JP2007032216A - Mounting structure, mounting method for fitting frame using the mounting structure, and mounting metal fitting - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、構造躯体の開口部に建具枠を取り付ける取付構造とその取付構造を用いた建具枠の取付工法および取付金具に関するものである。 The present invention relates to an attachment structure for attaching a joinery frame to an opening of a structural frame, an attachment method for a joinery frame using the attachment structure, and an attachment fitting.
従来、構造躯体の開口部に建具を収容する建具枠を取り付けるには、例えば、図17に示すように、構造躯体2の開口部3を成型する型枠(図示せず)に、予めアンカー4をセットしてコンクリートを打設し、脱型後、アンカー4の露出部5と建具枠7の接続部6とを溶接材8を通じて溶接し、建具枠7と構造躯体2の隙間部にはモルタルを充填し、開口部3に建具枠7を固定するようにしていた。また、図18に示すように、軽量気泡コンクリート製構造躯体(ALC)2Aに設けられたアングル(形鋼)19と建具枠7の接続部6とを溶接材8を通じて溶接するようにしていた。係る従来の工法では、溶接により建具枠を固定するようにしているので、例えば、高層階で作業していると火花が下の階に飛び散りすでに取り付けられたガラス等の建具に損傷を与えたりする虞がある。このため、近年、溶接を用いないで、予め構造躯体の開口部に取付具を埋設し、この取付具と建具枠とを取り付ける取付構造が提案されている。この取付構造は、図19に示すように、予め内部にナット8を移動可能に装填した箱状のアンカー9上面に、ナット8が抜け出せないスリット9Aを形成し、建具枠側の取付用部材にボルト(図示せず)を差し込み、このボルトとナット8とを螺合させて取り付けるようにしている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記従来の取付構造では、予め、アンカー内部にナットを収容し、外部にナットが出ないようにしているので、ボルトとの位置を合わせる際に、スリットを通じて介錯棒によりナットの位置合わせを行わなければならず、開口部上面や開口部側面での取付作業に難渋するという問題がある。また、構造躯体を成型する際、コンクリート打設によりスリットを通じてアンカー内部にコンクリートが侵入した場合、ナットに付着して使用不能になったり、内部空間に侵入してナットが移動不可能になったりする虞がある。このため、型枠にアンカーをセットする際、スリットをシールしてコンクリートの侵入を防ぎ、脱型後、シールを外す作業が必要になり、作業効率が低下するという問題がある。さらに、一旦、ナットをアンカー内に収容すると取り出しができないため、建具側の取付用部材の規格をアンカーに収容されたナットに合致させなければならず、設計の自由度に制約が生じるという問題がある(第1の課題)。 However, in the above conventional mounting structure, the nut is accommodated in advance in the anchor so that the nut does not come out, so when aligning with the bolt, the nut is aligned by the intermediate rod through the slit. There is a problem that it is difficult to perform the mounting work on the upper surface or side surface of the opening. Also, when molding the structural frame, if concrete enters the anchor through the slits due to the concrete placement, it will adhere to the nut and become unusable, or it will enter the internal space and the nut will become immovable. There is a fear. For this reason, when setting an anchor to a formwork, the slit is sealed to prevent the intrusion of concrete, and after removing the mold, it is necessary to remove the seal, resulting in a problem that work efficiency is lowered. Furthermore, once the nut is accommodated in the anchor, it cannot be taken out, so the standard of the fitting member on the fitting side must be matched with the nut accommodated in the anchor, and there is a problem that the degree of freedom in design is limited. There is (first problem).
また、上記従来の取付構造では、設置後、内部空間に空気が出入りすることから、結露が生じ、錆の発生を招くという問題がある。さらに、従来の取付構造では、金属材料が占める割合の高い金具で構成されるため、製造コストが増大し、コストアップを招くという問題がある(第2の課題)。 Moreover, in the said conventional attachment structure, since air flows in and out of internal space after installation, there exists a problem that dew condensation arises and the generation | occurrence | production of rust is caused. Furthermore, since the conventional mounting structure is composed of metal fittings with a high proportion of metal material, there is a problem that the manufacturing cost increases and the cost increases (second problem).
さらに、上記従来の取付構造では、軽量気泡コンクリート製構造躯体の開口部にアングルなどの形鋼が、設けられている場合、構造躯体側面における取付場所が制約を受け、取り付けにくいという問題がある(第3の課題)。 Furthermore, in the conventional mounting structure, when a shape steel such as an angle is provided in the opening of the lightweight cellular concrete structural frame, there is a problem that the mounting location on the side surface of the structural frame is restricted and the mounting is difficult ( Third problem).
本発明は、上記第1の課題を解決するためになされたもので、簡素な構成で、効率よく建具枠を構造躯体開口部に取り付けることができ、しかも、構造躯体の脱型後、現場の建具枠に合わせて最適の接続具をその場で自由に選択して使うことができる取付構造とその取付構造を用いた建具枠の取付工法を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made to solve the above first problem, and with a simple configuration, the joinery frame can be efficiently attached to the structural housing opening, and after the structural housing has been removed, It is an object of the present invention to provide an attachment structure that can freely select and use an optimal connection tool on the spot according to the joinery frame, and an attachment method for the joinery frame using the attachment structure.
また、本発明は、上記第2の課題を解決するためになされたもので、簡素な構成で、結露の発生を防ぐとともに、コストダウンを図ることができ、しかも、構造躯体の脱型後、現場の建具枠に合わせて最適の接続具をその場で自由に選択して使うことができる取付構造とその取付構造を用いた建具枠の取付工法を提供することを目的とするものである。 In addition, the present invention was made to solve the above second problem, and with a simple configuration, it is possible to prevent the occurrence of condensation and to reduce the cost, and after demolding the structural housing, It is an object of the present invention to provide an attachment structure that can freely select and use an optimal connection tool on the spot according to the joinery frame on site, and an attachment method for the joinery frame using the attachment structure.
さらに、本発明は、上記第3の課題を解決するためになされたもので、たとえ、軽量気泡コンクリート製構造躯体の開口部に形鋼が設けられ構造躯体側に取付場所の制約があっても、容易に取り付けることができる取付金具を提供することを目的とするものである。 Furthermore, the present invention has been made to solve the above third problem, even if a shape steel is provided in the opening of the lightweight cellular concrete structural frame and there is a restriction on the mounting location on the structural frame side. An object of the present invention is to provide a mounting bracket that can be easily mounted.
請求項1に係る取付構造は、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、この接続具を取付具に対して移動自在に案内するようにしたものである。
The mounting structure according to
請求項1に係る取付構造では、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、この接続具を取付具に対して移動自在に案内するようにしたことにより、構造躯体に設けられた取付具に、多種の接続具のうち、建具枠の取付部に合致した接続具が選択されて取り付けられる。取り付けられた接続具は、建具枠の取付部位置が移動方向に多少ずれていても取付部位置に応じて移動させて接続される。このため、多種の建具枠に柔軟に対応させて接続作業を行うことができ、作業効率が向上する。
The mounting structure according to
また、請求項2に係る取付構造は、取付具には、この接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるガイドを設けたものである。
In the mounting structure according to
請求項2に係る取付構造では、取付具には、この接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるガイドを設けたことにより、構造躯体に設けられた取付具に、多種の接続具のうち、建具枠の取付部に合致した接続具が選択されて装着される。選択されて装着された接続具は建具枠の取付部位置が移動方向に多少ずれていても取付部位置に応じて移動させて接続される。このため、多種の建具枠に柔軟に対応させて接続作業を行うことができ、作業効率が向上する。
In the mounting structure according to
さらに、請求項3に係る取付構造は、ガイドは、取付具の上面に形成され接続具の掛止部が出し入れされる導入口と、この導入口に連続して形成され上記掛止部が遊びを有して掛止されるスリットとを有するようにしたものである。
Further, the mounting structure according to
請求項3に係る取付構造では、ガイドは、取付具の上面に形成され接続具の掛止部が出し入れされる導入口と、この導入口に連続して形成され上記掛止部が遊びを有して掛止されるスリットとを有することにより、接続具の掛止部を導入口から差し入れると、掛止部はスリットに沿って移動される。このため、建具枠の取付部位置が多少ずれていても接続具をスリットの範囲内で移動させ接続することができる。このため、取付位置が異なる建具枠であってに柔軟に対応することができる。また、掛止部はスリットに遊びを有して掛止されているので、傾けることにより建具枠の取付部位置が移動方向以外の方向に多少ずれていても接続することができる。 In the mounting structure according to the third aspect, the guide is formed on the upper surface of the fixture and through which the latching portion of the connection tool is inserted and removed, and the guide is formed continuously from the inlet and the latching portion has play. Thus, when the latching portion of the connector is inserted from the introduction port, the latching portion is moved along the slit. For this reason, even if the attachment part position of a joinery frame has shifted | deviated somewhat, a connection tool can be moved within the range of a slit, and can be connected. For this reason, even if it is a joinery frame with a different attachment position, it can respond flexibly. Moreover, since the latching | locking part is latched with a play in a slit, it can connect even if the attachment part position of a joinery frame has shifted | deviated to directions other than a movement direction by inclining.
請求項4に係る取付構造は、取付具は、下部が構造躯体に取り付けられるようにしたものである。
The attachment structure according to
請求項4に係る取付構造では、取付具は、下部が構造躯体に取り付けられることにより、脱型後の構造躯体の開口部に、建具枠の取付部の位置に応じて現場で取付具を取り付けることができ、多種の建具枠に応じて取付具の位置決めを正確に行うことができる。建具枠の取付部位置に合わせて取付具を取り付けることができるので、取付具を無駄なく配置することができる。
In the mounting structure according to
請求項5に係る取付構造は、取付具は、構造躯体に埋設される箱状本体と、表面が開口部に露出する上面部とを有して構成されるようにしたものである。 In the mounting structure according to the fifth aspect, the mounting tool is configured to have a box-shaped main body embedded in the structural housing and an upper surface portion whose surface is exposed to the opening.
請求項5に係る取付構造では、取付具は、構造躯体に埋設される箱状本体と、表面が開口部に露出する上面部とを有して構成されることにより、開口部に取り付けられる建具枠の取付部に応じて、型枠に取付具を仮留めして構造躯体を成型すると、脱型後、建具枠の取付部位置に取付具を配置することができる。また、脱型後、上面部が開口部に露出するので、接続具を装着し易く、接続具にコンクリートが付着することがない。
In the mounting structure according to
請求項1ないし5のうちいずれか1に係る取付構造は、本体または上面部のうち少なくともいずれか一方にアンカー部が形成されるようにすることが好ましい。係る構成では、本体または上面部のうち少なくともいずれか一方にアンカー部が形成されることにより、脱型後、取付具は確実に構造躯体に固定される。
In the mounting structure according to any one of
請求項1ないし5のうちいずれか1に係る取付構造は、取付具を金属製の材質で構成し、建具枠と接続具とがビスにより接続されるようにすることが好ましい。係る構成では、取付具を金属製の材質で構成し、建具枠と接続具とがビスにより接続されることにより、建具枠と接続具との接続をビスを通じて行うので従来のような溶接による接続作業に比べて作業が効率化される。取付具を金属製の材質で構成しているので、取付具と建具枠との空隙が狭隘で接続具を装着できない部位が生じても、溶接により取付具と建具枠とを固定することができる。
In the attachment structure according to any one of
請求項6に係る取付構造は、取付具を、板状金具と、この板状金具の裏面に接着された非結露性材料からなるブロックと備えて構成したものである。 According to a sixth aspect of the present invention, the mounting structure includes a plate-shaped metal fitting and a block made of a non-condensing material bonded to the back surface of the plate-like metal fitting.
請求項6に係る取付構造では、取付具を、板状金具と、この板状金具の裏面に接着された非結露性材料からなるブロックと備えて構成したことにより、内部に空気が出入りする空間がなく結露の発生がない。非結露性材料は安価に入手できるので製造コストが削減される。
In the mounting structure according to
請求項7に係る取付構造は、接続具を、L字状金具と、このL字状金具の折曲部に形成されたガイド孔に移動可能に差し入れられ取付具に螺着されるビスとを備えて構成したものである。
The mounting structure according to
請求項7に係る取付構造では、接続具を、L字状金具と、このL字状金具の折曲部に形成されたガイド孔に移動可能に差し入れられ取付具に螺着されるビスとを備えて構成したことにより、ビスを取付具の所望の位置に螺着することができ、しかも、建具に接続されるL字状金具は、取付具に取り付けられたビスに対してガイド孔に沿って移動できるので、建具枠の取付部位置が多少ずれていても接続することができる。
In the mounting structure according to
請求項8に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法は、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、取付具には、この接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるガイドを設けた取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、ガイドが設けられた面を開口部に臨ませて構造躯体に取り付ける第1の工程と、ガイドに外部から接続具を装着する第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有するようにしたものである。
An attachment method for a joinery frame using the attachment structure according to
請求項8に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法では、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、取付具には、この接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるガイドを設けた取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、ガイドが設けられた面を開口部に臨ませて構造躯体に取り付ける第1の工程と、ガイドに外部から接続具を装着する第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有することにより、第1の工程で、取付具は、ガイドの面を開口部に臨ませて構造躯体に取り付けられ、第2の工程で、この面に外部から接続具が装着され、第3の工程で、接続具と建具枠とが接続される。このため、脱型後の構造躯体の開口部に、建具枠の取付部の位置に応じて現場で取付具を取り付けることができ、現場の建具枠に応じて取付具の位置決めを正確に行うことができる。建具枠の取付部位置に合わせて取付具を取り付けることができるので、取付具を無駄なく配置することができる。
The attachment method of the joinery frame using the attachment structure according to
請求項9に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法は、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、取付具には、この接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるガイドを設けた取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、構造躯体の成型時、予めガイドが設けられた面を型枠内面側に接触させて仮留めし、脱型後、取付具を構造躯体内に埋設させこの面を開口部に露出させる第1の工程と、ガイドに外部から接続具を装着する第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有するようにしたものである。
The attachment method of the joinery frame using the attachment structure according to
請求項9に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法では、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、取付具には、この接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるガイドを設けた取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、構造躯体の成型時、予めガイドが設けられた面を型枠内面側に接触させて仮留めし、脱型後、取付具を構造躯体内に埋設させこの面を開口部に露出させる第1の工程と、ガイドに外部から接続具を装着する第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有することにより、第1の工程で、取付具は、ガイドが設けられた面が予め型枠内面側に接触されて仮留めされ、次に、型枠にコンクリートを打設し、養生後、脱型すると、この面が開口部に露出した状態で構造躯体に埋設される。次に、第2の工程で、ガイドに外部から接続具が装着され、第3の工程で、接続具と建具枠とが接続される。このため、脱型後の構造躯体の開口部に、建具枠の取付部の位置に応じて予め取付具を取り付けることができる。また、建具枠に合致した接続具を選択し、露出された取付具表面に外部から装着することができる。
In the attachment method of the joinery frame using the attachment structure according to
請求項10に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法は、取付具を、板状金具と、この板状金具の裏面に接着された非結露性材料からなるブロックと備えて構成した取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、構造躯体の成型時、予め表面を型枠内面側に接触させて仮留めし、脱型後、取付具を構造躯体内に埋設させこの面を構造躯体の開口部に露出させる第1の工程と、取付具表面に外部から接続具を取り付ける第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有するようにしたものである。
An attachment method for a joinery frame using the attachment structure according to
請求項10に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法では、取付具を、板状金具と、この板状金具の裏面に接着された非結露性材料からなるブロックと備えて構成した取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、構造躯体の成型時、予め表面を型枠内面側に接触させて仮留めし、脱型後、取付具を構造躯体内に埋設させこの面を構造躯体の開口部に露出させる第1の工程と、取付具表面に外部から接続具を取り付ける第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有することにより、第1の工程で、取付具は、表面が予め型枠内面側に接触されて仮留めされ、次に、型枠にコンクリートを打設し、養生後、脱型すると、この表面が開口部に露出した状態で構造躯体に埋設される。次に、第2の工程で、取付具表面に外部から接続具が取り付けられ、第3の工程で、接続具と建具枠とが接続される。このため、脱型後の構造躯体の開口部に、建具枠の取付部の位置に応じて予め取付具を取り付けることができる。また、建具枠に合致した接続具を選択し、露出された取付具表面に外部から取り付けることができる。
In the attachment method of the joinery frame using the attachment structure according to
請求項11に係る取付金具は、一端が軽量気泡コンクリート製構造躯体とこの構造躯体の開口部に臨んで設けられた形鋼との間に打ち込まれる差し込み部と、他端が折り曲げられて建具枠に接続される接続部とを備えるようにしたものである。
The mounting bracket according to
請求項11に係る取付金具では、一端が軽量気泡コンクリート製構造躯体とこの構造躯体の開口部に臨んで設けられた形鋼との間に打ち込まれる差し込み部と、他端が折り曲げられて建具枠に接続される接続部とを備えたことにより、たとえ、軽量気泡コンクリート製構造躯体の開口部に形鋼が設けられ構造躯体側に取付場所の制約があっても、取付金具を容易に取り付けることができ、作業効率が向上する。また、取付金具が簡素化されるので、コストが削減される。
In the mounting bracket according to
請求項12に係る取付金具は、差し込み部には、形鋼を挟持する挟持部材を設けたものである。 According to a twelfth aspect of the present invention, the attachment fitting is provided with a clamping member for clamping the shape steel at the insertion portion.
請求項12に係る取付金具では、差し込み部には、形鋼を挟持する挟持部材を設けたことにより、挟持部材を形鋼の位置に合致させて調整し確実に取り付けることができ、取付金具を形鋼に確実に係止させることができる。
In the mounting bracket according to
請求項1に係る取付構造は、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、この接続具を取付具に対して移動自在に案内するようにしたので、建具枠の取付部に合致した接続具を選択して取り付けることができ、接続作業を効率化させることができる。
The mounting structure according to
請求項6に係る取付構造は、取付具を、板状金具と、この板状金具の裏面に接着された非結露性材料からなるブロックと備えて構成した取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、構造躯体の成型時、予め表面を型枠内面側に接触させて仮留めし、脱型後、取付具を構造躯体内に埋設させこの面を構造躯体の開口部に露出させる第1の工程と、取付具表面に外部から接続具を取り付ける第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有するので、脱型後の構造躯体の開口部に、建具枠の取付部の位置に応じて予め取付具を取り付けることができ、脱型後直ちに建具枠の建て込みを行うことができ作業が効率化される。また、取付具の表面に建具枠の取付部に適合した接続具を選択して取り付けることができるので、現場で速やかに接続作業に取りかかることができ、作業効率が向上する。
A mounting structure according to
請求項8に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法は、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、取付具には、この接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるガイドを設けた取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、ガイドが設けられた面を開口部に臨ませて構造躯体に取り付ける第1の工程と、ガイドに外部から接続具を装着する第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有するので、脱型後の構造躯体の開口部に、建具枠の取付部の位置に応じて現場で取付具を取り付けることができ、多種の建具枠に応じて取付具の位置決めを正確に行うことができる。建具枠の取付部位置に合わせて取付具を取り付けることができるので、取付具を無駄なく配置することができる。
An attachment method for a joinery frame using the attachment structure according to
請求項9に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法は、表面が構造躯体の開口部に臨んで設けられる取付具と、この取付具に取り付けられ建具枠に接続される接続具とを備えるとともに、取付具には、この接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるガイドを設けた取付構造を用いた建具枠の取付工法であって、取付具を、構造躯体の成型時、予めガイドが設けられた面を型枠内面側に接触させて仮留めし、脱型後、取付具を構造躯体内に埋設させこの面を開口部に露出させる第1の工程と、ガイドに外部から接続具を装着する第2の工程と、接続具と建具枠とを接続する第3の工程とを有するので、脱型後の構造躯体の開口部に、建具枠の取付部の位置に応じて予め取付具を取り付けることができ、脱型後直ちに建具枠の建て込みを行うことができ作業が効率化される。また、取付具の露出された面に建具枠の取付部に適合した接続具を選択して装着することができるので、現場で速やかに接続作業に取りかかることができ、作業効率が向上する。
The attachment method of the joinery frame using the attachment structure according to
請求項11に係る取付金具は、一端が軽量気泡コンクリート製構造躯体とこの構造躯体の開口部に臨んで設けられた形鋼との間に打ち込まれる差し込み部と、他端が折り曲げられて建具枠に接続される接続部とを備えているので、たとえ、軽量気泡コンクリート製構造躯体の開口部に形鋼が設けられ構造躯体側に取付場所の制約があっても、取付金具を容易に取り付けることができ、作業効率が向上する。また、取付金具が簡素化されるので、コストダウンを図ることができる。
The mounting bracket according to
構造躯体に設けた取付具に、接続具を後から装着し、しかも、建具枠側に正確にかつ効率よく接続し、作業効率の向上を図るという目的を、取付具の表面を、構造躯体の開口部に臨ませて設け、建具枠に接続される接続具を、この取付具表面に取り付けるとともに、この接続具を取付具に対して移動自在に案内するようにしたことにより実現した。 For the purpose of attaching the connection tool to the fixture provided on the structural frame later, and connecting it accurately and efficiently to the fixture frame side to improve work efficiency, the surface of the fixture is attached to the structural frame. The connector is provided facing the opening, and is connected to the fixture frame. The connector is attached to the surface of the fixture, and the connector is movably guided with respect to the fixture.
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る取付構造を示す斜視図である。本実施例に係る取付構造10は、図1に示すように、取付具11とこの取付具11に装着される接続金具(接続具)12とを備えて構成される。取付具11は、図2の(A)ないし(D)に示すように、細長い箱状の金属製本体13を備え、この本体13には、上面が平坦に形成された上面部14が本体13の上部開口を塞いで形成される。上面部14は長手方向両端14A、14Bがそれぞれ本体13の長手方向両端壁13A、13Bから突出して形成され仮留め部を形成している。これら上面部両端の仮留め部14A、14Bには、仮留め孔15、16が形成される。本体13の底面17には、J字状アンカー18の上端が溶接される。本体13は、上面部14と、端壁13A、13Bと、幅方向両側に形成された側壁13C、13Dと底面17とにより内部に空間が形成される。
Hereinafter, the present invention will be described with reference to embodiments shown in the drawings. FIG. 1 is a perspective view showing an attachment structure according to a first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the mounting
ところで、この上面部14には、仮留め部14A、14B間にガイド20が形成される。ガイド20は、上面部14の中央に沿って穿設されたスリット21と、このスリット21の一端にスリット21と連続し上面部14の幅方向に形成された導入口22とを有している。導入口22には、後述する接続金具12の掛止部31が出し入れされるようになっている(図4参照)。スリット21は接続金具12の掛止部31を脱落させずに遊びを有して案内するようになっている。
By the way, a
接続金具12は、図3の(A)ないし(B)に示すように、下端が折曲されたL字状金具により構成され、幅がほぼ上面部14の幅に合致して形成された接続部31と、折曲部と端部との間がスリット21の幅寸法L1より長い寸法L2(L1<L2)を有する折曲下部32とを備えている。接続部31には、建具枠41、42(図6の(A)、(B)参照)の取付部41A、42Aにビス43を通じて接続される螺子穴33が形成される。折曲下部32には、掛止部35が設けられる。掛止部35は、折曲下部32に穿設された螺子穴に上方からビス34を螺装し、ビス34の下端に正方形状のプレート36を折曲下部32と所定の距離M1を隔てて螺合させて形成される。このプレート36は、各辺が導入口22の空隙を通過し、かつ、スリット21の幅寸法L1より長い寸法L3(L1<L3)を有している。ビス34の螺子部34Aの外径はスリット21の幅寸法L1より小さくなっており、遊びを有してスリット21に沿って移動できるようになっている。掛止部35は、接続金具12を傾斜させてプレート36を導入口22差し入れ、ビス34の螺子部34Aをスリット21に導くと、プレート36が本体13内部に導かれ、接続金具12が取付具11に装着されるようになっている。折曲下部32とプレート36との間のビス螺子部34Aの距離M1は上面部14の厚み寸法より長く設定されており、接続金具12をスリット21に沿って自在に移動させることができるようになっている。また、接続金具12は本体13と上下が逆になり下側に位置することがあっても、プレート36により脱落が防止されるようになっている。
As shown in FIGS. 3A to 3B, the connection fitting 12 is composed of an L-shaped fitting whose lower end is bent, and the width is formed so as to substantially match the width of the
このように、掛止部35は導入口22に出し入れ自在になっており、スリット21により本体13の長手方向に沿って移動自在に案内されるようになっている。このため、取付具11には、外部から所望の接続金具12を選択して自在に装着することができるようになっている。従って、建具枠41、42の取付部41A、42Aの位置が多少ずれていても取付部41A、42Aの位置に応じて接続具12を正確に取り付けることができ、多種の建具枠に対応することができるようになっている。また、この掛止部35は、ビス34をねじ回してプレート36を上面部14の内側に密接させると、取付具11に固定されるようになっている。
In this manner, the latching
次に、上記実施例に係る取付構造の作用とその作用に基づいて上記取付構造を用いた建具枠の取付工法について説明する。上記実施例に係る取付構造10のうち、取付具11は構造躯体2を成型する際、図5に示すように、型枠40に予め仮留めされる。仮留めは、取付具11の上面部14に養生テープ(図示せず)を貼って型枠40に接触させ、仮留め孔15、16を通じて釘44により仮留めする。仮留めの位置は、構造躯体2の開口部3に建て込まれる建具枠41、42の取付部41A、42Aの位置に対応して決められる。型枠40に取付具11が取り付けられた後、コンクリートが打設され、養生後、脱型し、図示しない養生テープを剥がすと、取付具11は上面部14が開口部3に露出した状態で構造躯体2に埋設されるようになっている(第1の工程、図6参照)。釘44は埋め殺しされる。なお、打設時、コンクリートがスリット21および導入口22から侵入する虞がなければ養生テープは貼る必要がない。次に、建具枠41、42の取付部41A、42Aに螺子穴33が合う接続金具12を選択し、この接続金具12を導入口22からスリット21に導き、取付具11に装着する(第2の工程)。
Next, the attachment frame attaching method using the attachment structure will be described based on the action of the attachment structure according to the embodiment and the action. Of the mounting
次に、取付部41A、42Aの螺子穴と接続金具12の螺子穴33とを合わせてビス43により接続し、建具枠41、42と取付具11とを接続金具12を通じて接続する(第3の工程)。このとき、取付部41A、42Aと接続金具12との位置がずれていても接続金具12をスリット21に沿って移動させることにより、確実に正確な位置で接続することができる。たとえ、取付部41A、42Aに接続金具12が合わない場合でも、接続金具12を取付具11から取り外し、別の適当な接続金具12を差し替えることができる。また、掛止部35は遊びを有してスリット21に掛止されているので、上面部14の幅方向について微妙な位置ずれがあっても接続金具12を傾斜させることにより確実に取付部41A、42Aに接続することができる。このように、上記実施例に係る取付構造を用いた建具枠の取付工法では、脱型後の構造躯体2の開口部3に、建具枠41、42の取付部41A、42Aの位置に応じて予め取付具11を取り付けることができる。また、露出された上面部14に外部から接続金具12を装着することができ、作業効率が向上する。このため、予め建て込みが決められた建具枠41、42に応じて取付具11の位置決めを正確に行うことができ、しかも、建具枠41、42の取付部41A、42Aの位置に合わせて調整して接続することができる。建具枠41、42と接続金具12との接続が完了すると、構造躯体2と建具枠41、42との間には、モルタル等の充填材が充填され、取付構造10は埋め殺しされる。また、取付具11を金属製の材質(鉄、アルミニウム、銅など)で構成しているので、たとえ一部に取付具11と建具枠41、42との空隙が狭隘で接続具12を装着できない部位が生じても、溶接により取付具11と建具枠41、42とを固定することができる。
Next, the screw holes of the
図7は、本発明の第2の実施例に係る取付構造を示す斜視図である。この第2の実施例に係る取付構造110は、図7に示すように、取付具111とこの取付具111に装着される接続金具12とを備えて構成され、取付具111の構成が異なる点を除き上記第1の実施例に係る取付構造10とほぼ同一の構成を備えている。本実施例に係る取付具111は、内部に接続金具12の掛止部35が移動可能な空間が形成された細長い箱状の金属製本体113を備えている。この本体113は、長手方向の両端に形成された両端壁113A、113Bと、幅方向の両側に形成された両側壁113C、113Dと、上部開口を塞いで形成される上面114と、底部117とを有し、底部117には、端壁113A、113Bから長手方向に突出して形成された両端取付部117A、117Bが形成される。この本体113の上面114は平坦に形成され、この上面114には、ガイド120が形成される。ガイド120は、上面114の中央に沿って穿設されたスリット121と、このスリット121の一端に、スリット121と連続し上面114の幅方向に形成された導入口122とを有している。このガイド20には、接続金具12が導入口122を通じて掛脱自在に装着され、スリット121に沿って移動可能になっている。スリット121および導入口122の寸法は上記第1の実施例とほぼ同じである。底部117の両端取付部117A、117Bには、取付孔115、116が形成される。
FIG. 7 is a perspective view showing an attachment structure according to the second embodiment of the present invention. As shown in FIG. 7, the mounting
次に、上記第2の実施例に係る取付構造の作用とその作用に基づいて上記取付構造を用いた建具枠の取付工法について説明する。この第2の実施例に係る取付構造110のうち、取付具111は、図8に示すように、すでに成型が完了し、脱型された構造躯体2の開口部3の表面3Aに、建具枠42の取付部42Aの位置に応じて現場で取り付けられる(第1の工程)。取付具111は、取付部42Aの位置に応じて位置決めされると、両端取付部117A、117Bの取付孔115、116に螺子や釘などをねじ込んだり打ち込んで取り付けられる。このとき、ガイド120が形成された上面114は、開口部3に臨んでいる。次に、建具枠42の取付部42Aに螺子穴33が合う接続金具12を選択し、この接続金具12を導入口122からスリット121に導き、取付具111に装着する(第2の工程)。次に、取付部42Aの螺子穴と接続金具12の螺子穴33とを合わせてビス43により接続し、建具枠42と取付具111とが接続金具12を通じて接続される(第3の工程)。このとき、取付部42Aと接続金具12との位置がずれていても接続金具12をスリット121に沿って移動させることにより、確実に正確な位置で接続することができる。このように、第2の実施例における取付構造を用いた建具枠の取付工法では、脱型後の構造躯体2の開口部3に、建具枠42の取付部42Aの位置に応じて現場で取付具111を取り付けることができ、多種の建具枠に応じて取付具111の位置決めを正確に行うことができる。
Next, an operation of the attachment structure according to the second embodiment and an attachment method of the joinery frame using the attachment structure based on the operation will be described. Of the mounting
図9は、本発明の第3の実施例に係る取付構造を示す平面図である。この第3の実施例に係る取付構造210は、第1の実施例に係る取付具11が、仮留め部14A、14Bを長手方向の両端に形成しているのに対し、図9に示すように、取付具211の上部開口を塞いで形成される上面部214の幅方向の両側に、仮留め部214A、214Bを形成している。仮留め部214A、214Bには、仮留め孔215、216が穿設される。この取付構造210は、仮留め部214A、214Bが形成される位置が異なる点を除いて第1の実施例に係る取付具11とほぼ同一の構成を備えている。なお、これら仮留め部214A、214Bは、第2の実施例に係る取付具111に適用して底部117の両端取付部117A、117Bに代えて本体113の底部117の幅方向の両側に設けるようにしてもよい。
FIG. 9 is a plan view showing an attachment structure according to the third embodiment of the present invention. In the mounting
なお、上記各実施例では、取付具に接続金具を1個装着するようにしているが、これに限られるものではなく、取付具の本体を長手方向に延長して形成し、スリットもその延長された本体に応じて長く形成し、複数の接続金具を装着するようにしてもよい。この場合、建具枠に応じて種類の異なる接続金具を装着するようにしてもよい。さらに、上記各実施例では、接続金具12の掛止部35を折曲下部32とビス34とプレート36とにより構成しているがこれに限られるものではなく、ガイド20、120に接続金具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されるものであればよい。また、ガイドはスリットに限られるものではなく、図10に示すように、スリット両側を下方に折り曲げたり(図10の(A)参照)、スリット一側を下方に折り曲げ他側を断面L字状に折り曲げて(図10の(B)参照)、これら折り曲げられた側部間に掛止させるようにしてもよいし、本体下面を上方に膨出させ、接続金具の上下方向変位を規制するようにしてもよい(図10の(C)参照)。さらに、上記各実施例では、ガイドの一部として導入口を形成しているがこれに限られるものではなく、ガイドをスリットのみで構成し、掛止部をV字状ばね材で構成し、V字状ばね材を押し狭めてスリットに押し込み、V字状ばね材が本体内で弾発復帰すると、スリットからの脱落が防止されるようにしてもよい。また、取付具は開口部の角部に設けられるようL字状に屈曲させて形成するようにしてもよい。さらに、上記各実施例では、取付具や接続具を金属で構成しているがこれに限られるものではなく、合成樹脂で形成するようにしてもよい。上記各実施例では、ガイドを導入口とスリットとにより構成しているがこれに限られるものではなく、ガイドは接続具が外部から掛脱自在に装着され、かつ、移動自在に案内されさえすればよい。また、上記第1の実施例では、本体13の底部17にアンカー18を設けているがこれに限られるものではなく、上面部14に設けるようにしてもよいし、本体に凹凸を形成し、アンカーに代えてもよい。さらに、上記第2の実施例における取付具111は、底部117が箱状本体113の底部開口を塞ぐ底面部117Cを備えているが、これに限られるものではなく、底面部117Cを取り除いて、箱状本体113に底部開口を形成し、底部117を両端取付部117A、117Bのみから構成するようにしてもよい。また、上記第2の実施例における取付具111は、上面114に導入口122を形成しているがこれに限られるものではなく、側部113C、113Dに形成し、上面114のスリット121と連続するようにしてもよい。
In each of the above embodiments, one connection fitting is attached to the fixture. However, the present invention is not limited to this, and the fixture body is formed by extending in the longitudinal direction, and the slit is also extended. Depending on the main body formed, it may be formed long and a plurality of connection fittings may be attached. In this case, different types of connection fittings may be attached according to the joinery frame. Further, in each of the above embodiments, the hooking
図11の(A)は、本発明の第4の実施例に係る取付構造の一部を示す斜視図である。この第4の実施例に係る取付構造310は、取付具311と接続具312(図12参照)とを備えている。取付具311は、板状金具313と、この板状金具313の裏面313Bに接着剤により貼り付けられるブロック314とを備えて構成される(図11の(B)参照)。このブロック314は、例えば、発泡スチロールやゴム、他の合成樹脂材により構成され、螺子が内部に螺入可能な軟性でかつ中実の非結露性材料から構成される。板状金具313の両端には、釘や螺子が打ち込まれたりねじ込んだりされる取付孔315、316が形成される。また、板状金具313の一側面には、ブロック314をコンクリートやモルタルから保護する保護壁317が形成される。保護壁317の外側には、アンカー318が溶接される。
FIG. 11A is a perspective view showing a part of the mounting structure according to the fourth embodiment of the present invention. The mounting
接続具312は、図12に示すように、L字状金具320と、このL字状金具320の折曲部321に形成された調整用長孔のガイド孔322に移動可能に差し入れられ取付具313に螺着されるビス323とを備えて構成される。ビス323がガイド孔322に掛止された状態で固定されると、L字状金具320はビス322を中心にガイド孔322により位置が調整されるようになっている。L字状金具320の接続部324には、図示しない建具枠の取付部と接続する螺子穴325が形成される。
As shown in FIG. 12, the
次に、上記第4の実施例に係る取付構造の作用とその作用に基づいて上記取付構造を用いた建具枠の取付工法について説明する。上記実施例に係る取付構造310のうち、取付具311はコンクリート製または軽量気泡コンクリート製(ALC)の構造躯体2、2Aを成型する際、第1の実施例(図5参照)と同様に、取付具311の表面313Aを図示しない型枠の内面に予め接触させて仮留めする。仮留めは、表面313Aに養生テープ(図示せず)を貼って型枠に接触させ、取付孔315、316を通じて釘(図示せず)により仮留めする。仮留めの位置は、構造躯体2、2Aの開口部3に建て込まれる建具枠の取付部(図示せず)の位置に対応して決められる。図示しない型枠に取付具311が取り付けられた後、コンクリートまたは軽量気泡コンクリートが打設され、養生後、脱型し、図示しない養生テープを剥がすと、取付具311は表面313Aが開口部3に露出した状態で構造躯体2、2Aに埋設されるようになっている(第1の工程)。仮留めされた釘は埋め殺しされる。次に、露出された取付具311の表面313Aに、図示しない建具枠の取付部の位置に合わせて、接続具312のビス323を螺着する(第2の工程)。次に、図示しない建具枠の取付部と接続金具312の螺子穴325とを合わせて図示しないビスにより接続し、図示しない建具枠と取付具311とを接続金具312を通じて接続する(第3の工程)。このとき、取付部と接続金具312との位置がずれていても接続金具312をガイド孔322に沿って移動させることにより、確実に正確な位置で接続することができる。たとえ、図示しない建具枠の取付部に接続金具312が合わない場合でも、接続金具312を取付具311から取り外し、位置を変えることができる。
Next, an operation of the attachment structure according to the fourth embodiment and an attachment method of the joinery frame using the attachment structure based on the operation will be described. Of the mounting
図13は、本発明の第5の実施例に係る取付金具を示す斜視図である。この第5の実施例に係る取付金具410は、平坦に形成された差し込み部411と、この差し込み部411の一端からコ字状に折曲されアングル(形鋼)19を挟み込む挟み込み部412とを備えている。また、この取付金具410は、挟み込み部412の他端部が折曲されて接続部414が形成される。接続部414には、建具枠41の取付部41Aにビス43を通じて接続される螺子穴415が形成される。アングル19は、軽量気泡コンクリート製構造躯体(ALC)2Aの開口部3に設けられる。このアングル19は、従来、溶接により建具枠41と接続する際に用いていたもので、アングル19が設けられた開口部3は、軽量気泡コンクリートが露出する面積が小さく、上記第1ないし第4の実施例に示す取付構造を設けるには、設置場所に制約がある。
FIG. 13 is a perspective view showing a mounting bracket according to the fifth embodiment of the present invention. The mounting
本実施例に係る取付金具410を、開口部3に取り付ける際には、まず、差し込み部411の先端部411Aを構造躯体2Aとアングル19との間に差し入れ、次に、差し込み部411と挟み込み部412との間に形成された叩打部416をハンマーで叩き、差し込み部411をアングル19内に打ち込み、接続部414が建具枠41の取付部41A位置に達すると、打ち込みを止め、ビス43により取付金具410と建具枠41とを接続するようにしている(図14参照)。このため、本実施例に係る取付金具410では、構造躯体側に取付場所の制約があっても、取付金具を容易に取り付けることができ、作業効率が向上する。また、取付金具が簡素化されるので、コストダウンを図ることができる。
When attaching the mounting
図15は、本発明の第6の実施例に係る取付金具を示す斜視図である。この第6の実施例に係る取付金具510は、平坦に形成された差し込み部511と、この差し込み部511の他端が折曲された接続部512とを備えている。接続部512には、建具枠41の取付部41Aにビス43を通じて接続される螺子穴513が形成される。差し込み部511には、この差し込み部511との間でアングル19を挟持する挟持部材514が取り付けられる。この挟持部材514は、ガイド孔515を有する平坦な習動部516と、この習動部516の一端から立ち上がりアングル19の厚さに応じた高さを有する立ち上がり部517と、この立ち上がり部517上端から習動部516と平行に延びアングル19を挟み込む挟み込み部518と、ガイド孔515に遊びを有して差し入れられ差し込み部511に螺着されるビス519とを備えて構成される。
FIG. 15 is a perspective view showing a mounting bracket according to the sixth embodiment of the present invention. The mounting
本実施例に係る取付金具510を、構造躯体2Aの開口部3に取り付ける際には、まず、差し込み部511の先端部511Aを構造躯体2Aとアングル19との間に差し入れ、次に、接続部512をハンマーで叩き、差し込み部511をアングル19内に打ち込み、接続部512が建具枠41の取付部41A位置に達すると、打ち込みを止める。次に、挟持部材514のビス519をガイド孔515に差し入れた状態で、差し込み部511に形成された図示しない螺子穴にねじ込む。次に、習動部516をガイド孔515に沿って移動させて、立ち上がり部517にアングル19の端部を当てて挟持部材514の位置決めを行い、ビス519をさらにねじ込み、アングル19を挟持部材514で挟持する。次に、ビス43により取付金具510と建具枠41とを接続するようにしている(図16参照)。このように、本実施例に係る取付金具510では、挟持部材を形鋼の位置に合致させて調整し確実に取り付けることができ、取付金具を確実に形鋼に係止させることができる。
When attaching the mounting
10 取付構造
11 取付具
12 接続金具(接続具)
14 上面部
20 スリット(ガイド)
21 導入口(ガイド)
41、42 建具枠
10
14
21 Introduction (Guide)
41, 42 Joinery frame
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