JP2007033075A - 光学式水位計 - Google Patents

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恭 山村
Takaharu Ogata
貴玄 緒方
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Abstract

【課題】 耐雷性、耐ノイズ性にすぐれ、水中への配線を低減した水位計を提供する。
【解決手段】 水圧により変位するダイヤフラムあるいはベローズからなる変位部材を内蔵する水圧検出器に、入射用光ファイバ、第1反射用光ファイバおよび第2反射用光ファイバからな3本の光ファイバが連結され、これら3本の光ファイバの先端は前記変位部材の変位面と空隙をあけて対向配置されると共に、入射用光ファイバと第1反射用光ファイバとは軸線が前記変位部材の変位面で交差するように傾斜させて配置される一方、第2反射用光ファイバは第1反射用光ファイバより入射用光ファイバからの距離を離反させた位置に配置され、前記第1反射用光ファイバの他端に第1反射光強度センサ、第2反射用光ファイバの他端に第2反射光センサが取り付けられると共に、これら第1、第2反射光センサに演算手段が接続され、前記演算手段で、前記第1反射光強度と第2反射光強度との光強度比を演算し、予め取得している光強度比と水圧との相関関係より水圧を求め、求められた水圧よる水位を求める構成としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、上水、下水、河川、地下水等の水位測定に用いられる光学式水位計に関し、詳しくは、水中への投げ込み式で、水圧を光ファイバーを利用して検出することにより、水位を計測するものである。
従来、この種の投込み圧力式の水位計として、本出願人は特開平11−201800号公報で、水位を測定する水の水圧が加えられる圧力検出器と、該圧力検出器内外の差圧に応じて伸縮する溶接金属ベローズと、該ベローズと連動して直線移動する鉄心と、該鉄心の位置に応じて出力が変化するコイルを有する差動トランス型の差圧検出手段を備え、該差圧検出手段で検出する圧力差から数位を測定する水圧計を提供している。
前記水位計は、水中に投入される圧力検出器に信号線となる電線を配線する必要があるが、電線を用いた場合、耐雷性、耐ノイズ性に改善の余地があった。また、電線はシールドケーブルを使ったり、耐電素子で保護しているが万全と言えない。また、防爆を考慮すると、従来の水位センサは電気を使っているため、防爆的にも重装備な構造としなければ、それに耐えられない問題もあった。
特開平11−201800号公報
本発明は前記した問題に鑑みてされたもので、水中投込み型の水圧検出器を用いながら、電気配線を不要とし、耐雷性、耐ノイズ性を高めると共に、更に防爆機能も最高レベルに備える水位計とすることを課題としている。
さらに、電線と接続されるコネクタや避雷素子等の電気部品も無くして、構成を簡単化しながら、測定精度と信頼性を高めることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、水圧により変位するダイヤフラムあるいはベローズからなる変位部材を内蔵する水圧検出器に、入射用光ファイバ、第1反射用光ファイバおよび第2反射用光ファイバからな3本の光ファイバが連結され、これら3本の光ファイバの先端は前記変位部材の変位面と空隙をあけて対向配置されると共に、入射用光ファイバと第1反射用光ファイバとは軸線が前記変位部材の変位面で交差するように傾斜させて配置される一方、第2反射用光ファイバは第1反射用光ファイバより入射用光ファイバからの距離を離反させた位置に配置され
前記第1反射用光ファイバの他端に第1反射光強度センサ、第2反射用光ファイバの他端に第2反射光センサが取り付けられると共に、これら第1、第2反射光センサに演算手段が接続され、
前記演算手段で、前記第1反射光強度と第2反射光強度との光強度比を演算し、予め取得している光強度比と水圧との相関関係より水圧を求め、求められた水圧よる水位を求める構成としていることを特徴とする光学式水位計を提供している。
本発明では、3本の光ファイバの下端面をダイヤフラムまたはベローズからなる水圧変位部材の変位面と空隙をあけて対向配置させ、入射用光ファイバからの入射される光を変位面で反射させ、その反射光を残りの第1、第2反射用光ファイバで受光させており、これら第1、第2反射用光ファイバで受光する反射光強度は反射面(ダイヤフラム等の変位面)との距離変化と共に変化する。
かつ、ダイヤフラム等の変位面(反射面)と3本の光ファイバとの距離によって、第1反射用光ファイバで受光する第1反射光強度と、第2反射用光ファイバで受光する第2反射光強度の光強度およびピークの時期を相違させている。
即ち、距離が大となり反射面が離れていくと、まず、入射用光ファイバからの入射地点(言い換えれば、出射地点)に近い第1反射用光ファイバで受光される第1反射光強度が強く、そのピークが現れる。さらに、反射面が離れると、第2反射用光ファイバで受光される第2反射光強度が第1反射光強度よりも大となり、そのピークが現れる。この第1、第2反射光強度の光強度比(パワー比)をとることにより、光ファイバとダイヤフラム等の反射面との距離変化を光強度変化に変換することができる。
前記第1反射光強度を第1反射用光ファイバの先端に取り付けた第1反射光強度センサで検出すると共に、第2反射光強度を第2反射用光ファイバの先端に取り付けた第2反射光強度センサで検出し、これら検出した第1反射光強度と第2反射光強度との光強度比を演算手段で求め、該演算手段に予め入力している光強度比と水圧との相関関係(キャリブレーションカーブ)より水圧を求め、得られた水圧よる水位を求めている。
このように、変位面に発生する反射光を、第1、第2反射用光ファイバで受光させて、これら反射光同士の光強度の比を求めているため、例えば、光源強度と反射光強度との光強度比より水圧→水位を求める場合と比較して、光源から入射するまでの経路での光強度変動の影響を受けないことから、より高精度の測定を行うことができる。
前記光強度センサとしてフォトダイオードが好適に用いられ、水面より十分に離れた位置に配置している。
このように、本発明では光源からの光を入射用光ファイバを光導波路として、水中に投入される水圧検出器内のダイヤフラムあるいはベローズに入射し、対向するダイヤフラムあるいはベローズの反射面から反射させ、ダイヤフラムあるいはベローズが水位に応じて変位すると、第1、第2出射用光ファイバで受光する反射光強度が変化することを利用する光学式測定とし、測定対象の水面から十分に離れた位置で、第1、第2反射用光ファイバで受光する反射光強度を光強度センサで検出して、光電気変換している。
これにより、光ファイバの途中で、雷や電気ノイズを避ける事が出来る。更に水位を測定する液が可燃性の液体である場合には、該液体から光電気変換するセンサを十分離す事が可能であり、危険域で電気を使わず信頼性の高い測定が出来る。
よって、電線を途中電路に配線する必要がなくなり、耐雷性、耐ノイズ性、防爆性を飛躍的に向上させることができる。
前記水圧検出器は、詳細には、ハウジングに水流入穴から水が流入する中空部を設け、該中空部を囲むハウジングの上壁部に前記3本の光ファイバの下端面を露出させて配置し、これら光ファイバの下端面と空隙をあけて前記ベローズあるいはダイヤフラムの上面側の反射面を水密に封止させて取り付け、前記ベローズあるいはダイヤフラムの下面側に前記水流入部から水を流入させる構成としていることが好ましい。
前記水圧検出器のハウジングに固定される前記3本の光ファイバのうち、入射用光ファイバと第1反射用光ファイバとは前記変位部材の変位面(即ち、反射面)の中心を通る垂線に対して4〜10°の固定角度をあけて配置されていると共に、第2反射用光ファイバは第1反射用光ファイバに平行状態に結合させて入射用光ファイバとの反対側に配置され、かつ、前記中空部に露出する下端面では前記3本の光ファイバを並列状態で隣接配置されることが好ましい。
即ち、入射用光ファイバからの入射光がダイヤフラムあるいはベローズからなる反射面に入射される地点を入射地点とすると、該入射地点からの垂直線に対して入射光を4〜10°の範囲で傾斜させて入射させ、第1反射用光ファイバは該垂直線を対称線として略同一角度傾斜させている。この傾斜させた固定角度を変化させることで、距離変化に対する感度を調整することが可能である。
前記光ファイバの下端面と空隙をあけて対向する前記ベローズの底板あるいはダイヤフラムは、入射光を反射させる反射ミラーとして機能させる必要があるため、鏡面仕上げのステンレス薄板等か金属薄板が好適に用いられ、該金属製のベローズあるいはダイヤフラムは前記ハウジングに溶接固定していることが好ましい。
前記ステンレスとしては、特許文献1で提示したCr−Ni−Moタイプの析出硬化性セミオーステナイト系ステンレスが好適に用いられる。
なお、ダイヤフラム、ベローズの底板の素材自体が反射ミラーとならない素材から形成している場合には、光ファイバとの対向面に反射ミラーとなる膜を設けてもよい。
ベローズの底板あるいはダイヤフラムとして、前記のように薄金属板からなる高感度のバネ板とすると、水圧の変化に対する高精度に変位させることができ、例えば、1〜10μm/kPaの変位が得られるようにしている。
また、前記ハウンジングの中空部を囲む下面の中央に水流入穴を設け、かつ、ハウジング下面と前記ベローズの底板あるいはダイヤフラムとの間の水流入部の上下寸法は5〜20mmとし、かつ、光ファイバの下端面とベローズの底板あるいはダイヤフラムの対向面間の寸法は、4500〜100μmとすることが好ましい。
さらに、光源としてはレーザーダイオード光源またはLED光源を用いることが好ましい。
本発明の光学式水位計は、水中に投込まれる部分は光学系として電線を不要としているため、簡単な構成とすることができ、かつ、耐雷性、耐ノイズ性を高めることができる。また、水圧の変動はベローズあるいはダイヤフラムの変位として反映され、該変位部材に入射地点に対する距離を相違させて配置した第1、第2反射用光ファイバで反射光を受光させ、これら第1反射用光ファイバと第2反射用光ファイバとで受光する反射光強度の相違に基づいて光強度比を得て水圧を求め、該水圧から水位を取得しているため、光源の経時変化に依存しない高精度の測定を行うことが可能である。よって、本発明を試験装置で実験した結果、測定のバラツキを±0.2%以下とすることができる。
以下、本発明の水位計の実施形態を図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の水中投込み式の水位計1を示し、水中Wに投入される水圧検出器2は、中空部3を有するボックス形状のハウジング4を備え、その底壁に水流入穴4aを設けている。詳細には、上面開口の凹状のハウジング本体4−1と、上壁を構成する蓋4−2とからなり、ハウジング本体4−1と蓋4−2とをボルトBで結合して前記中空部3を形成している。
図2に示すように、前記ハウジング4の蓋4−2には光ファイバ挿入用の貫通穴4bを備え、入射用光ファイバ11、第1反射用光ファイバ12、第2反射用光ファイバ13の3本の光ファイバ結合体10を貫通穴4bに挿入し、これら3本の光ファイバ11、12、13の下端面11a、12a、13aを貫通穴4bの下端開口に位置させ、中空部3を囲繞する上面3aに露出させている。
前記中空部3の上面3aにはダイヤフラム6の周縁6aを溶接固定し、ダイヤフラム6の上面と中空部上面3aとの間に水密とした微小空間S1を設けている。この微小空間S1を挟んで前記3本の光ファイバ11、12、13の下端面11a、12a、13aをダイヤフラム6の上面6a(反射面6a)と対向配置させている。
ダイヤフラム6の下面と中空部下面3bとの間は空間S2は水流入穴4aからの水流入部としている。
前記3本の光ファイバ11〜13の蓋4ー2への取付状態は、図3に示すように、入射用光ファイバ11は一方外側に、第1反射用光ファイバ12は中央部に、第2反射用光ファイバ13は他方外側に配置している。かつ、入射用光ファイバ11と第1反射用光ファイバとの間12に所要の固定角度2θをあけると共に、第2反射用光ファイバ13は第1反射用光ファイバ12に平行に配置し、前記微小空間S1に露出する下端位置では3本の光ファイバ11〜13を並列状態で隣接配置している。
蓋4−2への貫通穴4bに挿入する部分を前記結合状態に保持するため、3本の光ファイバ11〜13の貫通穴挿入部分は、遮光性の樹脂材15でモールドして一体的に結合している。
前記3本の光ファイバ11〜13を結合して貫通穴4bに挿入固定した状態で、入射用光ファイバ11をダイヤフラム6の中央の入射地点Zを支点とする垂線Lに対して角度θで傾斜させて配置し、該垂線Lを対称線として、第1反射用光ファイバ12を角度θで傾斜させて配置している。よって、入射用光ファイバ11と第1反射用光ファイバ12との間には前記2θの固定角度をあけている。本実施形態では前記固定角度θを5°としている。
また、第1反射用光ファイ12と第2反射用光ファイバ13の下端位置の中心間距離は150〜300μmの範囲とし、本実施形態では200μmとしている。
前記ダイヤフラム6は厚さ300μmとしたステンレス製の薄板から形成し、本実施形態では300KPaの圧力が負荷されると0.1mmの変位が得られるものとしている。 該ダイヤフラム6の上面(反射面)6aと光ファイバ11の下端面の間の寸法は800μm(ゼロ水位)〜700μm(最大水位)に設定し、前記ダイヤフラム6の下面と中空部の下面3bの寸法(空間S2の上下寸法)は5mmに設定している。
図1、図2に示すように、光ファイバ11〜13は、ハウジング4の蓋4−2に接続する固定スリーブ11内を通して数百メートル(本実施形態では300m)延長させ、その先端を水中より大気中に位置する長さとしている。
大気中に位置させた入射用光ファイバ11の先端には光源20を接続している。
また、第1反射用光ファイバ12の先端には第1光強度センサ21を接続すると共に、第2反射用光ファイバ13の先端には第2光強度センサ22を接続している。
これら第1、第2光強度センサとしてフォトダイオードを用いている。
前記フォトダイオードからなる第1、第2光強度センサ21、22はフォトセンサアンプ23、24に夫々接続し、該フォトセンサアンプ23、24をA/D変換ボード25に接続し、デジタル信号に変換してコンピュータ26と接続している。
前記コンピュータ26で、第1反射光強度と第2反射光強度との光強度比(パワー比)を演算し、予め求めている図4に示すキャリブレーションカーブによって、測定された光強度比から水圧を求め、該水圧から水位を逆演算して求めている。
前記構成とした水位計1において、ハウジング4の空間S2に流入する水圧に応じてダイヤフラム6が上下に変位する。光源12の光は入射用光ファイバ11を通してダイヤフラム6の入射地点Pに入射され、鏡面仕上げのステンレス製のダイヤフラム上面の反射面6aから反射される。この反射光の強度はダイヤフラム6に負荷される水圧が上昇して光ファイバ11〜13との距離が小さくなる程、反射光強度が増加ないし減少し、水圧に応じた距離変化が反射光強度の変化に変換される。かつ、この反射光強度は入射地点Pとの距離の相違に応じて異なった変化を示し、第1反射用光ファイバ12、第2反射用光ファイバ13で受光する第1反射光強度P1と第2反射光強度P2とは相違する。
前記第1反射用光ファイバ12の第1反射光強度P1は第1光強度センサ21で、第2反射用光ファイバ13の第2反射光強度P2は第2光強度センサ22で検出される。これら検出された第1反射光強度P1と第2反射光強度P2は電圧値に変換されて、それぞれフォトセンサアンプ23、24からA/D変換ボード25、コンピュータ26へと送信される。コンピュータ26で、前記したように、第1反射光強度P1と第2反射光強度P2から光強度比(パワー比)を(P2−P1)/(P1+P2)で演算している。得られたパワー比より、予め取得している図4に示すパワー比と圧力とのキャリブレーションカーブを基準として、圧力(KPa)を求め、該圧力より水位を逆演算して求めている。
図5は、前記固定角度θを5°とした場合におけるダイヤフラム6の反射面6aと光ファイバ11〜13との距離(μm)に応じて、第1反射用光ファイバ11で受光する第1反射光強度P1と、第2反射用光ファイバ12で受光する第2反射光強度P2の変化を示す。
詳細には、第1反射光強度P1は距離が0〜500μmまで次第に強くなり、500μmでピークに達した後は次第に弱くなる。800μm程度までは第1反射光強度P1が第2反射光強度P2よりも強い。
一方、第2反射光強度P2は0〜1000μmまで次第に強くなり、800μmを越えると第1反射光強度P1より強くなり、1000μmでピークを示し、1000μmを越えると次第に弱くなる。
前記第1反射光強度P1と第2反射光強度P2とから、(P2−P1)/(P1+P2)として求めたパワー比も図5に示している。
取得したパワー比を図4に示すキャリブレーションカーブに当てはめて、圧力を求め、例えば、パワー比がー0.5であれば、200kPaの圧力とし、該圧力より水位を求めている。
「実験例1」
前記第1実施形態の金属ダイヤフラムを備え、かつ、入射用光ファイバ11および第1反射用光ファイバ12との固定角度を5°とした試験装置を設けた。
試験装置ではハウジング3の中空部S2に0kPa→400kPaの圧縮空気を導入し、ダイヤフラムへの印加圧力を0→400KPaに変化させて、圧力上昇と下降とを10分毎に40KPa刻みで10段階で上昇と下降を1サイクルとして10サイクルを行った。
第1実施形態に記載したように、第1、第2反射光強度センサで第1反射光強度P1、第2反射光強度P2を検出し、そのパワー比を演算し、得られたパワー比より図4に示すキャリブレーションカーブを用いて圧力を測定した。
その結果は図6に示すように、測定ばらつきは±0.2%以下で高精度に測定できることが確認できた。
図7および図8は第2実施形態を示し、第1実施形態との相違点は、ダイヤフラムに変えて、金属ベローズ30を用いている点である。
該金属ベローズ30は、断面を波状としたステンレス製の円環板31を上下に複数配置し、上下の円環板の内周部と外周部を交互に溶接して上下に伸縮するバネ性をもたせており、上端の円環板31aの外周縁をハウジング4の蓋4−2に溶接し、下端の円環板31bに鏡面仕上げのステンレス製の底板32を溶接し、該底板32の中央部を前記3本の光ファイバ11〜13の下端面に所要距離をあけて対向配置させている。
他の構成は第1実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態においても、光源20から入射用光ファイバ11を通してベローズ30の底板32に入射した光が底板32から反射し、この反射光を第1反射用光ファイバ12、第2反射用光ファイバ13で受光している。この第1、第2反射用光ファイバ12、13の反射光を第1、第2光強度センサ21、22は検出され第1実施形態と同様にコンピュータ26で水位が求められる。
本発明の水位計は、水中への投込み式であるため、上水、下水、河川、地下水等の水位測定に簡単に用いらることができる。かつ、検出器と光ファイバを接続しているため、耐雷性、耐ノズル性も飛躍的に向上させることができ、水位計の設置場所として悪条件下でも使用可能となる。
本発明の第1実施形態の全体構成図である。 図1の要部拡大図である。 3本の光ファイバの要部拡大図である。 光強度比(パワー比)と圧力とのキャリブレーションカーブを示す線図である。 第1反射光強度および第2反射光強度と距離との相関関係および、距離とパワー比の相関関係を示す線図である。 実験例の結果を示すグラフである。 第2実施形態の検出器の断面図である。 図7の要部拡大図である。
符号の説明
1 水位計
3 中空部
4 ハウジング
4a 水流入穴
6 ダイヤフラム
10 光ファイバ結合体
11 入射用光ファイバ
12 第1反射用光ファイバ
13 第2反射用光ファイバ
20 光源
21 第1反射光強度センサ
22 第2反射光強度センサ
26 コンピュータ
30 ベローズ

Claims (4)

  1. 水圧により変位するダイヤフラムあるいはベローズからなる変位部材を内蔵する水圧検出器に、入射用光ファイバ、第1反射用光ファイバおよび第2反射用光ファイバからな3本の光ファイバが連結され、これら3本の光ファイバの先端は前記変位部材の変位面と空隙をあけて対向配置されると共に、入射用光ファイバと第1反射用光ファイバとは軸線が前記変位部材の変位面で交差するように傾斜させて配置される一方、第2反射用光ファイバは第1反射用光ファイバより入射用光ファイバからの距離を離反させた位置に配置され
    前記第1反射用光ファイバの他端に第1反射光強度センサ、第2反射用光ファイバの他端に第2反射光センサが取り付けられると共に、これら第1、第2反射光センサに演算手段が接続され、
    前記演算手段で、前記第1反射光強度と第2反射光強度との光強度比を演算し、予め取得している光強度比と水圧との相関関係より水圧を求め、求められた水圧よる水位を求める構成としていることを特徴とする光学式水位計。
  2. 前記水圧検出器のハウジングは水流入穴から水が流入する中空部を備え、該中空部を囲繞する上面に前記3本の光ファイバの下端面が露出して配置され、これら光ファイバの下端面と空隙をあけて前記ベローズあるいはダイヤフラムの上面側の反射面を水密に封止させて取り付けられ、前記ベローズあるいはダイヤフラムの下面側に前記水流入部から水を流入させる構成としている請求項1に記載の光学式水位計。
  3. 前記水圧検出器のハウジングに固定される前記3本の光ファイバのうち、入射用光ファイバと第1反射用光ファイバとは前記変位部材の変位面の中心を通る垂線に対して夫々4〜10°の固定角度をあけて配置されていると共に、第2反射用光ファイバは第1反射用光ファイバに平行状態に結合させて入射用光ファイバとの反対側に配置され、かつ、前記中空部に露出する下端面では前記3本の光ファイバを並列状態で隣接配置されている請求項2に記載の光学式水位計。
  4. 前記3本の光ファイバの下端面と前記変位部材の反射面との寸法は、100〜4500μmとされている請求項1乃至請求項3のいずれか1項の記載の光学式水位計。
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