JP2007030334A - キャップ付筆記具 - Google Patents

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Akira Matsukawa
亮 松川
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Abstract

【課題】 キャップを軸筒の尾端部に嵌着したときに軸筒の表面に擦り傷が発生することがなく、しかもキャップを軸筒の尾端部に確実に保持できるキャップ付万年筆を提供する。
【解決手段】 筆記具本体の軸筒10は金属製のストレートの有底円筒体であって、このストレート部の尾端側に角度の比較的大きなテーパー11を一体に形成し、キャップの蓋体の奥底部には、軟弾性体からなり、先端の内周面がテーパー面である保持部材20を配置し、キャップを軸筒の尾端部に嵌着すると、保持部材のテーパー面が軸筒のテーパー部に密着して保持されるようにする。また、保持部材の先端部とキャップの蓋体の内周面との間に微小な隙間を設ける。
【選択図】 図3

Description

本発明は、筆記時などにおいてキャップが筆記具本体の軸筒の尾端部に嵌着されるキャップ付筆記具に関する。
水性インキのように蒸発しやすいインキを使用する筆記具においては、非筆記時においてインキがペン体から蒸発するのを防止するために、また、インキが外部の洋服などに付着しないように、筆記具本体の先端部にキャップを装着してペン体を密封することが多い。そして、このようなキャップ付筆記具においては、筆記具本体の先端部から取り外したキャップを筆記具本体の軸筒の尾端部に嵌着して筆記することが多い。ことに万年筆は比較的重量感のあるキャップが使用されるが、このキャップを軸筒の尾端に嵌着すると、筆記具の前後の重量バランスが良好になって筆記しやすいように設計されているので、筆記時においては必ずと言ってよいほどキャップは軸筒の尾端部に嵌着される。
筆記具、ことに万年筆の軸筒は、その中央部から尾端側にかけて緩い角度のテーパー状であることが多く、キャップを軸筒の尾端部に嵌着したとき、キャップの蓋体の内周面が軸筒のテーパー面に食いつくような状態で保持される。したがって、蓋体の内周面が軸筒の表面に少し摺動するが、このため、長期間使用していると軸筒の表面に擦り傷ができやすい。ことに、軸筒の表面に装飾用の塗装や梨地処理などを施している高級万年筆の場合は、擦り傷により装飾用の塗装や梨地処理などが部分的に欠損して致命的な欠陥となる不具合がある。
そこで本発明は、キャップを軸筒の尾端部に嵌着したときに軸筒の表面に擦り傷が発生することがなく、しかもキャップを軸筒の尾端部に確実に保持できるキャップ付万年筆を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1の発明のキャップ付筆記具は、筆記具本体の軸筒は金属製のストレートの有底円筒体であって、このストレート部の尾端側に角度の比較的大きなテーパー部を一体に形成し、キャップの蓋体の奥底部には、軟弾性体からなり、先端の内周面がテーパー面である保持部材を配置し、キャップを軸筒の尾端部に嵌着すると、保持部材のテーパー面が軸筒のテーパー部に密着して保持されるようにする。
請求項2の発明のように、請求項1の発明において、保持部材の先端部の外径が弾性変形により拡開可能なように、保持部材の先端部とキャップの蓋体の内周面との間に、微小な隙間を設けるのがよい。
キャップを軸筒の尾端部に嵌着すると、軟弾性体からなる保持部材のテーパー面が軸筒のテーパー部に密着して保持されるので、キャップを確実に保持できるが、軸筒の大部分を占めるストレート部にはキャップ蓋体の内周面が摺動しないので、ストレート部に装飾用の塗装などを施している場合であっても擦り傷が発生することがない。
また、保持部材の先端部とキャップの蓋体の内周面との間に微小な隙間を設けると、保持部材の先端部の外径が弾性変形により拡開しやすく、キャップをより確実に保持することができる。
以下に図面に基づいて発明を実施するための最良の形態を説明する。図面は万年筆に本発明を適用した例を示すが、万年筆に限られるものではない。図1において、筆記具本体の軸筒10は、ストレートなステンレスパイプからなり、表面には塗装や梨地処理などにより美的な処理が施されている。軸筒10のストレート部の尾端側にはテーパー部11が一体に成形されている。テーパー部11のテーパー角度は筆記具の軸筒としては比較的大きく、テーパー面の延長線の交点の角度は例えば35°程度である。したがって、テーパー部11の軸線方向の長さは軸筒10のストレートな部分に比べてずっと短く、軸筒10全体の直線が強調された印象は保たれている。
前軸13もストレートなステンレスパイプからなり、継ぎ手12により軸筒10と着脱可能に連結されている。継ぎ手12は合成樹脂からなり、軸筒10と前軸13の間で表面に露出しており、この露出部分にキャップを螺合するためのねじ溝121が形成されている。前軸13の先端開口には先口14が固定され、先口14内にペン体16とインキ保留部材15が保持されている。先口14の尾端部は突き刺し管141であり、図示略のインキカートリッジがこの突き刺し管141に突き刺されて保持され、インキカートリッジ内のインキがインキ保留部材15を通ってペン体16に供給され、筆記に供される。
キャップの蓋体ケース21もステンレスパイプで成形されており、蓋体ケース21内面には合成樹脂で筒状に成形された入れ子22が接着により固着されている。つまり、蓋体ケース21と入れ子22で蓋体を構成している。入れ子22の内径は、軸筒10の尾端側に差し込む際に軸筒10の表面にあまり接触しないよう、軸筒10の外径に対して十分なクリアランスが取られている。入れ子22の先端部にはねじ溝221が形成されており、非筆記時には、図1に示すように、キャップは筆記具本端の先端部に装着され、このねじ溝221が継ぎ手12のねじ溝121に螺合する。
蓋体の奥底部には保持部材20が配置されている。保持部材20は軟弾性部材、例えば軟質のシリーコンゴムにより有底筒状に成形されたものであり、先端部201の内周面はテーパー面になっている。また、保持部材20中腹の外周面には鍔部202が形成されており、鍔部202が入れ子22の尾端部に螺着された尾栓23の脚部233と入れ子22の段部によって挟圧されて保持されている。ここで、保持部材20の先端部201の外周面と入れ子22の内周面の間には微小な隙間Sが存在する。
尾栓23には、図2に示すように、孔部231が形成され、また内部に一対のクリップ保持片232、232が対向して形成されている。一方、クリップ24は、その基端部に二股状の弾性片241、241が形成され、弾性片241の先端に係止部242が形成されている。そして、弾性片241,241を内側に変形させた状態で尾栓23の孔部231に挿入し、係止部242が一対のクリップ保持片232、232の間を通過すると弾性片241,241の弾性変形が解除され、係止部242がクリップ保持片232にそれぞれ係止してクリップ24が固定される。
筆記するときは、図1の状態からキャップを取り外し、図3に示すように、軸筒10の尾端部に被せるようして嵌着するが、嵌着する過程でテーパー部11がキャップ内の保持部材20の先端部201内周面のテーパー面に入り込む。そして、そして更に押し込むと、保持部材20の先端部201の外周面と入れ子22の内周面の間には微小な隙間Sが存在するので、先端部201は弾性変形して拡開し、テーパー部11に強く密着する。したがって、テーパー部11のテーパー角度が比較的大きいにもかかわらず、キャップはしっかりと保持される。そして、入れ子22の内径は軸筒10の外径に対して十分なクリアランスが取られているので、キャップを軸筒10の尾端部に装着する過程で、入れ子22の内周面が軸筒10の表面に接触することはあっても、強い圧力で軸筒10の表面を摺動することはないので、軸筒10表面に擦り傷は生じず、塗装による美的処理や梨地処理などが欠損することがない。
キャップを筆記具本体の先端部に装着した状態の断面図である。 図1のA−A線における断面図である。 キャップを筆記具本体の尾端部に装着した状態の断面図である。
符号の説明
10 軸筒
11 テーパー部
12 継ぎ手
13 前軸
14 先口
15 インキ保留部材
16 ペン体
20 保持部材
21 蓋体ケース
22 入れ子
23 尾栓
24 クリップ

Claims (2)

  1. 筆記具本体の軸筒は金属製のストレートの有底円筒体であり、このストレート部の尾端側に角度の比較的大きなテーパー部が一体に形成され、
    キャップの蓋体の奥底部には、軟弾性体からなり、先端の内周面がテーパー面である保持部材が配置され、
    キャップを軸筒の尾端部に嵌着すると、前記保持部材のテーパー面が軸筒のテーパー部に密着して保持されることを特徴とするキャップ付筆記具。
  2. 前記保持部材の先端部の外径が弾性変形により拡開可能なように、該保持部材の先端部とキャップの蓋体の内周面との間に、微小な隙間が存在することを特徴とする請求項1記載のキャップ付筆記具。
JP2005216619A 2005-07-27 2005-07-27 キャップ付筆記具 Pending JP2007030334A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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