JP2007030877A - 車載用モニター取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆるスポーツタイプのシートであってもその取り付けに支障が生じない車載用モニター取付具を提供する。
【解決手段】車載用モニター取付具10では、左右一対のヘッドレストステーSに取り付けられた一対の固定台12がシートの後方に向かってそれぞれ延びており、その後端部にアーム14が架設されているので、車載用モニター取付具10をヘッドレストステーSに取り付けた状態では、アーム14がシートの背面側に配置される。したがって、車載用モニター取付具10の取り付け対象がスポーツタイプのシートであっても、シート上方に形成された凹所Rの上部に車載用モニター取付具10が配置されることがなく、ヘッドレストの位置が不所望に高くなることはない。
【選択図】図9

Description

本発明は、車載用モニターを車室内、より詳しくは前部座席に取り付けるための車載用モニター取付具に関する。
車載用モニター(以下、単に「モニター」という。)を前部座席に取り付けるための取付具として、これまでに様々なタイプのものが提案されている。このような技術の一つとして、図10で示すように、シートの左右方向中央側に延び、ヘッドレストステー(S)が挿通される挿通孔を有する固定台(1)と、固定台(1)の側端に取り付けられ、シートの側方へ向かって延びるアーム(2)とで構成されている車載用モニター取付具(3)が存在する(例えば、特許文献1参照。)。
この従来技術では、シートの側方へ向かって延びるアーム(2)の先端にモニター(M)を取り付けるようにしており、モニター(M)が運転席と助手席との間に配置されるので、後部座席のどこに座ってもモニターが見え易い。
特開2003−220897号(図1)
ところで、近年では、図10の仮想線で示すように、シートの上部中央部分が凹んでおり、この凹所(R)内にヘッドレスト(H)を配置するようにした、いわゆるスポーツタイプのシートが人気を博している。
しかしながら、従来技術のものをスポーツタイプのシートに取り付けようとすると、車載用モニター取付具(3)が横長棒状に構成されているため、凹所(R)の内部に収容することはできず、凹所(R)の上部に配置せざるを得ない。その結果、車載用モニター取付具(3)が邪魔となってヘッドレスト(H)を凹所(R)内に収容することができず、ヘッドレストの位置が不所望に高くなってしまうという問題があった。
また、最近では、運転席と助手席とのシート間隔を広く取り、前部座席と後部座席との間を行き来しやすくした、いわゆるウォークスルータイプの車が人気を博しているが、かかる車に従来技術を適用すると、運転席と助手席との間に配置したモニターが前部座席と後部座席との間の行き来の妨げとなり、せっかくのウォークスルー機能が台無しになってしてしまうという問題があった。
それ故に、本発明の主たる目的は、普通の乗用車やウォークスルータイプのものは勿論、スポーツタイプのシートに取り付けた場合であってもその取り付け時に支障が生じない車載用モニター取付具を提供することである。
請求項1に記載の車載用モニター取付具(10)は、「一端がヘッドレストステー(S)に取り付けられ、他端がシートの後方へ向けて延びる左右一対の固定台(12)と、一端が一対の固定台(12)の後端部に架設されている長尺のアーム(14)と、アーム(14)の自由端側に取り付けられ、車載用モニター(M)が取着される取付部材(16)とで構成されている」ことを特徴とするものである。
この発明では、左右一対の固定台(12)(82)の後端部にアーム(14)を架設しているので、車載用モニター取付具(10)をシートに取り付けた状態では、アーム(14)はシートの背面側に配置されることとなる。
請求項1に記載した発明によれば、アームがシートの背面側に配置されるので、シートの上部に凹所が形成されたスポーツタイプのシートであっても、従来例のように凹所の上部に車載用モニター取付具が配置されることはなく、ヘッドレストの位置が不所望に高くなることがない。したがって、通常タイプのシートは勿論、スポーツタイプのシートであっても一種類の車載用モニターで対応することができる。
以下、本発明を図示実施例に従って詳述する。
本発明の適用された車載用モニター取付具(以下、単に「取付具」という。)(10)は、図9に示すようにヘッドレストステー(S)に取り付けられ、モニター(M)を前部座席(本実施例では運転席)に固定するためのものであり、図1〜図2からも分かるように左右一対の固定台(12)と、アーム(14)と、取付部材(16)とで大略構成されている。
各固定台(12)は、取付具(10)をヘッドレストステー(S)に固定する部分であり、図3〜図4に示すように、上部フレーム(12a)と底板(12b)とで構成されている。
上部フレーム(12a)は、金属等の剛性材料により形成された縦長で底部が開口した箱状の部材であり、その長辺方向の長さは、取付対象となるシートの厚みやアーム(14)の長さ、或いはモニター(M)の重量等の関係を考慮して適宜設定される。
上部フレーム(12a)の上面前端部には、ヘッドレストステー(S)が挿通される丸型のステー挿通用孔(18)が形成されており、上面後端部には、装飾用の曲面が形成されている。また、上部フレーム(12a)の長辺側の両側面には、アーム(14)を挿通するための略扇型のアーム挿通用孔(20)、およびドライバなどのネジ締付具(D)(図4)を挿通するための締付具挿通用孔(22)がそれぞれ形成されている。なお、アーム挿通用孔(20)は前記曲面が形成されている後部側に形成されており、締付具挿通用孔(22)はステー挿通用孔(18)の近傍に形成されている。
上部フレーム(12a)の天井面には、複数(この実施例では6つ)の凸部(24)が開口部に向かって突設されており、各凸部(24)の下端部には、ネジ孔(24a)が形成されている。なお、各凸部(24)の下端端縁は、アーム挿通用孔(20)の下辺よりも若干上方に位置している。また、上部フレーム(12a)の天井面におけるステー挿通用孔(18)の近傍には、後述するステー固定用部材(26)を固定するための固定板(25)が形成されている。
固定板(25)には、ステー固定用部材(26)が配置されている。ステー固定用部材(26)は、薄い金属板の中央部分をヘッドレストステー(S)の外周形状に合わせて丸く曲げた構成となっている。ステー固定用部材(26)の一方端部には、孔(28)が形成されており、他方端部には、ネジ孔(30)が形成されている。そして、孔(28)に挿通されたネジ(32)の端部がネジ孔(30)に螺合されている。なお、ステー固定用部材(26)を固定板(25)に沿って配置した状態では、ステー固定用部材(26)の湾曲部分がステー挿通用孔(18)に沿って配置され、孔(28)およびネジ孔(30)は、その中心が締付具挿通用孔(22)の中心と一致するように適宜設定されている(図4参照)。
底板(12b)は、その外形が上部フレーム(12a)の下面開口部の形状に合わせて形成された薄板状の部材であり、その周縁にはネジ孔(24a)と対応する位置に複数(本実施例ではネジ孔(24a)の個数に合わせて6つ)の孔(34)が形成されている。また、底板(12b)の端部には、上部フレーム(12a)のステー挿通用孔(18)と対応する位置にステー挿通用孔(36)が形成されている。
固定台(12)を形成する際には、上述したように、ステー固定用部材(26)を固定板(25)に沿って配置し、上部フレーム(12a)と底板(12b)とを組み合わせる。そして、ネジ(37)を底板(12b)の孔(34)に挿通するとともに上部フレーム(12a)のネジ孔(24a)に螺合する。
アーム(14)は、図2から分かるように、太径アーム部材(14a)と細径アーム部材(14b)とで構成されている。(なお、アーム(14)は、太径アーム部材(14a)に細径アーム部材(14b)を入れ子状にするものに限られず、太径アーム部材(14a)を一対の固定台(12)(82)の後端部に架設・固定される固定側アームとし、細径アーム部材(14b)を固定側アーム(14a)に対して軸方向にスライドするスライド側アームとしてもよく、この場合、取付部材(16)がスライド側アーム(14b)の自由端側に取り付けられることになる。)。
太径アーム部材(14a)は、金属などの剛性材料により形成された長尺の筒状部材であり、その軸方向の長さは、取付具(10)を運転席に取り付けた時に、太径アーム部材(14a)の先端(図2における左側)がシートから突出しないように適宜設定されている。太径アーム部材(14a)の軸方向に直角な方向の断面形状は、アーム挿通用孔(20)の形状と略等しく設定されており、この実施例では略扇型に形成されている。また、太径アーム部材(14a)の上面における先端側には孔(38)が形成されている。
太径アーム部材(14a)の内部には、細径アーム部材(14b)が収容されている。細径アーム部材(14b)は、太径アーム部材(14a)と同様、金属などの剛性材料により形成された長尺の筒状部材であり、その軸方向の長さは、太径アーム部材(14a)内に細径アーム部材(14b)を収容したときに太径アーム部材(14a)の先端から細径アーム部材(14b)が大きく突出しないよう、太径アーム部材(14a)の長さと略等しく、或いはそれよりも短めに設定されている。細径アーム部材(14b)の軸方向に直角な方向の断面形状は、太径アーム部材(14a)の断面形状と相似形で、この実施例では略扇型に形成されている。ただし、細径アーム部材(14b)は、太径アーム部材(14a)の内部に収容する必要があるため、その断面形状の外径は、太径アーム部材(14a)の断面形状の内径よりも小さめに、より詳しくは、太径アーム部材(14a)内に細径アーム部材(14b)を収容したとき、両部材(14a)(14b)の間に隙間が生じるように設定されている。
細径アーム部材(14b)の外周面における基部側(図2における右側)には、柱状のストッパー(40)が取り付けられている。ここで、ストッパー(40)の高さは、太径アーム部材(14a)に細径アーム部材(14b)を収容したとき、両部材(14a)(14b)の間に生じる隙間よりも薄くなるように設定されている。
アーム(14)を形成する際には、太径アーム部材(14a)の基部側から細径アーム部材(14b)を挿入し、太径アーム部材(14a)の先端側から細径アーム部材(14b)を引き出す。そして、太径アーム部材(14a)に対する細径アーム部材(14b)の引き出し量を調整することにより、アーム(14)の長さを調整することができる。なお、上記引き出し量は、ストッパー(40)の存在によりその上限が規制されるが、この点については後述する。
太径アーム部材(14a)の基部側端部には、その端面を覆う目隠しとして機能するとともに、細径アーム部材(14b)のストッパーとしても機能するキャップ(42)が装着されている。また、太径アーム部材(14a)の先端には、ロック部材(44)が取り付けられている。
ロック部材(44)は、太径アーム部材(14a)内に収容された細径アーム部材(14b)を所望の位置にて固定するためのものであり、図5に示すように、ハウジング(46)、ハンドル(48)、押圧部材(50)および回動軸(52)により構成されている。
ハウジング(46)は、ブロック状のハウジング本体(46a)を有し、ハウジング本体(46a)には、先端側側面と基部側側面とを連通するアーム挿通用孔(46b)が形成されている。また、ハウジング本体(46a)の上面には、ハンドル(48)を支持するための一対の支持台(46d)がハウジング本体(46a)と一体的に形成されており、各支持台(46d)の内側面には、軸受穴(46e)が形成されている。さらにまた、ハウジング本体(46a)の上面であって、前記一対の支持台(46d)の間には、ハウジング本体(46a)の上面側とアーム挿通用孔(46b)とを連通する連通孔(46f)が形成されている。なお、連通孔(46f)は、その大きさが太径アーム部材(14a)の孔(38)と略等しく、或いは小さめに設定されている。
押圧部材(50)は、細径アーム部材(14b)を下方へ向けて押圧するための部材であり、その外周形状は連通孔(46f)の内周形状に合わせて形成されている。押圧部材(50)の下面は、細径アーム部材(14b)の上面の形状に合わせた湾曲面が形成されており、上面は後述するハンドル(48)の回動軸部の外周形状に合わせた湾曲面が形成されている。
ハンドル(48)は、円弧状に形成された細長の部材であり、その上端のやや厚肉に形成された部分には貫通孔(48a)が形成されている。なお、貫通孔(48a)は、ハンドル(48)を回動軸(52)を介して支持台(46d)に取り付けたとき、ハンドル(48)が回動軸(52)に対して偏心状態で回動するよう適宜設定される。
そして、ロック部材(44)のアーム挿通用孔(46b)には太径アーム部材(14a)の先端が挿入される。このとき、ロック部材(44)は、孔(38)の中心と連通孔(46f)の中心とが一致するように配置される。次に、連通孔(46f)に押圧部材(50)が嵌め込まれ、貫通孔(48a)に挿通された回動軸(52)が軸受穴(46e)に嵌め込まれる。
細径アーム部材(14b)の先端には、取付部材(16)が取り付けられている。取付部材(16)は、モニター(M)を取付具(10)に取り付けるためのものであり、図7〜図8からも分かるように、基台(56)、ボールベース(58)、ボールピン(60)、ハウジング(62)および調整ネジ(64)により構成されている。
基台(56)の中央部には、その上面と下面とを連通するネジ孔(68)が形成されており、ネジ孔(68)の上端部および下端部は中央部分に比べて拡径されている(図8参照)。また、基台(56)の側面には、アーム取付用穴(70)が形成されている。そして、ネジ孔(68)には下側の拡径部側からボルト(72)がねじ込まれている。
ネジ孔(68)の上側の拡径部にはボールベース(58)が配置されている。ボールベース(58)の下端部には、前述したネジ孔(68)の上側の拡径部に嵌合する嵌合凸部(58a)が形成されている。また、ボールベース(58)の上面には、後述するボールピン(60)の基部(60a)の外面に沿う湾曲面が形成されており、この湾曲面が球面受座(58b)である。また、ボールベース(58)の中心には、球面受座(58b)の上面と嵌合凸部(58a)の下面とを連通し、その中心軸が前記ネジ孔(68)の中心軸と一致する連通孔(58c)が形成されており、この連通孔(58c)には、前述のボルト(72)の先端が嵌め込まれている。
ボールベース(58)の球面受座(58b)にはボールピン(60)が載置されている。ボールピン(60)は、球状の基部(60a)と、基部(60a)に一体的に形成された突出部(60b)とで構成されており、突出部(60b)の先端には、モニター(M)の背面に形成されている取付溝(図示省略)に係合する係合凸部(60c)が取り付けられている。なお、係合凸部(60c)の形状は、モニター背面の取付溝(或いはその他の係止手段)の形状に応じて適宜設定すればよい。また、突出部(60b)の外周面には雄ネジ(60d)が刻設されており、この雄ネジ(60d)には調整ツマミ(74)が螺合されている。
基台(56)の上部には、ボールベース(58)およびボールピン(60)を覆う筒状のハウジング(62)が設けられている。ハウジング(62)の上端縁には、下方へ向かって突出し、ボールピン(60)の基部(60a)と接触する鍔部(62a)、およびボールピン(60)の突出部(60b)が挿通される切り欠き(62b)が形成されている。また、ハウジング(62)の側面には雌ネジ(62c)が形成されており、この雌ネジ(62c)には、ボールピン(60)を固定するための調整ネジ(64)が螺合されている。
取付具(10)を組み立てる際には、太径アーム部材(14a)の基部側を2個の固定台(12)のアーム挿通用孔(20)のそれぞれに挿通し、ネジ(37)を締付ける。すると、底板(12b)が太径アーム部材(14a)の下面を上方へ向けて押圧するので、アーム(14)(詳しくは、太径アーム部材(14a))と固定台(12)とが強固に固定されることになる。そして、細径アーム部材(14b)の先端を取付部材(16)のアーム取付用穴(70)に嵌め込むことで、取付具(10)が得られる。
取付具(10)を用いてモニター(M)を前部座席に取り付ける際には、まず、ネジ(37)の締付力を調整し、2個の固定台(12)同士の間隔を2本のヘッドレストステー(S)同士の間隔と一致させ、再度ネジ(37)を締め付け、両部材(12)(14)を固定する。
次に、固定台(12)のステー挿通用孔(18)(36)にヘッドレストステー(S)を挿通し、ドライバなどの締付具(D)をネジ締付具挿通用孔(22)に挿入してネジ(32)を締付ける(図4参照)。すると、ステー固定用部材(26)におけるネジ孔(30)が形成されている側の端部がネジ作用によって孔(28)側へ引き寄せられるため、湾曲部の内径が小さくなってヘッドレストステー(S)が締め付けられる。これにより、固定台(12)とヘッドレストステー(S)とが確実に固定されることになる。
ここで、固定台(12)をヘッドレストステー(S)に取り付けた状態では、アーム(14)はシートの背面側に配置されることになるので、取付具(10)の取付対象がスポーツタイプのシートであっても、シート上方に形成された凹所(R)の上部に取付具(10)が配置されることがなく、ヘッドレストの位置が不所望に高くなることはない。
次に、モニター(M)の背面に設けられている取付溝(図示省略)に、ボールピン(60)の係合凸部(60c)を係止させ、調整ツマミ(74)を締付ける。これにより、取付部材(16)とモニター(M)とが固定され、前部座席へのモニター(M)の取り付けが完了する。
車室内におけるモニター(M)の左右方向の位置を変更する場合には、図6(B)に示すようにロック部材(44)のハンドル(48)を押し上げる。すると、回動軸(52)に対して偏心状態で取り付けられているハンドル(48)と押圧部材(50)との間に隙間が生じ、押圧部材(50)が細径アーム部材(14b)を押圧していた力が除去されるので、太径アーム部材(14a)に対する細径アーム部材(14b)の引き出し量(即ち、アーム(14)の長さ)を自在に調整することができる。
なお、細径アーム部材(14b)を先端側へ向けて引き出していくと、細径アーム部材(14b)の基部側に設けたストッパー(40)が押圧部材(50)と当接するので、これにより細径アーム部材(14b)の先端側への引き出し量が規制される。したがって、太径アーム部材(14a)から細径アーム部材(14b)が離脱することはない。また、上述したように、固定台(12)と太径アーム部材(14a)とが強固に固定されるので、細径アーム部材(14b)の引き出し時、或いは走行時の振動によって太径アーム部材(14a)が固定台(12)に対して位置ずれすることもない。
車室内におけるモニター(M)の左右方向の位置が決定し、モニター(M)の位置を固定する場合には、図6(A)に示すように、ロック部材(44)のハンドル(48)を押し下げる。すると、押圧部材(50)が押し下げられるとともに、細径アーム部材(14b)が太径アーム部材(14a)を下方へ押し付ける。これにより、太径アーム部材(14a)に対する細径アーム部材(14b)の位置が固定される。
モニター(M)の取付角度を変更したい場合には、調整ネジ(64)の締め付け力を緩めてボールピン(60)の角度を調整し、再度調整ネジ(64)を締め付けてボールピン(60)を固定する。こうすることでモニター(M)の取付角度を変更することが可能となる(図8参照)。
この実施例によれば、固定台(12)をヘッドレストステー(S)に取り付けると、アーム(14)はシートの背面側に配置されることになる。したがって、スポーツタイプのシートに取付具(10)を取り付ける場合であっても、従来例のようにシート上方に形成された凹所(R)の上部に取付具(10)が配置されることがなく、ヘッドレストの位置が不所望に高くなることはない。
また、太径アーム部材(14a)に対する細径アーム部材(14b)の引き出し量を調整することによってアーム(14)の長さを変更することができるので、モニター(M)を所望の位置に配置することができる。なお、本実施例では、アーム(14)の長さが、アーム(14)を縮めた時にはアーム(14)の先端がシートの背部に配置され、アーム(14)を伸ばした時にはアーム(14)の先端が運転席と助手席の間に配置されるように設定されている。したがって、通常は、モニター(M)を後部座席の見やすい位置(即ち、運転席と助手席との間)に配置しておき、必要が生じたとき(即ち、前部座席と後部座席との間を行き来する必要が生じたとき)には、アーム(14)を縮めてモニター(M)をシートの背部に移動させることができる(図9参照)。
つまり、普通の乗用車やウォークスルータイプのものは勿論、スポーツタイプのシートであっても、一種類の取付具(10)で統一的に取り付けることができ、しかもその取り付け時に支障が生じることはない。
本発明にかかる車載用モニター取付具の斜視図 本発明にかかる車載用モニター取付具の分解斜視図 固定台を示す分解斜視図 固定台部分を示す底面図 ロック部材を示す斜視図 ロック部材のロック・アンロック状態を示す断面図 取付部材を示す正面図および左側面図 取付部材を示す断面図 本発明にかかる車載用モニター取付具を用いてモニターをシートに取り付けた状態を示す斜視図 従来技術を示す図
符号の説明
10…車載用モニター取付具
12…固定台
14…アーム
14a…太径アーム部材
14b…細径アーム部材
16…取付部材
44…ロック部材

Claims (1)

  1. 一端がヘッドレストステーに取り付けられ、他端がシートの後方へ向けて延びる左右一対の固定台と、
    一端が前記一対の固定台の後端部に架設されている長尺のアームと、
    前記アームの自由端側に取り付けられ、車載用モニターが取着される取付部材とで構成されていることを特徴とする車載用モニター取付具。
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