JP2007028258A - 復調回路 - Google Patents

復調回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2007028258A
JP2007028258A JP2005208232A JP2005208232A JP2007028258A JP 2007028258 A JP2007028258 A JP 2007028258A JP 2005208232 A JP2005208232 A JP 2005208232A JP 2005208232 A JP2005208232 A JP 2005208232A JP 2007028258 A JP2007028258 A JP 2007028258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
resistor
level
input
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005208232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4774845B2 (ja
Inventor
Yukio Tanaka
幸男 田中
Genichiro Oga
玄一郎 大賀
Satoru Kondo
悟 近藤
Kenichi Kamiyama
健一 神山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2005208232A priority Critical patent/JP4774845B2/ja
Publication of JP2007028258A publication Critical patent/JP2007028258A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4774845B2 publication Critical patent/JP4774845B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

【課題】変調率の小さいASK信号を安定に復調できる復調回路を提供する。
【解決手段】増幅部103に入力されるASK信号のレベルが所定範囲に含まれる場合、増幅部103から出力される信号は当該入力ASK信号を増幅した信号になる。一方、当該入力ASK信号のレベルが上記所定範囲に含まれない場合、増幅部103の出力信号は、上限値(VDD)若しくは下限値(VSS)に固定される。フィルタ部107では、増幅部103の出力信号からベースバンド信号成分が分離される。レベル調節部115では、フィルタ部107によって分離された信号成分に応じて、増幅部103に入力されるASK信号のレベルが調節される。このとき、レベル調節部115では、増幅部103に入力されるASK信号の包絡線が上記所定範囲に含まれるように、当該入力ASK信号のレベルが調節される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、振幅変調信号の復調回路に係り、例えば数%程度の小さい変調率のASK(amplitude shift keying)信号を安定に復調する復調回路に関するものである。
従来のASK信号の復調回路として、例えば下記の特許文献1に開示されたものがある。この文献に示される復調回路は、いずれも原理的には、ASK変調信号を整流し、整流したASK信号のキャリア成分を積分回路により減衰させて、ベースバンド信号の成分を取り出す。そして、取り出した信号成分をコンパレータにおいて閾値と比較することによりベースバンド信号の値を判別し、2値のデジタル信号に変換する。この方式は、ASK信号の変調率が比較的大きい場合、例えばキャリア成分に対するベースバンド信号成分の比率(以下、BC比と記す)が10%程度以上ある場合には、簡単な構成で十分な復調特性が得られるという特徴がある。
特開2001−292183号公報(第5頁の図5、第4頁の図1)
しかしながら、特許文献1の回路で、より小さなBC比の信号、例えばBC比が1%程度のASK信号を復調しようとすると、コンパレータの感度不足や入力オフセット電圧のばらつき等が障害となって正確な復調動作を行えないという問題があった。これらの問題を回避するためには、コンパレータの前に減衰率の大きなローパスフィルタや増幅器を設置し、キャリア成分を十分に抑圧した後、信号波成分のみを増幅する方法が考えられる。ところが、この方法は、信号波の形状に影響を与えることなくキャリア成分を十分に抑圧するために高次数のローパスフィルタを必要とし、回路規模が大きくなることから、経済性の観点で実用的ではない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、変調率の小さな振幅変調信号を比較的簡単な構成の回路で安定に復調できる復調回路を提供することにある。
本発明に係る振幅変調信号の復調回路は、入力信号のレベルが所定の範囲に含まれる場合は当該入力信号を増幅して出力し、当該所定の範囲に含まれない場合は出力信号のレベルを所定の上限値若しくは下限値に固定する増幅部と、上記増幅部の出力信号から上記振幅変調信号のベースバンド信号に応じた信号成分を分離して出力するフィルタ部と、上記振幅変調信号のレベルを上記フィルタ部の出力信号に応じて調節し、当該レベル調節した信号を上記増幅部に入力するレベル調節部とを有する。上記レベル調節部は、上記増幅部に入力される振幅変調信号の2つの包絡線の一方が上記所定の範囲に含まれるように上記レベル調節を行う。
上記レベル調節部は、好適には、上記振幅変調信号の振幅及び/又は直流レベルを上記フィルタ部の出力信号に応じて調節する。
上記本発明に係る復調回路によれば、上記増幅部に入力される振幅変調信号のレベルが所定の範囲に含まれる場合、上記増幅部からは当該入力振幅変調信号を増幅した信号が出力される。一方、当該入力振幅変調信号のレベルが上記所定の範囲に含まれない場合、上記増幅部の出力信号レベルは所定の上限値若しくは下限値に固定される。上記フィルタ部では、上記増幅部の出力信号から上記振幅変調信号のベースバンド信号に応じた信号成分が分離されて出力される。そして、レベル調節部では、上記増幅部に入力される振幅変調信号のレベルが、上記フィルタ部の出力信号に応じて調節される。このとき、レベル調節部では、上記増幅部に入力される振幅変調信号の2つの包絡線の一方が上記所定の範囲に含まれるように上記レベル調節が行われる。
本発明によれば、振幅変調信号の包絡線部分を増幅した信号からベースバンド信号に応じた成分が分離されるため、変調率の小さい振幅変調信号でも安定に復調できる。
図1は、本発明の実施形態に係るASK信号の復調回路の構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る復調回路は、例えば図1に示すように、増幅部103と、フィルタ部107と、レベル調節部115とを有する。
増幅部103は、本発明の増幅部の一実施形態である。
フィルタ部107は、本発明のフィルタ部の一実施形態である。
レベル調節部115は、本発明のレベル調節部の一実施形態である。
増幅部103は、レベル調節部115において後述のレベル調節が行われたASK信号を入力し、これを増幅する。ただし、増幅部103において増幅可能な入力信号の範囲は限られており、この範囲を逸脱する信号が入力された場合、増幅部103の出力信号はクリップする。
すなわち、増幅部103は、入力信号が所定の範囲に含まれる場合は入力信号を増幅して出力するが、この所定の範囲に含まれない場合は、出力信号のレベルを所定の上限値若しくは下限値に固定する。後者の場合、入力信号が変化しても出力信号が一定になることから、増幅部103は増幅動作を停止した状態になる。
増幅部103は、例えば図1に示すように、本発明の第1トランジスタに相当するトランジスタ105と、本発明の第3抵抗に相当する抵抗104と、抵抗106とを有する。
トランジスタ105は、例えばエンハンスメント型のnチャンネルのMOSトランジスタであり、そのドレインが抵抗104を介して電源電圧VDDの供給線(以下、VDD線と記す)に接続され、そのソースが抵抗106を介して基準電圧VSSの供給線(以下、VSS線と記す)に接続され、そのゲートにレベル調節部115からの信号が入力される。
トランジスタ105のゲート電圧(レベル調節部115から入力される信号の電圧)がソース電圧に対して閾値電圧Vth以上高くなると、トランジスタ105は能動領域で動作する。この場合、トランジスタ105のドレインには、ゲート電圧に応じて変化する電流が流れる。ゲート電圧が上昇するとドレイン電流が増大して抵抗104の電圧降下が増大し、ドレイン電圧が低下する。また、ゲート電圧が低下するとドレイン電流が減少して抵抗104の電圧降下が減少し、ドレイン電圧が低下する。したがって、トランジスタ105のドレインには、ゲートに入力される信号に対して逆相に変化する信号が発生する。
トランジスタ105のゲート電圧がソース電圧に対して閾値電圧Vthより低い場合、ドレイン電流は略ゼロになる。この場合、ドレイン電圧は電源電圧VDDと略等しくなり、ゲート電圧をゼロに近づけてもドレイン電圧はこれ以上上昇しなくなる。
また、トランジスタ105のゲート電圧が閾値電圧Vthより高い所定の電圧Vmに達すると、抵抗104及び106に発生する電圧によってトランジスタのドレインとソースとの間の電圧が微小になり、トランジスタ105の動作点が飽和領域に移る。この場合、ゲート電圧を変化させてもドレイン電流がほとんど変化しなくなるため、ドレイン電圧はある一定の下限値に固定される。
抵抗104の抵抗値を‘R104’、抵抗106の抵抗値を‘R106’とし、基準電圧VSSを0[V]とすると、電圧Vmは概ね次式で表される。
(数1)
Vm=Vth+VDD×R106/(R104+R106) …(1)
フィルタ部107は、増幅部103の出力信号からASK信号のベースバンド信号に応じた信号成分を分離し、これを端子114に出力する。例えば、ASK信号のキャリア信号成分を減衰し、これより周波数が低いベースバンド信号成分を取り出す。
フィルタ部107は、例えば図1に示すように、本発明の第2トランジスタに相当するトランジスタ111と、本発明の第4抵抗に相当する抵抗110と、本発明の第1キャパシタに相当するキャパシタ109と、本発明の第5抵抗に相当する抵抗112と、抵抗108とを有する。
トランジスタ111は、例えばエンハンスメント型のpチャンネルのMOSトランジスタであり、そのソースが抵抗108を介してVDD線に接続され、そのドレインが抵抗112を介してVSS線に接続され、そのゲートが抵抗110を介してトランジスタ105のドレインに接続される。キャパシタ109は、トランジスタ111のゲートとVDD線との間に接続される。
このフィルタ部107は、抵抗110とキャパシタ109で構成される回路により増幅部103の出力信号を積分し、この積分信号をトランジスタ111、抵抗112及び108で構成される位相反転アンプを通して端子114に出力する。
トランジスタ111の動作は、トランジスタ105の動作と類似しており、極性が逆なことを除けばほぼ同じである。すなわち、キャパシタ109の電圧がトランジスタ105の閾値電圧Vthを超えると、トランジスタ105は能動領域で動作し、ドレイン電流がゲート電圧に応じて変化する。キャパシタ109の電圧が閾値電圧Vthに達していない場合は、ドレイン電流が略ゼロになり、ドレイン電圧が基準電圧VSSに略等しくなる。
レベル調節部115は、端子101から増幅部103に入力されるASK信号のレベルを、フィルタ部107の出力信号(出力端子114の信号)に応じて調節する。また、レベル調節部115は、増幅部103に入力されるASK信号の上側の包絡線若しくは下側の包絡線が増幅部103において増幅可能な所定の範囲に含まれるように、当該ASK信号のレベルを調節する。
例えば増幅部103が図1に示す構成を有する場合、レベル調節部115は、トランジスタ105のゲートに入力されるASK信号の上側の包絡線若しくは下側の包絡線がトランジスタ105の閾値電圧Vthより大きくかつ電圧Vm(式(1))より小さくなるように、当該ASK信号のレベルを調節する。言い換えれば、増幅部103に入力されるASK信号の上側の包絡線部分若しくは下側の包絡線部分がトランジスタ105の能動領域において増幅されるように、当該ASK信号のレベルを調節する。
レベル調節部115は、例えば、増幅部103に入力されるASK信号の振幅や直流レベルをフィルタ部107の出力信号に応じて調節する。
この場合、レベル調節部115は、増幅部103に入力されるASK信号の直流レベルを一定に保ったままでその振幅のみを調節しても良いし、逆に振幅を一定に保ったまま直流レベルのみを調節しても良いし、あるいは両者を調節しても良い。
レベル調節部115は、例えば図1に示すように、本発明の第1抵抗に相当する抵抗102と、本発明の可変電圧源に相当する可変電圧源116と、本発明の可変抵抗に相当する可変抵抗117とを有する。
可変電圧源116及び可変抵抗117は直列に接続されており、その直列回路の両端に発生する電圧が増幅部103に入力される。すなわち、直列回路(116,117)の一方の端子が増幅部103の入力端子(トランジスタ105のゲート)に接続され、他方の端子がVSS線に接続される。
抵抗102は、可変電圧源116及び可変抵抗117の直列回路と更に直列に接続されており、これら全体の直列回路(102,116,117)の両端にASK信号が入力される。すなわち、抵抗102の一方の端子がASK信号の入力端子101に接続され、他方の端子が可変電圧源116及び可変抵抗117の直列回路を介してVSS線に接続される。
可変電圧源116は、フィルタ部107の端子114から出力される信号に応じて、その両端に発生する電圧を変化させる。例えば図1に示す回路構成において、可変電圧源116は、端子114の電圧が上昇すると両端の電圧を低下させ、端子114の電圧が低下すると両端の電圧を上昇させる。このように電圧が変化すると、後述する負帰還制御が働いて、増幅部103に入力されるASK信号の包絡線部分は一定の範囲に収束する。
可変抵抗117は、フィルタ部107の端子114から出力される信号に応じて、その抵抗値を変化させる。例えば図1に示す回路構成において、可変抵抗117は、端子114の電圧が上昇すると両端の抵抗値を小さくし、端子114の電圧が低下すると両端の抵抗を大きくする。このように抵抗値が変化すると、後述する負帰還制御が働いて、増幅部103に入力されるASK信号の包絡線部分は一定の範囲に収束する。
可変抵抗117は、例えば、nチャンネルのMOSトランジスタを用いて構成可能である。すなわち、nチャンネルのMOSトランジスタのゲートに端子114の電圧を印加し、そのソースとドレインとの間を可変MOS抵抗素子として使用する。これにより、端子114の電圧が上昇すると可変MOS抵抗素子の値は小さくなり、端子114の電圧が低下すると可変MOS抵抗素子の値は大きくなる。
ここで、上述した構成を有する図1に示す復調回路の動作を説明する。
入力端子101には、例えば図2に示すように、ASK信号を半波整流して正側のみを取り出した信号が入力される。この信号は、必ずしも半波整流されたものである必要はないが、以下では動作を理解し易くするため、図2に示すように正側のみの半波整流波形を有するものとして説明する。
なお、ASK信号の上側の包絡線201は、ASK信号のベースバンド信号に相当する。図2に示すように、ASK信号には2種類の振幅が存在し、例えば小さい振幅がベースバンド信号の‘0’に対応し、大きい振幅がベースバンド信号の‘1’に対応する。
入力端子101に印加されたASK信号の半波整流波は、抵抗102を介してトランジスタ105のゲートに入力される。このとき、トランジスタ105のドレインとソースには、図3に示すような信号が発生する。
図3は、図2に示す半波整流波が入力端子101に入力された場合におけるトランジスタ105のドレイン電圧‘V1’及びソース電圧‘V2’の波形の一例を示す図である。なお、図3の例において電源電圧VDDは3[V]であり、基準電圧VSSは0[V]である。
トランジスタ105のゲート電圧が所定の範囲(Vth〜Vm)に含まれる場合、ドレイン電圧はゲート電圧に応じて変化し、信号の増幅が行われる。一方、ゲート電圧がこの範囲を外れると、ドレイン電圧はゲート電圧の変化に関わらず一定の値(VDD=3[V]若しくはVSS=0[V])に固定され、信号の増幅が行われなくなる。
したがって、図2に示すような半波整流波がトランジスタ105のゲートに入力されると、トランジスタ105のドレインとソースには、図3に示すように、ゲート電圧が閾値電圧vthより高い正の半サイクル以下の期間でのみ信号が現れる。それ以外の期間では、トランジスタ105のドレイン電圧が電源電圧VDD(=3[V])に固定され、ソース電圧が基準電圧VSS(=0[V])に固定されるため、信号が現れなくなる。
この動作は、位相反転を伴う非線形のアナログ増幅動作であり、電流の流通角が180度より小さい所謂C級動作に相当する。
トランジスタ105のドレインからフィルタ部107に入力される電圧は、図3に示すように流通角が180度より小さい半波整流波である。フィルタ部107では、この半波整流波に含まれるキャリア成分の振幅が抑圧され、キャリア成分の平均値に相当する直流成分と、その振幅変化の成分であるベースバンド信号の成分が端子114から取り出される。
フィルタ部107の端子114から出力される信号は、レベル調節部115に入力される。
トランジスタ105のゲートに入力される半波整流波の包絡線が所定の範囲(Vth〜Vm)を逸脱する方向に変化すると、レベル調節部115においては、その変化が打ち消されるように半波整流波のレベルが調節される。
例えば、トランジスタ105のゲートに入力される半波整流波の包絡線が上昇すると、トランジスタ105のドレインの平均電圧が低下するため、トランジスタ111のドレインに接続される端子114の電圧が上昇する。この場合、レベル調節部115では、トランジスタ105のゲートに入力される半波整流波の包絡線が低下するようにレベル調節が行われる。すなわち、可変抵抗117の抵抗値が小さくなり、可変電圧源116の両端の電圧が低下する。
逆に、トランジスタ105のゲートに入力される半波整流波の包絡線が低下すると、端子114の電圧が低下する。この場合、レベル調節部115では、トランジスタ105のゲートに入力される半波整流波の包絡線が上昇するようにレベル調節が行われる。すなわち、可変抵抗117の抵抗値が大きくなり、可変電圧源116の両端の電圧が上昇する。
こうした負帰還制御の働きによって、トランジスタ105のゲートに入力される半波整流波の包絡線は、ある一定の電圧に収束する。この電圧は、増幅部103において出力信号波形をクリップすることなく増幅動作が行われる所定の範囲(Vth〜Vm)に含まれる。
増幅部103に入力される半波整流波の包絡線が常に所定の範囲(Vth〜Vm)に含まれるように負帰還制御が行われると、増幅部103においては、半波整流波の包絡線の変化が増幅される。
ここで重要なのは、増幅部103において包絡線部分が歪みなく増幅されることであり、それ以外のキャリア信号の部分が図3に示すように上限値(VDD=3[V])や下限値(VSS=0[V])でクリップされても一向に構わない。ASK信号から復調して取り出すべきベースバンド信号は、ASK信号の包絡線に相当するため、増幅部103においてはこの包絡線の部分さえ増幅されれば良い。
このように、増幅部103においては、入力される半波整流波の全体のうち特に包絡線部分が増幅される。したがって、フィルタ部107において取り出されるベースバンド信号成分の振幅は、図2に示す入力波形に比べて大幅に増幅される。
図4は、フィルタ部107の出力端子114から出力される信号の波形の一例を示す図である。
図4に示す出力端子114の信号波形を、図2に示す入力端子101の信号波形と比較すると、端子114の信号波形ではキャリア成分が抑圧され、ベースバンド信号の成分が増幅されているため、BC比が大幅に改善されている。
次に、フィルタ部107の出力端子114から取り出される信号(図4)を‘1’/‘0’のデジタル信号に変換する回路について説明する。
図5は、図1に示す復調回路から出力される信号をデジタル信号に変換する回路の一例を示す図である。
図5に示す回路は、フィルタ部502と、キャパシタ505と、増幅部506と、インバータ510とを有する。
フィルタ部502は、フィルタ部107の出力端子114から出力される信号のキャリア成分を更に減衰させ、ベースバンド信号成分を取り出す。
フィルタ部502は、例えば図5に示すように、抵抗503とキャパシタ504で構成されるローパスフィルタで良い。抵抗503の一方の端子は入力端子501(=出力端子114)に接続され、他方の端子はキャパシタ504を介してVSS線に接続される。
図5の例では、最も簡単なRC型の1次のローパスフィルタを用いているが、必要に応じてより高次のフィルタや他の構成のフィルタを使用しても良い。
フィルタ部502の出力は、キャパシタ505を介して、増幅部506の入力に結合される。キャパシタ505は、フィルタ部502と増幅部506を交流結合により動作させるための結合容量である。
増幅部506は、フィルタ部502からキャパシタ505を介して入力されるベースバンド信号成分を増幅する回路であり、例えば図5に示すように、インバータ(507,508)の入出力間を抵抗509で接続した簡単な構成のインバータアンプで良い。
増幅部506は、例えば図5に示すように、pチャンネルMOS型のトランジスタ507と、nチャンネルMOS型のトランジスタ508と、抵抗509とを有する。トランジスタ507のソースがVDD線に接続され、トランジスタ508のソースがVSS線に接続され、トランジスタ507及び508のドレインが増幅部506の出力に共通接続され、トランジスタ507及び508のゲートが増幅部506の入力に共通接続される。そして、この入力と出力との間に抵抗509が接続される。入力の直流バイアス電圧は、抵抗509によって出力の電圧と等しくなるように設定される。
インバータ510は、増幅部506において増幅された信号が所定の論理閾値より低い場合にハイレベル(VDD)の信号を出力し、論理閾値より高い場合にローレベル(VSS)の信号を出力する。
インバータ510は、例えば図5に示すように、直列接続されたpチャンネルMOS型のトランジスタ511及びnチャンネルMOS型のトランジスタ512を有する。このトランジスタ511及び512は、増幅部506におけるトランジスタ507及び508と同様な接続関係を有する。
図5に示す回路によると、フィルタ部107の出力信号(図4)に残留するキャリア成分がフィルタ部502によって除去され、その波形が整形される。フィルタ部502で波形整形された信号は、その交流成分のみがキャパシタ505を通って増幅部506に入力され、アナログの増幅が行われる。増幅部506で増幅された信号は、インバータ510において論理閾値と比較され、ハイレベル(‘1’)又はローレベル(‘0’)のデジタル信号に変換され、端子513から出力される。
図6は、図5に示す回路の各部の信号波形の一例を示す図である。
図6において、符号‘V4’は増幅部506の入力信号、符号‘V5’は増幅部506の出力信号、符号‘V6’はインバータ510の出力信号の波形をそれぞれ示す。
図6の例において増幅部506の入力信号V4は非常に微弱であるが、これが増幅部506において増幅されると、0.1[V]程度の振幅を持った信号V5が得られる。信号V5の直流レベルは約1.5[V]であり、インバータ510の論理閾値とほぼ等しいため、信号V5のレベル変化に応じてインバータ510の出力信号V6はハイレベル又はローレベルに切り替わる。
なお図5の例では増幅部506に1段のインバータアンプを設けているが、もし1段だけで十分な利得が得られない場合には、必要に応じて複数段のインバータアンプを直列に接続しても良い。インバータ510についても同様であり、直列接続した複数段のインバータを設けても良い。
以上説明したように、本実施形態に係る復調回路によれば、増幅部103に入力されるASK信号のレベルが所定範囲(Vth〜Vm)に含まれる場合、増幅部103から出力される信号は、当該入力ASK信号を増幅した信号になる。一方、当該入力ASK信号のレベルが所定範囲(Vth〜Vm)に含まれない場合、増幅部103の出力信号は、所定の上限値(VDD)若しくは下限値(VSS)に固定される。この増幅部103から出力される信号は、フィルタ部107によってキャリア成分を抑圧され、当該出力信号からベースバンド信号に応じた信号成分が分離される。そして、レベル調節部115では、フィルタ部107によって分離された信号成分に応じて、増幅部103に入力されるASK信号のレベルが調節される。このとき、レベル調節部115では、増幅部103に入力されるASK信号の2つの包絡線の一方が上記の所定範囲(Vth〜Vm)に含まれるように、当該入力ASK信号のレベルが調節される。
したがって、増幅部103においては、入力されるASK信号の全体のうち特に包絡線部分が増幅され、この増幅信号からベースバンド信号の成分が取り出される。これにより、ASK信号に含まれる微小なベースバンド信号を増幅して大きな振幅のベースバンド信号を取り出すことができるため、変調率の小さいASK信号を安定に復調することが可能になる。
また、本実施形態に係る復調回路では、増幅部103に入力されるASK信号の全体のうち包絡線部分さえ増幅できれば良く、他の部分は増幅されなくても良い。そのため、キャリア成分の振幅に合わせて増幅部103の利得を加減する必要はなく、増幅部103において高利得の増幅を行うことが可能である。
したがって、キャリア成分に比べてベースバンド信号成分の振幅が非常に小さい(すなわち変調率が非常に小さい)ASK信号でも、高い利得で効率的にベースバンド信号成分を増幅し、安定な復調信号を得ることができる。
このように、変調率の小さいASK信号でも安定に復調できるため、例えば非接触ICカードのように無線でASK信号のやりとりを行うシステムに適用すれば、信頼性の高いシステムを構築することが可能となる。
しかも、本実施形態に係る復調回路は、図1に示すように回路構成が比較的簡易であり、例えばこれをCMOSのLSIとして実施すれば比較的小規模なアナログ回路で実現できるため、経済性の高いシステムを構築することが可能となる。
更に、本実施形態に係る復調回路によれば、ASK信号の全体の振幅が変動しても、増幅部103に入力されるASK信号の包絡線が常に所定範囲(Vth〜Vm)に含まれるように負帰還の制御が働くため、安定に復調を行うことができる。
したがって、本実施形態を例えば非接触ICカードのようにASK信号の振幅が大きく変動するシステムに適用すれば、近距離から遠距離までの広い範囲で安定に通信を行うことが可能になる。
また、本実施形態に係る復調回路によれば、ASK信号の全体のうち包絡線部分さえ増幅できれば良いため、増幅部103においては、キャリア周波数の半サイクルごとに増幅動作を停止するC級の非線形動作によってASK信号を増幅することができる。
仮に、増幅部103においてA級の線形動作によりASK信号の増幅を行った場合、システムの負帰還ループの利得と位相特性との関係が問題となる。すなわち、負帰還ループの利得が0dBとなる周波数における位相偏移が180度を超えると系が発振を起こすという不都合が生じる。
本実施形態においては、A級の線形動作ではなくC級の非線形動作によってASK信号の増幅を行うことができるため、上記のような発振の恐れが少なくなり、安定な制御動作が期待できる。
ここまで、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の形態のみに限定されるものではく、種々のバリエーションを含む。
図1の例において、トランジスタ105のソースとVSS線との間に接続されている抵抗106は動作安定用の抵抗であり、場合によっては省略しても良い。
図1の例では、キャパシタ109をトランジスタ111のゲートとVDD線との間に接続しているが、VDD線とVSS線の間の交流インピーダンスは微小であるため、キャパシタ109をトランジスタ111のゲートとVSS線との間に接続しても良い。
また、図1の例では、レベル調節部115においてASK信号の振幅と直流レベルを両方調節する回路構成が示されているが、本発明はこれに限定されない。例えば振幅のみを調節する場合は可変電圧源116を削除すれば良いし、直流レベルのみを調節する場合は可変抵抗117を固定値の抵抗に置き換えれば良い。
図1の例では、増幅部103に入力されるASK信号の上側の包絡線が所定範囲(Vth〜Vm)に含まれるように負帰還制御が働いているが、本発明はこれに限定されない。増幅部103ではベースバンド信号の成分が増幅されれば良いため、ASK信号の下側の包絡線が所定範囲に含まれるように負帰還制御を行っても良い。
上述の実施形態では、ASK信号を復調する回路を例として挙げているが、これに限らず、例えばキャリア信号をアナログ信号により振幅変調した信号(AM信号)を復調する回路にも本発明は適用可能である。
図2〜図4に示した信号波形はあくまでも一例であり、実設計においては増幅部103の利得やバイアス設定、フィルタ部107の伝達関数、レベル調節部115の入力・出力等を総合的に最適化することにより、入力信号条件に合わせた最適システムが構築可能であり、条件によっては出力端子114におけるBC比を図に示すより更に大きくすることも可能である。
本発明の実施形態に係るASK信号の復調回路の構成の一例を示す図である。 図1に示す復調回路に入力されるASK信号の半波整流波形の一例を示す図である。 図2に示す半波整流波が図1に示す復調回路に入力された場合における増幅部の各部の信号波形の一例を示す図である。 フィルタ部から出力される信号の波形の一例を示す図である。 図1に示す復調回路から出力される信号をデジタル信号に変換する回路の一例を示す図である。 図5に示す回路の各部の信号波形の一例を示す図である。
符号の説明
103,506…増幅部、107,502…フィルタ部、115…レベル調節部、105,508,512…nチャンネルMOSトランジスタ、111,507,511…pチャンネルMOSトランジスタ、102,104,106,108,110,112,503,509…抵抗、109,505…キャパシタ、117…可変抵抗、116…可変電圧源

Claims (6)

  1. 振幅変調信号の復調回路であって、
    入力信号のレベルが所定の範囲に含まれる場合は当該入力信号を増幅して出力し、当該所定の範囲に含まれない場合は出力信号のレベルを所定の上限値若しくは下限値に固定する増幅部と、
    上記増幅部の出力信号から上記振幅変調信号のベースバンド信号に応じた信号成分を分離して出力するフィルタ部と、
    上記振幅変調信号のレベルを上記フィルタ部の出力信号に応じて調節し、当該レベル調節した信号を上記増幅部に入力するレベル調節部と
    を有し、
    上記レベル調節部は、上記増幅部に入力される振幅変調信号の2つの包絡線の一方が上記所定の範囲に含まれるように上記レベル調節を行う、
    復調回路。
  2. 上記レベル調節部は、上記振幅変調信号の振幅及び/又は直流レベルを上記フィルタ部の出力信号に応じて調節する、
    請求項1に記載の復調回路。
  3. 上記レベル調節部は、
    第1抵抗と、
    上記フィルタ部の出力信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗と
    を含み、
    上記第1抵抗と上記可変抵抗とが直列に接続されており、当該直列接続された回路の両端に上記振幅変調信号が入力され、上記可変抵抗の両端から上記レベル調節した信号が出力される、
    請求項2に記載の復調回路。
  4. 上記レベル調節部は、
    第1抵抗と、
    上記フィルタ部の出力信号に応じて電圧が変化する可変電圧源と、
    上記可変電圧源に直列に接続された第2抵抗と
    を含み、
    上記第1抵抗は、上記可変電圧源及び上記第2抵抗の直列回路と更に直列に接続されており、上記第1抵抗、上記可変電圧源及び上記第2抵抗の直列回路の両端に上記振幅変調信号が入力され、上記可変電圧源及び上記第2抵抗の直列回路の両端から上記レベル調節した信号が出力される、
    請求項2に記載の復調回路。
  5. 上記第2抵抗は、上記フィルタ部の出力信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗を含む、
    請求項4に記載の復調回路。
  6. 上記増幅部は、
    第1電圧を供給する第1電源線と第2電圧を供給する第2電源線との間に接続される第1導電型の第1トランジスタと、
    上記第1トランジスタと上記第1電源線とを接続する経路に挿入される第3抵抗と
    を含み、
    上記フィルタ部は、
    上記第1電源線と上記第2電源線との間に接続される第2導電型の第2トランジスタと、
    上記第1トランジスタと上記第3抵抗とを接続するノードと、上記第2トランジスタの制御端子との間に接続される第4抵抗と、
    上記第2トランジスタの制御端子と上記第1電源線又は上記第2電源線との間に接続される第1キャパシタと、
    上記第2トランジスタと上記第2電源線とを接続する経路に挿入される第5抵抗と
    を含む、
    請求項1に記載の復調回路。

JP2005208232A 2005-07-19 2005-07-19 復調回路 Expired - Fee Related JP4774845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005208232A JP4774845B2 (ja) 2005-07-19 2005-07-19 復調回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005208232A JP4774845B2 (ja) 2005-07-19 2005-07-19 復調回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007028258A true JP2007028258A (ja) 2007-02-01
JP4774845B2 JP4774845B2 (ja) 2011-09-14

Family

ID=37788423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005208232A Expired - Fee Related JP4774845B2 (ja) 2005-07-19 2005-07-19 復調回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4774845B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5475975A (en) * 1977-11-30 1979-06-18 Hitachi Ltd Agc circuit
JPH05121948A (ja) * 1991-10-30 1993-05-18 Hitachi Ltd 復調装置及びそれを用いた受信機
JPH0621980A (ja) * 1992-07-03 1994-01-28 Fujitsu Ltd 光信号復調方式
JPH08125697A (ja) * 1994-10-27 1996-05-17 Nec Corp Ask変調における復調回路
JP2003125012A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Agc付きask復調装置
JP2004056458A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ask受信機
JP2004350079A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 検波回路

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5475975A (en) * 1977-11-30 1979-06-18 Hitachi Ltd Agc circuit
JPH05121948A (ja) * 1991-10-30 1993-05-18 Hitachi Ltd 復調装置及びそれを用いた受信機
JPH0621980A (ja) * 1992-07-03 1994-01-28 Fujitsu Ltd 光信号復調方式
JPH08125697A (ja) * 1994-10-27 1996-05-17 Nec Corp Ask変調における復調回路
JP2003125012A (ja) * 2001-10-16 2003-04-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Agc付きask復調装置
JP2004056458A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd Ask受信機
JP2004350079A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 検波回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP4774845B2 (ja) 2011-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2498398B1 (en) Amplifier circuit and method
US7643805B2 (en) Peak detector and fixed gain amplifier circuit for automatic gain control and variable gain amplifier circuit
US8040187B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US8502603B2 (en) Output common mode voltage stabilizer over large common mode input range in a high speed differential amplifier
US8067958B2 (en) Mitigating side effects of impedance transformation circuits
JPWO2010100741A1 (ja) 光通信装置
US11901868B2 (en) Amplifier circuit, adder circuit, reception circuit, and integrated circuit
KR102117470B1 (ko) 전력 증폭기
JP7115065B2 (ja) トランスインピーダンスアンプ
US8994457B2 (en) Transimpedance amplifier
JP4481314B2 (ja) 信号変換回路
JP2009010640A (ja) 信号変換回路及びレール・ツー・レール回路
JP2013038603A (ja) 全差動増幅器
JP2006314059A (ja) 半導体装置
US11362629B2 (en) Transimpedance amplifier circuit
US20230092750A1 (en) Reception circuit for optical communication
US7019588B2 (en) Method to dynamically control the quiescent current of an operational amplifier arrangement and operational amplifier arrangement performing this method
JP4774845B2 (ja) 復調回路
CN102570989A (zh) 运算放大器
EP2945286B1 (en) Amplifier arrangement and amplification method
CN108347227B (zh) 一种ab类放大器
US11664774B2 (en) Operational amplifier using single-stage amplifier with slew-rate enhancement and associated method
US9337789B2 (en) Differential receiver
JP4525295B2 (ja) 増幅回路
WO2018180111A1 (ja) ノイズ除去回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080708

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110613

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees