JP2007030850A - 中空部材、収納容器、及び、発泡性補強剤の形成方法 - Google Patents

中空部材、収納容器、及び、発泡性補強剤の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 中空部が複数の空間に分離されている場合にも、発泡性補強剤を中空部全体に充填可能な中空部材、及び、充填に用いる収納容器を提供する。
【解決手段】 アウターパネル31、インナーパネル32及びこれらの間に配される補強パネル33を結合してなるピラー3の中空部に、発泡前の発泡性補強剤を収納した収納容器1を配置する。収納容器1には、低粘度の第2発泡性補強剤21と高粘度の第1発泡性補強剤22とが収納され、第2中空空間3a及び第1中空空間3bに夫々供給可能になっている。このような状態のピラー3を発泡条件下に置くことで、第1及び第2中空空間3b,3aの全体に発泡性補強剤を充填することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は発泡した発泡性補強剤が中空部に充填される中空部材、この内部に配置される収納容器、及び、発泡性補強剤の形成方法に関する。
自動車の車体を構成するピラーやホイールハウス等の中空部材の中空部に発泡性補強剤を充填する方法が、特許文献1に示されている。特許文献1では、発泡前の発泡性補強剤をプレス成形された鋼板に貼付した後、この鋼板を組み立てて中空部材及び車体を形成し、車体電着塗装時の焼付け工程において、鋼板に貼付した発泡性補強剤を発泡させることで中空部を充填する方法が開示されている。
特開平11−263865号公報
近年、車体の剛性向上が課題となっており、従来では図7に示すようなアウターパネル91とインナーパネル92を結合して形成されたピラー9に対し、内部に補強パネル93を配置することもある(図7参照)。このようなピラー9に従来の方法で発泡性補強剤を充填しようとしても、中空部が複数の空間に隔てられ、断面形状が複雑であるため、中空部に発泡性補強剤を行き渡らせることができないおそれがあった。
本発明は上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、中空部が複数の空間に分離されている場合にも、発泡性補強剤を中空部に充填可能な中空部材、及び、充填に用いる収納容器を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1による中空部材は、中空部が隔離板により2以上の中空空間に隔てられる中空部材において、前記中空空間のうちの1つである第1中空空間は、前記第1中空空間と容器内部とを連通する連通部を備え、前記隔離板に固定される収納容器と、前記収納容器と中空部材内周との間に配置した第1補強剤と、を備え、前記第1中空空間に対し前記隔離板を介して反対の位置にある第2中空空間は、前記収納容器の容器内部と連通する連通部と、前記隔離板と中空部材内周とを連結するように配置した第2補強剤と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、隔離板により隔てられた2以上の中空空間の夫々に補強剤を充填することができる。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本発明の一例として、自動車の車体を構成するピラーに本発明を適用した場合について説明する。
ピラー3は、図4に示すような車体のセンタピラーを構成する柱状部材であり、発泡性補強剤が充填されるものである。
発泡性補強剤を中空部に充填する前のピラー3を図1及び図2に示す。これらの図に示すピラー3は、アウターパネル31、インナーパネル32及びこれらの間に配される補強パネル33を結合してなるボックス構造であって、補強パネル33を挟んで、アウターパネル31側に第2中空空間3aが、インナーパネル32側に第1中空空間3bが形成されている。この第1中空空間3bは、第2中空空間3aよりも大きくなっている。そして、補強パネル33には貫通孔33aが設けられており、第1中空空間3bには貫通孔33aに後述の連通管11を挿通させた状態で収納容器1が取り付けられている。また、補強パネル33の貫通孔33aよりも下方の部分には、ビード加工により第2中空空間3aに向かって張り出すひも状の凸部33bが形成され、補強パネルの一方の結合端部から他方の結合端部まで延びている。
ここで、ピラー3は、本発明の中空部材に相当し、補強パネル33が隔離板に相当する。なお、図4中、符号4はサイドシルであり、5はフロントピラーである。
収納容器1は、図2及び図3にも示すように、ピラー3の第1中空空間3bの外周に沿った断面形状の短柱状部材であり、補強パネル33と対向する外周面には貫通孔11aを有する連通管11が形成されている。この連通管11の断面積は、収納容器1本体の断面積よりも小さく、補強パネルの貫通孔33aと略同等の大きさである。また、連通管11の基端部近傍には、補強パネルの貫通孔33aに掛止するために、連通管11から左右両側に突出した1対の取付爪12が設けられている。
そして、収納容器1の内部には、容器内周に沿って、容器内側部分を取り囲むように仕切部材13が形成されている。このため、仕切部材13を境に、容器内側に第2収納空間が、容器外側に第1収納空間が形成される。第2収納空間は、ほぼ密封された状態となっているが、連通管11の貫通孔11aを介して第2中空空間3aに接続されている。この第2収納空間には、第2発泡性補強剤21が収納されている。一方、第1収納空間は、収納容器1の側壁がインナーパネル32に対向する部分に形成されていないため、第1中空空間3bに開放された状態となっている。この第1収納空間には、第1発泡性補強剤22が仕切部材13の表面に貼り付けるような形で収納されている。
第2発泡性補強剤21及び第1発泡性補強剤22は、特許文献1に示すような発泡剤とプラスチック原料であるエポキシ樹脂及び硬化剤とに加えて、発泡後の機械的強度を高める無機充填剤及びカーボンブラックを含有するものであり、収納容器1には発泡剤により発泡させる前の混合物の状態で収納されている。また、本実施形態では第1発泡性補強剤は、第2発泡性補強剤よりも上記無機充填剤やカーボンブラックの含有量が多く、発泡後の粘度が高いものとなっている。
以上、収納容器1の連通管11、及び、第1中空空間3bと第1収納空間との間で収納容器1側壁が開放された部分が本発明の連通部に相当し、第2発泡性補強剤が本発明の第2補強剤に相当し、第1発泡性補強剤が本発明の第1補強剤に相当する。
次に、上記のように構成されるピラー3への発泡性補強剤の充填方法、及び、本実施形態の作用効果について説明する。
上記収納容器1は、プレス成形されたアウターパネル31、インナーパネル32及び補強パネル33を結合させた後に取り付けられる。あるいは、補強パネル33に予め収納容器1を取り付けておき、この状態の補強パネル33をアウターパネル31及びインナーパネル32に取り付けてもよい。収納容器1の取付時には、補強パネル33の貫通孔33aを、連通管11の取付爪12が通過し、さらに基端部が達するまで差し込む。これにより、収納容器1が取付爪12に係止されて容易に外れないように補強パネル33に固定される。なお、取付時やその後の工程において、低粘度の第2発泡性補強剤が収納容器1から漏れ出さないように、熱可塑性の樹脂封や内部が高圧になると抜ける栓により連通管11の開口を予め塞いでおいてもよい。
その後、収納容器1が取付られたピラー3を第1及び第2発泡性補強剤22,21が発泡するような高温あるいは高圧の発泡条件下におく。これは、独立した工程により行っても、車体製造の他の工程、例えば電着塗装時の焼付け工程で同時に行ってもよい。これにより、第1及び第2発泡性補強剤22,21が発泡、膨張し、第1及び第2収納空間に納まりきれなくなって、第1及び第2中空空間3b,3aに夫々拡散する。発泡性補強剤を充填した状態のピラー3を図6に示す。連通管11から噴出した第2発泡性補強剤21′は、発泡後の粘度が低く流動性を有するため、補強パネル33やアウターパネル31の内周を伝って狭い第2中空空間の横断面(上下方向に垂直な断面)の隅々まで拡散する。また、連通管11から噴出、落下した第2発泡性補強剤21′は、連通管11の下方に設けられた凸部33bによって受け止められ、硬化の進行と共にこの周辺に溜まり、充填される。このようにして、第2発泡性補強剤21′が、連通管11の下方で補強パネル33と、アウターパネル31の内周と、を連結するように充填される。
一方、第1発泡性補強剤22は、第1中空空間の外周に沿った形状で収納されており、かつ粘度が高い。上記第2中空空間3aのように狭ければ、補強パネル33やアウターパネル31を伝って拡散した発泡性補強剤の膨張により第2中空空間3a全体を充填することができるが、広い第1中空空間3bでは同様の充填方法では空間の横断面全体を満たすことができない。このため、第1中空空間3bでは、第1発泡性補強剤22を流動させず第1中空空間の外周に沿った形状をある程度保持しながら膨張させる。これにより、第1発泡性補強剤22′は、収納容器1の外周とインナーパネル32の内周との間の横断面を埋めるように充填される。
以上のように、本発明に係る収納容器1を用いれば、補強パネル33により隔てられる第1及び第2中空空間3b,3aの夫々に発泡性補強剤を充填できるので、車体の強度を向上させることができる。また、ピラー3の中空部の充填が不十分であると、例えばサイドシル4のドレン孔から侵入した音が図4の矢印に示すようにピラー3内部の隙間を通過し、インナーパネル32に設けられたシートベルト孔より車室内部に抜けてしまう。しかし、本発明を適用した場合には、音の通り道を塞ぐように中空空間の横断面に補強剤を充填するので、車室内部の遮音性能も向上する。
この遮音性能の向上の効果を図5に示す。同図は、左右のフロントピラー5及び上記ピラー3と同形状のセンタピラー(図4参照)に本発明を適用した場合と、本発明を適用しない比較例の場合とで、車体の空気漏洩量と遮音度を測定した結果を示すグラフである。なお、図示しないがフロントピラー5も断面形状が上記ピラー3とほぼ同じ、アウターパネルとインナーパネルの間に補強パネルを結合して形成され、補強パネルにより隔てられる2つ中空空間のうちの一方は狭い。比較例は、この狭い方の空間に発泡性補強剤を充填していないものである。図5に示すように、本発明を適用した場合には、比較例の場合に比べ、車室内部と車室外部との間の穴や隙間の測定指標となる車体空気漏洩量が減少すると共に、車室外部と車室内部の遮音度が2dB低減したことが確認された。
以上、実施形態について説明したが、本発明の適用は、上記実施形態に限定されない。
例えば、補強パネル33により隔てられる2つの中空空間が共に狭い場合には、収納容器1内部を仕切らずに、2つの連通管により内部と2つの中空空間の夫々とを連通させて、2つの中空空間に発泡性補強剤が充填されるようにしてもよい。当然、収納容器1内部を仕切って、異なる発泡性補強剤を充填するようにしてもよい。また、第2中空空間は1つに限られず、中空空間が3つあるいはそれ以上ある場合には、連通管を3つ以上設けて夫々の中空空間に連通させてもよい。いずれの場合にも、補強パネル33を挟んで隔てられた第2中空空間に発泡性補強剤を供給するには、収納容器1よりも小径の連通管を用いると補強パネル33の貫通孔が小さくでき、補強パネル33の剛性低下を抑制できるので好ましい。場合によっては、収納容器1本体を補強パネル33を跨ぐような形で配置させても構わない。
また、第1及び第2発泡性補強剤22,21は、上記組成のものに限定されず、プラスチック原料と発泡剤を含有し、発泡することで中空部全体に充填されるものであればよい。プラスチック原料としては、ポリスチレンやポリエチレン等のオレフィン樹脂やポリウレタン、エポキシ樹脂等を用いることができ、発泡剤としては、揮発性発泡剤や分解性発泡剤等をプラスチック原料に合わせて適宜選択することができる。発泡剤は、機械的撹拌等を要することなく加熱や加圧により起泡するものが好ましい。なお、上記特許文献1に示すような組成の発泡性補強剤は、機械的強度や耐衝撃性に優れるので好ましく用いることができる。
また、上記実施形態では、第1中空空間3bにあっては収納容器1外周とインナーパネル32の内周との間に、第2中空空間3aにあっては補強パネル33とアウターパネル31内周とを連結するように補強剤が充填されている。すなわち、本発明の遮音効果を実現するためには、第1及び第2中空空間3b,3a夫々について少なくとも1箇所の横断面に補強剤を充填されていればよいが、補強剤の量を増やしたり、上下方向に複数の収納容器を取り付けるなどして中空空間の全体に補強剤が充填されるようにしてもよい。このようにすれば本発明の効果がより大きく発揮される。
また、補強パネル33に形成する発泡性補強剤の垂れ落ち防止用の凸部33bは、上記ビード加工により形成されたひも状のものに限定されず、エンボス加工により比較的浅い凸部を上下方向に複数形成させてもよい。
また凸部33bの位置は、上記実施形態に限定されない。例えば、もっと上方に設けて(例えば連通管11の直下)、第2発泡性補強剤21′が連通管11の配置位置と上下方向で略同等の位置に充填されるようにしてもよい。
本実施形態に係るピラーを示す断面図である。 図1のA−A′線断面図である。 本実施形態に係る収納容器の斜視図である。 サイドボデーを示す図である。 本発明の適用の効果を示すグラフである。 本実施形態に係る発泡性補強剤が発泡した後のピラーを示す断面図である。 (a)は補強パネルを取り付けないピラー、(b)は補強パネルを取り付けたピラーを示す図である。
符号の説明
1 収納容器、11 連通管、11a 貫通孔、12 取付爪、13 仕切部材、21 第2発泡性補強剤、22 第1発泡性補強剤、3,9 ピラー、3a 第2中空空間、3b 第1中空空間、31,91アウターパネル、32,92 インナーパネル、33,93 補強パネル、33a 貫通孔、33b 凸部、4 サイドシル、5 フロントピラー

Claims (21)

  1. 中空部が隔離板により2以上の中空空間に隔てられる中空部材において、
    前記中空空間のうちの1つである第1中空空間は、
    前記第1中空空間と容器内部とを連通する連通部を備え、前記隔離板に固定される収納容器と、
    前記収納容器と中空部材内周との間に配置した第1補強剤と、
    を備え、
    前記第1中空空間に対し前記隔離板を介して反対の位置にある第2中空空間は、
    前記収納容器の容器内部と連通する連通部と、
    前記隔離板と中空部材内周とを連結するように配置した第2補強剤と、
    を備えることを特徴とする中空部材。
  2. 前記第1補強剤と第2補強剤は、前記収納容器の容器内部に収納した発泡性補強剤が発泡して形成されることを特徴とする請求項1に記載の中空部材。
  3. 前記収納容器は、その内部を2以上の収納空間に仕切る仕切部材を備え、その2以上の収納空間が夫々異なる前記連通部に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の中空部材。
  4. 前記第1補強剤と第2補強剤は、発泡後の粘度が互いに異なる発泡性補強剤であることを特徴とする請求項3に記載の中空部材。
  5. 前記第2中空空間に配置される連通部は、前記隔離板を貫通する連通管からなり、
    前記連通管の断面積は、前記収納容器の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の中空部材。
  6. 前記隔離板の前記連通管よりも下方に位置する部分に、前記第2中空空間側に張り出す凸部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の中空部材。
  7. 前記凸部は、ビード加工又はエンボス加工により形成されたものであることを特徴とする請求項6に記載の中空部材。
  8. 前記収納容器は、前記第1中空空間の外周に沿った形状とされ、
    前記収納容器の仕切部材は、前記収納容器の内周に沿って容器内側部分を取り囲むように形成され、
    前記仕切部材より容器内側の収納空間は、前記隔離板を貫通する連通管を介して、前記第2中空空間に接続し、
    前記仕切部材より容器外側の収納空間は、前記第1中空空間に開放されていることを特徴とする請求項3又は4に記載の中空部材。
  9. 発泡前の発泡性補強剤が容器内部に収納され、かつ、前記容器内部と外部の空間とを連通する2以上の連通部を備えたことを特徴とする収納容器。
  10. 前記容器内部を、前記発泡性補強剤を収納する2以上の収納空間に仕切る少なくとも1つの仕切部材を備え、その2以上の収納空間が夫々異なる前記連通部に接続されていることを特徴とする請求項9に記載の収納容器。
  11. 前記2以上の収納空間には、発泡後の粘度が異なる発泡性補強剤が収納されていることを特徴とする請求項10に記載の収納容器。
  12. 前記2以上の連通部の少なくとも一方は、容器外周に突出して形成され、かつ、前記容器内部と外部の空間とに通じる貫通孔を有する連通管であり、
    前記連通管の断面積は、容器本体の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項9〜11に記載の収納容器。
  13. 容器外周に連通管が突出して形成され、
    前記仕切部材は、容器内周に沿って容器内側部分を取り囲むように形成され、
    前記仕切部材より容器内側の収納空間は、前記連通管を介して前記外部の空間と接続し、
    前記仕切部材より容器外側の収納空間は、前記外部の空間に開放されていることを特徴とする請求項10又は11に記載の収納容器。
  14. 前記仕切部材より容器内側の収納空間には発泡後の粘度の低い前記発泡性補強剤が収納され、前記仕切部材より容器外側の収納空間には発泡後の粘度の高い前記発泡性補強剤が収納されていることを特徴とする請求項13に記載の収納容器。
  15. 中空部が隔離板により2以上の中空空間に隔てられ、かつ、前記2以上の中空空間の夫々の少なくとも一部に発泡した発泡性補強剤を形成する発泡性補強剤の形成方法において、
    発泡前の発泡性補強剤を内部に収納した収納容器が前記中空部に配置され、前記収納容器の内部と前記2以上の中空空間の夫々とを連通する連通部を備え、発泡後の発泡性補強剤が、前記連通部を介して前記2以上の中空空間に供給されることを特徴とする発泡性補強剤の形成方法。
  16. 前記収納容器は、その内部を2以上の収納空間に仕切る仕切部材を備え、その2以上の収納空間が夫々異なる前記連通部に接続されていることを特徴とする請求項15に記載の発泡性補強剤の形成方法。
  17. 前記2以上の収納空間には、発泡後の粘度が異なる発泡性補強剤が収納されていることを特徴とする請求項16に記載の発泡性補強剤の形成方法。
  18. 前記2以上の連通部の少なくとも一つは、前記隔離板を貫通する連通管からなり、
    前記連通管の断面積は、前記収納容器の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の発泡性補強剤の形成方法。
  19. 前記隔離板の前記連通管よりも下方に位置する部分に、その連通管が連通する前記中空空間側に張り出す凸部が形成されていることを特徴とする請求項18に記載の発泡性補強剤の形成方法。
  20. 前記凸部は、ビード加工又はエンボス加工により形成されたものであることを特徴とする請求項19に記載の発泡性補強剤の形成方法。
  21. 前記収納容器は、前記中空空間の一つに配置されると共に、その中空空間の外周に沿った形状とされ、
    前記収納容器の仕切部材は、前記収納容器の内周に沿って容器内側部分を取り囲むように形成され、
    前記仕切部材より容器内側の収納空間は、前記隔離板を貫通する連通管を介して、前記仕切部材を挟んで隔てられた中空空間に接続し、
    前記仕切部材より容器外側の収納空間は、その収納容器が配置された前記中空空間に開放されていることを特徴とする請求項16又は17に記載の発泡性補強剤の形成方法。
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JP2008230284A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Honda Motor Co Ltd 輸送機器用骨格構造

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