JP2007028548A - 画像編集装置、及び画像編集プログラム - Google Patents

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啓 山路
Hajime Shintani
一 新谷
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Abstract

【課題】魅力的なアルバム画像を作成するために必要な画像の編集処理の手間をなくす。
【解決手段】静止画像の代表値と目標色との色較差を算出し、色較差が予め設けられた基準範囲となるか否かを判定する。静止画像のうち、色較差が基準範囲となる静止画像の割合が60%以上となる場合には、画像編集方法として色調補正処理が選択される。一方、色較差が基準範囲となる静止画像の割合が60%未満となる場合には、画像編集方法としてグルーピング処理が行われる。静止画像において、色調補正処理、或いはグルーピング処理が行われた後に、テンプレート画像に合成されるので、魅力的なアルバム画像を作成することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像の色情報に基づいて好適な画像編集を行う画像編集装置、及び画像編集プログラムに関するものである。
CCDイメージセンサを備えたデジタルスチルカメラを用いて撮影された被写体の静止画像は、デジタル画像データとしてメモリカード等の記憶媒体に記憶される。撮影画像を観賞する際には、例えば、デジタルスチルカメラを家庭用テレビに接続すると、撮影画像をテレビ画面上に表示することができる。また、メモリカードに記憶された画像データをパーソナルコンピュータに転送し、パーソナルコンピュータのモニタに撮影画像を表示することができる。複数の撮影画像を観賞する際には、指定された撮影画像を所定の順番で表示するスライドショー機能を用いると便利である。スライドショー機能は、デジタルスチルカメラやパーソナルコンピュータの画像再生機能の一部として組み込まれ、複数の画像を一定時間ごとに表示する(例えば、特許文献1参照)。
スライドショーには、撮影画像を1枚ずつ順番に表示するシンプルなものと、装飾用のテンプレート画像に撮影画像を合成したアルバム画像として表示するもの等がある。アルバム画像として撮影画像を表示するスライドショーは、予め用意されたテンプレート画像に撮影画像を配置するレイアウト領域が設定されており、レイアウト領域の外部には装飾用の背景領域が設定されている。1つのテンプレート画像には、例えば、2コマ〜4コマの撮影画像を合成することができ、各レイアウト領域に嵌め込まれた撮影画像はアルバム画像として画面上に出力される(例えば、特許文献2等参照)。
アルバム画像は、任意に選択されるテンプレート画像に対し、撮影順などの所定の順番通りに撮影画像を割り当てることでその自動作成が可能となる。この場合、被写体の種類、撮影時刻等が異なる撮影画像が混在すると、色調や撮影テーマ等の統一感がない見映えの劣るアルバム画像となってしまうことがある。したがって、結婚式や入学式等の重要な記念写真は、その色彩のバランスや撮影画像の内容を考慮し、テンプレート画像の種類の選択や各テンプレートに嵌め込む撮影画像の編集は人手をかけて行う必要があった。
特開2005−039359号公報 特許第2982149号公報
しかしながら、見映えの優れたアルバム画像をユーザー自身が作成するには、色彩や画像処理に関する知識が必要となり、大変な手間がかかるという欠点がある。また、専門の画像加工業者を利用すれば質の高いアルバム画像を得られるが、高価な費用と作成日数を要し、手軽にアルバム画像の作成を依頼することが難しいという問題がある。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたものであり、魅力的なアルバム画像を作成するために必要な画像の編集処理の手間をなくすことのできる画像編集装置及び画像編集プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像編集装置は、複数の静止画像に対して画像編集を行う画像編集装置において、1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、静止画像の代表色が、指定された目標色に対して設けられた色範囲であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記色範囲内となるグループと前記色範囲外となるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、前記静止画像の代表色と前記目標色との比較から得られた色調補正量に基づいて、静止画像の色調補正を行う色調補正手段と、前記静止画像の代表色と前記目標色との比較を、全ての静止画像について実行することによって、前記画像振り分け手段における静止画像の振り分けを行うか、または前記色調補正手段における静止画像の色調補正行うかを選択する編集方法選択手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記静止画像の代表色と、前記目標色との色較差を算出する色較差演算手段を設け、前記編集方法選択手段は、前記色較差が予め設定された基準範囲内であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて、前記静止画像の振り分けを行うか、静止画像の色調補正を行うかを選択することを特徴とする。
また、前記複数の静止画像を解析することによって前記目標色を検出する目標色検出手段を備えていることを特徴とする。
また、本発明の画像編集プログラムは、複数の静止画像に対して画像編集を行う画像編集プログラムにおいて、1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、静止画像の代表色が、指定された目標色に対して設けられた基準範囲内であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記代表色が前記基準範囲内であるグループと、前記代表色が基準範囲外であるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、前記静止画像の代表色と前記目標色との比較から得られた色調補正量に基づいて、静止画像の色調補正を行う色調補正手段と、前記静止画像の代表色と前記目標色との比較を、全ての静止画像について実行することによって、前記画像振り分け手段における静止画像の振り分けを行うか、または前記色調補正手段における静止画像の色調補正行うかを選択する編集方法選択手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の画像編集装置によれば、複数の静止画像に対して画像編集を行う画像編集装置において、1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、静止画像の代表色が、指定された目標色に対して設けられた色範囲であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記色範囲内となるグループと前記色範囲外となるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、前記静止画像の代表色と前記目標色との比較から得られた色調補正量に基づいて、静止画像の色調補正を行う色調補正手段と、前記静止画像の代表色と前記目標色との比較を、全ての静止画像について実行することによって、前記画像振り分け手段における静止画像の振り分けを行うか、または前記色調補正手段における静止画像の色調補正行うかを選択する編集方法選択手段とを備えたから、例えばアルバム画像を用いたスライドショーを、見映えの良いスライドショートして実現する画像編集処理の自動化、高速化が可能となる。
また、前記静止画像の代表色と、前記目標色との色較差を算出する色較差演算手段を設け、前記編集方法選択手段は、前記色較差が予め設定された基準範囲内であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて、前記静止画像の振り分けを行うか、静止画像の色調補正を行うかを決定するから、見映えの良いアルバム画像を用いたスライドショーを実現する画像編集処理の自動化、高速化が可能となる。
前記複数の静止画像を解析することによって前記目標色を検出する目標色検出手段を備えているから、予め作業者が目標色を決定する必要がなくても、見映えの良いアルバム画像を用いたスライドショーを実現する画像編集処理の自動化、高速化が可能となる。
図1において、本発明を適用したアルバム画像作成装置10は、ROM11に記憶されたアルバム作成プログラムPG1を実行するCPU13を備えている。CPU13には、画像データ読み取り部14,画像表示部15,操作パネル16が接続されている。画像データ読み取り部14は、メモリカードから画像データを読み取るためのコネクタ、及びCD等の光ディスクから画像データPD1を読み取るためのディスクドライブからなる。画像表示部15は、液晶ディスプレイを備え、画像データとして読み取られた静止画像、この静止画像を使用して作成されたアルバム画像等を表示する。操作パネル16は、アルバム画像の作成時に必要なユーザーの入力操作を検知し、その検知信号をCPU13に送る。
ROM11には、アルバム作成プログラムPG1と、アルバム作成に使用されるテンプレート画像データTDが記憶されている。RAM17には、画像データ読み取り部14から読み取られた画像データPD1と、CPU13により作成されたアルバム画像データAD1等が記憶される。CPU13は、アルバム作成プログラムPG1を実行することで、制御部19と、代表色検出部20と、目標色検出部21と、色較差演算部22と、画像編集部23と、アルバム画像合成部24として機能する。
代表色検出部20は、RAM17から静止画像の画像データPD1を読み出し、そのヒストグラムを作成する。ヒストグラムは、周知のように、画像データPD1の輝度情報及びR,G,Bの色情報を画素ごとに検出し、特定の階調値に属する画素数をR,G、Bの色成分ごとにカウントした度数分布である。このヒストグラムにおける代表値を色成分毎に検出し、これら代表値を組み合わせたものを、静止画像における代表色として検出する。上述した代表値としては、平均値、中央値、最頻値等があり、これらいずれか1つの値が、代表値として選択される。なお、ヒストグラムとしては、上述した形態の他に、例えば、色を16進数で表したカラーコードと、特定のカラーコードが用いられた画素数をカウントした度数分布が挙げられる。
目標色検出部21は、アルバム作成に使用される全ての写真画像の代表色を平均し、各静止画像の代表色の比較対象となる目標色を検出する。なお、目標色は、アルバム画像を作成したときの、1つのアルバム画像における方向性を示す色である。この目標色は、操作パネル16を介してユーザーにより指定された色が適用される場合と、目標色検出部21により検出された色が目標色として適用される場合の2通りがあり、いずれの場合とするかはアルバム画像を作成する時にユーザーが選択する。
色較差演算部22は、代表色と目標色とを色成分ごとに比較し、代表色と目標色の色の違いを示す色較差の値を、例えば色成分毎に算出する。なお、この色較差は、画像編集部23によって参照される。
画像編集部23は、アルバム画像を作成する際に、使用する静止画像に対して編集処理を行うために設けられている。この画像編集部23は、編集選択部30と、グルーピング実行部31と、色調補正部32とから構成されている。
編集選択部30は、アルバム画像を作成する際に使用する静止画像において、色調補正処理を行うか、画像の振り分け(以下、グルーピング)処理を行うかを判定する。この判定は、色較差演算部22にて算出された色較差の値が、予め設定された基準範囲内であるか否かを判定する。この判定は静止画像全てに対して行われ、基準範囲内となる静止画像の割合が静止画像全体の60%以上となる場合には、静止画像に対して行われる編集方法として色調補正処理が選択される。一方、基準範囲内となる静止画像の割合が静止画像全体の60%未満となる場合には、画像編集方法としてグルーピング処理が選択される。なお、基準範囲としては、例えば目標色のR、B、G色成分に対して±30階調の範囲が挙げられるが、この値は適宜設定してよいものである。
色調補正部31は、静止画像の編集方法として色調補正処理が選択された場合に、色較差演算部22によって算出された色較差の値から色調補正値を算出し、算出された色調補正値に基づいて、静止画像の色調補正を行う。なお、色調補正値は、例えば、色較差が+5〜+10の場合が−2階調、色較差が+11〜+20の場合が−5階調、色較差が+21〜+30の場合が−10階調、色較差が+31以上の場合が−15階調に設定されている。また、色較差が−5〜−10の場合が+2階調、色較差が−11〜−20の場合が+5階調、色較差が−21〜−30の場合が+10階調、色較差が+31以上の場合が+15階調に設定されている。
例えば、図2に示すように、静止画像P1の代表色が(R、G、B)=(140,60,135)で示される色からなり、目標色検出部において検出された目標色が(R、G、B)=(93,150,65)で示される色からなる場合、R、G、B色成分の色較差の値は、(ΔR、ΔG、ΔB)=(+57,−90,+70)となる。この色較差の値から、色調補正値は、R成分が−15階調、G成分が+15階調、B成分が−15階調となる。この色調補正値を用いて静止画像P1の色調補正を行う。同様にして、静止画像P2、P3についても行われる。
グルーピング実行部32は、静止画像の編集方法としてグルーピング処理が選択された場合に、色較差演算部22によって算出された色較差の値が、目標色に対して設けられた色範囲内であるか否かを判定し、アルバム画像の作成に用いられる複数の静止画像を、色較差の値が色範囲内である静止画像群と、色較差の値が色範囲外である静止画像群とに振り分ける。この静止画像の振り分けの際の判定基準として、色較差を利用した自乗平均値RMSが予め設定された色範囲内となる否かを判定する。なお、自乗平均値RMSは、RMS={(ΔR)2+(ΔG)2+(ΔB)20.5から算出される。この自乗平均値RMSは、例えばRMS≦30となる場合に目標色と代表色とが近似していると判定する。この静止画像の振り分けの際に、グルーピング実行部32は、それぞれの静止画像に対してアルバム画像を作成する際の並び順を示す序数情報を付与する。
図3に示すように、静止画像P1の代表色が、静止画像P1の代表色が(R、G、B)=(140,60,135)で示される色からなり、目標色検出部において検出された目標色が(R、G、B)=(93,150,65)で示される色からなる場合、R、G、B色成分の色較差の値は、(ΔR、ΔG、ΔB)=(+57,−90,+70)となる。この場合、自乗平均値RMSは、RMS=127.4715・・・となるので、この場合、静止画像P1の代表色は、目標色に近似していないと判断され、非近似色のグループに振り分けられる。一方、静止画像P2の代表色が(R、G、B)=(115,134,76)で示される色からなる場合には、R、G、B色成分の色較差の値は、(ΔR、ΔG、ΔB)=(+22,−16,+11)となる。この場合、自乗平均値RMSは、RMS=29.3428015・・・となるから、この場合、静止画像P2の代表色は、目標色に近似していると判定され、近似色のグループに振り分けられる。同様にして、他の静止画像についても同様に実行される。
静止画像の振り分けが終了すると、近似色のグループに振り分けられた静止画像に対して、例えば1番、2番・・・の序数情報がそれぞれ付与され、目標色に近似していない代表色となる静止画像には近似色のグループに振られた序数情報よりも後の序数情報が付与される。いずれのグループに若い番号を付与するかはユーザーにより選択できる。この序数情報は、静止画像をテンプレート画像に割り当てる際の順番となる。なお、同じグループ内の静止画像の序数情報は、画像ファイル名の順番に従って付与されても、ユーザーが選択した順番であってもよい。
アルバム画像合成部24は、ユーザーによって指定された、或いは、目標色検出部21によって検出された目標色に基づいて決められたテンプレート画像に、静止画像を順番に嵌め込み、アルバム画像を合成する。なお、テンプレート画像に合成される静止画像は、色調補正が行われた静止画像、或いはグルーピング処理によって振り分けられた静止画像である。例えば、図4において、テンプレート画像TPは、静止画像を配置するための複数のレイアウト領域LA1,LA2,LA3と、装飾用の背景領域BAとが予め定義されたもので、例えば、背景領域BAには文字やイラストが入れられている。テンプレート画像は、テンプレートデータTDとしてROM11に記憶された状態では背景領域BAの色を示す背景色が決められておらず、次目標色が決定されることにより背景色が決められる。
次に、アルバム画像作成装置10の作用について図5のフローチャートを参照して説明する。画像データ読み取り部14にメモリカード又は光ディスクをセットすると、制御部19がこれを検知し、記憶された静止画像の画像データPD1を読み出す。読み出された画像データPD1は、RAM17にコピーされる。制御部19は、例えば、読み出された静止画像のサムネイル画像を作成し、画像表示部15の画面上に複数の静止画像をサムネイル画像として一覧表示する。
ユーザーは、一覧表示されたサムネイル画像を参考にして、アルバム画像の作成に使用する静止画像を選択する。また、静止画像の選択が終了するか、全ての静止画像を使用することが選択されると、代表色検出部20は、各静止画像のヒストグラムを作成して得られた代表値を色成分とする代表色を検出する。また、目標色検出部21において、各静止画像の代表色から目標色の候補となる色が検出される。
例えば12枚の静止画像を用いてアルバム画像を作成する場合、静止画像P1から(R,G,B)=(130,94,233)とする代表色が検出され、静止画像P2から(R,G,B)=(115,134,78)とする代表色が検出され、静止画像P3から(R,G,B)=(67,167,83)とする代表色が検出される。同様にして、静止画像P4〜P12についても、それぞれ代表色が検出される。目標色がコンピュータにより自動で決定される場合、例えば各静止画像の代表色の色成分値を平均した値から目標色が求められる。すなわち、静止画像P1〜P12のそれぞれの代表色を色成分毎に平均した値が目標色の候補となる色となる。
画像表示部15には、代表色に基づいて求められた目標色の候補となる色が表示される。また、テンプレート画像の背景色となる目標色をユーザーにより指定するか、もしくはコンピュータにより自動で決定された色を選択するようにユーザーに促すダイアログが表示される。ユーザーは、コンピュータにより決定された色を目標色とするか、ユーザー自身が選択した色を目標色とするかを選択する操作を行う。これにより、ユーザーは、代表色の平均値から求められた色が気に入らなければ、好みの色を指定することができる。なお、色を指定する場合、画像表示部15に表示される256色のカラーパレットから好きな色を選ぶことが出来る。
このようにして目標色が設定されると、色較差演算部22において代表色と目標色の色較差が算出される。例えば、代表色の平均から求められた色が目標色に設定された場合、各静止画像の代表色と各代表色から求められた目標色である(R,G,B)=(93,150,65)との色較差が求められる。例えば、静止画像P1の場合、色較差の値は(ΔR,ΔG,ΔB)=(+47,−90,+70)となる。静止画像P2の場合、色較差の値は(ΔR,ΔG,ΔB)=(+22,−16,+11)となる。静止画像P3の場合、色較差の値は(ΔR,ΔG,ΔB)=(+3,+23,+14)となる。同様にして、静止画像P4〜P12についても、色較差の値が算出される。
各静止画像の代表色と目標色とから、色較差の値が算出されると、編集選択部30によって、静止画像P1〜P12を用いたアルバム画像の作成における画像編集方法が選択される。つまり、色較差が予め設定された基準範囲内となっている写真画像の割合に基づいて、使用する静止画像において、色調補正処理を行うか、グルーピング処理を行うかが決定される。例えば、各色成分の色較差がそれぞれ30階調以内となる静止画像が、使用される静止画像の60%以上の場合には、画像編集方法として、静止画像の色調補正処理が選択される。一方、各色成分の色較差がそれぞれ30階調以内となる静止画像が、使用される静止画像の60%未満の場合には、画像編集方法としてグルーピング処理が選択される。
画像編集方法として、例えば静止画像に対して色調補正処理が選択されると、色調補正部31は、色較差演算部22によって算出された色較差の値を参照して、静止画像における色調補正値を算出し、算出された色調補正値に基づいて静止画像の色調補正を行う。
例えば、図2に示すように、静止画像P1の代表色が(R、G、B)=(140,60,135)で示される色からなり、目標色検出部において検出された目標色が(R、G、B)=(93,150,65)で示される色からなる場合、R、G、B色成分の色較差の値は、(ΔR、ΔG、ΔB)=(+57,−90,+70)となる。この色較差の値から、色調補正値は、R成分が−15階調、G成分が+15階調、B成分が−15階調となる。この色調補正値を用いて静止画像P1の色調補正を行う。
同様にして、静止画像P2の代表色が(R、G、B)=(115,134,76)で示される色からなる場合には、R、G、B色成分の色較差の値は、(ΔR、ΔG、ΔB)=(+22,−16,+11)となるから、色調補正値は、R成分が−10階調、G成分が+5階調、B成分が−5階調となる。また、静止画像P3の代表色が(R、G、B)=(90,173,79)で示される色からなる場合には、R、G、B色成分の色較差の値は、(ΔR、ΔG、ΔB)=(−3,+22,+14)となるから、色調補正値は、R成分が0階調(補正無し)、G成分が−10階調、B成分が−5階調となる。同様にして静止画像P4〜P12についても色調補正値が求められ、この色調補正値に基づいた静止画像の色調補正処理が行われる。
アルバム画像合成部26によりテンプレートデータTDがRAM17より読み出され、色調補正された静止画像とテンプレート画像の合成処理が実行される。なお、アルバム画像合成部26により選択されるテンプレート画像には、レイアウト領域LA1,LA2,LA3の数,又は形状の異なるものが複数種類のものが用意されており、これら種類の異なるテンプレート画像から無作為に選択されたものである。この際、静止画像は、レイアウト領域LA1,LA2,LA3の大きさ及び形状に合わせて解像度調節及びトリミングが行われる。なお、テンプレート画像に対して静止画像が合成されると、テンプレート画像の背景色として目標色が用いられ、該色情報が、テンプレート画像に付加される。これにより、複数のアルバム画像が作成される。
作成されたアルバム画像は、画像表示部15に表示される。ユーザーは、アルバム画像を確認し、これを保存するか否かを選択する。作成されたアルバム画像のデータは、RAM17にアルバム画像データAD1として記憶される。RAM17に記憶されたアルバム画像データAD1は、操作パネル16の操作によって、画像表示部15にアルバム画像として表示することができる。なお、アルバム画像作成装置10は、アルバム画像データAD1を着脱自在な記憶媒体に複製できるようにすることが好ましく、又はパーソナルコンピュータ等に転送するためのインターフェースを設けてもよい。
一方、静止画像の編集方法としてグルーピング処理が選択されると、グルーピング実行部32は、各静止画像の色較差の成分値から求められた自乗平均値RMSが、グルーピング用基準値より大きいか否かを判定する。なお、自乗平均値RMSは、RMS={(ΔR)2+(ΔG)2+(ΔB)20.5から求められる。グルーピング用基準値は、例えば、色較差の全ての成分値が目標色に対して約30階調以上の違いがあるか否かに応じて静止画像を2つのグループに振り分けることを前提として定められている。静止画像P1の場合、色較差の自乗平均値RMSは基準値(=30)より大きくなる。この場合、静止画像P1の代表色は目標色と近似しない非近似色であると判定され、非近似色のグループに振り分けられる。一方、静止画像P2,P3は、色較差の自乗平均値RMSは基準値より小さいので、静止画像P2,P3の代表色は目標色と近似する近似色となるので、近似色のグループに振り分けられる。同様にして、写真画像P4〜P12が、非近似色のグループ、或いは近似色のグループのいずれか一方のグループに振り分けられる。このグルーピング処理が行われた際に、各静止画像には、序数情報が付加される。
グルーピング処理が終了すると、アルバム画像合成部26によりテンプレートデータTDがRAM17より読み出され、静止画像とテンプレート画像の合成がグルーピング実行部23で振り分けられたグループ毎に行われる。なお、アルバム画像合成部26により選択されるテンプレート画像には、レイアウト領域LA1,LA2,LA3の数,又は形状の異なるものが複数種類のものが用意されており、これら種類の異なるテンプレート画像から無作為に選択されたものである。この際、静止画像は、レイアウト領域LA1,LA2,LA3の大きさ及び形状に合わせて解像度調節及びトリミングが行われる。なお、テンプレート画像に対して静止画像が合成されると、テンプレート画像の背景色として目標色が用いられ、該色情報が、テンプレート画像に付加される。これにより、複数のアルバム画像が作成される。なお、作成されたアルバム画像のデータは、RAM17にアルバム画像データAD1として記憶される。
以上のように、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られず、適宜の変更が可能である。例えば、上記実施形態のアルバム画像作成装置10は、アルバム画像を作成する専用の装置として構成されているが、アルバム作成プログラムPG1が組み込まれたデジタルスチルカメラ、又はパーソナルコンピュータによってアルバム画像を作成するようにしてもよい。
本実施形態では、グルーピング処理が選択された場合には、グループ化された静止画像をグループ毎にテンプレート画像に合成するようにしたが、グルーピング処理が選択された場合、グループ毎の静止画像に対して色調補正を行うようにしても良い。
本実施形態では、グルーピング処理の場合、単に、代表色が目標色に近似しているグループと、目標色に近似していないグループとの2つのグループに静止画像を振り分けるようにしたが、これに限定する必要はなく、例えばグルーピング処理を行う際、目標色の近似色のグループと、非近似色のグループにそれぞれ属する静止画像の数の差が大きい場合には、画像の数が多いグループを更に細かく複数のグループに分け、各グループに属する画像の数の偏りが小さくなるようにしてもよい。例えば、色較差の基準範囲をさらに1つ設定し、最も色の近似した第1の近似色グループと、その次に近似する第2の近似色グループ、非近似色のグループに分けてもよい。
代表色を検出する際には、ヒストグラムの代表値となる平均値、中央値、最頻値からいずれか1つを用いる場合、標準偏差が最も小さくなる代表値を用いるようにすることや、ユーザーにより任意に選択できるようにすることが好ましい。また、目標色をユーザーが指定した際に、各静止画像の色較差が色調補正を行うか否かを判定するための基準範囲外である場合、近似色と非近似色のグルーピングが行えない場合が発生することが考えられるので、目標色を代表色の平均値に変更することや、ユーザーの指定した色と代表色を平均した色とを混合した色を目標色に設定してもよい。
本発明のアルバム画像作成装置の構成を示す機能ブロック図である。 色調補正処理の流れを示す説明図である。 グルーピング処理の流れを示す説明図である。 テンプレート画像の構成を示す説明図である。 アルバム画像作成の流れを示すフローチャートである。 アルバム画像作成の流れを示す説明図である。
符号の説明
10 アルバム画像作成装置
11 ROM
13 CPU
17 RAM
19 制御部
20 代表色検出部
21 目標色検出部
22 色較差演算部
23 画像編集部
30 編集選択部
31 色調補正部
32 グルーピング実行部
24 アルバム画像合成部
AD1 アルバム画像データ
PD1 画像データ
PG1 アルバム作成用プログラム
TD テンプレート画像データ

Claims (4)

  1. 複数の静止画像に対して画像編集を行う画像編集装置において、
    1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、
    静止画像の代表色が、指定された目標色に対して設けられた色範囲であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記色範囲内となるグループと前記色範囲外となるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、
    前記静止画像の代表色と前記目標色との比較から得られた色調補正量に基づいて、静止画像の色調補正を行う色調補正手段と、
    前記静止画像の代表色と前記目標色との比較を、全ての静止画像について実行することによって、前記画像振り分け手段における静止画像の振り分けを行うか、または前記色調補正手段における静止画像の色調補正行うかを選択する編集方法選択手段とを備えたことを特徴とする画像編集装置。
  2. 前記静止画像の代表色と、前記目標色との色較差を算出する色較差演算手段を設け、
    前記編集方法選択手段は、前記色較差が予め設定された基準範囲内であるか否かを判定し、該判定結果に基づいて、前記静止画像の振り分けを行うか、静止画像の色調補正を行うかを選択することを特徴とする請求項1記載の画像編集装置。
  3. 前記複数の静止画像を解析することによって前記目標色を検出する目標色検出手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像編集装置。
  4. 複数の静止画像に対して画像編集を行う画像編集プログラムにおいて、
    1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、
    静止画像の代表色が、指定された目標色に対して設けられた基準範囲内であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記代表色が前記基準範囲内であるグループと、前記代表色が基準範囲外であるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、
    前記静止画像の代表色と前記目標色との比較から得られた色調補正量に基づいて、静止画像の色調補正を行う色調補正手段と、
    前記静止画像の代表色と前記目標色との比較を、全ての静止画像について実行することによって、前記画像振り分け手段における静止画像の振り分けを行うか、または前記色調補正手段における静止画像の色調補正行うかを選択する編集方法選択手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする画像編集プログラム。
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