JP2007026388A - 画像編集装置、及び画像編集プログラム - Google Patents

画像編集装置、及び画像編集プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007026388A
JP2007026388A JP2005211827A JP2005211827A JP2007026388A JP 2007026388 A JP2007026388 A JP 2007026388A JP 2005211827 A JP2005211827 A JP 2005211827A JP 2005211827 A JP2005211827 A JP 2005211827A JP 2007026388 A JP2007026388 A JP 2007026388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
image
group
representative
still
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005211827A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamaji
啓 山路
Hajime Shintani
一 新谷
Takashi Hoshino
貴 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fujifilm Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Holdings Corp filed Critical Fujifilm Holdings Corp
Priority to JP2005211827A priority Critical patent/JP2007026388A/ja
Publication of JP2007026388A publication Critical patent/JP2007026388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

【課題】魅力的なアルバム画像を作成するために必要な画像の編集処理の手間をなくす。
【解決手段】複数の静止画像を、静止画像の代表色と一次目標色とを比較することによって、一次目標色に近似するグループと、一次目標色に近似しないグループとに振り分ける。静止画像の振り分けが終了すると、一次目標色に基づいた色調補正を行うか否かの判定をグループ毎に行う。色調補正を行う判定がなされたグループの静止画像に対して、色調補正値が算出され、算出された色調補正値に基づいて静止画像の色調補正が行われる。一方、色調補正を行わない判定がなされたグループは、該グループに振り分けられた静止画像の代表色から二次目標色が検出され、二次目標色に対する色調補正が該グループの静止画像に対して行われる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、静止画像の色情報に基づいて好適な画像編集を行う画像編集装置、及び画像編集プログラムに関するものである。
CCDイメージセンサを備えたデジタルスチルカメラを用いて撮影された被写体の静止画像は、デジタル画像データとしてメモリカード等の記憶媒体に記憶される。撮影画像を観賞する際には、例えば、デジタルスチルカメラを家庭用テレビに接続すると、撮影画像をテレビ画面上に表示することができる。また、メモリカードに記憶された画像データをパーソナルコンピュータに転送し、パーソナルコンピュータのモニタに撮影画像を表示することができる。複数の撮影画像を観賞する際には、指定された撮影画像を所定の順番で表示するスライドショー機能を用いると便利である。スライドショー機能は、デジタルスチルカメラやパーソナルコンピュータの画像再生機能の一部として組み込まれ、複数の画像を一定時間ごとに表示する(例えば、特許文献1参照)。
スライドショーには、撮影画像を1枚ずつ順番に表示するシンプルなものと、装飾用のテンプレート画像に撮影画像を合成したアルバム画像として表示するもの等がある。アルバム画像として撮影画像を表示するスライドショーは、予め用意されたテンプレート画像に撮影画像を配置するレイアウト領域が設定されており、レイアウト領域の外部には装飾用の背景領域が設定されている。1つのテンプレート画像には、例えば、2コマ〜4コマの撮影画像を合成することができ、各レイアウト領域に嵌め込まれた撮影画像はアルバム画像として画面上に出力される(例えば、特許文献2等参照)。
アルバム画像は、任意に選択されるテンプレート画像に対し、撮影順などの所定の順番通りに撮影画像を割り当てることでその自動作成が可能となる。この場合、被写体の種類、撮影時刻等が異なる撮影画像が混在すると、色調や撮影テーマ等の統一感がない見映えの劣るアルバム画像となってしまうことがある。したがって、結婚式や入学式等の重要な記念写真は、その色彩のバランスや撮影画像の内容を考慮し、テンプレート画像の種類の選択や各テンプレートに嵌め込む撮影画像の編集は人手をかけて行う必要があった。
特開2005−039359号公報 特許第2982149号公報
しかしながら、見映えの優れたアルバム画像をユーザー自身が作成するには、色彩や画像編集に関する知識が必要となり、大変な手間がかかるという欠点がある。また、専門の画像加工業者を利用すれば質の高いアルバム画像を得られるが、高価な費用と作成日数を要し、手軽にアルバム画像の作成を依頼することが難しいという問題がある。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたものであり、魅力的なアルバム画像を作成するために必要な画像編集の手間をなくすことのできる画像編集装置及び画像編集プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像編集装置は、複数の静止画像に対して色調補正を行う画像編集装置において、1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、静止画像の代表色が、指定された一次目標色に対応する基準範囲内であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記代表色が前記基準範囲内であるグループと、前記代表色が基準範囲外であるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、振り分けられた静止画像における色調補正量を決定する色調補正量決定手段と、前記色調補正量に基づいて、前記静止画像の色調補正を行う色調補正手段とを備えたことを特徴とする。
また、前記画像振り分け手段によって静止画像が振り分けられた各グループにおいて、前記一次目標色に基づいた色調補正を行うか否かを判定する補正判定手段を備え、前記色調補正量決定手段は、前記補正判定手段により前記一次目標色に基づいた色調補正を行うと判定されたグループの静止画像の代表色と、前記一次目標色とを比較することによって、該静止画像の色調補正量を決定することを特徴とする。
また、前記補正判定手段により前記前記一次目標色に基づいた色調補正を行わないと判定されたグループ内の全静止画像を解析することによって、二次目標色を検出する二次目標色検出手段を備え、前記色調補正量決定手段は、前記二次目標色と前記代表色とを比較することによって、静止画像の色調補正量を決定することを特徴とする。
また、前記画像振り分け手段によって振り分けられたグループ内の全静止画像を解析することによって、二次目標色をグループ毎に検出する二次目標色検出手段を設け、前記色調補正量決定手段は、グループ毎に検出された二次目標色と、該グループに振り分けられた静止画像の代表色とを比較することにより、静止画像の色調補正量を決定することを特徴とする。
また、前記複数の静止画像を解析することによって前記一次目標色を検出する一次目標色検出手段を備えていることを特徴とする。
また、本発明の画像編集プログラムは、複数の静止画像に対して色調補正を行う画像編集プログラムにおいて、1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、静止画像の代表色が、指定された一次目標色に対応する基準範囲内であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記代表色が前記基準範囲内であるグループと、前記代表色が基準範囲外であるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、振り分けられた静止画像における色調補正量を決定する色調補正量決定手段と、前記色調補正量に基づいて、前記静止画像の色調補正を行う色調補正手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の画像編集装置によれば、複数の静止画像に対して色調補正を行う画像編集装置において、1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、静止画像の代表色が、指定された一次目標色に対応する基準範囲内であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記代表色が前記基準範囲内であるグループと、前記代表色が基準範囲外であるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、振り分けられた静止画像における色調補正量を決定する色調補正量決定手段と、前記色調補正量に基づいて、前記静止画像の色調補正を行う色調補正手段とを備えたから、例えばアルバム画像を用いたスライドショーを見映えの良いスライドショーとして実現させる画像編集の自動化、高速化が可能となる。
また、前記画像振り分け手段によって静止画像が振り分けられた各グループにおいて、前記一次目標色に基づいた色調補正を行うか否かを判定する補正判定手段を備え、前記色調補正量決定手段は、前記補正判定手段により前記一次目標色に基づいた色調補正を行うと判定されたグループの静止画像の代表色と、前記一次目標色とを比較することによって、該静止画像の色調補正量を決定するから、例えば、静止画像の色調が異なる場合に色調補正を行うことで違和感のある静止画像となるが、予めグループ毎に判定することで、色調補正が必要な静止画像の場合だけ色調補正を行うことができるようになるから、例えばアルバム画像を用いたスライドショーを見映えの良いスライドショーとして実現させる画像編集の自動化、高速化が可能となる。
また、前記補正判定手段により前記前記一次目標色に基づいた色調補正を行わないと判定されたグループ内の全静止画像を解析することによって、二次目標色を検出する二次目標色検出手段を備え、前記色調補正量決定手段は、前記二次目標色と前記代表色とを比較することによって、静止画像の色調補正量を決定するから、振り分けられたグループ毎の目標色に基づいた色調補正を実行することで、例えばアルバム画像を用いたスライドショーを見映えの良いスライドショーとして実現させる画像編集の自動化、高速化が可能となる。
また、前記画像振り分け手段によって振り分けられたグループ内の全静止画像を解析することによって、二次目標色をグループ毎に検出する二次目標色検出手段を設け、前記色調補正量決定手段は、グループ毎に検出された二次目標色と、該グループに振り分けられた静止画像の代表色とを比較することにより、静止画像の色調補正量を決定するから、予め、写真画像を複数のグループに分け、そのグループ内で、色調補正量を求めることになるから、グループ毎の色調補正を行うことで、色調補正後の静止画像において見栄えの悪い静止画像の発生を抑制した、例えばアルバム画像を用いたスライドショーを見映えの良いスライドショーとして実現させる画像編集の自動化、高速化が可能となる。
また、前記複数の静止画像を解析することによって前記一次目標色を検出する一次目標色検出手段を備えているから、予め作業者が目標色を決定しなくても、例えばアルバム画像を用いたスライドショーを見映えの良いスライドショーとして実現させる画像編集の自動化、高速化が可能となる。
図1において、本発明を適用したアルバム画像作成装置10は、ROM11に記憶されたアルバム作成プログラムPG1を実行するCPU13を備えている。CPU13には、画像データ読み取り部14,画像表示部15,操作パネル16が接続されている。画像データ読み取り部14は、メモリカードから画像データを読み取るためのコネクタ、及びCD等の光ディスクから画像データPD1を読み取るためのディスクドライブからなる。画像表示部15は、液晶ディスプレイを備え、画像データとして読み取られた静止画像、この静止画像を使用して作成されたアルバム画像等を表示する。操作パネル16は、アルバム画像の作成時に必要なユーザーの入力操作を検知し、その検知信号をCPU13に送る。
ROM11には、アルバム作成プログラムPG1と、アルバム作成に使用されるテンプレート画像データTDが記憶されている。RAM17には、画像データ読み取り部14から読み取られた画像データPD1と、CPU13により作成されたアルバム画像データAD1等が記憶される。CPU13は、アルバム作成プログラムPG1を実行することで制御部19と、代表色検出部20と、目標色検出部21と、色較差演算部22と、グルーピング実行部23と、補正判定部24と、色調補正部25と、アルバム画像合成部26として機能する。
代表色検出部20は、RAM17から静止画像の画像データPD1を読み出し、そのヒストグラムを作成する。ヒストグラムは、周知のように、画像データPD1の輝度情報及びR,G,Bの色情報を画素ごとに検出し、特定の階調値に属する画素数をR,G、Bの色成分ごとにカウントした度数分布である。このヒストグラムにおける代表値を色成分毎に検出し、これら代表値を組み合わせたものを、静止画像における代表色として検出する。上述した代表値としては、平均値、中央値、最頻値等があり、これらいずれか1つの値が、代表値として選択される。なお、ヒストグラムとしては、上述した形態の他に、例えば、色を16進数で表したカラーコードと、特定のカラーコードが用いられた画素数をカウントした度数分布が挙げられる。
目標色検出部21は、アルバム作成に使用される全ての写真画像の代表色を平均し、各静止画像の代表色の比較対象となる一次目標色を検出する。また、後述する補正判定部24で、色調補正を行わないと判定された静止画像群を構成する全ての静止画像の代表色を平均し、該静止画像群の静止画像の代表色の比較対象となる二次目標色を検出する。なお、一次目標色、二次目標色は、それぞれアルバム画像を作成したときの、1つのアルバム画像における方向性を示す色である。これら目標色のうち、一次目標色は、操作パネル16を介してユーザーにより指定された色が一次目標色として適用される場合と、目標色検出部21により検出された目標色が一次目標色として適用される場合の2通りがあり、いずれの場合とするかはアルバム画像を作成する時にユーザーが選択する。
色較差演算部22は、代表色と一次目標色とを色成分ごとに比較し、代表色と一次目標色の色の違いを示す色較差の値を算出する。この色較差は、グルーピング実行部23、補正判定部24、及び色調補正部25によって参照される。また、この色較差演算部22では、二次目標色が検出された場合に、二次目標色の検出に用いられた静止画像群を構成する静止画像のそれぞれの代表色と、二次目標色とを色成分ごとに比較し、代表色と二次目標色の色の違いを示す色較差の値を算出する。なお、この代表色と二次目標色との色較差は、色調補正部25によって参照される。
グルーピング実行部23は、色較差演算部22によって算出された色較差の値が、予め設定された色較差の基準範囲内であるか否かを判定し、アルバム画像の作成に用いられる複数の静止画像を、色較差の値が基準範囲内である静止画像群と、色較差の値が基準範囲外である静止画像群とに振り分ける。この静止画像の振り分けの際に、グルーピング実行部23は、それぞれの静止画像に対してアルバム画像を作成する際の並び順を示す序数情報を付与する。
例えば、12枚の静止画像を用いてアルバム画像を作成する際に、色較差の値が基準範囲内である静止画像が7枚、色較差の値が基準範囲外である静止画像が5枚であった場合には、一次目標色に近似した代表色となる静止画像1番〜7番の序数情報がそれぞれ付与され、一次目標色に近似していない代表色となる静止画像には7番より後の8番〜12番の序数情報が付与される。いずれのグループに若い番号を付与するかはユーザーにより選択できる。この序数情報は、静止画像をテンプレート画像に割り当てる際の順番となる。なお、同じグループ内の静止画像の序数情報は、画像ファイル名の順番に従って付与されても、ユーザーが選択した順番であってもよい。
補正判定部24は、色判定部における色較差の値の判定結果を参照して、グルーピング実行部23によって振り分けられた静止画像群において色調補正を実行するか否かを判定する。例えば、静止画像群が色較差の値が基準範囲内である場合には、代表色と一次目標色とが近似していると考えられるので、この場合は該静止画像群のそれぞれの静止画像に対して一次目標色に基づいた色調補正を実行する旨の判定を行う。一方、静止画像群が、色較差の値が基準範囲外である場合には、代表色と一次目標色とが近似していないと考えられるので、この場合は、該静止画像群のそれぞれの静止画像に対して一次目標色に基づいた色調補正を実行しない旨の判定を行う。なお、一次目標色に基づいた色調補正を実行しないと判定された場合には、上述した目標色検出部21において、色較差の値が基準範囲外である静止画像群における二次目標色の検出が実行される。
色調補正部25は、色判定部22において色較差の値が基準範囲内であると判定された静止画像群を構成する静止画像に対し、一次目標色と代表色との色較差の値から色調補正値を算出する。また、色較差の値が基準範囲外である静止画像群においては、二次目標色と代表色との色較差の値から色調補正値を算出する。この色調補正値は、静止画像に対して、R,G,Bの色成分をそれぞれどの程度増減するかを決める値である。色調補正部25は、算出された色調補正値に基づいて静止画像の色調補正する画像編集を行う。
アルバム画像合成部26は、ユーザーによって指定された一次目標色に基づいて決められたテンプレート画像、又は目標色検出部21によって求められた一次目標色、或いは二次目標色に基づいて決められたテンプレート画像に、静止画像を順番に嵌め込み、アルバム画像を合成する。図2において、テンプレート画像TPは、静止画像を配置するための複数のレイアウト領域LA1,LA2,LA3と、一次目標色、或いは二次目標色が使用された装飾用の背景領域BAとが予め定義されたもので、例えば、背景領域BAには文字やイラストが入れられている。テンプレート画像は、テンプレートデータTDとしてROM11に記憶された状態では背景領域BAの色を示す背景色が決められておらず、一次目標色、或いは二次目標色が決定されることにより背景色が決められる。
次に、アルバム画像作成装置10の作用について説明する。図3において、画像データ読み取り部14にメモリカード又は光ディスクをセットすると、制御部19がこれを検知し、記憶された静止画像の画像データPD1を読み出す。読み出された画像データPD1は、RAM17にコピーされる。制御部19は、例えば、読み出された静止画像のサムネイル画像を作成し、画像表示部15の画面上に複数の静止画像をサムネイル画像として一覧表示する。
ユーザーは、一覧表示されたサムネイル画像を参考にして、アルバム画像の作成に使用する静止画像を選択する。また、静止画像の選択が終了するか、全ての静止画像を使用することが選択されると、代表色検出部20は、各静止画像のヒストグラムを作成して得られた代表値を色成分とする代表色を検出する。また、目標色検出部21において、各静止画像の代表色から一次目標色の候補となる色が検出される。
図4に示すように、例えば12枚の静止画像を用いてアルバム画像を作成する場合、静止画像P1から(R,G,B)=(130,94,233)とする代表色が検出され、静止画像P2から(R,G,B)=(115,134,78)とする代表色が検出され、静止画像P3から(R,G,B)=(67,167,83)とする代表色が検出される。同様にして、静止画像P4〜P12についても、それぞれ代表色が検出される。一次目標色がコンピュータにより自動で決定される場合、各静止画像の代表色の色成分値を平均した値から一次目標色が求められる。すなわち、静止画像P1〜P12のそれぞれの代表色を色成分毎に平均した値が一次目標色の候補となる色となる。
画像表示部15には、代表色に基づいて求められた一次目標色の候補となる色が表示される。また、テンプレート画像の背景色となる一次目標色をユーザーにより指定するか、もしくはコンピュータにより自動で決定された色を選択するようにユーザーに促すダイアログが表示される。ユーザーは、コンピュータにより決定された色を一次目標色とするか、ユーザー自身が選択した色を一次目標色とするかを選択する操作を行う。これにより、ユーザーは、代表色の平均値から求められた色が気に入らなければ、好みの色を指定することができる。なお、色を指定する場合、画像表示部15に表示される256色のカラーパレットから好きな色を選ぶことが出来る。
このようにして一次目標色が設定されると、色較差演算部22により代表色と一次目標色の色較差が算出される。例えば、代表色の平均から求められた色が一次目標色に設定された場合、各静止画像の代表色と各代表色から求められた一次目標色である(R,G,B)=(93,150,65)との色較差が求められる。例えば、静止画像P1の場合、色較差は(ΔR,ΔG,ΔB)=(+37,−56,+168)となる。静止画像P2の場合、色較差は(ΔR,ΔG,ΔB)=(+18,−16,+13)となる。静止画像P3の場合、色較差は(ΔR,ΔG,ΔB)=(−16,+17,+18)となる。
色較差の値が算出されると、グルーピング実行部23は、各静止画像の色較差の成分値から求められた自乗平均値RMSが、グルーピング用基準値より大きいか否かを判定する。なお、自乗平均値RMSは、RMS={(ΔR)2+(ΔG)2+(ΔB)20.5から求められる。グルーピング用基準値は、例えば、色較差の全ての成分値が目標色に対して約30階調以上の違いがあるか否かに応じて静止画像を2つのグループに振り分けることを前提として定められている。静止画像P1の場合、色較差の自乗平均値RMSは基準値(=30)より大きいので、静止画像P1の代表色は一次目標色と近似しない非近似色となるので、非近似色のグループに振り分けられる。一方、静止画像P2,P3は、色較差の自乗平均値RMSは基準値より小さいので、静止画像P2,P3の代表色は目標色と近似する近似色となるので、近似色のグループに振り分けられる。同様にして、写真画像P4〜P12が、非近似色のグループ、或いは近似色のグループのいずれか一方のグループに振り分けられる。
全ての静止画像が近似色のグループ、或いは非近似色のグループに振り分けられると、これらグループのそれぞれに対して一次目標色に基づいた色調補正を行うか否かが、補正判定部24にて判定される。例えば、近似色のグループに振り分けられた静止画像は一次目標色に基づいた色調補正を行うものとして、非近似色のグループに振り分けられた静止画像は一次目標色に基づいた色調補正を行わないものと判定する。
補正判定部24で色調補正を行うか否かが判定されると、色調補正部25において、色調補正を行うと判定されたグループ、つまり近似色のグループの静止画像に対して色調補正を行う。まず、色調補正部25は、色較差から各静止画像の色調補正値を算出する。色調補正値は、例えば、色較差が+5〜+10の場合が−2階調、色較差が+11〜+20の場合が−5階調、色較差が+21〜+30の場合が−10階調、色較差が−5〜−10の場合が+2階調、色較差が−11〜−20の場合が+5階調、色較差が−21〜−30の場合が+10階調、と予め決められている。いずれにしても各静止画像の代表色が目標色に近づくように補正される値に定められている。
例えば、近似色のグループとして静止画像P2,P3,P5,P7,P10,P11,P12の7枚の静止画像が振り分けられた場合、これら静止画像に対して色較差が算出される。例えば静止画像P2の場合、R成分が−5階調、G成分が+5階調、B成分が−5階調だけ階調レベルが補正される。静止画像P3の場合、R成分が+5階調、G成分が−5階調、B成分が−5階調の補正が実行される。同様にして、他の静止画像についても色調補正が実行される。
一方、非近似色のグループは、一次目標色に基づいた色調補正が行われない。この非近似色のグループに対しては、補正判定部24における判定が行われた後、目標色検出部21において、非近似色のグループに振り分けられた静止画像の代表色から二次目標色が検出される。二次目標色が検出されると、色較差判定部22で非近似色のグループに振り分けられた静止画像の代表色と二次目標色との色較差の値が算出される。色較差の値が算出されると、色調補正部25において、色較差の値から色調補正値が決定され、決定された色調補正値を用いた色調補正が静止画像に対して実行される。例えば、非近似色のグループに、静止画像P1,P4,P6,P8,P9の5枚静止画像が振り分けられた場合、これら静止画像に対して、それぞれ二次目標色に基づいた色調補正が実行される。
色調補正部25における静止画像の色調補正が終了すると、アルバム画像合成部26によりテンプレートデータTDがRAM17より読み出され、静止画像とテンプレート画像の合成がグルーピング実行部23で振り分けられたグループ毎に行われる。なお、アルバム画像合成部26により選択されるテンプレート画像には、レイアウト領域LA1,LA2,LA3の数,又は形状の異なるものが複数種類のものが用意されており、これら種類の異なるテンプレート画像から無作為に選択されたものである。また、グルーピング実行部23において近似色のグループと、非近似色のグループとに静止画像を振り分けた際に、各静止画像に対して序数情報を付加しているので、該序数情報に基づいて静止画像がテンプレート画像に合成されていく。この際、静止画像は、レイアウト領域LA1,LA2,LA3の大きさ及び形状に合わせて解像度調節及びトリミングが行われる。なお、テンプレート画像に対して静止画像が合成されると、テンプレート画像の背景色として、一次目標色、或いは二次目標色が用いられ、該色情報が、テンプレート画像に付加される。これにより、複数のアルバム画像が作成される。
作成されたアルバム画像は、画像表示部15に表示される。ユーザーは、アルバム画像を確認し、これを保存するか否かを選択する。作成されたアルバム画像のデータは、RAM17にアルバム画像データAD1として記憶される。RAM17に記憶されたアルバム画像データAD1は、操作パネル16の操作によって、画像表示部15にアルバム画像として表示することができる。なお、アルバム画像作成装置10は、アルバム画像データAD1を着脱自在な記憶媒体に複製できるようにすることが好ましく、又はパーソナルコンピュータ等に転送するためのインターフェースを設けてもよい。
以上のように、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られず、適宜の変更が可能である。例えば、上記実施形態のアルバム画像作成装置10は、アルバム画像を作成する専用の装置として構成されているが、アルバム作成プログラムPG1が組み込まれたデジタルスチルカメラ、又はパーソナルコンピュータによってアルバム画像を作成するようにしてもよい。
グルーピングを行う際、目標色の近似色のグループと、非近似色のグループにそれぞれ属する静止画像の数の差が大きい場合には、画像の数が多いグループを更に細かく複数のグループに分け、各グループに属する画像の数の偏りが小さくなるようにしてもよい。例えば、色較差の基準範囲をさらに1つ設定し、最も色の近似した第1の近似色グループと、その次に近似する第2の近似色グループ、非近似色のグループに分けてもよい。
代表色を検出する際には、ヒストグラムの代表値となる平均値、中央値、最頻値からいずれか1つを用いる場合、標準偏差が最も小さくなる代表値を用いるようにすることや、ユーザーにより任意に選択できるようにすることが好ましい。また、目標色をユーザーが指定した際に、各静止画像の色較差が色調補正を行うか否かを判定するための基準範囲外である場合、近似色と非近似色のグルーピングが行えない場合が発生することが考えられるので、目標色を代表色の平均値に変更することや、ユーザーの指定した色と代表色を平均した色とを混合した色を目標色に設定してもよい。
本実施形態では、補正判定部で色調補正を行わないグループに対して、二次目標色を検出し、二次目標色に対する色調補正を行うようにしたが、これに限定する必要はなく、例えば、色調補正を行わないグループの静止画像に対しては、色調補正自体を行わずに、テンプレート画像に合成することも可能である。
本実施形態では、一次目標色に対して色調補正を行うか否かを判定しているが、一次目標色は、静止画像をグルーピングする際にのみ用いるようにし、グルーピングを行うことによって、振り分けられたグループ毎に二次目標色を検出し、二次目標色を用いた色調補正を、各グループに振り分けられた静止画像に対して行うことも可能である。
本発明のアルバム画像作成装置の構成を示す機能ブロック図である。 テンプレート画像の構成を示す説明図である。 アルバム画像作成の流れを示すフローチャートである。 複数の画像を振り分けた後に、色調補正を行う流れを示す説明図である。
符号の説明
10 アルバム画像作成装置
11 ROM
13 CPU
15 画像表示部
17 RAM
19 制御部
20 代表色検出部
21 目標色検出部
22 色較差演算部
23 グルーピング実行部
24 補正判定部
25 色調補正部
26 アルバム画像合成部
AD1 アルバム画像データ
PD1 画像データ
PG1 アルバム作成用プログラム
TD テンプレート画像データ

Claims (6)

  1. 複数の静止画像に対して色調補正を行う画像編集装置において、
    1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、
    静止画像の代表色が、指定された一次目標色に対応する基準範囲内であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記代表色が前記基準範囲内であるグループと、前記代表色が基準範囲外であるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、
    振り分けられた静止画像における色調補正量を決定する色調補正量決定手段と、
    前記色調補正量に基づいて、前記静止画像の色調補正を行う色調補正手段とを備えたことを特徴とする画像編集装置。
  2. 前記画像振り分け手段によって静止画像が振り分けられた各グループにおいて、前記一次目標色に基づいた色調補正を行うか否かを判定する補正判定手段を備え、
    前記色調補正量決定手段は、前記補正判定手段により前記一次目標色に基づいた色調補正を行うと判定されたグループの静止画像の代表色と、前記一次目標色とを比較することによって、該静止画像の色調補正量を決定することを特徴とする請求項1記載の画像編集装置。
  3. 前記補正判定手段により前記前記一次目標色に基づいた色調補正を行わないと判定されたグループ内の全静止画像を解析することによって、二次目標色を検出する二次目標色検出手段を備え、
    前記色調補正量決定手段は、前記二次目標色と前記代表色とを比較することによって、静止画像の色調補正量を決定することを特徴とする請求項2記載の画像編集装置。
  4. 前記画像振り分け手段によって振り分けられたグループ内の全静止画像を解析することによって、二次目標色をグループ毎に検出する二次目標色検出手段を設け、
    前記色調補正量決定手段は、グループ毎に検出された二次目標色と、該グループに振り分けられた静止画像の代表色とを比較することにより、静止画像の色調補正量を決定することを特徴とする請求項1記載の画像編集装置。
  5. 前記複数の静止画像を解析することによって前記一次目標色を検出する一次目標色検出手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の画像編集装置。
  6. 複数の静止画像に対して色調補正を行う画像編集プログラムにおいて、
    1つの静止画像を解析することにより、該静止画像の代表色を決定する代表色決定手段と、
    静止画像の代表色が、指定された一次目標色に対応する基準範囲内であるか否かを判定することによって、前記複数の静止画像を、前記代表色が前記基準範囲内であるグループと、前記代表色が基準範囲外であるグループとに振り分ける画像振り分け手段と、
    振り分けられた静止画像における色調補正量を決定する色調補正量決定手段と、
    前記色調補正量に基づいて、前記静止画像の色調補正を行う色調補正手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする画像編集プログラム。
JP2005211827A 2005-07-21 2005-07-21 画像編集装置、及び画像編集プログラム Pending JP2007026388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005211827A JP2007026388A (ja) 2005-07-21 2005-07-21 画像編集装置、及び画像編集プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005211827A JP2007026388A (ja) 2005-07-21 2005-07-21 画像編集装置、及び画像編集プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007026388A true JP2007026388A (ja) 2007-02-01

Family

ID=37787020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005211827A Pending JP2007026388A (ja) 2005-07-21 2005-07-21 画像編集装置、及び画像編集プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007026388A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068269A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Olympus Imaging Corp 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
WO2018066344A1 (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 富士フイルム株式会社 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014068269A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Olympus Imaging Corp 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム
WO2018066344A1 (ja) * 2016-10-03 2018-04-12 富士フイルム株式会社 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100667663B1 (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 방법 및 그 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록매체
JP3495826B2 (ja) ファイリング・システムおよび再生装置
JPH11220687A (ja) 画像処理方法および装置
JPH10191246A (ja) デジタルカメラにより取得されたデジタル画像データを再生する画像再生方法及び装置並びにその方法に使用するデジタルカメラ
JP2005242604A (ja) 画像配列の決定
US20090022417A1 (en) Method and Apparatus for An Intuitive Digital Image Processing System That Enhances Digital Images
JP2008283291A (ja) 未現像画像データの現像処理装置、現像処理方法、および現像処理のためのコンピュータプログラム
JP2003204459A (ja) デジタルカメラ、及び画像再生装置
JP2006343977A (ja) 画像処理装置及び画像合成装置、並びに画像処理プログラム及び画像合成プログラム
JP4774757B2 (ja) 画像処理装置、画像処理プログラム、電子カメラ、および画像処理方法
JP2006350936A (ja) 画像作成装置、及び画像作成用プログラム
JP2006350521A (ja) 画像作成装置、及び画像作成用プログラム
JP4646735B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US7515754B2 (en) Image control apparatus, image control method and program
JP2006350462A (ja) アルバム画像作成装置、及びアルバム画像作成プログラム
JP2007026388A (ja) 画像編集装置、及び画像編集プログラム
JP2007028548A (ja) 画像編集装置、及び画像編集プログラム
JP5070921B2 (ja) 未現像画像データの現像処理装置、現像処理方法、および現像処理のためのコンピュータプログラム
JP2006350621A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2006172021A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH10232946A (ja) 画像処理装置及び方法
JP4807315B2 (ja) 未現像画像データの現像処理装置、現像処理方法、および現像処理を実行するためのコンピュータプログラム
US11762532B2 (en) Image processing device, control method therefor, imaging device, and recording medium
US9324013B2 (en) Image used commercial goods creating apparatus, image used commercial goods creating method, and non-transitory computer readable recording medium
JP2000152067A (ja) 画像処理方法、画像処理装置及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070116