JP2007031687A - 電子写真機能部品用正荷電制御樹脂、現像ローラー及び電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定の(メタ)アクリル酸エステルモノマー及びアミノ基含有モノマー、及びカルボキシル基含有モノマーを共重合成分として重合した共重合体からなる正荷電制御樹脂である。
【選択図】なし
Description
(正荷電制御樹脂CCR1の製造及び物性の評価)
撹拌機、冷却器、温度計および窒素導入管を付した4つ口セパラブルフラスコに、共重合モノマーとして2−エチルヘキシルメタクリレート(A1)20g、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート(B1)25g、2−メタクリロイロキシエチルコハク酸(C1)5g、溶媒としてトルエン37.5gおよびエタノール12.5g、重合開始剤としてジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)2.0gを仕込み、撹拌しながら、窒素雰囲気下で80℃、8時間溶液重合し正荷電制御樹脂CCR1の溶液を得た。その後、得られた溶液の一部を減圧乾燥して正荷電制御樹脂CCR1を得、これを用いて正荷電制御樹脂CCR1の物性を評価した。
外径8mmの芯金(SUM製)を内径16mmの円筒状金型内に同心となるように設置し、液状導電性シリコーンゴム(東レダウシリコーン社製、AskerC硬度35度、体積固有抵抗10×109Ωcm)を注型後、130℃のオーブンに入れ20分加熱成型し、脱型後、200℃のオーブンで4時間2次加硫を行い、厚み4mmの弾性層を芯金の周囲に形成した。
上記表面層塗工用塗料をSUS板に均一に塗り、80℃のオーブンで15分乾燥後、140℃のオーブンで4時間硬化することで傾斜帯電量測定用試料板を作製した。
傾斜帯電量〔μC/g〕=Q/(W2−W1)
上記で得られた現像ローラー1を、負帯電性の非磁性トナーからなる一成分現像剤を使用する評価用レーザービームプリンターに取付け、H/H(32.5℃、80%RH)の環境下で所定の画像(文字パターン画像)を18000枚、連続的に印刷した後、現像ローラー上に付着しているトナーの帯電量、画像濃度、カブリを評価した。
(正荷電制御樹脂CCR2〜5の製造及び物性の評価)
(メタ)アクリル酸エステルモノマー、アミノ基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノマー、重合開始剤を表1に従って使用した以外は実施例1の正荷電制御樹脂の製造方法と同様にして、正荷電制御樹脂CCR2〜5を得た。得られた正荷電制御樹脂CCR2〜5のアミノ価、酸価、重量平均分子量(Mw)、Tgをそれぞれ実施例1の正荷電制御樹脂の物性評価と同様にして評価した。結果を表1に示す。
CCR1の代わりにそれぞれCCR2〜5を用いた以外は実施例1の現像ローラー1の製造方法と同様にして現像ローラー2〜5を製造した。
実施例1と同様の方法で評価した。結果を表2に示す。
実施例1と同様の方法で評価した。結果を表3に示す。
(正荷電制御樹脂CCR6、7の製造及び物性の評価)
(メタ)アクリル酸エステルモノマー、アミノ基を有するモノマー、カルボキシル基を有するモノマー、重合開始剤を表1に従って使用した以外は実施例1の正荷電制御樹脂の製造方法と同様にして、正荷電制御樹脂CCR6、7を得た。得られた正荷電制御樹脂CCR6、7のアミノ価、酸価、重量平均分子量(Mw)、Tgをそれぞれ実施例1の正荷電制御樹脂の物性評価と同様にして評価した。結果を表1に示す。
正荷電制御樹脂CCR1の代わりにそれぞれCCR6、7を用いた以外は実施例1の現像ローラーの製造方法と同様にして現像ローラー6、7を製造した。
実施例1と同様の方法で評価した。結果を表3に示す。
(現像ローラー8の製造)
正荷電制御樹脂CCR1を用いない以外は実施例1の現像ローラーの製造方法と同様にして現像ローラー8を製造した。
実施例1と同様の方法で評価した。結果を表3に示す。
現像ローラー上に担持されたトナーを、金属円筒管と円筒フィルターにより吸引捕集し、この金属円筒管に接続されたコンデンサーに蓄えられた電荷量Qをクーロンメータで読み取り、捕集されたトナーの質量Mを測定した。測定された電荷量Q及び質量Mから、単位質量当たりの電荷量Q/M(μC/g)を計算し、帯電量(Q/M)とした。
ベタ白画像の反射率、及び、未使用の転写紙の反射率を測定し、未使用転写紙の反射率の最高値からベタ白画像の反射率の最低値を引いたものをカブリ濃度とした。反射率はTC−6DS(商品名、東京電色製)で測定した。
[カブリの評価]
A : 非常に良好 (1.0%未満)
B : 良好 (1.0%以上2.0%未満)
C : 悪い (2.0%以上)
黒ベタ画像を出力し、マクベス濃度計RD−918(商品名、サカタインクス(株))を用いて画像濃度を測定した。
[画像濃度の評価]
A : 非常に良好 (1.4以上)
B : 良好 (1.2以上1.4未満)
C : 悪い (1.2未満)
画像を目視で観察し、トナーの飛散の有無を評価した。
[トナー飛散の評価]
○ : トナー飛散なし
× : トナー飛散あり
画像を目視で観察し、モヤの有無を評価した。
[モヤの評価]
○ : モヤが認められなかった
× : モヤが認められた
2 傾斜板(サンプル台)
3 基準粉
4 受け皿
5 絶縁版
6 エレクトロメーター
7 メーター接続端子
114 現像ローラー
114a 芯金
114b 弾性層
114c 表面層
Claims (6)
- 式(1)で示される(メタ)アクリル酸エステルモノマー及び式(2)及び/または(3)で示されるアミノ基含有モノマー、及び式(4)及び/または(5)で示されるカルボキシル基含有モノマーを共重合成分として重合した共重合体からなる正荷電制御樹脂。
- 該共重合体が、5乃至350mgKOH/gのアミノ価、0.1乃至150mgKOH/gの酸価を有することを特徴とする請求項1に記載の正荷電性制御樹脂。
- 該共重合体の重量平均分子量(Mw)が、2000乃至50万であることを特徴とする請求項1又は2に記載の正荷電性制御樹脂。
- 該ビニル系共重合体のガラス転移温度(Tg)が、−100乃至180℃であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の正荷電性制御樹脂。
- 通電性のシャフトと、該シャフトの外周に弾性層及び一層以上の被覆層を順次設けてなる現像ローラーであって、表面に負帯電性現像剤の薄層を形成して担持し、静電荷像担持体に接触または近接させることにより該静電荷像担持体上の静電潜像を現像する現像ローラーにおいて、前記被覆層が、請求項1乃至4のいずれかに記載の正荷電制御樹脂を含有することを特徴とする現像ローラー。
- 静電荷像担持体と、該静電荷像担持体の表面を帯電させるための帯電装置と、該静電荷像担持体の帯電領域に静電潜像を形成するための静電潜像形成装置と、該静電荷像担持体の表面に形成された静電潜像に負帯電性現像剤を供給して該静電潜像を顕像化して現像剤像を形成するための現像装置と、該現像剤像を転写材に転写するための転写装置と、を有する電子写真装置において、前記現像装置が具備する現像ローラーが、請求項5に記載の現像ローラーであることを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006096873A JP2007031687A (ja) | 2005-06-15 | 2006-03-31 | 電子写真機能部品用正荷電制御樹脂、現像ローラー及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2005174683 | 2005-06-15 | ||
JP2005185453 | 2005-06-24 | ||
JP2006096873A JP2007031687A (ja) | 2005-06-15 | 2006-03-31 | 電子写真機能部品用正荷電制御樹脂、現像ローラー及び電子写真装置 |
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Family Applications (1)
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JP2006096873A Pending JP2007031687A (ja) | 2005-06-15 | 2006-03-31 | 電子写真機能部品用正荷電制御樹脂、現像ローラー及び電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007031687A (ja) |
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2006
- 2006-03-31 JP JP2006096873A patent/JP2007031687A/ja active Pending
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