JP2007030923A - 嵩上げ枠 - Google Patents

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Abstract

【課題】現場での設置作業が容易で、且つ、廃材の処理を不要とする嵩上げ枠を提供する。
【解決手段】 浄化槽12のマンホール22の高さを調整するための嵩上げ枠16であって、山部を構成する一対の環状壁部当たりの伸長時の高さが異なる複数の蛇腹部30,32を備え、一対の環状壁部のうち一方の環状壁部30a,32aは、縮長時に他方の環状壁部30b,32bに沿って折り畳まれるものであり、山部の頂点には、他方の環状壁部30b,32bの縁部を外方に屈曲し折り返して一方の環状壁部30a,32aと連続させてなる突起34,36が設けられている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、浄化槽のマンホールの嵩上げ枠に関する。
浄化槽は、汚水を浄化するための装置である。例えば、家庭から出る生活廃水(台所、洗面所、お風呂などから出る廃水)を浄化する浄化槽は、地中に埋められて設置されることが多い。浄化槽の上面には、内部を点検する等の為にマンホールが設けられている。マンホールの蓋は、地表面と同じ高さに設置されるため、浄化槽のマンホールとこの蓋との間の高さを調整する必要がある。
そこで、従来から、例えば特許文献1に開示されているような嵩上げ枠が利用されている。この特許文献1に開示された嵩上げ枠では、マンホールと蓋との間隔は浄化槽の設置場所ごとに違っているため、その都度その間隔に合わせて現場で筒の切断が行われる。そして、残材も再利用しようとしている。
特開2004−189327号公報
しかしながら、上記従来の嵩上げ枠では、現場で筒の切断を行う必要があることから、設置作業に手間がかかるという問題があった。また、残材の高さによっては再利用が図れず、結局は廃材として処理されるという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みて為されたものであり、現場での設置作業が容易で、且つ、廃材の処理を不要とする嵩上げ枠を提供することを課題とする。
本発明に係る嵩上げ枠は、浄化槽のマンホールの高さを調整するための嵩上げ枠であって、山部を構成する一対の環状壁部当たりの伸長時の高さが異なる複数の蛇腹部を備え、一対の環状壁部のうち一方の環状壁部は、縮長時に他方の環状壁部に沿って折り畳まれるものであり、山部の頂点には、他方の環状壁部の縁部を外方に屈曲し折り返して一方の環状壁部と連続させてなる突起が設けられていることを特徴とする。
この嵩上げ枠では、上記したように山部の頂点に、他方の環状壁部の縁部を外方に屈曲し折り返して一方の環状壁部と連続させてなる突起が設けられており、この突起が伸縮機能の逃げ代として機能する。従って、縮長時おいては突起が引っ張られて伸びることで、一方の環状壁部が他方の環状壁部に沿って折り畳まれた状態で強固に形状保持される。その結果、マンホールと蓋との間隔に合わせて、このように縮長させる山部の数と伸長させる山部の数とを調整することにより、高さを容易に調整可能であるため、現場での設置作業が容易になり、且つ、廃材の処理も不要となる。特に、山部を構成する一対の環状壁部当たりの伸長時の高さが異なる複数の蛇腹部を備えているため、高さ調整の自由度が増し、現場での設置作業が一層容易になる。
一対の環状壁部は、伸長時において互いに異なる曲率半径で湾曲しており、一方の環状壁部の曲率半径は、他方の環状壁部の曲率半径よりも小さいと好ましい。このようにすれば、縮長時において、突起の伸びにより曲率半径の大きい他方の環状壁部に曲率半径の小さい一方の環状壁部が沿って長さ合わせがされることで、強固な形状保持を容易に実現できる。
当該嵩上げ枠の端部開口を含む面を基準面としたとき、他方の環状壁部の基準面に対する傾斜角は、一方の環状壁部の基準面に対する傾斜角よりも大きいと好ましい。このようにすれば、一方の環状壁部の折り畳み及び張り戻しが容易になる。
突起に連続する部位における一方の環状壁部の厚さは、他の部位における一方の環状壁部の厚さよりも薄いと好ましい。このようにすれば、一方の環状壁部の折り畳み及び張り戻しが容易になる。
嵩上げ枠は、ポリエチレン製であって平均厚さが2mm〜0.5mmであると好ましい。
本発明によれば、現場での設置作業が容易で、且つ、廃材の処理を不要とする嵩上げ枠を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る嵩上げ枠を備えた浄化槽装置10の構成を示す正面図である。図1に示すように、浄化槽装置10は、浄化槽12と、マンホール蓋14と、浄化槽12のマンホールの嵩上げ枠16と、を備えている。
浄化槽12はプラスチック製であり、その両側壁には汚水を流入させる流入口18と、処理水を流出させる流出口20とが設けられている。浄化槽12の内部は、図示しないが、上流側から嫌気ろ床槽、接触曝気槽、沈殿槽、消毒槽等に区分けされている。
浄化槽10の上壁には、内部の点検、清掃等のためのマンホール22が設けられている。このマンホール22が設けられる箇所には、口を絞るようにして立ち上がり部24が設けられている。
マンホール蓋14は、浄化槽12のマンホール22を塞ぐ。このマンホール蓋14は、外部から開閉できるように、地表面26と同じ高さで設置される。しかし、浄化槽12は地中に埋められて設置されており、マンホール22とマンホール蓋14を設置する地表面26との高さが異なっている。そこで、マンホール22とマンホール蓋14との間に嵩上げ枠16が設けられている。マンホール蓋14は、この嵩上げ枠16の上端部開口に載置される。
以下、図2から図8を参照して本実施形態の嵩上げ枠16について説明する。図2は、本実施形態に係る嵩上げ枠の構成を示す斜視図であり、図3はこの嵩上げ枠が完全に伸長した状態を示す正面図である。また図4は、図3のIV−IV線断面図であり、図5は、図4のV−V線で示す部位の拡大図である。
図2及び図3に示すように、嵩上げ枠16は、山部を構成する一対の環状壁部当たりの伸長時の高さが異なる第1及び第2の蛇腹部30,32を備えている。すなわち、第1の蛇腹部30の山部頂点における内径は、第2の蛇腹部32の山部頂点における内径よりも小さく、これにより、第1及び第2の蛇腹部30,32それぞれは、山部を構成する一対の環状壁部当たりの伸長時の高さが異なっている。
第1及び第2の蛇腹部30,32は、複数の山部を有し、これら山部は上下一対の環状壁部を含んでいる。上部環状壁部(一方の環状壁部)30a,32aは、縮長時に下部環状壁部(他方の環状壁部)30b,32bに沿って折り畳まれる(折り畳まれた状態は図6から図8参照)。
山部の頂点には、図3から図5に示すように、下部環状壁部30b,32bの縁部を外方に屈曲し弧状に折り返して、上部環状壁部30a,32aと連続させてなる突起34,36が設けられている。
上部環状壁部30a,32a及び下部環状壁部30b,32bは、図5に示すように、伸長時において互いに異なる曲率半径で湾曲しており、上部環状壁部30a,32aの曲率半径R30a,R32aは、下部環状壁部30b,32bの曲率半径R30b,R32bよりも小さい。
また、嵩上げ枠16の端部開口40を含む面を基準面としたとき、下部環状壁部30b,32bの基準面に対する傾斜角θは、上部環状壁部30a,32aの基準面に対する傾斜角θよりも大きい。なお、傾斜角を比較するときには、鋭角同士を比較するものとする。例えば、傾斜角θは20〜40度であり、傾斜角θは35〜55度である。
また、突起34,36に連続する部位における上部環状壁部30a,32aの厚さT,Sは、図5に示すように、他の部位における上部環状壁部30a,32aの厚さT,Sよりも薄い。なお、一実施例として、最大厚さを1.8mmとし、最小厚さを0.3mmとすることができる。
なお、この嵩上げ枠16はポリエチレン等から形成されており、その平均厚さが2mm〜0.5mmである。
次に、本実施形態に係る嵩上げ枠16の作用及び効果について説明する。
図6から図8は、嵩上げ枠16の第2の蛇腹部32の山部の一部を縮長させた状態を示しており、図6は正面図、図7は図6のVII−VII線断面図、図8は図7のVIII−VIII線で示す部位の拡大図である。
本実施形態に係る嵩上げ枠16は、図2から図5に示すように、完全に伸長させることもできるし、図6から図8に示すように、山部の少なくとも一部を縮長させることもできる。ここで本実施形態に係る嵩上げ枠16では、山部の頂点に、下部環状壁部30b,32bの縁部を外方に屈曲し折り返して上部環状壁部30a,32aと連続させてなる突起34,36が設けられており、この突起34,36が伸縮機能の逃げ代として機能する。従って、図8に示すように、縮長時おいて上部環状壁部30a,32aが伸長時とは逆方向に反り返り、下部環状壁部30b,32bに沿って折り畳まれたとき、上部環状壁部30a,32aにより突起34,36が引っ張られて伸びることで、上部環状壁部30a,32aが折り畳まれた状態で強固に形状保持される。その結果、マンホール22とマンホール蓋14との間隔に合わせて、このように縮長させる山部の数と伸長させる山部の数とを調整することにより、高さを容易に調整可能であるため、現場での設置作業が容易になり、且つ、廃材の処理も不要となる。
特に、本実施形態に係る嵩上げ枠16は、山部を構成する一対の環状壁部当たりの伸長時の高さが異なる第1及び第2の蛇腹部30,32を備えているため、高さ調整の自由度が増し、現場での設置作業が一層容易になる。
また上部環状壁部30a,32a及び下部環状壁部30b,32bは、伸長時において互いに異なる曲率半径で湾曲しており、上部環状壁部30a,32aの曲率半径は、下部環状壁部30b,32bの曲率半径よりも小さいため、縮長時において、突起34,36の伸びにより曲率半径の大きい下部環状壁部30b,32bに、反り返った曲率半径の小さい上部環状壁部30a,32aが沿って長さ合わせがされることで、強固な形状保持を容易に実現できる。
また、嵩上げ枠16の端部開口40を含む面を基準面としたとき、下部環状壁部30b,32bの基準面に対する傾斜角は、上部環状壁部30a,32aの基準面に対する傾斜角よりも大きいため、上部環状壁部30a,32aの折り畳み及び張り戻しが容易になる。
また、突起34,36に連続する部位における上部環状壁部30a,32aの厚さは、他の部位における上部環状壁部30a,32aの厚さよりも薄いため、上部環状壁部30a,32aの折り畳み及び張り戻しが容易になる。
また、嵩上げ枠16は、ポリエチレン製であって、その平均厚さが2mm〜0.5mmであるため、十分な剛性を有し、伸長時においても強固な形状保持を実現することができる。このような厚肉の場合において、突起34,36を設けた嵩上げ枠16が特に有効である。
また、上記したように本実施形態の嵩上げ枠16では、山部を縮長させた状態で強固に形状保持することが可能であるため、完全に縮長させることでコンパクト化を図ることができ、保管・運搬等に際して場所を取らない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、山部を構成する一対の環状壁部当たりの伸長時の高さが異なる3以上の蛇腹部を設けてもよい。また、外形が略円筒状の嵩上げ枠だけでなく、その外形は略角筒状など他の形状であってもよい。
実施形態に係る嵩上げ枠を備えた浄化槽装置の構成を示す正面図である。 本実施形態に係る嵩上げ枠の構成を示す斜視図である。 嵩上げ枠が完全に伸長した状態を示す正面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線で示す部位の拡大図である。 嵩上げ枠の第2の蛇腹部の山部の一部を縮長させた状態を示す正面図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図7のVIII−VIII線で示す部位の拡大図である。
符号の説明
10…浄化槽装置、12…浄化槽、14…マンホール蓋、16…嵩上げ枠、22…マンホール、30…第1の蛇腹部、32…第2の蛇腹部、30a,32a…上部環状壁部、30b,32b…下部環状壁部、34,36…突起、40…端部開口。

Claims (3)

  1. 浄化槽のマンホールの高さを調整するための嵩上げ枠であって、
    山部を構成する一対の環状壁部当たりの伸長時の高さが異なる複数の蛇腹部を備え、
    前記一対の環状壁部のうち一方の環状壁部は、縮長時に他方の環状壁部に沿って折り畳まれるものであり、
    前記山部の頂点には、前記他方の環状壁部の縁部を外方に屈曲し折り返して前記一方の環状壁部と連続させてなる突起が設けられていることを特徴とする嵩上げ枠。
  2. 前記一対の環状壁部は、伸長時において互いに異なる曲率半径で湾曲しており、
    前記一方の環状壁部の曲率半径は、前記他方の環状壁部の曲率半径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の嵩上げ枠。
  3. 当該嵩上げ枠の端部開口を含む面を基準面としたとき、
    前記他方の環状壁部の前記基準面に対する傾斜角は、前記一方の環状壁部の前記基準面に対する傾斜角よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の嵩上げ枠。
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