JP2007031751A - 薬液供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CVD原料となる薬液が貯蔵されるCVD装置のプロセスボンベが空になった場合であっても、前記プロセスボンベを交換することなく、短時間で前記プロセスボンベに前記薬液を充填する。
【解決手段】 CVD装置に配置され密閉されたプロセスボンベ8に対し、薬液供給装置に配置され密閉された固定ボンベから薬液が供給され、配管から構成される経路54にて、固定ボンベ内の薬液をHeガスで圧することによって、薬液を固定ボンベからプロセスボンベ8へ供給する。次いで、プロセスボンベ8内の圧力を下げた後、経路54に繋がり、配管から構成される経路55から、経路54にHeガスを導入して、プロセスボンベ8または固定ボンベに、経路54に存在している薬液を圧する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、薬液供給技術に関し、特に、TDMAT(テトラキス(ジメチルアミノ)チタン)など蒸気圧の低い薬液や腐食性のある薬液および毒性・可燃性・自燃性・空気との反応性のある供給技術に適用して有効な技術に関するものである
CVD(Chemical Vapor Deposition)装置など、化学反応により成膜処理を行う場合に、その原料として例えばTDMAT(テトラキス(ジメチルアミノ)チタン)などの薬液が用いられる。
特許文献1には、TDAAT(テトラキス(ジアルキルアミノ)チタン)原料をCVD装置の近傍に配置されたバブリング供給装置へ供給するTDAAT供給装置において、TDAAT原料の液面を光学センサにて測定してTDAATが少なくなったときに充填する技術が開示されている。
特許文献2には、液体CVD原料ガスを原料供給容器に入れて原料ガスの交換時にバイパス管を経由させて原料ガスの配管内に残存する原料ガスを除去する技術が開示されている。
特許文献3には、ヘリウムガスの供給において、ヘリウムボンベから液体ヘリウム容器につながる経路に流量制御装置を配置してヘリウムガスの流量を制御する技術が開示されている。
特許文献4および特許文献5には、TDMATを用いた装置のTDMATガスのガス供給配管へのガスの供給、パージをプログラムされたコントローラを介して自動的に行う技術が開示されている。
特許文献6には、CVD装置へ原料ガスを供給するバブラの原料ガスの残量を超音波センサでモニタして、残量が少なくなってきたときに、原料ガスの貯蔵容器から自動的に原料を供給する技術が開示されている。
特開2001−49434号公報([0019]〜[0020]、[0030]、図1、図2) 特開2003−168651号公報([0024]〜[0027]、[0030]、図1) 特開2002−130596号公報([0007]〜[0008]、図1) 特開2001−32072号公報([0012]〜[0018]、図2) 特開2000−197861号公報([0032]〜[0040]、図1) 特開2000−167381号公報([0016]〜[0017]、[0045]、図1)
例えばLSI(Large Scale Integration)を構成するトランジスタは、例えば金属電極とのコンタクト抵抗に大きな影響を受ける。このため低抵抗コンタクトを得るためのバリアメタルとして、例えばTi(チタン)とTiN(窒化チタン)との積層構造を上記LSIに適用することができる。
このTi/TiNの1つの製法として、TDMAT(テトラキス(ジメチルアミノ)チタン:Ti(N(CH)などの蒸気圧の小さい薬液をCVD(Chemical Vapor Deposition)原料として適用したCVD技術がある。このTDMATを適用したCVD技術は、例えば微細化されたコンタクトの側面や底面での成膜の被膜性に優れた技術である。
例えばTiN膜をCVD装置の反応室で成膜する場合、CVD原料となるTDMATなどの薬液はCVD装置のシリンダキャビネット内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベから供給される。図4は、公知技術ではないが本発明者が検討した薬液供給技術に適用されるCVD装置の一例を示す説明図である。
本発明者が検討した薬液供給技術を図4により概略して説明すると、例えばTiN膜をCVD装置101の反応室102で成膜する場合、CVD原料となるTDMATなどの薬液103がCVD装置101のシリンダキャビネット104内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベ105から供給される。
図4に示すように、シリンダキャビネット104は、例えばTDMATなどの薬液103が貯蔵(充填)されているプロセスボンベ105と、プロセスボンベ105に接続される多岐管とバルブからなるマニホールドA107を含んで構成される配管系とを備えている。なお、シリンダキャビネット104は、可燃性、有毒性、腐食性などの性質を有する薬液が、プロセスボンベ105などから漏れた場合に、シリンダキャビネット104の外部に放散されることを防止する役割を有する。
また、プロセスボンベ105には、薬液が供給される経路であってマニホールドA107とプロセスボンベ105との間に配置されているバルブ108、継手109、および、圧送ガスが導入される経路であってマニホールドA107とプロセスボンベ105との間に配置されているバルブ110、継手111が備え付けられている。配管系には、反応室102とマニホールドA107との間であってマニホールドA107の近傍に配置されたバルブ112と液体マスフロー121、インジェクションバルブ122および反応室102の近傍に配置されたバルブ123が備え付けられている。インジェクションバルブ122からバルブ123を経由して反応室102まではヒータ124が備え付けられている。また、配管系には、圧送ガス口113とマニホールドA107との間にあってマニホールドA107の近傍に配置されたバルブ114とベントガス口115とマニホールドA107との間にあってマニホールドA107の近傍に配置されたバルブ116が備え付けられている。さらに、配管系には、キャリアガス口119とインジェクションバルブ122との間にあってインジェクションバルブ122の近傍に配置されたバルブ120および真空排気口117とインジェクションバルブ122との間にあってインジェクションバルブ122の近傍に配置されたバルブ118とが備え付けられている。
このような構成によって、本発明者が検討した薬液供給技術は、圧送ガス口113から圧送ガスをプロセスボンベ105内に送り込むと、プロセスボンベ105の空域(内部空間)の圧力が高められて、薬液が供給される経路にて薬液103がプロセスボンベ105から反応室102に供給される。
プロセスボンベ105内の薬液103が空、あるいは、少量となった場合、薬液が充填された新たなプロセスボンベに交換される。具体的には、継手109、111からプロセスボンベ105とマニホールドA107とを分離した後、薬液が充填された新たなプロセスボンベに交換される。ここで、CVD原料となるTDMATなどの薬液103は、可燃性、有毒性等を有するものであるので、プロセスボンベ105を交換する前には、マニホールドA107を含めた配管系に存在する薬液を、例えば圧送ガス口113から導入された例えばHe(ヘリウム)ガスによって、パージする必要がある。また、プロセスボンベ105を交換した後には、交換時にマニホールドA107を含めた配管系に存在する大気を、例えば圧送ガス口115から送られた例えばN(窒素)ガスによって、パージする必要がある。このようにパージをすることで、残存した薬液が異物となるのを防止する。
しかしながら、例えばTDMATなどのような蒸気圧が低く、常温では液体で存在する薬液をCVD原料とする場合、マニホールドA107を含む配管系などに薬液が残存することがある。このため、前述したようなパージをある程度繰り返す工程、マニホールドA107を含む配管系とバルブをヒート機構によって加熱し、薬液のガス化を促進して排出を容易にする工程、多岐管とバルブからなるマニホールドA107をプロセスボンベ105の交換と同時に、新品等に交換する工程などが必要であった。
このように、プロセスボンベ105に例えばTDMATなどの薬液103がなくなった場合、薬液が充填された新たなプロセスボンベと交換するに際し、十分なパージ、リークチェックなどの工程のために、また、プロセスボンベの交換が作業者により行われているために、CVD装置101を、例えば3日程度の長時間に渡って停止させる必要があった。
したがって、CVD装置の停止時間を短縮するためには、CVD装置のシリンダキャビネット内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベ、さらには、配管系に含まれるマニホールドを交換しないことが有益であると考える。
そこで、本発明者は、CVD原料となる薬液が貯蔵されるCVD装置のプロセスボンベが空になった場合であっても、前記プロセスボンベを交換することなく、薬液供給装置を用いて、前記プロセスボンベに前記薬液を供給する薬液供給技術について検討した。図5は、本発明者が検討した薬液供給技術に適用されるCVD装置および薬液供給装置の一例を示す説明図である。
公知技術ではないが本発明者が検討した薬液供給技術を図5により概略して説明すると、例えばTiN膜をCVD装置51の反応室10で成膜する場合、CVD原料となるTDMATなどの薬液38がCVD装置51のシリンダキャビネット2内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベ8から供給される。その後、CVD原料となる薬液38が貯蔵されるCVD装置51のプロセスボンベ8が空となった場合であっても、薬液供給装置1を用いて、プロセスボンベ8に薬液供給装置1に配置され密閉された容器である固定ボンベ6から薬液36が供給される。なお、反応室10で成膜する場合と同様にして、例えばTiN膜をCVD装置51の反応室11で成膜する場合、CVD原料となるTDMATなどの薬液がシリンダキャビネット3内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベ9から供給されることなる。
図5に示すように、CVD装置51のシリンダキャビネット2は、例えばTDMATなどの薬液38が貯蔵(充填)されているプロセスボンベ8と、プロセスボンベ8に接続されるマニホールドA40を含んで構成される配管系とを備えている。また、プロセスボンベ8には、薬液38が反応室10へ供給される経路であってマニホールドA40とプロセスボンベ8との間にバルブ26が備え付けられている。
また、CVD装置51に薬液を供給する薬液供給装置1は、その筐体内に2つの密閉された容器である固定ボンベ6と交換ボンベ7とを有する。交換ボンベ7内の薬液37を圧送ガス口52からの例えばHe(ヘリウム)ガスで圧することによって、交換ボンベ7から固定ボンベ6へ薬液37が供給される。さらに、この固定ボンベ6内の薬液36を圧送ガス口53からの例えばHeガスで圧することによって、固定ボンベ6からプロセスボンベ8へ多岐管とバルブバルブからなるマニホールドB41を介して、薬液36が供給される。なお、固定ボンベ6の薬液36は、バルブ12およびバルブ13の開閉によって、シリンダキャビネット2内のプロセスボンベ8またはシリンダキャビネット3内のプロセスボンベ9に供給されることとなる。
このような構成によって、本発明者が検討した薬液供給技術は、例えばCVD原料となる薬液38が貯蔵されるCVD装置51のプロセスボンベ8が空になった場合であっても、プロセスボンベ8を交換することなく、薬液供給装置1からプロセスボンベ8に薬液36を供給することができる。
しかしながら、例えばTiN膜をCVD装置51の反応室10で成膜する場合、薬液38が十分に充填されたプロセスボンベ8が空になるには、例えば1ヶ月程度の期間がかかる。このため、薬液供給装置1からプロセスボンベ8に薬液36が供給される経路を構成する渡り配管39内とマニホールドB41には、薬液36が1ヶ月間程度存在したままとなる。前述したように、CVD原料となるTDMATなどの薬液36は、可燃性、有毒性等を有するものである。このため、薬液36を1ヶ月間程度存在したままとすることは、安全性などの面から好ましいことではない。また、薬液38が十分プロセスボンベ8に充填された後、薬液供給装置1とCVD装置51のシリンダキャビネット2とを連結する渡り配管39とマニホールドB41およびプロセスボンベ8の取り付け・取り外し、すなわち渡り配管39とマニホールドB41およびプロセスボンベ8をリーク等トラブルで交換する場合、前述したように、十分なパージ、リークチェック、真空引きなどの工程のために、CVD装置51を長時間に渡って停止させる必要があると考えられる。
本発明の目的は、CVD原料となる薬液が貯蔵されるCVD装置のプロセスボンベが空になった場合であっても、前記プロセスボンベを交換することなく、短時間で前記プロセスボンベに前記薬液を充填することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、薬液を用いた化学反応によって処理を行う装置に配置され、密閉された第1容器に対し、薬液供給装置に配置され、密閉された第2容器から、前記薬液が供給される第1経路とを有する薬液供給方法であって、以下の工程が行われる。まず、第1配管から構成される前記第1経路において、前記第2容器内の前記薬液を第1ガスで圧することによって、前記薬液を第2容器から第1容器へ供給する。次いで、前記第1容器内の圧力を下げた後、第2配管から構成される前記第2経路から前記第1経路に第2ガスを導入して、前記第1経路に残存している前記薬液を前記第1または第2容器に戻す。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明の薬液供給方法によれば、CVD原料となる薬液が貯蔵されるCVD装置のプロセスボンベが空になった場合であっても、前記プロセスボンベを交換することなく、短時間で前記プロセスボンベに前記薬液を充填することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
まず、本発明の実施の形態における薬液供給技術を図1により概略して説明する。図1は、本発明の実施の形態における薬液供給技術が適用されるCVD装置および薬液供給装置を示す説明図である。
例えばTiN膜を化学反応によって処理を行う装置であるCVD装置51の反応室10で成膜する場合、CVD原料となるTDMAT(テトラキス(ジメチルアミノ)チタン:Ti(N(CH)などの薬液38がCVD装置51のシリンダキャビネット2内に配置され密閉された容器(第1容器)であるプロセスボンベ8から供給される。さらに、CVD原料となる薬液が貯蔵されるCVD装置のプロセスボンベが空となった場合であっても、薬液供給装置1を用いて、プロセスボンベ8に薬液供給装置1に配置され密閉された容器(第2容器)である固定ボンベ6から薬液36が供給される。なお、反応室10で成膜する場合と同様にして、例えばTiN膜をCVD装置51の反応室11で成膜する場合、CVD原料となる薬液である例えばTDMATがシリンダキャビネット3内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベ9から供給されることなる。
図1に示すように、CVD装置51のシリンダキャビネット2は、例えばTDMATなどの薬液38が貯蔵(充填)されているプロセスボンベ8と、プロセスボンベ8に接続されるマニホールドA40を含んで構成される配管系とを備えている。また、プロセスボンベ8には、薬液38が反応室10へ供給される経路であってマニホールドA40とプロセスボンベ8との間にバルブ26が備え付けられている。
また、CVD装置51に薬液を供給する薬液供給装置1は、その筐体内に2つの密閉された容器である固定ボンベ6と交換ボンベ7とを有する。交換ボンベ7内の薬液37を圧送ガス口52から例えばHe(ヘリウム)ガスで圧することによって、交換ボンベ7から固定ボンベ6へ薬液37が供給される。さらに、この固定ボンベ6内の薬液36を圧送ガス口53から例えばHeガスで圧することによって、固定ボンベ6からマニホールドB41を介してプロセスボンベ8へ薬液36が供給される。なお、固定ボンベ6の薬液36は、バルブ12およびバルブ13の開閉によって、シリンダキャビネット2内のプロセスボンベ8またはシリンダキャビネット3内のプロセスボンベ9に供給されることとなる。
このような構成によって、本発明者が検討した薬液供給技術は、例えばCVD原料となる薬液38が貯蔵されるCVD装置51のプロセスボンベ8が空になった場合であっても、プロセスボンベ8を交換することなく、薬液供給装置1からバルブ12とバルブ13およびマニホールドB41の制御でボンベ8に薬液36が供給される。
次に、本発明の実施の形態における薬液供給技術を図2により詳細に説明する。図2は、図1のCVD装置および薬液供給装置をより詳細に示す説明図であり、図1の領域Aがより詳細に示されている。
図2に示すように、CVD装置に配置され密閉された容器(第1容器)であるプロセスボンベ8は、例えば容量が1.2リットル程度の小型の円形密閉容器であり、プロセスボンベ8内に貯蔵される薬液38の残量が少ない順からLLレベル31、Lレベル32、Mレベル33、Hレベル34およびHHレベル35によって薬液38の量が5段階表示されるようになっている。
プロセスボンベ8の容器本体の天井部を貫通し下端が容器本体の底部の近傍に位置する管(配管)に配置されたバルブ26によって、プロセスボンベ8からCVD装置側薬液口16へ供給される薬液38の量が調整される。なお、CVD装置側薬液口16は、図1に示したプロセスボンベ8からCVD装置51の反応室10へ薬液38が供給される経路において、バルブ26とマニホールドA40との間に存在している。
また、プロセスボンベ8の容器本体の天井部を貫通し下端がHHレベル35より高くに位置する管(配管)に配置されたバルブ27によって、圧送ガス口17からプロセスボンベ8へ圧送されるガス(第1ガス)である例えばHeガスの量が調整される。なお、圧送ガス口17は、図1ではマニホールドB41内にあるため省略されている。
また、プロセスボンベ8の容器本体の天井部を貫通し下端がHHレベル35より高くに位置する管(配管)に配置されたバルブ24によって、プロセスボンベ8から逆止弁30を介してベント口18へ排気され、プロセスボンベ8の空域57の圧力が、例えば大気圧まで下げられる。なお、バルブ24、逆止弁30およびベント口18は、図1では省略されている。
また、プロセスボンベ8の容器本体の天井部を貫通し下端がHHレベル35より高くに位置する管(配管)に配置されたバルブ25、バルブ21およびバルブ12によって、薬液供給装置側薬液口15からプロセスボンベ8へ供給される薬液38の量が調整される。ここで、符号54は、化学反応によって処理を行う装置であるCVD装置に配置され密閉された容器(第1容器)であるプロセスボンベ8に対し、薬液供給装置に配置され密閉された容器(第2容器)である固定ボンベから薬液が供給され、管(第1配管)から構成される経路(第1経路)である。なお、薬液供給装置側薬液口15は、図1に示した固定ボンベ6からプロセスボンベ8へ薬液36が供給される経路において、バルブ12と固定ボンベ6との間に存在する。
また、バルブ23、28によって、圧送ガス口19から経路54を構成する配管へ圧送されるガス(第2ガス)である例えばHeガスの量が調整される。ここで、符号55は、経路54に連結された管(第2配管)から構成される経路(第2経路)である。なお、バルブ23、28および圧送ガス口19は、図1ではマニホールドB41内にあるため省略されている。
また、バルブ14、22、28および真空計42によって、経路54を構成する配管を真空排気口20から排気する量が調整される。ここで、符号56は、経路54に連結された管(第3配管)から構成される経路(第3経路)である。なお、バルブ22、28はマニホールドB41内にあり、バルブ14と真空計42とともに、図1では省略されている。
また、バルブ29およびその管(配管)は、例えばTDMATなどの薬液による逆止弁30の損傷を防止するために、プロセスボンベ8から逆止弁30を介してベント口18へ排気される経路と経路55とに架かるように配置されている。すなわち、プロセスボンベ8の空域57のガスを、バルブ24および逆止弁30を介して排気することによって、逆止弁30が損傷する場合があるので、圧送ガス口19から例えばHeガスで、逆止弁30をパージする目的でバルブ29が配置されている。なお、バルブ29は、図1ではマニホールドB41内にあるため省略されている。
次に、本発明の実施の形態における薬液供給方法を図1〜図3により説明する。図3は、本発明の実施の形態における薬液供給方法のフロー図である。
まず、化学反応によって処理を行う装置であるCVD装置51の例えば反応室10で、例えばTiN膜の成膜処理を行う(ステップS10)。TiN膜をCVD装置51の反応室10で成膜する場合、CVD原料となるTDMATなどの薬液38はCVD装置51のシリンダキャビネット2内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベ8から供給される。すなわち、圧送ガス口17から例えばHeガスをプロセスボンベ8内に送り込むと、プロセスボンベ8の空域57の圧力が高められて、薬液38がプロセスボンベ8から反応室10に供給され、使用される。
ここで、プロセスボンベ8内の薬液38が空、あるいは、少量となるまで、薬液供給装置1からプロセスボンベ8へは薬液36は供給されない状態(スタンバイ状態)が継続している。このとき、経路54において、バルブ12と、バルブ25との間の配管は、真空引きの状態で保持されている。すなわち、バルブ21、28、22、14を「開」状態にし、経路54に繋がる経路56の真空排気口20から真空引きすることによって、バルブ12と、バルブ25との間の配管(渡り配管)は、真空引きの状態で保持されている。
図5で示した本発明者が検討した薬液供給技術が適用されるCVD装置および薬液供給装置では、前述したスタンバイ状態において、渡り配管39には薬液が残存していた。このCVD原料となる例えばTDMATなどの薬液は、可燃性、有毒性等を有するものであるため、渡り配管39に薬液を長期間存在したままとすることは、安全性および品質面から好ましいことではなかった。しかしながら、本実施の形態では、スタンバイ状態においてバルブ12と、バルブ25との間の配管(渡り配管)が、真空引きの状態で保持されているので、安全性と供給装置および薬液の品質が高いといえる。
続いて、固定ボンベ6からプロセスボンベ8へ薬液36を供給する前に、バルブ21、28、22、14を「閉」状態にする。次いで、反応室10へ薬液38を供給することで圧力が高い状態となったプロセスボンベ8の空域57の圧力を、バルブ24を「開」状態にして、例えば大気圧まで下げた(ステップS20)後、再びバルブ24を「閉」状態にする。
続いて、薬液供給装置1の固定ボンベ6からCVD装置51のプロセスボンベ8へ薬液36を供給する(ステップS30)。CVD装置51に配置され密閉された容器(第1容器)であるプロセスボンベ8に対し、薬液供給装置1に配置され密閉された容器(第2容器)である固定ボンベ6から薬液36が供給される経路(第1経路)54が、配管(第1配管)から構成されている。したがって、この経路54のバルブ12、21、25を「開」状態で、固定ボンベ6内の薬液36を例えば38psi(0.26Pa)程度のガス(第1ガス)であるHeガスで圧することによって、Hレベル34になるまでプロセスボンベ8に固定ボンベ6から薬液36を供給する。ここで、プロセスボンベ8のHレベル(第1レベル)34以上に薬液38が供給された場合であっても、プロセスボンベ8内の上昇した圧力が一定の圧力になることにより、プロセスボンベ8のHHレベル(第2レベル)35で薬液38の供給を停止することもできる。なお、薬液38の供給を停止する圧力は、プロセスボンベ38に圧送されるHeガスと同じ、例えば38psi(0.26Pa)程度とすることができ、薬液38のオーバフローが防止できる。
続いて、プロセスボンベ8内の圧力を下げる(ステップS40)。すなわち、プロセスボンベ8へ薬液36を供給した後は、プロセスボンベ8の空域57の圧力が高い状態であるため、バルブ24を「開」状態で、例えば大気圧まで圧力を下げた後、バルブ24を「閉」状態にする。
続いて、経路54に連結され、配管(第2配管)から構成される経路55から、経路54に例えばHeガス(第2ガス)を導入して、プロセスボンベ8または固定ボンベ6に、経路54に存在している薬液を圧する(ステップS50)。すなわち、バルブ25、28、23を「開」状態で、Heガスによって経路54の配管に残存している薬液をプロセスボンベ8または固定ボンベ6に戻した後、バルブ25、28、23を「閉」状態にする。
この後、プロセスボンベ8内の圧力を下げる工程(ステップS40)と、経路54に連結され、配管(第2配管)から構成される経路55から、経路54に例えばHeガス(第2ガス)を導入して、プロセスボンベ8または固定ボンベ6に、経路54に存在している薬液を圧する工程(ステップS50)を繰り返し行っても良い。数回繰り返し行うことで、経路54の配管に残存している薬液をより排除することができる。
続いて、バルブ23およびバルブ29を「開」状態にして、圧送ガス口19から逆止弁30を介してベント口18までの経路に、例えばHeガスを導入して、逆止弁30からベント口18までの排気経路のパージを行う(ステップS60)。このようなパージを行うことで、例えばTDMATなどの薬液による逆止弁30の損傷を防止することができる。
続いて、経路55から経路54に例えばHeガスを導入して、経路54をパージする(ステップS70)。すなわち、バルブ23、28、21を「開」状態で、圧送ガス口19から例えばHeガスを導入して、経路54の配管をパージした後、バルブ23、28、21を「閉」状態にする。
続いて、経路54に連結され、配管(第3配管)からなる経路(第3経路)56から真空引きして、経路54内の圧力を下げる(ステップS80)。すなわち、バルブ14、22、28、21を「開」状態で、真空排気口20から、経路54の配管を真空引きした後、バルブ14、22、28、21を「閉」状態にする。
この後、経路55から経路54に例えばHeガスを導入して、経路54をパージする工程(ステップS70)と、経路54に連結され、配管(第3配管)からなる経路(第3経路)56から真空引きして、経路54内の圧力を下げる工程(ステップS80)を繰り返し行っても良い。数回繰り返し行うことで、経路54の配管に残存している薬液をより排除することができる。
続いて、経路54に連結され、経路56から真空引きして、経路54内の圧力を所定の圧力に保持する(ステップS90)。すなわち、バルブ14、22、28、21を「開」状態で、真空排気口20から、経路54の配管を真空引きした後、バルブ14、22、28、21を「閉」状態にする。ここで、所定の圧力は、例えばドライポンプによって、0.01Pa〜3Paの範囲内であることが好ましい。より高真空ポンプを用いて、より高真空にすることも可能であるが、設備コスト、真空引きにかかる時間などを考慮しても、ドライポンプによって0.01Pa〜3Paの範囲内の圧力にする。
続いて、経路54の配管のリークチェックを行い(ステップS100)、前述したスタンバイ状態となる。
続いて、経路54に連結され、経路56から真空引きして、経路54内の圧力を所定の圧力に保持してもよい(ステップS110)。
これまで説明した本発明の実施の形態で示した薬液供給方法は、自動制御することができる。また、遠隔操作コントローラ(リモートコントローラ)5で操作することもできる。さらに、プロセスボンベ8のHレベル(第1レベル)34以上に薬液38が供給された場合であっても、プロセスボンベ8内の上昇した圧力が一定の圧力になることにより、プロセスボンベ8のHHレベル(第2レベル)35で薬液38の供給を停止することもできると共に、遠隔操作コントローラ5が警告を発することもできる。なお、薬液38の供給を停止する圧力は、プロセスボンベ38に圧送されるHeガスと同じ、例えば38psi(0.26Pa)程度とすることができ、薬液38のオーバフローが防止できる。
本発明の実施の形態で示した薬液供給技術では、CVD装置のシリンダキャビネット内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベ、および、そのプロセスボンベの上部に取り付けられたマニホールドを交換しなくて良い。したがって、本発明者が検討した薬液供給技術において必要であったCVD装置の長時間の停止時間、すなわちプロセスボンベ、および、そのプロセスボンベ側に取り付けられたマニホールドを交換するためのCVD装置の一台の月あたり例えば3日程度の停止時間を無くすることができる。また、停止時間の削減により交換作業者も、他業務に従事することができる。また、例えばLSIなどの半導体装置を構成するトランジスタのコンタクトプラグ用金属膜として、例えばTiN膜をCVD装置の反応室で成膜する場合、本発明の実施の形態で示した薬液供給技術を用いることによって、半導体装置の製造流動がスムーズとなる。
また、本発明者が検討した薬液供給技術においてCVD装置のシリンダキャビネット内に配置されたプロセスボンベは、1つあたり、例えば1.2リットルの薬液が充填されていた。したがって、プロセスボンベを交換するため、例えば1.2リットルの薬液ごとにプロセスボンベを購入する必要があった。しかしながら、本発明の実施の形態で示した薬液供給技術によれば、プロセスボンベを交換する必要がなくなり、多量の薬液ごと、例えば4リットルの薬液ごとに購入することができるため、薬液の単価を低減することができる。
また、本発明者が検討した薬液供給技術においてCVD装置のシリンダキャビネット内に配置されたプロセスボンベの薬液が、ある程度残っている状態(例えば薬液の残量が100ml程度)で交換するため、薬液が無駄になる場合があった。しかしながら、本発明の実施の形態で示した薬液供給技術によれば、薬液が入った交換ボンベを交換するだけでプロセスボンベを交換する必要がなくなるため、製造コストを低減することができる。
また、本発明の実施の形態で示した薬液供給技術では、プロセスボンベまたは固定ボンベまたは交換ボンベに繋がる配管およびバルブ内に残存する薬液を薬液供給時にガスでパージした後真空引きしたスタンバイ状態で保持している。このため、CVD装置のシリンダキャビネット内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベと共に、そのプロセスボンベ側に取り付けられたマニホールドを、新品の、または、再生したマニホールドに交換しなくて良い。したがって、本発明者が検討した薬液供給技術において必要であったマニホールドの部材コストを無くすることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、化学反応によって処理する装置として、CVD装置を適用した場合について説明したが、スパッタ装置、エッチング装置などに適用しても良い。
また、例えば、前記実施の形態では、CVD装置の反応室を2室配置した場合について説明したが、反応室が1室または3室などの複数室であってもよい。すなわち、この反応室に対応したプロセスボンベをそれぞれ配置した場合であっても、本発明の薬液供給方法によれば、CVD装置のシリンダキャビネット内に配置され密閉された容器であるプロセスボンベ、および、そのプロセスボンベ側に取り付けられたマニホールドを交換しなくて良い。
また、例えば、前記実施の形態では、薬液としてTDMATを適用した場合について説明したが、TDAAT(テトラキス(ジアルキルアミノ)チタン)、TDEAT(テトラキス(ジエチルアミノ)チタン)、TEMAT(テトラキス(エチルメチルアミノ)チタン)などの蒸気圧の低い薬液を適用することができる。
また、例えば、低蒸気圧で熱分解性のある薬液が適用される場合、CVD装置側では、以下に示すような薬液供給方法を行うこともできる。
例えばTDMAT(テトラキス(ジメチルアミノ)チタン)のような低蒸気圧で熱分解性のある薬液を図4に示したような液体マスフロー121、インジェクションバルブ122を通して所定量を反応室102に供給する場合、蒸気圧を高めて薬液の量を確保するためにヒータ124が用いられる。この場合ヒータ124の温度設定は通常薬液の熱分解温度より低い温度に設定される。なぜなら、長時間高温で保持すると薬液が熱分解してしまうからである。例えばTDMATは、90℃程度で眼に見える速さで熱分解を生じ、50℃程度に保持した場合は約6月で明らかな熱分解が生じる薬液である。そこで薬液としてTAMATを用いた場合、ヒータ124をオン状態にし、その温度は通常60℃から80℃に制御される。
一方、CVD装置101のようなプロセス装置はプロセスボンベ105の交換作業や反応室102の清掃等の製品製造作業以外の非定常作業や製品待ち時間に数時間から数日間停止する場合がある。このとき、プロセスボンベ105からCVD装置101の反応室102までの配管等に薬液が残っているとヒータ124やマニホールドA107に付帯するヒータの影響で薬液の熱分解が部分的に起こる。また、通常、液体マスフロー121、インジェクションバルブ122のシートは樹脂でできているので耐熱温度以下であっても温度によって長期的には変形等を生じやすくなる。
そこでCVD装置101がスタンバイ状態や非定常作業状態の場合などの反応室102に薬液を供給しない場合、プロセスボンベ105から反応室102の間のヒータ124およびマニホールドA107に付帯するヒータをオフ状態とし、薬液を液体マスフロー121、インジェクションバルブ122内を真空排気口117からバルブ118を介して排気真空引きで保持する。これにより、残留した薬物などを排出でき、薬液の熱分解や樹脂の変形等によって生じる液体マスフロー121、インジェクションバルブ122の故障を防止することができる。
本発明は、薬液を供給する技術に幅広く利用されるものである。
本発明の実施の形態における薬液供給技術が適用されるCVD装置および薬液供給装置を示す説明図である。 図1のCVD装置および薬液供給装置をより詳細に示す説明図である。 本発明の実施の形態における薬液供給技術のフロー図である。 本発明者が検討した薬液供給技術が適用されるCVD装置の一例を示す説明図である。 本発明者が検討した薬液供給技術が適用されるCVD装置および薬液供給装置の一例を示す説明図である。
符号の説明
1 薬液供給装置
2、3 シリンダキャビネット
4 CVD装置本体
5 遠隔操作コントローラ
6 固定ボンベ
7 交換ボンベ
8、9 プロセスボンベ
10、11 反応室
12、13 バルブ
15 薬液供給装置側薬液口
16 CVD装置側薬液口
17 圧送ガス口
18 ベント口
19 圧送ガス口
20 真空排気口
21、22、23、24、25、26、27、28、29 バルブ
30 逆止弁
31 LLレベル
32 Lレベル
33 Mレベル
34 Hレベル
35 HHレベル
36、37、38 薬液
39 渡り配管
40 マニホールドA
41 マニホールドB
42 真空計
51 CVD装置
52、53 圧送ガス口
54、55、56 経路
57 空域
101 CVD装置
102 反応室
103 薬液
104 シリンダキャビネット
105 プロセスボンベ
107 マニホールドA
108 バルブ
109 継手
110 バルブ
111 継手
112 バルブ
113 圧送ガス口
114 バルブ
115 ベントガス口
116 バルブ
117 真空排気口
118 バルブ
119 キャリアガス口
120 バルブ
121 液体マスフロー
122 インジェクションバルブ
123 バルブ
124 ヒータ
A 領域

Claims (15)

  1. 薬液を用いた化学反応によって処理を行う装置に配置され、密閉された第1容器に対し、薬液供給装置に配置され、密閉された第2容器から、前記薬液が供給される第1経路と、
    前記第1経路に連結された第2経路とを含んで行われる薬液供給方法であって、
    (a)第1配管から構成される前記第1経路において、前記第2容器内の前記薬液を第1ガスで圧することによって、前記薬液を前記第2容器から前記第1容器へ供給する工程、
    (b)前記第1容器内の圧力を下げる工程、
    (c)前記工程(b)の後、第2配管から構成される前記第2経路から前記第1経路に第2ガスを導入して、前記第1経路に残存している前記薬液を前記第1または第2容器に戻す工程、
    を有することを特徴とする薬液供給方法。
  2. 請求項1記載の薬液供給方法において、
    前記工程(b)および工程(c)を繰り返すことを特徴とする薬液供給方法。
  3. 請求項1記載の薬液供給方法において、
    前記工程(a)では、前記第1容器の第1レベル以上に薬液が供給された場合であっても、前記第1容器内の上昇した圧力が一定の圧力になることにより、前記第1容器の第2レベルで前記薬液の供給を停止することを特徴とする薬液供給方法。
  4. 請求項1記載の薬液供給方法において、
    前記工程(b)の後、前記第1容器内の圧力は、大気圧であることを特徴とする薬液供給方法。
  5. 請求項1記載の薬液供給方法において、
    前記薬液がTDMATであることを特徴とする薬液供給方法。
  6. 請求項1記載の薬液供給方法において、
    前記第1および第2ガスは、Heガスであることを特徴とする薬液供給方法。
  7. 請求項1記載の薬液供給方法において、更に、
    (d)前記第2経路から前記第1経路に前記第2ガスを導入して、前記第1経路をパージする工程、
    (e)前記工程(d)の後、前記第1経路に繋がり、第3配管からなる第3経路から真空引きして、前記第1経路内の圧力を下げる工程、
    を有することを特徴とする薬液供給方法。
  8. 請求項7記載の薬液供給方法において、
    前記工程(d)および工程(e)を繰り返すことを特徴とする薬液供給方法。
  9. 請求項7記載の薬液供給方法において、更に、
    (f)前記第3経路から真空引きして、前記第1経路内の圧力を所定の圧力に保持する工程、
    を有することを特徴とする薬液供給方法。
  10. 請求項9記載の薬液供給方法において、
    前記所定の圧力は、0.01Pa〜3Paの範囲内であることを特徴とする薬液供給方法。
  11. 請求項9記載の薬液供給方法において、
    前記工程(a)から工程(f)までを、自動制御することを特徴とする薬液供給方法。
  12. 請求項9記載の薬液供給方法において、
    前記工程(a)から工程(f)までを、遠隔操作コントローラで操作することを特徴とする薬液供給方法。
  13. 請求項12記載の薬液供給方法において、
    前記工程(a)では、前記第1容器の第1レベル以上に薬液が供給された場合であっても、圧力が上昇した前記第1容器内の圧力が一定の圧力になることにより、前記第1容器の第2レベルで前記薬液の供給を停止すると共に、前記遠隔操作コントローラが警告を発することを特徴とする薬液供給方法。
  14. CVD装置に配置され、密閉された容器から、前記CVD装置の反応室に薬液が供給される経路に配置された液体マスフローおよびインジェクションバルブと、
    前記経路における前記液体マスフロー近傍であって、前記容器と前記液体マスフローとの間に配置された第1バルブと、
    前記経路における前記反応室近傍であって、前記インジェクションバルブと前記反応室との間に配置された第2バルブと、
    前記経路における前記容器近傍であって、前記第1バルブと前記容器との間に配置された第3バルブと、
    前記経路における前記インジェクションバルブと前記第2バルブとの間を加熱する第1ヒータと、
    前記経路における前記第1バルブと前記第2バルブとの間を加熱する第2ヒータとを有する前記CVD装置の薬液供給方法であって、
    前記反応室に前記薬液を供給しない場合、前記経路における前記第1バルブと第2バルブとの間、または、前記経路における前記第2バルブと第3バルブとの間を真空保持する工程、
    を有することを特徴とする薬液供給方法。
  15. 請求項14記載の薬液供給方法において、
    前記反応室に前記薬液を供給しない場合、前記第1バルブと第2バルブとの間に配置された前記第1および第2ヒータをオフ状態としていることを特徴とする薬液供給方法。
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