ここで述べたもの以外の構成要素も含まれている。
次に、上述の如く構成された本実施形態の液晶表示装置1の動作について説明する。先ず、広視野角表示について説明する。広視野角表示の場合、光源2から導光板3に向けて出射された光は、導光板3の面内に設けられた複数のプリズム(図示せず)及び反射板4によって屈折及び反射されてその入射角度が変えられて、導光板3の前面全体から出射する。なお、バックライト5(導光板3)から出射した光は拡散光であり、表示装置正面から幅広い分布を持っている。
このバックライト5から出射した光は、反射型偏光素子6に入射する。そして、図2に示すように、反射型偏光素子6において、液晶表示装置1の面内方向に平行な一の方向に偏向した一の偏向光、例えば、紙面の左右方向に偏向した偏向光24のみが透過し、この偏向光24と反対の性質をもつ他の偏向光、例えば、液晶表示装置1の面内方向に平行で一の方向に直交する方向、即ち、紙面に対して垂直方向に偏向した偏向光23は反射する。この反射された偏向光23は、再びバックライト5に入射し、導光板3に設けられた複数のプリズム及び反射板4によって屈折及び反射され、その偏向状態が変えられる。その後、再度反射型偏光素子6に向けて出射されるが、この出射光の中には、反射型偏光素子6を透過する偏向光24が存在する。このように、反射型偏光素子6で反射された光を、バックライト5に戻し、再度偏向して出射することにより、光源2から出射された光の利用効率を向上させることができると共に、液晶表示装置1の面内方向における特定方向に偏向した直線偏向光も得られる。
そして、反射型偏光素子6を透過した光は、光線方向規制素子7によって、その出射角度範囲が規制される。即ち、反射型偏光素子6を透過した光のうち、広角の光は光線方向規制素子7の透明領域7aを通過できず、遮光領域7bにおいて吸収される。これにより、光線方向規制素子7から出射した光は、指向性が高い光となる。この光線方向規制素子7からの出射光は、透明・散乱切替素子13に入射するが、このとき、透明・散乱切替素子13は図3(a)に示す電圧が印加されていない状態であるため、入射した光は等方向に散乱される。これにより、透明・散乱切替素子13からの出射光は、指向性が低下し、等方的に幅広い角度分布をもつようになる。この広範囲に等方的に広がった出射光は、液晶パネル21に入射し、この分布状態のまま出射される。そして、この液晶パネル21は広視野角モードが使用されているため、広視野角で画像が表示される。なお、透明・散乱切替素子13によって後方に散乱され、光線方向規制素子7の透明領域7aを透過した光は、反射型偏光素子6によって反射され、再度光線方向規制素子7及び透明・散乱切替素子13に入射する。これにより、光源2からの出射光の利用効率を高めることができる。
次に、狭視野角表示の場合について説明する。狭視野角表示の場合、広視野角表示の場合と同様に、光源2から出射した光を導光板3の前面全体から出射する。そして、このバックライト5(導光板3)から出射され光は、反射型偏光素子6及び光線方向制御素子7を通過することにより指向性が高められ、透明・散乱切替素子13に入射する。このとき、図3(b)に示すように、透明・散乱切替素子13には電圧が印加されているため、液晶分子10aが配向して透明状態となっている。その結果、透明・散乱切替素子13に入射した光は、散乱されることなく出射される。即ち、透明・散乱切替素子13に入射した光は、指向性が高いまま出射される。そして、この指向性が高い光が液晶パネル21に入射し、その分布のまま出射されるため、狭視野角の画像が表示される。
上述の如く、本実施形態の液晶表示装置1においては、導光板3と光線方向規制素子7との間に反射型偏光素子6を配置し、この反射型偏光素子6により反射された光が再度バックライト5(導光板3)に入射するようにしているため、反射型偏光素子6により反射された光が吸収及び散乱されることによる光損失を低減することができる。また、この液晶表示装置1においては、透明・散乱切替素子13によって後方に散乱された光は、反射型偏光素子6で反射され、再度光線方向規制素子7及び透明・散乱切替素子13に入射するため、光源2からの出射光の利用効率及び装置内部における光の利用効率を高めることができる。
次に、本発明の第2の実施形態の液晶表示装置について説明する。図4は本実施形態の液晶表示装置を示す断面図である。なお、図4においては、図1に示す第1の実施形態の液晶表示装置1の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4に示すように、本実施形態の液晶表示装置31は、反射型偏光素子6と光線方向規制素子7との間に、位相差素子32が配置されている以外は、前述の第1の実施形態の液晶表示装置1と同様である。本実施形態の液晶表示装置31においては、反射型偏光素子6よりも観察者側に位相差素子32を配置しているため、反射型偏光素子6を透過した偏向光の偏向方向及び偏向状態を変えることができる。これにより、光の偏向方向と液晶パネル21のバックライト側吸収型偏光板14の透過軸とを一致させることができる。
以下、反射型偏光素子6を透過する偏向光が紙面に対して垂直方向の直線偏向光であり、液晶パネル21のバックライト側吸収型偏光板14の透過軸が紙面の左右方向である場合を例にして説明する。図5は本実施形態の液晶表示装置31の動作を模式的に示す図である。なお、図5においては、図を見やすくするため、光線方向規制素子7、透明・散乱切替素子13及び液晶パネル21における吸収型偏光板14よりも観察者側に配置された構成要素を省略している。
図5に示すように、位相差素子32として広帯域の1/2波長板を使用する場合、位相差素子32は、その光軸が反射型偏光素子6を透過した直線偏向35に対して45゜回転した方向になるように配置される。そして、反射型偏光素子6を通過した紙面に対して垂直方向に偏向した直線偏向光は、位相差素子32を透過することにより、その偏向方向が90゜回転される。即ち、位相差素子32を透過した直線偏向光の偏向方向は、紙面の左右方向となる。その結果、液晶パネルのバックライト側吸収型偏光板14の透過軸と直線偏向光の偏向方向とを一致させることができるため、光源2からの出射光の利用効率の低下を防止することができる。このような位相差素子32を配置しない場合、反射型偏光素子6を透過した光が、吸収型偏光板14によって吸収され、画像が表示できなくなることがある。
本実施形態の液晶表示装置31においては、光線方向規制素子7及び透明・散乱切替素子13によって、光の偏向状態は変化しないものとし、前述の動作に関する説明においては、位相差素子32の効果をわかりやすくするため、光線方向規制素子7及び透明・散乱切替素子13を透過した場合の光の偏向状態に関する説明を省略している。つまり、光線方向規制素子7及び透明・散乱切替素子13においては、複屈折がないことが望ましい。また、仮に、光線方向規制素子7及び透明・散乱切替素子13に複屈折があったとしても、位相差素子32として、このような複屈折を加味した位相差板を使用することにより、本実施形態の液晶表示装置31と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態の液晶表示装置31における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第1の実施形態の液晶表示装置と同様である。
次に、本発明の第2の実施形態の第1変形例の液晶表示装置について説明する。図6は本変形例の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。なお、図6においては、図を見やすくするため、光線方向規制素子、透明・散乱切替素子及び液晶パネルにおける吸収型偏光板14よりも観察者側に配置された構成要素を省略している。図6に示すように、本変形例の液晶表示装置は、反射型偏光素子43としてコレステリック液晶等を積層したものを使用し、この反射型偏光素子43を透過する光を円偏向光としている以外は、前述の第2の実施形態の液晶表示装置と同様である。
一般に使用されている吸収型偏光板は、直線偏向光を透過させるものであるため、このような吸収型偏光板を使用する場合、図4に示す第2の実施形態の液晶表示装置31のように位相差素子32を配置しなければ、吸収型偏光板14において入射光の半分程度が吸収され、光の利用効率が低下することがある。一方、図6に示す本変形例の液晶表示装置のように、位相差素子42として広帯域の1/4波長板を使用し、この位相差素子42を、吸収型偏光板14の透過軸に対して45゜回転した方向に光軸が位置するように配置することにより、反射型偏光素子43を透過した円偏向光の偏向方向と、吸収型偏光板14の透過軸とを一致させることができる。これにより、前述の第2の実施形態の液晶表示装置と同様の効果を得ることができる。
なお、本変形例の液晶表示装置における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第2の実施形態の液晶表示装置と同様である。
次に、本発明の第2の実施形態の第2変形例の液晶表示装置について説明する。図7は本変形例の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。なお、図7においては、図を見やすくするため、光線方向規制素子、透明・散乱切替素子及び液晶パネルにおける吸収型偏光板14よりも観察者側に配置された構成要素を省略している。図7に示すように、本変形例の液晶表示装置は、反射型偏光素子43としてコレステリック液晶等を積層したものを使用し、この反射型偏光素子43を透過する光を円偏向光とすると共に、位相差素子42よりも観察者側に更に位相差素子52を配置し、位相差素子を2枚積層した構造としている以外は、前述の第2の実施形態の液晶表示装置と同様である。
本変形例の液晶表示装置においては、例えば、バックライト5側の位相差素子42には広帯域の1/4波長板を使用し、液晶パネル側の位相差素子52には広帯域の1/2波長板を使用する。そして、これら位相差素子42及び52を、夫々吸収型健康板14の透過軸に対して45゜回転した方向に光軸が位置するように配置する。これにより、反射型偏光素子43を透過した円偏向光を、バックライト5側に配置されている第1の位相差素子42によって直線偏向化し、更に、この位相差素子42よりも観察者側に配置された第2の位相差素子52によって、直線偏向化された光53の偏向方向を吸収型偏光板14の透過軸に一致させる。これにより、前述の第2の実施形態の液晶表示装置と同様に、位相差素子52から出射される光の偏向方向と、吸収型偏光板14の透過軸とが一致し、光利用効率の低下を防止することができる。
なお、本変形例の液晶表示装置における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第2の実施形態の液晶表示装置と同様である。
次に、本発明の第3の実施形態の液晶表示装置について説明する。図8は本実施形態の液晶表示装置を示す断面図であり、図9はこの液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。なお、図8においては、図1に示す第1の実施形態の液晶表示装置1の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図9においては、図を見やすくするため、液晶パネルにおける吸収型偏光板14よりも観察者側に配置された構成要素を省略している。図8に示すように、本実施形態の液晶表示装置61には、バックライト5、反射型偏光素子6及び光線方向規制切替素子67がこの順に配置された光源装置が設けられており、この光源装置の出射面側に液晶パネル21が配置されている。
本実施形態の液晶表示装61におけるバックライト5は、導光板3の側面近傍に、この導光板3に向けて光を出射する光源2が配置されており、導光板3の背面には反射板4が配置されている。そして、光源2から出射された光を、導光板3の面内に設けられた複数のプリズム(図示せず)と、導光板3の背面に設けられた反射板4とによって屈折及び反射してその入射角度を偏向し、導光板3の前面全体から出射するものである。この導光板3からの出射光は、面の法線方向(図8の紙面に対して垂直方向)を中心に広角度まで広がった分布をもっている。なお、このバックライト5において、光源2からの出射光の利用効率を高めるためには、この導光板3から出射される光の広がりをできる限り狭くした方がよい。
また、反射型偏光素子6は、導光板3の出射面側に配置され、導光板3から出射された光のうち、液晶表示装置1の面内方向における特定の偏向光のみを透過し、この透過した偏向光と反対の性質をもつ偏向光を反射するものである。この反射型偏光素子6で反射した偏向光は、再びバックライト5に入射し、導光板3に設けられた複数のプリズム及び反射板4によって屈折及び反射されて、その偏向状態が変えられ、再度反射型偏光素子6に向けて出射される。これにより、再度反射型偏光素子6に入射する光には、反射型偏光素子6を透過することが可能な成分が含まれているため、光源2からの出射光の利用効率を高めることができる。なお、本実施形態の液晶表示装置61においては、反射型偏光素子6として、例えば、図9に示すように、紙面の左右方向に偏向した直線偏向光を反射し、紙面に対して垂直方向に偏向した直線偏向光を透過するものを使用する。
更に、本実施形態の液晶表示装置61における光線方向規制切替素子67は、液晶分子64aと二色性色素分子64bとを含むゲスト・ホスト液晶層64が、1対の電極63及び65によって挟持され、更に、電極63及び65の外側に夫々透明基板62及び66が配置されている。この光線方向規制切替素子67は、ゲスト・ホスト液晶層64に電圧が印加されていないときは、液晶分子64a及び二色性色素分子64bが紙面の左右方向に配向している。従って、図9に示すように、光線方向規制切替素子67に入射する光のうち、紙面の左右方向に偏向した偏向光は二色性色素分子64bによって吸収されやすく、紙に対して垂直方向の偏向は透過しやすい。また、液晶表示パネル21の吸収型偏光板14の透過軸と二色性色素分子64bの吸収軸とを直交させることにより、ゲスト・ホスト液晶層64を透過した光が吸収型偏光板14を透過できるようになる。
一方、電極63と電極65との間に電圧を印加すると、液晶分子64a及び二色性色素分子64bが共に立ち上がり、その光軸の方向が変化する。このとき、光軸が二色性色素分子64bの光軸と平行である光は、二色性色素分子64bに吸収されるため、ゲスト・ホスト液晶層62を透過することができない。特に、二色性色素分子64bが完全に立ち上った状態、即ち、二色性色素分子64bが電圧印加方向に配向した状態では、光軸が透明基板62及び66の表面に対して垂直である光しかゲスト・ホスト液晶層64を透過することができない。このように、本実施形態の液晶表示装置61においては、光線方向規制切替素子67に電圧を印加するか又は印加しないことにより、バックライト5から出射された光の広がりを、狭視野状態又は広視野状態に切り替えることができる。
上述の如く、本実施形態の液晶表示装置61においては、導光板3と光線方向規制素子67との間に反射型偏光素子6を配置し、この反射型偏光素子6により反射された光が再度バックライト5(導光板3)に入射するようにしているため、反射型偏光素子6により反射された光を再利用し、光源2からの出射光の利用効率を向上させることができると共に、光線方向規制切替素子67へ入射する光の量を増やすことができる。また、この液晶表示装置1においては、反射型偏光素子6から出射した光の偏向方向と、光線規制切替素子67の透過軸とが一致しているため、光線方向規制切替素子67による吸収を低減することができる。その結果、光源2からの出射光の利用効率を高めることができる。また、光線方向規制切替素子67に電圧を印加するか又は印加しないかで、バックライト5からの光の広がり及び狭視野状態と広視野状態との切り替えを行うことができる。
次に本発明の第3実施形態の第1変形例の液晶表示装置について説明する。図10は本変形例の液晶表示装置を示す断面図である。なお、図10においては、図1乃至8に示す第1乃及び2の実施形態又はそれらの変形例の液晶表示装置の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。図10に示すように、本変形例の液晶表示装置71は、反射型偏光素子43としてコレステリック液晶等を積層したものを使用し、この反射型偏光素子43を透過する光を円偏向光とすると共に、反射型偏光素子43と光線方向規制切替素子67との間に位相差素子32を配置している以外は、前述の第3の実施形態の液晶表示装置と同様である。
円偏向光を透過する反射型偏光素子43を使用した場合、反射型偏光素子43と光線方向規制切替素子67との間に位相差素子32を配置しないと、光線方向規制切替素子67及び吸収型偏光板14において光が吸収され、光の利用効率が低下してしまう。これに対して、本変形例の液晶表示装置71においては、反射型偏光素子43と光線方向規制切替素子67との間に、位相差素子32として、例えば広帯域の1/4波長板を配置し、光線方向規制切替素子67及び吸収型偏光板14の透過軸に対して45゜回転した方向に光軸を位置させている。これにより、反射型偏光素子43を透過した円偏向光を位相差素子32によって直線偏向化し、その偏向方向と光線方向規制切替素子67及び吸収型偏光板14の透過軸とを一致させることができる。その結果、前述の第3の実施形態の液晶表示装置と同様の効果を得ることができる。
なお、本変形例の液晶表示装置における上記以外の構成、動作及び効果は、前述の第3の実施形態の液晶表示装置と同様である。
また、前述の第1乃至3の実施形態及びこれらの変形例においては、本発明をその好適な実施形態例に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態例にのみ限定されるものでなく、前述の第1乃至3の実施形態及びこれらの変形例の液晶表示装置の構成から種々の修正及び変更を施したバックライト及び液晶表示装置も本発明の範囲に含まれ、更に、それらの液晶表示装置を備えた端末装置も本発明の範囲に含まれる。本発明の液晶表示装置を備えた端末装置としては、例えば、テレビ受像機、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、ATM、自動販売機、車載用テレビ受像機、PDA、ゲーム機、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ビデオプレーヤ又は携帯電話等がある。
更に、前述の第1乃至3の実施形態及びこれらの変形例の液晶表示装置は、バックライト5として、光源2からの光が導光板3の側面に向けて出射されるサイドライト型のバックライトを使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、バックライトは、導光板に向けて光を出射する光源と、入射された光をその主面から面状に出射する導光板とを備えていればよく、例えば導光板の背面側に光源が配置された直下型バックライト等も使用することができる。
更にまた、例えば、前述の第1の実施形態の液晶表示装置1においては、電圧を印加しないときは散乱状態で、電圧を印加すると透明状態になる透明・散乱切替素子13を使用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、電圧を印加していないときに透明状態で、電圧を印加することにより散乱状態となる透明・散乱切替素子を使用することもでき、その場合でも、前述の第1の実施形態の液晶表示装置と同様に、電圧を印加したり、又は印加しなかったりすることにより、バックライト5からの出射光の照明角度範囲及び液晶表示装置の視野角範囲を変えることができる。
更にまた、透明・散乱切替素子にメモリー性がある高分子分散液晶層を使用してもよい。メモリー性がある液晶分子としては、例えば、強誘電液晶及びコレステリック液晶等がある。これらの液晶は、電圧印加を止めても、電圧を印加したときの配向状態を保持している。このようなメモリー性がある高分子分散液晶層を使用することにより、消費電力を低減する効果が得られる。
図11乃至図13は光線方向規制素子の形状を示す平面図である。更にまた、光線方向規制素子7は、図11に示すように透明領域7aの形状が平面視で円形状、又は図12に示すように透明領域7aの形状が平面視で多角形状であってもよく、更に、図13に示すように、平面視で多角形状である2種類以上の透明領域7aが形成されていてもよい。なお、透明領域7aは規則的に配置されてなくてもよい。即ち、光線方向規制素子は、
バックライトから出射された光の広がりを規制できるものであれば、どのような形状であってもよい。
以下、本発明の実施例の効果について、本発明の範囲から外れる比較例と比較して説明する。図14は本発明の比較例1の液晶表示装置を示す断面図であり、図15は本発明の比較例2の液晶表示装置を示す断面図である。先ず、本発明の実施例1として、図1に示す構成の液晶表示装置を作製した。また、本発明の比較例1として、図14に示す従来の構成の液晶表示装置を作製した。更に、本発明の比較例2として、図15に示す構成の液晶表示装置を作製した。図1、図14及び図15に示すように、各液晶表示装置は反射型偏光素子の位置が相互に異なっており、実施例1の液晶表示装置ではバックライト5と光線方向規制素子7との間に反射型偏光素子6が配置されているが、比較例1の液晶表示装置では透明・散乱切替素子13と吸収型偏光素子14との間に配置され、比較例2の液晶表示装置では光線方向規制素子7と透明・散乱切替素子13との間に配置されている。
次に、このような構成の実施例1、比較例1及び比較例2の液晶表示装置について、バックライト5からの出射光に対する液晶パネル21への入射光の割合及び液晶表示装置からの出射光の割合を測定した。その結果を下記表1に示す。なお、下記表1に示す測定結果は、広視野表示状態、即ち、透過・散乱切替素子13を散乱状態として測定した値である。
Figure 2007033813
上記表1に示すように、実施例1の液晶表示装置は、比較例1の従来の液晶表示装置に比べて、液晶パネルへの入射光を光利用効率で1.58倍、液晶表示装置からの出射光を光利用効率で1.38倍とすることができた。また、比較例2の液晶表示装置と比べると、液晶パネルへの入射光を光利用効率で1.48倍、液晶表示装置からの出射光を光利用効率で1.38倍とすることができた。
図16は実施例1の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。図16に示すように、実施例1の液晶表示装置においては、バックライト5と光線方向規制素子7との間に反射型偏光素子6が配置されているため、反射型偏光素子6で透過せずに反射した光がバックライト5に入射して再利用、即ち、導光板3及び反射板4によってその偏向状態が変えられた後、再度反射型偏光素子6に向けて出射されたためであると考えられる。また、透明・散乱切替素子13から後方に散乱された光についても、反射型偏光素子6で反射し、再度透明・散乱切替素子13に入射させることができるため、この部分でも光を再利用することができ、更に利用効率が高められたものと考えられる。
一方、図14に示す比較例1の液晶表示装置では、反射型偏光素子6で反射された光は透明・散乱切替素子13及び光線方向規制素子7において、散乱及び/又は吸収されるため、バックライト5において再利用される光が減少し、更に、透明・散乱切替素子13において後方、即ち、バックライト5側に散乱した光を再利用することができないため、実施例1の液晶表示装置、更には比較例2の液晶表示装置よりも光利用効率が低くなったものと考えられる。
また、図15に示す比較例2の液晶表示装置は、前述の実施例1の液晶表示装置に比べて、液晶パネル21への入射効率が32.2%低下している。比較例2の液晶表示装置においては、反射型偏光素子6に入射する光が光線方向規制素子7を通過するため、入射光のロスが発生する。また、比較例2の液晶表示装置では、反射型偏光素子6により反射された光が光線方向規制素子7によって吸収されるため、再度、反射型偏光素子6に入射する光の量が減少する。その結果、バックライト5からの出射光の利用効率が低下したものと考えられる。また、この比較例2の液晶表示装置は、実施例1の液晶表示装置に比べて、反射型偏光素子6を透過する少ないため、透過・散乱切替素子13で後方に散乱した光のうち再利用できる光の量が減少する。その結果、実施例1の液晶表示装置よりも、バックライト5からの出射光の利用効率が低下したと考えられる。更に、比較例2の液晶表示装置は、液晶パネル21への入射光が減少しているため、表示装置から出射される光の量も低下した。
本発明の第1の実施形態の液晶表示装置を示す断面図である。 図1に示す液晶表示装置の反射型偏光素子における光の透過及び反射を模式的に示す図である。 (a)及び(b)は図1に示す液晶表示装置の透明・散乱切替素子の動作を模式的に示す図であり、(a)は電圧が印加されていない状態を示す図であり、(b)は電圧が印加された状態を示す図である。 本発明の第2の実施形態の液晶表示装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態の第1変形例の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態の第2変形例の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態の液晶表示装置を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施形態の第1変形例の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。 光線方向規制素子の形状を示す平面図である。 光線方向規制素子の形状を示す平面図である。 光線方向規制素子の形状を示す平面図である。 本発明の比較例1の液晶表示装置を示す断面図である。 本発明の比較例2の液晶表示装置を示す断面図である。 本発明の実施例1の液晶表示装置の動作を模式的に示す図である。 (a)及び(b)は特許文献5に記載の従来の液晶表示装置を模式的に示す図であり、(a)は広視野角表示時を示し、(b)は狭視野角表示時を示す。 (a)及び(b)は特許文献6に記載の従来の液晶表示装置を模式的に示す図であり、(a)は広視野角表示時を示し、(b)は狭視野角表示時を示す。 特許文献6に記載の従来の液晶表示装置のポーラライザー表面に反射型偏光素子を積層した場合の動作を模式的に示す図である。
符号の説明
1、31、61、71、100、110;液晶表示装置
2、101、122;光源
3、123;導光板
4、124;反射板
5、125;バックライト
6、43、120、126;反射型偏光素子
7;光線方向規制素子
7a;透明領域
7b;遮光領域
8、12、15、19、62、66、115a、115b;透明基板
9、11、16、18、63、65;電極
10;高分子分散液晶層
10a、64a、116;液晶分子
10b;高分子膜
13;透明・散乱切替素子
14、20;吸収型偏光板
17;液晶層
21、104;液晶パネル
22〜24;光
32、42、52;位相差素子
64;ゲスト・ホスト液晶層
64b、117;二色性色素分子
67;光線方向規制切替素子
102、103;光学素子
111;液晶セル
112;アナライザー
113;ポーラライザー
114a、114b;透明電極
118;電圧印加手段
119;ゲスト・ホスト液晶セル

Claims (16)

  1. 光源と、前記光源から出射した光が入射されこの入射された光をその主面から面状に出射する導光板と、この導光板の主面側に配置され前記導光板から出射した光のうち一の偏向光を透過すると共にこの一の偏向光と反対の性質をもつ他の偏向光を反射する反射型偏光素子と、前記反射型偏光素子の出射面側に配置され前記反射型偏光素子から入射された光の進行方向を規制して出射する光線方向規制素子と、この光線方向規制素子の出射面側に配置され前記光線方向規制素子から入射された光を透過又は散乱し、この光透過状態と光散乱状態とが電気的に切替可能な透明・散乱切替素子と、を有することを特徴とする光源装置。
  2. 光源と、この光源から出射した光が入射されこの入射された光をその主面から面状に出射する導光板と、この導光板の主面側に配置され前記導光板から出射した光のうち一の偏向光を透過すると共にこの一の偏向光と反対の性質をもつ他の偏向光を反射する反射型偏光素子と、前記反射型偏光素子の出射面側に配置され前記反射型偏光素子から入射された光の進行方向を規制する状態と規制しない状態とが電気的に切替可能な光線方向規制切替素子と、を有することを特徴とする光源装置。
  3. 更に、前記反射型偏光素子と前記光線方向規制素子との間に配置され、前記反射型偏光素子から入射された偏向光の偏向状態を変更して前記光線方向規制素子に向けて出射する位相差素子を有することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記位相差素子は、広帯域1/2波長板又は広帯域1/4波長板であることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記位相差素子は、広帯域1/4波長板と広帯域1/2波長板とをこの順に積層したものであることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  6. 前記光線方向規制素子は、光透過領域と光吸収領域とを有することを特徴とする請求項1及び3乃至5のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記透明・散乱切替素子は、1対の平面電極と、この1対の平面電極間に配置され高分子膜中に液晶分子が分散した高分子分散液晶層と、を有し、前記1対の平面電極間に電圧を印加することにより、前記高分子分散液晶層が光透過状態又は光散乱状態となることを特徴とする請求項1及び3乃至6のいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 更に、前記反射型偏光素子と前記光線方向規制切替素子との間に配置され、前記反射型偏光素子から入射された偏向光の偏向状態を変更して前記光線方向規制切替素子に向けて出射する位相差素子を有することを特徴とする請求項2に記載の光源装置。
  9. 前記位相差素子は、広帯域1/2波長板又は広帯域1/4波長板であることを特徴とする請求項8に記載の光源装置。
  10. 前記位相差素子は、広帯域1/4波長板と広帯域1/2波長板とをこの順に積層したものであることを特徴とする請求項8に記載の光源装置。
  11. 前記光線方向規制切替素子は、1対の平面電極と、この1対の平面電極間に配置され二色性色素及び液晶分子を含有するゲスト・ホスト液晶層と、を有し、前記1対の平面電極間に電圧を印加することにより、前記ゲスト・ホスト液晶層における光出射角度範囲が変化することを特徴とする請求項2及び8乃至10のいずれか1項に記載の光源装置。
  12. 前記反射型偏向素子を透過する一の偏向光は、前記反射型偏向素子の面内方向に偏向された直線偏向光であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光源装置。
  13. 前記反射型偏向素子を透過する一の偏向光は、円偏向光であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の光源装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光源装置と、この光源装置の光出射面側に配置され前記光源装置から出射した光を透過させることにより画像を表示する液晶パネルと、を有することを特徴とする液晶表示装置。
  15. 請求項14に記載の液晶表示装置を有することを特徴とする端末装置。
  16. テレビ受像機、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、ノート型パーソナルコンピュータ、ATM、自動販売機、車載用テレビ受像機、PDA、ゲーム機、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ビデオプレーヤ又は携帯電話であることを特徴とする請求項15に記載の端末装置。
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