JP7258584B2 - 視野角制御装置及び表示装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、視野角制御装置及び表示装置に関する。
近年、表示装置はノートパソコン、モニター、カーナビゲーション、関数電卓、中小型TV、大型TV、携帯電話、電子手帳など様々な製品に応用されている。これらの製品の中でも、電子手帳、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)、携帯電話、タブレットパソコン(PC)、ノートPC等に用いる表示装置は軽薄短小のため、携帯して利用される機会が多い。また、ATM(automated teller machine)用途、および券売機用途の製品の表示装置は公共の場で利用される機会が多い。
上記した製品において、使用状況によっては他人に表示内容を識別されては困る場合がある。例えば、携帯電話、PDA、又はタブレットPCにプライベートな内容を公共の場において表示している場合である。こうした場合、表示装置の視野角特性は狭いほうが望ましい。しかしながら、複数の人で表示画像を観察する機会もあることから表示装置が視野角を制御できる機能を有していることが望まれている。これに限らず、携帯機器および公共情報端末機器も視野角を制御する機能を有していることが望まれている。
国際公開第2008/114677号 特開平6-59287号公報
本実施形態は、視野角を制御することが可能な視野角制御装置及び表示装置を提供する。
一実施形態に係る視野角制御装置は、
基準軸に直交する第1透過容易軸を有する第1偏光板と、前記基準軸に直交する第2透過容易軸を有し前記第1偏光板と対向した第2偏光板と、前記第1偏光板と前記第2偏光板との間に位置した第1基板と、前記第1基板と前記第2偏光板との間に位置した第1電極と、前記基準軸に平行な第1配向軸を有し前記第1電極と前記第2偏光板との間に位置した第1配向膜と、前記第2偏光板と前記第1配向膜との間に位置した第2基板と、前記第2基板と前記第1配向膜との間に位置した第2電極と、前記基準軸に平行な第2配向軸を有し前記第2電極と前記第1配向膜との間に位置した第2配向膜と、複数の液晶分子を含む液晶材料及び複数の二色性色素分子を含む二色性色素を有し前記第1配向膜と前記第2配向膜との間に位置した液晶層と、を有する視野角制御パネルと、前記第1電極及び前記第2電極の駆動を制御する制御部と、を備え、前記液晶層は、平面視にて各々の前記液晶分子の長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して第1傾斜角を成す第1状態と、平面視にて各々の前記液晶分子の前記長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して前記第1傾斜角より大きい第2傾斜角を成す第2状態と、の何れか一方に切替えられ、前記第1配向膜及び前記第2配向膜は、それぞれ水平配向膜であり、前記液晶層は、正の誘電率異方性を有し、ホモジニアス配向を採り、前記制御部は、前記液晶層が前記第1状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に0Vの電圧を印加し、前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に3乃至7Vの範囲内の電圧を印加する。
また、一実施形態に係る表示装置は、
基準軸に直交する第1透過容易軸を有する第1偏光板と、前記基準軸に直交する第2透過容易軸を有し前記第1偏光板と対向した第2偏光板と、前記第1偏光板と前記第2偏光板との間に位置した第1基板と、前記第1基板と前記第2偏光板との間に位置した第1電極と、前記基準軸に平行な第1配向軸を有し前記第1電極と前記第2偏光板との間に位置した第1配向膜と、前記第2偏光板と前記第1配向膜との間に位置した第2基板と、前記第2基板と前記第1配向膜との間に位置した第2電極と、前記基準軸に平行な第2配向軸を有し前記第2電極と前記第1配向膜との間に位置した第2配向膜と、複数の液晶分子を含む液晶材料及び複数の二色性色素分子を含む二色性色素を有し前記第1配向膜と前記第2配向膜との間に位置した液晶層と、を有する視野角制御パネルと、画像を表示する表示パネルと、前記第1電極及び前記第2電極の駆動を制御する制御部と、を備え、前記視野角制御パネルと前記表示パネルとの間に位置する偏光板は、前記第1偏光板及び前記第2偏光板の何れか一方であり、前記液晶層は、平面視にて各々の前記液晶分子の長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して第1傾斜角を成す第1状態と、平面視にて各々の前記液晶分子の前記長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して前記第1傾斜角より大きい第2傾斜角を成す第2状態と、の何れか一方に切替えられ、前記第1配向膜及び前記第2配向膜は、それぞれ水平配向膜であり、前記液晶層は、正の誘電率異方性を有し、ホモジニアス配向を採り、前記制御部は、前記液晶層が前記第1状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に0Vの電圧を印加し、前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に3乃至7Vの範囲内の電圧を印加する。
図1は、第1の実施形態に係る表示装置を示す断面図である。 図2は、図1に示した表示パネルを示す断面図である。 図3は、図1に示した視野角制御パネル、第1偏光板、及び第2偏光板を示す断面図である。 図4は、第2偏光板、上記視野角制御パネルの液晶層、及び第1偏光板を示す分解斜視図である。 図5は、上記表示パネルの一部、第1偏光板、及び第2偏光板を示す断面図であり、液晶層に電圧が印加されていない状態を示す図である。 図6は、図5に示した液晶層を示す平面図である。 図7は、上記表示パネルの一部、第1偏光板、及び第2偏光板を示す断面図であり、液晶層に電圧が印加されている状態を示す図である。 図8は、図7に示した液晶層を示す平面図である。 図9は、液晶層におけるゲスト含有量が0%、1%、2%、及び3%であるそれぞれの場合において、上記表示装置の画面の正面方向から傾斜した角度に対するコントラスト比の変化をグラフで示す図である。 図10は、上記角度が50°である場合において、上記含有量に対するコントラスト比の変化をグラフで示す図である。 図11は、上記含有量が1%、2%、及び3%であるそれぞれの場合において、上記角度に対する光の透過率の変化をグラフで示す図である。 図12は、上記正面方向(上記角度=0°)において、上記含有量に対する光の透過率の変化を示すプロット図である。 図13は、上記第1の実施形態及び比較例2にて上記角度が50°である場合において、上記液晶層に印加される電圧に対する明るさの変化をグラフで示す図である。 図14は、上記第1の実施形態及び上記比較例2にて上記電圧が4Vである場合において、上記角度に対する輝度レベルの変化をグラフで示す図である。 図15は、上記第1の実施形態の変形例1に係る表示装置の視野角制御パネル、第1偏光板、及び第2偏光板を示す断面図である。 図16は、上記第1の実施形態の変形例3に係る表示装置の視野角制御パネル、第1偏光板、第2偏光板、第3偏光板、及び第4偏光板を示す断面図である。 図17は、第2の実施形態に係る表示装置を示す断面図である。
以下に、本発明の各実施形態及び各変形例について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る表示装置DSPについて説明する。図1は、第1の実施形態に係る表示装置DSPを示す断面図である。
図1に示すように、表示装置DSPは、第1偏光板PL1と、第2偏光板PL2と、視野角制御パネルVPと、画像を表示する表示パネルPNLと、第3偏光板PL3と、照明装置BUと、制御部CONと、を備えている。
第2偏光板PL2は、第1偏光板PL1と対向して配置されている。視野角制御パネルVPは、第1偏光板PL1と第2偏光板PL2との間に配置されている。表示パネルPNLは、視野角制御パネルVPに対向して配置されている。視野角制御パネルVPと表示パネルPNLとの間に位置する偏光板は、第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2の何れか一方である。本実施形態において、視野角制御パネルVPと表示パネルPNLとの間に位置する偏光板は、第2偏光板PL2である。表示パネルPNLは、第2偏光板PL2と第3偏光板PL3との間に位置している。第1偏光板PL1は、照明装置BUと視野角制御パネルVPとの間に位置している。
制御部CONは、視野角制御パネルVP、表示パネルPNL、及び照明装置BUのそれぞれに電気的に接続され、視野角制御パネルVP、表示パネルPNL、及び照明装置BUのそれぞれの駆動を制御するように構成されている。
本実施形態の照明装置BUは、バックライトユニットである。照明装置BUは、拡散光を出射する。視野角制御パネルVPは、第1偏光板PL1及び第2偏光板PL2とともに照明装置BU側から入射される光を、拡散光として出射する第1状態と、集光して出射する第2状態と、の何れか一方に切替える。なお、上記集光して出射とは、第2偏光板PL2の表示パネルPNL側の表面の法線方向に集光して出射することを言う。
表示パネルPNLには、拡散光又は上記拡散光より指向性の高い光が入射される。拡散光が表示パネルPNLに入射されると、表示装置DSPは視野角θを広くして画像を表示する。一方、上記拡散光より指向性の高い光が表示パネルPNLに入射されると、表示装置DSPは視野角θを狭くして画像を表示する。ここで、第1偏光板PL1、視野角制御パネルVP、及び第2偏光板PL2が並ぶ方向であり基準軸RAに直交する方向は表示装置DSPの正面方向である。基準軸RAが上下に延びるように表示装置DSPが配置されている場合、視野角θは、画面に向かって左右の有効視野の角度である。上記正面方向の視野角θは0°とする。本実施形態では、正面方向より左側の視野角θを正(+θ)とし、正面方向より右側の視野角θを負(-θ)として表すものとする。
第1偏光板PL1、視野角制御パネルVP、第2偏光板PL2、表示パネルPNL、及び第3偏光板PL3は、これらの間に介在した接着層にて接着されている。但し、第1偏光板PL1、視野角制御パネルVP、第2偏光板PL2、表示パネルPNL、及び第3偏光板PL3の間には、接着層が介在していなくともよく、空気の層が介在していてもよい。
なお、表示装置DSPのうち、第1偏光板PL1、第2偏光板PL2、視野角制御パネルVP、及び制御部CONは、視野角制御装置を構成している。
次に、表示パネルPNLの構成について説明する。図2は、図1に示した表示パネルPNLを示す断面図である。
図1及び図2に示すように、表示パネルPNLは、透過型の液晶表示パネルである。そのため、本実施形態の表示装置DSPは、液晶表示装置である。表示パネルPNLは、透過型の液晶表示パネルであり、第2偏光板PL2と第3偏光板PL3との間に位置している。表示パネルPNLは、アレイ基板20と、アレイ基板20に隙間を置いて対向配置された対向基板30と、アレイ基板20と対向基板30との間に保持された液晶層40と、を備えている。
アレイ基板20は、透明な絶縁基板21を有している。絶縁基板21上には、スイッチング素子としての複数の薄膜トランジスタ22、複数の画素電極23、配向膜26等が設けられている。対向基板30は、透明な絶縁基板31を有している。絶縁基板31のアレイ基板20と対向する側に、カラーフィルタ50、対向電極32、及び配向膜33が設けられている。カラーフィルタ50は、遮光部51と、周辺遮光部52と、赤色、緑色、青色の複数の着色層53、54、55とを有している。アレイ基板20と対向基板30との隙間は、スペーサ25により保持されている。アレイ基板20及び対向基板30は、両基板の周縁部に配設されたシール材41により互いに接合されている。液晶層40は、アレイ基板20及び対向基板30間に保持され、シール材41で囲まれている。
次に、第1偏光板PL1、視野角制御パネルVP、及び第2偏光板PL2の構成について説明する。図3は、図1に示した視野角制御パネルVP、第1偏光板PL1、及び第2偏光板PL2を示す断面図である。図4は、第2偏光板PL2、視野角制御パネルVPの液晶層19、及び第1偏光板PL1を示す分解斜視図である。
図3及び図4に示すように、第1偏光板PL1は、基準軸RAに平行な第1吸収軸A1aを有している。第1偏光板PL1は直線偏光板である。なお、第1偏光板PL1の第1透過容易軸A1bは第1吸収軸A1aに直交している。第2偏光板PL2は、基準軸RAに平行な第2吸収軸A2aを有している。第2偏光板PL2は直線偏光板である。なお、第2偏光板PL2の第2透過容易軸A2bは第2吸収軸A2aに直交している。なお、上記第3偏光板PL3(図1)は、表示パネルPNLの表示モードに基づいて所定の方向に第3透過容易軸及び第3吸収軸を有している。
視野角制御パネルVPは、第1基板11、第1電極12、第1配向膜13、第2基板15、第2電極16、第2配向膜17、及び液晶層19を有している。
第1基板11は、第1偏光板PL1と第2偏光板PL2との間に位置している。第1基板11は、ガラスや樹脂などの透明な絶縁基板で形成されている。第1電極12は、第1基板11と第2偏光板PL2との間に位置している。本実施形態において、第1電極12は、第1基板11の上に形成されている。第1電極12は、ITO(インジウム・ティン・オキサイド)等の透明な導電材料で形成されている。また、第1電極12は、第1基板11の上に形成されている。第1配向膜13は、第1電極12と第2偏光板PL2との間に位置している。本実施形態において、第1配向膜13は、第1電極12の上に形成され、液晶層19に接している。第1配向膜13は、基準軸RAに平行な第1配向軸AA1を有している。
第2基板15は、第2偏光板PL2と第1配向膜13との間に位置している。第2基板15は、ガラスや樹脂などの透明な絶縁基板で形成されている。第2電極16は、第2基板15と第1配向膜13との間に位置している。本実施形態において、第2電極16は、第2基板15の第1配向膜13と対向する側に形成されている。第2電極16は、ITO等の透明な導電材料で形成されている。第2配向膜17は、第2電極16と第1配向膜13との間に位置している。本実施形態において、第2配向膜17は、第2電極16の第1配向膜13と対向する側に設けられ、液晶層19に接している。第2配向膜17は、基準軸RAに平行な第2配向軸AA2を有している。
液晶層19は、第1配向膜13と第2配向膜17との間に位置している。液晶層19は、複数の液晶分子M1を含む液晶材料及び複数の二色性色素分子M2を含む二色性色素を有している。言い換えると、液晶層19は、液晶材料に二色性色素を添加して形成されている。本実施形態において、液晶層19における二色性色素の濃度は、2%である。言い換えると、二色性色素の含有量は2%である。また、本実施形態において、二色性色素(二色性染料)はG472である。但し、上記G472は二色性色素の例示であり、二色性色素は上記G472に限定されるものではない。
液晶分子M1は長軸LAを有している。二色性色素分子M2は、液晶分子M1と同じく棒状構造の化合物である。液晶分子M1は、第1配向膜13及び第2配向膜17による配向規制力により初期配向している。上記制御部CONは、例えば、第1電極12及び第2電極16の駆動を制御するように構成されている。第1電極12と第2電極16との間に電圧が印加されると、液晶層19に印加される電界(縦電界)により液晶分子M1の配向方向が制御される。二色性色素分子M2は、液晶分子M1と方向を揃えて配列する。そのため、二色性色素分子M2は、液晶分子M1のスイッチングに伴って方向が変化する。上記のことから、視野角制御パネルVPは、ゲスト-ホストモードの液晶パネルで構成されている。
本実施形態において、複数の液晶分子M1の配列方向daは、第1電極12と第2電極16との間に電圧が印加されていない状態(第1状態)において一様である。言い換えると、複数の液晶分子M1の長軸LAは、第1状態において、実質的に一方向に揃っている。
次に、視野角制御パネルVPの液晶層19に電圧が印加されていない状態について説明する。図5は、表示パネルPNLの一部、第1偏光板PL1、及び第2偏光板PL2を示す断面図であり、液晶層19に電圧が印加されていない状態を示す図である。図5に示す液晶層19は、第1状態に切替えられている。図6は、図5に示した液晶層19を示す平面図である。なお、図6において、液晶層19を第2偏光板PL2側からみている。
図5及び図6に示すように、第1配向膜13及び第2配向膜17は、それぞれ水平配向膜である。第1配向膜13及び第2配向膜17の各々には、配向処理が施されている。本実施形態において、第1配向膜13には、第1配向軸AA1と平行である第1方向d1にラビングが行われている。第2配向膜17には、第2配向軸AA2と平行であり、第1方向d1と逆向きの第2方向d2にラビングが行われている。液晶層19は、正の誘電率異方性を有している。そのため、液晶層19は、第1状態においてホモジニアス配向を採っている。
平面視にて、各々の液晶分子M1の長軸LAは、基準軸RAに平行となっている(図6)。また、各々の液晶分子M1の長軸LAは、基準軸RAに対して第1傾斜角φ1を成している。第1状態において、第1配向膜13近傍の液晶分子M1の第1傾斜角φ1と、第2配向膜17近傍の液晶分子M1の第1傾斜角φ1と、液晶層19のうち第1配向膜13と第2配向膜17の中間に位置する中間層の液晶分子M1の第1傾斜角φ1とは、実質的に同一である。
上記のように視野角制御パネルVPを第1状態に切替えることにより、表示装置DSPは視野角θを広くして画像を表示することができる。
次に、視野角制御パネルVPの液晶層19に電圧が印加されている状態について説明する。図7は、表示パネルPNLの一部、第1偏光板PL1、及び第2偏光板PL2を示す断面図であり、液晶層19に電圧が印加されている状態を示す図である。図7に示す液晶層19は、第2状態に切替えられている。図8は、図7に示した液晶層19を示す平面図である。なお、図8において、液晶層19を第2偏光板PL2側からみている。
図7及び図8に示すように、第2状態の液晶層19において、液晶分子M1には、第1配向膜13及び第2配向膜17による配向規制力と、液晶層19に印加される電界とが作用している。平面視にて、各々の液晶分子M1の長軸LAは、基準軸RAに平行となっている(図8)。また、各々の液晶分子M1の長軸LAは、基準軸RAに対して第1傾斜角φ1より大きい第2傾斜角φ2を成している。
液晶層19のうち中間層の液晶分子M1は、第1配向膜13近傍の液晶分子M1及び第2配向膜17近傍の液晶分子M1より上記配向規制力の影響を受け難い。そのため、第2状態における第2傾斜角φ2のうち、中間層の液晶分子M1の第2傾斜角φ2が最も大きい。視野角θを狭くする観点から、液晶層19が第2状態に切替えられた際、液晶分子M1において、第2傾斜角φ2は、60°を超え、90°未満である方が望ましい(60°<φ2<90°)。言い換えると、第2傾斜角φ2が90°を超えないよう、制御部CONは、第1電極12と第2電極16との間に印加する電圧(液晶層19に印加する電圧)を調整した方が望ましい。
上記のように液晶層19を第2状態に切替えることにより、表示装置DSPは視野角θを狭くして画像を表示することができる。
次に、コントラスト特性に関し、視野角θ及びゲスト(二色性色素)の濃度の依存性について説明する。図9は、液晶層19におけるゲストの濃度が0%、1%、2%、及び3%であるそれぞれの場合において、視野角θに対するコントラスト比の変化をグラフで示す図である。図10は、視野角θが50°である場合において、上記ゲストの濃度に対するコントラスト比の変化をグラフで示す図である。
ここでは、液晶層19におけるゲストの濃度が0%である表示装置を比較例1の表示装置として説明する。また、図9及び図10に示すコントラスト比とは、液晶層19を第1状態と第2状態を切り替えた場合の第2偏光板PL2から出射する光の輝度の比を言う。本実施形態の表示装置DSP、及び比較例1の表示装置を含む各種の表示装置は、液晶層19におけるゲストの濃度のみ異なるが、上記ゲストの濃度以外、同様に構成されている。
図9に示すように、大まかに|θ|<20°の範囲内において、コントラスト比が実質的に1となることが分かる。そのため、画面の正面方向において、液晶層19を第1状態から第2状態に切替えても、画像の輝度レベルの低下を抑制することができる。
また、大まかに40°<|θ|<70°の範囲内において、コントラスト比を高くすることができる。例えば、|θ|=50°において、高コントラストを得ることができる。そのため、液晶層19を第2状態に切替えることにより、視野角θが狭くなることが分かる。
また、コントラスト特性は、視野角θだけではなく、ゲスト(二色性色素)の濃度にも依存していることが分かる。液晶層19にゲストを添加した場合、液晶層19にゲストを添加しない場合と比較して、コントラスト比を高くすることができる。また、液晶層19へのゲストの添加量を増やすほど、コントラスト比を高くすることができる。例えば、|θ|=50°において、液晶層19におけるゲストの濃度が、2%である場合と3%である場合とで、コントラスト比は実質的に同一であった。複屈折干渉による視野角制御は、液晶層19をゲストホスト化することで性能を向上させることができるものである。
図10に示すように、|θ|=50°において、コントラスト比が右肩上がりに高くなるものではない。コントラスト比はゲストの濃度を2%とすることでピークに達し、ゲストの濃度を2%から3%に変えてもコントラスト比が高くなるものではないことが分かる。
次に、光の透過率に関し、視野角θ及びゲスト(二色性色素)の濃度の依存性について説明する。図11は、液晶層19におけるゲストの濃度が1%、2%、及び3%であるそれぞれの場合において、視野角θに対する光の透過率の変化をグラフで示す図である。図12は、画面の正面方向(θ=0°)において、液晶層19におけるゲストの濃度に対する光の透過率の変化を示すプロット図である。なお、図11及び図12において、比較例1の表示装置の光の透過率を1とし、光の透過率を規格化して示している。
図11に示すように、視野角θの範囲に関係無しに、液晶層19へのゲストの添加量を増やすほど、光の透過率が低くなることが分かる。
図12に示すように、画面の正面方向(θ=0°)において、光の透過率が右肩下がりに低くなることが分かる。
上記のように図9乃至図12の記載に基づくと、視野角特性の観点から、液晶層19における二色性色素の濃度は、1乃至3%の範囲内である方が望ましい。上記濃度は、2乃至3%の範囲内である方がより望ましい。上記濃度は、2%であるとさらに望ましい。
次に、明るさ(光の透過率)に関し、液晶層19に印加される電圧の依存性について説明する。図13は、本実施形態及び比較例2にて|θ|が50°である場合において、液晶層19に印加される電圧に対する明るさの変化をグラフで示す図である。なお、比較例2の表示装置は、視野角制御パネルVPが第3偏光板PL3より表示装置の画面側に位置し、表示装置が第2偏光板PL2無しに構成されている点で、本実施形態の表示装置DSPと相違している。
図13に示すように、|θ|=50°において、液晶層19に印加される電圧を0Vとすることで画像の明るさを明るくすることができ、液晶層19に電圧を僅かに印加することで画像の明るさを暗くすることができることが分かる。画像の明るさを暗くするため、液晶層19に印加される電圧としては、3乃至7Vの範囲内である方が望ましい。そのため、上記制御部は、液晶層19が第1状態に切替えられる際、第1電極12と第2電極16との間に0Vの電圧を印加し、液晶層19が第2状態に切替えられる際、第1電極12と第2電極16との間に3乃至7Vの範囲内の電圧を印加した方が望ましい。コントラスト特性(視野角特性)の観点から、液晶層19が第2状態に切替えられる際、第1電極12と第2電極16との間に印加される電圧は、3.5乃至5Vの範囲内である方がより望ましい。上記のことから、本実施形態では、低電圧で高効率に視野角θを可変化することができる。
次に、輝度レベル(光の透過率)に関し、視野角θの依存性について説明する。図14は、本実施形態及び上記比較例2にて液晶層19に印加される電圧が4Vである場合において、視野角θに対する輝度レベルの変化をグラフで示す図である。
図14に示すように、本実施形態の表示装置DSPの視野角制御の方が、比較例2の表示装置DSPの視野角制御より優れていることが分かる。そのため、図1に示したように、上記視野角制御装置及び表示装置DSPは、第2偏光板PL2を備えていた方がよい。言い換えると、第2偏光板PL2無しに上記視野角制御装置及び表示装置DSPが構成されていない方がよい。
上記のように構成された第1の実施形態に係る視野角制御装置及び表示装置DSPによれば、表示装置DSP(視野角制御装置)は、第1吸収軸A1a及び第1透過容易軸A1bを有する第1偏光板PL1と、第2吸収軸A2a及び第2透過容易軸A2bを有し第1偏光板PL1と対向した第2偏光板PL2と、ゲスト-ホストモードの液晶パネルで構成された視野角制御パネルVPと、を備えている。視野角制御パネルVPは、第1基板11と、第1電極12と、第1配向軸AA1を有する第1配向膜13と、第2基板15と、第2電極16と、第2配向軸AA2を有する第2配向膜17と、液晶層19と、を有している。
液晶層19は、複数の液晶分子M1を含む液晶材料及び複数の二色性色素分子M2を含む二色性色素を有している。液晶層19は、第1状態と、第2状態と、の何れか一方に切替えられる。第1状態は、平面視にて各々の液晶分子M1の長軸LAが基準軸RAに平行となり、長軸LAが基準軸RAに対して第1傾斜角φ1を成す状態である。第2状態は、平面視にて各々の液晶分子M1の長軸LAが基準軸RAに平行となり、長軸LAが基準軸RAに対して第2傾斜角φ2を成す状態である。
そのため、表示装置DSPは、第1状態にて視野角θを広くして画像を表示し、第2状態にて視野角θを狭くして画像を表示することができる。視野角制御装置は、第1状態にて拡散光を出射することができ、第2状態にて集光して光を出射することができる。
さらに、本実施形態の表示装置DSPは、画面の正面方向において、画像の輝度レベルの低下を抑制することができる。本実施形態の表示装置DSPは、比較例1の表示装置と比較し、画面に向かって左右の方向において高コントラストを得ることができる。視野角制御に関し、本実施形態の表示装置DSPの方が、比較例2の表示装置DSPより優れている。
上記のことから、視野角θを制御することが可能な視野角制御装置及び表示装置DSPを得ることができる。
(第1の実施形態の変形例1)
次に、第1の実施形態の変形例1に係る視野角制御装置及び表示装置DSPについて説明する。図15は、上記第1の実施形態の変形例1に係る表示装置DSPの視野角制御パネルVP、第1偏光板PL1、及び第2偏光板PL2を示す断面図である。
図15に示すように、変形例1の表示装置DSPにおいて、第1配向膜13及び第2配向膜17の一方は、垂直配向膜であってもよい。本変形例1において、第1配向膜13は垂直配向膜である。第1配向膜13には、第1方向d1にラビングが行われている。そのため、第1状態において、第1配向膜13近傍の液晶分子M1の長軸LAは、第1配向膜13の表面の法線に平行ではない。
第1状態において、第1配向膜13近傍の液晶分子M1の第1傾斜角φ1は90°未満である。また、第1の実施形態と同様、平面視にて、各々の液晶分子M1の長軸LAは、基準軸RAに平行となっている。液晶層19は、正の誘電率異方性を有している。そのため、液晶層19は、第1状態においてハイブリッド配向を採っている。
上記のように構成された変形例1に係る視野角制御装置及び表示装置DSPにおいても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第1の実施形態の変形例2)
次に、第1の実施形態の変形例2に係る視野角制御装置及び表示装置DSPについて説明する。図示しないが、液晶層19は、第1状態において垂直配向を採っていてもよい。第1配向膜13及び第2配向膜17は、どちらも垂直配向膜である。第1配向膜13には第1方向d1にラビングが行われ、第2配向膜17には第2方向d2にラビングが行われている。液晶層19は、負の誘電率異方性を有している。
上記のように構成された変形例2に係る視野角制御装置及び表示装置DSPにおいても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第1の実施形態の変形例3)
次に、第1の実施形態の変形例3に係る表示装置DSPについて説明する。図16は、上記第1の実施形態の変形例3に係る表示装置DSPの視野角制御パネルVP、第1偏光板PL1、第2偏光板PL2、第3偏光板PL3、及び第4偏光板PL4を示す断面図である。
図16に示すように、表示装置DSPは、第4偏光板PL4をさらに備えていてもよい。第4偏光板PL4は、第2偏光板PL2と表示パネルPNLとの間に位置している。第4偏光板PL4は、直線偏光板であり、第2吸収軸A2aに平行な第4吸収軸A4aを有している。上述した第1の実施形態のように、視野角制御パネルVPと表示パネルPNLとで単個の第2偏光板PL2を共用してもよいが、本変形例3のように、視野角制御パネルVPとセットで使用する偏光板と、表示パネルPNLとセットで使用する偏光板とを分けてもよい。
上記のように構成された変形例3に係る表示装置DSPにおいても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る表示装置DSPについて説明する。図17は、第2の実施形態に係る表示装置DSPを示す断面図である。
図17に示すように、表示装置DSPは、第1偏光板PL1と、第2偏光板PL2と、視野角制御パネルVPと、画像を表示する表示パネルPNLと、制御部CONと、を備えている。視野角制御パネルVPは、表示パネルPNLより画面側に位置していてもよい。視野角制御パネルVPと表示パネルPNLとの間に位置する偏光板は、第1偏光板PL1である。
表示パネルPNLには、有機EL(electroluminescent)表示パネル、マイクロLED(light-emitting diode)表示パネルなど、各種の自発光型の表示パネルを適用することができる。又は、表示パネルPNLには、液晶表示パネルなどの各種の非自発光型の表示パネルを適用することも可能である。その場合、表示装置DSPは、上記照明装置BUをさらに備えていてもよい。
上記のように構成された第2の実施形態に係る表示装置DSPにおいても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、視野角制御パネルVPは、ゲスト-ホストモード以外のモードの液晶パネルで構成されていてもよい
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]基準軸に直交する第1透過容易軸を有する第1偏光板と、
前記基準軸に直交する第2透過容易軸を有し前記第1偏光板と対向した第2偏光板と、
前記第1偏光板と前記第2偏光板との間に位置した第1基板と、前記第1基板と前記第2偏光板との間に位置した第1電極と、前記基準軸に平行な第1配向軸を有し前記第1電極と前記第2偏光板との間に位置した第1配向膜と、前記第2偏光板と前記第1配向膜との間に位置した第2基板と、前記第2基板と前記第1配向膜との間に位置した第2電極と、前記基準軸に平行な第2配向軸を有し前記第2電極と前記第1配向膜との間に位置した第2配向膜と、複数の液晶分子を含む液晶材料及び複数の二色性色素分子を含む二色性色素を有し前記第1配向膜と前記第2配向膜との間に位置した液晶層と、を有する、視野角制御パネルと、を備え、
前記液晶層は、
平面視にて各々の前記液晶分子の長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して第1傾斜角を成す第1状態と、
平面視にて各々の前記液晶分子の前記長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して前記第1傾斜角より大きい第2傾斜角を成す第2状態と、
の何れか一方に切替えられる、
視野角制御装置。
[2]前記液晶層における前記二色性色素の濃度は、1乃至3%の範囲内である、
[1]に記載の視野角制御装置。
[3]前記第1配向膜及び前記第2配向膜は、それぞれ水平配向膜であり、
前記液晶層は、正の誘電率異方性を有し、ホモジニアス配向を採る、
[1]に記載の視野角制御装置。
[4]前記液晶層が前記第2状態に切替えられた際、前記第2傾斜角は、60°を超え、90°未満である、
[3]に記載の視野角制御装置。
[5]前記第1電極及び前記第2電極の駆動を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記液晶層が前記第1状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に0Vの電圧を印加し、
前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に3乃至7Vの範囲内の電圧を印加する、
[3]に記載の視野角制御装置。
[6]前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記電圧は、3.5乃至5Vの範囲内である、
[5]に記載の視野角制御装置。
[7]基準軸に直交する第1透過容易軸を有する第1偏光板と、
前記基準軸に直交する第2透過容易軸を有し前記第1偏光板と対向した第2偏光板と、 前記第1偏光板と前記第2偏光板との間に位置した第1基板と、前記第1基板と前記第2偏光板との間に位置した第1電極と、前記基準軸に平行な第1配向軸を有し前記第1電極と前記第2偏光板との間に位置した第1配向膜と、前記第2偏光板と前記第1配向膜との間に位置した第2基板と、前記第2基板と前記第1配向膜との間に位置した第2電極と、前記基準軸に平行な第2配向軸を有し前記第2電極と前記第1配向膜との間に位置した第2配向膜と、複数の液晶分子を含む液晶材料及び複数の二色性色素分子を含む二色性色素を有し前記第1配向膜と前記第2配向膜との間に位置した液晶層と、を有する、視野角制御パネルと、
画像を表示する表示パネルと、を備え、
前記視野角制御パネルと前記表示パネルとの間に位置する偏光板は、前記第1偏光板及び前記第2偏光板の何れか一方であり、
前記液晶層は、
平面視にて各々の前記液晶分子の長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して第1傾斜角を成す第1状態と、
平面視にて各々の前記液晶分子の前記長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して前記第1傾斜角より大きい第2傾斜角を成す第2状態と、
の何れか一方に切替えられる、
表示装置。
[8]前記液晶層における前記二色性色素の濃度は、1乃至3%の範囲内である、
[7]に記載の表示装置。
[9]前記第1配向膜及び前記第2配向膜は、それぞれ水平配向膜であり、
前記液晶層は、正の誘電率異方性を有し、ホモジニアス配向を採る、
[7]に記載の表示装置。
[10]前記液晶層が前記第2状態に切替えられた際、前記第2傾斜角は、60°を超え、90°未満である、
[9]に記載の表示装置。
[11]前記第1電極及び前記第2電極の駆動を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、
前記液晶層が前記第1状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に0Vの電圧を印加し、
前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に3乃至7Vの範囲内の電圧を印加する、
[9]に記載の表示装置。
[12]前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記電圧は、3.5乃至5Vの範囲内である、
[11]に記載の表示装置。
[13]第3偏光板と、
照明装置と、をさらに備え、
前記視野角制御パネルと前記表示パネルとの間に位置する前記偏光板は、前記第2偏光板であり、
前記表示パネルは、透過型の液晶表示パネルであり、前記第2偏光板と前記第3偏光板との間に位置し、
前記第1偏光板は、前記照明装置と前記視野角制御パネルとの間に位置している、
[7]に記載の表示装置。
DSP…表示装置、PNL…表示パネル、CON…制御部、
PL1,PL2,PL3,PL4…偏光板PL、VP…視野角制御パネル、
11,15…基板、12,16…電極、13,17…配向膜、19…液晶層、
M1…液晶分子、M2…二色性色素分子、LA…長軸、RA…基準軸、
A1a,A2a,A4a…吸収軸、A1b,A2b…透過容易軸、
AA1,AA2…配向軸、θ…視野角、φ1,φ2…傾斜角。

Claims (9)

  1. 基準軸に直交する第1透過容易軸を有する第1偏光板と、
    前記基準軸に直交する第2透過容易軸を有し前記第1偏光板と対向した第2偏光板と、
    前記第1偏光板と前記第2偏光板との間に位置した第1基板と、前記第1基板と前記第2偏光板との間に位置した第1電極と、前記基準軸に平行な第1配向軸を有し前記第1電極と前記第2偏光板との間に位置した第1配向膜と、前記第2偏光板と前記第1配向膜との間に位置した第2基板と、前記第2基板と前記第1配向膜との間に位置した第2電極と、前記基準軸に平行な第2配向軸を有し前記第2電極と前記第1配向膜との間に位置した第2配向膜と、複数の液晶分子を含む液晶材料及び複数の二色性色素分子を含む二色性色素を有し前記第1配向膜と前記第2配向膜との間に位置した液晶層と、を有する、視野角制御パネルと
    前記第1電極及び前記第2電極の駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記液晶層は、
    平面視にて各々の前記液晶分子の長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して第1傾斜角を成す第1状態と、
    平面視にて各々の前記液晶分子の前記長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して前記第1傾斜角より大きい第2傾斜角を成す第2状態と、
    の何れか一方に切替えられ、
    前記第1配向膜及び前記第2配向膜は、それぞれ水平配向膜であり、
    前記液晶層は、正の誘電率異方性を有し、ホモジニアス配向を採り、
    前記制御部は、
    前記液晶層が前記第1状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に0Vの電圧を印加し、
    前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に3乃至7Vの範囲内の電圧を印加する、
    野角制御装置。
  2. 前記液晶層における前記二色性色素の濃度は、1乃至3%の範囲内である、
    請求項1に記載の視野角制御装置。
  3. 前記液晶層が前記第2状態に切替えられた際、前記第2傾斜角は、60°を超え、90°未満である、
    請求項1に記載の視野角制御装置。
  4. 前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記電圧は、3.5乃至5Vの範囲内である、
    請求項1に記載の視野角制御装置。
  5. 基準軸に直交する第1透過容易軸を有する第1偏光板と、
    前記基準軸に直交する第2透過容易軸を有し前記第1偏光板と対向した第2偏光板と、
    前記第1偏光板と前記第2偏光板との間に位置した第1基板と、前記第1基板と前記第2偏光板との間に位置した第1電極と、前記基準軸に平行な第1配向軸を有し前記第1電極と前記第2偏光板との間に位置した第1配向膜と、前記第2偏光板と前記第1配向膜との間に位置した第2基板と、前記第2基板と前記第1配向膜との間に位置した第2電極と、前記基準軸に平行な第2配向軸を有し前記第2電極と前記第1配向膜との間に位置した第2配向膜と、複数の液晶分子を含む液晶材料及び複数の二色性色素分子を含む二色性色素を有し前記第1配向膜と前記第2配向膜との間に位置した液晶層と、を有する、視野角制御パネルと、
    画像を表示する表示パネルと
    前記第1電極及び前記第2電極の駆動を制御する制御部と、を備え、
    前記視野角制御パネルと前記表示パネルとの間に位置する偏光板は、前記第1偏光板及び前記第2偏光板の何れか一方であり、
    前記液晶層は、
    平面視にて各々の前記液晶分子の長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して第1傾斜角を成す第1状態と、
    平面視にて各々の前記液晶分子の前記長軸が前記基準軸に平行となり、前記長軸が前記基準軸に対して前記第1傾斜角より大きい第2傾斜角を成す第2状態と、
    の何れか一方に切替えられ、
    前記第1配向膜及び前記第2配向膜は、それぞれ水平配向膜であり、
    前記液晶層は、正の誘電率異方性を有し、ホモジニアス配向を採り、
    前記制御部は、
    前記液晶層が前記第1状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に0Vの電圧を印加し、
    前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記第1電極と前記第2電極との間に3乃至7Vの範囲内の電圧を印加する、
    示装置。
  6. 前記液晶層における前記二色性色素の濃度は、1乃至3%の範囲内である、
    請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記液晶層が前記第2状態に切替えられた際、前記第2傾斜角は、60°を超え、90°未満である、
    請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記液晶層が前記第2状態に切替えられる際、前記電圧は、3.5乃至5Vの範囲内である、
    請求項5に記載の表示装置。
  9. 第3偏光板と、
    照明装置と、をさらに備え、
    前記視野角制御パネルと前記表示パネルとの間に位置する前記偏光板は、前記第2偏光板であり、
    前記表示パネルは、透過型の液晶表示パネルであり、前記第2偏光板と前記第3偏光板との間に位置し、
    前記第1偏光板は、前記照明装置と前記視野角制御パネルとの間に位置している、
    請求項5に記載の表示装置。
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