JP2007028128A - 映像記録再生装置及び映像コンテンツ記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】
各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像が記録された情報記録媒体から、他の情報記録媒体へ前記各映像コンテンツを複製等する際に、他の情報記録媒体においても、ユーザに煩雑な操作を強いることなく、前記サムネイル画像若しくはサムネイル映像を活用できるようにした映像記録再生装置の提供。
【解決手段】
他の情報記録媒体へ映像コンテンツを複製等する際には、情報記録媒体(DVD若しくはHDD)から、サムネイル抽出部153によって、当該映像コンテンツに対応するサムネイル画像を抽出し、これを、コンテンツ・サムネイル結合処理部154によって映像コンテンツの先頭に結合させることにより、「各映像コンテンツの最初の1画像を取得してこれを各映像コンテンツに対応付けるサムネイル画像とする機能」を備える装置において、自動的にサムネイル画像を取得できるようにする。
【選択図】 図1
各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像が記録された情報記録媒体から、他の情報記録媒体へ前記各映像コンテンツを複製等する際に、他の情報記録媒体においても、ユーザに煩雑な操作を強いることなく、前記サムネイル画像若しくはサムネイル映像を活用できるようにした映像記録再生装置の提供。
【解決手段】
他の情報記録媒体へ映像コンテンツを複製等する際には、情報記録媒体(DVD若しくはHDD)から、サムネイル抽出部153によって、当該映像コンテンツに対応するサムネイル画像を抽出し、これを、コンテンツ・サムネイル結合処理部154によって映像コンテンツの先頭に結合させることにより、「各映像コンテンツの最初の1画像を取得してこれを各映像コンテンツに対応付けるサムネイル画像とする機能」を備える装置において、自動的にサムネイル画像を取得できるようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備える記録再生装置に関し、特に、当該情報記録媒体に記録されるコンテンツの内容を示すサムネイルの有効活用が図られた映像記録再生装置に関する。
ハードディスクやDVDに代表される情報記録媒体は、そのランダムアクセス性による利便性などの理由により広く普及している。これらのランダムアクセス可能な情報記録媒体に映像コンテンツが記録されている場合には、そのランダムアクセス性を活用するために、メニュー画面などを表示させることで各映像コンテンツを直接選択できるようにする等の手法がとられている。
各映像コンテンツを示す情報としては、その録画日時やタイトルなどを文字情報として表示させるものの他に、サムネイル画像若しくはサムネイル映像(前記各映像コンテンツから一部を抽出する等して作成されたもの)を表示させることによって、各映像コンテンツの内容の把握を容易とさせることが行われている。当該サムネイル画像の生成などに関する従来技術が特許文献1〜特許文献5などによって開示されている。
複数の映像コンテンツが記録されている場合などに、各映像コンテンツを示すサムネイル画像を生成する手法として、各映像コンテンツの最初の1画像を取得してこれを各映像コンテンツに対応付けるサムネイル画像とする手法があり、当該手法は広く採用されている(多くの機器で当該機能を有している)。
当該機能は、自動的にサムネイルを生成させることができるためユーザの利便性に優れているが、「各映像コンテンツの最初の1画像」が、必ずしも当該コンテンツ内容を示すものとして適した画像であるとは限らない(例えば、放送番組を録画した際に、最初の部分にCMが録画されてしまっているような場合のごとく、むしろ、コンテンツ内容と関係ない画像である場合が多い)。従って、「コンテンツ内容を示す画像」をユーザに選択させる等することで、サムネイル画像の利用性を高めることが行われており、当該サムネイル画像は、各映像コンテンツと対応付けられて、映像コンテンツの映像データが記録されている記憶媒体(例えばDVD)上の別領域に、若しくは、映像コンテンツが記録されている記憶媒体とは別の記憶媒体(例えばハードディスクや半導体メモリ)上に保存することが従来行われていた。
従来、このような、サムネイル画像と対応付けがなされている各映像コンテンツ(例えばHDDに記録されている映像)を、他の記録媒体に(例えばDVDに)複製するような場合には、映像コンテンツの映像データのみが複製され、別領域に記録されているサムネイル画像が、複製先の他の記録媒体に反映されないため、“他の記録媒体”において「各映像コンテンツの内容を示すのに適した画像を選択してサムネイル画像を作成する作業処理」を、再度繰返さなければならないという煩雑さが生じる場合があった。
本発明は、上述した点に鑑み、各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像が記録された情報記録媒体から、他の情報記録媒体へ前記各映像コンテンツを複製等する際に、他の情報記録媒体においても、ユーザに煩雑な操作を強いることなく、前記サムネイル画像若しくはサムネイル映像を活用できるようにした映像記録再生装置を提供することを目的とする。
請求項1の映像記録再生装置は、ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶させることが可能な映像記録再生装置であって、サムネイル抽出部と、コンテンツ・サムネイル結合処理部と、を備えることにより、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記サムネイル抽出部により抽出し、当該抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記コンテンツ・サムネイル結合処理部によって、前記映像コンテンツの先頭に結合させることを特徴とする。
上記構成によれば、映像コンテンツの先頭に、当該コンテンツ内容を示すサムネイル画像若しくはサムネイル映像が結合されて、1つの映像コンテンツとされる。
請求項2の映像記録再生装置は、ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶することが可能な映像記録再生装置であって、サムネイル抽出部と、コンテンツ・サムネイル結合処理部と、入力部とを備えることにより、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツを他の情報記録媒体へと記録させる複製処理若しくは編集処理時には、サムネイルをコンテンツ映像に付加するか否かの判断をユーザに求め、これに対して前記入力部に行われるユーザからの指示が、付加する旨の指示であった場合には、前記映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記サムネイル抽出部により抽出し、当該抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記コンテンツ・サムネイル結合処理部によって、前記映像コンテンツの先頭に結合させて前記他の情報記録媒体へと記録させることを特徴とする。
上記構成によれば、他の情報記録媒体へ映像コンテンツをコピー等する場合には、ユーザに当該映像コンテンツにサムネイルを付加するか否かの判断を求め、付加する旨の指示があった場合には、映像コンテンツの先頭に当該コンテンツ内容を示すサムネイル画像若しくはサムネイル映像が結合されて1つの映像コンテンツとされた上で、他の情報記録媒体へのコピー等がなされる。
請求項3の映像記録再生装置は、請求項1又は請求項2に記載の映像記録再生装置であって、静止画像生成部を備えることにより、前記サムネイル画像若しくはサムネイル映像から、静止画像を生成し、当該静止画像を前記映像コンテンツの先頭に結合させることにより、前記抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像と前記映像コンテンツとの結合処理を行わせることを特徴とする。
上記構成によれば、静止画像生成部によってサムネイル画像若しくはサムネイル映像から静止画像が生成され、当該静止画像が映像コンテンツの先頭に結合されて1つの映像コンテンツとされる。
請求項4の映像記録再生装置は、請求項1又は請求項2に記載の映像記録再生装置であって、映像音声信号をMPEG規格に基づいて符号化するMPEG部を備えることにより、前記サムネイル画像若しくはサムネイル映像から、Iピクチャを1フレーム生成し、当該Iピクチャを前記映像コンテンツから生成されるMPEG符号化ストリームの先頭に結合させることで、前記抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像と前記映像コンテンツとの結合処理を行わせることを特徴とする。
上記構成によれば、サムネイル画像若しくはサムネイル映像から、Iピクチャ1フレームが生成され、当該Iピクチャが、映像コンテンツから生成されるMPEG符号化ストリームの先頭に結合されて、1つのMPEGビデオストリームとされる。
請求項5の映像コンテンツ記録方法は、ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶させることが可能な映像記録再生装置における映像コンテンツの記録方法であって、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記映像コンテンツの先頭に結合させて記録することを特徴とする。
請求項6の映像コンテンツ記録方法は、ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶することが可能な映像記録再生装置における映像コンテンツの記録方法であって、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツを他の情報記録媒体へと記録させる複製処理若しくは編集処理時には、サムネイルをコンテンツ映像に付加するか否かの判断をユーザに求め、これに対するユーザからの指示が、付加する旨の指示であった場合には、前記映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記映像コンテンツの先頭に結合させて前記他の情報記録媒体へと記録させることを特徴とする。
本発明の請求項1の、ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶させることが可能な映像記録再生装置であって、サムネイル抽出部と、コンテンツ・サムネイル結合処理部と、を備えることにより、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記サムネイル抽出部により抽出し、当該抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記コンテンツ・サムネイル結合処理部によって、前記映像コンテンツの先頭に結合させることを特徴とする映像記録再生装置によれば、映像コンテンツの先頭に、当該コンテンツ内容を示すサムネイル画像若しくはサムネイル映像が結合されて、1つの映像コンテンツとされるため、当該映像コンテンツを複製して他の記録媒体に記録し、これを他の記録再生装置によって再生させる場合などにおいても、「各映像コンテンツの最初の1画像を取得してこれを各映像コンテンツに対応付けるサムネイル画像とする機能」を備えた機器であれば、自動的に、「サムネイル画像若しくはサムネイル映像」をサムネイル画像として取得させることができる。即ち、手作業で選択する等により作成された、“各映像コンテンツの内容を示すのに適した「サムネイル画像若しくはサムネイル映像」”を、他の記録媒体への複製処理等を経ても、当該他の記録媒体において利用することができると共に、当該処理が自動的に行われるため、ユーザの利便性に優れるのである。
本発明の請求項2の、ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶することが可能な映像記録再生装置であって、サムネイル抽出部と、コンテンツ・サムネイル結合処理部と、入力部とを備えることにより、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツを他の情報記録媒体へと記録させる複製処理若しくは編集処理時には、サムネイルをコンテンツ映像に付加するか否かの判断をユーザに求め、これに対して前記入力部に行われるユーザからの指示が、付加する旨の指示であった場合には、前記映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記サムネイル抽出部により抽出し、当該抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記コンテンツ・サムネイル結合処理部によって、前記映像コンテンツの先頭に結合させて前記他の情報記録媒体へと記録させることを特徴とする映像記録再生装置によれば、ユーザの指示に従って、他の情報記録媒体へ映像コンテンツをコピー等する際の、映像コンテンツへのサムネイルの付加の有無が実行されるため、サムネイルが不要とされる場合には、これを付加しないようにすることができ、より、ユーザの利便性に優れる。
本発明の請求項3の、静止画像生成部を備えることにより、前記サムネイル画像若しくはサムネイル映像から、静止画像を生成し、当該静止画像を前記映像コンテンツの先頭に結合させることにより、前記抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像と前記映像コンテンツとの結合処理を行わせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の映像記録再生装置によれば、静止画像生成部によってサムネイル画像若しくはサムネイル映像から静止画像が生成され、当該静止画像が映像コンテンツの先頭に結合されて1つの映像コンテンツとされる。本来の映像コンテンツの先頭に「サムネイル画像若しくはサムネイル映像」を付加した場合、これを再生すると、本来の映像コンテンツの再生の前に「サムネイル画像若しくはサムネイル映像」が再生されることとなり、映像の連続性を損なうなど(視聴した際に見苦しいなど)の不利益を生じ得ることとなるが、上記構成によれば、付加されるサムネイルは“静止画”であるため、例えば、映像コンテンツが、秒間30コマの映像の場合には、当該サムネイル画像が表示される時間は1/30秒であり、これを視聴した場合の見苦しさを最小限に(ほぼ無視できるレベルに)抑制させることができる。
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は本実施例の映像記録再生装置1の本発明に関する部分の概略を示したブロック図であり、図2は、同装置に備えられる記録再生処理部15の構成の概略を示したブロック図である。
図1に示されるように、本実施例の映像記録再生装置1は、装置全体の制御などを行う制御部11、入力インターフェースとなる入力部12、出力インターフェースとなる表示部14、当該表示部14の制御などを行う表示処理部13、ランダムアクセス可能な情報記録媒体である、HDD(ハードディスク)や、DVD(Dital Versatile Disc)に対する処理を行う記録・再生処理部15、メモリ部17などを備える。
入力部12は、装置の前面などに設けられる操作部122と、リモコン装置124と、リモコン装置124からの信号を受信する受光部123と、操作部122及び受光部123からの信号の内容を判別するキー判別部121によって構成される。記録・再生処理部15は、HDDに対するデータの入出力処理などを行うHDD部151、DVDに対するデータの入出力処理などを行うDVD部152、HDD若しくはDVDに記録されている「サムネイル画像若しくはサムネイル映像」を抽出するサムネイル抽出部153、コンテンツ映像とサムネイルを結合させる処理を行うコンテンツ・サムネイル結合処理部154などによって構成される。
図2には、記録再生処理部15の構成の一部を具体的に示した。記録再生処理部15は、映像音声信号をMPEG規格に基づいて符号化するMPEGエンコーダ部201・同復号化を行うMPEGデコーダ部202・バッファ部203などによって構成されるMPEG部200、静止画像生成部21などを備える。後の説明で明らかになるが、静止画像生成部21とMPEG部200とによってサムネイル抽出部153が構成され、MPEG部200によってコンテンツ・サムネイル結合処理部154が構成されるものである。
本実施例の映像記録再生装置1は、記録媒体(HDD若しくはDVD)に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶することが可能であり、例えば、HDD1511に記録されている各映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像は、HDD1511(若しくはメモリ部17)に記録されている。DVD2に記録されている各映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像は、例えば、DVD2の特定の記録領域内(若しくはメモリ部17)に記録されている(特許文献2、特許文献3を参照)。
以上の構成を有する映像記録再生装置1の本発明に関する動作の概略を、図3を参照しつつ説明する。なお、図3は、記録媒体(HDD若しくはDVD)に記録されている“1プログラム”(1つの映像コンテンツ)を、他の記録媒体(DVD若しくはHDD)にコピー(ダビング)する処理の概念を示したものであるが、複数のプログラム(複数の映像コンテンツ)をコピーする場合や、映像コンテンツを一部編集した上で保存させるような場合にも同様の概念で適用できる。
プログラム(映像コンテンツ)のダビング要求があった場合には、ステップ301において当該プログラムに対応するサムネイル画像若しくはサムネイル映像があるか否かを判別する。当該判別は、記録・再生処理部15と制御部11とによって、DVD2又はHDD1511(若しくはメモリ部17)内に、当該プログラムに対応するサムネイル画像若しくはサムネイル映像があるか否かを判別することによって行われる。当該判別の結果、サムネイル画像若しくはサムネイル映像があった場合には、ステップ302へと移行する。一方、これがなかった場合には、ステップ306へと移行し、通常のダビング処理を行って、処理を終了する。
ステップ302では、図5に示されるような画面を表示処理部13と制御部11とによって表示部14(若しくは映像記録再生装置1に接続されるテレビなどの表示装置)に表示させ、これに対するユーザからの指示が操作部122若しくはリモコン装置124に対してあった場合には、これをキー判別部121と制御部11とによって判別し、当該指示がサムネイルの付加であった場合にはステップ304へと移行する(ステップ303)。一方、付加しない旨の指示であった場合には、ステップ306へと移行し(ステップ303)、通常のダビング処理を行って、処理を終了する。
ステップ304では、サムネイル静止画像の生成処理を行う。当該処理は、例えば、サムネイル映像がHDD1511に記録されている場合、当該サムネイル映像のデータを、読出部1513によって読出し(図2参照)、バッファ部1514を介してMPEGデコーダ部202へと入力して復号化し、これを静止画像生成部21に入力する。静止画像生成部21では、当該入力されたサムネイル映像からサムネイル静止画像を生成する(サムネイル映像の最初の画像を“サムネイル静止画像”としてもよいし、“サムネイル静止画像”とする画像をサムネイル映像の中からユーザに選択させるなどしてもよい。なお、必要に応じて画像サイズの変換等の処理も行われる)。サムネイル映像がDVD2に記録されている場合も同様の概念である。なお、サムネイルが、静止画像としてHDD1511やDVD2若しくはメモリ部17に記録されている場合には、当該静止画像がそのまま(必要に応じて、画像サイズの変換などの処理が静止画像生成部21によって行われる)“サムネイル静止画像”とされる。
ステップ305では、ステップ304で生成された“サムネイル静止画像”を本編映像の先頭に付加して符号化を行う。当該処理は、“サムネイル静止画像”を、MPEGエンコーダ部201によって、Iピクチャ一枚(1フレーム)の1GOPとした上で本編の映像(MPEGビデオストリーム)の先頭に付加することによって行われる。図4には、MPEGビデオストリームの概念図を示した。同図に示されるように、“本来の本編映像”に、サムネイル静止画像であるIピクチャ1フレーム分が付加されて、“新たな本編映像(図4(b))”が生成される。
ステップ306では、ダビング処理(“新たな本編映像(図4(b))”のダビング先への記録処理)を行って、処理を終了する。なお、サムネイルを付加した上でのダビング処理(ステップ305を経た後のダビング処理)においても、“本来の本編映像”部分には変更がないため、MPEG部200を介した処理を行うのを“サムネイル静止画像”部分のみとし、“本来の本編映像”部分はMPEG部200を介せず(再符号化処理を行わずに)にコピーさせることも可能である(このようにすることによって、処理の高速化及び画像劣化防止を図ることができる)。
以上のごとく、本実施例の映像記録再生装置1によれば、編集や複製処理によって、他の媒体(例えばDVD)へ映像コンテンツを記録する場合等には、ユーザの選択に従って、当該映像コンテンツのMPEGビデオストリームの先頭部分に、当該映像コンテンツの内容を示すサムネイル画像(Iピクチャ1フレーム)が付加されることとなる。従って、これによって作成されたDVDは、図6に示したように、各映像コンテンツ(プログラム)が先頭部分にサムネイル画像(Iピクチャ1フレーム)を備えているため、当該DVDを他の映像記録再生装置(例えばDVDプレーヤ)にて使用する場合に、当該DVDプレーヤの「各映像コンテンツの最初の1画像を取得してこれを各映像コンテンツに対応付けるサムネイル画像とする機能」によって、各映像コンテンツ(プログラム)の先頭部分に付加されているサムネイル画像を、自動的にサムネイル画像として取得させることができる。即ち、手作業で選択する等により作成された、“各映像コンテンツの内容を示すのに適した「サムネイル画像若しくはサムネイル映像」”を、他の記録媒体への複製処理等を経ても、当該他の記録媒体において利用することができると共に、当該処理が自動的に行われるため、ユーザの利便性に優れるのである。
又、映像コンテンツの先頭に付加されるサムネイル画像は、1フレーム分であるため、本来の映像コンテンツの先頭に「サムネイル画像若しくはサムネイル映像」を付加することによって生じ得る、「映像の連続性を損なうなど(視聴した際に見苦しいなど)の不利益」を最小限に(ほぼ無視できるレベルに)抑制させることができる。
さらに、サムネイル画像を1GOPとして付加しているため、後の編集作業などによって、サムネイル画像を削除するような場合において、効率的な処理とさせることが可能である(“本来の本編部分”に対する再符号化処理を行わせないようにさせることも可能なため)。
なお、本実施例では、映像コンテンツの先頭に付加するサムネイルを、“静止画像”としているが、サムネイル映像(動画)を付加するようにしても構わない。ただし、この場合には、サムネイル映像が付加された“新たな本編映像”の再生の際に、「映像の連続性を損なうなど(視聴した際に見苦しいなど)の不利益」が顕在化する傾向となる。
本実施例では、“ランダムアクセス可能な情報記録媒体”の具体例として、HDDとDVDとを用いて説明したが、その他のディスク媒体(例えば、VCD、DVA、CD等)であってもよく、半導体メモリなどであっても構わない。また、本発明における“映像記録再生装置”とは、いわゆるDVDレコーダといった装置に限られるというものではなく、“ランダムアクセス可能な情報記録媒体”に対するデータの記録再生動作を行える装置を指し、他の機能をも併せ持つ装置(例えば、液晶テレビ一体型のDVDレコーダや、ビデオカメラ、パソコンなど)であっても構わない。
1 映像記録再生装置
2 DVD(ランダムアクセス可能な情報記録媒体)
11 制御部
12 入力部
17 メモリ部(ランダムアクセス可能な情報記録媒体)
21 静止画像生成部
153 サムネイル抽出部
154 コンテンツ・サムネイル結合処理部
200 MPEG部
1511 HDD(ランダムアクセス可能な情報記録媒体)
2 DVD(ランダムアクセス可能な情報記録媒体)
11 制御部
12 入力部
17 メモリ部(ランダムアクセス可能な情報記録媒体)
21 静止画像生成部
153 サムネイル抽出部
154 コンテンツ・サムネイル結合処理部
200 MPEG部
1511 HDD(ランダムアクセス可能な情報記録媒体)
Claims (6)
- ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶させることが可能な映像記録再生装置であって、サムネイル抽出部と、コンテンツ・サムネイル結合処理部と、を備えることにより、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記サムネイル抽出部により抽出し、当該抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記コンテンツ・サムネイル結合処理部によって、前記映像コンテンツの先頭に結合させることを特徴とする映像記録再生装置。
- ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶することが可能な映像記録再生装置であって、サムネイル抽出部と、コンテンツ・サムネイル結合処理部と、入力部とを備えることにより、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツを他の情報記録媒体へと記録させる複製処理若しくは編集処理時には、サムネイルをコンテンツ映像に付加するか否かの判断をユーザに求め、これに対して前記入力部に行われるユーザからの指示が、付加する旨の指示であった場合には、前記映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記サムネイル抽出部により抽出し、当該抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記コンテンツ・サムネイル結合処理部によって、前記映像コンテンツの先頭に結合させて前記他の情報記録媒体へと記録させることを特徴とする映像記録再生装置。
- 静止画像生成部を備えることにより、前記サムネイル画像若しくはサムネイル映像から、静止画像を生成し、当該静止画像を前記映像コンテンツの先頭に結合させることにより、前記抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像と前記映像コンテンツとの結合処理を行わせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の映像記録再生装置。
- 映像音声信号をMPEG規格に基づいて符号化するMPEG部を備えることにより、前記サムネイル画像若しくはサムネイル映像から、Iピクチャを1フレーム生成し、当該Iピクチャを前記映像コンテンツから生成されるMPEG符号化ストリームの先頭に結合させることで、前記抽出されたサムネイル画像若しくはサムネイル映像と前記映像コンテンツとの結合処理を行わせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の映像記録再生装置。
- ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶させることが可能な映像記録再生装置における映像コンテンツの記録方法であって、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記映像コンテンツの先頭に結合させて記録することを特徴とする映像コンテンツ記録方法。
- ランダムアクセス可能な情報記録媒体を備え、当該情報記録媒体に記録される各映像コンテンツに対応づけてサムネイル画像若しくはサムネイル映像を記憶することが可能な映像記録再生装置における映像コンテンツの記録方法であって、前記情報記録媒体に記録されている映像コンテンツを他の情報記録媒体へと記録させる複製処理若しくは編集処理時には、サムネイルをコンテンツ映像に付加するか否かの判断をユーザに求め、これに対するユーザからの指示が、付加する旨の指示であった場合には、前記映像コンテンツに対応付けられたサムネイル画像若しくはサムネイル映像を、前記映像コンテンツの先頭に結合させて前記他の情報記録媒体へと記録させることを特徴とする映像コンテンツ記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005206409A JP2007028128A (ja) | 2005-07-15 | 2005-07-15 | 映像記録再生装置及び映像コンテンツ記録方法 |
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ID=37788307
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8958687B2 (en) | 2010-02-16 | 2015-02-17 | Cisco Technology Inc. | Video trick mode mechanism |
-
2005
- 2005-07-15 JP JP2005206409A patent/JP2007028128A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8958687B2 (en) | 2010-02-16 | 2015-02-17 | Cisco Technology Inc. | Video trick mode mechanism |
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